JP4839953B2 - オーダワイヤ伝送装置 - Google Patents

オーダワイヤ伝送装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4839953B2
JP4839953B2 JP2006129846A JP2006129846A JP4839953B2 JP 4839953 B2 JP4839953 B2 JP 4839953B2 JP 2006129846 A JP2006129846 A JP 2006129846A JP 2006129846 A JP2006129846 A JP 2006129846A JP 4839953 B2 JP4839953 B2 JP 4839953B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
transmission
reception
order wire
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006129846A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007306079A (ja
Inventor
裕明 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2006129846A priority Critical patent/JP4839953B2/ja
Publication of JP2007306079A publication Critical patent/JP2007306079A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4839953B2 publication Critical patent/JP4839953B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Time-Division Multiplex Systems (AREA)

Description

本発明は、送信部及び受信部のそれぞれが1系と2系に二重化され、1系から2系、2系から1系への系間のオーダワイヤ回線を構成するオーダワイヤ伝送装置に関し、装置自体の構成を変更することなく、単一の装置で、端局と中継局の双方の構成を可能としたものである。
従来から、オーダワイヤ回線は、信号伝送装置の設置工事・保守時に局間で音声による連絡をとるために使用される。大規模な幹線系ネットワークでは、ネットワークの分岐が複雑であるので回線の有効利用のため、特許文献1(特開平2−306729号公報)のようにダイアルによる個別に局呼び出しを可能とする機能や、特許文献2(特開平1−243657号公報)のように回線交換の機能を信号伝送装置内に組み込むか、専用装置を設置する必要がある。
一方、中・小規模のネットワークでは、ネットワークの分岐が単純もしくは存在しないため、構成が簡易なパーティラインで構成することが多い。また、中継局においては、端局とは構成が異なる専用装置を用いず、端局装置2台をケーブル接続することで簡易に構成することが多いが、ケーブル接続の工事が煩雑となる問題があった。また、2台セットで設置する必要があるため、端局に比べ、設置面積・設備費が大きいという問題があった。
図8は従来の構成を示すブロック図である。オーダワイヤ回線の外部入出力を用いて、端局Aと端局Bの間をケーブルAB−1、BA−1で接続することで中継局を構成する。端局Aは、1系送信部A1−T、2系送信部A2−T、1つのアナログミキサA1−1、1系受信部A1−R、2系受信部A2−R、及び受信切替制御回路A7とで構成され、1系及び2系の送信部は伝送路A20、A21へそれぞれ出力でき、また、1系及び2系の受信部は伝送路A22、A23からそれぞれ入力できる。端局Bも同様である。端局Aと端局Bの構成は同じであるため、端局Bについての説明は省略する。
端局Aにおいて、アナログミキサA1−1は、外部からの音声入力信号A100と端局Bからの外部出力信号B801−1を加算して、加算信号A101−1を1系AD変換回路A2−1へ出力する。この1系AD変換回路A2−1は、アナログミキサA1−1からの加算信号A101−1をデジタル変換して、送信デジタル信号A201−1を1系送信回路A4−1と2系送信回路A4−2へ出力する。1系送信回路A4−1は、1系AD変換回路A2−1からの送信デジタル信号A201−1と1系送信主信号A300−1を多重して、1系送信信号A401−1をA方向の1系受信回路へ出力する。2系送信回路A4−2は、AD変換回路A2−1からの送信デジタル信号A201−1と2系送信主信号A300−2とを多重した2系送信信号A401−2をA方向の2系受信回路へ出力する。ここで、2系送信部を省いた非冗長構成の場合でも、オーダワイヤ回線を構成可能である。
一方、受信系において、1系受信回路A5−1は、A方向から(1系送信部から)の受信信号A600より1系受信主信号A501−1を分離して、1系受信デジタル信号A502−1を受信切替スイッチA6へ出力する。受信切替スイッチA6は、1系受信回路A5−1からの1系受信デジタル信号A502−1と2系DA変換回路A5−2からの2系受信デジタル信号の一方を、受信切替制御回路A7からの受信切替制御信号A701に従い選択して、選択デジタル信号A601を1系DA変換回路A8−1へ出力する。1系DA変換回路A8−1は、受信切替スイッチA6からの受信選択信号A601をアナログ変換して、受信アナログ信号A801−1を、外部への音声出力信号と、ケーブルAB−1への外部出力信号とに分岐して出力する。
以上のような従来技術では、中継局を専用装置を用いずに、特許文献3(特開平2−198263号公報)のような端局装置をケーブル接続して簡易に構成する場合が多い。したがって、中継局は常に2台セットで設置される必要があるため、設備、設置面積が端局に比べ大きく、また、中継局構成のためのケーブル接続が煩雑となる問題があった。
特開平2−306729号公報 特開平1−243657号公報 特開平2−198263号公報
本発明の課題は、装置自体の構成を変更することなく、単一の装置で、端局と中継局の双方の構成を兼用できるオーダワイヤ伝送装置を提供することにある。
請求項1に係る本発明は、AD変換回路を有する送信部、及びDA変換回路を有する受信部のそれぞれが1系と2系に二重化され、1系から2系、2系から1系への系間のオーダワイヤ回線を構成するオーダワイヤ伝送装置において、
1系受信部A1−Rにおける受信信号と2系受信部A2−Rにおける受信信号とを選択する受信切替スイッチA6と、
音声入力信号と、2系受信部A2−Rからの受信信号とを混合して、1系送信部A1−Tへ入力する1系入力用ミキサA1−1と、
音声入力信号と、受信切替スイッチA6で選択された受信信号とを混合して、2系送信部A2−Tへ入力する2系入力用ミキサA1−2と、
2系受信部A2−Rにおける受信信号と、受信切替スイッチA6で選択された受信信号とを混合して、音声出力信号とする出力用ミキサA9とを備え、
2系受信部A2−RにおけるDA変換回路A8−2は、外部からの中継制御信号A200に従い無音制御できるようにしたものである。
請求項2に係る発明は、上記のような構成に加えて、1系送信部A1−TのAD変換回路A2−1からの送信信号と2系送信部A2−TのAD変換回路A2−2からの送信信号とを切り替える中継切替スイッチA3を備え、
当該オーダワイヤ伝送装置を中継局として設定する場合は、受信切替スイッチA6が、1系受信部A1−Rの1系受信信号を選択することで、出力用ミキサでA9は、1系受信信号と2系受信信号とを混合した音声出力信号A901を出力するとともに、1系入力用ミキサA1−1で、2系受信部A2−Rの受信信号と外部からの音声入力信号A100とを混合することにより、2系から1系へのオーダワイヤ回線を構成し、また、中継切替スイッチA3で、2系送信信号を選択することにより、1系から2系へのオーダワイヤ回線を構成し、
一方、当該オーダワイヤ伝送装置を端局として設定する場合は、2系受信部A2−RのDA変換回路A8−2が受信信号を無音制御するとともに、中継切替スイッチA3が1系送信部A1−Tの送信信号を選択するようにしたものである。
請求項3に係る発明は、請求項1の構成に加え、1系送信部A1−Tと2系送信部A2−Tの一方の系からの信号を送信する送信切替制御回路A12と、受信信号を1系受信部と2系受信部へ分岐するハイブリッドA13とを備え、1系/2系で伝送路を共有できるようにしたものである。
請求項4に係る発明は、請求項1の構成に加え、1系送信部からの送信信号と2系送信部からの送信信号とを切り替えて出力する送信切替スイッチA11と、これを制御する送信切替制御回路A12とを備え、判定した正常な一方の系か、もしくは外部から指定する系だけ送信信号を出力させるできるようにしたものである。
請求項5に係る発明は、請求項1の構成に加え、1系入力用ミキサA1−1及び2系入力用ミキサA1−2の前段に、1系・2系共通の入力用ミキサA14を備えて、音声入出力信号に加え外部入出力信号の追加も可能とすることにより、他ルートのオーダワイヤ回線と簡易に接続できるようにしたものである。
1系入力用ミキサ及び2系入力用ミキサ並びに出力用ミキサは、アナログ段で信号を混合するアナログミキサ、又は、デジタル段で信号を混合するデジタルミキサのいずれでもよい。
本発明によれば以下に記載するような効果を奏する。
第1の効果は、オーダワイヤ回線の中継局を単一の装置で構成できることである。
その理由は、冗長構成の端局装置において、1系送信信号を外部からの音声入力信号と2系受信信号をミキサで加算して生成し、同じく2系送信信号を外部からの音声入力信号と1系受信信号をミキサで加算して生成し、また、音声出力信号を1系受信信号と2系受信信号をミキサで加算して生成することで、1系から2系と2系から1系への系間のオーダワイヤ回線を構築することにより、1系/2系の送受信回路を別の局と対向させて、単一の端局装置でありながら中継局を構成することができるためである。
第2の効果は、オーダワイヤ回線の端局/中継局の双方を同一の装置で構成できることである。
その理由は、1系から2系、2系から1系への系間のオーダワイヤ回線を具備した冗長構成の端局装置において、1系から2系へのオーダワイヤ回線は、中継切替スイッチにより接続/切断の切替が可能であり、また、2系から1系へのオーダワイヤ回線は2系DA変換回路の無音制御により接続/切断の切替が可能なためである。したがって、受信切替スイッチで1系/2系の一方の正常系を選択し2系DA変換回路による無音制御を有効、かつ、中継切替スイッチで1系送信信号を選択することで、当該局は端局装置として振る舞い、受信切替スイッチで1系受信信号を選択し2系DA変換回路による無音制御を無効、かつ、中継切替スイッチで2系送信信号を選択することで、中継局装置として振る舞うことが可能となるからである。
本発明の最良形態のオーダワイヤ伝送装置について説明すると、図1に示すように、1系送信部A1−T、2系送信部A2−T、1系及び2系の2つの入力用アナログミキサA1−1、A1−2、1系受信部A1−R、2系受信部A2−R、1つの出力用アナログミキサA9、及び受信切替制御回路A7とで構成されている。
このオーダワイヤ伝送装置を中継局として設定した場合は、受信切替スイッチA6が、1系受信回路A5−1からの1系受信デジタル信号A502−1を選択することで、出力用アナログミキサA9では、1系受信アナログ信号A801−1と2系受信アナログ信号A801−2とを加算した音声出力信号A901を出力する。また、1系入力用アナログミキサA1−1で、2系アナログ信号A801−2と外部からの音声入力信号A100とを加算することにより、伝送路A23→受信回路A5−2→DA変換回路A8−2→1系入力用アナログミキサA1−1→AD変換回路A2−1→送信回路A4−1→伝送路A20のルート、すなわち、2系から1系へのオーダワイヤ回線を構成する。また、中継切替スイッチA3で、2系送信デジタル信号A201−2を選択することにより、伝送路A22→受信回路A5−1→受信切替スイッチA6→DA変換回路A8−1→2系入力用アナログミキサA1−2→AD変換回路A2−2→中継切替スイッチA3→送信回路A4−2→伝送路A21のルート、すなわち、1系から2系へのオーダワイヤ回線を構成する。
一方、端局として設定した場合は、2系受信部のDA変換回路A8−2が受信デジタル信号A502−2を無音制御することで、1系入力用アナログミキサA1−1において2系受信アナログ信号A801−2の1系加算信号A101−1への回り込みを防止し、中継切替スイッチA3が1系送信デジタル信号A201−1を選択することで、2系入力用アナログミキサA1−2において1系受信アナログ信号A801−1と加算された2系加算信号が、伝送路A21へ送信されることを防止することにより、送信部/受信部間のルートを切り離すことができる。また、中継切替スイッチA3が1系送信デジタル信号A201−1を選択することで、送信系の冗長系を構成し、受信切替スイッチA6が、1系受信デジタル信号A502−1と2系受信デジタル信号A502−2とから一方を選択することで、受端冗長系の切替を行うことが出来る。
このように、送受ともに冗長構成を持つオーダワイヤ伝送装置において、音声入力信号を分岐して1系/2系の両方から同じ信号を送信し、受信信号は切替スイッチにより1系/2系の一方を選択して音声出力信号として出力することで端局として構成し、また、同一のオーダワイヤ伝送装置において、1系送信信号には2系受信信号を、2系送信信号に1系受信信号を加算して送信し、1系/2系の受信信号を加算して音声出力信号とすることで、1系/2系間でオーダワイヤ回線を構成する。このとき、1系/2系をそれぞれ別の局と対向させることで、端局と同一でかつ単一の装置で中継局を構成することが可能となる。
図1は、本発明の実施例1のオーダワイヤ伝送装置を示すブロック図である。
このオーダワイヤ伝送装置は、1系送信部A1−T、2系送信部A2−T、1系及び2系の2つの入力用アナログミキサA1−1、A1−2、1系受信部A1−R、2系受信部A2−R、1つの出力用アナログミキサA9、及び受信切替制御回路A7とで構成されている。
まず、送信系の構成について説明する。
1系入力用アナログミキサA1−1で、外部からの音声入力信号A100と、2系受信部A2−R内のDA変換回路A8−2からの2系受信アナログ信号A801−2とを加算し、1系加算信号A101−1を1系送信部A1−T内のAD変換回路A2−1へ出力する。このAD変換回路A2−1は、1系入力用アナログミキサA1−1からの1系加算信号A101−1をデジタル変換して、1系送信デジタル信号A201−1を、1系送信部A1−T内の送信回路A4−1と、後述する2系送信部A2−T内の中継切替スイッチA3へ出力する。1系送信部A1−T内の送信回路A4−1は、外部からの1系送信主信号A300−1と、1系送信部A1−T内のAD変換回路A2−1からの1系デジタル信号A201−1とを多重して、1系送信信号A401−1を伝送路A20へ出力する。
一方、2系入力用アナログミキサA1−2は、外部からの音声入力信号A100と、1系受信部A1−R内のDA変換回路A8−1からの1系受信アナログ信号A801−1とを加算して、2系加算信号A101−2を2系送信部A2−T内のAD変換回路A2−2へ出力する。このAD変換回路A2−2は、2系入力用アナログミキサA1−2からの2系加算信号A101−2をデジタル変換して、2系送信デジタル信号A201−2を2系送信部A2−T内の中継切替スイッチA3へ出力する。この中継切替スイッチA3は、外部からの中継制御信号A200に従い、端局設定の場合は、前述した1系AD変換回路A2−1からの1系送信デジタル信号A201−1を選択、中継局設定の場合は、2系AD変換回路からの2系送信デジタル信号A201−2を選択して、2系送信選択信号A301を2系送信回路A4−2へ出力する。この送信回路A4−2は、外部からの2系送信主信号A300−2と、2系送信部A2−T内の中継切替スイッチA3からの2系送信選択信号A301とを多重して、2系送信信号A401−2を伝送路A21へ出力する。
次に、受信系の構成について説明する。
1系受信部A1−R内の受信回路A5−1は、伝送路A22からの受信信号A2201に対して1系受信主信号A501−1を分離して外部に出力する。また、受信信号A2201から1系受信デジタル信号A502−1を分離して1系受信部A1−R内の受信切替スイッチA6に出力する。さらに、この受信回路A5−1は、伝送路A22の回線品質を監視し、1系受信アラームA503−1を受信切替制御回路A7に出力する。1系受信部A1−R内の受信切替スイッチA6は、後述する受信切替制御回路A7からの受信切替制御信号A701に従い、1系受信部A1−R内の受信回路A5−1からの1系受信デジタル信号A502−1と、2系受信部A2−R内の受信回路A5−2からの2系受信デジタル信号A502−2のうち一方を選択して、1系受信選択信号A601を1系受信部A1−R内のDA変換回路A8−1へ出力する。このDA変換回路A8−1は、1系受信部A1−R内の受信切替スイッチA6からの1系受信選択信号A601をアナログ変換して、1系受信アナログ信号A801−1を、出力用アナログミキサA9と、前述した2系入力用アナログミキサA1−2へ出力する。
出力用アナログミキサA9は、1系受信部A1−R内のDA変換回路A8−1からの1系受信アナログ信号A801−1と、後述する2系受信部A2−R内のDA変換回路A8−2からの2系アナログ信号A801−2とを加算して、音声出力信号A901を外部へ出力する。
一方、2系受信回路A5−2は、伝送路A23からの2系受信信号A2301に対して2系受信主信号A501−2を分離して外部に出力する。また、2系受信信号A2301から2系受信デジタル信号A502−2を分離して、1系受信部A1−R内の受信切替スイッチA6と、2系受信部A2−R内のDA変換回路A8−2へ出力する。さらに、この2系受信回路A5−2は、伝送路A23の回線品質を監視し、2系受信アラーム信号A503−2を受信切替制御回路A7へ出力する。2系受信部A2−R内のDA変換回路A8−2は、外部からの中継制御信号A200に従い、端局設定の場合は、2系受信部A2−R内の受信回路A5−2からの2系受信信号A502−2を無音制御し、中継局設定の場合は、2系受信部A2−R内の受信回路A5−2からの2系受信信号A502−2をアナログ変換して、2系受信アナログ信号A801−2を、前述した出力用アナログミキサA9と、前述した1系入力用アナログミキサA1−1に出力する。
受信切替制御回路A7は、外部からの手動受信切替制御信号A500と、1系受信回路A5−1からの1系受信アラーム信号A503−1と、2系受信部A2−R内の受信回路A5−2からの2系受信アラーム信号A503−2とから選択系を判定し、受信切替制御信号A701を1系受信部A1−R内の受信切替スイッチA6へ出力する。
次に、図1、図2に示すブロック図を用いて中継局設定時の動作を説明する。
図2の中継局A、B、Cは図1で示す伝送装置とし、伝送路A21と伝送路B22、伝送路B20と伝送路A23、伝送路B21と伝送路C22、伝送路C20と伝送路B23をそれぞれ接続することで、中継局AからB、BからC、また、CからB、BからAの中継回線を構成する。
最初に、中継局AからB、BからCへの信号伝送について説明する。
図2の中継局Aは、伝送路A22を介して入力される受信信号A2201から、1系受信部A1−R内で1系受信デジタル信号A502−1を分離し、受信切替スイッチA6とDA変換回路A8−1経由で1系受信アナログ信号A801−1を2系入力用アナログミキサA1−2と後述する出力用アナログミキサA9へ出力する。一方、2系入力用アナログミキサA1−2においては、外部からの音声入力信号A100と、1系受信部A1−Rからの1系受信アナログ信号A801−1を加算し、2系送信部A2−T内のAD変換回路A2−2、送信回路A4−2で生成した2系送信信号A401−2を伝送路A21を経由して伝送路B22に出力する。
中継局B、Cにおいては、伝送路B22、C22からの1系受信信号B2201、C2201に対して中継局Aと同様の処理を行い、外部からの音声入力信号と1系受信アナログ信号とを加算した2系送信信号が、伝送路B21、C21を経由して対向局へ出力される。
中継局A、B、CのアナログミキサA9、B9、C9においては、1系受信アナログ信号を加算して音声出力信号を出力するため、中継局Aは伝送路A20の音声信号が、中継局Bでは伝送路A20と中継局Aの音声信号が、中継局Cでは伝送路A20と中継局Aと中継局Cの音声信号が出力される。
次に、中継局CからB、BからAへの信号伝送について説明する。
中継局Cは、伝送路C23を介して入力される2系受信信号C2301から、2系受信部A2−R内の受信回路C5−2で2系受信主信号C501−2を分離し、DA変換回路C8−2で2系受信アナログ信号C801−2を生成して、1系入力用アナログミキサC1−1と後述する出力用アナログミキサC9へ出力する。1系入力用アナログミキサC1−1において、外部からの音声入力信号C100と2系受信部C2−Rからの2系受信信号C801−2を加算し、1系受信部C1−R内のAD変換回路C2−1、送信回路A4−1で生成した1系送信信号C401−1を、伝送路C20を経由して伝送路B23へ出力する。
中継局A、Bにおいては、伝送路A23、B23からの2系受信信号A2301、B2301に対して中継局Cと同様の処理を行い、外部からの音声入力信号と2系受信アナログ信号を加算した1系送信信号が、伝送路A20、B20を介して対向局へ出力される。
中継局A、B、Cの出力用アナログミキサA9、B9、C9において2系受信アナログ信号を加算して、音声出力信号を出力するため、中継局Cでは伝送路C23の音声信号が、中継局Bでは伝送路C23と中継局Cの音声信号が、中継局Aでは伝送路C23と中継局Cと中継局Bの音声信号が出力される。
以上により、中継局Aの音声出力信号A901には、伝送路A20の音声信号と中継局Bの音声入力信号B100と中継局Cの音声入力信号C100と伝送路C23の音声信号が出力され、中継局Bの音声出力信号B901には、伝送路A20と中継局Aの音声入力信号A100と中継局Cの音声入力信号C100と伝送路C23の音声信号が出力され、中継局Cの音声出力信号C901には、伝送路A20の音声信号と中継局Aの音声入力信号A100と中継局Bの音声入力信号B 100と伝送路C23の音声信号が出力されることで、中継局A、B、C間でのオーダワイヤ中継回線を構成している。
次に、図1のオーダワイヤ伝送装置の装置構成を実質的に変更せずに、局間の接続のみを変更した図3の実施例2について、端局設定時の動作を説明する。
図3の端局Aは、外部からの音声入力信号A100を1系入力用アナログミキサA1−1において、2系受信部からの2系受信アナログ信号A801−2と加算し、1系送信部内のAD変換回路A2−1、送信回路A4−1で生成した1系送信信号A401−1を、伝送路A20を介して伝送路B22へ出力する。このとき、2系受信部内のDA変換回路A8−2において無音制御し、更に、2系受信部内の中継制御スイッチA3において1系送信回路部内のAD変換回路A2−1からの1系送信デジタル信号A201−1を選択して、送信回路A4−2で生成した2系送信信号A401−2を、伝送路A21を経由して伝送路B23へ出力する。
一方、端局Bは、伝送路B22から入力される1系受信信号B2201から、1系受信部内の受信回路B5−1で1系受信デジタル信号B502−1に分離し、受信切替スイッチB6に出力する。受信切替スイッチB6は、1系受信受信デジタル信号B502−1と2系受信デジタル信号B502−2から一方を選択し、DA変換回路B8−1でアナログ変換した後、出力用アナログミキサB9と前述した1系入力用アナログミキサB1−2へ出力する。出力用アナログミキサB9は、1系受信アナログ信号B801−1と2系受信アナログ信号B801−2を加算して、音声出力信号B901を出力する。
また、端局Bは、伝送路B23から入力される2系受信信号B2301から、2系受信部内の受信回路B5−2において、受信デジタル信号B502−2を分離し、前述した1系受信部内の受信切替スイッチA6と2系受信部内のDA変換回路B8−2へ出力し、DA変換回路B8−2は外部からの中継制御信号A200に従い無音制御することより、出力用アナログミキサB9で、1系/2系から選択後の1系受信アナログ信号B801−1に不要な2系受信アナログ信号B801−2を加算することを防止する。この時、受信切替スイッチB6は、受信切替制御回路B7からの受信切替制御信号B701に従い1系、2系のどちらか一方を選択し、1系受信アラーム信号B503−1、2系受信アラーム信号B503−2から判定した正常な伝送路か、もしくは外部からの手動受信切替制御信号B500で指定する系を選択する。
以上により、端局装置設定時には、2系受信アナログ信号に対して無音制御し、中継切替スイッチで1系送信デジタル信号を選択することで、外部からの音声入力信号への不要な受信信号の回り込みを防止し、かつ1系/2系の送信回路へ1系デジタル信号を分岐して出力することで送信系の冗長系を実現しつつ、受信系は、受信切替スイッチA6において、1系受信デジタル信号と2系デジタル信号の一方を選択することで受信系の冗長切替を実現する。
図3の実施例2では、送端と受端をそれぞれ2系統ずつ設け、送端と受端を1対1に接続して回線を二重化することで送受の冗長を構成しているが、図4に示す実施例3のように、送信切替制御回路A12を備え、これからの送信停止信号A1201、A1202に従い、一方の系だけ信号を送信し、受信系では、受信信号をハイブリッドA13で1系受信部A1−Rと2系受信部A2−Rへ分岐することで、1系/2系で伝送路を共有し、送受信機器のみ冗長構成とする場合でも、ハイブリッドA13の後段は、端局/中継局ともに同一の装置で構成可能となる。このとき、送信回路A4−1、A4−2は、送信切替制御回路A12からの送信停止信号A1201、A1202に従い1系、2系のどちらか一方が送信を停止することで、系の切替を行い、1系送信アラーム信号A402−1、2系送信アラーム信号A402−2から判定した正常な系か、もしくは外部からの手動送信切替制御信号A700で指定する系だけ送信信号を出力させる。
また、図5に示す実施例4のように、送信切替制御回路A12からの送信切替制御信号A1203により切り替えられる送信切替スイッチA11を備えてもよい。この送信切替スイッチA11は、1系送信信号A401−1と2系送信信号A401−2とを、1系送信信号A401−1と2系送信信号A401−2のどちらか一方を送信切替制御信号A1203に従い選択する。その選択は、1系送信アラーム信号A402−1、2系送信アラーム信号A402−2から判定した正常な系か、もしくは外部からの手動送信切替制御信号A700によって行われる。このようにすることで、1系送信アラーム信号A402−1、2系送信アラーム信号A402−2から判定した正常な系か、もしくは外部からの手動送信切替制御信号A700で指定する系だけ送信信号を出力させることができる。
また、図1の実施例1では、送信系では受信信号と音声入力信号の加算を行っているが、図6に示す実施例5のように、1系入力用アナログミキサA1−1及び2系入力用アナログミキサA1−2の前段に、1系・2共通の入力用アナログミキサA14を追加することで、音声入出力信号に加え外部入出力信号の追加も可能となり、外部入力信号A100−1、外部出力信号A902を他の装置とケーブル接続することで、他ルートのオーダワイヤ回線と簡易に接続することが可能となる。
さらに、図1の実施例1では、受信信号と音声入力信号、1系/2系の受信信号の加算をアナログ段で行っているが、図7に示す実施例6のように、デジタルミキサA15、A16、A17を用いてAD変換後、もしくはDA変換前のデジタル段でも行うことが可能ある。この場合、デジタルミキサA17には、図1の2系DA変換回路A8−2で行う無音制御の機能も実装する。なお、デジタル段での加算を行う場合は、デジタルミキサA15、A16、A17が、LSI/FPGAなどの集積回路内にまとめて実装でき、通常、個別部品で実装されるアナログミキサが不要となる分、実回路の構成をより簡易にすることが可能となる。
本発明の実施例1のオーダワイヤ伝送装置を示すブロック図である。 実施例1のオーダワイヤ伝送装置を中継局として設定した場合の相互関係を示すブロック図である。 図1のオーダワイヤ伝送装置の装置構成を実質的に変更せずに、局間の接続のみを変更して端局とした実施例2を示すブロックである。 本発明の実施例3のオーダワイヤ伝送装置を示すブロック図である。 本発明の実施例4のオーダワイヤ伝送装置を示すブロック図である。 本発明の実施例5のオーダワイヤ伝送装置を示すブロック図である。 本発明の実施例6のオーダワイヤ伝送装置を示すブロック図である。 従来例のブロック図である。
符号の説明
A1−T 1系送信部
A2−T 2系送信部
A1−1 1系入力用アナログミキサ
A1−2 2系入力用アナログミキサ
A1−R 1系受信部
A2−R 2系受信部
A9 出力用アナログミキサ
A7 受信切替制御回路
A2−1、A2−2 AD変換回路
A8−1、A8−2 DA変換回路
A4−1、A4−2 送信回路
A5−1、A5−2 受信回路
A3 中継切替スイッチ
A12 送信切替制御回路
A13 ハイブリッド
A11 送信切替スイッチ
A15、A16、A17 デジタルミキサ

Claims (7)

  1. AD変換回路を有する送信部、及びDA変換回路を有する受信部のそれぞれが1系と2系に二重化され、1系から2系、2系から1系への系間のオーダワイヤ回線を構成するオーダワイヤ伝送装置において、
    前記1系受信部における受信信号と2系受信部における受信信号とを選択する受信切替スイッチと、
    音声入力信号と、前記2系受信部からの受信信号とを混合して、前記1系送信部へ入力する1系入力用ミキサと、
    音声入力信号と、前記受信切替スイッチで選択された受信信号とを混合して、前記2系送信部へ入力する2系入力用ミキサと、
    前記2系受信部における受信信号と、前記受信切替スイッチで選択された受信信号とを混合して、音声出力信号とする出力用ミキサとを備え、
    前記2系受信部におけるDA変換回路は、外部からの中継制御信号に従い無音制御できることを特徴とするオーダワイヤ伝送装置。
  2. 1系送信部のAD変換回路からの送信信号と2系送信部のAD変換回路からの送信信号とを切り替える中継切替スイッチを備え、
    当該オーダワイヤ伝送装置を中継局として設定する場合は、前記受信切替スイッチが、1系受信部の1系受信信号を選択することで、出力用ミキサでは、1系受信信号と2系受信信号とを混合した音声出力信号を出力するとともに、1系入力用ミキサで、2系受信部の受信信号と外部からの音声入力信号とを混合することにより、2系から1系へのオーダワイヤ回線を構成し、また、中継切替スイッチで、2系送信信号を選択することにより、1系から2系へのオーダワイヤ回線を構成し、
    一方、当該オーダワイヤ伝送装置を端局として設定する場合は、2系受信部のDA変換回路が受信信号を無音制御するとともに、中継切替スイッチが1系送信部の送信信号を選択することを特徴とする請求項1に記載のオーダワイヤ伝送装置。
  3. 1系送信部と2系送信部の一方の系からの信号を送信する送信切替制御回路と、受信信号を1系受信部と2系受信部へ分岐するハイブリッドとを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーダワイヤ伝送装置。
  4. 1系送信部からの送信信号と2系送信部からの送信信号とを切り替えて出力する送信切替スイッチと、これを制御する送信切替制御回路とを備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載のオーダワイヤ伝送装置。
  5. 1系入力用ミキサ及び2系入力用ミキサの前段に、1系・2系共通の入力用ミキサを備えたことを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のオーダワイヤ伝送装置。
  6. 1系入力用ミキサ及び2系入力用ミキサ並びに出力用ミキサが、アナログ段で信号を混合するアナログミキサであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のオーダワイヤ伝送装置。
  7. 1系入力用ミキサ及び2系入力用ミキサ並びに出力用ミキサが、デジタル段で信号を混合するデジタルミキサであることを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のオーダワイヤ伝送装置。
JP2006129846A 2006-05-09 2006-05-09 オーダワイヤ伝送装置 Expired - Fee Related JP4839953B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129846A JP4839953B2 (ja) 2006-05-09 2006-05-09 オーダワイヤ伝送装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006129846A JP4839953B2 (ja) 2006-05-09 2006-05-09 オーダワイヤ伝送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007306079A JP2007306079A (ja) 2007-11-22
JP4839953B2 true JP4839953B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=38839677

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006129846A Expired - Fee Related JP4839953B2 (ja) 2006-05-09 2006-05-09 オーダワイヤ伝送装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4839953B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4442682B2 (ja) 2007-11-27 2010-03-31 ソニー株式会社 光学素子

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02149034A (ja) * 1988-11-30 1990-06-07 Nec Corp オーダーワイヤー回線の2重化方式
JPH04159833A (ja) * 1990-10-23 1992-06-03 Nec Corp 中間中継装置
JPH0758718A (ja) * 1993-08-17 1995-03-03 Fujitsu Ltd 信号伝送装置の保守用専用回線の回線設定装置
JPH10164110A (ja) * 1996-12-03 1998-06-19 Oki Electric Ind Co Ltd Sdhを使用したループ装置における打ち合せ用音声信号送受信方法
JP3765700B2 (ja) * 1999-10-27 2006-04-12 富士通株式会社 オーダワイヤ制御装置及びオーダワイヤ制御システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007306079A (ja) 2007-11-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4949355A (en) Test access system for a digital loop carrier system
GB2469345A (en) Digital audio signal format hub circuit
CN102823192A (zh) 用于在通信线缆上分配电力的方法和设备
US8121548B2 (en) Communication system
JP4839953B2 (ja) オーダワイヤ伝送装置
JPS592218B2 (ja) 時分割多重通信網におけるデジタル信号の伝送制御装置
JP6109402B2 (ja) 波長冗長装置及び波長冗長方法
JP7359681B2 (ja) 回線制御装置及び無線通信システム
US8417182B2 (en) Excessive-signal prevention apparatus and method therefor
JPH10341284A (ja) 同報通信方法、およびそれを用いた通信システム
WO2007119558A1 (ja) 基地局装置及び信号処理方法
JP2560853B2 (ja) 中継線装置
JP2500763B2 (ja) 伝送装置
JP2006033430A (ja) デジタル移動無線システム
JPH01166653A (ja) ディジタル電話機
CN102237895B (zh) 用于电力线载波通信的方法和系统
JP2013010621A (ja) エレベータ遠隔監視システム
JPH01194728A (ja) 情報伝送システム
JPS63268394A (ja) 信号増幅器
JP2001217763A (ja) オーダワイヤノイズ軽減回路及び方法
JPS63131629A (ja) 打合回線の分離挿入方式
JPH05227311A (ja) 多者通話機能を有する通信装置
JPH0219031A (ja) オーダワイヤーのハウリング防止方式
JPH1042051A (ja) 電話会議システム
JPH09271049A (ja) ディジタル電話機中継装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20080404

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20080407

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090415

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees