JP4841771B2 - ドアの遮音構造とそれに使用するドア用遮音部材 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、室内の騒音がドアを介して外部へ伝播するのを防止、低減するためのドアの遮音構造とそれに使用するドア用遮音部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
マンション等の集合住宅の内装の改修工事に際しては、工事作業で発生する工事騒音や、振動が近隣住民に不快感を与えて、しばしば近隣不和や、騒動を惹起することとなっていた。そして、これらの騒音や音響の漏洩、伝播は、コンクリートの集合住宅では窓やドアを介してであり、そのため、工事騒音等が外部に漏洩、伝播しないように、従来、窓やドアに目張りしたり、窓やドアに遮音材を内側より密接して配設して、遮音するようにしていた。
しかしながら、上記した従来の遮音する手段では、その遮音効果は、未だ充分満足し得るものとはいえず、更に遮音効果の優れた遮音方法の出現が望まれていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、室内で生ずる工事騒音等の音響や振動が、特にドアを介して外部に漏洩、伝播するのを、極めて効果的に防止、低減することが可能な、遮音効果の優れたドアの遮音構造とそれに使用するドア用遮音部材を提供することを本発明の解決すべき課題とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、
請求項1に係わる発明は、ドア本体の室内側に露出され、前記ドア本体とは別体とされ、該ドア本体の室内側表面から離間して覆うようにシート状の遮音材よりなるドア部に整合する形状の遮音部材を着脱可能に配設し、前記遮音部材には、該遮音部材の四周部を囲繞する遮音材からなるフラップが連結され、前記遮音部材と前記フラップとにより箱状に形成されてなり、前記遮音材は、網目シートで被包されているドアの遮音構造としたものである。
請求項2に係わる発明は、遮音部材を、アコーデオンプリーツ状に形成した請求項1記載のドアの遮音構造としたものである。
請求項3に係わる発明は、遮音部材のドア本体の室内側表面からの離間距離が、5〜15cmである請求項1又は請求項2記載のドアの遮音構造としたものである。
請求項4に係わる発明は、遮音部材の配設を、ドア本体の上部に少なくとも2個のブラケットを設けて、該ブラケットに挿通してほぼ水平に支持されたパイプに遮音部材を吊下した構造の請求項1記載のドアの遮音構造としたものである。
請求項5に係わる発明は、ドア本体を閉止した際のドア本体とドア枠との隙間を目張りしてなるドアの遮音構造としたものである。
【0005】
請求項6に係わる発明は、ドア本体の室内側表面から離間して覆うように配設するドア用遮音部材であって、前記ドア本体の室内側に露出され、前記ドア本体とは別体とされ、シート状の遮音材よりなるドア部に整合する形状の遮音部材に、これの四周を囲繞する遮音材よりなるフラップを配して箱状に形成されるとともに、前記シート状遮音部材の内面上部に支持棒を挿通せしめる左右水平に延びる吊下用ポケットを設けてなり、前記ドア本体に着脱可能に配設され、前記遮音材は、網目シートで被包されているドア用遮音部材としたものである。
請求項7に係わる発明は、フラップの幅が10〜20cmである請求項6記載のドア用遮音部材としたものである。
請求項8に係わる発明は、遮音部材がアコーデオンプリーツ状に形成されてなる請求項6記載のドア用遮音部材としたものである。
請求項9に係わる発明は、遮音材が比重1〜1.5、厚み5〜15mmである請求項6記載のドア用遮音部材としたものである。
請求項10に係わる発明は、遮音材が合成ゴム、天然ゴム、PVC、ウレタンなどの合成樹脂である請求項9記載のドア用遮音部材としたものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明のドアの遮音構造とそれに使用するドア用遮音部材の実施の形態を、「内開きドア部の遮音構造」と「外開きドア部の遮音構造」とに分けて、図面を参照して説明する。
[内開きドア部の遮音構造]
図1、図2は、本発明のドアの遮音構造の一例として、室内側に開閉操作される内開きドアについての遮音構造を説明するものである。
図1において、符号10は室内側(イ)に開閉操作されるドア部であり、符号20は該ドア部10に配置するドア用遮音部材の一例を示すものである。ドア部10において、ドア本体1は、室内側(イ)に開閉操作されるよう、その一側部1aがドア枠2に蝶番3、3、3により支持されている。そして、ドア枠2の内周面2aの外側位置に沿って内方向に突出するドア係止突起4が配設されていて、ドア本体1を閉止する時にドア枠2に納めて、ドア本体1が室外側に行き過ぎないよう、ドア本体1の室外側(ロ)の表面1eの縁部を前記ドア係止突起4に当接せしめて、所定位置に位置決めして係止する。
【0007】
又、ドア本体1の上部桟1bには、後述する遮音部材を吊下する支持棒を懸架支持するための少なくとも2個の複数個のブラケット5−1、5−2が左右水平に位置して、その支持腕5aを室内側(イ)に突出して、ねじ止めの如き方法で着脱可能に配設されている。なお、図1に図示した内開きドア本体1においては、蝶番3が配設されるドア本体1の前記一側部1aと対向する側部1c側に配置されるブラケット5−1は、そのドア枠2側の側部縁端5−1aがドア本体1の側部1cの側面と面一になるよう配置されることが好ましい。
【0008】
ドア用遮音部材20は、ドア部10の形状に合わせたシート状の遮音材11よりなるドア部に整合する形状をした遮音部材21と、この遮音部材21の四周部21a、21b、21c、21dを囲繞するとともに遮音部材21に連結された遮音材11からなる帯状のフラップ22とからなり、箱状に形成されてなるものである。そして、前記フラップ22は10〜20cmの幅wを有している。この幅wは、ドア部に整合する形状の遮音部材21を、ドア本体1に配置するにあたって、ドア本体1の室内側(イ)の表面1dより好ましい間隔5〜15cmに離間せしめて配置するために必要とするものである。
【0009】
又、上記遮音部材21やフラップ22を形成するシート状の遮音材11は遮音効果をより高く維持するため、その比重が1〜1.5で、その厚みが5〜15mmであることが好ましい。比重が1以下であったり、その厚みが5mm以下である遮音材11では、遮音効果が低下し、一方比重が1.5以上であったり、厚みが15mm以上ある遮音材11では、遮音効果の向上が飽和して、それ以上の向上が期待できない。このような遮音効果の向上に好適な遮音材11としては合成ボム、天然ゴム、PVC、ウレタンなどの合成樹脂が挙げられる。
【0010】
上記遮音部材21やフラップ22を形成するシート状の遮音材11は型くずれを防止してその形状を維持したり、取り扱いを容易にするため繊維や合成樹脂でなる網目シート23で被包する。
このように箱状に形成して構成したドア用遮音部材20は、遮音部材21の内面21eの上部に、吊下用支持棒を挿通せしめるため、例えば網材の如き材料で形成した筒状の吊下用ポケット24が左右水平に延びて設けられている。
【0011】
本発明のドアの遮音構造は、上記したドア用遮音部材20をドア部10に、図2に図示するように、室内側開閉操作の内開きドア部10に配置することにより構成される。
先ず、ドア部10のドア枠2とドア本体1との隙間を目張りする。実際にはドア係止突起4に発泡樹脂製の隙間テープ25を貼り付け、ドア枠2とドア本体1との隙間を塞ぐようにする。そして、ドア用遮音部材20の遮音部材21の内面21e上部に配設した吊下用ポケット24に吊下用支持棒26を挿通せしめて、該吊下用支持棒26の両端部をドア本体2の上部に配設したブラケット5−1、5−2の支持腕5aに挿通して懸架せしめて、ドア用遮音部材20をドア本体1を覆うように吊下して配置する。次いで、遮音部材21の四周に配したフラップ22を内側に折り込んで、該ドア用遮音部材20を、シート状の遮音部材21がドア本体1の室内側(イ)の表面1dより間隔Xを隔たるよう、ドア部10を覆うように配設したものである。
【0012】
