JP4837372B2 - 情報記憶装置 - Google Patents

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Description

この発明は、半導体メモリ等の情報記憶装置に関するものである。
従来の技術として、例えば特許文献1に開示されたマイクロコンピュータのメモリに関する技術がある。このマイクロコンピュータでは、命令フェッチアドレスのバス幅を増やすことなく、アクセス可能なメモリ領域を拡張することができる。また、プログラマーがバンク領域を意識することなくソフトウェア開発ができ、メモリ空間を有効に活用することが可能である。
特開平9−325910号公報
特許文献1に開示される従来の情報記憶装置に関する技術では、マスタとなるCPUからアクセスされる物理メモリが増えれば、これに伴って物理アドレスのバス幅も増やさねばならない。このため、マスタからアクセスする物理メモリを増やす場合、これに応じてハードウェア構成を作り直す必要がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ハードウェア規模を拡大することなく、アクセス可能なメモリ領域を拡張できる情報記憶装置を得ることを目的とする。また、自己診断により不良箇所を容易に救済することができる情報記憶装置を得ることを目的とする。
この発明に係る情報記憶装置は、制御信号線に各々接続する複数のメモリセルと、制御信号線に対応して設けられた選択線を有し、選択線と制御信号線の接続関係を規定した再構成情報に従って選択線と制御信号線との接続を切り替え、選択線が接続する制御信号線を介してアドレス信号に対応するメモリセルを選択する動的再構成可能デバイスと、複数の再構成情報を保持し、構成情報セレクト信号に基づいて複数の再構成情報のうちからいずれかを選択して動的再構成可能デバイスに出力する構成情報セレクタと、複数のメモリセルのうちから設けられ、不良箇所に対応するメモリセルを代替する救済用メモリセルと、メモリセルの不良の有無を診断し、メモリセル内に不良が検出された場合、複数の再構成情報のうちから不良が検出されたメモリセルの制御信号線に接続される選択線を全て検索し、検索した全ての選択線を救済用メモリセルにつながる制御信号線に接続されるように再構成情報を書き換える自己診断部とを備えたものである。
この発明によれば情報処理を行うプロセッサであるマスタごとにメモリセルの制御信号線(例えば、ワード線)との接続関係を変更することで、時間軸上で一つのメモリセルを複数のマスタで共有できるという効果がある。これにより、実際よりも大きなメモリ空間が仮想的に利用できることから、ハードウェア資源を有効に活用することができ、ひいてはハードウェア構成の小型化が可能である。
また、情報処理の際に情報記憶装置を利用するマスタが、メモリセル内の不良箇所を回避して救済用メモリセルを使用した情報処理を行うことができる。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1による動的再構成可能メモリの構成を示すブロック図である。動的再構成可能メモリ(情報記憶装置)1は、メモリセル2、動的再構成可能デバイス3、構成情報セレクタ5を含んで構成される。メモリセル2を構成する各メモリセルは、データ書き込みや読み出しをするメモリセルを選択するための制御信号線と接続している。例えば、二次元的に交わる制御信号線であるワード線とビット線の各交点位置で、メモリセルがワード線とビット線にそれぞれ接続するメモリセルアレイが考えられる。
動的再構成可能デバイス3は、FPGA(Field Programmable Gate Array)のように論理構成を任意に変更可能な機能を持ったデバイスであり、再構成情報4−1〜4−Nのいずれかを読み込ませることにより、自由にその論理構成を変えることができる。例えば、動的再構成可能デバイス3がFPGAである場合、それ自身が持つゲート数を限界として任意の論理に構成可能である。但し、本実施の形態1では、特にその役割を限定しており、入力アドレスに対し適切なワード選択線をアサートするワードデコーダを動的再構成可能デバイス3により構成する。
再構成情報4−1〜4−Nは、動的再構成可能デバイス3に入力されたアドレスに対応するメモリセル2のワード線を選択するための切り替えスイッチの設定情報を含んでおり、構成情報セレクタ5により選択されて動的再構成可能デバイス3に出力される。構成情報セレクタ5は、再構成情報4−1〜4−Nを保持し、外部から入力された構成情報セレクト信号に従って再構成情報4−1〜4−Nのうちのいずれかを選択して動的再構成可能デバイス3に出力する。
