JP4838765B2 - 太陽電池モジュール及びその製造方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4838765B2
JP4838765B2 JP2007158745A JP2007158745A JP4838765B2 JP 4838765 B2 JP4838765 B2 JP 4838765B2 JP 2007158745 A JP2007158745 A JP 2007158745A JP 2007158745 A JP2007158745 A JP 2007158745A JP 4838765 B2 JP4838765 B2 JP 4838765B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solar cell
support
frp
cell module
resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007158745A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008311486A (ja
Inventor
雅章 木下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2007158745A priority Critical patent/JP4838765B2/ja
Publication of JP2008311486A publication Critical patent/JP2008311486A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4838765B2 publication Critical patent/JP4838765B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Landscapes

  • Photovoltaic Devices (AREA)

Description

この発明は、太陽電池素子を形成した第1の支持体及び/又は第1の支持体に対向した第2の支持体と繊維強化プラスチック(fiberglass reinforced plastics:以下、FRPと称す)板とを接合した太陽電池モジュール及びその製造方法に関する。
従来の太陽電池モジュールは、非受光面側にFRP基板を備え、FRP基板を予め予備加熱して接着時の発泡を防止したうえで、EVAフィルムを重ね合わせて加熱する接着工程を経て製造される(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−204073号公報(第3頁−第4頁、図1)
従来の太陽電池モジュールは、太陽電池用セルの封止時のFRP基板とEVAフィルムとの加熱接着に先立ち、FRP基板を、加熱温度が50〜200℃、加熱時間が1分〜10時間(特に10分〜5時間とりわけ30分〜4時間の範囲が好ましい)である、予備加熱する必要があり、製造作業が煩雑化するだけでなく、製造工程に要する時間が長時間化するという問題点があった。
この発明は、前述のような課題を解決するためになされたもので、太陽電池用セル及びFRP基板を加熱接着する必要がないうえに、FRP板を予備加熱することなく、太陽電池素子を形成した第1の支持体及び/又は第1の支持体に対向した第2の支持体とFRP板とを強固に接合した太陽電池モジュール及びその製造方法を提供するものである。
この発明に係る太陽電池モジュールにおいては、太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールにおいて、前記第1の支持体及び/又は第2の支持体とFRP板とを接着層を介して接合させ、当該接着層が、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤及びエチルアルコールを含有する。
また、この発明に係る太陽電池モジュールにおいては、必要に応じて、前記第1の支持体は、一方の面に前記太陽電池素子が形成され、他方の面にアルミニウムが蒸着されている
この発明に係る太陽電池モジュールの製造方法においては、太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールの製造方法において、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール及び水分を含有する接着剤を塗布し乾燥させた接着層を有する前記第1の支持体及び/又は第2の支持体と、水分を含有するFRPを用いて成型するFRP板とを、当該FRPの樹脂が固化する前に前記接着層を介して当接させる。
また、この発明に係る太陽電池モジュールの製造方法においては、太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールの製造方法において、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール及び水分を含有する接着剤を塗布し乾燥させた接着層を有する前記第1の支持体及び/又は第2の支持体と、水分を含有する樹脂を塗布した樹脂層を有する固化したFRP板とを、当該樹脂層が固化する前に前記接着層及び樹脂層を介して当接させる。
この発明に係る太陽電池モジュールにおいては、太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールにおいて、前記第1の支持体及び/又は第2の支持体とFRP板とを接着層を介して接合させ、当該接着層が、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤及びエチルアルコールを含有することにより、接着層に含有される接着剤成分は、FRP板に使用される樹脂に反応して、第1の支持体及び/又は第2の支持体とFRP板とを強固に接合することができる。また、保護板がFRP板であるために、太陽電池モジュールを軽量化できると共に、太陽電池モジュール内に水分の浸入を防止することができる。
また、この発明に係る太陽電池モジュールにおいては、必要に応じて、前記第1の支持体は、一方の面に前記太陽電池素子が形成され、他方の面にアルミニウムが蒸着されていることにより、太陽電池モジュールの受光面側から入射し太陽電池素子又は隣り合う太陽電池素子間を透過した光を、非受光面に蒸着されたアルミニウムによって受光面側に乱反射させ、再度、太陽電池素子に入射させることで、光エネルギーから電気エネルギーへの変換効率を高めることができる。
この発明に係る太陽電池モジュールの製造方法においては、太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールの製造方法において、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール及び水分を含有する接着剤を塗布し乾燥させた接着層を有する前記第1の支持体及び/又は第2の支持体と、水分を含有するFRPを用いて成型するFRP板とを、当該FRPの樹脂が固化する前に前記接着層を介して当接させることにより、FRPの樹脂に含有された水分により、第1の支持体及び/又は第2の支持体上の接着層の接着機能を発現させ、第1の支持体及び/又は第2の支持体とFRP板とを強固に接合することができる。また、容易に第1の支持体及び/又は第2の支持体をFRP板に接合させることができる。
また、この発明に係る太陽電池モジュールの製造方法においては、太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールの製造方法において、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール及び水分を含有する接着剤を塗布し乾燥させた接着層を有する前記第1の支持体及び/又は第2の支持体と、水分を含有する樹脂を塗布した樹脂層を有する固化したFRP板とを、当該樹脂層が固化する前に前記接着層及び樹脂層を介して当接させることにより、樹脂層がFRP板との結合を実現すると共に、樹脂層に含有された水分により、第1の支持体及び/又は第2の支持体上の接着層の接着機能を発現させ、第1の支持体及び/又は第2の支持体上の接着層が樹脂層と結合し、結果として、第1の支持体及び/又は第2の支持体とFRP板とを強固に接合することができる。また、容易に第1の支持体及び/又は第2の支持体をFRP板に接合させることができる。
(本発明の第1の実施形態)
図1はこの発明を実施するための第1の実施形態における太陽電池モジュールの製造方法を示す断面図、図2はこの発明を実施するための第1の実施形態における太陽電池モジュールの他の製造方法を示す断面図、図3(a)はこの発明を実施するための第1の実施形態における他の太陽電池モジュールを示す断面図、図3(b)はこの発明を実施するための第1の実施形態におけるさらに他の太陽電池モジュールを示す断面図である。
図1乃至図3において、太陽電池素子1は、水分や埃の影響を避け、また雹や小石などの衝突、あるいは風圧に耐えるように、何らかの容器や樹脂中に封じ込まれて使用される。この場合に、使用目的に応じた必要電圧が得られるように、多数の素子が直列又は並列に結線されることになる。
このような使用上の一つの単位をモジュールと称し、このモジュールの構造には、2枚板構造、基板1枚構造、表板1枚構造、又は樹脂埋め込み構造が挙げられる。なお、この第1の実施形態における太陽電池モジュール100は、受光面側及び/又は非受光面側に保護板を配設する構造であり、少なくとも一方の面にFRP板2を配設している。また、太陽電池モジュール100が2枚板構造であり、受光面側又は非受光面側のうち一方の面にのみFRP板2が配設される場合には、FRP板2を配設しない他方の面については、ガラス板、金属(アルミニウム、ステンレスなど)板又は樹脂板を配設する。
