JP4842658B2 - 磁気センサ装置 - Google Patents

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本発明は、磁界の変化を検出する磁気センサ装置に関する。
従来より、磁界の強さの変化に対して高い磁気抵抗変化率を有するという特徴からGMR(巨大磁気抵抗効果)素子と称される磁気抵抗素子が知られている。特許文献1には、車両のハンドルのような回転体の回転角度をGMR素子を用いて磁気的に検出する回転角度検出装置に関する技術が開示されている。この種の磁気センサ装置にあっては、GMR素子を用いることで磁界の強さの変化に対する感度が高く、それにより検出精度を高められる等の利点がある。
特開2005−195471号公報
しかしながら、GMR素子は、それ単独で磁界の強さを検出することはできるが、磁界の方向を検出することはできない。ここに、GMR素子以外に磁界の変化を検出するものとしてホール素子が知られている。しかし、ホール素子は、それ単独で磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるが、その一方で磁界の強さの変化に対する感度がGMR素子に比べて低いということも否定できない。
このため、GMR素子が用いられている磁気センサ装置において、GMR素子からホール素子への置き換えを図ろうとすると、磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるが、磁界の強さの変化に対する感度の低いものしか得られないことになる。一方、ホール素子が用いられている磁気センサ装置において、ホール素子からGMR素子への置き換えを図ろうとすると、磁界の強さの変化に対する感度は高くなるが、磁界の方向を検出できないものしか得られないことになる。
本発明は、このような問題点に着目してなされたものであって、その目的は、磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるとともに、磁界の強さの変化に対する感度の高いものを得ることが可能な磁気センサ装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、磁界の変化を検出する磁気センサ装置において、磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段と、磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段と、第1の検出手段から出力される第1の電気信号と第2の検出手段から出力される第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段とを備え、第2の検出手段は、磁場中の磁気との間で磁力を発生させる磁力発生手段と、その磁力発生手段と磁場中の磁気との間で発生した磁力により磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧を発生する電圧発生手段とを含み、特定手段は、電圧発生手段にて発生した電圧の極性を指標として磁界の方向を特定することをその要旨としている。
請求項2に記載の発明は、磁界の変化を検出する磁気センサ装置において、磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段と、磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段と、第1の検出手段から出力される第1の電気信号と第2の検出手段から出力される第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段とを備え、第2の検出手段は、電流を流すための配線と、磁場中にあってその配線に電流が流されることで磁気センサ装置に働くローレンツ力により磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧を発生する電圧発生手段とを含み、特定手段は、電圧発生手段にて発生した電圧の極性を指標として磁界の方向を特定することをその要旨としている。
請求項3に記載の発明は、磁界の変化を検出する磁気センサ装置において、磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段と、磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段と、第1の検出手段から出力される第1の電気信号と第2の検出手段から出力される第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段とを備え、第2の検出手段は、磁石と、磁場中にあってその磁石と磁場中の磁気とが互いに及ぼし合う磁力により磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧を発生する電圧発生手段とを含み、特定手段は、電圧発生手段にて発生した電圧の極性を指標として磁界の方向を特定することをその要旨としている。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の発明によると、磁界の強さが第1の検出手段により検出されるとともに、磁界の方向が第2の検出手段により検出されることで、磁界の強さと磁界の方向との両者を検出することが可能である。ここに、磁界の強さの変化に対する感度は第1の検出手段の性能に依存する。このため、例えばGMR素子の如く磁界の強さの変化に対する感度の高いものを第1の検出手段として用いれば、磁界の強さの変化に対する感度の高いものが得られる。そして、第2の検出手段については、単に磁界の方向のみを検出できるものであればよく、例えば圧電効果を利用したものを用いればよい。
尚、例えばホール素子の如く、それ単独で磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるものを第1の検出手段又は第2の検出手段の代わりに用いる構成は本発明に含まれない。