以降では、本発明をより具体的に説明するために、メモリセル2のワード数を128ワード(ワード線数128)、アドレスの大きさを7ビット、再構成情報を再構成情報4−1〜4−3の3個(N=3)とする。なお、これは、具体的な説明をするためであって、本発明がワード幅128、アドレス幅7ビットに限定されるという意味ではない。
図2は、図1中の動的再構成可能デバイスの構成を示すブロック図である。動的再構成可能デバイス3は、7ビットのアドレスデコーダ3a及び配線切り替えスイッチ群3bを含んで構成される。アドレスデコーダ3aは、上述した7ビットのアドレス信号を入力してデコードし、得られたアドレス情報を配線切り替えスイッチ群3bに出力する。配線切り替えスイッチ群3bは、メモリセル2の大きさ分(ワード幅分)のワード線にそれぞれ接続するワード選択線を有している。また、配線切り替えスイッチ群3bは、再構成情報に従って任意の位置のワード選択線を切り替えてメモリセル2のワード線を選択する。ここで、アドレスデコーダ3aでデコードされたアドレス情報に応じて選択されたワード線の電位を上げることで、入力されたアドレス信号に対応するメモリセルが選択される。
ここで、本実施の形態1では、アドレスデコーダ3aと配線切り替えスイッチ群3bのペアを単純にワードデコーダと呼ぶ。また、再構成情報4−1〜4−Nには、このスイッチ群3bの設定が保存されている。なお、図2に示した動的再構成可能デバイス3の構成は実施の一形態であり、入力されたアドレス情報に対して任意の位置のワード選択線をアサート可能な構成であれば、図2の構成に限定されるものではない。
次にワード線の割当処理について説明する。
図3は、実施の形態1による動的再構成可能メモリの具体的な構成例を示すブロック図である。図3において、動的再構成可能デバイス3は、7ビットで表現される全てのアドレスに対してメモリセル2の全てのワード線を割り当てるワードデコーダWD1を構成している。メモリセル2を表すブロックの斜線部分は、メモリセル2においてアクセス可能なメモリ領域を示している。つまり、図3の例では、ワード線数に対応してアドレス0からアドレス127までの全てのメモリセルにアクセス可能である。
また、再構成情報4−1〜4−3のうち、再構成情報4−1にワードデコーダWD1として動的再構成可能デバイス3を構成する情報が設定される。この再構成情報4−1には、図3に示すように、ワードデコーダWD1における128本全てのワード選択線をメモリセル2のアドレス0からアドレス127までのワード線にそれぞれつなげる配線情報が収められる。
動的再構成可能デバイス3をワードデコーダWD1として構成する場合、構成情報セレクタ5へ再構成情報4−1を選択する旨の構成情報セレクト信号を出力する。これにより、構成情報セレクタ5から動的再構成可能デバイス3に対して再構成情報4−1が出力され、再構成情報4−1に従って、動的再構成可能デバイス3が、図3のような回路構造になる。
続いて、メモリセル2から部分的にワード線を選択する場合について説明する。
図4は、実施の形態1による動的再構成可能メモリの他の具体的な構成例を示すブロック図である。図4において、動的再構成可能デバイス3は、7ビットで表現される全てのアドレスのうち、6ビット分を有効なアドレスとして利用し、メモリセル2におけるアドレスbからアドレス(b+63)までの64ワード分のワード線を割り当てるワードデコーダWD2を構成している。メモリセル2を表すブロックの斜線部分は、メモリセル2においてアクセス可能なメモリ領域を示している。つまり、図4の例では、ワード線数に対応してアドレスbからアドレス(b+63)までがアクセス可能である。
また、再構成情報4−1〜4−3のうち、再構成情報4−2にワードデコーダWD2として動的再構成可能デバイス3を構成する情報が設定される。この再構成情報4−2には、図4に示すように、ワードデコーダWD2における128本のワード選択線のうち、下位の64本のワード選択線を、メモリセル2におけるアドレスbからアドレス(b+63)までのワード線にそれぞれつなげる配線情報が収められる。
動的再構成可能デバイス3をワードデコーダWD2として構成する場合、構成情報セレクタ5へ再構成情報4−2を選択する旨の構成情報セレクト信号を出力する。これにより、構成情報セレクタ5から動的再構成可能デバイス3に対して再構成情報4−2が出力され、再構成情報4−2に従って、動的再構成可能デバイス3が、図4のような回路構造になる。
図5は、実施の形態1による動的再構成可能メモリのさらに別の具体的な構成例を示す図である。図5において、動的再構成可能デバイス3は、7ビットで表現される全てのアドレスのうち、6ビット分を有効なアドレスとして利用し、メモリセル2におけるアドレス0からアドレス(b−1)までのメモリ領域、及び、アドレス(b+64)からアドレス127までの64ワード分のワード線を割り当てるワードデコーダWD3を構成している。なお、メモリセル2を表すブロックにおける二箇所の斜線部分は、メモリセル2においてアクセス可能なメモリ領域を示している。つまり、図5の例では、ワード線数に対応してアドレス0からアドレス(b−1)まで、及びアドレス(b+64)からアドレス127までがアクセス可能である。
また、再構成情報4−1〜4−3のうち、再構成情報4−3にワードデコーダWD3として動的再構成可能デバイス3を構成する情報が設定される。この再構成情報4−3には、図5に示すように、ワードデコーダWD3における128本のワード選択線のうち、下位の64本のワード選択線が利用され、64本のワード選択線のうち0から(b−1)までを、メモリセル2におけるアドレス0からアドレス(b−1)までのワード線にそれぞれつなげ、(b+64)から127までのワード選択線を、メモリセル2におけるアドレス(b+64)からアドレス127までのワード線にそれぞれつなげる配線情報が収められる。
動的再構成可能デバイス3をワードデコーダWD3として構成する場合、構成情報セレクタ5へ再構成情報4−3を選択する旨の構成情報セレクト信号を出力する。これにより、構成情報セレクタ5から動的再構成可能デバイス3に対して再構成情報4−3が出力され、再構成情報4−3に従って、動的再構成可能デバイス3が、図5のような回路構造になる。
上述した図3から図5までの構成に対し、動的再構成可能メモリ1を使用するマスタIP(Intellectual Property)(以降、マスタと称す)は、最大で3個接続可能である。この接続を行うには、複数のマスタのそれぞれに対して構成情報セレクト信号を割り当て、再構成情報4−1〜4−3を選択できるようにする。
図6は、実施の形態1による動的再構成可能メモリを利用した情報処理装置の構成を示す図であり、動的再構成可能メモリ1を利用する情報処理を行うプロセッサであるマスタを3つ備え、各マスタが図3から図5までの構成で動的再構成可能メモリ1をそれぞれ利用する。図6に示す情報処理装置は、動的再構成可能メモリ1に加え、マスタ6−1〜6−3、バス調停装置7、アドレスセレクタ8及びデータセレクタ9を備える。
マスタ6−1〜6−3は、動的再構成可能メモリ1を利用する情報処理を行うプロセッサであり、図6に破線の円で囲んで示すように、メモリ使用要求信号、メモリ使用許可信号のやり取り、アドレス信号の出力、及びデータ信号のやり取りを行う。メモリ使用要求信号、メモリ使用許可信号は、マスタ6−1〜6−3のそれぞれとバス調停装置7とを接続する信号線を介してマスタ6−1〜6−3とバス調停装置7との間でやり取りされる。また、アドレス信号は、マスタ6−1〜6−3のそれぞれとアドレスセレクタ8とを接続する信号線を介してマスタ6−1〜6−3からアドレスセレクタ8へ出力される。データ信号は、マスタ6−1〜6−3のそれぞれとデータセレクタ9とを接続する信号線を介してマスタ6−1〜6−3とデータセレクタ9との間でやり取りされる。
バス調停装置7は、マスタ6−1〜6−3との間でメモリ使用要求信号やメモリ使用許可信号をやり取りすることにより、動的再構成可能メモリ1につながるバス(アドレスバス、データバス等)についての各マスタ6−1〜6−3の使用を調停する。具体的には、バス調停装置7が、各マスタ6−1〜6−3からメモリ使用要求信号を受け付け、動的再構成可能メモリ1が使用可能な状態にあれば、メモリ使用許可信号を返信する。このメモリ使用許可信号の返信と同時に、バス調停装置7は、メモリ使用許可を出したマスタに割り振った構成情報セレクト信号を、動的再構成可能メモリ1内の構成情報セレクタ5に出力する。このようにして、動的再構成可能メモリ1とアドレスセレクタ8を接続するアドレスバスや、動的再構成可能メモリ1とデータセレクタ9を接続するデータバスについての各マスタ6−1〜6−3による使用が調停される。
なお、メモリ使用要求信号が同時に複数ある場合、バス調停装置7は、どれか一つのマスタを選択してそのマスタに対してのみメモリ使用許可信号を返信し、このマスタに割り振られた構成情報セレクト信号を、動的再構成可能メモリ1の構成情報セレクタ5や、アドレスセレクタ8、データセレクタ9に出力する。このときメモリ使用許可が得られなかったマスタは、使用許可が得られるまでメモリ使用要求信号をバス調停装置7に出力し続ける。
図7は、図6中のアドレスセレクタと動的再構成可能メモリの内部構成との関係を示す図であり、図3から図5までと同一又は対応する構成要素には同一符号を付して重複説明を省略する。図7において、マスタ6−1は、図3の構成で動的再構成可能メモリ1を利用し、マスタ6−2は、図4の構成で動的再構成可能メモリ1を利用し、マスタ6−3は、図5の構成で動的再構成可能メモリ1を利用する。また、マスタ6−1には、動的再構成可能デバイス3を図3に示すワードデコーダWD1とする構成情報セレクト信号「0」が割り振られている。マスタ6−2には、動的再構成可能デバイス3を図4に示すワードデコーダWD2とする構成情報セレクト信号「1」が割り振られ、マスタ6−3には、動的再構成可能デバイス3を図5に示すワードデコーダWD3とする構成情報セレクト信号「2」が割り振られている。
構成情報セレクタ5は、図6に示すバス調停装置7から入力した構成情報セレクト信号が「0」であるとき、再構成情報4−1を選択して動的再構成可能デバイス3に出力し、図3に示したワードデコーダWD1として機能させる。同様に、構成情報セレクタ5は、構成情報セレクト信号が「1」であるとき、再構成情報4−2を選択して動的再構成可能デバイス3に出力し、図4に示したワードデコーダWD2として機能させる。また、構成情報セレクト信号が「2」であるとき、構成情報セレクタ5は、再構成情報4−3を選択して動的再構成可能デバイス3に出力し、図5に示したワードデコーダWD3として機能させる。
アドレスセレクタ8は、図6に示すバス調停装置7から入力した構成情報セレクト信号によりマスタ6−1〜6−3のうちのいずれかのマスタからのアドレス信号を選択して、動的再構成可能デバイス3に出力する。具体的には、図8に示すように、アドレスセレクタ8は、信号線を介して各マスタ6−1〜6−3と接続している。そして、これら信号線を伝搬してくるマスタ6−1〜6−3からのアドレス信号のうち、構成情報セレクト信号により指定されたマスタからのアドレス信号を選択し動的再構成可能デバイス3へのアドレスバスに出力する。なお、図7及び図8の例では、上述した図3〜図5と同様に、メモリセル2のワード数を128ワード(ワード線数128)、アドレスの大きさを7ビットとする。
次に、本情報処理装置によるメモリ再構成を伴った情報処理について説明する。
マスタ6−1〜6−3は、図6に示すように、メモリ使用要求信号をバス調停装置7に出力する。バス調停装置7では、メモリ使用要求信号を受信した際の動的再構成可能メモリ1の使用状況や予め設定されたスケジュール等に基づいて、マスタ6−1〜6−3のうちのいずれかのマスタの使用許可を決定し、このマスタに対してメモリ使用許可信号を返信する。また、メモリ使用許可信号の返信と同時に、バス調停装置7は、メモリ使用を許可したマスタに割り振られた構成情報セレクト信号を、動的再構成可能メモリ1の構成情報セレクタ5、アドレスセレクタ8及びデータセレクタ9に出力する。
構成情報セレクタ5では、バス調停装置7からの構成情報セレクト信号に従って再構成情報4−1〜4−3のうち、メモリ使用を許可されたマスタが利用するメモリ構成に関する再構成情報を選択し、動的再構成可能デバイス3に出力する。図7の例では、バス調停装置7からの構成情報セレクト信号が「0」である場合、構成情報セレクタ5が、再構成情報4−1を選択して動的再構成可能デバイス3に出力する。また、構成情報セレクト信号が「1」である場合、構成情報セレクタ5が、再構成情報4−2を選択して動的再構成可能デバイス3に出力する。構成情報セレクト信号が「2」である場合、構成情報セレクタ5が、再構成情報4−3を選択して動的再構成可能デバイス3に出力する。
動的再構成可能デバイス3は、構成情報セレクタ5を介して入力された再構成情報が再構成情報4−1であれば、図3に示すワードデコーダWD1を構成する。これにより、マスタ6−1が、動的再構成可能メモリ1内のメモリセル2におけるアドレス0からアドレス127までを利用できる。また、再構成情報4−2であれば、動的再構成可能デバイス3は、図4に示すワードデコーダWD2を構成する。これにより、マスタ6−2が、動的再構成可能メモリ1内のメモリセル2におけるアドレスbからアドレス(b+63)までの領域を利用できるようになる。さらに、再構成情報4−3であれば、動的再構成可能デバイス3は、図5に示すワードデコーダWD3を構成する。これにより、マスタ6−3が、動的再構成可能メモリ1内のメモリセル2におけるアドレス0からアドレス(b−1)及びアドレス(b+64)からアドレス127までの領域を利用可能となる。
また、アドレスセレクタ8では、バス調停装置7から入力される構成情報セレクト信号に従って、マスタ6−1〜6−3のうち、メモリ使用を許可されたマスクからのアドレス信号を選択し、動的再構成可能デバイス3へのアドレスバスに出力する。図7の例では、バス調停装置7からの構成情報セレクト信号が「0」である場合、アドレスセレクタ8が、マスタ6−1からのアドレス信号を選択する。また、構成情報セレクト信号が「1」である場合、アドレスセレクタ8が、マスタ6−2からのアドレス信号を選択する。構成情報セレクト信号が「2」である場合、アドレスセレクタ8が、マスタ6−3からのアドレス信号を選択する。
データセレクタ9は、バス調停装置7から入力される構成情報セレクト信号に従って、マスタ6−1〜6−3のうち、メモリ使用を許可されたマスクからのデータ信号を選択し、動的再構成可能デバイス3へのデータバスに出力する。なお、図6の例では、バス調停装置7からの構成情報セレクト信号が「0」である場合、データセレクタ9が、マスタ6−1からのデータ信号を選択する。また、構成情報セレクト信号が「1」である場合、データセレクタ9が、マスタ6−2からのデータ信号を選択する。構成情報セレクト信号が「2」である場合、データセレクタ9が、マスタ6−3からのデータ信号を選択する。
マスタ6−1がメモリ使用許可されていれば、動的再構成可能デバイス3が図3に示すワードデコーダWD1として動作し、ワードデコーダWD1が選択したマスタ6−1から出力されたアドレス信号に対応するメモリセルに対し、これが保持するデータを読み出したり、マスタ6−1から出力されたデータ信号を書き込む等の処理が実行される。同様に、マスタ6−2(又はマスタ6−3)がメモリ使用許可されていれば、動的再構成可能デバイス3が図4に示すワードデコーダWD2(又は図5に示すワードデコーダWD3)として動作し、ワードデコーダWD2(又はワードデコーダWD3)が選択したマスタ6−2(又はマスタ6−3)から出力されたアドレス信号に対応するメモリセルに対し、これが保持するデータを読み出したり、マスタ6−2(又はマスタ6−3)から出力されたデータ信号を書き込む等の処理が実行される。
以上のように、この実施の形態1によれば、動的再構成可能メモリ1が、ワード線に各々接続する複数のメモリセルと、ワード線に対応して設けられたワード選択線を有し、ワード選択線とワード線の接続関係を規定した再構成情報4−1〜4−3に従ってワード選択線とワード線との接続を切り替え、ワード選択線が接続するワード線を介してアドレス信号に対応するメモリセルを選択する動的再構成可能デバイス3と、再構成情報を保持し、構成情報セレクト信号に従って再構成情報を選択して動的再構成可能デバイス3に出力する構成情報セレクタ5とを備えたので、マスタ6−1〜6−3のそれぞれの情報処理において利用される構成のメモリとして動的再構成可能メモリ1を構成することができる。
また、上記実施の形態1による動的再構成可能メモリ1は、マスタ6−1〜6−3のそれぞれの情報処理において必要なメモリ量に変更がある場合、動的再構成可能メモリ1全体の構成を変更する必要はない。つまり、再構成情報4−1〜4−3のうち変更の必要なものだけ修正を加えるだけでよい。また、再構成情報4−3による図5のようなメモリ構成も実現可能であり、メモリセル2へのアドレスのマッピングは必ずしも連続している必要がなく、メモリ領域の割り当てを柔軟にすることができる。
さらに、上記実施の形態1では、マスタ6−1が127ワードのメモリ領域を必要とし、マスタ6−2が64ワードのメモリ領域を必要とし、マスタ6−3が64ワードのメモリ領域を必要とする。この構成を従来技術で実現する場合、256ワード分のメモリセルが必要である。
これに対し、上記実施の形態1によれば、バス調停装置7が、構成情報セレクト信号を出力するタイミングを調整することで、動的再構成可能デバイス3への再構成情報4−1〜4−3の出力タイミングを適時選択することができる。例えば、マスタ6−1の処理にメモリセル2における127ワードのメモリ領域を利用した後に引き続き、マスタ6−2〜6−3のうちのいずれかの処理にメモリセル2の同一のメモリセルを利用でき、マスタ6−2〜6−3がメモリセル2における128ワードのメモリ領域を時間軸上で共有することができる。このように、従来技術ならば256ワード分のメモリセルが必要なところを128ワード分で構成でき、ハードウェア構成を小型化することが可能である。
実施の形態2.
図9は、この発明の実施の形態2による動的再構成可能メモリの構成を示すブロック図である。実施の形態1による動的再構成可能メモリ(情報記憶装置)1Aは、上記実施の形態1で示した図1の構成に加え、救済用メモリセル2a及び自己診断装置10を設けている。救済用メモリセル2aは、メモリセル2に動作不良のあるワードラインがある場合、動作不良のラインに代わり動作させるためのメモリセルである。自己診断装置(自己診断部)10は、動的再構成可能メモリ1Aがアクセスされていないとき、メモリセルの全てのアドレスに対して書き込みテストと読み出しテストを行い、正しく読み書きができるか否かをテストする回路である。
図9に示す動的再構成可能デバイス3も、FPGAのように論理構成を任意に変更可能な機能を有し、再構成情報4−1〜4−Nを読み込むことで自由にその論理を変えることのできるデバイスであるが、本実施の形態2においても、上記実施の形態1と同様に、特に入力アドレスに対して適切なワード選択線をアサートするワードデコーダを構成する。なお、その他の構成は、上記実施の形態1で示した図1中の構成と同一であるので、同一符号を付して重複する説明を省略する。
次に動作について説明する。
この実施の形態2の動的再構成可能デバイス3による再構成動作は、上記実施の形態1と同様であるので、実施の形態2に特有な処理であるメモリセルの不良救済について主に説明する。先ず、自己診断装置10は、情報処理を行うプロセッサであるマスタから動的再構成可能メモリ1Aがアクセスされていない期間に、メモリセル2の全てのアドレスに対して書き込みテストと読み出しテストを行う。例えば、自己診断装置10は、マスタからメモリ使用要求信号が出力されているか否かによって動的再構成可能メモリ1Aがアクセスされていない期間を認識する。
この読み書きテストにより、メモリセル2内に不良箇所がメモリセル内に見つかった場合、自己診断装置10は、再構成情報4−1〜4−N内から不良箇所のワード選択線に接続する配線情報を検索し、その配線情報を救済用メモリセル2aにつながるワード選択線に接続するように再構成情報内の配線情報を書き換える。例えば、図10に示すように、配線切替スイッチ群3bにおいて、破線の矢印で表した不良箇所のメモリセルに接続するワード選択線を救済用メモリセル2aに接続するワード選択線に切り替える配線情報に再構成情報を書き換える。
以上のように、この実施の形態2によれば、動的再構成可能メモリ1Aが、上記実施の形態1で示した構成に加え、救済用メモリセル2aと、メモリセル2に対するデータの読み書きにより不良の有無を診断し、不良が検出されたメモリセルを救済用メモリセル2aで代替する接続関係に再構成情報を書き換える自己診断装置10とを備えたので、情報処理の際に動的再構成可能メモリ1Aを利用するマスタが、メモリセル2内の不良箇所を回避して救済用メモリセル2aを使用した情報処理を行うことができる。また、上記実施の形態1と同様に、救済用メモリセル2aについても、複数のマスタが時間軸上で共有することができるため、ハードウェア構成の小型化が可能である。
なお、上記実施の形態1及び2では、動的再構成可能デバイス3によりワードデコーダを構成する例を示したが、本発明は、複数のメモリセルよりなるメモリセル群からデータの書き込みや読み出しを行うメモリセルを選択するための制御信号線とこれに対応する選択線との接続を切り替えることでメモリ構成を動的に再構成できるものであればよい。例えば、ビット線に対応する選択線を設ける構成や、ワード線及びビット線の双方に対応する選択線を設ける構成も考えられる。
この発明の実施の形態1による動的再構成可能メモリの構成を示すブロック図である。 図1中の動的再構成可能デバイスの構成を示すブロック図である。 実施の形態1による動的再構成可能メモリの具体的な構成例を示すブロック図である。 実施の形態1による動的再構成可能メモリの他の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1による動的再構成可能メモリのさらに別の構成例を示すブロック図である。 実施の形態1による動的再構成可能メモリを利用した情報処理装置の構成を示すブロック図である。 図6中のアドレスセレクタと動的再構成可能メモリの内部構成との関係を示すブロック図である。 図6及び図7中のアドレスセレクタの構成を示すブロック図である。 この発明の実施の形態2による動的再構成可能メモリの構成を示すブロック図である。 図9中の動的再構成可能デバイスによるメモリセルの不良救済を説明するための図である。
符号の説明
1,1A 動的再構成可能メモリ(情報記憶装置)、2 メモリセル、2a 救済用メモリセル、3 動的再構成可能デバイス、3a アドレスデコーダ(デコード部)、3b 配線切替スイッチ群、4−1〜4−N 再構成情報、5 構成情報セレクタ、6−1〜6−3 マスタ、7 バス調停装置、8 アドレスセレクタ、9 データセレクタ、10 自己診断装置(自己診断部)。

Claims (4)

  1. 制御信号線に各々接続する複数のメモリセルと、
    前記制御信号線に対応して設けられた選択線を有し、前記選択線と前記制御信号線の接続関係を規定した再構成情報に従って前記選択線と前記制御信号線との接続を切り替え、前記選択線が接続する制御信号線を介してアドレス信号に対応するメモリセルを選択する動的再構成可能デバイスと、
    複数の再構成情報を保持し、構成情報セレクト信号に基づいて前記複数の再構成情報のうちからいずれかを選択して前記動的再構成可能デバイスに出力する構成情報セレクタと、
    前記複数のメモリセルのうちから設けられ、不良箇所に対応するメモリセルを代替する救済用メモリセルと、
    前記メモリセルの不良の有無を診断し、前記メモリセル内に不良が検出された場合、前記複数の再構成情報のうちから不良が検出されたメモリセルの制御信号線に接続される選択線を全て検索し、検索した全ての選択線を前記救済用メモリセルにつながる制御信号線に接続されるように再構成情報を書き換える自己診断部とを備えた情報記憶装置。
  2. 動的再構成可能デバイスは、アドレス信号からアドレス情報を解読するデコード部と、再構成情報に従って選択線と制御信号線との接続を切り替える配線切り替えスイッチ群とを備えたことを特徴とする請求項1記載の情報記憶装置。
  3. 動的再構成可能デバイスは、メモリセルが接続するワード線に対応して設けられた選択線を有し、前記選択線と前記ワード線の接続関係を規定した再構成情報に従って前記選択線と前記ワード線との接続を切り替え、前記選択線が接続するワード線を介してアドレス信号に対応するメモリセルを選択することを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報記憶装置。
  4. 複数のプロセッサからの使用要求信号を受け付け、請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の情報記憶装置の使用状況に応じて前記プロセッサによる前記情報記憶装置の使用可否を判定すると共に、使用を許可したプロセッサによる情報処理に対応して割り当てられた構成情報セレクト信号を前記情報記憶装置に出力するバス調停装置と、
    前記複数のプロセッサからのアドレス信号を受け付け、前記バス調停装置から入力した構成情報セレクト信号に対応するプロセッサからのアドレス信号を選択して前記情報記憶装置に出力するアドレスセレクタと、
    前記複数のプロセッサからのデータ信号を受け付け、前記バス調停装置から入力した構成情報セレクト信号に対応するプロセッサからのデータ信号を選択して前記情報記憶装置に出力するデータセレクタとを備えた情報記憶装置。
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