JP4840872B2 - 基板処理装置及びその大気搬送ユニット - Google Patents

基板処理装置及びその大気搬送ユニット Download PDF

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Description

本発明は,ガラス基板(例えば液晶基板)や半導体ウエハなどの被処理基板に対して所定の処理を施す基板処理装置及びその大気搬送ユニットに関する。
この種の基板処理装置は,例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する)に減圧雰囲気内で所定のプロセス処理を実行可能な複数の処理室を共通に接続する共通搬送室(真空圧側搬送室)に真空圧と大気圧の圧力調整を行うロードロック室を接続してなる処理ユニットを備えるとともに,この処理ユニットに対して例えば搬送アームなどの搬送機構により,大気圧雰囲気内でウエハの受け渡し(ウエハの搬出入)を行う搬送室(大気圧側搬送室)を有する大気搬送ユニットを備える。
このような搬送室では,例えば搬送機構によりカセット容器に収納された未処理ウエハを取出して処理ユニットへ受け渡す。これにより,未処理ウエハはロードロック室及び共通搬送室を介して処理室に搬送されて,処理室にてウエハのプロセス処理が実行される。処理室でのプロセス処理が終了した処理済ウエハは,処理室からロードロック室に戻される。すると,搬送室では,搬送機構によりロードロック室に戻された処理済ウエハを受取って,カセット容器へ回収するようになっている。
このように,搬送室は処理ユニット側でプロセス処理される前のウエハやプロセス処理された後のウエハを搬送するので,搬送室にはこのようなプロセス処理前にウエハに対して行う前処理やプロセス処理後にウエハに対して行う後処理を実行可能な様々な増設ユニットが接続できるようになっている。このような増設ユニットとしては,例えばウエハ上の薄膜を測定する膜厚測定ユニット,ウエハ上のパーティクルを測定するパーティクル測定ユニットなどが挙げられる。
このような増設ユニットは,基板処理装置に必要な処理に応じて最初から搬送室の側面に標準搭載されている場合もあり,また後から搬送室の側面に増設する場合もある。従来は,増設ユニットを搬送室の側面に接続することにより,例えば基板処理装置が設置されるクリーンルームの床面上に平面的に配置するようにしていた。
特開平10−84029号公報 特開2004−265947号公報
しかしながら,上述したように増設ユニットをクリーンルームの床面上に平面的に配置するようにしたのでは,搬送室に接続する増設ユニットの数が多くなるほど,その分,装置全体のフットプリント(占有床面積)が増加するという問題があった。
しかも,搬送室の側面には,通常,処理ユニットの複数のロードロック室,複数のカセット容器の各導入ポート,ウエハの位置合わせを行うオリエンタなど最初から必要なものが多数接続されているので,これらに加えて増設ユニットを取り付けるとすると,増設可能な側面の範囲は極めて限られているので,接続可能な増設ユニットの数も限られてしまうという問題もある。
この場合,例えば横長な箱状の搬送室自体をその長手方向にさらに延長させることにより,増設ユニットを接続する側面の領域を増やすようにすればよいとも考えられる。ところが,このようにすれば,増設ユニットの増数分に搬送室の延長分が加わり,基板処理装置のフットプリントはより一層増加してしまう。
また,搬送室自体の高さをさらに高くして,搬送室の側面に複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて設けるようにすればよいとも考えられる。ところが,このように高さ方向にも高くすると,搬送室は横長の箱状なので,搬送室の長手方向全域にわたって内部の容量が無駄に増大してしまうので,例えばウエハに対するパーティクル付着防止などの観点からは適切ではない。すなわち,搬送室内には真空処理ユニットでプロセス処理が終了した処理済みウエハも搬入されるので,その処理済みウエハとともにパーティクル(例えば反応生成物,塵,ごみなど)が搬送室内に侵入する蓋然性が高い。このような搬送室に侵入したパーティクルは,搬送室自体の容量が増大するほど飛散し易くなるので,その分ウエハにパーティクルが付着する蓋然性も高くなる。
また,搬送室自体の高さを高くして,複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて設けるようにすると,例えば搬送室内の搬送アームも水平方向のみならず,鉛直方向にも大きく移動できるようにしなければならない。これでは,ウエハの搬送制御が複雑化してしまう。また,搬送アームが移動できる領域を増やすのは,上述したウエハに対するパーティクル付着防止の観点からも適切でない。
ところで,ウエハのプロセス処理を行う処理ユニットでは,従来よりウエハの処理の効率化を図り,その設置スペースをできる限り狭くできるように構成することが行われている。例えば特許文献1には,ウエハの液処理装置の上に加熱処理装置を積み上げてユニット化することで,省スペース化するものである。また,特許文献2では,ウエハの処理室を接続する真空搬送室に多数のロードロック室を上下に接続することで,省スペース化するものである。
このように,従来はウエハの処理の効率化の観点もあるので,専らウエハの処理を行う処理ユニット側の配置の方が注目されていた。しかも,従来は増設ユニットの数もそれほど多くはなかったので,搬送室を備える搬送ユニット側の増設ユニットを配置する設置スペースが問題になることはあまりなかった。
ところが,近年では基板処理装置の多機能化に伴って,処理ユニットでのウエハの処理前後に行う前処理や後処理も多様化し,搬送ユニットの搬送室に接続する増設ユニットの数も益々増える傾向にある。例えば近年では,エッチングや成膜などのプラズマ処理を行ったときにウエハの端部に付着する付着物を自動的に除去できる増設ユニットも開発されている。その一方で,上述したような省スペース化の観点からはフットプリントの縮小が要請されるので,処理ユニットのみならず,搬送ユニットについても,フットプリントの増加を極力抑えつつ,より多くの増設ユニットを接続できることが益々望まれる。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,大気搬送ユニットに増設ユニットを増設する際に,フットプリントの増加を極力抑えつつ,従来以上に多くの増設ユニットを増設できる,極めて拡張性の高い大気搬送ユニットを備えた基板処理装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,減圧雰囲気で被処理基板に所定の処理を実行可能な処理室を含む真空処理ユニットと,この真空処理ユニットに対して前記被処理基板の受け渡しを行う大気搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,前記大気搬送ユニットは,前記被処理基板を収納する基板収納容器との導入側搬出入口を設けるとともに,前記真空処理ユニットと接続され,直線的に水平移動可能な水平搬送機構により前記真空処理ユニットと前記基板収納容器との間で前記被処理基板の受け渡しを行う水平搬送ユニットと,複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて接続可能に構成され,直線的に鉛直移動可能な鉛直搬送機構により前記各増設ユニットに対して前記被処理基板の受渡しを行う鉛直搬送ユニットとを相互に接続してなり,前記鉛直搬送ユニットは,前記水平搬送ユニットよりも高くなるように構成し,前記鉛直搬送ユニットとの接続面に設けられた搬出入口を介して,前記鉛直搬送機構により前記水平搬送機構との間で前記被処理基板の受渡しを行うことを特徴とする基板処理装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,減圧雰囲気で被処理基板に所定の処理を実行可能な処理室を含む真空処理ユニットと,前記真空処理ユニットに接続され,この真空処理ユニットと前記被処理基板を収納する基板収納容器との間で前記被処理基板の受け渡しを行う大気搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,前記大気搬送ユニットは,水平方向に長尺な箱状の横型搬送室と,前記横型搬送室に接続され,前記横型搬送室よりも高く鉛直方向に長尺な箱状の縦型搬送室とを備え,前記横型搬送室には,前記真空処理ユニットが接続されるとともに,前記基板収納容器との間で受け渡される前記被処理基板の搬出入口が設けられ,前記横型搬送室内には,前記被処理基板の受渡しを行う搬送アームを搭載した状態で水平な長手方向に沿って直線的に移動可能な水平搬送機構が設けられ,前記縦型搬送室内には,前記被処理基板の受渡しを行う搬送アームを搭載した状態で鉛直な長手方向に沿って直線的に移動可能な鉛直搬送機構が設けられ,前記横型搬送室と前記縦型搬送室との接続面には,前記水平搬送機構の搬送アームと前記鉛直搬送機構の搬送アームとの間で前記被処理基板の受渡しを行うための搬出入口が設けられ,前記縦型搬送室の側面のうち前記横型搬送室との接続面を有する側面以外の側面に,増設ユニットを接続可能な複数の増設ポートが鉛直方向に沿って設けられ,前記複数の増設ポートはそれぞれ,前記鉛直搬送機構の搬送アームと前記増設ユニットとの間で前記被処理基板の受渡しを行うための搬出入口を備えることを特徴とする基板処理装置が提供される。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,減圧雰囲気で被処理基板に所定の処理を実行可能な処理室を含む真空処理ユニットと,この真空処理ユニットに対して前記被処理基板の受け渡しを行う大気搬送ユニットとを備えた基板処理装置の大気搬送ユニットであって,前記大気搬送ユニットは,前記被処理基板を収納する基板収納容器との導入側搬出入口を設けるとともに,前記真空処理ユニットと接続され,水平方向に直線的に移動可能な水平搬送機構により前記真空処理ユニットと前記被処理基板を収納する基板収納容器との間で前記被処理基板の受け渡しを行う水平搬送ユニットと,複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて接続可能に構成され,鉛直方向に直線的に移動可能な鉛直搬送機構により前記複数の増設ユニットに対して前記被処理基板の受渡しを行う鉛直搬送ユニットと,を相互に接続してなり,前記鉛直搬送ユニットは,前記水平搬送ユニットよりも高くなるように構成し,前記鉛直搬送ユニットとの接続面に設けられた搬出入口を介して,前記鉛直搬送機構により前記水平搬送機構との間で前記被処理基板の受渡しを行うことを特徴とする基板処理装置の大気搬送ユニットが提供される。
