JP4839551B2 - 有機el表示装置 - Google Patents

有機el表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4839551B2
JP4839551B2 JP2001276285A JP2001276285A JP4839551B2 JP 4839551 B2 JP4839551 B2 JP 4839551B2 JP 2001276285 A JP2001276285 A JP 2001276285A JP 2001276285 A JP2001276285 A JP 2001276285A JP 4839551 B2 JP4839551 B2 JP 4839551B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
thin film
film transistor
organic
display device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001276285A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003084686A (ja
JP2003084686A5 (ja
Inventor
幸弘 森田
雅典 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2001276285A priority Critical patent/JP4839551B2/ja
Publication of JP2003084686A publication Critical patent/JP2003084686A/ja
Publication of JP2003084686A5 publication Critical patent/JP2003084686A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4839551B2 publication Critical patent/JP4839551B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10KORGANIC ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES
    • H10K59/00Integrated devices, or assemblies of multiple devices, comprising at least one organic light-emitting element covered by group H10K50/00
    • H10K59/10OLED displays
    • H10K59/12Active-matrix OLED [AMOLED] displays

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electroluminescent Light Sources (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Control Of El Displays (AREA)
  • Thin Film Transistor (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶表示装置、特にOCB(光学補償ベンド)モードやFSC(フィールドシーケンシャル)駆動を用いた高速応答特性を有する液晶表示装置、そして、有機EL表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
薄膜トランジスタ(TFT:Thin-Film-Transistor)を用いたアクティブマトリクス型液晶ディスプレイは薄型化、軽量化、低電圧駆動可能などの長所によりカムコーダ用のディスプレイ、パ−ソナルコンピュ−タ−、パ−ソナルワ−ドプロセッサ−のディスプレイなど種々の分野へ利用されており、大きな市場を形成している。
【0003】
特に近年では従来のパソコン等での静止画表示に加えて、動画表示やTV用途への利用が広がりつつあり、こうした動画表示に適した液晶表示装置への要求が高まってきている。これに対応し、高速応答性能を向上させる液晶素子として、OCBモードと呼ばれる、ベンド配向させた液晶表示素子が特開平7−84254号公報等で提案されている。OCBモードの液晶セルは電圧の変化に対する液晶の応答が早く、高速応答を実現出来るが、一方、液晶容量が大きくなるという欠点もある。また、FSC(フィールドシーケンシャル)駆動と呼ばれる駆動も提案されている。この駆動方法は、1フレーム期間を複数のサブフィールドに分割し、異なる分光スペクトルを持つ複数の光源、例えば、赤色、緑色、青色、の3つ光源に同期して、1フレーム期間を3つのサブフレームに分割して、それぞれの色に対応する信号を画素電極に書き込む駆動方法である。この駆動方法では、複数の光源を用いるため、カラーフィルターが不要となる。また、通常の液晶パネルで必要な、RGBそれぞれに対応する3つの画素を、一つの画素にまとめることができるため、ICドライバーを減らす事ができ、低コスト化にもつながる。また、動画表示やTV用途への、もう一つのフラットディスプレイとして、有機ELディスプレイが注目されている。有機ELディスプレイは、自発光型表示装置であるため、視野角が広く薄型で、低消費電力が実現できるディスプレイとして、現在、各社で開発を急いでいる。とくにアクティブマトリクス駆動の有機ELディスプレイは、有機EL素子に、薄膜トランジスタによって電流を流し、電流の大きさによって、RGBそれぞれの有機EL素子の輝度を調整して画像を表示するもので、低消費電力や長寿命という点で注目されている。
【0004】