上記した如き本発明のドアの遮音構造では、前記シート状の遮音部材21のドア本体1の室内側(イ)の表面1dと離間せしめる間隔Xは5〜15cmであることが好ましい。5cm以下の間隔では、従来の遮音材をドア本体に接触して配置したものとその遮音効果に大きな向上が無く、又、15cm以上の間隔では遮音効果の向上が飽和して、それ以上の遮音効果の向上が期待できない。
なお、かかるシート状の遮音部材21を、ドア本体1の表面1dとの前記間隔Xとして、好適な間隔5〜15cmに保つため、前記フラップ22の幅wは縁端22での貼着のりしろを含めて約10〜20cmとするとよい。
【0013】
さらに、上記遮音部材21として、図3に図示する如くアコーデオンプリーツ状の遮音部材21Pで形成して、ドア用遮音部材40とすると遮音効果はより向上する。なお、フラップ22もアコーデオンプリーツ状に形成すればより一層遮音効果は向上する。
【0014】
[外開きドア部の遮音構造]
次ぎに、ドア本体1を室外側(ロ)に開閉操作する外開きドア部の遮音構造について、図4と図5を参照して説明する。なお、図4及び図5において図1及び図2での構成部材と共通する部材については、同一符号を付して詳細な説明は省略する。
図4は、外開きドア部30の斜視図である。図1で図示した内開きドア部10との差異は、図1で図示した内開きドア部10のドア係止突起4が、ドア本体1の閉止時に、ドア本体1を室外側(ロ)に行き過ぎさせないよう所定位置に係止するため、ドア本体1の室外側(ロ)の表面1eに当接せしめるようにしているのに対して、外開きドア部30においては、ドア本体1の閉止時に、ドア本体1が室内側(イ)に行き過ぎないよう、所定位置に位置決めして係止するドア係止突起31(内開きドア部のドア係止突起4に相当)が、ドア枠2の内周面2aの室内側(イ)位置に沿って配されていて、ドア本体1の室内側表面1dに当接せしめるようにしてドア本体1を係止せしめていることである。
【0015】
このようなことから、外開きドア部30では、ドア用遮音部材20を吊下支持するためドア本体1に設けるブラケット5−1、5−2は、ドア本体1の室内側(イ)の表面1dの上部桟1bに配設する複数のブラケット5−1、5−2の室内側(イ)に向けて延びる支持腕5aが、前記ドア枠2の内周面2aに沿って設けたドア係止突起31に突き当たらないように、ドア本体1の上部桟1bや側部1a、1cより離間するように配設することが必要である。
【0016】
このようにして複数のブラケット5−1、5−2を配した外開きドア部30の遮音構造は図5に図示する如き態様でなされる。
外開きドア部30のドア枠2とドア本体1との隙間を目張りする。実際にはドア係止突起31に発泡樹脂製の隙間テープ25を貼り付け、ドア枠2とドア本体1との隙間を塞ぐようにする。そして、上記図1で図示したドア用遮音部材20の遮音部材21の内面21e上部に配設した吊下用ポケット24に吊下用支持棒26を挿通せしめて、該吊下用支持棒26の両端部をドア本体2の上部に配設したブラケット5−1、5−2の支持腕5aに挿通して懸架せしめて、ドア用遮音部材20をドア本体1を覆うように吊下して配置する。次いで、フラップ22を内側に折り返し、該ドア用遮音部材20を、該遮音部材21がドア本体1の室内側(イ)の表面1dより間隔Xを隔たるよう、ドア本体1を覆うように固定して配設したものである。
【0017】
なお、上記遮音部材21がドア本体1の室内側(イ)の表面1dより隔てる間隔Xは、上記内開きドアの遮音構造と同様に約5〜15cmにすることが好ましい。そして、このため、遮音部材21の四周に設ける前記フラップ22の幅wは縁端22での貼着のりしろを含めて約10〜20cmとするとよい。
又、遮音材11よりなるドア部に整合する形状の遮音部材21として、図3に図示するように、アコーデオンプリーツ状の遮音部材21Pに形成すると遮音効果はより向上する。なお、フラップ22もアコーデオンプリーツ状に形成すればより一層遮音効果は向上することは、上記内開きドア部の遮音構造と同様である。
【0018】
【実施例】