以下、受光面側にFRP板2を配設させる場合における太陽電池モジュール100の製造方法を、図1及び図2を用いて説明する。
太陽電池素子1は第1の支持体3上に形成され、第1の支持体3に対向して透明性を有する第2の支持体4を配置し、第1の接着層5を介して太陽電池素子1を第1の支持体3と第2の支持体4とで挟持している。
なお、この第1の実施形態における太陽電池は、シリコン系太陽電池のうち、可視光の吸収度が高く、薄膜にできるアモルファスを半導体材料として使用したアモルファス太陽電池、又は、金属酸化物半導体を半導体材料として使用した色素増感型太陽電池であり、太陽電池素子1は、既存の製造方法によって第1の支持体3上に形成される。
第1の支持体3としては、ガラス板、金属(アルミニウム、ステンレスなど)板又は樹脂板などの板状のものや、金属箔又は樹脂フィルムなどのフィルム状のものである。例えば、ポリアミドイミドフィルム、ポリアリレートフィルム、ポリエステルイミド・フッ素樹脂フィルム、フッ素樹脂系フィルム、ポリアミドフィルム、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate:以下、PETと称す)フィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリエーテルサルホンフィルムなどを使用することができる。これらは単独のフィルムを用いてもよいが、二種以上を積層した積層フィルムとして用いてもよい。なお、この第1の実施形態においては、第1の支持体3として、耐腐食性に優れるフッ素樹脂系フィルムのうち、テトラフルオロエチレンとエチレン共重合体によって得られる四フッ化エチレン-エチレン共重合樹脂(ETFE)を用いている。
第2の支持体4としては、透明性を有するガラス板又は樹脂板などの板状のものや、樹脂フィルムなどのフィルム状のものである。例えば、フッ素樹脂系フィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアリレートフィルム、ポリエーテルスルホンフィルム、ポリサルホンフィルム、ポリアクリロニトリルフィルム、セルロースアセテートフィルム、アクリル樹脂フィルム、耐候性PETフィルム、耐候性ポリプロピレンフィルム、ガラス繊維強化ポリエステルフィルム、ガラス繊維強化アクリル樹脂フィルム、ガラス繊維強化ポリカーボネートフィルムなどを使用することができる。これらは単独のフィルムを用いてもよいが、二種以上を積層した積層フィルムとして用いてもよい。なお、この第1の実施形態においては、第2の支持体4として、耐腐食性に優れるフッ素樹脂系フィルムのうち、テトラフルオロエチレンとエチレン共重合体によって得られる四フッ化エチレン-エチレン共重合樹脂(ETFE)を用いている。
第1の接着層5は、太陽電池素子1及び第1の支持体3に当接する積層面が凹凸形状であるため、その凹凸部を接着剤で埋めるようにして積層する必要がある。このため、接着性、透明性、耐候性などのほか、充填材としての機能も備えた接着剤を用いることが必要であり、例えば、熱流動性に優れた熱接着性樹脂を必要な厚さで用いることが、性能、生産性及び経済性の点で好ましい。このような熱接着性樹脂としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体(Ethylence-Vinyl Acetate:以下、EVAと称す)、シングルサイト触媒を用いて重合したエチレン・α−オレフィン共重合体、エチレン−アクリル酸メチル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−アクリル酸共重合体、エチレン−メタアクリル酸共重合体、線状低密度ポリエチレン、アクリル系樹脂、シリコン系樹脂のほか、ポリスチレン系、ポリオレフィン系、ポリジエン系、ポリエステル系、ポリウレタン系、フッ素樹脂系、ポリアミド系のエラストマーなどを使用することができ、これらの中から、積層面の材質に応じて適宜選択して使用することが好ましい。また、これらの熱接着性樹脂は、その耐候性を向上させるために、架橋剤、紫外線吸収剤及びカップリング剤などを適宜混合して使用することができる。なお、この第1の実施形態においては、第1の接着層5として、EVAを用いている。
第2の支持体4の受光面側の表面には接着剤が塗布され、塗布した接着剤を乾燥させることで、第2の接着層6を構成している(図1(a),図2(a))。通常、第2の支持体4をFRP板2に加熱処理することなく強固に接合させることは困難であるが、本願発明者は、以下の成分を有する接着剤を用いることにより、第2の支持体4とFRP板2とを良好に接合させることが可能であることを見出した。
(接着剤成分)
・ウレタン樹脂:1〜5重量%
・シランカップリング剤:1〜5重量%
・エチルアルコール:1〜5重量%