本発明に含まれない構成の例として、第1の検出手段としてGMR素子を用いるとともに、第2の検出手段に代えてホール素子を用いる構成を想定する。このような構成にあっては、第2の検出手段について単に磁界の方向のみを検出できるものであればよいところ、それ単独で磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるものが第2の検出手段の代わりに用いられている。つまり、第1の検出手段単独で磁界の強さを検出できるにも拘わらず、第2の検出手段に代わるホール素子にも磁界の強さを検出するために必要な構成が含まれている。従って、このような構成の磁気センサ装置にあっては、磁界の強さを検出するために必要な構成が重複して設けられていることに起因して小型軽量化の妨げとなるから好ましくない。
また、本発明に含まれない構成の別の例として、第1の検出手段に代えてホール素子を用いるとともに、第2の検出手段として圧電効果を利用したものを用いた構成を想定する。このような構成にあっては、第1の検出手段について単に磁界の強さのみを検出できるものであればよいところ、それ単独で磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるものが第1の検出手段の代わりに用いられている。つまり、第2の検出手段単独で磁界の方向を検出できるにも拘わらず、第1の検出手段に代わるホール素子にも磁界の方向を検出するために必要な構成が含まれている。
従って、このような構成の磁気センサ装置にあっては、磁界の方向を検出するために必要な構成が重複して設けられていることに起因して小型軽量化の妨げとなるから好ましくない。加えて、このような構成の磁気センサ装置にあっては、磁界の強さの変化に対する感度の低いものしか得られない点において本発明の磁気センサ装置よりも劣ることは言うまでもない。
特に、請求項1に記載の発明によると、磁場中にあって磁力発生手段と磁場中の磁気との間に磁力が発生する。すると、このように発生した磁力により磁気センサ装置が歪まされる。そして、このようにして磁気センサ装置が歪んだとき、磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧が電圧発生手段に発生する。そして、このように電圧発生手段に発生した電圧の極性を指標として磁界の方向が特定される。従って、第2の検出手段を備えることで第1の検出手段では検出できない磁界の方向を検出することができる。
請求項2に記載の発明によると、磁場中にあって配線に電流が流されたとき、磁気センサ装置にローレンツ力が働いて磁気センサ装置が歪む。そして、このようにして磁気センサ装置が歪んだとき、磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧が電圧発生手段に発生する。ここに、電流の流れる方向と、電圧発生手段にて発生する電圧の極性(ローレンツ力により磁気センサ装置が歪む方向)とが決まれば、フレミングの左手の法則から自ずと磁界の方向が求まる。そして、このような原理を用いることで磁界の方向を検出することができる。
請求項3に記載の発明によると、磁場中に磁石が存在するとき、磁石と磁場中の磁気との間に磁力が働いて磁気センサ装置が歪む。そして、このようにして磁気センサ装置が歪んだとき、磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧が電圧発生手段に発生する。そして、このように電圧発生手段に発生した電圧の極性を指標として磁界の方向が特定される。従って、第2の検出手段を備えることで第1の検出手段では検出できない磁界の方向を検出することができる。
本発明は、以上のように構成されているため、次のような効果を奏する。
本発明によれば、磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるとともに、磁界の強さの変化に対する感度の高いものを得ることができる。
以下、本発明を具体化した一実施形態を説明する。
図1に示すように、磁気センサ装置1は、ガラスよりなる台座10の上面に、シリコンがダイヤフラム加工されてなるセンサチップ20が接合されるとともに、1チップ化されている。
図2に示すように、センサチップ20の上面には、磁性層と非磁性層とが交互に積層されてなるGMR素子21及び圧電素子22がそれぞれ薄膜形成されるとともに、アルミよりなる配線23及び処理回路24がそれぞれ設けられている。GMR素子21は、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の強さの変化によって電気抵抗値が変化する。そして、図3に示すように、処理回路24は、GMR素子21の電気抵抗値の変化を電圧変化として読み取るとともに、このように監視している電圧を指標として、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の強さを特定する。
圧電素子22は、磁場中にあって配線23に電流が流されることで薄肉部20aに働くローレンツ力により、図4(a)に示すように、薄肉部20aが上側に凸の態様で湾曲するように歪まされたとき、極性がプラスとなる電圧を発生するとともに、その電圧を処理回路24に出力する。一方、圧電素子22は、同様にして、図4(b)に示すように、薄肉部20aが下側に凸の態様で湾曲するように歪まされたとき、極性がマイナスとなる電圧を発生するとともに、その電圧を処理回路24に出力する。そして、処理回路24は、圧電素子22から入力される電圧の極性を指標として、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の方向を特定する。
次に、磁気センサ装置1の作用について説明する。
