JP4841612B2 - 再生装置、及びプログラム - Google Patents
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Description
ここでいう動データファイルとは、動画データや音声データを記録したファイルの総称であり、例えばAVI(Audio Video Interleave)形式、MPEG(Moving Picture Experts Group)形式、WAV形式、あるいはJPEG(Joint Photographic Experts Group)などの静止画とその再生指示ファイルとの組み合わせなどが挙げられる。
そして、動データファイルの記録と再生を行う機器においては、制御ファイルに従って動データファイルを再生する技術や(特許文献1を参照)、録画済みの動データファイルに優先順位をつけて、保存や消去を自動的に行う技術(特許文献2を参照)が従来から公知である。
しかしながら、従来からの公知の技術では、上記のユーザの要求に応じた好適な動データファイルを検索して効率よく視聴することが困難であり、さらなる開発が望まれていた。
更に、コンピュータに対して、上述した請求項1に記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項9に記載の発明)。
請求項7に記載の発明は、複数の動データファイルを記録し、選択された該動データファイルを再生する再生装置において、前記複数の動データファイルに対応する過去の再生の履歴に関する情報を記録する記録手段と、前記記録手段の記録残量が所定の残量以下か否かを判別する第1の判別手段と、前記第1の判別手段により前記記録残量が所定の残量以下であると判別された場合に、前記過去の再生の履歴に関する情報に基づいて再生の途中で停止された動ファイルデータを検索する検索手段と、この検索手段により検索された再生の途中で停止された動データファイルの一覧を表示し、前記動データファイルの一覧から選択された前記再生の途中で停止された動データファイルが再生終了した後、前記再生終了した動データファイルの削除を促す出力手段と、を備えたことを特徴とする。更に、コンピュータに対して、上述した請求項7に記載の発明に示した主要機能を実現させるためのプログラムを提供する(請求項10に記載の発明)。
請求項8に記載の発明は、請求項7に記載の発明において、前記出力手段は、前記動データファイルの一覧表示を、前記動データファイルの属性を表示することにより行うことを特徴とする。
以下、図を参照して本発明の実施の形態を詳細に説明する。ただし、本発明の範囲は図示例に限定されない。
図1に本発明に係る再生装置1の機能的構成を示す。再生装置1は、制御部11、表示部12、音声出力部13、画像処理部14、記憶部15、通信部16、アンテナ17、カメラ撮影部18、キー操作部19、メモリ20、及びICカード処理部21を備え、これら各部はバス22を介して互いに接続されてなる。具体的には、再生装置1は、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)などの携帯情報端末や、パソコン、DVD(Digital Versatile Disk)レコーダ、HDD(Hard Disk Drive)レコーダ、又はホームサーバーなどである。
記録メディア15aは、記憶部15、又は後述するICカード処理部21に読み取り及び書き込み可能に設置される記録媒体であり、単/複数の動データファイル、及び過去の再生の履歴などその動データファイルに関する情報であるインデックステーブルを格納する。記録メディア15aの例としては、CD−R、CD−R/W、DVD−R、DVD−R/W、DVD+R/W、DVD−RAM、ブルーレイディスク、MOディスク、PCカード、SDカード、メモリースティック(登録商標)、スマートメディア、コンパクトフラッシュ(登録商標)、xD−Pictureカード、HDD及び不揮発性メモリなどがある。
動データファイルインデックステーブルは、各動データファイルごとに、記録メディア15aにおける動データファイルの開始位置を示すファイルアドレス、記録された日時を示す記録日時、最初から最後までの再生時間、視聴の状態を示すフラグ(未視聴「0」・視聴済み「2」・途中まで視聴されている「1」)、再生時において停止指示により停止したデータ上のアドレスである停止位置、及び該停止位置により算出される残り再生時間からなり、各動データファイルの再生に関する情報を格納する。このように、動データファイルに関する情報を一括してインデックスファイルで管理することにより、高速に検索を行うことができる。
これにより、停止位置をチェックするだけで動データファイルの視聴状態を判定することができる。
この場合は、動データファイル及び/又は動データファイルのインデックステーブルが通信部16により互いにデータ通信可能に接続されるサーバに格納される構成であっても良く、これにより情報の一元管理を行うことができる。
また、ステップS17において、複数の動データファイルの組み合わせが有ると判定された場合は(ステップS17:YES)、後述する図3に示した、ステップS16において検索された組み合わせを選択して再生する処理(A1)へ移行される。