次ぎに、本発明のドアの遮音構造の性能を確認するため、実施例としてシート状のドア部に整合する形状の遮音部材21を種々態様で構成した遮音構造で形成して、それらの遮音効果を評価した。又、その評価をするため従来の遮音構造を比較例として形成した。
なお、実施例の対象としたドア本体1は、高さ1800mm、幅800mm、厚み40mmの金属製の外開きドアを使用した。
<実施例1>
シート状遮音材11からなるドア部に整合する形状の遮音部材21として、厚み:8mm、高さ1860mm、幅:940の特殊天然ゴムシート(株式会社スター・コーポレーション社製、登録商標「エアステップ(AIR STEP)」)を、繊維網目シート23で被包し、その四周に同様のシート状材料でなるフラップ22を配したドア用遮音部材20を、図5に図示する如く、ドア本体1の室内側(イ)に、遮音部材21が、ドア表面1dとの間隔Xを9cmになるようにして、ドア本体1を覆って配置固定して遮音構造として形成した。
【0019】
<実施例2>
実施例2のドアの遮音構造として、実施例1と同様の仕様諸元を有するドア用遮音部材20を配置した上、更にドア本体1とドア枠2との閉止隙間に隙間テープにより気密に目張りして遮音構造として形成した。
【0020】
<実施例3>
実施例3の遮音構造として、実施例1のシート状遮音材11でなるドア部に整合する形状の遮音部材21を、図3に図示する如きアコーデオンプリーツ状の遮音部材21Pとし、その他の仕様諸元は実施例1と同様な仕様とし、かつ同様な配置でドア用遮音部材を固定して遮音構造として形成した。
【0021】
<実施例4>
実施例4の遮音構造として、実施例1の遮音構造の構成のうち、シート状遮音材11でなるドア部に整合する形状の遮音部材21の遮音材「特殊天然ゴム」に代えて、同様寸法の透明な塩化ビニルシートを用い、その他の仕様諸元及び配置は実施例1と同様な態様にして遮音構造を形成した。
【0022】
上記した各実施例1乃至実施例4の本発明の「ドアの遮音構造」の遮音効果を確認するため、室内で電動丸鋸を駆動しその駆動音を試験音響として、各実施例の遮音構造に関して、これらの遮音構造を介して室外で聴取した音響強さを測定した。これを表1に表示する。
【0023】
又、上記実施例1乃至実施例4における本発明のドアの遮音構造の遮音効果を評価するため、<比較例1>として、遮音構造を施さない状態における、室外で聴取した音響強さと、<比較例2>として、ドア本体1とドア枠2との閉止隙間に単に隙間テープにより気密に目張りして遮音構造とした場合の、室外で聴取した音響強さを測定して、表1に併記して表示した。
【0024】
【表1】
【0025】
表1で明らかなように、
▲1▼実施例1ないし実施例4の本発明のドアの遮音構造は、いずれも、比較例2の単なる目張りによる遮音構造と比較して遮音効果が著しく向上している。
▲2▼一番遮音効果が優れていたのは実施例3の遮音部材21としてアコーデオンプリーツ状の遮音部材21Pとしたもので、比較例1の遮音構造を施さない状態のものより23%向上して遮音されることが確認された。そして比較例2の目張りだけの遮音構造を施したものより、15%遮音効果が向上することが確認された。
▲3▼又、実施例1と実施例2とを比較すると、目張りを施した実施例2の遮音構造の遮音効果が実施例1の遮音構造のそれより優れており、これによりドア本体1とドア枠2との隙間を目張り施すことにより遮音効果がより向上することが確認された。
【0026】
【発明の効果】
本発明のドアの遮音構造とそれに使用するドア用遮音部材によれば、以下の如き効果を奏する。
本発明のドアの遮音構造及びドア用遮音部材は、ドア本体の室内側に露出され、ドア本体とは別体とされたシート状の遮音材でなるドア部に整合する形状の遮音部材を室内側のドア本体の表面より離間して着脱可能に配設することにより遮音効果を著しく向上せしめることができ、その上、この遮音部材の四周に沿ってフラップを設けて、箱状として、そのフラップの縁端をドア本体とドア枠の隙間に合わせて配置固定することによって、音響の室外への漏洩伝播を著しく低減せしめることができる。
