JP2003045769A - 露光装置およびデバイス製造方法 - Google Patents

露光装置およびデバイス製造方法

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JP2003045769A
JP2003045769A JP2001227095A JP2001227095A JP2003045769A JP 2003045769 A JP2003045769 A JP 2003045769A JP 2001227095 A JP2001227095 A JP 2001227095A JP 2001227095 A JP2001227095 A JP 2001227095A JP 2003045769 A JP2003045769 A JP 2003045769A
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Hiroshi Kusumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光装置のレーザ発信装置を長寿命化し、か
つ、ウエハの待機時間を短縮する。 【解決手段】 レーザ発信装置3の発信準備を行なうガ
ス拡散ファン3aの運転時間を短縮するために、ウエハ
搬送ロボット7によってウエハをウエハステージ2上に
搬出入する搬送経路において、ウエハ受取台4にウエハ
が搬入された時点でガス拡散ファン3aの運転を開始
し、また、各ロットの露光処理終了時には、搬送経路に
後続のウエハが無いことを確認したうえで、最後のウエ
ハがウエハステージ2から搬出された時点でガス拡散フ
ァン3aの運転停止を行なうための光源制御系10を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、IC、LSI等の
半導体デバイス等を製造するための露光装置およびデバ
イス製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】IC、LSI等の半導体デバイスの製造
は、いくつもの回路パターンをウエハに重ね合わせて焼
き付けることにより行なわれる。
【0003】各回路パターンを描写したレチクルはレチ
クルステージに置かれ、ウエハは、このレチクルとウエ
ハとの位置合わせを行なうためにウエハステージ上に載
せられ、ウエハステージを移動することにより、レチク
ルの回路パターンとウエハ上にすでに転写されている回
路パターンとの位置合わせを行なったうえで露光する。
このようにして、回路パターンが重ね合わされていく。
【0004】ウエハは、露光光による回路パターンを転
写するために、レジスト処理が行なわれてから露光装置
に搬入される。レジスト処理装置から露光装置に搬入さ
れたウエハは、まず、露光装置内のウエハ受取台に載置
される。ウエハ受取台に置かれるウエハの位置の誤差の
許容範囲は、ウエハ上に転写されている位置決め用のマ
ークを用いてレチクルと位置合わせをするウエハステー
ジ上のウエハの位置の誤差の許容範囲よりはるかに大き
い。
【0005】そのため、露光装置内のウエハ受取台に載
置されたウエハは、ウエハステージに搬入する時に所定
の位置範囲および角度で置かれるように、一旦位置調整
台にウエハを置いて、所定の位置調整を行なったうえ
で、位置調整台からウエハステージに受け渡される。半
導体デバイス製造の各ロットの露光処理はその工程毎に
レシピ(ジョブ)があり、ロット毎にそのレシピに従っ
て露光が行なわれる。
【0006】このレシピには、露光量や、露光前にウエ
ハ上に転写されている回路パターンのずれの計測を行な
うか否かなどの処理方法が規定されている。
【0007】最近のリソグラフィーによる半導体微細加
工技術の進展は著しく、露光工程で要求される解像力も
線幅が0.25μmや0.18μmと非常に細かいもの
が要求されている。
【0008】これに対応するために、投影レンズの高N
A化、照明系の高σ化、露光光源の短波長化が行なわれ
ている。現在、レチクルのパターンをウエハに転写する
露光光源はこの短波長化のためにハロゲンランプを使用
したg線、i線から、より短波長のKrf、Arfなど
のエキシマレーザ光を使用するようになっている。
【0009】露光光源であるエキシマレーザを発信可能
な状態にするには、ファンによりKrfなどのガスを拡
散していなければならない。レーザ発信装置の寿命の要
因として、そのレーザの発信パルス可能数、ガス拡散フ
ァンの運転可能時間等、多々存在する。すなわち、ガス
拡散ファンが運転可能時間を超えると、レーザ発信パル
ス数が発信可能数迄達していなくとも、そのレーザ発信
装置は交換となるか、大がかりな修理が必要となる。
【0010】レーザ発信装置は、高価な機器であり、効
率良く使うためには発信可能パルス数迄使うことが望ま
しい。そのため、ガス拡散ファンの運転時間が運転可能
時間を超える前にレーザ発信パルス数が発信可能数を超
えないように、ロットの露光処理を開始する時にガス拡
散ファンを運転開始し、ロットの露光処理が終了した時
点でガス拡散ファンの運転を中止する。または、ロット
のレシピ処理開始時にガス拡散ファンを運転し、ロット
のレシピ処理が終了した時点でガス拡散ファンの運転を
中止する。この2つの方法のどちらかを採用することに
より、ガス拡散ファンの運転時間を減らし、ガス拡散フ
ァンの運転可能時間による制約のためにレーザ発信装置
の交換、または修理とならないように工夫されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、レシピ処理開始時、露光装置へのウエ
ハの搬入を待っている時からガス拡散ファンを起動する
と露光開始までの時間余分な時間ガス拡散ファンを運転
することとなる。また、ロットの露光処理開始時にガス
拡散ファンを運転する場合は、ガス拡散ファンを起動し
レーザ発信可能になる迄に約10秒ほどかかるため、露
光開始が遅れることになり、時間あたりのウエハ処理能
力が低下するという問題が発生する。現在、より高度な
半導体を製作するために半導体露光装置の価格も高騰し
てきており、より効率のよい運用が求められている。
【0012】レーザ発信装置の寿命を延ばすためのガス
拡散ファンの効率の良い運転は、ウエハの露光処理開始
前の、ガス拡散ファンを起動してレーザ発信可能になる
までにかかる時間を考慮して、ガス拡散ファンを起動す
ればよいが、位置調整台でウエハの位置調整にかかる時
間は、ウエハが露光装置のウエハ受取台に搬入される位
置により異なるため、いつ露光処理開始となるかの推測
が難しい。
【0013】本発明は上記従来の技術の有する未解決の
課題に鑑みてなされたものであり、露光装置内における
ウエハ等基板の搬送経路における基板の位置情報に基づ
いて、ガス拡散ファン等のレーザ発信準備手段の起動や
停止を行なう光源制御系を設けて、レーザ発信装置の本
来の寿命を全うさせることで、装置コストを低減し、か
つ稼動効率を向上できる露光装置およびデバイス製造方
法を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の露光装置は、位置決めステージ上の基板に
回路パターンを転写するためのレーザ光を発生するレー
ザ発信装置と、該レーザ発信装置を発信可能にするため
のレーザ発信準備手段と、基板を前記位置決めステージ
上に所定の搬送経路で搬出入するための搬送手段と、前
記搬送経路の所定の搬入ポイントにおける基板の位置情
報に基づいて前記レーザ発信準備手段の運転を開始する
光源制御系を有することを特徴とする。
【0015】位置決めステージ上の基板に回路パターン
を転写するためのレーザ光を発生するレーザ発信装置
と、該レーザ発信装置を発信可能にするためのレーザ発
信準備手段と、基板を前記位置決めステージ上に所定の
搬送経路で搬出入するための搬送手段と、前記搬送経路
の所定の搬出ポイントにおける基板の位置情報に基づい
て、前記搬送経路の所定の搬入ポイントと前記搬出ポイ
ントの間に基板が無いことを確認したうえで前記レーザ
発信準備手段の運転を停止する光源制御系を有する露光
装置でもよい。
【0016】レーザ発信準備手段が、レーザ発信装置の
ガス拡散ファンであるとよい。
【0017】搬入ポイントが、露光前の基板を搬送手段
が受け取る受取台にあるとよい。
【0018】搬出ポイントが、露光後の基板を回収する
ために、位置決めステージから前記基板を搬送手段が搬
出した時点にあるとよい。
【0019】本発明のデバイス製造方法は、上記露光装
置によってウエハを露光する工程を有することを特徴と
する。
【0020】
【作用】基板を位置決めステージに搬入する過程で、搬
送経路における所定の搬入ポイント、例えば、露光前の
基板が受取台に載置されたときの基板の位置情報に基づ
いて、レーザ発信装置のガス拡散ファン等のレーザ発信
準備手段の起動を行ない、位置決めステージ上における
基板の露光開始までの待機時間や、ガス拡散ファン等の
運転時間を短縮し、スループットの向上とともに、レー
ザ発信装置の長寿命化を実現する。
【0021】また、ガス拡散ファン等の運転停止を、所
定の搬出ポイント、例えば、基板を搬送手段が位置決め
ステージから取り出した時点で、後続する基板が搬送経
路の搬入ポイントと搬出ポイントの間に無いことを確か
めたうえで行なうことで、より一層ガス拡散ファンの運
転時間を短縮し、さらなるレーザ発信装置の長寿命化に
貢献できる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
【0023】図1は一実施の形態による半導体露光装置
を示すもので、これは、回路パターンが描写されている
レチクルを置くレチクルステージ1と、図示しないXY
テーブルによってレチクルと基板であるウエハの位置合
わせを行なうための位置決めステージであるウエハステ
ージ2と、ウエハを露光するレーザ光である露光光を発
生するレーザ発信装置3と、レジスト処理装置11から
ウエハを受け取る受取台であるウエハ受取台4と、ウエ
ハステージ2にウエハを置く位置および角度を調整する
位置調整台5と、レジスト処理装置11にウエハを受け
渡す受渡台であるウエハ受渡台6を有し、レーザ発信装
置3は、レーザを発信可能とさせるためのレーザ発信準
備手段であるガス拡散ファン3aを備えている。
【0024】ウエハ受取台4、位置調整台5、ウエハス
テージ2、ウエハ受渡台6間のウエハの搬送は搬送手段
であるウエハ搬送ロボット7が行なう。ウエハ搬送ロボ
ット7、ウエハステージ2、位置調整台5、ガス拡散フ
ァン3a、レーザ発信装置3等は、後述する光源制御系
10を含む制御装置によって制御される。
【0025】レジスト処理装置11からウエハ受取台4
に搬入されたウエハは、ウエハ搬送ロボット7により位
置調整台5に搬送され、ウエハステージ2に搬入される
時に所定の位置および角度になるように位置調整台5に
おいて調整される。位置調整台5で位置調整後にウエハ
ステージ2に搬入されたウエハは、レチクルステージ1
上のレチクルに対する位置合わせのうえで、レチクルに
描写された回路パターンをウエハに転写するためにレー
ザ発信装置3により露光光が発せられる。露光光はレチ
クルを通過し回路パターンをウエハに転写する。ウエハ
ステージ2上で回路パターン転写が終了したら、ウエハ
はウエハ搬送ロボット7によりウエハ受渡台6に搬送さ
れる。ウエハ受渡台6に搬送されたウエハはレジスト処
理装置11が回収する。
【0026】図1の装置において、ウエハ搬送ロボット
7によってウエハ受取台4上のウエハを位置調整台5に
運び、ウエハの位置と角度を調整後にウエハステージ2
に搬入し、露光終了後にウエハステージ2上のウエハを
搬送ロボット7によってウエハ受渡台6に搬送し、レジ
スト処理装置11がウエハを回収するまでの搬送経路に
おいて、所定の搬入ポイント、例えば、ウエハ受取台4
上にウエハが載置された時点を感知して、ガス拡散ファ
ン3aの運転を開始する光源制御系10を設ける。すな
わち、光源制御系10は、ガス拡散ファン運転起動点
を、ウエハ受取台4上にウエハが載置された時点とする
ことで、ウエハステージ2上にウエハが載置されたの
ち、直ちにレーザ発信装置3による露光開始を行なう。
このようにして、ガス拡散ファン3aの運転時間を短縮
し、レーザ発信装置3の長寿命化による露光装置の装置
コスト削減に貢献できる。
【0027】加えて、ウエハステージ2上にウエハが載
置されてから露光開始までの待機時間も適切に制御する
ことができるため、露光装置の生産性も向上できる。
【0028】また、露光終了後のウエハを回収する工程
では、上記の搬送経路の所定の搬出ポイント、例えば、
ウエハステージ2上の露光済みのウエハがウエハ搬送ロ
ボット7によって取り出された時点を光源制御系10が
感知するとともに、後続するウエハが、前述の搬入ポイ
ントと搬出ポイントの間に無いことを確認したうえで、
ガス拡散ファン3aを停止する。これによって、各ロッ
トの所定枚数のウエハの露光処理を終えたのちに速やか
にガス拡散ファン3aの運転停止を行ない、ガス拡散フ
ァン3aの運転時間をより一層効果的に短縮できる。
【0029】図2は、ガス拡散ファン3aの寿命を延ば
すために、光源制御系10によって、ガス拡散ファン3
aの運転時間を制御する工程を示すフローチャートであ
る。
【0030】ステップ101でウエハがガス拡散ファン
運転起動点または運転停止点の間を通過したか否かの判
定をし、通過したのであればステップ102に進む。
【0031】ステップ102でガス拡散ファン運転起動
点から運転停止点の間にウエハがあるか否かの判別をす
る。
【0032】ステップ102において、ウエハがガス拡
散ファン運転起動点から運転停止点の間にある場合は、
ステップ103でガス拡散ファンを起動する。
【0033】ステップ102において、ウエハがガス拡
散ファン運転起動点から運転停止点の間に一枚も無い場
合は、ステップ104でガス拡散ファンを停止する。
【0034】ここで、ウエハ受取台から位置調整台まで
のウエハ搬送時間と、位置調整台5からウエハステージ
までのウエハ搬送時間を加えた時間が、ガス拡散ファン
が起動してからレーザ発信となるまでの時間より長い場
合は、前述のように、ガス拡散ファン運転起動点をウエ
ハ受取台からウエハ搬送ロボットがウエハを受け取った
時点とする。また、ガス拡散ファンの運転停止点をウエ
ハステージからのウエハ搬出点とすると、図2のステッ
プ102からステップ104までのフローの処理をウエ
ハ受取台からウエハ搬送ロボットがウエハを受け取った
時点と、ウエハステージからウエハ搬送ロボットがウエ
ハを受け取った時点に行なうことになる。
【0035】これによって、ガス拡散ファンをレーザ発
信が必要な時にのみ運転することになり、効率の良いレ
ーザ発信装置の運用が可能となる。
【0036】例えば、ウエハ3枚のロットが存在してい
て、3枚のウエハが連続してレジスト処理装置から露光
装置に搬入される場合は、まず、レジスト処理装置は第
1ロットの1枚目のウエハをウエハ受取台に置く。
【0037】ウエハ搬送ロボットがウエハ受取台からそ
のウエハを受け取ると、ガス拡散ファンは起動する。第
1ロットの1枚目のウエハがウエハステージに搬送され
ている最中にレーザ発信装置はレーザ発信可能になる。
【0038】その間に2枚目のウエハがウエハ受渡台に
レジスト処理装置から置かれ、ウエハ搬送ロボットがウ
エハを位置調整台に搬送する。
【0039】ウエハ受取台にウエハがなくなったのでレ
ジスト処理装置は3枚目のウエハをウエハ受取台に置
く。ウエハステージに置かれた1枚目のウエハが露光終
了となるとウエハ搬送ロボットはウエハをウエハステー
ジから受け取る。この時、位置調整台に2枚目のウエハ
があるのでガス拡散ファンは運転停止せずにそのまま運
転を続行する。
【0040】1枚目のウエハがウエハ搬送ロボットによ
ってウエハステージから搬出されると位置調整台にある
2枚目のウエハはウエハステージに置かれ露光が開始さ
れる。
【0041】位置調整台にある2枚目のウエハがウエハ
ステージに置かれ露光が開始されている間にウエハ搬送
ロボットはウエハ受取台から3枚目のウエハを受け取
り、位置調整台に搬送する。ウエハステージに置かれた
2枚目のウエハが露光終了となると、ウエハ搬送ロボッ
トはウエハをウエハステージから受け取る。この時、位
置調整台に3枚目のウエハがあるのでガス拡散ファンは
運転停止せずにそのまま運転を続行する。
【0042】2枚目のウエハがウエハ搬送ロボットによ
ってウエハステージから搬出されると、位置調整台にあ
る3枚目のウエハはウエハステージに置かれ露光が開始
される。
【0043】ウエハステージに置かれた3枚目のウエハ
が露光終了となると、ウエハ搬送ロボットはウエハをウ
エハステージから受け取る。この時ウエハ受取台からウ
エハステージ迄のウエハ搬送経路上にウエハが存在しな
いため、ガス拡散ファンは運転を停止する。
【0044】本実施の形態によれば、IC、LSI等の
半導体デバイスの製造装置である露光装置の露光用レー
ザ発信装置において、ガス拡散ファンの寿命を大幅に延
ばすことで、レーザ発信装置の交換や修理の回数を減ら
すことができる。
【0045】次にデバイス製造方法の実施例を説明す
る。図3は半導体デバイス(ICやLSI等の半導体チ
ップ、あるいは液晶パネルやCCD等)の製造フローを
示す。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回
路設計を行なう。ステップ2(マスク製作)では設計し
た回路パターンを形成した原版であるマスク(レチク
ル)を製作する。ステップ3(ウエハ製造)ではシリコ
ン等の材料を用いて基板であるウエハを製造する。ステ
ップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記用意
したマスクとウエハを用いて、リソグラフィ技術によっ
てウエハ上に実際の回路を形成する。ステップ5(組
立)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製された
ウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセ
ンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージ
ング工程(チップ封入)等の工程を含む。ステップ6
(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの
動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こう
した工程を経て半導体デバイスが完成し、これが出荷
(ステップ7)される。
【0046】図4は上記ウエハプロセスの詳細なフロー
を示す。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化
させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁
膜を形成する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上
に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン
打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15
(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステ
ップ16(露光)では上記の露光装置によってマスクの
回路パターンをウエハに焼付露光する。ステップ17
(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18
(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削
り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチング
が済んで不要となったレジストを、前述の基板処理方法
によって、取り除く。これらのステップを繰り返し行な
うことによって、ウエハ上に多重に回路パターンが形成
される。本実施例の製造方法を用いれば、従来は製造が
難しかった高集積度の半導体デバイスを製造することが
できる。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。
【0048】レーザ発信装置の長寿命化を促進するとと
もに、露光開始までのウエハの待機時間を短縮し、露光
装置の低コスト化や生産性向上に大きく貢献できる。こ
のような露光装置を用いることで、半導体デバイス等の
低価格化を促進できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施の形態による露光装置を示す構成図であ
る。
【図2】光源制御系による動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】半導体製造工程を示すフローチャートである。
【図4】ウエハプロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 レチクルステージ 2 ウエハステージ 3 レーザ発信装置 3a ガス拡散ファン 4 ウエハ受取台 5 位置調整台 6 ウエハ受渡台 7 ウエハ搬送ロボット 10 光源制御系 11 レジスト処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 21/30 514D

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置決めステージ上の基板に回路パター
    ンを転写するためのレーザ光を発生するレーザ発信装置
    と、該レーザ発信装置を発信可能にするためのレーザ発
    信準備手段と、基板を前記位置決めステージ上に所定の
    搬送経路で搬出入するための搬送手段と、前記搬送経路
    の所定の搬入ポイントにおける基板の位置情報に基づい
    て前記レーザ発信準備手段の運転を開始する光源制御系
    を有する露光装置。
  2. 【請求項2】 位置決めステージ上の基板に回路パター
    ンを転写するためのレーザ光を発生するレーザ発信装置
    と、該レーザ発信装置を発信可能にするためのレーザ発
    信準備手段と、基板を前記位置決めステージ上に所定の
    搬送経路で搬出入するための搬送手段と、前記搬送経路
    の所定の搬出ポイントにおける基板の位置情報に基づい
    て、前記搬送経路の所定の搬入ポイントと前記搬出ポイ
    ントの間に基板が無いことを確認したうえで前記レーザ
    発信準備手段の運転を停止する光源制御系を有する露光
    装置。
  3. 【請求項3】 光源制御系が、搬入ポイントにおける基
    板の位置情報に基づいてレーザ発信準備手段の運転を開
    始することを特徴とする請求項2記載の露光装置。
  4. 【請求項4】 レーザ発信準備手段が、レーザ発信装置
    のガス拡散ファンであることを特徴とする請求項1ない
    し3いずれか1項記載の露光装置。
  5. 【請求項5】 搬入ポイントが、露光前の基板を搬送手
    段が受け取る受取台にあることを特徴とする請求項1な
    いし4いずれか1項記載の露光装置。
  6. 【請求項6】 搬出ポイントが、露光後の基板を回収す
    るために、位置決めステージから前記基板を搬送手段が
    搬出した時点にあることを特徴とする請求項1ないし5
    いずれか1項記載の露光装置。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6いずれか1項記載の露
    光装置によってウエハを露光する工程を有するデバイス
    製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007066700A1 (ja) * 2005-12-09 2007-06-14 Nikon Corporation レーザ光源装置、並びに露光方法及び装置
JP2008251736A (ja) * 2007-03-29 2008-10-16 Tokyo Electron Ltd 基板処理装置及びその大気搬送ユニット

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