JP4768962B2 - 多相電流検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、多相電流を検出する多相電流検出装置に関する。
電流経路を流れる電流を検出する表面実装型電流センサとしては、例えば特許文献1に記載されたもので、図5に示すものが知られている。この表面実装型電流センサにおいては、電流経路51を流れる電流により発生する磁束が、磁性体よりなる集磁板52で集磁され、この集磁された磁束が磁気センサ53に加わると、磁気センサ53から、その集磁板52からの漏磁束密度に比例した電圧が出力され、増幅器54により増幅される。
また、表面実装型電流センサとしては図6に示すものが知られており、図7は図6のA−A線断面図である。この表面実装型電流センサは、基板71と同一平面内に設けた第1アイランドには、増幅器ICチップ61が搭載され、基板71に立設した第2アイランド72には、縦型磁気センサ62が搭載され樹脂63で封止され、全体が樹脂64で封止されている。増幅器ICチップ61は、縦型磁気センサ62と配線され、アウターリード65と配線されている。
この表面実装型電流センサを、図8に示すように、電流経路82を流れる電流により発生する磁束が縦型磁気センサ62の感磁面73を貫くように、配置すると、縦型磁気センサ62から磁束密度に比例した電圧が出力され、増幅器ICチップ61により増幅される。
米国特許第5,942,895A号明細書
しかしながら、このような表面実装型電流センサを用いて、多相電流を検出する場合には、ある相の電流を検出する表面実装型電流センサが、他の相の電流により発生した磁束の影響を受けることがあり、正確な出力値が得られなかった。
そこで、本発明は、このような問題を解決し、磁気センサを用いた多相電流検出装置であって、多相電流検出をより正確に行うことができる多相電流検出装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、多相電流をそれぞれ流す複数の電流経路であって、各電流経路のうちの検出電流路を除く電流経路を、前記被検出電流路に対して同一平面内で実質的に直角をなすように設けた複数の電流経路と、前記被検出電流路を流れる電流により発生した磁束が感磁面を貫くように前記被検出電流路にそれぞれ設けた表面実装型磁気センサと、前記表面実装型磁気センサにより検出された磁束に比例した電気信号を出力する電気信号出力手段とを備え、前記複数の電流経路がそれぞれ有する前記被検出電流路をすべて同一直線上に整列させたことを特徴とする。
本発明によれば、上記のように構成したので、多相電流により生じる磁気の影響を受けず、多相電流の検出をより正確に行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
<第1の実施の形態>
図1は本発明の第1の実施の形態を示す。これは3相交流電流を3つの表面実装型電流センサ11、12、13を用いて検出する3相電流検出装置の例である。
3相交流のU相、V相、およびW相の電流が流れる3つの電流経路にあっては、各被検出電流路1U、1V、1Wを同一平面内で同一直線上に整列させてあり、被検出電流路1U、1V、1Wを除く電流経路を、被検出電流路1U、1V、1Wに対して同一平面内で逆方向に実質的に直角をなすように設けてあり、少なくとも、被検出電流路1U、1V、1Wを除く電流経路を流れる電流により発生した磁束が、被検出電流路1U、1V、1Wに影響せず、しかも隣り合う電流経路の被検出電流路に影響しない距離までこれら直角をなす部分から延長してある。
図2は図1の表面実装型電流センサ11、12、13の構造を示し、図3は図2のA−A線断面図を示す。この表面実装型電流センサは、基板31と同一平面内に設けた第1アイランドには、増幅器ICチップ21が搭載してあり、基板31に立設した第2アイランド32には、縦型磁気センサ22が搭載してあり、樹脂23で封止してあり、全体が樹脂24で封止してある。増幅器ICチップ21は、縦型磁気センサ22と配線してあり、アウターリード25と配線してある。
この表面実装型電流センサは、被検出電流路1U、1V、1Wに、被検出電流路1U、1V、1Wを流れる電流により発生する磁束が縦型磁気センサ22の感磁面33を貫くように配置してある。
この3相電流検出装置においては、各被検出電流路1U、1V、1Wを同一平面内で同一直線上に整列させたので、被検出電流路1U、1V、1Wを流れる電流によりそれぞれ発生した磁束は、互いに影響せず、また、被検出電流路1U、1V、1Wを除く電流経路を、被検出電流路1U、1V、1Wに対して同一平面内で逆方向に実質的に直角をなすように設けたので、被検出電流路1U、1V、1Wを除く電流経路を流れる電流により発生した磁束は、縦型磁気センサ22の感磁面33を貫くことはない。
このように、縦型磁気センサ22の感磁面には、縦型磁気センサ22を配置した被検出電流路を流れる電流により発生する磁束のみが貫き、他の磁束が貫くことがないので、縦型磁気センサ22により検出される磁束密度は、電流経路に流れる電流に正確に比例することになり、したがって3相電流検出をより正確に行うことができる。
なお、表面実装型電流センサは、被検出電流路に可能な限り近接させて配置するのが望ましい。また、表面実装型電流センサは被検出電流路の中央部に配置するのが望ましい。さらに、被検出電流路は、表面実装型電流センサの幅(W)の3倍以上の長さ(L)を有するのが望ましい。
<第2の実施の形態>
本実施の形態は、第1の実施の形態との比較でいえば、3つの電流経路のパターンが異なる。すなわち、第1の実施の形態においては、3相交流のU相、V相、およびW相の電流が流れる3つの電流経路は、各被検出電流路1U、1V、1Wが同一平面内で同一直線上に整列させてあり、被検出電流路1U、1V、1Wを除く電流経路を、被検出電流路1U、1V、1Wに対して同一平面内で逆方向に実質的に直角をなすように設けてあり、少なくとも、被検出電流路1U、1V、1Wを除く電流経路を流れる電流により発生した磁束が、被検出電流路1U、1V、1Wに影響せず、しかも隣り合う電流経路の被検出電流路に影響しない距離までこれら直角をなす部分から延長してある。
これに対して、本実施の形態においては、図4に示すように、3相交流のU相、V相、およびW相の電流が流れる3つの電流経路は、各被検出電流路4U、4V、4Wを同一平面内で同一直線上に整列させてあり、被検出電流路4U、4V、4Wを除く電流経路を、被検出電流路4U、4V、4Wに対して同一平面内で同一方向に実質的に直角をなすように設けてあり、少なくとも、被検出電流路4U、4V、4Wを除く電流経路を流れる電流により発生した磁束が、被検出電流路4U、4V、4Wに影響せず、しかも隣り合う電流経路の被検出電流路に影響しない距離までこれら直角をなす部分から延長してある。
この3相電流検出装置においては、各被検出電流路4U、4V、4Wが同一平面内で同一直線上に整列させたので、被検出電流路4U、4V、4Wを流れる電流によりそれぞれ発生した磁束は、互いに影響せず、また、被検出電流路4U、4V、4Wを除く電流経路を、被検出電流路4U、4V、4Wに対して同一平面内で同一方向に実質的に直角をなすように設けたので、被検出電流路4U、4V、4Wを除く電流経路を流れる電流により発生した磁束は、縦型磁気センサ22の感磁面33を貫くことはない。
このように、縦型磁気センサ22の感磁面には、縦型磁気センサ22を配置した被検出電流路を流れる電流により発生する磁束のみが貫き、他の磁束が貫くことがないので、縦型磁気センサ22により検出される磁束密度は、電流経路に流れる電流に正確に比例することになり、したがって3相電流検出をより正確に行うことができる。
本発明の第1の実施の形態を示す図である。 表面実装型電流センサの一例を示す平面図である 図2のA−A線断面図である。 本発明の第2の実施の形態を示す図である。 表面実装型電流センサを用いた電流検出を説明するための図である。 表面実装型電流センサの構造を示す平面図である。 図6のA−A線断面図である。 表面実装型電流センサの配置例を示す図である。
符号の説明
1U、1V、1W、4U、4V、4W 被検出電流路
11、12、13 表面実装型電流センサ
21 増幅器ICチップ
22 縦型磁気センサ
23、24 樹脂
25 アウターリード
31 基板
32 第2アイランド

Claims (1)

  1. 多相電流をそれぞれ流す複数の電流経路であって、各電流経路のうちの被検出電流路を除く電流経路を、前記被検出電流路に対して同一平面内で実質的に直角をなすように設けた複数の電流経路と、
    前記被検出電流路を流れる電流により発生した磁束が感磁面を貫くように前記被検出電流路にそれぞれ設けた表面実装型磁気センサと、
    前記表面実装型磁気センサにより検出された磁束に比例した電気信号を出力する電気信号出力手段と
    を備え、
    前記複数の電流経路がそれぞれ有する前記被検出電流路をすべて同一直線上に整列させたことを特徴とする多相電流検出装置。
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