又シート状の遮音部材やフラップは、シート状の遮音材を網材で被包して形成することによって型くずれが防止でき取り扱いが容易であるとともに、シート状であるにも拘わらず、ドア部を所望する間隔を保って密着して固定することができて、優れた遮音効果を安定した状態で保持する効果を奏する。
【0027】
そして、遮音部材をアコーデオンプリーツ状に形成することにより、より一層遮音効果を向上せしめることができる。
また、遮音部材のドア室内側表面からの離間距離を約5〜15cmにするとその遮音効果はより顕著となる効果を奏する。
なお更に、ドア本体閉止時のドア本体とドア枠との間に生じる隙間を目張りすることにより、遮音効果が更に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 内開きドア部と該ドア部に配置する本発明のドア用遮音部材の一例を説明する斜視図である。
【図2】 本発明の内開きドア部の遮音構造の一例を説明する一部切開斜視図である。
【図3】 アコーデオンプリーツ状の遮音部材でなる、ドア用遮音部材40を説明する一部切開斜視図である。
【図4】 外開きドア部を説明する斜視図である。
【図5】 本発明の外開きドア部の遮音構造の一例を説明する一部切開斜視図である。
【符号の説明】
10…内開きドア部、 20…ドア用遮音部材、 30…外開きドア部、
40…アコーデオンプリーツ状の遮音部材でなるドア用遮音部材、
1…ドア本体、 1d…ドア本体の室内側表面、2…ドア枠、
3…蝶番、 4…ドア係止突起、 5−1、5−2…ブラケット、
11…シート状遮音材、 22…フラップ、 23…網目シート、
21…シート状の遮音材でなるドア部に整合する形状の遮音部材、
24…吊下用ポケット、
X…ドア本体の室内側表面からシート状の遮音材でなるドア部に整合する形状の遮音部材の離間間隔
Claims (10)
- ドア本体の室内側に露出され、前記ドア本体とは別体とされ、該ドア本体の室内側表面から離間して覆うようにシート状の遮音材よりなるドア部に整合する形状の遮音部材を着脱可能に配設し、
前記遮音部材には、該遮音部材の四周部を囲繞する遮音材からなるフラップが連結され、前記遮音部材と前記フラップとにより箱状に形成されてなり、
前記遮音材は、網目シートで被包されていることを特徴とするドアの遮音構造。 - 上記遮音部材が、アコーデオンプリーツ状に形成されてなることを特徴とする請求項1記載のドアの遮音構造。
- 遮音部材のドア室内側表面からの離間距離が、5〜15cmであることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のドアの遮音構造。
- 上記遮音部材の配設は、ドア本体の上部に少なくとも2個のブラケットを設けて、該ブラケットに挿通してほぼ水平に支持されたパイプに遮音部材を吊下してなることを特徴とする請求項1記載のドアの遮音構造。
- ドア本体を閉止した際のドア本体とドア枠との隙間を目張りしてなることを特徴とする請求項1記載のドアの遮音構造。
- ドア本体の室内側表面から離間して覆うように配設するドア用遮音部材であって、前記ドア本体の室内側に露出され、前記ドア本体とは別体とされ、シート状の遮音材よりなるドア部に整合する形状の遮音部材に、これの四周を囲繞する遮音材よりなるフラップを配して箱状に形成されるとともに、前記シート状遮音部材の内面上部に支持棒を挿通せしめる左右水平に延びる吊下用ポケットを設けてなり、前記ドア本体に着脱可能に配設され、
前記遮音材は、網目シートで被包されていることを特徴とするドア用遮音部材。 - フラップは、その幅が10〜20cmであることを特徴とする請求項6記載のドア用遮音部材。
- 上記遮音部材がアコーデオンプリーツ状に形成されてなることを特徴とする請求項6記載のドア用遮音部材。
- 遮音材が比重1〜1.5、厚み5〜15mmであることを特徴とする請求項6記載のドア用遮音部材。
- 遮音材が合成ゴム、天然ゴム、PVC、ウレタンなどの合成樹脂であることを特徴とする請求項9記載のドア用遮音部材。
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