このような発明によれば,大気搬送ユニットに増設ユニットを接続する場合,鉛直搬送ユニット(例えば縦型搬送室)に複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて接続できる。これにより,例えば鉛直搬送ユニットの最も下側に接続された増設ユニットの上の空間を利用してさらに増設ユニットを増やしていくことができるので,フットプリントの増加を極力抑えつつ,従来以上に多くの増設ユニットを増設することができる。基板処理装置における大気搬送ユニットの拡張性を向上させることができる。
また,水平搬送ユニット(例えば横型搬送室)よりも高くした鉛直搬送ユニット(例えば縦型搬送室)の方に増設ユニットを設けることができるので,処理ユニットが接続される水平搬送ユニット自体を長手方向に延長することなく,また水平搬送ユニット自体の高さを高くすることなく,鉛直方向に増設ユニットを配置することができる。これにより,処理ユニットに接続される水平搬送ユニット自体の容量が増大することもないので,フットプリントの増大を防止できるとともに,ウエハに付着するパーティクルの飛散領域の増大も防止できる。また,真空処理ユニットを接続する水平搬送ユニットに,鉛直搬送ユニットを接続するという簡単な構成で,多数の増設ユニットを接続できるようになるので,大気搬送ユニットの拡張性を簡単に向上させることができる。
また,鉛直搬送ユニットは,前記水平搬送ユニットの上方の空間に向けて,前記増設ユニットを少なくとも1つ以上接続可能に構成してもよい。このように構成すれば,増設ユニットを,水平搬送ユニットの上方の空き空間に配置させるように,鉛直搬送ユニットに接続することができる。このように,水平搬送ユニットの上方の空間を有効に利用することで,基板処理装置のフットプリントの増加を最小限に抑えることができる。
また,前記鉛直搬送ユニットは,前記真空処理ユニットの上方の空間に向けて,前記増設ユニットを少なくとも1つ以上接続可能に構成してもよい。このように構成すれば,増設ユニットを,真空処理ユニットの上方の空き空間に配置させるように,鉛直搬送ユニットに接続することができる。このように,真空処理ユニットの上方の空間を有効に利用することで,基板処理装置のフットプリントの増加を最小限に抑えることができる。
また,上記鉛直搬送ユニットと前記水平搬送ユニットとの搬出入口の近傍に前記被処理基板を一時的に載置する1又は2以上の受渡台を設け,前記鉛直搬送機構と前記水平搬送機構とは,前記受渡台を介して前記被処理基板を受け渡しを行うようにしてもよい。このような受渡台を備えることによって,水平搬送機構及び鉛直搬送機構の被処理基板の搬送効率を向上させることができる。例えば水平搬送機構から鉛直搬送機構に被処理基板を前記搬出入口を介して受け渡す場合に,水平搬送機構は被処理基板を受渡台に受け渡した後すぐに,鉛直搬送機構を待つことなく,次の被処理基板の搬送作業に移ることができる。鉛直搬送機構から水平搬送機構に被処理基板を受け渡す場合も同様である。なお,これに限られるものではなく,鉛直搬送機構と水平搬送機構は,鉛直搬送ユニットと水平搬送ユニットとの搬出入口を介して受渡台を使用せずに直接被処理基板の受渡しを行うようにしてもよい。この場合には受渡台を省略することもできる。
また,前記鉛直搬送ユニットと前記水平搬送ユニットとの搬出入口と前記受渡台は,前記水平搬送ユニットにおける前記基板収納容器との導入側搬出入口よりも上に配置することが好ましい。このように配置することにより,水平搬送機構が基板収納容器と水平搬送ユニットとの間で被処理基板を搬出入するときに,この水平搬送機構と受渡台との干渉を容易に防ぐことができる。
また,前記増設ユニットは,前記鉛直搬送ユニットに設けられた増設ポートを介して接続されるようにしてもよい。これによれば,増設ポートの配設位置の通りに鉛直搬送ユニットに増設ユニットが接続されるため,例えば鉛直搬送ユニットに設ける増設ユニットの位置を調整することにより,鉛直搬送ユニットに接続する増設ユニットの位置を調整することができる。
また,前記鉛直搬送ユニットは,その内部に前記増設ユニットへの用力の供給ラインを配設し,前記増設ポートは,前記用力供給ラインを前記増設ユニット側の用力供給ラインに接続するための用力供給ライン接続部を備え,前記増設ユニットを前記増設ポートに接続することにより,前記用力供給ライン接続部を介して前記鉛直搬送ユニット内の用力供給ラインと前記増設ユニット側の用力供給ラインとが接続されるように構成してもよい。これによれば,増設ユニットを増設ポートに接続するだけで,増設ユニットに用力を供給することができる。したがって,増設ユニットへの用力供給ラインの接続を別途行う必要がなくなり,短時間で増設ユニットの増設を完了することができる。また,用力供給ラインを増設ユニットまで導くためのスペースを鉛直搬送ユニットの外部に確保する必要がなくなるため,更なる省スペース化を図ることができる。
また,真空処理ユニットは,例えば複数の前記処理室と,これらの処理室を周囲に接続する共通搬送室と,この共通搬送室を前記大気搬送ユニットの水平搬送ユニットに接続するロードロック室とを備えて構成される。
また,上記増設ユニットは,例えば前記被処理基板に形成された薄膜の厚さを測定するための膜厚測定ユニットであり,又は前記被処理基板へのパーティクルの付着度合いを測定するためのパーティクル測定ユニットであり,又は前記被処理基板を洗浄するための洗浄ユニットである。
本発明によれば,大気搬送ユニットに増設ユニットを増設する際に,フットプリントの増加を極力抑えつつ,従来以上に多くの増設ユニットを増設でき,しかも簡単に大気搬送ユニットの拡張性を向上させることができる。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1実施形態にかかる基板処理装置)
まず,本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置100の概略構成を示す平面図であり,図2はこの基板処理装置100が備える大気搬送ユニット300の概略構成を示す斜視図である。この基板処理装置100は,被処理基板例えばウエハWに対して成膜処理,エッチング処理などの各種の処理を行う真空処理ユニット200と,この真空処理ユニット200に対してウエハWを搬出入する大気搬送ユニット300と,基板処理装置100全体の動作を制御する制御部500とを備えている。なお,図2には真空処理ユニット200及び制御部500の図示を省略している。
大気搬送ユニット300は,大局的には,処理ユニット200に接続する横型搬送室310と,複数の増設ユニット(拡張ユニット)を接続可能な縦型搬送室360を接続して構成される。横型搬送室310は,基板収納容器例えばカセット容器102(102A〜102C)と真空処理ユニット200との間で水平方向に直線的に移動可能な後述の水平搬送機構320によりウエハWを搬出入する水平搬送ユニットの一例である。縦型搬送室360は,横型搬送室310と各増設ユニットとの間で鉛直方向に直線的に移動可能な後述の鉛直搬送機構370によりウエハWの受け渡しが可能な鉛直搬送ユニットの一例である。
図2に示すように,横型搬送室310は水平方向に長尺な箱状の筐体312によって区画形成されており,その横断面は略多角形(例えば長方形)を成している。また,縦型搬送室360は鉛直方向に長尺な箱状の筐体362によって区画形成されており,その横断面は略多角形(例えば正方形)を成している。縦型搬送室360は,その高さが横型搬送室310よりも高くなるように構成されている。横型搬送室310の筐体312と縦型搬送室360の筐体362はともに,例えばステンレス鋼材やアルミニウム材で構成されている。
横型搬送室310の筐体312の長尺な一方の側面すなわち横断面多角形の一方の長辺を構成する側壁312cの外面には,カセット容器102A〜102Cを載置可能なように構成された複数の導入ポート302(302A〜302C)が並設されている。
