JP4838615B2 - 水素含有ガス生成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、水蒸気を用いて炭化水素系の原燃料を改質処理して水素ガスを主成分とする改質処理ガスを生成する改質部と、前記改質部を加熱する加熱バーナと、前記改質部に供給する水蒸気を前記加熱バーナにおける前記改質部を加熱したのちの燃焼用ガスによる加熱にて生成する水蒸気生成部と、原燃料及び水蒸気を混合状態で前記改質部に供給する混合ガス用配管とが設けられた水素含有ガス生成装置に関する。
かかる水素含有ガス生成装置は、改質部を改質処理に適した改質処理温度になるように加熱バーナにて加熱し、その改質部を加熱したのちの燃焼用ガスが水蒸気生成部に供給されて、水蒸気生成部が供給される燃焼用ガスによる加熱にて水蒸気を生成し、そして、水蒸気生成部にて生成された水蒸気を原燃料とともに混合ガス用配管を通して改質部に供給することにより、改質部にて水素ガスを主成分とする改質処理ガスを生成するように構成されている。
そして、このような水素含有ガス生成装置において、従来では、混合ガス用配管を、直線状の主管路部分とその主管路部分に直交又は略直交する状態で接続される合流管路部分とからなる合流路部分を備えるように形成して、主管路部分を通して原燃料を流動させ、且つ、合流管路部分を通して水蒸気を流動させて、合流路部分にて原燃料に水蒸気を合流させて混合させた後、その水蒸気を混合させた原燃料を改質部に供給するように構成されていた(例えば、特許文献1参照。)。
ちなみに、上記従来の水素含有ガス生成装置においては、改質部及び水蒸気生成部に加えて、原燃料を脱硫反応用触媒にて脱硫処理する脱硫部と、混合用空間にて原燃料と水蒸気との混合を促進させる混合部とを設けて、脱硫部にて脱硫処理された原燃料と水蒸気とを混合ガス用配管における合流管路部分にて合流させた後に、混合部に供給して、脱硫処理された原燃料と水蒸気との混合を促進させ、混合部にて混合させた後の原燃料と水蒸気とを改質部に供給するように構成されている。そして、脱硫部を構成する脱硫反応用触媒が充填された扁平状の脱硫部用の容器、混合部を構成する混合用空間を形成する扁平状の混合部用容器、及び、改質部を構成する改質反応用触媒が充填された扁平状の改質部用の容器を容器厚み方向に並べてコンパクト化が図られるようになっている。
このように構成された水素含有ガス生成装置では、脱硫部の脱流部用の容器と混合部の混合部用の容器とが容器厚み方向に並んでいるため、一般的に、脱硫部から排出された原燃料を混合部へ供給するには、原燃料を脱硫部側から混合部側に向けて容器厚み方向に通流させることが合理的であるので、原燃料を通流させる主管路部分を容器厚み方向に沿う形態に設け、そして、水蒸気を通流させる合流管路部分を、容器厚み方向と交差する方向に沿う形態にて、主管路部分に直交又は略直交する状態で接続することにより、混合ガス用配管を構成する管路部分の屈曲を減少させるようにして、混合ガス用配管の構成の簡素化を図るように構成されている。
特開2005−231943号公報
上記のように、直線状の主管路部分を通して原燃料を通流させ、その主管路部分に対して接続される合流路部分を通して水蒸気を通流させるように構成されていると、水蒸気生成部にて生成される水蒸気量の脈動のために、改質部に供給される原燃料と水蒸気との混合比を適正に維持し難い虞があり、その結果、改質部における改質処理を良好に行えなくなる不都合を招く虞があった。
説明を加えると、水蒸気生成部にて生成される水蒸気量は増減変更を繰り返す、いわゆる脈動を発生し易いものであり、特に、改質部加熱用の加熱バーナにおける改質部を加熱したのちの燃焼用ガスを利用して水蒸気を生成するようにした場合においては、改質部を適正温度に加熱するために加熱バーナに供給される燃料量が調節されることにより、燃焼用ガスの量も変動すること等に起因して、水蒸気生成部にて生成される水蒸気量に大きな脈動が生じる虞があり、改質部に供給される水蒸気量が脈動するものとなる。
そして、水蒸気生成部から供給される水蒸気量が上述の脈動のために増加する状態になると、合流菅路部分を通して主管路部分に流動する水蒸気の大きな動圧のために、主管路部分を流動する原燃料の通流が大きく妨げられるものとなるが、水蒸気生成部から供給される水蒸気量が減少している状態においては、合流管路部分を通して主管路部分に流動する水蒸気の動圧は小さいため、主管路部分を流動する原燃料の通流が大きく妨げられることがないものであり、その結果、水蒸気生成部から改質部に供給される水蒸気の脈動のために、改質部に供給される原燃料と水蒸気との混合比が大きく変化するものとなり、混合比を適正に維持し難いものとなっていた。
ちなみに、例えば、原燃料の流れ方向に沿わせて水蒸気を流動させるようにするため、合流管路部分を主管路部分に対して傾斜する状態に接続することにより、混合比の変化を抑制することが考えられるが、このように合流管路部分を主管路部分に対して傾斜する状態に接続する構成は、合流管路部分を主管路部分に対して直交又は略直交する状態に接続する構成に較べて、製作が煩雑となるものであり、実用し難いものである。
本発明は、上記実状に鑑みて為されたものであって、その目的は、改質部に供給される原燃料と水蒸気との混合比を適正に維持して、改質部における改質処理を良好に行わせることができる水素含有ガス生成装置を提供する点にある。
本発明にかかる水素含有ガス生成装置の第特徴構成は、水蒸気を用いて炭化水素系の原燃料を改質処理して水素ガスを主成分とする改質処理ガスを生成する改質部と、原燃料及び水蒸気を混合状態で前記改質部に供給する混合ガス用配管とが設けられた水素含有ガス生成装置において、
前記混合ガス用配管が、流量安定化用のオリフィスを備えた主管路部分とその主管路部分における前記オリフィスの下流側近傍箇所に接続される合流管路部分とからなる合流路部分を備えるように形成されて、前記主管路部分を通して水蒸気を流動させ、且つ、前記合流管路部分を通して原燃料を流動させるように構成されている点にある。
すなわち、主管路部分を通流する水蒸気は流量安定化用のオリフィスを通過することにより、脈動による流量の変動幅が小さな幅に抑えられることになる。
また、水蒸気が流量安定化用のオリフィスを通過すると、そのオリフィスの下流側近傍箇所には負圧領域が発生することになり、そして、負圧領域における負圧の大きさは水蒸気の流量が多いほど大きくなる傾向になる。このため、主管路部分におけるオリフィスの下流側近傍箇所に接続される合流管路部分を通して主管路部分に流動する原燃料は、前記負圧領域にて引き込まれるように流動することになるため、例えば、水蒸気生成部から供給される水蒸気量が脈動のために増加する状態になると、合流管路部分を通して主管路部分に流動する原燃料量も増加し、また、水蒸気生成部から供給される水蒸気量が脈動のために減少する状態になると、合流管路部分を通して主管路部分に流動する原燃料の量も減少することになる。
つまり、水蒸気の脈動による流量の変化幅を流量安定化用のオリフィスにて小さく抑えること、並びに、水蒸気量の増減変化に合わせて、その主管路部分に合流する原燃料量も増減変化させることにより、改質部に供給される水蒸気と原燃料との混合比の変化を抑えて適正に維持して、改質部における選択酸化処理を良好に行わせることができる。
従って、改質部に供給される水蒸気と原燃料との混合比を適正に維持して、改質部における改質処理を良好に行わせることができる水素含有ガス生成装置を提供するに至った。
本発明にかかる水素含有ガス生成装置の第特徴構成は、第特徴構成において、前記主管路部分が直線状に形成され、前記合流管路部分が前記主管路部分に対して直交又は略直交する状態で接続されている点にある。
すなわち、主管路部分が直線状に形成され、合流管路部分が前記主管路部分に対して直交又は略直交する状態で接続されているから、合流管路部分を通して主管路部分に流動する原燃料が主管路部分を通流する水蒸気にて引き込まれ易い形態で流動するものとなるため、主管路部分におけるオリフィスの下流側近傍箇所に形成される負圧領域にて原燃料が引き込まれることを一層良好に行わせ易いものとなり、その結果、水蒸気量の増減変化に合わせて、その主管路部分に合流する原燃料量を増減変化させることを一層適切に行わせることができるものとなるのである。
従って、改質部に供給される水蒸気と原燃料との混合比を一層適正に維持して、改質部における改質処理を一層良好に行わせることができる水素含有ガス生成装置を提供することができるに至った。
本発明にかかる水素含有ガス生成装置の第特徴構成は、第1又は第2特徴構成において、原燃料を脱硫反応用触媒にて脱硫処理する脱硫部が、前記脱硫反応用触媒が充填された扁平状の脱硫部用の容器を備えて構成され、混合用空間にて原燃料と水蒸気との混合を促進させる混合部が、前記混合用空間を形成する扁平状の混合部用の容器を備えて構成され、前記改質部が、前記改質処理をする改質反応用触媒が充填された扁平状の改質部用の容器を備えて構成され、前記脱硫部用の容器、前記混合部用の容器及び前記改質部用の容器が容器厚み方向に積層状態に並べて設けられ、前記混合ガス用配管が、前記脱硫部用の容器、前記混合部用の容器及び前記改質部用の容器が積層状態で並ぶ容器積層部の外周箇所に配設されている点にある。
すなわち、脱硫部用の容器、混合部用の容器及び改質部用の容器を容器厚み方向に積層状態に並べて設け、それら容器が積層状態に並ぶ容器積層部の外周箇所に混合ガス用配管が配設されているものであるから、容器群と混合ガス用配管とをコンパクトに配設することができるため、設置スペース面において有利となる状態で製作できるものとなる。
従って、設置スペース面において有利となる状態で製作できるに水素含有ガス生成装置を提供するに至った。
参考の実施の形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の参考の実施の形態を説明する。
図3及び図12に示すように、水素含有ガス生成装置Pは、天然ガス等の炭化水素系の原燃料ガスを脱硫処理する脱硫部1と、供給される水を加熱により蒸発させて水蒸気を生成する水蒸気生成部2と、水蒸気生成部2で生成された水蒸気を用いて脱硫部1で脱硫処理された原燃料ガスを改質処理して水素ガスを主成分とする改質処理ガスを生成する改質部3と、その改質部3から供給される改質処理ガス中の一酸化炭素ガスを水蒸気を用いて二酸化炭素ガスに変成処理する変成部4と、変成部4から供給される改質処理ガス中に残っている一酸化炭素ガスを酸素含有ガスを用いて選択的に二酸化炭素に選択酸化処理する選択酸化部5等を備えて構成して、一酸化炭素ガス含有量の少ない水素含有ガスを生成するように構成してある。
更に、水素含有ガス生成装置Pには、燃焼用ガスを燃焼させて前記改質部3を加熱する燃焼部6、前記改質部3から排出される改質処理ガスを通流させて改質部3を加熱する改質部加熱用通流部7、前記燃焼部6から排出される改質部3を加熱した後の燃焼用ガス(以下、燃焼排ガスと称する)を通流させてその燃焼排ガスにより前記水蒸気生成部2を加熱する加熱用排ガス通流部8、その加熱用排ガス通流部8から排出される燃焼排ガスを通流させてその燃焼排ガスにより前記変成部4を冷却する冷却用排ガス通流部9、前記改質部加熱用通流部7から排出される高温の改質処理ガスにより前記脱硫部1にて脱硫された脱硫後の原燃料ガスを加熱する脱硫後原燃料用熱交換器Ea、その脱硫後原燃料用熱交換器Eaにて熱交換後の改質処理ガスにより脱硫部1にて脱硫処理する原燃料ガスを加熱する脱硫前原燃料用熱交換器Eb、及び、前記冷却用排ガス通流部9から排出される燃焼排ガスの排熱を前記燃焼部6に供給される燃焼用ガス及び燃焼用空気に回収するエコノマイザEcを設けてある。
前記脱硫後原燃料用熱交換器Eaは、前記改質部加熱用通流部7から排出された改質処理ガスを通流させる上流側熱交換用通流部10と、前記脱硫部1にて脱硫処理されて改質部3に供給する脱硫後の原燃料ガスを通流させる脱硫後原燃料通流部11とを熱交換自在に設けて構成し、前記脱硫前原燃料用熱交換部Ebは、前記上流側熱交換用通流部10から排出された改質処理ガスを通流させる下流側熱交換用通流部12と、前記脱硫部1にて脱硫処理する原燃料ガスを通流させる脱硫前原燃料通流部13とを熱交換自在に設けて構成してある。
又、前記エコノマイザEcは、前記冷却用排ガス通流部9から排出される燃焼排ガスを通流させる排熱源排ガス通流部14の一方側に、前記燃焼部6に供給される燃焼用ガスを通流させる燃焼用ガス通流部15を、他方側に、前記燃焼部6に供給される燃焼用空気を通流させる燃焼用空気通流部16を夫々、前記排熱源排ガス通流部14と熱交換自在に設けて構成してある。
図1及び図3に示すように、水素含有ガス生成装置Pは、流体を処理する処理空間Sを形成する複数の扁平状の容器Bを横方向に積層状に並べ、それら複数の容器Bを容器並び方向に直交する方向での相対移動を許容する状態で前記容器並び方向両側から押し付ける押し付け手段Hを設けて構成してある。
そして、前記複数の容器Bにて形成される複数の処理空間Sにより、前記脱硫部1、改質部3、変成部4、選択酸化部5、燃焼部6の各気体処理部、前記水蒸気生成部2、及び、前記改質部加熱用通流部7、加熱用排ガス通流部8、冷却用排ガス通流部9、上流側熱交換用通流部10、脱硫後原燃料通流部11、下流側熱交換用通流部12、脱硫前原燃料用通流部13、排熱源排ガス通流部14、燃焼用ガス通流部15、燃焼用空気通流部16の各通流部を構成してある。
図3に示すように、7個の容器Bを並べ、それら7個の容器の全てを、前記皿状の一対の容器形成部材51の間に仕切り部材52を位置させた状態で周辺部を溶接接続して、前記仕切り部材52の両側に前記処理空間Sを備えるように構成してある。
尚、7個の容器Bの区別が明確になるように、便宜上、容器を示す符合Bの後に、図1及び図3において左からの並び順を示す符合1,2,3……………7を付す。
図5、図7及び図10に示すように、複数の容器のうちの左から2個目の容器B2、4個目の容器B4、右端の容器B7を、皿状の一対の容器形成部材51を、その一対の容器形成部材51の間に仕切り部材52を位置させた状態で周辺部を溶接接続して、仕切り部材52の両側に1個ずつ計2個の処理空間Sを形成する基本型の容器Bsとしてある。
図4、図6、図8及び図9に示すように、複数の容器のうちの残る左端の容器B1、左から3個目の容器B3、5個目の容器B5、6個目の容器B6を、基本型の容器Bsのように仕切り部材52の両側に処理空間Sを形成し、且つ、皿状の容器形成部材51の背部に積層状態に位置させる一つの皿状の補助容器形成部材53を、その周辺部を隣接するものの背部に溶接することにより、3個以上の処理空間Sを形成する多処理空間型の容器Bmとしてある。
そして、多処理空間型の容器Bmについて説明を加えると、図4に示すように、左端の容器B1は、一対の皿状の容器形成部材51のうち、左側の皿状の容器形成部材51の背部に前記補助容器形成部材53を設けて、3個の処理空間Sを容器並び方向に並ぶ状態で備えた多処理空間型の容器Bmとし、図6に示すように、左から3個目の容器B3は、一対の皿状の容器形成部材51のうち、右側の皿状の容器形成部材51の背部に前記補助容器形成部材53を設けて、3個の処理空間Sを容器並び方向に並ぶ状態で備えた多処理空間型の容器Bmとし、図8に示すように、左から5個目の容器B5は、一対の皿状の容器形成部材51の両方の背部夫々に前記補助容器形成部材53を設けて、4個の処理空間Sを容器並び方向に並ぶ状態で備えた多処理空間型の容器Bmとし、図9に示すように、左から6個目の容器B6も、左から5個目の容器B5と同様に、4個の処理空間Sを容器並び方向に並ぶ状態で備えた多処理空間型の容器Bmとしてある。
図4に示すように、左端の容器B1(処理空間Sを3個備えた多処理空間型の容器Bm)において、左端の処理空間Sにて前記燃焼用ガス通流部15を構成し、中央の処理空間Sにて前記排熱源排ガス通流部14を構成し、右端の処理空間Sにて前記燃焼用空気通流部16を構成して、この左端の容器B1にて前記エコノマイザEcを構成してある。
図5に示すように、左から2個目の容器B2(処理空間Sを前記容器並び方向に2個備えた基本型の容器Bs)における左側の処理空間Sにて前記加熱用排ガス通流部8を構成し、右側の処理空間Sにて前記水蒸気生成部2を構成してある。
図6に示すように、左から3個目の容器B3(処理空間Sを前記容器並び方向に3個備えた多処理空間型の容器Bm)において、左端の処理空間Sにて前記燃焼部6を構成し、中央の処理空間Sにて前記改質部3を構成し、右端の処理空間Sにて前記改質部加熱用通流部7を構成してある。
つまり、左から3個目の容器B3の左端の処理空間S内に、燃焼用ガスを噴出するガス噴出孔(図示省略)を列状に形成した燃焼用ガス噴出管17と、燃焼用空気を噴出する空気噴出孔(図示省略)を列状に形成した燃焼用空気噴出管18を設けて、その処理空間S内にて、燃焼用ガス噴出管17から噴出される燃焼用ガスを燃焼用空気噴出管18から噴出される燃焼用空気にて燃焼させるように構成してあり、燃焼用ガス噴出管17と燃焼用空気噴出管18とで前記改質部3を加熱する加熱バーナNを構成してある。
又、左から3個目の容器B3の中央の処理空間S内に、炭化水素系の原燃料を水蒸気を用いて水素ガスを主成分とする一酸化炭素ガスを含む改質処理ガスに改質処理するルテニウム、ニッケル、白金等の改質反応用触媒19を充填して、その処理空間Sを改質部3に構成してある。
そして、左から3個目の容器B3における中央の処理空間Sを形成する部分が、前記改質部3に備えられて前記改質反応用触媒19が充填された扁平状の改質部用の容器b3に相当する。
又、前記改質部3として構成する処理空間Sと前記改質部加熱用通流部7として構成する処理空間Sとを仕切る皿状の容器形成部材51には、容器並び方向に隣接するそれら処理空間Sを連通する流体通過部54を設けて、その流体通過部54を通して、前記改質部3にて改質処理された改質処理ガスを前記改質部加熱用通流部7に流入させるように構成してある。
ちなみに、前記改質部3では、原燃料ガスがメタンガスを主成分とする天然ガスベースの都市ガス(13A)である場合は、改質反応用触媒19の触媒作用により、例えば600〜750°Cの範囲の改質処理温度の下で、メタンガスと水蒸気とを下記の反応式(1)にて改質反応させて、水素ガスと一酸化炭素ガスとを少なくとも含む改質処理ガスを生成させる。
Figure 0004838615
図7に示すように、左から4個目の容器B4(基本型の容器Bs)における左側の処理空間Sにて前記上流側熱交換用通流部10を構成し、右側の処理空間Sにて前記脱硫後原燃料通流部11を構成して、この左から4個目の容器B4にて、前記脱硫後原燃料用熱交換器Eaを構成してある。ちなみに、水蒸気が混合した脱硫後の原燃料ガスが脱硫後原燃料通流部11を通流する際に原燃料ガスと水蒸気との混合が促進されるものであり、この脱硫後原燃料通流部11は、混合用空間にて原燃料と水蒸気との混合を促進させる混合部を兼用してある。
そして、左から4個目の容器B4における右側の処理空間Sを形成する部分が、前記脱硫後原燃料通流部11に備えられて前記混合用空間を形成する扁平状の混合部用の容器b11に相当する。
図8に示すように、左から5個目の容器B5(処理空間Sを前記容器並び方向に4個備えた多処理空間型の容器Bm)において、左端及び左から2個目の処理空間Sの夫々は、炭化水素系の原燃料ガスを脱硫処理する脱硫反応用触媒20を充填して脱硫部1に構成し、左から3個目の処理空間Sは、脱硫前原燃料通流部13に構成し、右端の処理空間Sは、一酸化炭素ガスを水蒸気を用いて二酸化炭素ガスに変成処理する酸化鉄系又は銅亜鉛系の変成反応用触媒21を充填して変成部4に構成してある。
そして、左から5個目の容器B5における左端及び左から2個目の処理空間Sを形成する部分が、前記脱硫部1に備えられて前記脱硫反応用触媒20が充填された扁平状の脱流部用の容器b1に相当する。
ちなみに、詳細は後述するが、この左から5個目の容器B5にて構成する変成部4を1段目として、変成部4を4段に設けるので、以下、この左から5個目の容器B5にて構成する変成部4を1段目の変成部4と記載する場合がある。
又、左から5個目の容器B5における左端の処理空間Sと左から2個目の処理空間Sとを仕切る皿状の容器形成部材51、左から2個目の処理空間Sと左から3個目の処理空間Sとを仕切る仕切り部材52の夫々に、夫々の両側の処理空間Sを連通する流体通流部54を設けてある。そして、左から2個目の処理空間Sにて構成する脱硫部1を1段目とし、左端の処理空間Sにて構成する脱硫部1を2段目として、脱硫対象の原燃料ガスを、脱硫前原燃料通流部13を通過させて予熱した後、1段目、2段目の順に各脱硫部1を通流させて、脱硫処理するように構成してある。
又、左から5個目の容器B5における脱硫前原燃料通流部13を構成する左から3個目の処理空間Sと右端の変成部4を構成する右端の処理空間Sとを仕切る皿状の容器形成部材51を、伝熱壁として、その伝熱壁を通して、脱硫前原燃料通流部13を通流する脱硫対象の原燃料ガスと変成部4を通流する変成処理対象の改質処理ガスとを熱交換させるように構成してある。
つまり、左から5個目の容器B5における変成部4を前記下流側熱交換用通流部12として兼用するように構成して、前記脱硫前原燃料通流部13と下流側熱交換用通流部12とにより、前記脱硫前原燃料用熱交換器Ebを構成してある。
図9に示すように、左から6個目の容器B6(処理空間Sを前記容器並び方向に4個備えた多処理空間型の容器Bm)において、左端の処理空間Sを前記冷却用排ガス通流部9に構成し、左から2個目、左から3個目及び右端の処理空間Sの夫々は、前記変成反応用触媒21を充填して変成部4に構成してある。
又、左から6個目の容器B6における左から2個目の処理空間Sと左から3個目の処理空間Sを仕切る仕切り部材52、左から3個目の処理空間Sと右端の処理空間Sとを仕切る皿状の容器形成部材51夫々に、夫々の両側の処理空間Sを連通する流体通流部54を設けてある。そして、左から2個目の処理空間Sにて構成する変成部4を2段目とし、左から3個目の処理空間Sにて構成する変成部4を3段目とし、右端の処理空間Sにて構成する変成部4を4段目として、前記左から5個目の容器B5にて構成する1段目の変成部4からこの2段目の変成部4に外部のガス処理流路32にて改質処理ガスを供給して、改質処理ガスを2段目、3段目、4段目の順に各変成部4を通流させて、変成処理するように構成してある。
ちなみに、前記変成部4では、変成反応用触媒21の触媒作用により、改質部3から供給される改質処理ガス中の一酸化炭素と水蒸気とを、例えば、150〜400°Cの範囲の変成処理温度の下で、下記の反応式(2)にて変成反応させる。
Figure 0004838615
図10に示すように、左から7個目、即ち右端の容器B7(基本型の容器Bs)において、左側の処理空間Sは何にも用いずに伝熱調整用とし、右側の処理空間Sは、一酸化炭素ガスを選択的に酸化処理する白金、ルテニウム、ロジウム等の貴金属系の選択酸化用触媒22を充填して前記選択酸化部5に構成してある。
ちなみに、前記選択酸化部5では、選択酸化反応用触媒22の触媒作用により、例えば80〜150°Cの選択酸化処理温度の下で、変成処理後の改質処理ガス中に残存している一酸化炭素ガスが選択酸化される。
そして、図1及び図3に示すように、上述の7個の容器Bを、左端の容器B1の外側、左端の容器B1と左から2個目の容器B2との間、左から2個目の容器B2と左から3個目の容器B3との間、左から3個目の容器B3と左から4個目の容器B4との間、左から4個目の容器B4と左から5個目の容器B5との間、及び、左から5個目の容器B5と左から6個目の容器B6との間の夫々に断熱材23を配置した状態で密接状態に並べて設けて、前記押し付け手段Hにより、それら密接状態の7個の容器Bを容器並び方向に直交する方向での相対移動を許容する状態で容器並び方向両側から押し付けるように構成してある。
つまり、複数の容器Bを、伝熱量を調節する必要のある容器B同士の間に伝熱量調節用の断熱材23を介在させた状態で並設してある。
また、上述の7個の容器Bを横方向に積層状に並べることにより、前記改質部用の容器b3、混合部用の容器b11及び脱硫部用の容器b1が容器厚み方向に積層状態に並ぶこととなる。
図1及び図2に基づいて、前記押し付け手段Hについて説明を加える。
この押し付け手段Hは、上述のように複数の容器Bを並設した状態で、その並び方向両端に夫々当て付けて配置する一対の保持板71と、それら一対の保持板71を連結する6組のネジ式連結手段を備えて構成してある。
ネジ式連結手段は、ボルト72、一対のナット73及び一対のスプリングワッシャ74から成る。
各保持板71は、L字状に形成すると共に、各保持板71は、2本の補強用リブ75にて補強してある。
そして、一対の保持板71にボルト72を挿通した状態で、そのボルト72の両側からスプリングワッシャ74を介してナット73にて締め付けることにより、複数の容器Bを並び方向に直交する方向での相対移動を許容する状態で並び方向両側から押し付けるようにしてある。又、スプリングワッシャ74の伸縮作用により、各容器Bの並び方向での膨張収縮も許容するようにしてある。
尚、一対の保持板71を立設して、その一対の保持板71にて支持する状態で、水素含有ガス生成装置Pを設置する。
図3及び図12に示すように、原燃料用供給流路31を前記脱硫前原燃料通流部13の上部に接続し、前記2段目の脱硫部1の下部と前記脱硫後原燃料通流部11の下部とを、その脱硫後原燃料通流部11の上部と前記改質部3の上部とを、前記改質部加熱用通流部7の上部と前記上流側熱交換用通流部10の上部とを、その上流側熱交換用通流部10の下部と前記下流側熱交換用通流部12を兼用する前記1段目の変成部4の下部とを、その1段目の変成部4の上部と前記2段目の変成部4の上部とを、前記4段目の変成部4の下部と前記選択酸化部5の下部とを、夫々ガス処理流路32にて接続し、更に、その選択酸化部5の上部と燃料電池Gの燃料ガス供給部とを燃料ガス流路33にて接続して、脱硫前原燃料通流部13、1段目、2段目の脱硫部1、脱硫後原燃料通流部11、改質部3、改質部加熱用通流部7、上流側熱交換用通流部10、1段目、2段目、3段目、4段目の変成部4、選択酸化部5を順に流れて、燃料電池Gに至るガス処理経路を形成してある。
つまり、原燃料ガスを1段目、2段目の脱硫部1にて脱硫処理し、その脱硫処理した原燃料ガスに、後述する水蒸気生成部2から水蒸気流路34にて供給される水蒸気を合流させ、その水蒸気を合流させた原燃料ガスを改質部3にて改質処理し、その改質処理ガスを1段目、2段目、3段目、4段目の変成部4にて変成処理し、その変成処理した改質処理ガスに、後述する選択酸化用送風機42からの空気を合流させ、その空気を合流させた改質処理ガスを選択酸化部5にて選択酸化処理して、一酸化炭素含有率の小さい水素含有ガスを生成し、その水素含有ガスを燃料ガスとして燃料ガス流路33を通じて燃料電池Gに供給するように構成してある。
そして、燃料電池Gでは、燃料ガス流路33からの燃料ガスが燃料極に供給され、反応
用送風機36からの空気が酸素極に供給されて、燃料ガス中の水素と空気中の酸素との電気化学反応により発電されることになる。ちなみに、この燃料電池Gとしては、例えば、電解質層として高分子膜を用いた固体高分子型のものを用いる。
前記燃焼部6の上部と前記加熱用排ガス通流部8の上部とを、その加熱用排ガス通流部8の下部と前記冷却用排ガス通流部9の上部とを、その冷却用排ガス通流部9の下部と前記エコノマイザEcの前記排熱源排ガス通流部14の下部とを、夫々燃焼排ガス流路37にて接続して、燃焼部6から排出される燃焼排ガスを、加熱用排ガス通流部8、冷却用排ガス通流部9、エコノマイザEcの排熱源排ガス通流部14の順に通流させるように構成してある。つまり、水蒸気生成部2にて生成する改質部3に供給する水蒸気は、加熱バーナNにて加熱したのちの燃焼排ガス、つまりは、前記燃焼部6から排出される改質部3を加熱した後の燃焼排ガスを加熱用排ガス通流部8に通流させてその燃焼排ガスによる水蒸気生成部2の加熱にて生成するように構成してある。
前記燃料電池Gの前記燃料極から排出されるオフガスを前記燃焼部6にて燃焼させる燃焼用ガスとして導く燃焼用ガス流路38にて、その燃料電池Gのオフガス排出部と前記エコノマイザEcの燃焼用ガス通流部15の上部とを、その燃焼用ガス通流部15の下部と前記燃焼部6に設けた燃焼用ガス噴出管17とを、夫々接続してある。
又、燃焼用送風機39と前記エコノマイザEcの前記燃焼用空気通流部16の上部とを、その燃焼用空気通流部16の下部と前記燃焼部6に設けた前記燃焼用空気噴出管18とを、夫々燃焼用空気流路40にて接続してある。
そして、前記エコノマイザEcにて、燃焼排ガスの排熱を燃焼用ガス及び燃焼用空気に回収して、それら燃焼用ガス及び燃焼用空気を予熱し、そのように予熱した燃焼用ガス及び燃焼用空気を前記燃焼部6に供給して燃焼させるように構成してある。
改質処理用の水蒸気を生成するための原料水を供給する原料水供給流路41を前記水蒸気生成部2の下部に接続し、前記加熱用排ガス通流部8による加熱により前記水蒸気生成部2にて生成された水蒸気を導く前記水蒸気流路34を、水蒸気生成部2の上部とガス処理流路32とに接続してある。ちなみに、ガス処理流路32における水蒸気流路34を接続する箇所は、前記2段目の脱硫部1の下部と前記脱硫後原燃料通流部11の下部とに接続する流路部分である。
つまり、改質部3に隣接する処理空間Sを、その改質部3を加熱するために燃焼用ガスを燃焼させる燃焼部6に構成し、互いに隣接する二つの処理空間Sのうちの一方を、供給される水を加熱により蒸発させる水蒸気生成部2に構成し、他方を前記燃焼部6から排出される燃焼排ガスを前記水蒸気生成部2を加熱するために通流させる加熱用排ガス通流部8に構成し、前記水蒸気生成部2で生成された水蒸気が改質反応用として前記改質部3に供給されるように構成してある。
上述のように構成することにより、炭化水素系の原燃料と水蒸気を用いて一酸化炭素ガス含有量の少ない水素含有ガスを生成する水素含有ガス生成装置Pを、原燃料の改質処理用の水蒸気を生成する水蒸気生成部2をも備えた状態で一体的に構成してある。
又、改質反3及び水蒸気生成部2夫々を加熱する必要があるものの、水は原燃料と水蒸気とが改質反応する温度よりも低い温度で蒸発することを利用して、燃焼部6を改質部3に隣接して設けて、その燃焼部6にて改質部3を高温に加熱し、その燃焼部6から排出される燃焼排ガスを水蒸気生成部2に隣接する加熱用排ガス通流部8に通流させて水蒸気生成部2を加熱するようにしてある。
つまり、一つの燃焼部6により、改質部3と水蒸気生成部2の両方を夫々に適した温度に加熱するので、装置の低廉化並びに消費エネルギーの低減化を図ることができる。
そして、選択酸化用送風機42と前記ガス処理流路32とを選択酸化用空気通流路43にて接続してある。ちなみに、ガス処理流路32における選択酸化用空気通流路43を接続する箇所は、ガス処理流路32における前記4段目の変成部4の下部と前記選択酸化部5の下部とに接続する流路である。
次に、脱硫後の原燃料と水蒸気との混合について説明を加える。
脱硫部1にて脱硫された脱硫後の原燃料は、前記2段目の脱硫部1の下部から排出されて、ガス処理流路32における前記2段目の脱硫部1の下部と前記脱硫後原燃料通流部11の下部とを接続する流路を通流して混合部を兼用する脱硫後原燃料通流部11に供給させる。また、水蒸気生成部2にて生成された水蒸気は、水蒸気生成部2の上部から排出させて、水蒸気生成部2の上部とガス処理流路32とを接続する水蒸気流路34を通流した後にガス処理流路32に合流して脱硫後の原燃料と混合され、脱硫後の原燃料とともに脱硫後原燃料通流部11に供給させる。
そして、水蒸気が混合された脱硫後の原燃料は、脱硫後原燃料通流部11にて水蒸気との混合が促進され、その原燃料が脱硫後原燃料通流部11の上部から排出させて、ガス処理流路32における脱硫後原燃料通流部11の上部と前記改質部3の上部とを接続する流路部分を通流して改質部3に供給させる。
図11に示すように、ガス処理流路32における水蒸気流路34が接続される箇所から改質部3に接続される箇所までの流路を、原燃料及び水蒸気を混合状態で前記改質部3に供給する混合ガス用配管44にて構成してあり、ガス処理流路32における脱硫部3に接続される箇所から水蒸気流路34が接続される箇所までの流路を、原燃料を改質部3に供給する原燃料用配管45にて構成しており、水蒸気流路34が水蒸気を改質部3に供給する水蒸気用配管46にて構成してある。混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46は、前記脱硫部用の容器b1、前記混合部用の容器b11及び前記改質部用の容器b3が積層状態で並ぶ容器積層部の外周箇所に配設してある。
図11に示すように、混合ガス用配管44は、直線状の主管路部分47aとその主管路部分47aに対して直交又は略直交する状態で接続される合流管路部分47bとからなる合流路部分47を備えるように形成してあり、前記主管路部分47aに前記水蒸気用配管46を接続して前記主管路部分47aを通して水蒸気を流動させ、且つ、前記合流管路部分47bに前記原燃料用配管45を接続して前記合流管路部分47bを通して原燃料を流動させるように構成してある。
説明を加えると、前記混合ガス用配管44は、上流側端部に合流路部分47を備え且つ下流側端部を左から4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の下部に接続して、原燃料用配管45からの脱硫後の原燃料に水蒸気用配管46からの水蒸気を合流路部分47にて混合させて脱硫後原燃料通流部11に供給する上流部と、上流側端部を左から4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の上部に接続し且つ下流側端部を左から3個目の容器B3における右側の容器形成部材51の上部に接続して、脱硫後原燃料通流部11から排出された水蒸気を混合させた脱硫後の原燃料を改質部3に供給する下流部とで構成してある。
また、原燃料用配管45は、上流側端部を左から5番目の容器B5における左側の補助容器形成部材53の下部に接続し且つ下流側端部を合流路部分47における合流管路部分47bの上流側端部に接続して、脱硫部1からの脱硫後の原燃料を混合ガス用配管44を介して改質部3に供給するように構成されており、水蒸気用配管46は、上流側端部を左から2個目の容器B2における右側の容器形成部材51の上部に接続し且つ下流側端部を合流路部分47における主管路部分47aの上流側端部に接続して、水蒸気生成部3からの水蒸気を混合ガス用配管44を介して改質部3に供給するように構成されている。
そして、主管路部分47aの下流側端部には混合ガス用配管44における本体部分の上流側端部が接続しており、合流管路部分47bの下流側端部は主管路部分47aの長手方向中間部に接続してある。
次に、混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46について具体構成を説明する。
混合ガス用配管44の上流部は、4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の下部に混合ガス用配管44を接続する高さであり且つ左から5番目の容器B5における左側の補助容器形成部材53の下部に原燃料用配管45を接続する高さである接続高さを容器並び方向に沿う状態に配設して、その左端部を4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の下部に接続し、右側の端部に合流路部分47を備えて構成されている。そして、合流路部分47における主管路部分47aは、前記接続高さを容器並び方向に沿う状態に配設しており、合流路部分47における合流管路部分47bは、左から5番目の容器B5と左から4個目の容器B4との間つまりは脱硫部1と脱硫後原燃料通流部11との間を容器厚並び方向と直交する上下方向に沿う状態に配設してある。また、合流路部分47は、合流管路部分47bを主管路部分47aに下方から直交する状態に接続してT字状に形成してある。
ちなみに、混合ガス用配管44の下流部は、容器並び方向に沿って配設してその右端部を左から4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の上部に接続し、左端部を左から4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の上部に接続してある。
原燃料用配管45は、前記接続高さより低い高さを容器並び方向に沿う状態に配設しており、その右端部を上方に延出させて左から5番目の容器B5の下部に接続し、左端部を上方に延出させて合流路部分47の合流管路部分47bに接続してある。
また、水蒸気用配管46は、その下流側を左から4個目の容器B4と左から5番目の容器B5との間を上下方向に沿って設けて、その下端部を左側に延出させて合流路部分47の主管路部分47aに接続してある。
ちなみに、左から4個目の容器B4の右側の容器形成部材51つまりは脱硫後原燃料通流部11における混合ガス用配管44が接続される箇所と、左から5番目の容器B5の左側の補助容器形成部材53つまりは脱硫部1における原燃料用配管45が接続させる箇所とは同じ高さとなるように構成してある。
また、図6〜8に示すように、混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46の容器に接続される端部は、容器から容器並び方向と交差する水平方向に一旦延出してある。
本発明の実施の形態〕
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態について説明するが、主として、混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46の構成が異なる以外は、上記参考の実施の形態と同様に構成してあるので、参考の実施の形態と同様に構成されている点については、重複説明を避けるために同じ符号を付すことにより説明を簡略にし、主として、参考の実施の形態と異なる混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46の構成を説明する。
図13に示すように、混合ガス用配管44は、流量安定化用のオリフィス48を備えた主管路部分47aとその主管路部分47aにおける前記オリフィス48の下流側近傍箇所に接続される合流管路部分47bとからなる合流路部分47を備えるように形成してあり、前記主管路部分47aに前記水蒸気用配管46を接続して前記主管路部分47aを通して水蒸気を流動させ、且つ、前記合流管路部分47bに前記原燃料用配管45を接続して前記合流管路部分47bを通して原燃料を流動させるように構成してある。
また、前記主管路部分47aは直線状に形成し、前記合流管路部分47bは前記主管路部分47aに対して直交又は略直交する状態に接続してある。
次に、混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46について具体構成を説明する。
混合ガス用配管44の上流部は、4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の下部に混合ガス用配管44を接続する高さであり且つ左から5番目の容器B5における左側の補助容器形成部材53の下部に原燃料用配管45を接続する高さである接続高さを容器並び方向に沿う状態に配設して、その左端部を4個目の容器B4における右側の容器形成部材51の下部に接続し、右側部分を上方に延設してその上端部に合流路部分47を備えて構成してある。そして、合流路部分47における主管路部分47aは、左から5番目の容器B5と左から4個目の容器B4との間つまりは脱硫部1と脱硫後原燃料通流部11との間を容器厚並び方向と直交する上下方向に沿う状態に配設しており、合流路部分47における合流管路部分47bは、前記接続高さより高い高さを容器並び方向に沿う状態に配設してある。また、合流路部分47は、合流管路部分47bを主管路部分47aに右方から直交する状態に接続して反時計回りに90度回転させたT字状に形成されている。
原燃料用配管45は、前記接続高さより高さを容器並び方向に沿って配設されており、その右端部を下方に延出されて左から5番目の容器B5の下部に接続し、左端部を合流路部分47の合流管路部分47bに接続してある。
水蒸気用配管46は、その下流側を左から4個目の容器B4と左から5番目の容器B5との間を上下方向に沿って設けており、その下端部を合流路部分47の主管路部分47aに接続してある。
従って、直線状の主管路部分47aを通して水蒸気を通流させ、その主管路部分47aに対して接続される合流管路部分47bを通して原燃料を通流させるように構成され、また、主管路部分47aにおける合流管路部分47bが接続される箇所より上流側近傍箇所に流量安定化用のオリフィス48が備えられているので、脈動により水蒸気の動圧が変化した場合、主管路部分47aを通して流動する水蒸気の動圧の変化に応じて合流管路部分47b内に負圧が発生し、合流管路部47bを流動する原燃料が主管路部分47aに引き込まれることにより、主管路部分47aを通流する水蒸気の量の変化に伴ってその主管路部分47aに合流する原燃料の量も変化し、また、流量安定化用のオリフィス48にて水蒸気の脈動を抑制することができるので、改質部3に供給される原燃料と水蒸気との混合比の変化を抑えることができる。
〔別実施の形態〕
(1) 上記実施の形態において、混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46の配設は適宜変更してもよい。
つまり、例えば、本発明の実施の形態のように混合ガス用配管44における主管路部分47aに流量安定化用のオリフィス48を備えた場合において、参考の実施の形態のように混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46を配設してもよい。
(2) 上記本発明の実施の形態では、主管路部分47aを直線状に形成し、合流管路部分47bを主管路部分47aに対して直交又は略直交する状態に接続したが、例えば、主管路部分47aにおける合流管路部分47bを接続する箇所を屈曲させる又は湾曲させる等、主管路部分47aを直線状に形成しなくてもよく、また、合流管路部分47bを主管路部分47aに対して傾斜する状態に接続してもよい。
(3) 上記実施の形態では、脱流部用の容器b1、混合部用の容器b11及び改質部用の容器b3を容器厚み方向に並べて設け、これらが積層状態で並ぶ容器積層部の外周箇所に混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46を配設したが、脱流部用の容器b1、混合部用の容器b11及び改質部用の容器b3を容器厚み方向に並べて設けなくてもよく、また、混合ガス用配管44、原燃料用配管45及び水蒸気用配管46を容器積層部の外周箇所に配設しなくてもよい。
(4) 上記実施の形態では、脱硫部1と混合部(脱硫後原燃料通流部11)とを備えたが、脱硫部1と混合部とのうちのいずれか一方のみを備えてもよく、また、脱硫部1と混合部との両方を備えなくてもよい。
また、原燃料用配管45や水蒸気用配管46に、他の通流部と熱交換自在な通流部等の処理部を設けてもよい。
(5) 上記実施の形態において、配管同士を接続する際に、その配管を1つに配管部材にて構成してもよく、具体的には、混合ガス用配管44の本体部分と主管路部分47aとの接続、主管路部分47aと水蒸気用配管46との接続、合流管路部分47bと原燃料用配管45との接続等を、少なくともその一対の配管の端部を1つに配管部材にて構成してもよい。
水素含有ガス生成装置の正面図 水素含有ガス生成装置の側面図 水素含有ガス生成装置の要部の縦断正面図 左端の容器を示す斜視図 左から2個目の容器を示す斜視図 から3個目の容器を示す斜視図 左から4個目の容器を示す斜視図 左から5個目の容器を示す斜視図 左から6個目の容器を示す斜視図 右端の容器を示す斜視図 水素含有ガス生成装置の一部切欠き正面図 水素含有ガス生成装置の全体構成を示すブロック図 本発明の実施の形態に係る水素含有ガス生成装置の一部切欠き正面図
符号の説明
1 脱硫部
2 水蒸気生成部
3 改質部
19 改質反応用触媒
20 脱硫反応用触媒
44 混合ガス用配管
47 合流路部分
47a 主管路部分
47b 合流管路部分
48 オリフィス
b3 改質部用の容器
b11混合部用の容器
b1 脱硫部用の容器
N 加熱バーナ
S 水素含有ガス生成装置

Claims (3)

  1. 水蒸気を用いて炭化水素系の原燃料を改質処理して水素ガスを主成分とする改質処理ガスを生成する改質部と、
    前記改質部を加熱する加熱バーナと、
    前記改質部に供給する水蒸気を前記加熱バーナにおける前記改質部を加熱したのちの燃焼用ガスによる加熱にて生成する水蒸気生成部と、
    原燃料及び水蒸気を混合状態で前記改質部に供給する混合ガス用配管とが設けられた水素含有ガス生成装置であって、
    前記混合ガス用配管が、流量安定化用のオリフィスを備えた主管路部分とその主管路部分における前記オリフィスの下流側近傍箇所に接続される合流管路部分とからなる合流路部分を備えるように形成されて、前記主管路部分を通して水蒸気を流動させ、且つ、前記合流管路部分を通して原燃料を流動させるように構成されている水素含有ガス生成装置。
  2. 前記主管路部分が直線状に形成され、前記合流管路部分が前記主管路部分に対して直交又は略直交する状態で接続されている請求項1記載の水素含有ガス生成装置。
  3. 原燃料を脱硫反応用触媒にて脱硫処理する脱硫部が、前記脱硫反応用触媒が充填された扁平状の脱硫部用の容器を備えて構成され、
    混合用空間にて原燃料と水蒸気との混合を促進させる混合部が、前記混合用空間を形成する扁平状の混合部用の容器を備えて構成され、
    前記改質部が、前記改質処理をする改質反応用触媒が充填された扁平状の改質部用の容器を備えて構成され、
    前記脱硫部用の容器、前記混合部用の容器及び前記改質部用の容器が容器厚み方向に積層状態に並べて設けられ、
    前記混合ガス用配管が、前記脱硫部用の容器、前記混合部用の容器及び前記改質部用の容器が積層状態で並ぶ容器積層部の外周箇所に配設されている請求項1又は2に記載の水素含有ガス生成装置。
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