ここで、再生停止の指示や所定の再生時間経過がなく、ステップS21で再生が指示された動データファイルの再生が終了した場合(ステップS24:YES)、その動データファイルに関するインデックステーブルのフラグに再生が終了したことを示すデータが格納され(ステップS29)、終了する。
なお、再生停止の指示(ステップS22:YES)又は再生可能時間が経過した場合(ステップS23)は、再生停止の指示が出力されて(ステップS25)、その動データファイルのインデックステーブルにおいて、再生の停止位置に関する情報が記録され(ステップS26)、その停止位置に関する情報を元に残り再生時間が算出されて記録され(ステップS27)、再生が途中で終了したことを示すデータがフラグに格納され(ステップS28)、終了する。
なお、ここにおける所定の再生順は、例えば再生時間の短いものから順に指定されるなど、予め設定された条件を元によるものでも良いが、ステップS31における動データファイルの組み合わせ選択時に、ユーザが再生順を入力する構成であっても良い。
次に、第2の実施の形態として、制御部11が再生途中で停止された動データファイルを優先的に検索し、再生する処理について説明する。なお、簡略化のため、第1の実施の形態と同一な構成については同一の符号を付して説明を省略し、第2の実施の形態に特徴的な処理について図4を参照して説明する。
ここで、複数でない場合(ステップS54:NO)、該当する動データファイルの残り再生時間と再生可能時間とが比較され(ステップS61)、再生可能時間以下であるため再生可能であると判定された場合(ステップS62)、当該動データファイルに対して再生開始の指示が出力されて再生が開始される(ステップS60)。
また、ステップS54において複数存在すると判定された場合(ステップS54:YES)、再生途中で停止された各動データファイルの残り再生時間が読み出され(ステップS55)、残り再生時間が再生可能時間内に収まる動データファイルが検索され(ステップS56)、顔等する動データファイルが存在するか否かが判定される(ステップS57)。ここで、存在すると判定された場合(ステップS57:NO)、残り再生時間の短い順で動データファイルの一覧が表示され(ステップS58)、ユーザの指示により表示された一覧の中から再生される動データファイルが選択され(ステップS59)、該動データファイルが再生される(ステップS60)。
また、該当する動データファイルが存在しないと判定された場合(ステップS65:NO)、再生時間の短い順に全ての動データファイル一覧が表示され(ステップS68)、ユーザの選択の後(ステップS67)、選択された動データファイルが再生される(ステップS60)。
なお、ステップS60の後は、前述の第1の実施の形態で説明したステップS22へ戻り(図2を参照)、同様の構成であるため、説明を省略する。
次に、第3の実施の形態として、制御部11が新たな動データファイルを記録メディア15aに追加する時の処理について説明する。なお、簡略化のため、第1、2の実施の形態と同一な構成については同一の符号を付して説明を省略し、第3の実施の形態に特徴的な処理について図5を参照して説明する。
ステップS72で記録残量が所定の値以上であると判定された場合(ステップS72:NO)、ステップS74で該当するファイルが存在しないと判定された場合(ステップS74:NO)、又はC1からの移行は、そのまま記録メディア15aに新規の動データファイルとして追加記録され(ステップS88)、終了する。
ここで、再生停止の指示(ステップS78:YES)が有る場合は、前述のステップS25〜28と同様の処理がステップS79〜82で行われ、C1へ移行する。
次に、第4の実施の形態として、制御部11が再生途中の動データファイルの数に応じて視聴する動データファイルの一覧を表示して再生する処理について説明する。なお、簡略化のため、前述の実施の形態と同様な構成については同一の符号を付して説明を省略し、第4の実施の形態に特徴的な処理について図6を参照して説明する。
なお、該当するファイルが存在しない場合(ステップS94:NO)、又はステップS97において所定のファイル数以下である場合は(ステップS97:NO)、記録メディア15aに格納された動データファイル全ての一覧が表示される(ステップS96)。
また、ステップS106において、動データファイルの再生終了が判定された場合(ステップS106:YES)、その動データファイルにおけるインデックステーブルのフラグに再生が終了したことを示すデータが格納されて(ステップS107)終了する。
ユーザは、再生途中で停止された動データファイルや未再生の動データファイルの視聴案内により、容易に視聴に適した動データファイルの選択を行うことができ、視聴効率の低下を改善することができる。
11 制御部
12 表示部
13 音声出力部
14 画像処理部
15 記憶部
15a 記録メディア
15b 画像メモリ
16 通信部
17 アンテナ
18 カメラ撮影部
19 キー操作部
20 メモリ
21 ICカード処理部
22 バス
Claims (10)
- 複数の動データファイルを記録し、選択された該動データファイルを再生する再生装置において、
前記複数の動データファイルに対応する過去の再生の履歴に関する情報を記録する記録手段と、
前記記録手段の記録残量が所定の残量以下か否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記記録残量が所定の残量以下であると判別された場合に、前記過去の再生の履歴に関する情報に基づいて再生の途中で停止された動ファイルデータを検索する検索手段と、
この検索手段により検索された再生の途中で停止された動データファイルを再生対象として出力し、前記再生対象として出力した動データファイルが再生終了した後、前記再生終了した動データファイルの削除を促す出力手段と、
を備えたことを特徴とする再生装置。 - 前記過去の再生の履歴に関する情報は、当該動データファイルの記録時間と当該動データファイルが途中まで再生され、その再生が途中で停止された場合での再生位置情報であり、
前記記録手段により記録されている当該動データファイルの記録時間と前記再生位置情報に基づいて未再生時間を算出して取得する時間取得手段と、
検索する条件として時間を指定する指定手段を更に備え、
前記検索手段は、前記時間取得手段により取得された残り再生時間が前記指定手段により指定された時間以下の動データファイルを検索することを特徴とする請求項1に記載の再生装置。 - 前記出力手段は、前記検索手段により検索された動データファイルが複数存在する場合に再生時間の短い順に出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の再生装置。
- 前記複数の動データファイルの中から前記再生の途中で停止された動データファイルが存在しない場合に未再生の動データファイルがあるか否かを判定する第2の判定手段を更に備え、
前記検索手段は、前記未再生の動データファイルが存在する場合に該動データファイルを検索することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の再生装置。 - 前記複数の動データファイルの中から前記再生の途中で停止された動データファイルが存在しない場合に、前記記録手段により記録されている記録時間が前記指定手段により指定された時間以下の動データファイルがあるか否かを判定する第3の判定手段を更に備え、
前記検索手段は、前記記録時間が前記指定された時間以下の動データファイルが存在する場合に該動データファイルを検索することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の再生装置。 - 前記出力手段は、前記検索手段により検索された再生の途中で停止された動データファイルが予め定められた所定の数以上の場合に該検索された再生の途中で停止された動データファイルを一覧表示することを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の再生装置。
- 複数の動データファイルを記録し、選択された該動データファイルを再生する再生装置において、
前記複数の動データファイルに対応する過去の再生の履歴に関する情報を記録する記録手段と、
前記記録手段の記録残量が所定の残量以下か否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記記録残量が所定の残量以下であると判別された場合に、前記過去の再生の履歴に関する情報に基づいて再生の途中で停止された動ファイルデータを検索する検索手段と、
この検索手段により検索された再生の途中で停止された動データファイルの一覧を表示し、前記動データファイルの一覧から選択された前記再生の途中で停止された動データファイルが再生終了した後、前記再生終了した動データファイルの削除を促す出力手段と、
を備えたことを特徴とする再生装置。 - 前記出力手段は、前記動データファイルの一覧表示を、前記動データファイルの属性を表示することにより行うことを特徴とする請求項7に記載の再生装置。
- 複数の動データファイルを記録し、選択された該動データファイルを再生する再生装置に設けられたコンピュータに、
前記複数の動データファイルに対応する過去の再生の履歴に関する情報を記録する記録手段と、
前記記録手段の記録残量が所定の残量以下か否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記記録残量が所定の残量以下であると判別された場合に、前記過去の再生の履歴に関する情報に基づいて再生の途中で停止された動ファイルデータを検索する検索手段と、
この検索手段で検索された再生の途中で停止された動データファイルを再生対象として出力し、前記再生対象として出力した動データファイルが再生終了した後、前記再生終了した動データファイルの削除を促す出力手段を実現させるためのプログラム。 - 複数の動データファイルを記録し、選択された該動データファイルを再生する再生装置に設けられたコンピュータに、
前記複数の動データファイルに対応する過去の再生の履歴に関する情報を記録する記録手段と、
前記記録手段の記録残量が所定の残量以下か否かを判別する第1の判別手段と、
前記第1の判別手段により前記記録残量が所定の残量以下であると判別された場合に、前記過去の再生の履歴に関する情報に基づいて再生の途中で停止された動ファイルデータを検索する検索手段と、
この検索手段により検索された再生の途中で停止された動データファイルの一覧を表示し、前記動データファイルの一覧から選択された前記再生の途中で停止された動データファイルが再生終了した後、前記再生終了した動データファイルの削除を促す出力手段を実現させるためのプログラム。
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