各カセット容器102(102A〜102C)は,例えば最大25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収納できるものであり,内部が例えばNガス雰囲気で満たされた密閉構造となっている。そして,各カセット容器102A〜102Cと横型搬送室310は,側壁312cに形成されている搬出入口(導入側搬出入口)314A〜314Cによって連通しており,これらの搬出入口314A〜314Cを介してウエハWが搬出入できるようになっている。なお,導入ポート302とカセット容器102の数は,図1と図2に示す例に限られない。
横型搬送室310の筐体312内には,その水平な長手方向(図1に示す白抜き矢印方向)に沿って直線的に移動可能な水平搬送機構(搬送ユニット側水平搬送機構)320が設けられている。水平搬送機構320が固定される基台322は,横型搬送室310内の長手方向に沿って設けられた案内レール324上にスライド移動可能に支持されている。この基台322と案内レール324にはそれぞれ,リニアモータの可動子と固定子とが設けられている。案内レール324の端部には,このリニアモータを駆動するためのリニアモータ駆動機構(図示せず)が設けられている。リニアモータ駆動機構は,制御部500からの制御信号に基づいて制御され,これによって水平搬送機構320が基台322とともに案内レール324に沿って長手方向へ移動する。
水平搬送機構320は,ウエハWの受渡しを行う搬送アームを基台322に搭載することにより,搬送アームごと水平方向に直線的に移動できるようになっている。ここでは,搬送アームとして例えば2つのアーム部を備えたいわゆるダブルアーム構造を採用している。各アーム部は,例えば屈伸・昇降・旋回が可能な多関節構造を有している。そして,各アーム部の先端にはウエハWを保持するためのピック326A,326Bが備えられており,水平搬送機構320は一度に2枚のウエハWを取り扱うことができる。このような水平搬送機構320によって,例えばカセット容器102,オリエンタ304,及び後述の第1,第2ロードロック室230M,230Nなどに対して,ウエハWを交換するように搬出入することができる。水平搬送機構320のピック326A,326Bはそれぞれ,ウエハWを保持しているか否かを検出するためのセンサ(図示せず)を備えている。なお,水平搬送機構320のアーム部の数は上記のものに限られず,例えば1つのアーム部を有するシングルアーム機構としてもよい。
横型搬送室310の一方の端面すなわち断面略多角形状の一方の短辺を構成する側壁312eの外面には,位置合わせ機構としてのオリエンタ(プリアライメントステージ)304が設けられている。このオリエンタ304は,その内部に,回転載置台306とウエハWの周縁部を光学的に検出する光学センサ308を備えている。このオリエンタ304では,例えばウエハWに予め形成されているオリエンテーションフラットやノッチなどが光学センサ308によって検出され,この検出結果に応じてウエハWの回転角度が調整される。
上記縦型搬送室360は,その筐体362の4つの側壁362c〜362fのうち側壁362eの外面が,横型搬送室310の他方の端面すなわち断面略多角形状の他方の短辺を構成する側壁312fの外面に接続されている。また,その側壁362eの反対側の側壁362fは,基板処理装置100に各種機能を付加するための増設ユニット(拡張ユニット)400(400A〜400D)が接続可能なように構成されている。同様に,縦型搬送室360の正面にあたる側壁362cの反対側の側壁362dも増設ユニット410(410A〜410D)が接続可能なように構成されている。
なお,縦型搬送室360の各側壁362d,362fに接続できる増設ユニット400,410の数は4つには限定されない。例えば縦型搬送室360をより高く形成することによって,たとえ増設ユニットの高さが高い場合であってもより多くの増設ユニットを縦型搬送室360の各側壁362d,362fに接続することができるようになる。また,増設ユニット400,410の高さをより低く形成することによって,より多くの増設ユニットを縦型搬送室360の各側壁362d,362fに接続することができるようになる。
縦型搬送室360の筐体362内には,鉛直な長手方向(縦方向)に沿って移動可能な鉛直搬送機構(搬送ユニット側鉛直搬送機構)370が設けられている。この縦型搬送室360の具体的な構成例については後述する。
次に,上記の大気搬送ユニット300に接続される真空処理ユニット200の具体的な構成例について説明する。本実施形態にかかる基板処理装置100がクラスタツール型であることから,真空処理ユニット200は図1に示すように,断面多角形(例えば六角形)に形成された共通搬送室210と,その周囲に気密に接続された複数の処理室220(220A〜220D)及び第1,第2ロードロック室230M,230Nから構成されている。
処理室220A〜220Dはそれぞれ,ゲートバルブ240A〜240Dを介して共通搬送室210に接続されている。また,第1,第2ロードロック室230M,230Nの先端はそれぞれ,ゲートバルブ240M,240Nを介して共通搬送室210に接続されており,第1,第2ロードロック室230M,230Nの基端はそれぞれ,ゲートバルブ242M,242Nを介して横型搬送室310の筐体312の長尺な他方の側面すなわち横断面多角形の他方の長辺を構成する側壁312dに接続されている。
処理室220A〜220Dはそれぞれ,内部に載置台(サセプタ)222A〜222Dを備えており,これに載置されたウエハWに例えば成膜処理(例えばプラズマCVD処理)やエッチング処理(例えばプラズマエッチング処理)などの所定の処理が施される。また,各処理室220A〜220Dには,内部に処理ガスやパージガスなど所定のガスを導入するためのガス導入系(図示せず)及び内部を排気するための排気系(図示せず)が接続されている。なお,処理室220の数は,図1に示す例に限られない。
第1,第2ロードロック室230M,230Nは,ウエハWを一時的に保持して圧力を調整した後に,次段へパスする機能を有している。各第1,第2ロードロック室230M,230Nの内部にはそれぞれ,ウエハWを載置可能な受渡台232M,232Nが設けられている。
共通搬送室210内には,2つのアーム部を備えたいわゆるダブルアーム構造を採用した処理ユニット側搬送機構212が設けられている。そして,処理ユニット側搬送機構212の各アーム部は,例えば屈伸・昇降・旋回が可能な多関節構造を有しており,各アームの先端にはウエハWを保持するためのピック214A,214Bが備えられている。このような処理ユニット側搬送機構212は一度に2枚のウエハWを取り扱うことができ,第1,第2ロードロック室230M,230N及び各処理室220A〜220Dとの間でウエハWを搬送することができる。処理ユニット側搬送機構212のピック214A,214Bはそれぞれ,ウエハWを保持しているか否かを検出するためのセンサ(図示せず)を備えている。なお,処理ユニット側搬送機構212のアーム部の数は上記のものに限られず,例えば1つのアーム部を有するシングルアーム機構としてもよい。
(処理部の構成例)
続いて,制御部500の具体的な構成例について図面を参照しながら説明する。図3は,制御部500の構成を示すブロック図である。この制御部500は,水平搬送機構320,鉛直搬送機構370,及び処理ユニット側搬送機構212の移動制御,各ゲートバルブの開閉制御,オリエンタ304の回転載置台306の回転制御,各処理室220のウエハWに対するプロセス処理制御,並びに増設ユニット400,410のウエハWに対する各種処理の制御などを含む基板処理装置100全体の動作を制御するものである。
このような制御を行う制御部500は,図3に示すように,制御部本体を構成するCPU(中央処理装置)510,CPU510が各部を制御するデータなどを格納するROM(Read Only Memory)520,CPU510が行う各種データ処理のために使用されるメモリエリアなどを設けたRAM(Random Access Memory)530,操作画面や選択画面などを表示する液晶ディスプレイなどで構成される表示手段540,オペレータによる種々のデータの入出力などを行うことができる入出力手段550,例えばブザーのような警報器などで構成される報知手段560,基板処理装置100の各部を制御するための各種コントローラ570,基板処理装置100に適用される各種プログラムデータやこのプログラムデータに基づくプログラム処理を実行するときに使用する各種設定情報を格納する記憶手段580を備えている。
記憶手段580には,例えば水平搬送機構320,鉛直搬送機構370,及び処理ユニット側搬送機構212の動作を制御する搬送プログラム582と,各処理室220及び増設ユニット400,410におけるウエハWに対する処理時に実行される処理プログラム584などの各種処理を行うためのプログラムが記憶されている。また,各処理室220の室内圧力,ガス流量,高周波電力などの処理条件(レシピ)や増設ユニット400,410における処理条件(レシピ)など各種処理の処理条件データ586を記憶する。このような記憶手段580は,例えばフラッシュメモリ,ハードディスク,CD−ROMなどの記録媒体で構成され,必要に応じてCPU510によってデータが読み出される。
そして,制御部500を構成するCPU510,ROM520,RAM530,表示手段540,入出力手段550,報知手段560,各種コントローラ570,及び記憶手段580は,制御バス,システムバス,データバスなどのバスライン590によって電気的に相互接続されている。
(大気搬送ユニットの構成例)
次いで,大気搬送ユニット300の構成例について図面を参照しながらより詳細に説明する。図4は,図1に示す大気搬送ユニット300のI−I′断面図であり,図5は,図4に示す縦型搬送室360のII−II′断面図である。なお,図4にはオリエンタ304の図示を省略している。
大気搬送ユニット300の主要な構成要素である横型搬送室310と縦型搬送室360のうち,まず横型搬送室310の構成について説明する。図4に示すように,横型搬送室310を区画する筐体312の天井部(上部)312aの室内側には,横型搬送室310の内部に空気を導入する給気部330が配設されており,筐体312の底部(下部)312bの室内側には,給気部330から導入された空気(外気)を横型搬送室310の外部へ排気する排気部332が配設されている。
給気部330は,筐体312の天井部312aに形成された給気口316から空気を導入する給気ファン334と,給気ファン334により給気口316から導入された空気をフィルタリングする給気フィルタ336とを備える。
具体的には,筐体312の天井部312aの長手方向に略等間隔に複数の給気口316(316A〜316C)が形成されており,これら給気口316(316A〜316C)の直下にそれぞれ,複数の給気ファン334(334A〜334C)が配設される。また,これら給気ファン334(334A〜334C)の直下に給気フィルタ336が配設される。
一方,排気部332は,筐体312の底部312bに形成された排気口318から空気を排出する複数の排気ファン338(338A〜338E)を備える。
具体的には,筐体312の底部312bの長手方向に略等間隔に複数の排気口318(318A〜318E)が形成されており,これら排気口318(318A〜318E)の直上にそれぞれ,複数の排気ファン338(338A〜338E)が配設される。
このような構成を有する給気部330と排気部332を横型搬送室310内に対向配置することにより,室内には天井部312aから底部312bへ向う清浄な空気のダウンフロー340が形成される。このダウンフロー340が形成されることによって,水平搬送機構320がピック326A,326BにウエハWを保持して横型搬送室310内をその長手方向(図4に示す白抜き矢印方向)に移動する際に,そのウエハWの表面にパーティクルが付着することを防止することができる。なお,図4には,説明簡略化のため水平搬送機構320の一方のピック326Aのみを示している。
また,横型搬送室310の筐体312の側壁312fには,縦型搬送室360が接続されたときに,横型搬送室310と縦型搬送室360との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口342が設けられている。
この搬出入口342の近傍には,横型搬送室310の水平搬送機構320と縦型搬送室360の鉛直搬送機構370との間でウエハWの受け渡しを行う際に,そのウエハWが一時的に載置される受渡台としてのウエハ載置手段350が備えられている。このウエハ載置手段350は,ウエハWの載置面を構成する載置板352と,この載置板352を支持する支持部材354とを備えている。支持部材354の基端は,筐体312の側壁312fの室内側に固定されている。なお,ウエハ載置手段350の取り付け位置は,水平搬送機構320のピック326A,326Bやこれに保持されているウエハWなどとの干渉を考慮した上で定められる。この詳細については後述する。
続いて,大気搬送ユニット300のもう一方の主要な構成要素である縦型搬送室360について説明する。上述のように,縦型搬送室360の筐体362内には,その鉛直な長手方向(図4に示す白抜き矢印方向)に沿って直線的に移動可能な鉛直搬送機構370が設けられている。図5に示すように,鉛直搬送機構370が固定される基台372は,縦型搬送室360内の鉛直方向に沿って設けられた案内レール374上にスライド移動可能に支持されている。
また,この案内レール374は,筐体362のカセット容器102側の側壁362cの室内側に設置されたレール台378に固定されている。この基台372と案内レール374にはそれぞれ,リニアモータの可動子と固定子とが設けられている。案内レール374の端部には,このリニアモータを駆動するためのリニアモータ駆動機構(図示せず)が設けられている。リニアモータ駆動機構は,制御部500からの制御信号に基づいて制御され,これによって鉛直搬送機構370が基台372とともに案内レール374に沿って鉛直方向へ移動する。
鉛直搬送機構370は,ウエハWの受渡しを行う搬送アームを基台372に搭載することにより,搬送アームごと鉛直方向に直線的に移動できるようになっている。ここでは,搬送アームとして1つのアーム部を備えたいわゆるシングルアーム構造を採用している。アーム部は屈伸・旋回が可能な多関節構造を有している。そして,そのアーム部の先端にはウエハWを保持するためのピック376が備えられている。このような鉛直搬送機構370は,横型搬送室310の水平搬送機構320からウエハWを受け取り,縦型搬送室360内を鉛直方向に移動して所定の増設ユニット400,410にそのウエハWを搬入することができる。
また,鉛直搬送機構370は,各増設ユニット400,410からウエハWを搬出して,その他の増設ユニット400,410へ搬入したり,横型搬送室310の水平搬送機構320に受け渡したりすることができる。鉛直搬送機構370のピック376は,ウエハWを保持しているか否かを検出するためのセンサ(図示せず)を備えている。なお,鉛直搬送機構370のアーム部の数は上記のものに限られず,例えば2つのアーム部を有するダブルアーム機構を採用してもよい。
また,縦型搬送室360の筐体362の天井部(上部)362aには,縦型搬送室360の内部に空気を導入する給気部382が配設されており,筐体362の底部(下部)362bには,給気部382から導入された空気(外気)を縦型搬送室360の外部へ排気する排気部384が配設されている。
給気部382は,筐体362の天井部362aに形成された給気口364から空気を導入する給気ファン386と,給気ファン386により給気口364から導入された空気をフィルタリングする給気フィルタ388とを備える。
一方,排気部384は,筐体362の底部362bに形成された排気口366から空気を排出する排気ファン390を備える。
このような構成を有する給気部382と排気部384を縦型搬送室360内に対向配置することにより,室内には天井部362aから底部362bへ向う清浄な空気のダウンフロー392が形成される。このダウンフロー392が形成されることによって,鉛直搬送機構370がピック376にウエハWを保持して縦型搬送室360内を鉛直方向(図4に示す白抜き矢印方向)に移動する際に,そのウエハWの表面にパーティクルが付着することを防止することができる。
また,縦型搬送室360の筐体362の側壁362eには,横型搬送室310が接続されたときに,縦型搬送室360と横型搬送室310との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口394が設けられている。
また,図4に示すように,縦型搬送室360の筐体362の側壁362fには,増設ユニット400(400A〜400D)を接続するための増設ポート395(395A〜395D)が鉛直方向に沿って設けられている。各増設ポート395(395A〜395D)は,直接またはゲートバルブ等を介して各増設ユニット400(400A〜400D)が接続可能なように構成されている。そして,各増設ポート395(395A〜395D)には,増設ユニット400(400A〜400D)が接続されたときに縦型搬送室360と増設ユニット400との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口396A〜396Dが設けられている。
同様に図5に示すように,縦型搬送室360の筐体362の側壁362dには,増設ユニット410(410A〜410D)を接続するための増設ポート397(397A〜397D)が鉛直方向に沿って設けられており,各増設ポート397(397A〜397D)には,増設ユニット410(410A〜410D)が接続されたときに縦型搬送室360と増設ユニット410との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口398A〜398Dが設けられている。
(増設ユニットの構成例)
ここで,本実施形態にかかる縦型搬送室360に接続可能な増設ユニット400,410の構成例について図面を参照しながら説明する。図4は,縦型搬送室360の筐体362の側壁362fに接続可能な増設ユニット400(400A〜400D)の縦断面を示しており,図5は,縦型搬送室360の筐体362の側壁362dに接続可能な増設ユニット410(410A〜410D)の縦断面を示している。
増設ユニット400,410の筐体にはそれぞれ,ウエハWを搬出入するための搬出入口402(402A〜402D),搬出入口412(412A〜412D)が設けられている。
増設ユニット400が縦型搬送室360の側壁362fの増設ポート395に接続されると,その増設ポート395に形成されている搬出入口396A〜396Dと増設ユニット400の搬出入口402が合致して縦型搬送室360と増設ユニット400との間でウエハWの搬出入が可能となる。同様に,増設ユニット410が縦型搬送室360の側壁362dの増設ポート397に接続されると,その増設ポート397に形成されている搬出入口398A〜398Dと増設ユニット410の搬出入口412が合致して縦型搬送室360と増設ユニット410との間でウエハWの搬出入が可能となる。
なお,縦型搬送室360の増設ポート395に形成されている搬出入口396A〜396D又は増設ユニット400の搬出入口402の少なくともいずれか一方にシャッター機構を設けて,縦型搬送室360と増設ユニット400との間のパーティクルの流出入を防止するようにしてもよい。同様に,縦型搬送室360の増設ポート397に形成されている搬出入口398A〜398D又は増設ユニット410の搬出入口412の少なくともいずれか一方にシャッター機構を設けて,縦型搬送室360と増設ユニット410との間のパーティクルの流出入を防止するようにしてもよい。
また,増設ユニット400の筐体の内部には,例えばウエハWを載置する載置台404(404A〜404D)が備えられており,また,増設ユニット410の筐体の内部にも,例えばウエハWを載置する載置台414(414A〜404D)が備えられている。そして,増設ユニット400,410は,例えば真空処理ユニット200における所定のプロセス処理が施される前のウエハWまたは所定のプロセス処理が施された後のウエハWに対して所定の前処理又は後処理を行ったり,一時的にウエハWを保管したりするユニットとして構成される。
増設ユニット400,410の具体例としては,例えばプロセス処理の結果を測定する処理を行う測定ユニットが挙げられる。測定ユニットとしては,例えばウエハ上の薄膜を測定する膜厚測定ユニット,ウエハ上のパーティクルを測定するパーティクル測定ユニットなどがある。また,例えば洗浄のための処理(例えばウエハWに付着した付着物の除去処理)を行う洗浄ユニットであってもよい。
なお,増設ユニット400,410をすべて同じ処理を行う構成としてもよく,それぞれ異なる処理を行う構成としてもよい。また,増設ユニット400,410と縦型搬送室360との接続仕様を統一するようにしてもよい。このようにすれば,増設ユニット400,410の接続位置を自由に選択することができるようになる。
(水平搬送機構と鉛直搬送機構との受渡台の構成例)
上述のように,横型搬送室310の室内において,搬出入口342の近傍には横型搬送室310の水平搬送機構320と縦型搬送室360の鉛直搬送機構370との間でウエハWの受け渡しを行う際に,そのウエハWが一時的に載置される受渡台としてのウエハ載置手段350が設けられている。このウエハ載置手段350の構成例及び取り付け位置について図面を参照しながら説明する。
図6は横型搬送室310と縦型搬送室360の横断面図であって,図5に示すIV−IV′断面から見た図である。図7は図4に示す横型搬送室310のIII−III′断面図である。図6に示すように本実施形態にかかる横型搬送室310は,水平搬送機構320と鉛直搬送機構370との間でのウエハWの受け渡しのために,2つのウエハ載置手段350A,350Bを備えている。
ウエハ載置手段350Aは,ウエハWの載置面を構成する載置板352Aと,この載置板352Aを支持する支持部材354Aとを備えている。同様に,ウエハ載置手段350Bは,ウエハWの載置面を構成する載置板352Bと,この載置板352Bを支持する支持部材354Bとを備えている。支持部材354Aの基端は,筐体312の側壁312fの室内側であって搬出入口342に対して側壁312c側に固定されており,支持部材354Bの基端は,筐体312の側壁312fの室内側であって搬出入口342に対して側壁312d側に固定されている。したがって,基板処理装置100における載置板352Aと載置板352Bとの水平方向の相対的な位置関係は,載置板352Aがカセット容器102側になり,載置板352Bが真空処理ユニット200側になる。
また,ウエハ載置手段350A,350Bは,載置板352A,352Bに載置されたウエハWを検出する光学センサ356A,356Bを備えている。このようにウエハ載置手段350A,350Bを構成することによって,載置板352A,352BにウエハWが載置されているか否かを検出することができる。また,ウエハWの周縁部を光学センサ356A,356Bによって検出し,この検出結果に応じてウエハWの中心位置合わせを行うようにしてもよい。
このウエハ載置手段350A,350Bの鉛直方向の位置については,図7に示すように調整されることが好ましい。すなわち本実施形態では,載置板352A,352Bが側壁312cに形成されている搬出入口314Cの上端よりも上方に位置するように,ウエハ載置手段350A,350Bの取り付け位置が決められている。
もし,載置板352A,352Bの水平方向の位置が搬出入口314Cと同程度とした場合,カセット容器102Cと横型搬送室310との間でのウエハWの搬出入を行う水平搬送機構320が載置板352A,352Bに干渉してしまう可能性がある。これを回避するためには,横型搬送室310を水平方向に伸長して載置板352A,352Bの取り付けスペースを確保しなければならなくなり,これでは基板処理装置100のフットプリントが増加してしまう。
本実施の形態によれば,例えば,水平搬送機構320がカセット容器102Cの最上段に収納されているウエハWを受け取るために搬出入口314Cの上端近くを通過した場合でも,載置板352A,352Bはそれよりも上方に位置しているため,水平搬送機構320が載置板352A,352Bに干渉することはない。また,横型搬送室310を水平方向に伸長する必要もない。
なお,載置板352A,352Bの位置については,横型搬送室310の真空処理ユニット200の側壁312dに接続されているゲートバルブ242Nの位置も考慮することが好ましい。水平方向に十分なスペースが確保できてない場合には,搬出入口314Cとの関係と同様に,載置板352A,352Bがゲートバルブ242Nの上端よりも上方に位置するように,ウエハ載置手段350A,350Bの取り付け位置を決めることが好ましい。
このように,横型搬送室310内にウエハ載置手段350A,350Bを備えることによって,水平搬送機構320及び鉛直搬送機構370のウエハWの搬送効率の向上が図られる。例えば,水平搬送機構320から鉛直搬送機構370にウエハWを受け渡す場合に,水平搬送機構320は,ウエハWを載置板352A又は載置板352Bに受け渡した後すぐに,鉛直搬送機構370を待つことなく,次のウエハWの搬送にかかることができる。鉛直搬送機構370から水平搬送機構320にウエハWを受け渡す場合も同様である。
また,水平搬送機構320と鉛直搬送機構370との間で直接ウエハWの受け渡しを行う場合には,両搬送機構の位置合わせ制御により高い精度が要求される。これに対して,位置座標が固定されているウエハ載置手段350A,350Bを介してウエハWを受け渡すことによって,水平搬送機構320と鉛直搬送機構370の位置合わせ制御が比較的容易となる。
さらに,本実施形態にかかる横型搬送室310は,2つのウエハ載置手段350A,350Bを備えているため,水平搬送機構320と鉛直搬送機構370が共にウエハWを保持している場合でも,それぞれのウエハWを容易に交換できる。具体的には,例えば水平搬送機構320は,ウエハ載置手段350AにアクセスしてウエハWを載置して,鉛直搬送機構370は,ウエハ載置手段350BにアクセスしてウエハWを載置して,その後両搬送機構320,370は,反対のウエハ載置手段350A,350Bにアクセスして載置されているウエハWを取り上げる。このようにすれば,複雑な位置制御を行うことなく,短時間のうちにウエハWの交換が実現する。したがって,搬送効率の一層の向上が実現する。
なお,本実施形態では,ウエハ載置手段350A,350Bは横型搬送室310内に備えられている。これに代えて,縦型搬送室360内にウエハ載置手段350A,350Bを備えるようにしてもよい。また,横型搬送室310と縦型搬送室360の接続境界上に載置板352A,352Bが位置するようにウエハ載置手段350A,350Bを設置してもよい。
(増設ユニットへの用力供給ラインの構成)
次に,増設ユニット400,410へ所定の用力を供給するための用力供給ラインの構成について図面を参照しながら説明する。なお,本実施形態における用力供給ラインは,増設ユニット400,410の動作に必要な例えば温調用流体の供給ライン,不活性ガスの供給ライン,給電ライン,及び各種信号ラインを含むものとする。
図8は,増設ユニット400,410の代表として縦型搬送室360の筐体362の側壁362fに接続される増設ユニット400A〜400Dのうち,最上段の増設ポート395Aに接続される増設ユニット400Aへの用力供給ラインの構成を示している。なお,図8には説明の簡略化のため,実際は多数本ある用力供給ラインのうち2本のみを示している。
図8に示すように,本実施形態にかかる縦型搬送室360の筐体362の側壁362fの内部には,用力供給ライン490,492が埋め込まれている。この用力供給ライン490,492は,側壁362fの内部を通り,例えば基板処理装置100が設置されている床面下にまで延び,さらに基幹ラインを介して各用力の供給源に接続されている。
また,用力供給ライン490,492の各先端にはコネクタなどの接続部材490a,492aが備えられており,各接続部材490a,492aは増設ポート395Aに配置されている。一方,増設ユニット400Aは,増設ポート395Aに接続されたときこの増設ポート395Aに接する面に,増設ユニット400A内に用力を取り込むための接続部材490b,492bを備えている。