・水
特に、ウレタン樹脂が1重量%未満の場合には、接着剤の接着機能が低下し、ウレタン樹脂が5重量%より多い場合には、接着剤の粘性が高く、第2の支持体4上に薄く均一に塗付することが難しくなる。
シランカップリング剤が1重量%未満の場合には、接着性が低下し、またシランカップリング剤が5重量%より多い場合には、粘着性が増加し取扱性が低下することとなる。
さらに、エチルアルコールが1重量%未満の場合には、接着剤の液安定性が低下し、またエチルアルコールが5重量%より多い場合には、接着性の低下の原因となる。
水は、接着剤の大半を占める成分であり、必要に応じて、接着剤中のウレタン樹脂の分散性、第2の支持体4への濡れ性などを改善するため各種の添加剤を添加することも可能である。
なお、第2の支持体4の表面への接着剤の塗布は、図1(a)又は図2(a)に示すように、第2の支持体4の全面に塗布する場合に限らず、必要に応じて第2の支持体4の表面の一部であっても良い。
第2の支持体4の表面に付着された第2の接着層6は、水分を含む樹脂材料と接触した際に、接着性を発現させることが可能となる。
このため、FRP板2と第2の支持体4との接着に際しては、図1(b)に示すように、水分を含有するFRP2aを用いて金型200によってFRP板2を成形する場合に、FRP2aの樹脂が固化する前に接着剤付き第2の支持体4をFRP2aに貼付けることにより行なう。FRP板2に使用するFRP2aには、ポリエステル樹脂及び水分を含むものを使用し、このFRP2aに含有された水分により、第2の支持体4上の第2の接着層6の接着機能が発現され、FRP2aのポリエステル樹脂と第2の支持体4とを強固に接合する(図1(c))。
また、既に固化したFRP板2の表面などに接着剤付き第2の支持体4を接合させるには、図2(b)に示すように、FRP板2の表面に、ポリエステル樹脂及び水分を含む樹脂材料を塗布し樹脂層7を構成し(図2(b))、樹脂層7が固化する前に接着剤付き第2の支持体4をFRP板2上の樹脂層7が塗布された部分に貼付けることにより行なう。この際、樹脂層7がFRP板2に含まれる樹脂と結合すると共に、樹脂層7に含有された水分により、第2の支持体4上の第2の接着層6が樹脂層7中のポリエステル樹脂とも結合するため、結果として、FRP板2の樹脂と第2の支持体4とを強固に接合することが可能となる(図2(c))。
なお、この第1の実施形態においては、受光面側にFRP板2を配設させる場合における太陽電池モジュール100を説明したが、図3(a)に示すように、非受光面側にFRP板2を配設させる場合や、図3(b)に示すように、受光面側及び非受光面側にFRP板2をそれぞれ配設させる場合においても、図1又は図2に示す前述した太陽電池モジュール100の製造方法によって、第1の支持体3及び/又は第2の支持体4にFRP板2を接合させることができる。
また、FRPは、耐久性はあるが、耐光性が低く、太陽光により黄変してしまう。このため、FRPの黄変部分における太陽光の光透過率が減少し、太陽電池モジュール100による光エネルギーから電気エネルギーへの変換効率を低下させる恐れがある。
そこで、FRP板2の表面を、例えば、フッ素樹脂をベースに紫外線吸収剤や光酸化反応防止剤などを配合した塗料により被覆することで、FRP板2の黄変を抑制して、所望の変換効率を長期間に亘って維持することができる。
また、FRP板2の表面に被覆したコーティング剤の上に、酸化チタンなどの不揮発性である無機物の層を介して、光エネルギーを吸収し、光を吸収しない別の物質に化学反応を起こさせる光触媒シートを配設することが好ましい。
(本発明の第2の実施形態)
図4(a)は一方の面に太陽電池素子が形成され他方の面にアルミニウムが蒸着されている第1の支持体を示す断面図、図4(b)はこの発明を実施するための第2の実施形態における太陽電池モジュールを示す断面図、図5(a)は接着剤付きアルミシートを示す断面図、図5(b)はこの発明を実施するための第2の実施形態における他の太陽電池モジュールを示す断面図である。図4及び図5において、図1乃至図3と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
この第2の実施形態においては、太陽電池モジュール100が非受光面側にアルミニウムが蒸着された層を有しているところのみが第1の実施形態と異なるところであり、後述するアルミニウム層8による作用効果以外は、第1の実施形態と同様の作用効果を奏する。
図4(a)に示すように、第1の支持体3は、一方の面に太陽電池素子1が形成され、他方の面のほぼ全面にアルミニウムを蒸着したアルミニウム層8が形成されている。
このアルミニウム層8を有する第1の支持体4を用いて、図1に示す前述した太陽電池モジュール100の製造方法と同様に、受光面側である第2の支持体4に第2の接着層6を介してFRP板2を接合させることで、FRP板2の樹脂と第2の支持体4とを強固に接合することが可能となり、図4(b)に示すように、太陽電池素子1に対して非受光面側にアルミニウム層8を有する太陽電池モジュール100が完成する。
なお、図2に示す前述した太陽電池モジュール100の製造方法と同様に、受光面側である第2の支持体4に第2の接着層6及び樹脂層7を介してFRP板2を接合させることによっても、FRP板2の樹脂と第2の支持体4とを強固に接合することが可能となる。また、非受光面側にFRP板2を配設させる場合や、受光面側及び非受光面側にFRP板2をそれぞれ配設させる場合においても、図1又は図2に示す前述した太陽電池モジュール100の製造方法によって、第1の支持体3及び/又は第2の支持体4にFRP板2を接合させることができる。
この第2の実施形態に係る太陽電池モジュール100においては、太陽電池素子1に対して非受光面側にアルミニウム層8を配設させることで、受光面側から入射し太陽電池素子1又は隣り合う太陽電池素子1間を透過した光を、アルミニウム層8によって受光面側に乱反射させ、再度、太陽電池素子1に入射させることで、光エネルギーから電気エネルギーへの変換効率を高めることができる。
また、通常、アルミニウムなどの金属をFRPに強固に接合させることは困難であるが、本願発明者は、前述した接着剤を使用することにより、アルミニウムとFRPとを良好に接合させることが可能であることを見出した。
なお、この第2の実施形態においては、第1の支持体3にアルミニウムを蒸着させることで、太陽電池素子1に対して非受光面側にアルミニウム層8を配設させているが、図5(a)に示す後述する接着剤付きアルミシート20を用いて、太陽電池素子1に対して非受光面側にアルミニウム層8を配設させてもよい。
ここで、アルミシート20は、第3の支持体21の両面にアルミニウムを蒸着したアルミニウム層8を有している。
第3の支持体21には、PETフィルムを用いることが好ましい。PETフィルムは薄くても耐久性や耐折れ曲げ性などに優れており、アルミニウムを蒸着した際に均質な鏡面状態を形成できると共に、軽量かつ取扱性の良好なアルミシート20を得ることが可能となる。
図5(a)のアルミシート20の表面には、図2に示すように接着剤が塗付され、塗布した接着剤を乾燥させることで、第2の接着層6を構成している(図5(a))。なお、通常、アルミシート20をFRP板2に強固に接合させることは困難であるが、前述した成分を有する接着剤を使用することにより、アルミシート20とFRP板2とを良好に接合させることが可能である。
この接着剤付きアルミシート20の非受光面側となる一方の面に、図1又は図2に示す前述した接着剤付き第2の支持体4とFRP板2との接合方法と同様に、FRP板2を接合させ、接着剤付きアルミシート20の受光面側となる他方の面に、図1又は図2に示す前述した接着剤付き第2の支持体4とFRP板2との接合方法と同様に、図3(b)に示す太陽電池モジュール100の非受光面側のFRP板2を接合させることで、図5(b)に示すように、太陽電池素子1に対して非受光面側にアルミニウム層8を備えた太陽電池モジュール100を得ることができる。
このように、接着剤付きアルミシート20を用いることで、太陽電池素子1に対して非受光面側にアルミニウム層8を備えていない太陽電池モジュール100に対して、容易にアルミニウム層8を配設させることができる。
(本発明の第3の実施形態)
図6(a)はこの発明を実施するための第3の実施形態における太陽電池モジュールを示す平面図、図6(b)は図6(a)に示す太陽電池モジュールの矢視A−A線の断面図、図7はこの発明を実施するための第3の実施形態における太陽電池モジュールの他の製造方法を示す断面図である。図6及び図7において、図1乃至図5と同じ符号は、同一または相当部分を示し、その説明を省略する。
この第3の実施形態においては、対向する二枚のFRP板同士を接合しているところのみが第1の実施形態及び第2の実施形態と異なるところであり、後述するFRP板同士の接合による作用効果以外は、第1の実施形態及び第2の実施形態と同様の作用効果を奏する。
図6に示すように、二枚のFRP板2の対向する面の大きさが、第1の支持体3及び第2の支持体4の面の大きさに対して広く、第1の支持体3及び第2の支持体4と重畳しない領域(以下、非重畳領域と称す)において、対向する二枚のFRP板2が第3の接着層9を介して接合されている。
第3の接着層9は、例えば、対向する二枚のFRP板2のうち一方のFRP板2の表面に、ポリエステル樹脂を含む樹脂材料を塗布し樹脂層7を構成し、樹脂層7が固化する前に、他方のFRP板2を一方のFRP板2上の樹脂層7が塗布された部分に貼付けることにより行なう。この際、樹脂層7が対向する二枚のFRP板2に含まれる樹脂と結合するため、FRP板2同士を強固に接合することが可能となる。
なお、第3の接着層9は、第1の支持体3及び第2の支持体4と重畳する領域(以下、重畳領域と称す)にも、配設させてよいのであるが、この第3の実施形態においては、第1の支持体3及び第2の支持体4の表面に第2の接着層6を配設させていないので、重畳領域において第1の支持体3又は第2の支持体4とFRP板2とを強固に接合させることができない。したがって、少なくとも非重畳領域において、第1の支持体3及び第2の支持体4を包囲するように第3の接着層9を配設させることが好ましい。
また、接着剤を使用することなく対向する二枚のFRP板2同士を接合させるには、図7に示すように、FRP2aを用いて金型200によって一方のFRP板2を成形する場合に、FRP2aの樹脂が固化する前に、太陽電池素子1などを備えた第1の支持体3及び第2の支持体4を挟んだ状態で他方のFRP板2をFRP2aに密着させ、FRP2aの樹脂が固化することで、FRP2aのポリエステル樹脂によって対向するFRP板2同士を強固に接合することができる。
以上のように、第3の実施形態に係る太陽電池モジュールにおいては、非重畳領域において、対向する二枚のFRP板2が接合されていることで、第1の支持体3又は第2の支持体4及びFRP板2のいずれとの親和性が良い接着剤を使用しなければならないという制約を受けることなく、対向する二枚のFRP板2を強固に接合することができ、耐候性に優れた太陽電池モジュールを得ることができる。
PETフィルムの両面にアルミニウムを蒸着し、両面が鏡面状態となるアルミシート20を作成した。
次に、アルミシート20の両面にウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール、残りが水で構成された接着剤を塗布し、乾燥させ、接着剤付きアルミシート20を作成した。
次に、ガラス繊維に、水分を含有するポリエステル樹脂を含浸させFRP層を形成した。
(実施例1)
FRP層の含浸させた樹脂が固化する前に、接着剤付きアルミシート20を貼り付け、成形品を得た。
(実施例2)
FRP層が完全に固化した後、再度、同じ水分を含有するポリエステル樹脂をFRP層の表面に塗布し、接着剤付きアルミシート20を貼り付け、成形品を得た。
(実施例3)
実施例1のものに、接着剤付きアルミシート20の表面にガラス繊維を配置し、同じ水分を含有するポリエステル樹脂を配置した繊維に含浸させ、他のFRP層を形成した。結果として、FRP層間に接着剤付きアルミシート20を配置する成形品を得た。
実施例1乃至実施例3に係る成形品を調べたところ、アルミシート20がFRP層に良好に接合されていることを確認した。
次に、第1の支持体3及び第2の支持体4の表面に、アルミシート20及びFRP板2を配設させていない状態である、太陽電池素子1、第1の支持体3、第2の支持体4及び第1の接着層5からなる構成(以下、太陽電池素子シートと称す)による特性と、太陽電池素子シートの受光面側にFRP板2を配設させ、太陽電池素子シートの非受光面側にFRP板2及び/又はアルミシート20を配設させた太陽電池モジュール100による特性とを検証した。図8は太陽電池素子シートの特性を示した表、図9は太陽電池モジュール100の特性を示した表である。
図9において、実施例4は、不飽和ポリエステル樹脂を樹脂材料としたFRP2板を、太陽電池素子シートの受光面側及び非受光面側に配設した太陽電池モジュール100である。また、実施例5は、実施例4の太陽電池モジュール100において、受光面側のFRP板2上に光触媒シートを配設した太陽電池モジュール100である。また、実施例6は、実施例5の太陽電池モジュール100において、非受光面側のFRP板2と第1の支持体3との間にアルミシート20を配設した太陽電池モジュールである。
同様に、実施例7は、他の不飽和ポリエステル樹脂を樹脂材料としたFRP2板を、太陽電池素子シートの受光面側及び非受光面側に配設した太陽電池モジュール100である。また、実施例8は、実施例7の太陽電池モジュール100において、受光面側のFRP板2上に光触媒シートを配設した太陽電池モジュール100である。また、実施例9は、実施例8の太陽電池モジュール100において、非受光面側のFRP板2と第1の支持体3との間にアルミシート20を配設した太陽電池モジュールである。
図8及び図9に示すように、太陽電池モジュール100の最大出力は、太陽電池素子シートの最大出力の94%程度となっている。
このように、太陽電池素子シートは、二枚のFRP板2で挟持して加工した場合であっても、発電効率にあまり影響がないことを確認できた。
この発明を実施するための第1の実施形態における太陽電池モジュールの製造方法を示す断面図である。 この発明を実施するための第1の実施形態における太陽電池モジュールの他の製造方法を示す断面図である。 (a)はこの発明を実施するための第1の実施形態における他の太陽電池モジュールを示す断面図、(b)はこの発明を実施するための第1の実施形態におけるさらに他の太陽電池モジュールを示す断面図である。 (a)は一方の面に太陽電池素子が形成され他方の面にアルミニウムが蒸着されている第1の支持体を示す断面図、(b)はこの発明を実施するための第2の実施形態における太陽電池モジュールを示す断面図である。 (a)は接着剤付きアルミシートを示す断面図、(b)はこの発明を実施するための第2の実施形態における他の太陽電池モジュールを示す断面図である。 (a)はこの発明を実施するための第3の実施形態における太陽電池モジュールを示す平面図、(b)は(a)に示す太陽電池モジュールの矢視A−A線の断面図である。 この発明を実施するための第3の実施形態における太陽電池モジュールの他の製造方法を示す断面図である。 太陽電池素子シートの特性を示した表である。 太陽電池モジュールの特性を示した表である。
符号の説明
1 太陽電池素子
2 FRP板
2a FRP
3 第1の支持体
4 第2の支持体
5 第1の接着層
6 第2の接着層
7 樹脂層
8 アルミニウム層
9 第3の接着層
20 アルミシート
100 太陽電池モジュール
200 金型

Claims (4)

  1. 太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールにおいて、
    前記第1の支持体及び/又は第2の支持体とFRP板とを接着層を介して接合させ、当該接着層が、少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤及びエチルアルコールを含有することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記請求項1に記載の太陽電池モジュールにおいて、
    前記第1の支持体は、一方の面に前記太陽電池素子が形成され、他方の面にアルミニウムが蒸着されていることを特徴とする太陽電池モジュール。
  3. 太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールの製造方法において、
    少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール及び水分を含有する接着剤を塗布し乾燥させた接着層を有する前記第1の支持体及び/又は第2の支持体と、水分を含有するFRPを用いて成型するFRP板とを、当該FRPの樹脂が固化する前に前記接着層を介して当接させることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
  4. 太陽電池素子が形成された第1の支持体と、当該第1の支持体に対向し前記太陽電池素子を挟持する第2の支持体と、を備えた太陽電池モジュールの製造方法において、
    少なくともウレタン樹脂、シランカップリング剤、エチルアルコール及び水分を含有する接着剤を塗布し乾燥させた接着層を有する前記第1の支持体及び/又は第2の支持体と、水分を含有する樹脂を塗布した樹脂層を有する固化したFRP板とを、当該樹脂層が固化する前に前記接着層及び樹脂層を介して当接させることを特徴とする太陽電池モジュールの製造方法。
JP2007158745A 2007-06-15 2007-06-15 太陽電池モジュール及びその製造方法 Expired - Fee Related JP4838765B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007158745A JP4838765B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 太陽電池モジュール及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007158745A JP4838765B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 太陽電池モジュール及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008311486A JP2008311486A (ja) 2008-12-25
JP4838765B2 true JP4838765B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=40238831

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007158745A Expired - Fee Related JP4838765B2 (ja) 2007-06-15 2007-06-15 太陽電池モジュール及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4838765B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010232588A (ja) * 2009-03-30 2010-10-14 Lintec Corp 太陽電池モジュール用裏面保護シートおよびそれを用いてなる太陽電池モジュール
