JP4842217B2 - オーバー/アンダーサンプリングにおけるサンプリング周波数探索方法及びプログラム - Google Patents

オーバー/アンダーサンプリングにおけるサンプリング周波数探索方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、アンダー/オーバーサンプリングにおけるサンプリング周波数探索方法及びプログラムに関する。特に、複数のシステム帯域について複数のチャネル帯域を、同時に周波数変換をすることができる技術に関する。
アンダーサンプリングとは、受信信号をナイキスト周波数よりも低い周波数でサンプリングすることにより、意図的にエイリアシングイメージを発生させて周波数変換をする方法をいう(例えば非特許文献1参照)。サンプリング周波数が低いので、受信機の処理能力を比較的低くできるが、ノイズ除去のためのフィルタの設計が複雑となる。逆に、オーバーサンプリングとは、受信信号をナイキスト周波数よりも高い周波数でサンプリングすることにより、周波数変換をする方法をいう。サンプリング周波数が高いので、ノイズ除去のためのフィルタの設計を簡単にできるが、受信機に対して高い処理能力が要求される。
従来技術における受信機は、アンテナと、低雑音増幅器LNA(Low Noise Amplifier)と、バンドパスフィルタBPF(Band Path Filter)と、A/D変換器ADC(Analog/Digital Converter)とから構成されている。アンテナによって受信された信号は、低雑音増幅器によって増幅され、バンドパスフィルタによって所定帯域のみが取り出される。A/D変換器は、その帯域のみを、オーバー/アンダーサンプリングによって周波数変換する。尚、複数のシステム帯域について複数のチャネル帯域がある場合、バンドパスフィルタは、システム帯域毎に並列に設けられる。
周波数変換されたデジタル信号は、直交復調器に入力される。直交復調器は、数値制御発振器NCO(Numerical Controlled Oscillator)によってチャネルのイメージ周波数の正弦波を発生させ、乗算器によるミキサで、サンプリング後の信号と正弦波信号とを乗算することによりチャネルのベースバンド信号IチャネルとQチャネルとの信号を出力する(例えば特許文献1参照)。
図1は、アンダーサンプリングを用いた場合における周波数成分のイメージ図である。
図1によれば、横軸が周波数を表している。白抜きの矩形状はシステム帯域を表し、斜線の半楕円形状はチャネル帯域を表す。システム帯域に対して、所定のアンダーサンプリング周波数Fsを用いて周波数変換をすることによって、周波数Fs/2以下の低い周波数帯にエイリアシングが発生する。
符号は、以下のように定義される。
Fc:システム帯域の中心周波数
BW:システム帯域幅
Fch:チャネル帯域の中心周波数
BWch:チャネル帯域幅
Fif:サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、システム帯域に対応する第1のエイリアシングシステム帯域の中心周波数
Fifch:サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、チャネル帯域に対応するエイリアシングチャネル帯域の中心周波数
図2は、アンダーサンプリングにおけるエイリアシングイメージの対応説明図である。
以下のような関数を定義する。
fix(a):aの小数点以下が切り捨てられた値を得る関数
rem(a,b):aをbで割った余りを得る関数
アンダーサンプリング時のサンプリング周波数Fsに対して、以下のFifが導出される。
fix(Fc/(Fs/2))が、偶数である場合、Fif=rem(Fc,Fs)
奇数である場合、Fif=Fs−rem(Fc,Fs) 式(1)
周波数信号の折り返しは、サンプリング周波数の半分(Fs/2)毎に生じる。従って、前述の式(1)によって、システム帯域の中心周波数Fcが折り返される回数を、Fc/(Fs/2)によって算出する。算出された値は、fix()によって小数点以下が切り捨てられる。式(1)によって得られる値の偶数/奇数は、図2に表されている。
式(1)の値が偶数であった場合、Fs/2以下に折り返されたエイリアシングのシステム帯域の中心周波数Fifを算出する。rem(Fc,Fs)は、FcをFsで割った余りの値を得る。従って、FcがFs/2以下に折り返された周波数Fifは、図2(a)に表されている。
式(1)の値が奇数であった場合、Fs/2以下に折り返されたエイリアシング後のチャネルの中心周波数Fifを算出する。従ってFcがFs/2以下に折り返された周波数Fifは、図2(b)に表されている。
他の関連技術として、アンダーサンプリングを用いて、複数の無線システム帯域についてシステム帯域毎に1つのチャネルを周波数変換する際に、できる限り低いサンプリング周波数を探索することができるサンプリング周波数探索方法及びプログラムの技術がある(例えば特許文献2参照)。この技術によれば、できる限り低いサンプリング周波数Fsを探索することができるので、高速なA/D変換器を必要とせず、デジタル信号処理のためのデータ量も削減でき、更には消費電力の低減をもたらす。
Dennis M. Akos, Michael Stockmaster, JamesB. Y. Tsui and Joe Caschera 「Direct Bandpass Sampling of Multiple Distinct RFSignals」、IEEE Transactions on communications、vol.47、No.7、July 1999、pp.983-988 特開2001−045081号公報 特開2006−180373号公報
特許文献2に記載された技術によれば、複数のシステム帯域を1つのA/D変換器で同時にサンプリングする場合、アンダーサンプリングに基づくサンプリング周波数Fsを探索することができる。しかしながら、2つのシステム帯域に対し、一方をアンダーサンプリングによって周波数変換をし、他方をオーバーサンプリングによって周波数変換をすることによって、それぞれのチャネル帯域が、エイリアシングの影響を受けることのないサンプリング周波数Fsを求めることはできない。
尚、複数のシステム帯域を1つのA/D変換器で同時にサンプリングする場合、そのサンプリング周波数Fsは、全てのシステム帯域を加算した帯域幅の2倍以上が必要となる。従って、アンダーサンプリング可能なサンプリング周波数が少なくなり、必然的にサンプリング周波数が高くなるという問題があった。
そこで、本発明は、複数のシステム帯域における複数のチャネル帯域を1つのA/D変換器で同時にサンプリングする場合、オーバー/アンダーサンプリングを両立させて周波数変換をする場合であっても、できる限り低いサンプリング周波数を探索することができるサンプリング周波数探索方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明によれば、オーバーサンプリングによって検出される第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、アンダーサンプリングによって検出される第2のシステム帯域の第2のチャネル帯域とを、一括して周波数変換するためのサンプリング周波数Fsを探索する受信機のサンプリング周波数探索方法であって、
周波数0又はFs/2によって生じた、第1のシステム帯域の一部の折り返しイメージが第1のチャネル帯域に干渉せず、且つ、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の一部の折り返しイメージが、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域に干渉しないように、サンプリング周波数Fsを探索するステップを有することを特徴とする。
本発明のサンプリング周波数探索方法における他の実施形態によれば、
第1のシステム帯域の中心周波数をFc1とし、
第2のシステム帯域の中心周波数をFc2とし、
第1のシステム帯域幅をBW1とし、
第2のシステム帯域幅をBW2とし、
第1のチャネル帯域の中心周波数をFch1とし、
第2のチャネル帯域の中心周波数をFch2とし、
第1のチャネル帯域幅をBWch1とし、
第2のチャネル帯域幅をBWch2とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のシステム帯域に対応する第1のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif1とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif2とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のチャネル帯域に対応する第1のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch1とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch2とした際に、
(Fc1+BW1/2+Fch1+BWch1/2)/2 < Fs/2
< (Fc2−BW2/2+Fch2−BWch2/2)
の周波数範囲で、サンプリング周波数Fsが探索されることも好ましい。
本発明のサンプリング周波数探索方法における他の実施形態によれば、
周波数範囲で、サンプリング周波数Fsを仮決めする第1のステップと、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後の第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数Fif2を導出する第2のステップと、
第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域の第2のエイリアシングチャネル帯域とが、周波数領域で干渉の影響を受けるか否かを判定する第3のステップと、
判定が真である場合、サンプリング周波数Fsを所定値ΔFsだけ増分し、第3のステップを更に繰り返し、判定が偽である場合、サンプリング周波数Fsに決定する第4のステップと
を有することも好ましい。
本発明のサンプリング周波数探索方法における他の実施形態によれば、