このような構成によって,増設ユニット400Aが増設ポート395Aに接続されると,増設ユニット400Aの接続部材490b,492bが,増設ポート395Aに配置されている接続部材490a,492aに自律的に接続される。この結果,増設ユニット400A内の用力供給ラインは,接続部材490b,492bを介して横型搬送室310内の用力供給ラインと連通することになり,増設ユニット400Aに必要な用力例えば温調用流体,不活性ガス,電力,各種信号が供給されるようになる。
この増設ユニット400A以外の増設ユニット400,410についても同様に,縦型搬送室360の筐体362から用力を供給することができる。したがって,床から各増設ユニット400,410に対して用力供給ラインを立ち上げる必要がなくなる。これによって,用力供給ラインの床からの立ち上げスペースが省略され,増設ユニット400,410を増設することに伴う基板処理装置100のフットプリントの増加を最小限に抑えることができる。
(水平搬送機構及び鉛直搬送機構の動作)
次に,横型搬送室310内の水平搬送機構320及び縦型搬送室360内の鉛直搬送機構370の動作について説明する。水平搬送機構320及び鉛直搬送機構370は,制御部500が実行する所定のプログラムに従って動作する。
水平搬送機構320は,カセット容器102A〜102CのいずれかにアクセスしてウエハWを搬出すると,そのウエハWをオリエンタ304に搬送する。そこで,ウエハWの位置合わせが行われると,水平搬送機構320は,その位置合わせされたウエハWをオリエンタ304から搬出してロードロック室230M又は230Nへ搬送する。このとき,必要なすべてのプロセス処理が完了したウエハWがロードロック室230M又は230Nにあれば,そのウエハWを搬出して未処理のウエハWを搬入する。
ロードロック室230M又は230Nへ搬入されたウエハWは,共通搬送室210内の処理ユニット側搬送機構212によってロードロック室230M又は230Nから搬出され,処理室220A〜220Dのいずれかに搬送され,そこで所定のプロセス処理例えば,エッチング処理,成膜処理などが施される。そして,プロセス処理が施されたウエハWは,処理ユニット側搬送機構212によって処理室220から搬出され,処理が残っていれば次の処理室220へ搬送され,プロセス処理が完了していればロードロック室230M又は230Nへ搬送される。
水平搬送機構320は,ロードロック室230M又は230Nからプロセス処理が完了したウエハWを搬出する。その後,例えば後処理を施すためにこのウエハWを増設ユニット400,410へ搬送する必要があれば,水平搬送機構320は,制御部500からの指示に従って縦型搬送室360の方向に水平移動して,ウエハ載置手段350A又は350Bのいずれか一方例えばウエハ載置手段350Aにアクセスし,その載置板352A上にウエハWを載置する。なお,ウエハWを載置板352A上に載置した水平搬送機構320は,他のウエハWの搬送動作を行うことができる。
一方,縦型搬送室360内の鉛直搬送機構370は,搬出入口394,342を通って載置板352Aにアクセスして水平搬送機構320によって載置されたウエハWを取り上げ,横型搬送室310から縦型搬送室360へ搬入する。そして,このウエハWに対して例えば増設ユニット400Aにて所定の後処理を施す場合には,鉛直搬送機構370は,上方へ鉛直移動して,図5に示すように,ウエハWを増設ユニット400A内に搬入する。
増設ユニット400AにおいてウエハWに対して所定の後処理例えば膜厚測定が行われると,鉛直搬送機構370は,このウエハWを増設ユニット400Aから搬出して,必要に応じて他の増設ユニット400,410へ搬送する。このウエハWに対してすべての後処理が施されると,鉛直搬送機構370は,このウエハWを保持してウエハ載置手段350A又は350Bのいずれか一方例えばウエハ載置手段350Aにアクセスし,その載置板352A上にウエハWを載置する。なお,ウエハWを載置板352A上に載置した鉛直搬送機構370は,他のウエハWの搬送動作を行うことができる。
水平搬送機構320は,再び載置板352Aにアクセスして鉛直搬送機構370によって載置されたウエハWを取り上げ,水平移動してこのウエハWを元のカセット容器102A〜102Cに戻す。
以上のように第1実施形態によれば,水平搬送機構320を備えた横型搬送室310と鉛直搬送機構370を備えた縦型搬送室360とを接続することにより,この縦型搬送室360の方に複数の増設ユニット400,410を鉛直方向に並べて接続することが可能となる。これにより,例えば縦型搬送室360の最も下側に接続された増設ユニット400D,410Dの上の空間をそれぞれ利用して,さらに増設ユニット400A〜400C,410A〜400Cを増やしていくことができるので,フットプリントの増加を極力抑えつつ,従来以上に多くの増設ユニットを増設することができる。この結果,基板処理装置100に対して所望する機能を随意に追加することが可能となる。
(第2実施形態)
次に,本発明の第2実施形態にかかる基板処理装置について図面を参照しながら説明する。図9は本発明の第2実施形態にかかる基板処理装置110の概略構成を示す平面図であり,図10はこの基板処理装置110が備える大気搬送ユニット600の概略構成を示す斜視図である。この基板処理装置110は,上記の第1実施形態にかかる基板処理装置100に対して,大気搬送ユニット300が大気搬送ユニット600に置き換えられた構成を有する。すなわち,基板処理装置110は,被処理基板例えばウエハWに対して成膜処理,エッチング処理などの各種の処理を行う真空処理ユニット200と,この真空処理ユニット200に対してウエハWを搬出入する大気搬送ユニット600と,基板処理装置100全体の動作を制御する制御部500とを備えている。なお,図10には真空処理ユニット200の図示を省略している。
大気搬送ユニット600は,基板収納容器例えばカセット容器102(102A〜102C)と真空処理ユニット200との間でウエハWを搬出入する横型搬送室310と,この横型搬送室310に接続され,横型搬送室310との間でウエハWの受け渡しが可能な縦型搬送室610を有している。縦型搬送室610は箱状の筐体612によって区画形成されており,その横断面は略多角形(例えば正方形)を成している。そして,縦型搬送室610は,その高さが横型搬送室310よりも高くなるように構成されている。縦型搬送室610の筐体612は,例えばステンレス鋼材やアルミニウム材で構成されている。
なお,本実施形態にかかる基板処理装置110の構成要素のうち縦型搬送室610以外はすべて第1実施形態にかかる基板処理装置100と共通であるため,ここではそれらの詳細についての説明を省略する。
縦型搬送室610は,その筐体612の4つの側壁612c〜612fのうち側壁612eの外面が,横型搬送室310の側壁312f(図1参照)の外面に接続されている。また,その側壁612e全体のうち,横型搬送室310よりも上方の部分には,基板処理装置110に各種機能を付加するための増設ユニット420が接続可能な増設ポートが形成されており,縦型搬送室610の正面にあたる側壁612cの反対側の側壁612dは増設ユニット430及び増設ユニット440(440A,440B)が接続可能な増設ポートが形成されている。これらの増設ポートについては後述する。
縦型搬送室610の筐体612の側壁612eは,横型搬送室310との接続部位であるため,その側壁612eの中の増設ユニット420が接続される領域は,横型搬送室310の上方空間に向くことになる。したがって,図9,図10に示すように,この側壁612eに接続された増設ユニット420と横型搬送室310とは上下方向に重なるようになる。
このように,増設ユニット420が横型搬送室310の真上に位置すれば,この増設ユニット420を基板処理装置110に接続したことによるフットプリントの増加を回避することができる。
一方,縦型搬送室610の筐体612の側壁612dは,大気搬送ユニット600と真空処理ユニット200との間の空間に面していることから,他の基板処理装置を配置する程の広さはなく,従来この空間はいわゆるデッドスペースとなっていた。本実施形態によれば,この空間に増設ユニット430及び増設ユニット440(440A,440B)が配置される。
このように,側壁612dに増設ユニット430及び増設ユニット440(440A,440B)を接続することで,真空処理ユニット300と大気搬送ユニット200との間のデッドスペースを利用して増設ユニット430,440(440A,440B)を配置することができるので,設置スペースを有効利用することができる。
また,縦型搬送室610は,真空処理ユニット200よりも十分に高く,特に,縦型搬送室610の筐体612の側壁612dの外面が向く方向に位置する処理室220Dよりも高くなるように構成されている。このため,図9,図10に示すように,奥行き寸法が大きい増設ユニット430を処理室220Dに干渉することなく側壁612dに接続することができる。この場合は,増設ユニット430の増設にあたり,上記のデッドスペースのみならず,真空処理ユニット200の上方空間も有効に利用していることになり,基板処理装置110のフットプリントの増加を最小限に抑えることができる。
なお,奥行き寸法が大きい増設ユニット430の具体例としては,ロードロック室を備えたプロセス処理室を挙げることができる。このような増設ユニット430を基板処理装置110に接続すれば,真空処理ユニット200のみならず,増設ユニット430においても,ウエハWに対して所定のプロセス処理を行うことができるようになる。
続いて,縦型搬送室610の構成例について図面を参照しながら説明する。図11は,図9に示す大気搬送ユニット300のV−V′断面図であり,図12は,図9に示す縦型搬送室610の横断面図であって,図11に示すVI−VI′断面から見た図である。図11,図12に示すように,縦型搬送室610の筐体612内には,ウエハWを鉛直方向に搬送する鉛直搬送機構370が設けられている。この鉛直搬送機構370が固定される基台372は,縦型搬送室610内の鉛直方向(縦方向)に沿って設けられた案内レール374上にスライド移動可能に支持されている。また,この案内レール374は,筐体612の側壁612fの室内側に設置されたレール台378に固定されている。
このように本実施形態にかかる縦型搬送室610は,第1実施形態にかかる縦型搬送室360と同様に,その内部に鉛直搬送機構370を備えている。ただし,レール台378の設置箇所が異なる。すなわち,第1実施形態では,レール台378はカセット容器102側の側壁362cに設置されているのに対して,本実施形態ではレール台378は,横型搬送室310が接続される側壁612eに対向する側壁612fに接続されている。
上記のように鉛直搬送機構370のアーム部は,旋回可能であるため,レール台378は,縦型搬送室610の筐体612の4つの側壁612c〜612fのすべてに設置することが可能である。したがって,本実施形態では,増設ユニットが接続されない側壁612fにレール台378が設置されている。この他,側壁612cにレール台378を設置してもよい。
また,縦型搬送室610の筐体612の天井部(上部)612aには給気口614が形成されており,その直下に縦型搬送室610の内部に空気を導入する給気部382が配設されている。一方,筐体612の底部(下部)612bには排気口616が形成されており,その直上に給気部382から導入された空気(外気)を縦型搬送室610の外部へ排気する排気部384が配設されている。
このような構成を有する給気部382と排気部384を縦型搬送室360内に対向配置することにより,室内には天井部612aから底部612bへ向う清浄な空気のダウンフロー(図示せず)が形成される。このダウンフローが形成されることによって,鉛直搬送機構370がピック376にウエハWを保持して縦型搬送室610内を鉛直方向に移動する際に,そのウエハWの表面にパーティクルが付着することを防止することができる。
また,縦型搬送室610の筐体612の側壁612eには,横型搬送室310が接続されたときに,縦型搬送室610と横型搬送室310との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口394が設けられている。同じ側壁612eには,増設ユニット420を接続するための増設ポート617が設けられており,この増設ポート617には,増設ユニット420が接続されたときに縦型搬送室610と増設ユニット420との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口618が設けられている。
また,図12に示すように,縦型搬送室610の筐体612の側壁612dには,増設ユニット430を接続するための増設ポート619が設けられており,この増設ポート619には,増設ユニット430が接続されたときに縦型搬送室610と増設ユニット430との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口620が設けられている。さらに,この側壁612dには,増設ユニット440(440A,440B)を接続するための増設ポート(図示せず)が鉛直方向に沿って設けられており,各増設ポートには,増設ユニット440(440A,440B)が接続されたときに縦型搬送室610と増設ユニット440との間でウエハWの搬出入を行うための搬出入口(図示せず)も設けられている。
縦型搬送室610に接続可能な増設ユニット420,430,440の構成例は,第1実施形態にかかる増設ユニット400,410と略同一とすることができる。すなわち,図11に示すように,増設ユニット420の筐体には,ウエハWを搬出入するための搬出入口422が設けられており,その内部には,例えば収納したウエハWを載置する載置台424が備えられている。
また,縦型搬送室610に接続可能な増設ユニット430については,上述のように例えばプロセス処理室を構成する場合には,他の増設ユニットと内部構造が異なる。ただし,縦型搬送室610の筐体612との接続構造については他の増設ユニットと同様に,図12に示すように,増設ユニット430の筐体には,ウエハWを搬出入するための搬出入口432が設けられている。
また,増設ユニット430には,その底部から外側下方に向けてダウンフローを形成する手段を備えるようにしてもよい。処理室220Dを開放して内部をメンテナンスする際には,その内部空間を清浄に保つ観点からダウンフローを処理室220D内に形成する必要がある。ところが上述のように,増設ユニット430は,縦型搬送室610の筐体612の側壁612dに接続されると処理室220Dの上方空間の一部を占めることになる。この状態になると,基板処理装置110が設置されているクリーンルーム内のダウンフローが増設ユニット430に遮られて処理室220D内に達しなくなる。したがって,増設ユニット430がダウンフローを形成する手段を備えることによって,メンテナンス中の処理室220D内にも清浄な空気のダウンフローを形成することができるようになる。
また,図11に示すように,横型搬送室310と,その上方に位置する増設ユニット420との間にはある程度の隙間630が確保されることが好ましい。このようにすれば,横型搬送室310の筐体312の天井部312aに形成されている給気口316が塞がらず,横型搬送室310の筐体312に形成されているダウンフロー340を良好な状態に維持することができる。
以上のように,第2実施形態によれば,第1実施形態と同様に,増設ユニット420,430,440を配置する領域として鉛直方向の空間を有効に利用することができ,装置のフットプリントの増加を最小限に抑えつつ,より多くの増設ユニット420,430,440を基板処理装置110に増設することができるようになる。しかも,第2実施形態によれば,増設ユニット420が横型搬送室310の上方空間に位置し,増設ユニット430の一部が処理室220Dの上方空間に位置するため,装置のフットプリントの増加をさらに抑えることができる。
なお,上述した第1,第2実施形態によれば,真空処理ユニットを接続する水平搬送ユニット(例えば横型搬送室310)に,鉛直搬送ユニット(例えば縦型搬送室360)を接続するという簡単な構成で,多数の増設ユニットを接続できるようになるので,例えば基板処理装置に真空処理ユニットを接続する大気側の搬送室が備わっていれば,それに鉛直搬送ユニットを増設するだけで,多数の増設ユニットを接続可能な大気搬送ユニットとして構成できる。これにより,大気搬送ユニットの拡張性を簡単に向上させることができる。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例又は修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば,共通搬送室の周りに複数の処理室を接続したタイプの基板処理装置を例に挙げて本発明の実施形態を説明したが,例えば大気搬送ユニットに複数の真空処理ユニットを並列に接続したタイプの基板処理装置にも本発明を適用することができる。さらに,必ずしもこれらの基板処理装置に限定されるものではなく,処理室や処理ユニットと間で被処理基板の受渡しを行う大気側の搬送室や搬送ユニットを備える基板処理装置であれば,様々なタイプの基板処理装置に適用できる。
本発明は,ガラス基板(例えば液晶基板)や半導体ウエハなどの被処理基板に対して所定の処理を施す基板処理装置及びその大気搬送ユニットに適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置の構成を示す平面図である。 本実施形態にかかる基板処理装置が備える大気搬送ユニットの外観を示す斜視図である。 本実施形態における制御部の構成例を示すブロック図である。 図1に示す大気搬送ユニットのI−I′断面図である。 図4に示す縦型搬送室のII−II′断面図である。 本実施形態における横型搬送室と縦型搬送室の横断面図であって,図5に示すIV−IV′断面から見た図である。 図4に示す横型搬送室のIII−III′断面図である。 同実施形態にかかる増設ユニットへの用力供給ラインの構成を示す斜視図である。 本発明の第2実施形態にかかる基板処理装置の構成を示す平面図である。 本実施形態にかかる基板処理装置が備える大気搬送ユニットの外観を示す斜視図である。 図9に示す大気搬送ユニットのV−V′断面図である。 本実施形態における縦型搬送室の横断面図であって,図11に示すVI−VI′断面から見た図である。
符号の説明
100 基板処理装置
102(102A〜102C) カセット容器
110 基板処理装置
200 真空処理ユニット
210 共通搬送室
212 処理ユニット側搬送機構
214A,214B ピック
220(220A〜220D) 処理室
222(222A〜222D) 載置台
230(230M,230N) ロードロック室
232(232M,232N) 受渡台
240A〜240D ゲートバルブ
240M,240N ゲートバルブ
242M,242N ゲートバルブ
300 大気搬送ユニット
302(302A〜302C) 導入ポート
304 オリエンタ
306 回転載置台
308 光学センサ
310 横型搬送室(水平搬送ユニット)
312 筐体
312a 天井部
312b 底部
312c 側壁
312d 側壁
312e 側壁
312f 側壁
314(314A〜314C) 搬出入口(導入側搬出入口)
316(316A〜316C) 給気口
318(318A〜318C) 排気口
320 水平搬送機構
322 基台
324 案内レール
326A,326B ピック
330 給気部
332 排気部
334(334A〜334C) 給気ファン
336 給気フィルタ
338(338A〜338C) 排気ファン
340 ダウンフロー
342 搬出入口
350(350A,350B) ウエハ載置手段(受渡台)
352(352A,352B) 載置板
354(354A,354B) 支持部材
356(356A,356B) 光学センサ
360 縦型搬送室(鉛直搬送ユニット)
362 筐体
362a 天井部
362b 底部
362c〜362f 側壁
364 給気口
366 排気口
370 鉛直搬送機構
372 基台
374 案内レール
376 ピック
378 レール台
382 給気部
384 排気部
386 給気ファン
388 給気フィルタ
390 排気ファン
392 ダウンフロー
394 搬出入口
395(395A〜395D) 増設ポート
396(396A〜396D) 搬出入口
397(397A〜397D) 増設ポート
398(398A〜398D) 搬出入口
400(400A〜400D) 増設ユニット
410(410A〜410D) 増設ユニット
402(402A〜402D) 搬出入口
404(404A〜404D) 載置台
412(412A〜412D) 搬出入口
414(414A〜414D) 載置台
420,430 増設ユニット
422 搬出入口
424 載置台
432 搬出入口
440(440A,440B) 増設ユニット
490,492 用力供給ライン
490a,492a 接続部材
490b,492b 接続部材
500 制御部
510 CPU
520 ROM
530 RAM
540 表示手段
550 入出力手段
560 報知手段
570 各種コントローラ
580 記憶手段
582 搬送プログラム
584 処理プログラム
586 処理条件データ
590 バスライン
600 大気搬送ユニット
610 縦型搬送室
612 筐体
612a 天井部
612b 底部
612c〜612f 側壁
614 給気口
616 排気口
617 増設ポート
618 搬出入口
619 増設ポート
620 搬出入口
630 隙間
W ウエハ

Claims (13)

  1. 減圧雰囲気で被処理基板に所定の処理を実行可能な処理室を含む真空処理ユニットと,この真空処理ユニットに対して前記被処理基板の受け渡しを行う大気搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,
    前記大気搬送ユニットは,
    前記被処理基板を収納する基板収納容器との導入側搬出入口を設けるとともに,前記真空処理ユニットと接続され,直線的に水平移動可能な水平搬送機構により前記真空処理ユニットと前記基板収納容器との間で前記被処理基板の受け渡しを行う水平搬送ユニットと,
    複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて接続可能に構成され,直線的に鉛直移動可能な鉛直搬送機構により前記各増設ユニットに対して前記被処理基板の受渡しを行う鉛直搬送ユニットと,を相互に接続してなり,
    前記鉛直搬送ユニットは,前記水平搬送ユニットよりも高くなるように構成し,前記鉛直搬送ユニットとの接続面に設けられた搬出入口を介して,前記鉛直搬送機構により前記水平搬送機構との間で前記被処理基板の受渡しを行うことを特徴とする基板処理装置。
  2. 前記鉛直搬送ユニットは,前記水平搬送ユニットの上方の空間に向けて,前記増設ユニットを少なくとも1つ以上接続可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 前記鉛直搬送ユニットは,前記真空処理ユニットの上方の空間に向けて,前記増設ユニットを少なくとも1つ以上接続可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  4. 前記鉛直搬送ユニットと前記水平搬送ユニットとの搬出入口の近傍に前記被処理基板を一時的に載置する1又は2以上の受渡台を設け,前記鉛直搬送機構と前記水平搬送機構とは,前記受渡台を介して前記被処理基板を受け渡しを行うことを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  5. 前記鉛直搬送ユニットと前記水平搬送ユニットとの搬出入口と前記受渡台は,前記水平搬送ユニットにおける前記基板収納容器との導入側搬出入口よりも上に配置したことを特徴とする請求項4に記載の基板処理装置。
  6. 前記増設ユニットは,前記鉛直搬送ユニットに設けられた増設ポートを介して接続されることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  7. 前記鉛直搬送ユニットは,その内部に前記増設ユニットへの用力の供給ラインを配設し,
    前記増設ポートは,前記用力供給ラインを前記増設ユニット側の用力供給ラインに接続するための用力供給ライン接続部を備え,
    前記増設ユニットを前記増設ポートに接続することにより,前記用力供給ライン接続部を介して前記鉛直搬送ユニット内の用力供給ラインと前記増設ユニット側の用力供給ラインとが接続されるように構成したことを特徴とする請求項6に記載の基板処理装置。
  8. 前記真空処理ユニットは,複数の前記処理室と,これらの処理室を周囲に接続する共通搬送室と,この共通搬送室を前記大気搬送ユニットの水平搬送ユニットに接続するロードロック室とを備えることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  9. 前記増設ユニットは,前記被処理基板に形成された薄膜の厚さを測定するための膜厚測定ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  10. 前記増設ユニットは,前記被処理基板へのパーティクルの付着度合いを測定するためのパーティクル測定ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  11. 前記増設ユニットは,前記被処理基板を洗浄するための洗浄ユニットであることを特徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  12. 減圧雰囲気で被処理基板に所定の処理を実行可能な処理室を含む真空処理ユニットと,前記真空処理ユニットに接続され,この真空処理ユニットと前記被処理基板を収納する基板収納容器との間で前記被処理基板の受け渡しを行う大気搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,
    前記大気搬送ユニットは,水平方向に長尺な箱状の横型搬送室と,前記横型搬送室に接続され,前記横型搬送室よりも高く鉛直方向に長尺な箱状の縦型搬送室とを備え,
    前記横型搬送室には,前記真空処理ユニットが接続されるとともに,前記基板収納容器との間で受け渡される前記被処理基板の導入側搬出入口が設けられ,
    前記横型搬送室内には,前記被処理基板の受渡しを行う搬送アームを搭載した状態で水平な長手方向に沿って直線的に移動可能な水平搬送機構が設けられ,
    前記縦型搬送室内には,前記被処理基板の受渡しを行う搬送アームを搭載した状態で鉛直な長手方向に沿って直線的に移動可能な鉛直搬送機構が設けられ,
    前記横型搬送室と前記縦型搬送室との接続面には,前記水平搬送機構の搬送アームと前記鉛直搬送機構の搬送アームとの間で前記被処理基板の受渡しを行うための搬出入口が設けられ,
    前記縦型搬送室の側面のうち前記横型搬送室との接続面を有する側面以外の側面に,増設ユニットを接続可能な複数の増設ポートが鉛直方向に沿って設けられ,
    前記複数の増設ポートはそれぞれ,前記鉛直搬送機構の搬送アームと前記増設ユニットとの間で前記被処理基板の受渡しを行うための搬出入口を備えることを特徴とする基板処理装置。
  13. 減圧雰囲気で被処理基板に所定の処理を実行可能な処理室を含む真空処理ユニットと,この真空処理ユニットに対して前記被処理基板の受け渡しを行う大気搬送ユニットとを備えた基板処理装置の大気搬送ユニットであって,
    前記大気搬送ユニットは,
    前記被処理基板を収納する基板収納容器との導入側搬出入口を設けるとともに,前記真空処理ユニットと接続され,水平方向に直線的に移動可能な水平搬送機構により前記真空処理ユニットと前記被処理基板を収納する基板収納容器との間で前記被処理基板の受け渡しを行う水平搬送ユニットと,
    複数の増設ユニットを鉛直方向に並べて接続可能に構成され,鉛直方向に直線的に移動可能な鉛直搬送機構により前記複数の増設ユニットに対して前記被処理基板の受渡しを行う鉛直搬送ユニットと,を相互に接続してなり,
    前記鉛直搬送ユニットは,前記水平搬送ユニットよりも高くなるように構成し,前記鉛直搬送ユニットとの接続面に設けられた搬出入口を介して,前記鉛直搬送機構により前記水平搬送機構との間で前記被処理基板の受渡しを行うことを特徴とする基板処理装置の大気搬送ユニット。
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