まず、図5(a)を用いて、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の方向が矢印B1で示す方向である場合について説明する。そして、このような磁場中にあって、矢印I1で示す方向に沿って配線23に電流が流されたとき、フレミングの左手の法則により、矢印F1で示す方向にローレンツ力が働いて薄肉部20aが上側に凸となるように歪まされる。すると、極性がプラスとなる電圧が圧電素子22に発生するとともに、その電圧が圧電素子22から処理回路24に出力される。そして、このようにして圧電素子22から入力される電圧の極性を指標として、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の方向が矢印B1で示す方向である旨が処理回路24により特定される。尚、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の強さについては、GMR素子21の電気抵抗値に応じた監視電圧を指標として処理回路24により特定される。
次いで、図5(b)を用いて、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の方向が矢印B2で示す方向である場合について説明する。そして、このような磁場中にあって、矢印I2で示す方向に沿って配線23に電流が流されたとき、フレミングの左手の法則により、矢印F2で示す方向にローレンツ力が働いて薄肉部20aが下側に凸となるように歪まされる。すると、極性がマイナスとなる電圧が圧電素子22に発生するとともに、その電圧が圧電素子22から処理回路24に出力される。そして、このようにして圧電素子22から入力される電圧の極性を指標として、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の方向が矢印B2で示す方向である旨が処理回路24により特定される。尚、磁気センサ装置1の置かれている磁場中の磁界の強さについては、GMR素子21の電気抵抗値に応じた監視電圧を指標として処理回路24により特定される。
本実施形態においてGMR素子21は、磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段に相当する。一方、圧電素子22と配線23とにより、磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段が構成されている。他方、処理回路24は、第1の電気信号と第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段に相当する。
以上、詳述したように本実施形態によれば、次のような作用、効果を得ることができる。
(1)磁界の強さがGMR素子21により検出されるとともに、磁界の方向が圧電素子22により検出されることで、磁界の強さと磁界の方向との両者を検出することが可能である。ここに、磁界の強さの変化に対する感度はGMR素子21の性能に依存する。このため、磁界の強さの変化に対する感度の高いGMR素子21により磁界の強さを検出するようにした本実施形態の構成にあっては、磁界の強さの変化に対する感度の高い磁気センサ装置1が得られる。従って、磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるとともに、磁界の強さの変化に対する感度の高いものを得ることができる。
(2)磁場中にあって配線23に電流が流されたとき、配線23と磁場中の磁気との間に磁力(ローレンツ力)が発生する。すると、このように発生した磁力により薄肉部20aが歪まされる。そして、このようにして薄肉部20aが歪んだとき、薄肉部20aが歪む方向によって極性の異なる電圧が圧電素子22に発生する。そして、このように圧電素子22に発生した電圧の極性を指標として磁界の方向が特定される。従って、圧電素子22及び配線23を備えることでGMR素子21では検出できない磁界の方向を検出することができる。
(3)磁場中にあって配線23に電流が流されたとき、薄肉部20aにローレンツ力が働いて薄肉部20aが歪む。そして、このようにして薄肉部20aが歪んだとき、薄肉部20aが歪む方向によって極性の異なる電圧が圧電素子22に発生する。ここに、電流の流れる方向と、圧電素子22にて発生する電圧の極性(ローレンツ力により薄肉部20aが歪む方向)とが決まれば、フレミングの左手の法則から自ずと磁界の方向が求まる。そして、このような原理を用いることで磁界の方向を検出することができる。
(4)GMR素子21を用いるとともに、圧電素子22及び配線23に代えてホール素子を用いた場合、磁界の強さを検出するために必要な構成が重複して設けられていることに起因して小型軽量化の妨げとなるから好ましくない。これに対して、本実施形態の磁気センサ装置1にあっては、磁界の強さを検出するために必要な構成が重複して設けられていないため、磁気センサ装置1の小型軽量化に貢献できる。
(5)GMR素子21に代えてホール素子を用いるとともに、圧電素子22及び配線23を用いた場合、磁界の方向を検出するために必要な構成が重複して設けられていることに起因して小型軽量化の妨げとなるから好ましくない。加えて、このような構成の磁気センサ装置にあっては、磁界の強さの変化に対する感度の低いものしか得られない点において本実施形態の磁気センサ装置1よりも劣ることは言うまでもない。これに対して、本実施形態の磁気センサ装置1にあっては、磁界の方向を検出するために必要な構成が重複して設けられていないため、磁気センサ装置1の小型軽量化に貢献できる。
(6)それ単独で磁界の強さと磁界の方向との両者を検出できるホール素子が用いられている磁気センサ装置から磁気センサ装置1への置き換えを図ることができる。しかも、このような置き換えにより、磁界の強さの変化に対する感度の高いものを得ることができる。
(7)ホール素子が用いられている磁気センサ装置にあっては、ホール素子の出力信号を増幅する際の増幅率を大きくすることで、磁界の強さの変化に対する感度が低いことをカバーしている。つまり、このような磁気センサ装置にあっては、処理回路として複雑なものが必要である。これに対して、本実施形態の磁気センサ装置1にあっては、磁界の強さの変化に対する感度が高いことから、GMR素子21の出力信号を増幅する必要があるにしろ、増幅率を小さなものとして差し支えない。従って、処理回路24の構成を簡略化できるとともに、このことによっても磁気センサ装置1の小型軽量化に貢献できると言える。
(8)ホール素子が用いられている磁気センサ装置にあっては、磁界の強さの変化に対する感度が低いことから、磁気回路に工夫を凝らす必要がある。これに対して、本実施形態の磁気センサ装置1にあっては、磁界の強さの変化に対する感度が高いことから、磁気回路にさほど工夫を凝らさなくてもよく簡便である。
尚、前記実施形態は、次のように変更して具体化することも可能である。
・ダイヤフラム加工されたセンサチップ20に代えて梁を有するセンサチップを用いてもよい。この場合、その梁に圧電素子22及び配線23が設けられていればよい。
・配線23に代えて磁石が薄肉部20aに設けられた構成を採用してもよい。つまり、圧電素子22と磁石とにより第2の検出手段を構成してもよい。同構成によると、磁場中に磁石が存在するとき、磁石と磁場中の磁気との間に磁力が働いて薄肉部20aが歪む。そして、このようにして薄肉部20aが歪んだとき、薄肉部20aが歪む方向によって極性の異なる電圧が圧電素子22に発生する。そして、このように圧電素子22に発生した電圧の極性を指標として磁界の方向が特定される。従って、圧電素子22及び磁石を備えることでGMR素子21では検出できない磁界の方向を検出することができる。
・単一の圧電素子22を備える構成に代えて、2つの圧電素子がハーフブリッジ接続された構成、或いは4つの圧電素子がフルブリッジ接続された構成を採用してもよい。
・電圧発生手段は、圧電素子22に限定されない。例えば、ひずみセンサ(ひずみ抵抗素子と処理回路)を電圧発生手段としてもよい。この場合、ひずみ抵抗素子をブリッジ接続すれば、薄肉部20aの変形に応じて電気抵抗値が変化するとともに、薄肉部20aの変形方向に応じて極性の異なる電圧が処理回路から出力されることになる。
磁気センサ装置の断面図。 磁気センサ装置の平面図と信号の流れを示したブロック図とを兼ねた説明図。 磁界の強さに対する監視電圧を示す特性図。 (a)薄肉部が上側に凸の態様で湾曲するように歪まされている様子を示す磁気センサ装置の断面図。
(b)薄肉部が下側に凸の態様で湾曲するように歪まされている様子を示す磁気センサ装置の断面図。
(a)磁気センサ装置の作用を説明するための説明図であって、薄肉部が上側に凸となるように歪まされている様子を示す斜視図。
(b)磁気センサ装置の作用を説明するための説明図であって、薄肉部が下側に凸となるように歪まされている様子を示す斜視図。
符号の説明
1…磁気センサ装置、21…GMR素子(第1の検出手段)、22…圧電素子(第2の検出手段、電圧発生手段)、23…配線(第2の検出手段、磁力発生手段)、24…処理回路(特定手段)。

Claims (3)

  1. 磁界の変化を検出する磁気センサ装置において、
    磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段と、
    磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段と、
    第1の検出手段から出力される第1の電気信号と第2の検出手段から出力される第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段とを備え
    第2の検出手段は、磁場中の磁気との間で磁力を発生させる磁力発生手段と、その磁力発生手段と磁場中の磁気との間で発生した磁力により磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧を発生する電圧発生手段とを含み、
    特定手段は、電圧発生手段にて発生した電圧の極性を指標として磁界の方向を特定することを特徴とする磁気センサ装置。
  2. 磁界の変化を検出する磁気センサ装置において、
    磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段と、
    磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段と、
    第1の検出手段から出力される第1の電気信号と第2の検出手段から出力される第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段とを備え
    第2の検出手段は、電流を流すための配線と、磁場中にあってその配線に電流が流されることで磁気センサ装置に働くローレンツ力により磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧を発生する電圧発生手段とを含み、
    特定手段は、電圧発生手段にて発生した電圧の極性を指標として磁界の方向を特定することを特徴とする磁気センサ装置。
  3. 磁界の変化を検出する磁気センサ装置において、
    磁界の強さのみを検出するとともに、磁界の強さを示す第1の電気信号を出力する第1の検出手段と、
    磁界の方向のみを検出するとともに、磁界の方向を示す第2の電気信号を出力する第2の検出手段と、
    第1の検出手段から出力される第1の電気信号と第2の検出手段から出力される第2の電気信号とを指標として磁界の強さと磁界の方向との両者を特定する特定手段とを備え
    第2の検出手段は、磁石と、磁場中にあってその磁石と磁場中の磁気とが互いに及ぼし合う磁力により磁気センサ装置が歪む方向によって極性の異なる電圧を発生する電圧発生手段とを含み、
    特定手段は、電圧発生手段にて発生した電圧の極性を指標として磁界の方向を特定することを特徴とする磁気センサ装置。
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