JPS58139339A - ビデオテ−プ複製装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転ヘッド式の磁気記録再生装置（以下、Ｖ
ＴＲと称す）によって、磁気テープに記録されたビデオ
信号（音声信号のＰＣＭ記録のようにビデオ信号形式に
変換されている場合も含む）を、他の磁気テープに複製
する装置に関し、特に記録された時のテープ速度よりも
早い速度で複製可能にしたものである。

従来、ビデオテープの複製方法としては、次の２種があ
る。その第１はＶＴＲを多数台ならべて１台の親ＶＴＲ
の再生信号をそれぞれのＶＴＲで記録する、いわゆるＶ
ＴＲ−ＶＴＲ記録方式である。第２は、ヘッド記録を用
いない複製方式として原信号を記録したマスタテープと
未記録のスレーブテープとを互いの磁性面を接触させ、
磁界または熱を加えることにより、マスタテープの信号
をスレーブテープに転写する接触転写方式である。

最近、ＶＴＲの普及が著しく、ビデオソフト（記録済み
テープ）を大量に供給するためには大′１″ 量複製が要求されるが、このような目的に対し、前記第
１の方法では複製に実時間がかかつてコスト高となるの
に対し、第２の方法は複製を行なうのに実時間を必要と
せｒＳ従うで低コストでビデオソフトができるため将来
は主流になっていくと考えられる。

しかしながら、ＶＴＲの家庭への普及はビデオカメラを
伴なうポータプル型の伸びが著しく、これらのＶＴＲで
は、自分で録画して楽しむことが多い。そして、その録
画されたテープは複製して、友人や家庭に送りたいとい
う要求が生じる。そのような場合に家庭で簡単に磁気テ
ープを複製できる装置があれば非常に便利である。この
場合は大量複製でないから先の第１の方法であるＶＴＲ
−ＶＴＲ記録方式が、装置規模の点で有利である６）Ｖ
ＴＲ−ＶＴＲ複製は２台のＶＴＲを準備し、第１のＶＴ
Ｒに記録済テープを装着して再生状態にし、その再生信
号を第２のＶＴＲの入力信号とし第２のＶＴＲに未記録
テープを装着して記録モードとすることによって行なえ
る。この場合、複製に要する時間は記録済テープの記録
時間と同じ実時間であるため複製作業が煩わしいものと
なる。

また、ＶＴＲ−ＶＴＲ複製を高速化するために、回転ヘ
ッドの数を増すとともに回転へ、ドシリ／ダの径を異な
らせた装置が提案されてはいるが、家庭用のＶＴＲ複製
装置として量産するには、やや複雑なものとなると共に
、映像信号の周波数が高くなるために扱いにくくなる。

本発明は、上述のニーズに対して従来の問題点を解決す
るものであって、ビデオテープの複製を比較的簡単な装
置で記録時の時間より短時間で実行できる装置を提供す
るものである。

以下、本発明について図面を参照して説明する。

第１図は、現在家庭用として普及しているアジマス記録
方式のＶＴＲの回転へ・ノドと磁気テープの相対関係を
示す図であり、第２図は、そのＶＴＲによって記録され
たテーブノ（ターンを模式的に示した図である。回転シ
リンダ１の外周上に１８０゜の位置関係を保って回転へ
、ノド２および３力；取付けられており、回転シリンダ
１は毎秒３０回転で矢印入方向に回転する。回転へ、ノ
ド２および３はギャップの傾き角が異なるものであって
、例えばＲとＬで表現され、Ｈの回転ヘッドで記録され
た映像信号は基本的にはＬの回転へ・ノドで再生できず
、Ｈの回転ヘッドでのみ再生される。磁気テープ４は、
回転シリンダのほぼ半周に巻きつけられ、回転シリンダ
と所定の傾斜角をもって矢印Ｂ方向に一定速度で走行す
るように構成されている。したがって例えば回転ヘッド
３によって記録されたトラックパターンは６で示すよう
に磁気テープ４に対し傾斜したトラックとなる。第２図
のＲ１゜Ｌｌ、　Ｒ２，Ｌ２．　Ｒ３，Ｌ３はこのよう
にして回転ヘッド２および３によって記録されたトラ・
ツクを示しておす、Ｒ１，Ｒ２，Ｒ３はアジマス角がＲ
の回転へノド２によって記録されたトラ・ツクであり、
トラックＬ１．　Ｌ２．　Ｌ３は回転へ、：、ド３によ
って記録されたアジマス角がＬのものである。これらの
トラックには映像信号が記録され、通常は輝度イ言号を
周波数変調した信号と搬送色信号を低域変換した信号と
を重畳した信号である。磁気テープ４には、この映像信
号以外に、コントロールトラック６と音声トラ、ツク７
があって、それぞれ別の固定ヘッドによりコントロール
信号と音声信号が記録される０ 第２図は磁気テープ４の磁性面から見た図であり、矢印
Ｂは磁気テープの走行方向、矢印Ａは回転ヘッドの進行
方向を示す。

さて、第２図の如く記録された磁気テープを再生する場
合を考える。テープ速度■、と回転ヘッド速度ｖＨが記
録時と同一で、回転ヘッドと磁気テープの位置関係がコ
ントロールトラック６に記録されたコントロール信号と
回転シリンダの位置信号によってサーボループがかけら
れ一定関係に制御されれば、回転ヘッド２および３は記
録されたトラックＲ１，Ｌｌ、　Ｒ２，Ｌ２．・・・・
・・上を正しく走査し、映像信号が正しく再生されるの
は周知の通りである。このように正しく再生された映像
信号を別のＶＴＲで記録すれば複製が可能であるが、こ
の場合、親テープの再生にその記録時と同時間かかるこ
とになり、複製時間が長いという問題がμ ある。

本発明は、その複製時間を短縮することを可能とするも
のであり、原理的には任意の時間に短縮〕＼きる１゜ 複製時間を短縮するには、親テープの再生を記録時間よ
り短縮し、同時に子テープに記録すればよい。要するに
親テ＾プの全映像情報を失なわないように再生時間を短
縮できればよい。再生時間を短縮するには再生テープ速
度を記録時よりも速くする必要がある。第２図に示した
記録パターンのテープを例えば２倍速で再生する場合に
ついて考える。コントロールトラックｅ上のコントロー
ル信号および音声トラック７上の音声信号は、固定ヘッ
ドで再生されるため、 ｆ＝　− λ λ：記録波長 Ｖニテープ速度 ｆ二層波数 の関係より周波数が２倍になるだけであって、そのまま
２倍速で走行する子テープに記録してやれ）１・　　　
執 ば、子テープには親テープに等しい信号が記録され複製
が行なわれたことになる。

しかしながら映像信号は、回転ヘッドの速度ｖ１１が記
録時と同じでテープ速度ｖＴが２倍になるから、回転ヘ
ッドの軌跡は第２図の破線で囲んで示した８、９．１０
のように２本の記録トラックにまたがったものとなって
しまう。今、走査軌跡８がアジマス角Ｈのものとすれば
、走査軌跡９はり。