第1のステップの前段で、第2のエイリアシングチャネル帯域が、周波数0に近いか、又は、Fs/2に近いかを判定するステップを有し、
第3のステップについて、
第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数0に近い場合、
Fifch2−BWch2/2 > −(Fif2−BW2/2)
Fc1−BW1/2 > Fifch2+BWch2/2
Fch1−BWch1/2 > Fif2−BW2/2
Fs/2−(Fc1+BW1/2) > Fch1+BWch1/2
の全てを満たす場合に、周波数領域で干渉しないと判定し、
第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数Fs/2に近い場合、
Fif2−BW2/2 > Fch1+BWch1/2
Fifch2−BWch2/2 > Fc1+BW1/2
Fs/2−(Fif2+BW2/2) > Fifch2+BWch2/2
の全てを満たす場合に、周波数領域で干渉しないと判定することも好ましい。
本発明によれば、オーバーサンプリングによって検出される第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、アンダーサンプリングによって検出される第2のシステム帯域の第2のチャネル帯域とを、一括して周波数変換するためのサンプリング周波数Fsを探索する受信機に搭載されたコンピュータを実行させるサンプリング周波数探索プログラムであって、
周波数0又はFs/2によって生じた、第1のシステム帯域の一部の折り返しイメージが第1のチャネル帯域に干渉せず、且つ、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の一部の折り返しイメージが、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域に干渉しないように、サンプリング周波数Fsを探索するステップを有するようにコンピュータを実行させることを特徴とする。
本発明のサンプリング周波数探索プログラムにおける他の実施形態によれば、
第1のシステム帯域の中心周波数をFc1とし、
第2のシステム帯域の中心周波数をFc2とし、
第1のシステム帯域幅をBW1とし、
第2のシステム帯域幅をBW2とし、
第1のチャネル帯域の中心周波数をFch1とし、
第2のチャネル帯域の中心周波数をFch2とし、
第1のチャネル帯域幅をBWch1とし、
第2のチャネル帯域幅をBWch2とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のシステム帯域に対応する第1のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif1とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif2とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のチャネル帯域に対応する第1のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch1とし、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch2とした際に、
(Fc1+BW1/2+Fch1+BWch1/2)/2 < Fs/2
< (Fc2−BW2/2+Fch2−BWch2/2)
の周波数範囲で、サンプリング周波数Fsが探索されるようにコンピュータを実行させることも好ましい。
本発明のサンプリング周波数探索プログラムにおける他の実施形態によれば、
周波数範囲で、サンプリング周波数Fsを仮決めする第1のステップと、
サンプリング周波数Fsによる周波数変換後の第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数Fif2を導出する第2のステップと、
第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域の第2のエイリアシングチャネル帯域とが、周波数領域で干渉の影響を受けるか否かを判定する第3のステップと、
判定が真である場合、サンプリング周波数Fsを所定値ΔFsだけ増分し、第3のステップを更に繰り返し、判定が偽である場合、サンプリング周波数Fsに決定する第4のステップと
してコンピュータを実行させること好ましい。
本発明のサンプリング周波数探索プログラムにおける他の実施形態によれば、
第1のステップの前段で、第2のエイリアシングチャネル帯域が、周波数0に近いか、又は、Fs/2に近いかを判定するステップを有し、
第3のステップについて、
第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数0に近い場合、
Fifch2−BWch2/2 > −(Fif2−BW2/2)
Fc1−BW1/2 > Fifch2+BWch2/2
Fch1−BWch1/2 > Fif2−BW2/2
Fs/2−(Fc1+BW1/2) > Fch1+BWch1/2
の全てを満たす場合に、周波数領域で干渉しないと判定し、
第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数Fs/2に近い場合、
Fif2−BW2/2 > Fch1+BWch1/2
Fifch2−BWch2/2 > Fc1+BW1/2
Fs/2−(Fif2+BW2/2) > Fifch2+BWch2/2
の全てを満たす場合に、周波数領域で干渉しないと判定するようにコンピュータを実行させることも好ましい。
本発明によれば、受信機であって、
前述したプログラムを実行するコンピュータと、
コンピュータから出力されるサンプリング周波数Fsに応じて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成手段と、
サンプリングクロックに応じて、受信したアナログ信号を、デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と
を有することを特徴とする。
本発明のサンプリング周波数探索方法及びプログラムによれば、複数のシステム帯域を1つのA/D変換器で同時にサンプリングする場合、第1のシステム帯域についてオーバーサンプリングによって周波数変換をし、第2のシステム帯域についてアンダーサンプリングによって周波数変換をする場合であっても、できる限り低いサンプリング周波数を探索することができる。特に、システム帯域間の周波数差が大きい条件下で、オーバー/アンダーサンプリングを両立させ、エイリアシングによるシステム間干渉を発生させることなく、低いサンプリング周波数を探索することができる。これは、高速なA/D変換器を必要とせず、デジタル信号処理のためのデータ量も削減でき、更には消費電力の低減をもたらし、結果的に受信機の小型化も可能とする。
以下では、図面を用いて、本発明を実施するための最良の形態について詳細に説明する。
図3は、受信機の機能構成図である。
図3によれば、2つのシステム帯域の一括サンプリングに対応した受信機が描かれている。アンテナ101による受信信号は、低雑音増幅器102によって増幅され、システム帯域毎のバンドパスフィルタ103によって所定帯域のみが取り出される。所定帯域の2つの受信信号は、A/D変換器104に入力され、一括サンプリングがなされる。
A/D変換器104のサンプリング周波数Fsは、サンプリングクロック生成部108から供給される。サンプリング周波数Fsは、CPU109によって探索される。本発明によれば、第1のシステム帯域をオーバーサンプリングによって、第2のシステム帯域をアンダーサンプリングによって、一括して処理することができるサンプリング周波数Fsであって、最低のサンプリング周波数Fsを探索することに特徴がある。
A/D変換器104から出力されたデジタル信号は、直交復調器105に入力される。直交復調器105は、入力されたデジタル信号を、2つの乗算器によって、数値制御発振器NCOから出力された正弦波信号と乗算する。ここで、数値制御発振器NCOの発振周波数は、エイリアシングチャネル帯域の中心周波数Fifchと同じである。また、Qチャネルには、移相器によってπ/2ラジアンだけ位相の遅れた正弦波が乗算される。その結果、乗算器それぞれは、チャネルのIチャネル及びQチャネルのベースバンド信号を出力する。
直交復調器105から出力されたベースバンド信号(Iチャネル及びQチャネル)はそれぞれ、ローパスフィルタ106によって、直交復調により生じた高周波成分が除去される。各ローパスフィルタ106から出力された信号は、復調器107によって復調される。
図4は、本発明におけるサンプリング周波数Fsの探索範囲のイメージ図である。
オーバーサンプリングによって検出されるシステム帯域1と、アンダーサンプリングによって検出されるシステム帯域2とを、一括して周波数変換するためのサンプリング周波数Fsを探索する。このとき、図4のように、サンプリング周波数Fsの探索範囲を予め決定する。
図4によれば、サンプリング周波数Fsの半分の周波数(Fs/2)によって生じた、システム帯域1の一部の折り返しイメージが、システム帯域1内のチャネル帯域1に干渉しないようにする。且つ、Fs/2によって生じた、システム帯域2の一部の折り返しイメージが、システム帯域2内のチャネル帯域2に干渉しないようにする。
以下のように、定義する。
Fc1:システム帯域1の中心周波数
Fc2:システム帯域2の中心周波数
BW1:システム帯域1の帯域幅
BW2:システム帯域2の帯域幅
Fch1:チャネル帯域1の中心周波数
Fch2:チャネル帯域2の中心周波数
BWch1:チャネル帯域1の帯域幅
BWch2:チャネル帯域2の帯域幅
Fif1:サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、システム帯域1に対応するエイリアシングシステム帯域1の中心周波数
Fif2:サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、システム帯域2に対応するエイリアシングシステム帯域2の中心周波数
Fifch1:サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、チャネル帯域1に対応するエイリアシングチャネル帯域1の中心周波数
Fifch2:サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、チャネル帯域2に対応するエイリアシングチャネル帯域2の中心周波数
前述のように定義した場合、Fs/2を、以下の範囲内で探索する。
(Fc1+BW1/2+Fch1+BWch1/2)/2
< Fs/2 <
(Fc2−BW2/2+Fch2−BWch2/2)/2
Fc1+BW1/2:システム帯域1の最大周波数
Fch1+BWch1/2:チャネル帯域1の最大周波数
これら周波数の間にFs/2が配置された場合、システム帯域1の折り返しイメージが、チャネル帯域1に重ならないようにする。即ち、システム帯域1の折り返しイメージが、チャネル帯域1に重なる場合の周波数よりも高い周波数を、Fs/2に設定する。
Fc2−BW2/2:システム帯域2の最大周波数
Fch2−BWch2/2:チャネル帯域2の最大周波数
これら周波数の間にFs/2が配置された場合、システム帯域2の折り返しイメージが、チャネル帯域2に重ならないようにする。即ち、システム帯域2の折り返しイメージが、チャネル帯域2に重なる場合の周波数よりも低い周波数を、Fs/2に設定する。
図5は、本発明におけるサンプリング周波数Fs探索方法のフローチャートである。
図6は、図5に対応する周波数成分のイメージ図である。
図5の処理は、オーバーサンプリングによって検出されるシステム帯域1と、アンダーサンプリングによって検出されるシステム帯域2とを、一括サンプリングするためのサンプリング周波数Fsを探索するものであって、CPU109によって実行される。
(S401)最初に、図4に基づくサンプリング周波数Fsの周波数範囲で、サンプリング周波数Fsを仮決めする。仮決めのFsは、最小値に設定する。
(S402)次に、システム帯域2を、サンプリング周波数Fsによって周波数変換したエイリアシングシステム帯域2について、システム帯域2の中心周波数Fc2に対応する、エイリアシングシステム帯域2の中心周波数Fif2を導出する。
周波数成分の折り返しは、サンプリング周波数Fs/2毎に生じる。従って、以下の式(1)によって、システム帯域2の中心周波数Fc2が折り返される回数を算出する。
fix{Fc2/(Fs/2)} 式(1)
尚、fix(a)は、aの少数以下を切り捨てた値を得る関数である。
式(1)の値が偶数であった場合、以下の式(2)によってFs/2以下に折り返されたエイリアシングシステム帯域2の中心周波数Fif2を算出する。
Fif2=rem(Fc2,Fs) 式(2)
尚、rem(a,b)は、aをbで割った余りを得る関数である。即ち、式(2)は、Fc2をFsで割った余りの値を得る。
式(1)の値が奇数であった場合、以下の式(3)によってFs/2以下に折り返されたエイリアシングシステム帯域2の中心周波数Fif2を算出する。
Fif2=Fs−rem(Fc2,Fs) 式(3)
以下の式(4)によって、チャネル帯域2の中心周波数Fch2が折り返される回数を、算出する。
fix{Fch/(Fs/2)} 式(4)
式(4)の値が偶数であった場合、以下の式(5)によってFs/2以下に折り返されたエイリアシングチャネル帯域2の中心周波数Fifch2を算出する。
Fifch2=rem(Fch2,Fs) 式(5)
式(4)の値が奇数であった場合、以下の式(6)によってFs/2以下に折り返されたエイリアシングチャネル帯域2の中心周波数Fifch2を算出する。
Fifch2=Fs−rem(Fch2,Fs) 式(6)
(S403)次に、エイリアシングシステム帯域2内のチャネル帯域2が、周波数0に近いか、又は、Fs/2に近いかを判定する。例えば、チャネル帯域2の中心周波数Fif2が、Fs/4以下であれば周波数0に近いと判定し、Fs/4よりも高ければFs/2に近いと判定することができる。
ここから、周波数0からサンプリング周波数Fsの半分Fs/2までの間で、システム帯域1及びそのエイリアシングイメージと、エイリアシングシステム帯域2のエイリアシングチャネル帯域2とが、周波数領域で干渉しないように、サンプリング周波数Fsを探索する。
(S404)チャネル帯域2が周波数0に近いと判定された場合、以下の式の全てを満たすか否かを判定する。以下の式の全てを満たす場合、周波数領域が干渉しないと判定する。
Fifch2−BWch2/2 > −(Fif2−BW2/2) 式(7)
Fc1−BW1/2 > Fifch2+BWch2/2 式(8)
Fch1−BWch1/2 > Fif2−BW2/2 式(9)
Fs/2−(Fc1+BW1/2) > Fch1+BWch1/2 式(10)
式(7)は、エイリアシングチャネル帯域2に、エイリアシングシステム帯域2の周波数0の折り返しイメージが干渉していないことを表す。
式(8)は、エイリアシングチャネル帯域2に、システム帯域1が干渉していないことを表す。
式(9)は、チャネル帯域1に、エイリアシングシステム帯域2が干渉していないことを表す。
式(10)は、チャネル帯域1に、システム帯域1の周波Fs/2の折り返しイメージが干渉していないことを表す。
S404の式の全てを満たす場合、即ち、周波数領域で干渉しない場合、そのサンプリング周波数Fsに決定する。