CN106208918B (zh) * 2016-08-25 2018-07-27 无锡市同腾复合材料有限公司 高强度复合材料光伏支架

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11135820A (ja) * 1997-08-27 1999-05-21 Canon Inc 太陽電池モジュール及び太陽電池モジュール用補強部材
JP2001085708A (ja) * 1999-09-13 2001-03-30 Canon Inc 太陽電池モジュール
JP2002083990A (ja) * 2000-07-06 2002-03-22 Canon Inc 光起電力素子集合体及びそれを用いた太陽電池モジュールと太陽電池モジュールの製造方法
JP2003204073A (ja) * 2002-01-10 2003-07-18 Bridgestone Corp Frp基板を用いた太陽電池モジュール及びその製造方法
JP4421240B2 (ja) * 2003-08-26 2010-02-24 タキロン株式会社 太陽電池モジュールを備えた覆蓋パネル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008311486A (ja) 2008-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9972734B2 (en) Photovoltaic modules comprising light directing mediums and methods of making the same
CN100570905C (zh) 制造太阳能电池模块的方法
US20090272436A1 (en) Non-glass photovoltaic module and methods for manufacture
JP2000091611A (ja) 太陽電池のカバーフィルムおよびその製造方法、およびそのカバーフィルムを用いた太陽電池モジュール
JP5176268B2 (ja) 太陽電池モジュール
JP2000091610A (ja) 太陽電池のカバーフィルムおよびその製造方法、およびそのカバーフィルムを用いた太陽電池モジュール
JP2011165967A (ja) 太陽電池用バックシート、及び、太陽電池用モジュール
JP5805366B2 (ja) 太陽電池裏面保護シート及びそれを用いた太陽電池モジュール
CN110061088A (zh) 一种柔性基底的cigs太阳能薄膜电池及其制备方法
KR20130062539A (ko) 방열특성이 우수한 태양전지 백시트 및 그 제조방법
JP4838765B2 (ja) 太陽電池モジュール及びその製造方法
CN215988795U (zh) 一种光伏组件及屋面结构
JP4765019B2 (ja) 太陽電池モジュールの封止構造及び製造方法
CN105185852B (zh) 芳纶支撑的柔性太阳能电池组件及其制备工艺
JP2000307137A (ja) 太陽電池のカバーフィルム、およびそれを用いた太陽電池モジュール
JP2006324478A (ja) 太陽電池モジュールの裏面保護シート及びそれを用いた太陽電池モジュール
CN104282785B (zh) 光伏组件及其制备方法
JP2015088728A (ja) 裏側保護基材、太陽電池モジュール、及び太陽電池モジュールの製造方法
JP2019062088A (ja) 太陽電池モジュール
JPS60250946A (ja) 太陽電池モジュール用裏面保護シート
KR101417397B1 (ko) 반사특성을 제어한 태양전지 백시트 및 이를 사용한 태양전지 모듈
JP2008053420A (ja) 太陽電池モジュールの封止構造及び製造方法
CN209298140U (zh) 太阳能电池组件
JP2012253183A (ja) 太陽電池モジュール
WO2019087802A1 (ja) 太陽電池モジュール

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100614

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20110422

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110621

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110822

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110930

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees