JP4838290B2 - 包装用容器の卓上載置型封緘装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば天ぷらや煮物類等惣菜包装用の容器や鶏卵包装用の容器、きんかんやトマトその他の小形の果菜類、菓子・パンのような食品包装用の容器として使用するのに適した、容器本体と蓋体とからなる合成樹脂シート材製の包装用容器を、所要食品類を適宜に収容して封緘するときに、その周縁部を粘着テープによって封緘するために使用する装置に関するものであって、殊に、スーパーマーケットやコンビニエンスストア、青果店・鮮魚店・和洋菓子店等の包装場所や店頭に載置しておいて、惣菜その他の商品を収容して商品包装担当者がその場で封緘したり、商品を購入した購買客自身が商品を収容した容器を手動で封緘することができるようにした卓上載置型の封緘装置に関するものである。
従来、容器本体と蓋体とがその一側においてヒンジ部を介して一体的に連結されている合成樹脂シート材製の包装用容器が知られていて、この容器内に所要の商品を包装する形態としては、通常は工場内等において効率的に行われている。例えば鶏卵包装用容器の場合、複数の鶏卵を容器内に収容し、蓋を閉じて容器本体と蓋体との重ね合わせ周縁部を粘着テープで工業的に封緘することは、鶏卵生産者において行われている。この鶏卵包装用の自動封緘装置は、例えば本特許出願人が既に提案し公知になっている。このことは、後記の特許文献1や特許文献2に記載されている通りである。
特許第2537461号公報 特許第2729598号公報
このような従来の鶏卵容器の封緘装置は、鶏卵生産者が自社に設置した一連の鶏卵自動梱包ラインの末端部分に配置して、例えば1分間に50個〜60個またはそれ以上の容器を自動的に封緘する自動機によって封緘されている。自動封緘機で封緘された鶏卵は段ボール箱等に収容され梱包されたのち、市場に出荷され、店頭に陳列されている。
しかしながら、鶏卵についてみれば、一人暮らしの年配者のみならず若者であっても一人暮らしの人々にとっては、10個包装の鶏卵ではなく、ばら売りの鶏卵を1個若しくは2,3個必要量だけ購入したいという要求があり、また、近年では、このような単身生活者に限らず、一般家庭人にあっても、前記のように、天ぷらや煮物類等の惣菜や、きんかん・トマトその他の小形の果菜類等を、購買者の好みに応じて必要量を購入し、購買者自身が合成樹脂シート材製の容器に入れて持ち帰るというケースが多く見られるようになってきている。このような場合、現在では、容器を封緘する手段として店頭に用意されている輪ゴムを掛けるか、セロファンテープで仮止めしているが、密閉効果が悪く、持ち運び中に容易に蓋が開いてしまうという課題を有しており、このような封緘方法に代わる方法は現在のところ存在しない。
本発明は、このような課題を解消するために開発されたものであって、軽量且つ小型で店頭等の卓上や台上に載置して使用することができるものであって、電源を必要とすることなく、店の従業員のみならず、商品の購買者自身でも手動で容易に容器の封緘をすることができる新規な容器の封緘装置を提供しようとするものである。
該目的を達成するために本発明では前記請求項1に記載のような技術的手段を講じた。即ち、本発明に係る包装用容器の卓上載置型封緘装置にあっては、容器本体と蓋体とからなる合成樹脂シート材製包装用容器の卓上載置型封緘装置であって、物品を入れた容器を搬送するコンベアと、容器本体と蓋体との重ね合わせ周縁部の外周部分を粘着テープで封緘する封緘機構と、粘着テープを所定の位置で切断するカッター機構と、容器の周縁部を封緘機構の作業位置に合わせるためのコンベア昇降機構とを含み、前記コンベアは回転ハンドルを介して手動により一方向に駆動するように構成され、前記カッター機構は操作体を介して手動で操作するように構成され、前記封緘機構は容器の周縁部の外周部を粘着テープで二つ折りに挟み込みながら接着する上下一対の圧着ローラを備え、該圧着ローラのテープ送り速度とコンベアの容器送り速度とが同期するようにそれぞれの駆動部が連動連結されている構成としたものである。
また、請求項2に記載の要件は、請求項1に記載の装置における、容器の封緘機構が、断面V字形に屈曲させた粘着テープによって容器の周縁部を挟み込みながら圧着ローラに送り込む固定ガイド部材を含み、この固定ガイド部材が前記圧着ローラに近接した位置に配置されている構成としたものである。
続く請求項3に記載の要件は、請求項1または2に記載の装置における、容器の封緘機構が、容器の送り方向に沿って配置されて容器の周縁部をガイドする断面V字形の溝を有する治具と、粘着テープを順次断面V字形に折り曲げながら送り出すことができるように周面にV字形の溝を備えた成形用回転ローラとを含む構成としたものである。
本発明の卓上載置型封緘装置は上記のごとく構成されているので、回転ハンドルを手動で回転させてコンベアを駆動させることによって、コンベア上に載置した容器を移動させながら、二つ折り状にした粘着テープで容器の周縁部を挟み込んで容易に接合封緘することができる。殊に、封緘機構の圧着ローラのテープ送り速度とコンベアの容器送り速度とを同期するようにそれぞれの駆動部を連動連結されているので、ハンドルを回転させるだけで容器と粘着テープとを同期させて送ることができて、確実に容器の封緘をすることができる。
また、サイズや形の異なる各種容器の封緘高さ位置、即ち、容器の重ね合わせ周縁部の高さ位置を、封緘機構の高さ位置に合わせるべくコンベア昇降機構によりコンベアの容器載置面を昇降させて位置調整することができるので、サイズや形状の異なった各種の容器に適応させることができる。更には、装置全体を卓上や小形台上に載置させて操作できるように小型のサイズで形成してあるので、持ち運びが容易にでき、場所をとらないので、店頭内等の適宜の箇所に載置しておくことができ、商品の購買者自身でも便利に使用することができるという効果がある。
また、本発明の実施に当たっては、前記請求項2に記載の封緘機構のように、断面V字形に屈曲した粘着テープに容器の周縁部を挟み込みながら圧着ローラに送り込む固定ガイド部材を含み、この固定ガイド部材を圧着ローラに近接した位置に配置されている構成とするのがよい。これにより、固定ガイド部材によって容器の周縁部を挟んだ状態でV字形に折り曲げられた粘着テープが、ガイド部材から距離を置くことなく直ぐに圧着ローラで圧着されるので、確実な圧着接合をすることができる。
続く請求項3に記載のように、封緘機構が、圧着ローラ並びに固定ガイド部材に加え、容器の送り方向に沿って配置されて容器の周縁部をガイドする断面V字形の溝を有する治具と、粘着テープを順次断面V字形に折り曲げながら送り出すことができるように周面にV字形の溝を備えた成形用回転ローラとを備えた構成とするのがよい。このようにすることよって、成形用回転ローラと固定ガイド部材とによって粘着テープを順次断面V字形に折り曲げながら固定ガイド部材まで送り出されて、治具の溝に沿って移動されてきた容器の周縁部を固定ガイド部材で二つ折り形に挟み込んで、圧着ローラによって確実に圧着接合させることができる。
以下において本発明に係る包装用容器の卓上載置型封緘装置について図面に示した実施例に基づいて説明する。図1乃至図6は、第1実施例を示す図であって、図1は卓上載置型封緘装置の全体形状を示す正面図、図2は同平面図、図3はカッター機構を説明するための側面図、図4は封緘機構部分を示す斜視図である。また、図5及び図6は上下に対向配置させた圧着ローラ10,10を示す側面図である。
該実施例に示した卓上載置型封緘装置Aは、図1のように、装置の全体を任意のテーブルBや台上に載置して操作できるような小型サイズに形成されている。その大きさは特定範囲内のものである必要はないが、該実施例に示した装置の大きさを参考までに記載しておくと、図1における左右方向の長さを550〜600mm程度に形成したものである。また、使用する粘着テープの幅についても特に限定されるものではないが、入手の容易な9mm、10mm、12mm、15mm等の市販品を使用することができる。
また、本発明にいう卓上載置型封緘装置Aによって封緘される包装用容器Cは、図4に示すように、容器本体1と蓋体2とがその一側においてヒンジ部3を介して一体的に連結されている薄い合成樹脂シート材製の容器であって、例えば鶏卵や惣菜、ケーキ等を収容するのに使用されている一般に周知の容器である。勿論、発泡性樹脂シート製の容器についても排除するものではない。そのため、上下に対向配置させた前記の圧着ローラ10,10の間隔は、必要に応じて後述する図5,6に記載のスプリング46の押圧力に逆らって広がることができるようにしてある。
該実施例では、使用する合成樹脂製容器を容器本体と蓋体とが一側縁部においてヒンジ部を介して一体的に連結されている容器について説明する。而して、本発明の卓上載置型封緘装置Aは、例えば図4に例示した鶏卵包装用容器のような容器Cを搬送するコンベア5と、包装用容器Cにおけるヒンジ部3と対向する側の、容器本体1と蓋体2との重ね合わせ遊端縁部4を粘着テープ6によって封緘する封緘機構7と、包装用容器Cを封緘する粘着テープ6を所定の位置で切断するカッター機構8と、容器の重ね合わせ遊端縁部4の高さ位置を前記圧着ローラ10,10間の高さ位置と一致させるための、コンベア5の容器載置面を昇降させるコンベア昇降機構9とを備えている。
前記封緘機構7は、図4に詳しく示すように、包装用容器Cの遊端縁部4を粘着テープ6で二つ折りに挟み込んで接着する上下一対の圧着ローラ10,10と、包装用容器Cの送り方向に沿って配置されて包装用容器Cの遊端縁部4をガイドする断面V字形の溝11を有する治具12と、粘着テープ6を順次断面V字形に折り曲げながら送り出すことができるように周面にV字形溝13aを備えた前後二つの成形用回転ローラ13と、前記圧着ローラ10に近接する位置に配置されて断面V字形になった粘着テープ6に包装用容器Cの遊端縁部4を挟み込みながら圧着ローラ10に送り込む断面V字形のガイド溝14aを備えた固定ガイド部材14とからなっている。
本実施例の装置にあっては、前記固定ガイド部材14は、成形用回転ローラ13を軸方向に沿って略半割状に裁断して形成してあり、半割にされた平らな切断面14b側を圧着ローラ10に接触しない範囲内で近接させて配置させてある。例えば、該実施例の装置では、固定ガイド部材14の切断面部分と圧着ローラ10,10との接線との間を図4のように1mm程度にまで近接させてある。この間隔は小さいほど良いが、0.5〜5mm程度の範囲内に設定しておくのが好ましい。また、独立した成形品を形成する場合には、圧着ローラ10,10側の端面の一部を上下の圧着ローラ10,10の円弧内にまで入り込ませてある形状として実施することもできる。該固定ガイド部材14を、前記のように回転ローラ13と同じ成形品を使用すると、固定ガイド部材14専用の成形金型を作る必要がないので、製造コストの低減化を図り得る利点がある。このようにして、粘着テープ6によって、容器の遊端縁部4をV字形に挟んだ状態で直後の圧着ローラ10,10間に送り込むことができるようにすることによって、テープ面を正確に圧着させて封緘できるようにしてある。該実施例に示した封緘機構7は、その全体を封緘装置の基台22に連なるフレイム40に保持させてある。
該実施例に示した容器載置用のコンベア5は、図1及び図2において右半部に示した駆動輪体15と従動輪体16とこれらの両輪体15,16間に懸架させた無端ベルト17とによって構成されているコンベア部分5aと、同図の左半部に、符号51で示したコンベアフレイム21の上端面を形成するフラットな固定の容器載置面とで構成され、図1のように、これらの固定の容器載置面51とコンベア部分5aの上面とが同一平面を形成するするように配置してある。しかしながら、本発明では、後述するように、容器の載置面を固定のものとしておく必要はないので、該固定の容器載置面51とコンベア部分5aとが占める部分を一体のコンベアで形成してもよいものであるため、本発明の説明に当たっては、この一体のコンベアと、該実施例の固定の容器載置面51とコンベア部分5aとからなるコンベアとを一括してコンベア5として説明している。
而して該実施例のコンベア5は、図1,2のように、駆動輪体15と従動輪体16と、これらの両輪体間に懸架された無端ベルト17とによって構成され、駆動輪体15の軸に回転ハンドル18が設けられており、このハンドル18を手で回転させることによりコンベア5が駆動するように形成されている。また、コンベア5の駆動輪体15の回動と連動して前記圧着ローラ10の下側の駆動ローラが回転するように、駆動輪体15と同軸のプーリー15aと、従動輪体16と同軸のプーリー16aと下側圧着ローラ10と同軸のプーリー10aとに伝導ベルト19を懸架させてある。このようにして、圧着ローラ10のテープ送り速度とコンベア5の容器送り速度とが同期するように、プーリー16aとプーリー10aとの直径比を設定してある。該実施例のものにあっては、駆動輪体15と同軸のプーリー15aと従動輪体16と同軸のプーリー16aと下側圧着ローラ10と同軸のプーリー10aとを同一比とするとともに、駆動輪体15と従動輪体16と下側圧着ローラ10との外径についても同一速度となるように設定してある。このようにして、圧着ローラ10のテープ送り速度とコンベア5の容器送り速度とが同期するようにしてある。伝導ベルト19には、テンションプーリー20によって常に適度なテンションを付与させてある。
また、コンベア5はコンベアフレイム21によって支持され、該コンベアフレイム21はコンベア昇降機構9を介して基台22に昇降可能に取り付けられている。本実施例にあっては、この昇降機構9は、交点軸23を支点として回動可能に×状に組み合わされた前後のリンク24と、これら前後のリンク24の交点軸23を結ぶ筒杆25と、この筒杆25の一端開口部に螺合する調整ネジ軸26とを含み、この調整ネジ軸26の一端部が基台22から立ち上げた基板27に保持され、基板27から露出した先端部に回動つまみ28が設けられている。また前記×状リンク24の一端側(図1における右側)の上下端はピン29を介してコンベアフレイム21と基台22とにそれぞれ回動自在に連結され、反対側の上下端はスライドピン30を介してコンベアフレイム21と基台22とに設けた水平な長孔31にそれぞれスライド可能に嵌合させてある。従って、回動つまみ28を回動することにより筒杆25が軸方向に移動して左右に配置させた×状リンク24の高さを同時に変化させ、これにより封緘する容器の封緘位置の高さに合わせてコンベア5の容器載置面を昇降させるようにしてある。また、このコンベア昇降の際に、圧着ローラ10側のプーリー10aとコンベア側のプーリー16aとの相対位置が変化しても伝導ベルト19に付与したテンションプーリー20のテンションにより自動的に適度のテンションを保持して連動効果を損なうことがないようにしてある。
粘着テープ6は図2に示すように、リール状に巻回された状態でテープホルダ41に保持され、テンション調整プーリー37を経て上記の圧着ローラ10、10に向かって送り出されるように構成されている。テンション調整プーリー37は図1で示されたスプリング38によって上面から弾性押圧力を受けてブレーキが掛けられ、その外側には滑り加工が施されたテンションプーリー37aが当てつけられ、調整ナット39を回動することによりスプリング38の押圧力が加減されてブレーキ力が変化するように形成されている。その外側には滑り加工が施されたテンションプーリー37aが当てつけられている。このようにして、送り出される粘着テープ6に適正な緊張力が付与できるようにして粘着テープの弛みの発生を阻止している。
前記カッター機構8は、図3に詳しく示したように、枢軸33を介して基台22に支持された操作レバー形の操作体32を含み、この操作体32を下方に押し下げて回動すると、該操作体32と連動してローラ支持アーム34が枢軸33を支点として矢印方向に回動し、先端のローラ34aがフレイム40に保持されたプランジャー35を押し出して、その先端に設けられたカッター36が粘着テープ6の方向に押し出され、封緘テープを切断するように形成されている。前記プランジャー35は、図示は省略するがローラ34による押圧力がなくなるとスプリング圧によって常時カッター待機位置(図3の状態)に復帰するように形成されている。
前記操作体32はコンベアの回転ハンドル18の近傍位置に配置されている。これにより、コンベア5の回転ハンドル18を回して容器を送った後、回転ハンドル18から離した手で操作体32を下方に操作することによって、封緘テープの切断作業を容易且つ迅速に行うことができるようになっている。また、図1,2中の符号42は、封緘装置Aの持ち運びの際の把手であって、基台22に固定されている。
以上のように構成された封緘装置において、図4に示すように、鶏卵等の食品を収容した包装用容器Cの遊端縁部4を治具12の断面V字形の溝11に押しつけて矢印方向に移行させ、圧着ローラ10、10に近づけた位置で回転ハンドル18を回転させる。これにより、包装用容器Cはコンベア5と圧着ローラ10、10の挟持力によって右方向に移行され、その遊端縁部4が粘着テープ6とともに圧着ローラ10、10で圧着されつつ、二つ折りテープに挟み込まれて接着封緘される。このとき、圧着ローラ10のテープ送り速度とコンベア5の容器送り速度とが同期するように、プーリー16aとプーリー10aの直径を同一比率で形成されているので、包装用容器Cと粘着テープ6とを同期して送ることができて両者間に送りのズレが生じることなく、確実に包装用容器Cを粘着テープで封緘することができる。包装用容器Cを封緘した後、操作体32を操作して包装用容器Cの終端側から粘着テープを切り離す。
また、既に説明したように、容器の封緘位置の高さの異なった容器を封緘する場合には、回動つまみ28を操作してコンベア昇降機構9によってコンベア5の容器載置面を昇降させ、封緘する包装用容器Cの遊端縁部4を封緘機構7の作業位置に高さを合わせて正しく調整することができる。
前記上下の圧着ローラ10、10間に粘着テープ6を最初にセットする場合には、上部圧着ローラ10を上方に移動できるようにしておくのが好ましい。そのため、本実施例では図5に示すように、下部圧着ローラ10を支えるフレイム40に対して上部圧着ローラ10を支える上部フレイム43を分離し、この上部フレイム43をフレイム40に枢軸45を支点としてシーソー状に揺動可能に保持させ、上部フレイム43に固定した上部ローラ10を枢軸45の反対側に、常時上方に押し上げる圧縮スプリング46を設けた棒杆47の先端を上部フレイム43の上面に貫通させて、この露出部分にピン軸48を支点として揺動する押圧カム49の取手50を操作して、上部ローラ10を上方に移行させるようにしてある。
従って、図6に示すように、取手50を押し下げてカム49を回動させ、上部フレイム43を枢軸45を支点として揺動させ、上部カム10を持ち上げることによって下部ローラとの間隔を広げることができるようにしてある。このように取手50を押し下げ操作することによって粘着テープを上下の圧着ローラ間に容易にセットすることができる。また常時はスプリング46の押圧力により上部圧着ローラが下部圧着ローラに対して弾圧されていて両圧着ローラによる粘着テープの送り並びに接合作用を効果的に行うことができる。
上記した実施例では、固定ガイド部材14を、成形用回転ローラ13を軸方向に沿って略半割に裁断したものとすることによってコストの低減化を図ったが、これに代えて図7に示すように、固定ガイド部材14を別個に、例えば平面視略四角形の形態に形成した固定ガイド部材14を形成してもよいことは勿論である。
また、図8に示した実施例は、既に説明したように、前記の実施例においては、コンベア5の構造として、右半部に駆動輪体15を備えた無端ベルト17とによるコンベア部分5aと、左半部に、コンベアフレイム21の上端面を形成する固定の容器載置面とで構成されているものとして示したが、該図8に示したコンベア5は、固定の容器載置面51とコンベア部分5aとが占める部分を、一体の一つのコンベア5で形成してある構造としたものである。
前記実施例に示したコンベア昇降機構9は、基台22に設置した基板27から右側方に突出させた調整ネジ軸26の先端部の回動つまみ28を回動させることにより、×状に組み合わせた前後のリンク24を操作してコンベア5を昇降させる装置としたが、この昇降操作体としての回動つまみ28は必ずしも基台22の右側方に突出させてある必要はない。この別実施例として操作つまみ28を基台22の前面側に突出させて形成した実施例を図9として示した。該図9に正面図として示したコンベア昇降機構9は、基台22の前後方向に調整ネジ軸26を支持させる基板27を設置し、この基板27に対して調整ネジ軸26の手前側に昇降操作用の回動つまみ28を設け、中間部に操作ギヤー26Gを固定し、この操作ギヤー26Gと左右に配置した左右のリンク24の交点軸23を結ぶ杆体25に形成した単数または複数の突起若しくはラック状ギヤーと係合させて、該杆体25を左右方向に移動させる構造としたものである。本発明にいうコンベア昇降機構9は、このようにして実施することもできるものである。
以上本発明の代表的な実施例について説明したが、本発明は必ずしも上に記載した実施例構造のみに特定されるものではない。例えば、封緘後の粘着テープを切断するカッター機構8やコンベア昇降機構9はその目的を達成できるものであればよいので別の機構とすることができる。その他本発明はその目的を達成し、請求の範囲を逸脱しない範囲内で適宜修正したり変更して実施することができるものである。
本発明は、スーパー等の店頭で惣菜等の食品物を収納した合成樹脂シート材製の容器を商品の購買客自身が手動で操作して封緘することができる簡易封緘装置であるので、市場において大いに利用されるものと思われる。
主要な封緘装置の実施例を示す正面図。 同封緘装置の平面図。 同封緘装置の粘着テープ切断機構部分を示した側面図。 同封緘装置における封緘機構部分を示した斜視図。 同封緘装置における圧着ローラ部分の説明図。 上部の圧着ローラを持ち上げた状態を示す図5同様の説明図。 固定ガイド部材の他の実施例を示す斜視図。 コンベアの別実施例を示す図1相当の正面図。 コンベア昇降機構の別実施例を示す図1相当の正面図。
A 封緘装置
B テーブル
C 包装用容器
1 容器本体
2 蓋体
3 ヒンジ部
4 遊端縁部
5 コンベア
6 粘着テープ
7 封緘機構
8 カッター機構
9 コンベア昇降機構
10 圧着ローラ
11 溝
12 治具
13 回転ローラ
14 固定ガイド部材
18 回転ハンドル
21 コンベアフレイム
22 基台
32 操作体

Claims (3)

  1. 容器本体と蓋体とからなる合成樹脂シート材製包装用容器の卓上載置型封緘装置であって、
    物品を入れた容器を搬送するコンベアと、
    容器本体と蓋体との重ね合わせ周縁部の外周部分を粘着テープで封緘する封緘機構と、
    粘着テープを所定の位置で切断するカッター機構と、
    容器の周縁部を封緘機構の作業位置に合わせるためのコンベア昇降機構とを含み、
    前記コンベアは回転ハンドルを介して手動により一方向に駆動するように構成され、
    前記カッター機構は操作体を介して手動で操作するように構成され、
    前記封緘機構は容器の周縁部の外周部を粘着テープで二つ折りに挟み込みながら接着する上下一対の圧着ローラを備え、
    該圧着ローラのテープ送り速度とコンベアの容器送り速度とが同期するようにそれぞれの駆動部が連動連結されている
    包装用容器の卓上載置型封緘装置。
  2. 容器の封緘機構が、断面V字形に屈曲させた粘着テープによって容器の周縁部を挟み込みながら圧着ローラに送り込む固定ガイド部材を含み、この固定ガイド部材が前記圧着ローラに近接した位置に配置されている請求項1に記載の包装用容器の卓上載置型封緘装置。
  3. 容器の封緘機構が、容器の送り方向に沿って配置されて容器の周縁部をガイドする断面V字形の溝を有する治具と、粘着テープを順次断面V字形に折り曲げながら送り出すことができるように周面にV字形の溝を備えた成形用回転ローラとを含む請求項1または2に記載の包装用容器の卓上載置型封緘装置。
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