(S405)S404の式の全てを満たさない場合、即ち、周波数領域で干渉する場合、サンプリング周波数Fsを所定値ΔFsだけ増分し、S404を更に繰り返す。
(S406)チャネル帯域2が周波数Fs/2に近いと判定された場合、以下の式の全てを満たすか否かを判定する。以下の式の全てを満たす場合、周波数領域が干渉しないと判定する。
Fif2−BW2/2 > Fch1+BWch1/2 式(11)
Fifch2−BWch2/2 > Fc1+BW1/2 式(12)
Fs/2−(Fif2+BW2/2) > Fifch2+BWch2/2 式(13)
式(11)は、チャネル帯域1に、エイリアシングシステム帯域2が干渉していないことを表す。
式(12)は、エイリアシングチャネル帯域2に、システム帯域1が干渉していないことを表す。
式(13)は、エイリアシングチャネル帯域1に、エイリアシングシステム帯域2の周波数Fs/2に基づく折り返しイメージが干渉していないことを表す。
S406の式の全てを満たす場合、即ち、周波数領域で干渉しない場合、そのサンプリング周波数Fsに決定する。
(S407)S406の式の全てを満たさない場合、即ち、周波数領域で干渉する場合、サンプリング周波数Fsを所定値ΔFsだけ増分し、S406を更に繰り返す。
最後に、サンプリング周波数と、アンダーサンプリング及びオーバーサンプリング後の周波数との関係について、具体的に説明する。
図7は、本発明における、2つのシステム帯域に対してシステム帯域毎に1つの所望チャネルをサンプリングした場合の周波数成分のグラフである。
このグラフは、サンプリング周波数Fs(横軸)に対する、オーバー/アンダーサンプリング後の周波数イメージ(縦軸)を表している。図7のグラフは、AM(Amplitude Modulation、振幅変調)及びFM(Frequency Modulation、周波数変調)の2つのシステム帯域について、一括サンプリングした例を表す。上限であるサンプリング周波数Fs/2と、下限であるサンプリング周波数0との間に、2つのシステム帯域の周波数イメージが並んで収容されるサンプリング周波数Fsを求める。
図7によれば、例えば、以下のパラメータに基づく結果である。
ΔFs=10KHz
[AM]
システム帯域の中心周波数Fc1 :1.0665MHz
システム帯域の帯域幅BW1 :1.0710MHz
所望チャネルの中心周波数Fch1 :1.1340MHz
所望チャネルの帯域幅BWch1 :0.0150MHz
[FM]
システム帯域の中心周波数Fc2 :82.550MHz
システム帯域の帯域幅BW2 :12.990MHz
所望チャネルの中心周波数Fch2 :81.300MHz
所望チャネルの帯域幅BWch2 : 0.030MHz
この場合、図7によれば、最も低いサンプリング周波数Fsは、以下のように導出される。
[サンプリング周波数]Fs=24.336MHz
オーバー/アンダーサンプリング後の周波数イメージ
[AM]
システム帯域の中心周波数Fc1 :1.0665MHz
所望チャネルの中心周波数Fch1 :1.1340MHz
[FM]
システム帯域の中心周波数Fc2 :82.550MHz
所望チャネルの中心周波数Fch2 : 9.5420MHz
以上、詳細に説明したように、本発明のサンプリング周波数探索方法及びプログラムによれば、複数のシステム帯域を1つのA/D変換器で同時にサンプリングする場合、第1のシステム帯域についてオーバーサンプリングによって周波数変換をし、第2のシステム帯域についてアンダーサンプリングによって周波数変換をする場合であっても、できる限り低いサンプリング周波数を探索することができる。特に、システム帯域間の周波数差が大きい条件下で、オーバー/アンダーサンプリングを両立させ、エイリアシングによるシステム間干渉を発生させることなく、低いサンプリング周波数を探索することができる。これは、高速なA/D変換器を必要とせず、デジタル信号処理のためのデータ量も削減でき、更には消費電力の低減をもたらし、結果的に受信機の小型化も可能とする。
このようなサンプリング周波数探索方法及びプログラムは、サンプリング周波数を探索する発振周波数探索回路に、特に用途がある。
前述した本発明の種々の実施形態において、本発明の技術思想及び見地の範囲の種々の変更、修正及び省略は、当業者によれば容易に行うことができる。前述の説明はあくまで例であって、何ら制約しようとするものではない。本発明は、特許請求の範囲及びその均等物として限定するものにのみ制約される。
アンダーサンプリングを用いた場合における周波数成分のイメージ図である。 アンダーサンプリングにおけるエイリアシングイメージの対応説明図である。 受信機の機能構成図である。 本発明におけるサンプリング周波数Fsの探索範囲のイメージ図である。 本発明におけるサンプリング周波数Fs探索方法のフローチャートである。 図5に対応する周波数成分のイメージ図である。 本発明における、2つのシステム帯域に対してシステム帯域毎に1つの所望チャネルをサンプリングした場合の周波数成分のグラフである。
符号の説明
101 アンテナ
102 低雑音増幅器、LNA
103 帯域通過フィルタ、バンドパスフィルタ、BPF
104 A/D変換器、ADC
105 直交復調器
106 低域通過フィルタ、ローパスフィルタ
107 復調器
108 サンプリングクロック生成部
109 CPU、コンピュータ

Claims (9)

  1. オーバーサンプリングによって検出される第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、アンダーサンプリングによって検出される第2のシステム帯域の第2のチャネル帯域とを、一括して周波数変換するためのサンプリング周波数Fsを探索する受信機のサンプリング周波数探索方法であって、
    前記周波数0又はFs/2によって生じた、第1のシステム帯域の一部の折り返しイメージが第1のチャネル帯域に干渉せず、且つ、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の一部の折り返しイメージが、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域に干渉しないように、前記サンプリング周波数Fsを探索するステップを有することを特徴とするサンプリング周波数探索方法。
  2. 第1のシステム帯域の中心周波数をFc1とし、
    第2のシステム帯域の中心周波数をFc2とし、
    第1のシステム帯域幅をBW1とし、
    第2のシステム帯域幅をBW2とし、
    第1のチャネル帯域の中心周波数をFch1とし、
    第2のチャネル帯域の中心周波数をFch2とし、
    第1のチャネル帯域幅をBWch1とし、
    第2のチャネル帯域幅をBWch2とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のシステム帯域に対応する第1のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif1とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif2とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のチャネル帯域に対応する第1のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch1とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch2とした際に、
    (Fc1+BW1/2+Fch1+BWch1/2)/2 < Fs/2
    < (Fc2−BW2/2+Fch2−BWch2/2)
    の周波数範囲で、前記サンプリング周波数Fsが探索されることを特徴とする請求項1に記載のサンプリング周波数探索方法。
  3. 前記周波数範囲で、サンプリング周波数Fsを仮決めする第1のステップと、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後の第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数Fif2を導出する第2のステップと、
    第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域の第2のエイリアシングチャネル帯域とが、周波数領域で干渉の影響を受けるか否かを判定する第3のステップと、
    前記判定が真である場合、前記サンプリング周波数Fsを所定値ΔFsだけ増分し、第3のステップを更に繰り返し、前記判定が偽である場合、前記サンプリング周波数Fsに決定する第4のステップと
    を有することを特徴とする請求項2に記載のサンプリング周波数探索方法。
  4. 第1のステップの前段で、第2のエイリアシングチャネル帯域が、周波数0に近いか、又は、Fs/2に近いかを判定するステップを有し、
    第3のステップについて、
    第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数0に近い場合、
    Fifch2−BWch2/2 > −(Fif2−BW2/2)
    Fc1−BW1/2 > Fifch2+BWch2/2
    Fch1−BWch1/2 > Fif2−BW2/2
    Fs/2−(Fc1+BW1/2) > Fch1+BWch1/2
    の全てを満たす場合に、前記周波数領域で干渉しないと判定し、
    第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数Fs/2に近い場合、
    Fif2−BW2/2 > Fch1+BWch1/2
    Fifch2−BWch2/2 > Fc1+BW1/2
    Fs/2−(Fif2+BW2/2) > Fifch2+BWch2/2
    の全てを満たす場合に、前記周波数領域で干渉しないと判定することを特徴とする請求項3に記載のサンプリング周波数探索方法。
  5. オーバーサンプリングによって検出される第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、アンダーサンプリングによって検出される第2のシステム帯域の第2のチャネル帯域とを、一括して周波数変換するためのサンプリング周波数Fsを探索する受信機に搭載されたコンピュータを実行させるサンプリング周波数探索プログラムであって、
    前記周波数0又はFs/2によって生じた、第1のシステム帯域の一部の折り返しイメージが第1のチャネル帯域に干渉せず、且つ、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の一部の折り返しイメージが、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域に干渉しないように、前記サンプリング周波数Fsを探索するステップを有するようにコンピュータを実行させることを特徴とするサンプリング周波数探索プログラム。
  6. 第1のシステム帯域の中心周波数をFc1とし、
    第2のシステム帯域の中心周波数をFc2とし、
    第1のシステム帯域幅をBW1とし、
    第2のシステム帯域幅をBW2とし、
    第1のチャネル帯域の中心周波数をFch1とし、
    第2のチャネル帯域の中心周波数をFch2とし、
    第1のチャネル帯域幅をBWch1とし、
    第2のチャネル帯域幅をBWch2とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のシステム帯域に対応する第1のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif1とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のシステム帯域に対応する第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数をFif2とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第1のチャネル帯域に対応する第1のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch1とし、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後に、第2のチャネル帯域に対応する第2のエイリアシングチャネル帯域の中心周波数をFifch2とした際に、
    (Fc1+BW1/2+Fch1+BWch1/2)/2 < Fs/2
    < (Fc2−BW2/2+Fch2−BWch2/2)
    の周波数範囲で、前記サンプリング周波数Fsが探索されるようにコンピュータを実行させることを特徴とする請求項5に記載のサンプリング周波数探索プログラム。
  7. 前記周波数範囲で、サンプリング周波数Fsを仮決めする第1のステップと、
    前記サンプリング周波数Fsによる周波数変換後の第2のエイリアシングシステム帯域の中心周波数Fif2を導出する第2のステップと、
    第1のシステム帯域の第1のチャネル帯域と、第2のエイリアシングシステム帯域の第2のエイリアシングチャネル帯域とが、周波数領域で干渉の影響を受けるか否かを判定する第3のステップと、
    前記判定が真である場合、前記サンプリング周波数Fsを所定値ΔFsだけ増分し、第3のステップを更に繰り返し、前記判定が偽である場合、前記サンプリング周波数Fsに決定する第4のステップと
    してコンピュータを実行させることを特徴とする請求項6に記載のサンプリング周波数探索プログラム。
  8. 第1のステップの前段で、第2のエイリアシングチャネル帯域が、周波数0に近いか、又は、Fs/2に近いかを判定するステップを有し、
    第3のステップについて、
    第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数0に近い場合、
    Fifch2−BWch2/2 > −(Fif2−BW2/2)
    Fc1−BW1/2 > Fifch2+BWch2/2
    Fch1−BWch1/2 > Fif2−BW2/2
    Fs/2−(Fc1+BW1/2) > Fch1+BWch1/2
    の全てを満たす場合に、前記周波数領域で干渉しないと判定し、
    第2のエイリアシングチャネル帯域が周波数Fs/2に近い場合、
    Fif2−BW2/2 > Fch1+BWch1/2
    Fifch2−BWch2/2 > Fc1+BW1/2
    Fs/2−(Fif2+BW2/2) > Fifch2+BWch2/2
    の全てを満たす場合に、前記周波数領域で干渉しないと判定するようにコンピュータを実行させることを特徴とする請求項7に記載のサンプリング周波数探索プログラム。
  9. 請求項5から8のいずれか1項に記載のプログラムを実行するコンピュータと、
    前記コンピュータから出力されるサンプリング周波数Fsに応じて、サンプリングクロックを生成するサンプリングクロック生成手段と、
    前記サンプリングクロックに応じて、受信したアナログ信号を、デジタル信号に変換するアナログ/デジタル変換手段と
    を有することを特徴とする受信機。
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