JP4841450B2 - 荷役車両の荷役装置 - Google Patents

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Description

本発明は、バケット等の荷役具に土砂などの荷を掬い取り、作業ブームを上方に揺動して荷役具を持ち上げる際に、荷役具の水平姿勢を保持して荷こぼれを防止するレベル保持装置を備えた荷役車両の荷役装置に関する。
車体に設けられた作業ブームを上下方向に揺動するとともに、作業ブームの遊端部に設けられたバケットを前後方向に傾動して、土砂やズリなどの荷を扱う荷役装置を備えた小型のホイールローダが、たとえば特許文献1に開示されている。この小型のホイールローダは、図7,図8に示すように、車体11の前部に設けられた左右の駆動前輪12Fと後部に設けられた左右の駆動後輪12Rとを有し、車体11の前部の操縦席13に設けられた左右一対の走行操作レバー21R,21Lにより駆動前後輪12F,12Rを操作して前後進とを行うとともに、左右の駆動前後輪12F,12Rの回転速度差を利用して車体11を転舵するように構成されている。
車体11の後部両側に、左右方向の水平支軸15を介して上下方向に揺動自在に支持されるとともに、操縦席13の左右両側を通って前方に伸びる左右一対の作業ブーム14が設けられている。そして、これら作業ブーム14の遊端側に設けられたL字形の前支持部14aと車体11との間にブームシリンダ16がそれぞれ連結され、これらブームシリンダ16により作業ブーム14が水平支軸15を中心に上下方向に揺動される。また左右の作業ブーム14の前支持部14a間に、水平支軸15と平行な支持ピン17aを介して作業具であるたとえばバケット17が前後方向に傾動自在に支持され、さらに前支持部14aとバケット17との間に設けられた荷役シリンダ18により、バケット17が支持ピン17aを中心に前後方向に傾動される。
さらに操縦席13には、前記走行操作レバー21R,21Lと、作業ブーム14の上下揺動とバケット17の前後傾動とを行う左右一対の荷役操作ペダル22R,22Lとが設けられている。
通常、このホイールローダでは、両手で走行操作レバー21R,21Lを操作して走行と操舵を行い、両足で荷役操作ペダル22R,22Lを操作して、たとえばトラックのような高い荷受台に荷を積み込むなどの荷役作業を行っている。
このような荷積み作業では、作業ブーム14を上方に揺動させるとバケット17が後傾して荷こぼれが生じるため、作業ブーム14の上昇動作と同時にバケット17の前傾動作を行う必要がある。このような荷役操作ペダル22R,22Lによる作業ブーム14とバケット17の複合操作を回避するため、作業ブーム14の上昇に従って自動的にバケット17の前傾させて水平に保持し荷こぼれを防止するレベル保持装置が設けられている。
特開平5−51940号公報
しかしながら、この種の小型のホイールローダでは、トラックなど高い荷台への荷積み作業の他に、農作業や土木作業などにおいて、掻き取ったり掬い取った土砂や資材、堆肥などの荷を、0.5〜2m前後のあまり高くない低位まで持ち上げて盛り付けるといった低位の荷積み作業に使用されることが多い。
この場合、従来のレベル保持装置では、バケット17の昇降ストロークの全体にわたって自動的にバケット17が水平に保持されるため、この水平姿勢からバケット17を前傾させて土砂を投下していると、荷積み作業に時間を要する。熟練者は、荷積み作業を短時間で行うために、両足で荷役操作ペダル22R,22Lを複合操作して作業ブーム14を上昇させると同時にバケット17を前傾させる。熟練されたオペーレータでは、この複合操作により短時間で作業を行うことができるが、熟練度が低いオペーレータでは複合操作が難しく、低位の荷積み作業に長時間を要するといった問題があった。
本発明は上記問題点を解決して、熟練度に関わり無く、盛り土などの低位の荷積み作業を容易に短時間で行うことができる荷役車両の荷役装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、車体に水平方向の支軸を中心に上下方向に揺動自在に設けられた作業ブームと、作業ブームの遊端部に前後方向に傾動自在に設けられた荷役具と、作業ブームを上下方向に揺動して荷役具を昇降駆動可能なブームシリンダと、荷役具を前後方向に傾動可能な荷役シリンダと、ブームシリンダにより作業ブームを上方に揺動させた時にブームシリンダから排出される圧油の一部を荷役シリンダに供給して作動させ、荷役具を前傾させて荷役具を水平に保持するレベル保持装置とを具備した荷役車両の荷役装置において、前記レベル保持装置に高速前傾機構を設け、当該高速前傾機構は、ブームシリンダにより作業ブームを上方に揺動した時に、ブームシリンダから荷役シリンダに送られる圧油量を調整する高速前傾バルブと、当該高速前傾バルブを操作する高速前傾スイッチとを有するものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の構成において、レベル保持装置は、コントロールバルブに接続された第1ポートと、ブームシリンダの収縮室に接続された第2ポートと、荷役シリンダの進展室に接続された第3ポートと、第1ポートと第2ポートとを接続する主流路に介在された分岐弁と、前記分岐弁の分岐口と第3ポートとを接続する調整流路とを具備し、高速前傾機構は、前記分岐弁と第2ポートの間の主流路と調整流路とを接続するとともに高速前傾バルブが介在されたバイパス流路を有するものである。
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の構成において、高速前傾機構は、圧油の追加量を複数段または無段階に調整可能に構成されたものである。
請求項1記載の構成によれば、レベル保持装置において、ブームシリンダから排出され分岐弁で分離されて荷役シリンダに送られる圧油量を、高速前傾用に設定しておき、高速前傾スイッチを操作して高速前傾バルブを遮断した高速前傾時には、分岐弁で分離された圧油の全量を荷役シリンダに供給し、荷役シリンダを高速で駆動して荷役具を高速で前傾させる。また高速前傾スイッチを操作して高速前傾バルブを連通する通常の水平レベル保持時には、分岐弁で分離された圧油の高速駆動分を排出側に戻すことで、荷役シリンダの駆動速度を低下させて荷役具の前傾速度を低下させ水平姿勢に保持する。したがって、熟練度に関わり無く、高速前傾スイッチを操作することにより、盛り土などの低位の荷積み作業を容易に短時間で行うことができる。
請求項2記載の構成によれば、高速前傾バルブを有するバイパス流路により、レベル保持装置に高速前傾機構を容易に設けることができる。
請求項3記載の構成によれば、圧油の追加量を複数段または無段階に調整することができるので、荷役具による荷の投下位置を選択して設定でき、低位置の荷積み作業をさらに効率よく短時間で行うことができる。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図6に基づいて説明する。
[実施の形態1]
本発明に係る荷役車両の荷役装置の実施の形態1を図1〜図3を参照して説明する。なお、従来例と同一部材には同一符号を付して説明を省略する。
図1は、ブームシリンダ16および荷役シリンダ18を駆動する荷役装置の油圧回路図である。図1(a)に示すように、タンク40とコントロールバルブ41の入口側のポートP間に、エンジンにより駆動される油圧ポンプ44が介在された圧油供給管45Aが接続され、タンク40とコントロールバルブ41のポートTとの間に圧油排出管45Bが接続されている。
またコントロールバルブ41は、図1(c)に示すように、荷役操作ペダル22R,22Lにより操作されるブーム作動バルブ42と荷役作動バルブ43とを具備し、ブーム作動バルブ42に接続された出口側のポートA1,B1と、荷役作動バルブ43に接続された出口側のポートA2,B2が設けられている。
前記ブーム作動バルブ42は、荷役操作ペダル22R(または22L)により、ポートPと荷役作動バルブ43のポートとを接続するとともにポートA1,B1とポートTとを接続するブームフリー位置Aと、ポートPとポートA1とを接続するとともにポートB1と荷役作動バルブ43のポートとを接続するブーム下降位置Bと、ポートA1とポートB1を閉鎖するとともにポートPと荷役作動バルブ43のポートとを接続するブーム停止位置Cと、ポートPとポートB1とを接続するとともにポートA1と荷役作動バルブ43のポートとを接続するブーム上昇位置Dとに操作される。
また荷役作動バルブ43は、荷役操作ペダル22L(または22R)により、ポートPとポートA2とを接続するとともにポートTとポートB2とを接続する荷役前傾位置aと、ポートA2とポートB2を閉鎖する荷役停止位置bと、ポートPとポートB2とを接続するとともにポートA2とポートTとを接続する荷役後傾位置cとに操作される。
コントロールバルブ41とブームシリンダ16とは、前記ポートB1と進展室(テール室ともいう)16rとの間にブーム上昇配管36Aが接続され、ブームシリンダ16の収縮室(フロント室ともいう)16fとポートA1との間に、第1ブーム下降配管36Bおよび第2ブーム下降配管36Bとが直列に接続されている。またコントロールバルブ41と荷役シリンダ18とは、ポートA2と荷役シリンダ18の進展室(テール室ともいう)18rとの間に荷役前傾配管37Aが接続され、ポートB2と荷役シリンダ18の収縮室(フロント室ともいう)18fとの間に荷役後傾配管37Bが接続されている。
そして、これら第1,第2ブーム下降配管36B,36Bと、荷役前傾配管37Aおよび荷役前傾配管37Bとの間にレベル保持装置31が設けられている。
このレベル保持装置31は、第2ブーム下降配管36Bが接続されたポートI(第1ポート)と、第1ブーム下降配管36Bが接続されたポートII(第2ポート)と、荷役後傾配管37Bに連通された第2分岐管34が接続されたポートIIIと、荷役前傾配管37Aに連通された第1分岐管33が接続されたポートIV(第3ポート)とを具備している。そして、ポートIとポートIIとを接続する第1,第2主流路(主流路)31a,31bに、分岐弁(スプール弁)32が介在されている。また分岐弁32の分岐口とポートIVとを接続する調整流路31cに、分岐弁32からポートIVにのみ圧油の流れを許す調整チェック弁38が介在されている。さらにポートIIIと第2主流路31bとを接続する戻り流路31dにアンロード弁35が介在されている。
そして、第2主流路31bから、調整チェック弁38と分岐弁32の分岐口との間の調整流路31cにバイパス流路51が接続され、このバイパス流路51にソレノイド式の高速前傾バルブ52が介在されるとともに、高速前傾バルブ52の第2主流路31b側に、高速前傾バルブ52から第2主流路31b側にのみ圧油の流入を許容する高速前傾チェック弁53が介在されている。
そして、これらバイパス流路51、高速前傾バルブ52、高速前傾チェック弁53と、操縦席13に設けられて高速前傾バルブ52を遮断するi位置と連通するii位置との間で切換操作する高速前傾スイッチ54とで高速前傾機構50が構成される。
前記分岐弁32は、ブームシリンダ16を進展する時に、ブームシリンダ16の収縮室16fから排出されてポートIに流入した圧油を、絞り部を介してポートIIからコントロールバルブ41のポートA1に排出するとともに、圧油の一部を、荷役シリンダ18が高速駆動可能な所定の比率に分離して調整流路31cに送り、ポートIVから第1分岐管33に排出し荷役シリンダ18のテール室18rに供給するように構成されている。また前記高速前傾チェック弁53は、ii位置で、その絞り部により調整流路31cから荷役シリンダ18に送られる圧油量のうち、高速駆動分の圧油量のみを第2主流路31b側に戻し、水平保持する圧油量のみを荷役シリンダ18のテール室18rに供給するように構成されている。
たとえば通常のバケット17の水平レベル保持時に、荷役シリンダ18に送られる圧油量を、第1主流路31aの1.0に対して0.3とし、高速前傾させる場合の圧油量を0.5(高速駆動分は0.2)とした場合、分岐弁32により調整流路31c側に分離される圧油量を、第1主流路31aの1.0に対して0.5(第2主流路31b:調整流路31c=1:1)としておき、高速前傾チェック弁53からの排出圧油量(高速駆動分)を0.2に設定する。
なお、ブームシリンダ16を収縮する時に、コントロールバルブ41のポートA1から供給されて第1ブーム下降配管36Bを介してポートIIに流入された圧油は、その油圧により分岐弁32のスプール(図示せず)を押圧作動して分岐口を閉じることで、分離されることなく全量がポートI側に送られ、第2ブーム下降配管36Bからブームシリンダ16の収縮室16fに供給される。
前記アンロード弁35は、第1分岐管33を介して荷役シリンダ18の進展室18rに圧油が供給されることにより、荷役シリンダ18の収縮室18fから排出される圧油が、コントロールバルブ31からタンク40に排出されない時(荷役作動バルブ43が荷役停止位置bにある時)に、第1分岐管33の油圧の上昇により、第2分岐管34を遮断するi位置から、第2分岐管34を連通するii位置に切り替えられる。これにより、荷役シリンダ18の収縮室18fから排出された第2分岐管34を介してポートIIIに流入した圧油を、戻り流路31dのアンロード弁35から第2主流路31bを介してポートIIに排出し、さらに第1ブーム下降配管36Bからコントロールバルブ31のポートA1に送り出してブーム作動バルブ42からタンク40に排出する。
上記構成において、荷役操作ペダル22Rによりコントロールバルブ41のブーム作動バルブ42をブーム上昇位置Dに操作し、コントロールバルブ41のポートB1からブーム上昇配管36Aを介してブームシリンダ16の進展室16rに圧油を供給する。これにより、バケット17で土砂やズリなどの荷を掬った下降位置Gからブームシリンダ16を進展して作業ブーム14を上方に揺動しバケット17を上昇させる。そして、ブームシリンダ16の収縮室16fから排出された圧油が、第2ブーム下降配管36Bからレベル保持装置31の分岐弁32を介してコントロールバルブ41のポートA1に送られタンク40に排出される。この時、第2ブーム下降配管36Bに排出された圧油の一部が、分岐弁32の分岐口から第1分岐管33に送られ、荷役前傾配管37Aを介して荷役シリンダ18の進展室18rに供給される。そして図1(a)に示すように、高速前傾スイッチ54により通常の水平レベル保持が選択されて、高速前傾バルブ52がii位置にあると、調整流路31cの全圧油量のうち、高速駆動分がバイパス流路51を介して第2主流路31bに戻され、これにより荷役シリンダ18によりバケット17が低速で前傾されて水平に保持される。
作業ブーム14の上昇前に、図1(b)に示すように、高速前傾スイッチ54により高速前傾が選択されて、高速前傾バルブ52がii位置からi位置に切り替えられると、第2主流路31bを流れる圧油の全量がポートIVから第1分岐管33を介して荷役シリンダ18の進展室18rに送り込まれる。これにより、図3に示すように、バケット17の前傾が高速で行われて、バケット17が通常より低い上昇位置Uで完全に前傾され、バケット17に収容された土砂などの荷が短時間で滑落排出される。
したがって、盛り土作業など、低い位置への荷下ろしする単純動作を繰り返して行う場合に、高速前傾スイッチ54を操作するだけで、バケット17の前傾動作をより高速で自動的に行うことができ、熟練者でなくても短時間に効率よく低位の荷積み作業を行うことができる。
[実施の形態2]
実施の形態1では、高速前傾バルブ52により、調整流路31cからバイパス流路51を介して第2主流路31bに戻される圧油量が一定であるため、バケット17の前傾速度を選択することができなかったが、実施の形態2では、バケット17の前傾速度を複数段階(3段階)に選択可能として、荷下ろしの高さ位置を選択することができるようにしたものである。
すなわち、図4に示すように、バイパス流路51に、絞り部による通過流量が小さい第1高速前傾バルブ61と、絞り部による通過流量が第1高速前傾バルブ61より大きい第2高速前傾バルブ62とを並列に介在させ、高速前傾スイッチ64によりスイッチコントローラ63を介して第1,第2高速前傾バルブ61,62をそれぞれ操作するように構成している。そして、分岐弁32により調整流路31c側に分離される圧油量を、最高速でバケット17を前傾可能な圧油量に設定し、第1高速前傾バルブ61と第2高速前傾バルブ62により第2主流路31bに戻された時のバイパス流路51の圧油量を、バケット17を水平姿勢に保持する前傾速度となるように設定したものである。
高速前傾スイッチ64は、一旦押して通電させることによりオン状態を継続するモーメンタリー式でかつ照光式であり、高速前傾操作をしないOFFボタン64aと、第1高速前傾バルブ61のみをii位置に切り替えて連通させる低速前傾用のAボタン64bと、第2高速前傾バルブ62のみをii位置に切り替えて連通させる中速前傾用のBボタン64cと、第1高速前傾バルブ61と第2高速前傾バルブ62をそれぞれii位置に切り替えて連通させる高速前傾用のA+Bボタン64dが設けられており、これらボタン64a〜64dを選択してバケット17の前傾速度を3段階で選択することができる。
前記スイッチコントローラ63では、これらA,B,A+Bボタン64b〜64dのいずれかを押すことにより、それぞれのリレーRY−A,RY−B,RY−Cが作動されて各接点がそれぞれオン・オフされ、これによりA,B,A+Bボタン64b〜64dのランプLを点灯・消灯させるとともに、第1,第2高速前傾バルブ61,62のソレノイド61s,62sをオン・オフするように構成されている。
上記実施の形態2によれば、複数段でバケット17の前傾速度を選択することができるので、荷下ろしの高さ位置を適正に選択することができ、熟練者でなくてもさらに効率よく低位の荷積み作業を行うことができる。
なお、他の実施の形態として、図5に示すように、高速前傾バルブ52に代えて電磁式比例制御型高速前傾バルブ(たとえばプロポーショナル弁など)71を設け、この比例制御型高速前傾バルブ71をスイッチコントローラ72を介して高速前傾スイッチ73により操作可能に構成することにより、無段階でバケット17の前傾速度を選択することができ、荷下ろし高さが漸次増加するのに対応して、より最適なバケット17の前傾速度を選択することにより、常に適正な荷下ろし高さを設定することができて、効率よく低位の荷積み作業を行うことができる。
また上記実施の形態1,2では、荷役具としてバケット17を使用したが、これに限るものではなく、図6(a)に示すパレットフォーク19Aや、図6(b)に示すフォークグラップル19B、図6(c)に示すウイングバケット19Cなどのように、前傾により荷を排出可能な荷役具であればよい。
本発明に係る荷役車両の荷役装置の実施の形態1を示す油圧回路図で、(a)はブーム上昇時でバケットの水平レベル保持を選択した時の圧油の流れを示し、(b)はバケットとの高速傾動を選択した時のレベル保持装置の圧油の流れを示し、(c)はブーム上昇時のコントロールバルブの圧油の流れを示す。 荷役装置の油圧回路図で、(a)はブーム下降時の圧油の流れを示し、(b)はブーム下降時のコントロールバルブの圧油の流れを示す。 荷役装置のバケットの動作を示す荷役車両の側面図である。 荷役装置の実施の形態2を示す荷役装置の回路図で、(a)はレベル調整装置の油圧回路を示し、(b)は高速前傾スイッチとスイッチコントローラの電気回路を示す。 荷役装置の他の実施の形態を示し、レベル調整装置の配管図である。 荷役具の他の形態を示す斜視図で、(a)はパレットフォーク、(b)はフォークグラップル、(c)はウイングバケットである。 従来の荷役車両の全体側面図である。 従来の荷役車両の全体正面図である。
符号の説明
11 車体
12F 駆動前輪
12R 駆動後輪
13 操縦席
14 作業ブーム
15 支持軸
16 ブームシリンダ
17 バケット
18 荷役シリンダ
21R,21L 走行操作レバー
22R,22L 荷役操作レバー
31 レベル保持装置
31a 第1主流路
31b 第2主流路
31c 調整流路
32 分岐弁
33 第1分岐管
34 第2分岐管
35 アンロード弁
36A ブーム上昇配管
36B 第1ブーム下降配管
36B 第2ブーム下降配管
37A バケット前傾配管
37B バケット後傾配管
38 調整チェック弁
41 コントロールバルブ
42 ブーム作動バルブ
43 荷役作動バルブ
44 油圧ポンプ
45A 圧油供給管
45B 圧油排出管
50 高速前傾機構
51 バイパス流路
52 高速前傾バルブ
53 高速前傾チェック弁
54 高速前傾スイッチ
61 第1高速前傾バルブ
62 第2高速前傾バルブ
61s,62s ソレノイド
63 スイッチコントローラ
71 比例制御型高速前傾バルブ
72 スイッチコントローラ
73 高速前傾スイッチ

Claims (3)

  1. 車体に水平方向の支軸を中心に上下方向に揺動自在に設けられた作業ブームと、作業ブームの遊端部に前後方向に傾動自在に設けられた荷役具と、作業ブームを上下方向に揺動して荷役具を昇降駆動可能なブームシリンダと、荷役具を前後方向に傾動可能な荷役シリンダと、ブームシリンダにより作業ブームを上方に揺動させた時にブームシリンダから排出される圧油の一部を荷役シリンダに供給して作動させ、荷役具を前傾させて荷役具を水平に保持するレベル保持装置とを具備した荷役車両の荷役装置において、
    前記レベル保持装置に高速前傾機構を設け、
    当該高速前傾機構は、ブームシリンダにより作業ブームを上方に揺動した時に、ブームシリンダから荷役シリンダに送られる圧油量を調整する高速前傾バルブと、当該高速前傾バルブを操作する高速前傾スイッチとを有する
    荷役車両の荷役装置。
  2. レベル保持装置は、コントロールバルブに接続された第1ポートと、ブームシリンダの収縮室に接続された第2ポートと、荷役シリンダの進展室に接続された第3ポートと、第1ポートと第2ポートとを接続する主流路に介在された分岐弁と、前記分岐弁の分岐口と第3ポートとを接続する調整流路とを具備し、
    高速前傾機構は、前記分岐弁と第2ポートの間の主流路と調整流路とを接続するとともに高速前傾バルブが介在されたバイパス流路を有する
    請求項1記載の荷役車両の荷役装置。
  3. 高速前傾機構は、圧油の追加量を複数段または無段階に調整可能に構成された
    請求項1または2記載の荷役車両の荷役装置。
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