動画表示やTV対応のために、液晶パネルでは、OCBモードやFSC駆動が検討されているが、OCBモードの液晶パネルでは、液晶材料の誘電率の違いや、高速化のための狭セルギャップ化による液晶容量の増大のために、薄膜トランジスタによる充電が厳しくなる。また、FSC駆動では、通常の液晶パネルよりも3倍以上の高速書き込みが必要となるため、大きい充電能力が必要になる。さらに、動画をより鮮明に表示するために、黒挿入や白挿入など、非画像信号を画像信号以外に書き込みする検討もなされており、さらに充電が厳しくなっている。有機ELパネルの場合は、有機EL素子に電流を常時流して発光させるため、液晶パネルの画素に用いる薄膜トランジスタよりも大きい駆動能力が必要になる。そのため、薄膜トランジスタのサイズを大きくすることが不可欠となり、その分、開口率が小さくなるというデメリットが生じることになる。そこで、薄膜トランジスタが占める面積をいかに抑えながら電流量を大きくするかが検討され、折り曲げ構造や屈曲などの構造によって、有効なチャネル幅を大きくし、薄膜トランジスタが占める面積あたりの電流量を大きくすることが試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、折り曲げ構造や屈曲構造ではソース電極、ドレイン電極からみたときに互いに非対称な構造を有する薄膜トランジスタが生じる。我々は、このような薄膜トランジスタにおいて、非対称構造に起因して電流電圧特性に非対称性が生じることを予測し、非対称構造を持つ薄膜トランジスタの電流電圧特性を調べ、電流電圧特性が非対称になることを見出した。図9は、図1の構造のnチャネル型薄膜トランジスタの電流電圧特性であり、ソース電極、ドレイン電極のうち、どちらの電極を正極性にするかによって、異なる特性をもつ。すなわち、あるソース・ドレインの極性に対して、大きい電流値を示すのである。これは、キャリアの分布や寄生抵抗に起因するものであり、非対称な構造に特有の振舞いである。幅の短い電極の方を正極性にしたとき(図9のA)の方が、逆の場合よりも電流が大きくなるのである。pチャンネル型薄膜トランジスタでは逆に幅の広い電極の方を正極性にしたときに、より電流が大きくなる。
【0006】
液晶パネルでは、対向電圧Vcomを基準として、正電圧と負電圧を1フレーム毎に交互に画素電極に書き込む、いわゆる交流駆動をしている。これは、液晶の焼きつきを防ぐためである。正から負、また、負から正の書き込みでは、それぞれ、画素電極側が正極性になり、また、負極性になる。すなわち、1フレームごとに、ソースとドレインの極性が入れ替わるのである。画素に用いる薄膜トランジスタがNチャネルの場合は、画素電圧を正から負へ変化させる書き込みの場合に、画素電極側が正極性になり、負から正へ変化させる書き込み時は、画素電極側が負極性になる。そして画素電極側が負から正に変化する書き込み極性の場合、書き込み中に、ゲートとドレイン(すなわち画素電極)間のバイアス差が減少していくため、電流値が小さくなる。従って、書き込みが厳しいのは、画素電極が負から正に変化するときである。なお、薄膜トランジスタがP型の場合はその逆に、同様の理由により画素電極側が正から負に変化する書き込み極性の場合に充電が厳しくなる。
【0007】
図2は従来の構造であり、図に示すように、ゲートとドレイン間の容量Cgdを小さくするために、幅の短い方の電極を画素電極に接続していた。これは、再充電(いわゆる突き抜け電圧)を小さくするためである。しかし、我々が見出した電流電圧特性の非対称性を考慮した場合、従来の構造では、充電が厳しい極性の書き込み時に電流が小さくなる薄膜トランジスタの配置になっており、本来持っている薄膜トランジスタの駆動能力を十分に発揮できていない。
【0008】
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、充電が厳しい極性に対して充電能力を大きくし、充電能力を上げて、高速書き込みを可能とし、また、開口率を大きくし、輝度向上を行うことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を実現するために本発明の液晶表示装置及び有機EL表示装置は以下の構成を有している。
【0010】
本発明の液晶表示装置においては、ソース電極とドレイン電極の幅が異なるnチャネル薄膜トランジスタを用い、幅の大きい方の電極を画素電極に電気的に接続している。こうすることによって、充電が厳しい極性の書き込みのとき、すなわち、画素電極がソース電極に対して負極性になるときに、より電流が大きくなり、充電能力を大きくすることができる。従って、高速駆動が可能となり、また、開口率アップによる輝度向上を実現できる。
【0011】
また、本発明では、通常の液晶ディスプレイの3倍以上の高速書き込みを行うフィールドシーケンシャル駆動(FSC)駆動方式のパネルに対して、上記の薄膜トランジスタの配置を行っている。これによって、駆動能力が向上して、輝度を向上させることができる。画質向上のために、黒挿入や白挿入など、非画像信号を書き込む場合には、より高速書き込みが必要となり、本発明による駆動能力向上は有効である。
【0012】
本発明では、OCBモードの液晶表示装置に対して、非対称構造をもつ薄膜トランジスタを充電が厳しい極性の書き込みのときに電流が大きくなるように配置している。本発明によって、駆動能力を大きくすることにより、液晶容量が大きいOCBモードの液晶パネルにおいても、高速駆動を行うことができ、また、開口率を大きくすることができる。また、応答速度を向上させるために、セルギャップを小さくすると、液晶容量はさらに大きくなるため、本発明の有効性が大きくなる。
【0013】
さらに、本発明では、OCBモードで、且つ、FSC駆動の液晶パネルに対して、上記非対称薄膜トランジスタの配置を行っている。OCBモードにすることによって、通常のTNモードのFSC駆動よりも、さらに大きい駆動能力が必要となり、本発明による駆動能力向上によって、高速書き込みが可能となり、また、開口率アップによって、輝度を向上させることができる。
【0014】
また本発明では、ゲート電極とドレイン電極との容量を、ゲート信号の入力側から離れるに従って大きくしている。本発明のような構造をとったときには、逆の配置のときに比べて、ゲートとドレインの間の容量Cgdが大きくなり、それによって、ゲート信号がオンからオフに変化するときの再充電が大きくなるため、フリッカーが懸念される。再充電は、ゲート信号の入力側から離れるに従って大きくなる。これは、ゲート信号の波形が、ゲート信号の入力側から離れるに従ってなまってくるからである。ゲート信号入力側から離れるに従ってCgdを大きくすると、容量結合による突き抜け電圧が大きくなるので、ゲート波形のなまりの効果をキャンセルすることができ、駆動能力を向上させながら、フリッカーを防ぐことが出来る。
【0015】
また、本発明では、ドレイン電極を複数の電極から構成している。複数の電極で構成することによって、駆動能力を向上させながら、ゲート電極との重なりを小さく抑えることができ、Cgdの増大を抑制することができる。
【0016】
さらに、本発明では、画素電極に電気的に接続されたドレイン電極の幅を、ソース信号線に電気的に接続されたソース電極の幅の、1.2倍から2.5倍としている。折り曲げ構造や、ドレイン電極が複数の電極から構成される構造の場合、上記のようなソース電極及びドレイン電極の比率にすると、単位面積当りの充電能力が大きくなるような構造が実現できる。これによって、開口率を落とさず充電能力を大きくすることができ、高速書き込みが可能となる。
【0017】
本発明の有機EL表示装置においては、ソース電極とドレイン電極の幅が異なる薄膜トランジスタを有機EL素子に電気的に接続しており、ドレイン電極とソース電極が互いに向き合っている領域のそれぞれの幅をW1、W2、とすると、W1>W2であり、薄膜トランジスタがnチャネル型の場合にはドレイン電極がソース電極に対して負極性になるように、pチャネル型の場合にはドレイン電極がソース電極に対して正極性になるように有機EL素子に電気的に接続している。これによって、有機EL素子に流れる電流量が大きくなり、輝度が向上する。
【0018】
また、本発明では、ソース電極とドレイン電極の少なくとも一方を折り曲げ構造としている。これによって、単位面積当りの有効チャネル幅を増加させることができ、単位面積当りの電流量を大きくすることができる。即ち、駆動能力を大きくすることができる。
【0019】
本発明では、半導体膜を多結晶シリコンとしている。多結晶シリコンは移動度が大きく、大きい電流がとれる。さらに、本発明のような構造にすることによって、より大きい電流を得ることができ、駆動能力を向上させることができる。
【0020】
また、本発明では、半導体膜をアモルファスシリコンとしている。アモルファスシリコンは、多結晶シリコンよりも移動度は小さいが、直接堆積することができるため、多結晶シリコンよりも少ない工程数でつくることができる。従って、多結晶シリコンよりも容易に、低コストで作成することができる。上述のような構造にすることによって、より電流量をとれるようにすることができ、駆動能力を大きくすることができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下本発明の液晶表示装置について図面を用いてより具体的に説明する。
【0022】
(実施の形態1)
図1は実施の形態1の液晶表示装置におけるアレイ基板上の1画素の電極構成を表す平面図である。薄膜トランジスタの電流量は、チャネル幅に比例して大きくなるが、折曲がった構造においては、チャネル幅の定義が複雑である。しかし、ほぼ、ソース電極20及びドレイン電極60のそれぞれの有効チャネル幅で決定される。有効チャネル幅とは、ゲート電極10と半導体膜30が重なっている領域において、ソース電極とドレイン電極が互いに向かい合っている部分の幅である。図1の構造では、ソース電極の有効チャネル幅は、W21×2+W22、になり、ドレイン電極の有効チャネル幅は、W1-1×2+W12、となる。両電極の有効チャネル幅が異なる薄膜トランジスタでは、どちらの電極が正極性になるかによって電流が異なる。図1の構造をもつ薄膜トランジスタの電流電圧特性を図9に示す。Aの特性が有効チャネル幅の短い方、すなわち、図1のソース電極20を正極性にしたときの電流電圧特性である。この場合は、N型の薄膜トランジスタであり、ソース電極20に12V、ドレイン電極60を接地して、ゲート電極10の電圧を0Vから20Vまで変化させている。Bの特性は、逆に、ソース電極20を接地して、ドレイン電極60を12Vにし、ゲート電極10の電圧を0Vから20Vまで変化させたときの特性である。図1の構造の薄膜トランジスタを多数測定してみたところ、加工ばらつきによってサイズが異なるが、両特性間の差は、2割から4割程度であった。すなわち、どちらを正極性にするかで、電流が2割から4割変化するのである。これは、寄生抵抗とキャリア分布が変化することに依るものである。この振舞いは、有効チャネル幅が異なる非対称構造をもつ薄膜トランジスタに特有の振舞いである。
【0023】
特開平3−233431号公報で提案されている従来の構造を図2に示す。これは図1の構造の薄膜トランジスタにおいて、ソース電極とドレイン電極が入れ替わった構造になっている。このような構造になっている理由は、単にCgdを小さくするためであるが、液晶の充電は、正と負の両極性を交互に書き換える駆動を行うため、書き込みごとに、画素電極側が正極性になったり、負極性になったりする。画素電極側が正極性でソース信号線側が負極性になる時には、書き込み中のソース電位は一定であり、かつドレインの電位は常にソース電位よりも小さいため、充電は十分に行われるが、一方、画素電極側が負極性になる場合は、ゲートとドレイン(画素電極)間の電位差が充電と共に小さくなるため、充電が厳しくなる。すなわち、液晶表示装置の駆動能力は、画素電極側が負特性になるときの充電能力によって決まっているのである。このような観点で図2の従来の構造を見ると、充電が厳しい極性の書き込み時に電流が小さくなる配置になっている。本発明では、我々が見出した、非対称構造をもつ薄膜トランジスタの非対称な電流電圧特性に鑑み、図1のような構造にしている。これによって、充電が厳しい、画素電極側が負極性になるときに電流がより大きくなり、駆動能力が大きくなる。画素側が正電極になったときには、前述のように充電は逆の場合に比べてはるかに容易であり、これによって駆動能力が下がることはない。また、図2の配置から図1の配置にすることによって、Cgdが増加するが、Cgdは、単にドレイン電極とゲート電極の重なった領域の面積だけではなく、半導体膜の面積も影響するため、ソース電極のバイアスにもよるが、図2の構造から図1の構造になったときのCgdの増加はわずかである。さらに、一般の液晶表示装置では、充電する容量の中で、Cgdは数%程度の割合であるため、Cgdのわずかな増加よりも、電流の増加の方が影響が大きく、結果として駆動能力が向上する。
【0024】
これまではnチャンネル型薄膜トランジスタの場合について説明したが、pチャンネル型薄膜トランジスタを用いる場合でも、図1に示すように、ドレインを長くした構造を用いることにより同様の効果が得られる。なぜならばまず、pチャンネル型の場合、図9に相当する非対称特性は、nチャンネル型とは逆に、ソース、ドレインのうち、幅が長い方を正極性にした場合に電流が大きくなる(図9のAの特性)。これは、非対称特性の発生する原因が、キャリア(正孔)の分布と寄生抵抗にあるためである。一方、pチャンネル型薄膜トランジスタを画素充電に用いる場合には、画素電極側が正極性から負極性に変化する動作において、ゲートとドレイン(画素電極)間の電位差が充電と共に小さくなるため、充電が厳しくなる。従って結局、pチャンネル型薄膜トランジスタの場合でも、トランジスタのソースとドレインのうち幅が長い方を画素電極に接続することが好ましいのである。
【0025】
本実施例では、図1の構造に対して説明したが、他の非対称構造をもつ薄膜トランジスタに関しても同様に実施できる。要点は、ソース電極、ドレイン電極のうち、有効チャネル幅が大きい方の電極を画素側に持ってくることである。他の非対称構造をもつ薄膜トランジスタの構造を図3から図5に示す。図3は、図1の構造と同様であり、単に周期的に繰り返した構造をしている。図1の構造に比べて3倍の電流量がとれる。図4の構造は図1の構造を分割した構造に近く、このときの有効チャネル幅は、ソース電極側が、W4-1+W4-2、であり、ドレイン電極側が、W3-1+W3-2、になる。また、図5の構造は、ドレイン電極が複数の電極で構成される例であり、ドレイン電極側の有効チャネル幅は、W5×2、になり、ソース電極側の有効チャネル幅は、W6×2、になる。この他にも様々な構造をとり得るが、ソース電極とドレイン電極の有効チャネル幅が異なり、非対称な構造をもつ薄膜トランジスタにおいて、有効チャネル幅長の大きい方の電極を、画素側にもってくることで、本発明の効果を得ることができる。
【0026】
単位面積当りの充電能力を大きくするためには、図1、図3、図4のような折り曲げ(屈曲)構造にするか、もしくは、図5のように電極を複数の電極から構成することが必要である。両構造で、様々な変形が考えられるが、ソース電極、ドレイン電極のうち、有効チャネル幅が大きい方の電極を、有効チャネル幅が小さい方の電極の幅の1.2倍から2.5倍にすることによって、単位面積当りの電流量を大きくする最適な構造にすることができる。
【0027】
また、液晶材料として、OCBモードをもつ液晶材料を用いた場合、液晶容量が大きくなるため、本発明の構造がより効果的であり、黒挿入などの非画像信号挿入を行う場合には、さらに効果を発揮する。
【0028】
(実施の形態2)
本発明の効果は、駆動能力の向上であり、特に、高速書き込みが必要な表示装置及び駆動方法に対して効果が大きい。そのような液晶表示装置のひとつとして、フィールドシーケンシャル駆動(FSC)駆動を用いた液晶表示装置がある。図7にFSC駆動の波形の例を示す。通常の液晶表示装置では、カラーフィルターによってバックライト光(白色光)をRGBの3色に分け、RGBそれぞれに対応する画素にRGBそれぞれの信号を書き込むことで、フルカラー表示を実現している。一方、FSC駆動方式では、一つの画素でRGB三色の表示を行う。1フレーム期間をRGBそれぞれのサブフレームに分割し、それに同期してRGBそれぞれの分光スペクトルをもつ光源を点灯することによって、ひとつの画素でRGB3色の表示を行うのである。これによって、カラーフィルターが不要になり、また、画素数が3分の1になることによってドライバICが削減できるため、コストが削減できるというメリットがある。また、黒挿入や白挿入など、非画像信号を書き込むことによって、より動画に適する表示を実現することができる。
【0029】
FSC駆動を用いる場合は、1フレーム期間に、RGBそれぞれの信号を書き込む必要があるため、通常の液晶表示装置に比べて、3倍以上の高速書き込みをする必要がある。そこで、如何に薄膜トランジスタの電流を大きくするかが重要になり、本発明が効果を発揮するのである。FSC駆動の液晶表示装置は、アレイ構成として、画素が3分の1になるだけで、通常の液晶表示装置と本質的な差はない。従って、実施例1と同様にして、図1や、図3から図5のような構造及び配置にすることで、電流量を大きくすることができ、高速書き込みが可能となる。すなわち、FSC駆動が可能となるのである。
【0030】
FSC駆動では、動画表示をする場合、より応答速度の速い液晶材料・モードが適しており、OCBモード等が用いられる。この場合、液晶容量が大きくなるため、より大きい駆動能力が必要となり、本発明の効果が大きくなる。
【0031】
(実施の形態3)
図6は実施の形態3の液晶表示装置における、画素構造を示した図である。
【0032】
本発明では、有効チャネル幅が大きい方の電極を画素電極に電気的に接続することにより、充電が厳しい方の極性の書き込み能力を向上させる。このとき、前述のように、Cgdが大きくなり、再充電が大きくなる。すでに述べたように、Cgdが増加する影響は小さいが、サイズや解像度などスペックによっては、無視できない場合も生じる。例えば、パネルサイズが大きく、解像度が高いような場合である。パネルサイズが大きくなるとゲート信号波形のなまりが大きくなり、ゲート信号がオフするときの再充電量が大きくなり、フリッカーを生じるのである。ゲート波形のなまりは、ゲート信号の入力側から遠ざかるに従って大きくなるので、再充電量もそれに伴って大きくなる。この再充電量の違いによってフリッカーが生じるのである。このような場合は、本発明の構造・配置と共に、Cgdの傾斜構造を採用することによって再充電量を均一にして、フリッカーを防ぐことが出来る。図6が、Cgd傾斜を採用した例である。図のように、ドレイン電極がゲート電極と重なる領域を、ゲート信号の入力側から遠ざかるに従って(図6では、左側から右側に行くに従って)、大きくすることにより、再充電量を均一にすることができる。本実施例では、ドレイン電極とゲート電極が重なっている領域の一部(図のWX1、WXi、WXnで示す領域)を変化させることによって実現している。もちろん、ドレイン電極とゲート電極が重なっている領域であれば、他の部分を変化させても良い。また、ゲート信号を左右どちらか片側から入力している場合は、信号入力側から遠ざかるに従ってCgdを大きくすれば良いし、左右両側から信号入力している場合は、左右両端から中央に向かうに従って、Cgdを大きくしていけば良い。
【0033】
(実施の形態4)
図8は、実施の形態4の有機EL表示装置の回路構成を表す回路図である。回路構成は、一例である。回路動作は次のようなものである。
【0034】
有機EL表示装置は、X方向信号線70a、70b、・・・、Y方向信号線80a、80b、・・・、電源線90a、90b、・・・、スイッチ用薄膜トランジスタ100a、100b、・・・、電流制御用薄膜トランジスタ110a、110b、・・・、有機EL素子120a、120b、・・・、コンデンサ130a.130b、・・・、X方向周辺駆動回路140、Y方向周辺駆動回路150等により構成される。
【0035】
X方向信号線70、Y方向信号線80により画素が特定され、その画素においてスイッチ用薄膜トランジスタ100がオンされる。これにより、電流制御用薄膜トランジスタ110がオンされ、電源線90より供給される電流により、有機EL素子120に電流が流れ、有機EL素子が発光する。
【0036】
例えば、X方向信号線70aに画像データに応じた信号が出力され、Y方向信号線80aにY方向走査信号が出力されると、これにより特定された画素のスイッチ用薄膜トランジスタ100aがオンになり、画像データに応じた信号により電流制御用薄膜トランジスタ110aが導通されて、有機EL素子120aに、この画像に応じた電流が流れ、有機EL素子が発光することになる。このようにして、すべての画素に画像信号が書き込まれ、画像を表示するのである。本発明で重要なのは、特に、有機EL素子に画像信号を直接送る薄膜トランジスタ110であり、図9に示す回路においては、薄膜トランジスタがnチャネル型の場合は、ソース電極、ドレイン電極のうち有効チャネル幅の大きい方の電極を有機EL素子側に接続し、、薄膜トランジスタがnチャネル型の場合は、有効チャネル幅の小さい方の電極を有機EL素子側に電気的に接続する。これによって、薄膜トランジスタのソース、ドレインの極性関係が、より電流が大きくなるように設定され、有機EL素子に大きい電流が流れるため、表示情報の書き換えが高速になってより正確な表示ができるようになるのである。また、単位面積当りの電流量を大きくすることができるため薄膜トランジスタの形状を小さくできて、その分有機EL素子の面積を増やすこともできる(開口率の向上)。
【0037】
本実施例は、有機EL表示装置の一例を示したものであり、有機EL表示装置では、様々な回路構成をとることができる。本発明のポイントは、有機EL素子と直接電気的に接続される非対称構造を持つ薄膜トランジスタの配置において、薄膜トランジスタのソース電極、ドレイン電極のうち、nチャネル薄膜トランジスタの場合には、有効チャネル幅が大きい方の電極が負極性になるように、またpチャネル薄膜トランジスタの場合には有効チャネル幅が小さい方の電極が負極性になるように回路を構成すればよい。この理由は実施の形態1において液晶素子について説明したものと同じであって、薄膜トランジスタのソース電極とドレイン電極を上記のような極性関係にすることにより薄膜トランジスタの駆動能力を大きくすることができるためである。液晶素子の場合と異なるのは、駆動動作中、画素駆動用薄膜トランジスタのソース、ドレインの極性関係が不変であることである。また、非対称構造を持つ薄膜トランジスタは、図1、そして、図3から図5に示すように、様々な構造をとることができる。折れ曲がり構造でも、複数の電極から構成されても差し支えない。また、その組み合わせでも良い。また、ソース電極、ドレイン電極のうち、有効チャネル幅が大きい方の電極を、有効チャネル幅が小さい方の電極の幅の1.2倍から2.5倍にすることによって、単位面積当りの電流量を大きくする最適な構造にすることができる。
【0038】
本発明の要点である、非対称構造薄膜トランジスタの電流電圧特性の非対称性は、寄生抵抗とキャリア分布に依るものであるから、半導体膜が、アモルファスシリコンでも多結晶シリコンでも、また、トップゲート型でもボトムゲート型でも効果は同様である。比較的低速駆動を行う場合は、少ない工程数で形成可能なアモルファスシリコン膜を半導体膜として用いた薄膜トランジスタを本発明のような配置にすれば良いし、FSC駆動などの高速駆動を行う場合や、有機EL表示装置など発光させるために大きい電流が必要な場合は、多結晶シリコンのような移動度の大きい半導体膜を用いても良い。
【0039】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、非対称構造を持つ薄膜トランジスタを最適な配置にすることで駆動能力を向上させることができ、高速駆動が可能になるとともに、開口率が大きくなることによって輝度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の液晶表示装置における画素構成を表す平面図
【図2】従来の液晶表示装置の画素構成を表す平面図
【図3】非対称構造をもつ薄膜トランジスタの構造例を示す図
【図4】非対称構造をもつ薄膜トランジスタの構造例を示す図
【図5】非対称構造をもつ薄膜トランジスタの構造例を示す図
【図6】Cgd容量傾斜をつけた液晶表示装置の画素構成を表す平面図
【図7】フィールドシーケンシャル駆動の波形図
【図8】有機EL表示装置の画素構成を表す回路図
【図9】非対称構造をもつ薄膜トランジスタの電流電圧特性を示す図
【符号の説明】
10 ゲート電極
20 ソース電極
30 半導体膜
40 画素電極
50 ドレイン電極と画素電極のコンタクト領域
60 ドレイン電極
70 X方向信号線
80 Y方向信号線
90 電源線
100 スイッチ用薄膜トランジスタ
110 電流制御用薄膜トランジスタ
120 有機EL素子
130 コンデンサ
140 X方向周辺駆動回路
150 Y方向周辺駆動回路

Claims (6)

  1. 半導体膜とゲート電極が重なり合っている領域に、ドレイン電極及びソース電極を有する薄膜トランジスタが形成され、前記ドレイン電極と前記ソース電極が互いに向き合っている領域のそれぞれの幅をW1、W2、とすると、W1>W2であり、前記薄膜トランジスタの前記ソースと前記ドレインのうち前記幅が長い方が有機EL素子の画素電極に電気的に接続されていることを特徴とする有機EL表示装置。
  2. 前記ソースおよび前記ドレイン電極のうち幅の広いほうの電極が複数の電極から構成されることを特徴とする請求項1記載の有機EL表示装置。
  3. 前記W1が前記W2の1.2倍から2.5倍の大きさであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の有機EL表示装置。
  4. 前記ソース電極と前記ドレイン電極が一定の距離で離れ、互いに折れ曲がって向かい合っていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の有機EL表示装置。
  5. 前記半導体膜が、多結晶シリコンであることを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3のいずれかに記載の有機EL表示装置。
  6. 前記半導体膜が、アモルファスシリコンであることを特徴とする請求項1、請求項2、または請求項3のいずれかに記載の有機EL表示装置。
JP2001276285A 2001-09-12 2001-09-12 有機el表示装置 Expired - Lifetime JP4839551B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001276285A JP4839551B2 (ja) 2001-09-12 2001-09-12 有機el表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001276285A JP4839551B2 (ja) 2001-09-12 2001-09-12 有機el表示装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2003084686A JP2003084686A (ja) 2003-03-19
JP2003084686A5 JP2003084686A5 (ja) 2008-09-18
JP4839551B2 true JP4839551B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=19101009

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001276285A Expired - Lifetime JP4839551B2 (ja) 2001-09-12 2001-09-12 有機el表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4839551B2 (ja)

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100543478B1 (ko) 2002-12-31 2006-01-20 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계 발광소자와 그 제조방법
WO2005012993A1 (ja) * 2003-07-31 2005-02-10 Sanyo Electric Co., Ltd. エレクトロクロミック表示装置
JP2005049770A (ja) 2003-07-31 2005-02-24 Sanyo Electric Co Ltd エレクトロクロミック表示装置
JP4496756B2 (ja) * 2003-10-27 2010-07-07 セイコーエプソン株式会社 電気光学装置および電子機器
US8188643B2 (en) * 2003-12-26 2012-05-29 Panasonic Corporation Display apparatus
KR100711001B1 (ko) 2003-12-29 2007-04-24 엘지.필립스 엘시디 주식회사 유기전계발광 소자
JP4682295B2 (ja) * 2004-02-10 2011-05-11 奇美電子股▲ふん▼有限公司 液晶表示装置
KR100696469B1 (ko) * 2004-06-08 2007-03-19 삼성에스디아이 주식회사 유기 박막 트랜지스터 및 이를 구비한 평판 표시장치
JP4543315B2 (ja) 2004-09-27 2010-09-15 カシオ計算機株式会社 画素駆動回路及び画像表示装置
TWI481024B (zh) 2005-01-28 2015-04-11 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置,電子裝置,和半導體裝置的製造方法
JP5171003B2 (ja) * 2005-01-28 2013-03-27 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置
JP4962682B2 (ja) * 2005-03-16 2012-06-27 カシオ計算機株式会社 発光駆動回路及び表示装置
TWI429327B (zh) 2005-06-30 2014-03-01 Semiconductor Energy Lab 半導體裝置、顯示裝置、及電子設備
JP4861886B2 (ja) * 2007-04-10 2012-01-25 パナソニック株式会社 有機elデバイス及び有機elディスプレイ
WO2008136270A1 (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 Nec Corporation 表示素子及び電界効果型トランジスタ
WO2010116437A1 (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Necディスプレイソリューションズ株式会社 駆動回路、画像表示装置および駆動方法
WO2012046632A1 (ja) * 2010-10-06 2012-04-12 シャープ株式会社 アレイ基板及び当該アレイ基板を用いた表示装置
US11374037B2 (en) * 2017-02-21 2022-06-28 Sharp Kabushiki Kaisha Driving circuit, TFT substrate, and display device

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6054171A (ja) * 1983-09-02 1985-03-28 Japan Storage Battery Co Ltd アルカリ電池用焼結基板の製造方法
JPH01267617A (ja) * 1988-04-20 1989-10-25 Seiko Epson Corp 薄膜トランジスタ
JPH06132530A (ja) * 1992-10-20 1994-05-13 Fujitsu Ltd 薄膜トランジスタマトリクス

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003084686A (ja) 2003-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4839551B2 (ja) 有機el表示装置
US7612839B2 (en) Active matrix substance and display device including the same
KR20100045915A (ko) 표시장치
US20120200615A1 (en) Liquid crystal display device
US20100149157A1 (en) Active matrix display and method for driving the same
US6232938B1 (en) Liquid crystal display device with low power consumption and high picture quality
US20090195492A1 (en) Liquid crystal display device
JPWO2011093374A1 (ja) 液晶表示装置
KR20090080470A (ko) 박막 트랜지스터 액정 디스플레이
KR20020052137A (ko) 액정표시장치
US8558784B2 (en) Flat panel display
EP1381015B1 (en) Electro-optical device, drive device and drive method for electro-optical device, and electronic apparatus
US20080158125A1 (en) Liquid crystal display device
JP2001133808A (ja) 液晶表示装置およびその駆動方法
US20130147783A1 (en) Pixel circuit and display device
WO2012141133A1 (ja) 液晶表示装置およびマルチディスプレイシステム
JP3549299B2 (ja) 液晶表示装置
JPH02216121A (ja) 液晶表示装置
JP5035888B2 (ja) 液晶表示装置及び液晶表示装置の駆動方法
US8390548B2 (en) Liquid crystal display device and driving method thereof
JP2005128101A (ja) 液晶表示装置
KR20090086843A (ko) 액정표시장치 및 그 구동방법
JP3670517B2 (ja) 液晶表示装置
JP4801848B2 (ja) 液晶表示装置
JP2004340981A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080804

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080804

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20080912

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091119

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110614

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110919

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4839551

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term