１０はＲと順次交互に切り換わる。再生テープ速度を２
倍で走行させた場合の回転ヘッド出力を、回転ヘッドの
切り換えに利用されるヘッドスイッチ信号と対比させて
第３図（ａ）　、　（ｂ）に示す。同図の（ａ）はへッ
ドスインチング信号で、これは回転シリンダに取り付け
られた回転位置検出器より得られ、通常はｓ　ｏＨｚの
矩形波となり、例えばこの信号がＨ”′の期間は回転ヘ
ッド２が磁気テープ４を走査し、”Ｌ”の期間は回転ヘ
ッド３が磁気テープ４を走査する。しだがって、図中左
端の１／６０秒間は回転ヘッド２が磁気テープ４を走査
し、その走査軌跡が８であるから回転ヘッド２はＲアジ
マスの信号のみを拾い、第３図（ｂ）で示すような右下
りのヘッド出力信号となり、これは記録トラックＲ１の
信号である。同様に次の１／６０秒間はアジマス角りの
回転ヘッド３が走査軌跡９を走査するから、ヘッド出力
信号は右上りの形となり、これはトラックＬ２の信号で
ある。以下、同様にＲ３゜Ｌ４．　Ｒ，、Ｌ６．・・・
・・・の再生出力となる。この再生信号は、磁気テープ
４に記録されている映像信号のうち、記録トラックＬ１
．Ｒ２，Ｌ３．Ｒ４，Ｌ６゜Ｒ６，・・・・・・の信号
を再生できないことを示している。また、再生されたト
ラックの信号は常に１００％ではなく、各フィールド期
間（１／６０秒）に減衰部分を生じ、ＳＮ比の悪いもの
となる。このような再生信号を子□テープに記録すれば
、映像信号は欠落したフィールドが存在するとともに、
フィールド内でも減衰部分が存在することになり、全く
原映像信号を再現できない。

以上の説明から明らかなように、複製時間の短縮は、テ
ープ速度を増して再生する際、映像信号の欠落および信
号減衰部を如何に防止するかに−ある。

本発明では、これを可能とするために、親テープの再生
速度を上げるとともに回転シリンダに設けられる回転ヘ
ッドの数を増し、さらに回転シリンダの回転軸芯に適当
な傾斜を与える構造にし、再生時のテープ速度が増大し
ても記録されている所望のトラックを正しく走査するよ
うに構成して親テープを再生する。そして、子テープへ
の記録は、上記のように再生された信号を、その再生系
と同一テープ速度で子テープを走行させ、回転軸芯が記
録と同様な傾斜をもった回転シリンダの複数個のヘッド
により行なうようにしたものである。

次に本発明のビデオテープ複製装置の原理および実施例
について図面を参照して説明する。

第４図は本発明による高速複製を実現するだめの回転磁
気ヘッド群をモデル的に示した図であり、回転シリンダ
には６個の回転へ・ノドＰＲ１”　Ｒ２。

ＰＨ３，ＰＬｌ、ＰＬ２．ＰＬ３を配置する。すなわち
アジマス角の異なるヘッドを直線上（１８ｏ　）に配置
したペアを６０°間隔で３ペア設け、円周に沿ってアジ
マス角（Ｌ、Ｒ）が交互に異なったものとなるようにす
る。

第６図は、親テープの記録ト、う・ノクノくターンＬ１
．Ｒ１，Ｌ２．Ｒ２，・・・・・・と、第４図に示した
各回転ヘッドの走査軌跡（ヘッド中心線）を破線で示し
ている。テープ速度（Ｖ、）が記録時の３倍で、回転ヘ
ッドは同速度であるから、例えば回転ヘッドＰＬ１は、
Ｌｌ、Ｒ１，Ｒ２と３本のトラックにまたがって走査す
る。このままではＰＬｌと同一アジマスのトラックＬ１
．Ｌ２の信号のみを拾い、Ｒ１のトラック上を走査する
時には信号が再生されない。

したがって、回転ヘッドが所望のトランクの信号を１０
０％拾うには走査軌跡の傾斜を補正してやる必要がある
。この場合、ＰＬｌでＲ１トラックを再生するには、Ｐ
Ｌｌの走査開始点ではへ１．ドを移動せずに、走査終了
時点でトラックの左側へ２トラツクピツチ移動させてや
ればよい。これを実現するために第６図に示すように、
テープ基準面に対する回転シリンダの傾斜角を、親テー
プが記録された時の傾斜角（のよりαだけずらせてやる
。このａの傾斜角の差により、磁気′テープ４が矢印Ｂ
方向へ３倍速で走行する場合、各回転へ、ノド１１゜１
２はテープパターン上で記録トラックと平行に走査する
ことになり、完全々トラッキングをとることができ、各
回転ヘッドは所望のトラ・ツクの信号を１００％拾うこ
とができる。なお、第６図に実線で示す１３は従来のシ
リンダ、点線で示す１４は本発明におけるシリンダを示
している。また、１６はテープ基準面を示す０ 第７図（ａ）　、　（ｂ）　、　（０）には回転へ・ノ
ドの各ペアに対応するヘッドスイッチ信号を示しており
°、ＰＬｌとＰ　はヘッドスイッチ１により、ＰＨ１と
ＰＬ２は１ ヘッドスイッチ２により、ＰＬ３とＰＨ３はへ・ノドス
イッチ３により各々切換えられ、各へ、ンドスイ・ンチ
信号は６♂の位相差をもっている。

上述のようにＰＬｌがトラックＬ１　の信号を１００％
再生した後、磁気テープは３倍速度で進むため、Ｐ　は
、第５図の如＜Ｒ２トラックの下端にくる１ ことになる。ここで、回転へ・ノドが上述した傾きをも
っているため、第７図（ｑ）の如＜Ｒ２トラ・ツクを走
査し、１００％の再生出力が得られる。”Ｌｌの走査に
よりＬ１トラ・ツクをＰＲｌの走査によりＲ２トラック
を再生するが、その間にはＲ１，Ｒ２のトラックが存在
する。これを再生するのは、ＰＨ１とＰＬ３であり、各
々’ｅｏの位置に配置することにより第６図のＲ１，Ｒ
２トラックの下端にくることになり、第７図（ｅ）、（
イ）に示す如＜Ｒ１，Ｒ２トラ・ツクの信号を１００％
再生できる。同様にＰＬ２．ＰＨ３によってＲ３，Ｒ３
トラックの信号を１００％再生できる。

このように、回転シリンダに設けた６個のへノドの回転
軸を直径に対し２トラ・ノクピ、ノチ傾斜させることに
より、６個の回転へ・ノドから時間的には重複している
が、記録テープの全トラックの映像信号を再生できるた
め、これを同様な過程で子テープに３倍速で記録してや
れば、親テーフ゛と同一の記録パターンで記録されるこ
とになる。このようにして、３倍速での複製が可能であ
る。

上述したように、記録時のテープ速度の奇数倍（ｎ＋１
）に選び、回転へ・ノドを（ｎ＋１）ペア（１ベアはア
ジマス角の異なる１８０の位置関係にある２個のへ・ノ
ドを言う。）設け、かつ１す１転ヘツドの回転軸を完全
なトラ１．キングが得られる角度だけ傾斜させることに
より、回転シリンダに設けられた各ヘッドは順次アジマ
ス角の異なるトラックを再生していくことができる。記
録も全く同一構成の回転シリンダを用い、再生と同速度
で磁気テープを走行させながら映像信号を記録すること
により奇数倍速の複製が実現されることになる。

この装置によれば、シリンダ径およびシリンダの回転速
度は、通常と同じものであるから、磁気テープと回転ヘ
ッドの相対速度は大幅に変化せず、再生される映像信号
の周波数はほぼ通常と同じであり、特別な高周波となら
ないため、再生増幅器。

記録増幅器とも従来の回路で十分である。さらに、アジ
マス方式のＶＴＲで、回転シリンダの１８０゜位置には
互いにアジマス角の異なるヘッドを配置しているため、
回転シリンダの傾斜角を元に戻せば通常速度での再生、
記録を容易に行ない得る。

すなわち、テープ走行速度を親テープ記録時と同：・・ −にし、１８０の位置関係にある回転ヘッドの出力を取
り出せば、通常再生が実現できるし、同様に通常速度で
の配録も可能である。

なお、前記の実施例は、複製時間を鴇に短縮する方法に
ついて述べたが、本発明によれば回転ヘッドの個数を増
加することにより、さらに複製時間を短縮することがで
き、原理的には無限に可能である。

以上詳述したように本発明によれば、ビデオテープの親
テープから子テープへの複製が短時間で実施できるため
、ＶＴＲテープの複製が、大規模な装置を必要とするこ
となく個人で容易に行なえ、ＶＴＲの普及をさらに促進
する効果が期待できる。

さらに複製に限らず、個人で行なう編集作業に対しても
有効な使い方ができる。なお、前述の本発明の実施例で
は、回転シリンダを２系列もつ複製専用装置について説
明したが、従来のＶＴＲ機能に加えて、本発明による記
録系と再生系の機能を付加したＶＴＲにすれば、それを
２台合わせれば高速複製が可能となることから、一種の
付加機能とすることもできる。さらに複製専用装置であ
っても、通常再生１通常記録も可能であることは汎用性
からみて大きな効果と言える０

【図面の簡単な説明】

第１図は回転ヘッドＶＴＲの回転ヘッドと磁気　第テー
プの相対関係を示す図、第２図はアジマス記録式ＶＴＲ
で記録された磁気テープ上の信号トラックと回転ヘッド
走査軌跡を示す図、第３図（ａ）。 （ｂ）はテープ速度を２倍にして再生した場合のヘッド
出力波形図、第４図は本発明に用いる回転シリンダのヘ
ッド配置例を示す図、第６図は磁気テープ上のトラック
パターンと回転ヘッド走査軌跡の説明図、第６図は本発
明に用いる回転シリンダの傾斜角の説明図、第７図は本
発明９実施例におけるヘッドスイッチ信号と各回転ヘッ
ド出力を示すシーケンス図である。 １・・・・・・回転シリンダ、２　、３　、　ＰＲ１〜
ＰＲ３゜Ｐ　　−Ｐ　　　１１，１２・・・・・・回転
ヘッド、４・・ＬＩ　　　　ＬＳＩ ・・・磁気テープ。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１図 ！ １２図 Ｃコ （４ −−＼ 第４図 第５図 第６図 メ／　　　　　　　１５ 第７図 （ｄ〕　ｉ’ｔ、ｔｓｙｔ　　　　　　　　　Ｌ（ｅ）
Ｐｐｍ出力　　　　　　　Ｅ１ １ＪノＰｉｓ出力　　　　　　　　　ｔ２（９）　ｐｇ
−出力　　　　　　　　　　　　　　Ｉ？？ｌｈ）　Ｐ
ｔｚ田右　　　　　　１３

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１）第１および第２のテープ走行系を有し、第１のテ
   ープ走行系に　　　　　　　　　　　−おいて記録済テ
   ープを走行させ、第２のテープ走行系において未記録テ
   ープを走行させるごとくするとともに、前記第１および
   第２のテープ走行系のテープ走行速度を、記録済テープ
   の記録時速度のｎ倍に制御し、かつ前記第１および第２
   のテープ走行系における回転シリンダには複数個の回転
   ヘッドを設け、前記各回転ヘッドはその回転軸の傾斜が
   記録済テープ記録時の回転軸傾斜と異ならせた構造とし
   、前記第１のテープ走行系における各回転ヘッド再生出
   力を前記第２のテープ走行系における各回転ヘッドに与
   えて、前記記録済テープの信号を前記未記録テープに記
   録するように構成したことを特徴とするビデオテープ複
   製装置。 （２）第１および第２のテープ走行系のテープ速度は記
   録済テープの記録時速度の奇数倍とし、回転ヘッドは、
   互いにアジマスの異なるヘッドを奇数ペア具備している
   ことを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のビデ
   オテープ複製装置。 （３）回転ヘッドの回転軸傾斜は、記録済テープ記録時
   速度に対応させ、回転ヘッドの走査軌跡が記録トラック
   と平行になる傾斜とすることを特徴とする特許請求の範
   囲第（１）項記載のビデオテープ複製装置。 （４）回転シリンダにおける互いに１８０の位置で対向
   する回転ヘッドはアジマス角が異なるものを使用するこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第（１）項記載のビデオ
   テープ複製装置。 （６）回転ヘッドは、それぞれ回転シリンダの中心に対
   して同一角度を成すように配置されていることを特徴と
   する特許請求の範囲第（１）項記載のビデオテープ複製
   装置。