JP4836692B2 - 階段 - Google Patents

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Description

本発明は、トラス構造体で踏板を支持する形式の階段に関する。
従来、軽快ですっきりとしたデザインを具備する階段として、上階の階段取付部と下階の階段取付部とに架設されたトラス構造体で踏板を支持する形式の階段が本願出願人によって提案されている(例えば、特許文献1および特許文献2参照)。
これら従来の階段に係るトラス構造体の下端部は、図13に示すように、下弦材12の下端に配置された下弦支承体30’および上弦材11の下端に配置された上弦支承体40’を介して下階の階段取付部F1に支持されており、トラス構造体の上端部は、上弦材11の上端に配置された上弦支承体50’を介して上階の階段取付部F2に支持されている。
なお、下弦支承体30’は、下弦材12とラチス材13との接続点のうち、下端に位置する接続点に接続されている。また、下階側の上弦支承体40’は、上弦材11とラチス材13との接続点のうち、下端に位置する接続点に接続されており、上階側の上弦支承体50’は、上弦材11の上端に位置する接続点に接続されている。
特開2004−238865号公報 特開2005−16041号公報
ところで、前記した階段を階高の大きい建物に設置する場合には、トラス構造体が長尺化することになる。また、階高がさほど大きくない場合であっても、例えば、高齢者対策の一環として階段勾配を緩やかにする場合には、トラス構造体が長尺化することになる。
トラス構造体が長尺化すると、その中央部での撓みが大きくなる虞があり、また、長周期の揺れも発生し易くなることから、十分な強度を備えていても、昇降者に不安を抱かせる虞がある。なお、上弦材や下弦材を重厚にすれば、撓みや長周期の揺れを抑えることはできるが、軽快な印象が損なわれてしまうので、推奨することはできない。
このような観点から、本発明は、トラス構造体で踏板を支持する形式の階段であって、トラス構造体が長尺化しても、その中央部での撓みが大きくならず、かつ、長周期の揺れが発生し難くなる階段を提供することを課題とする。
このような課題を解決するために創案された本発明に係る階段は、上弦材と下弦材とこれらを連結する複数のラチス材とを含んで構成されるトラス構造体と、前記トラス構造体に支持される踏板と、下階の階段取付部に設置される下弦支承体と、を備える階段であって、前記下弦材と前記ラチス材との接続点のうち、下端に位置する前記接続点よりも少なくとも一つ上に位置する前記接続点を支持点とし、当該支持点を前記下弦支承体で支持したことを特徴とする。
本発明に係る階段によれば、下弦材の下端に位置する接続点を支持する場合に比べて、トラス構造体の支点間距離を短くすることが可能となるので、トラス構造体が長尺化しても、その中央部での撓みが大きくならず、かつ、長周期の揺れが発生し難くなる。加えて、本発明に係る階段によれば、上弦材や下弦材を重厚にする必要がないので、軽快な印象を維持しつつ、撓みや長周期の揺れを抑えることが可能となる。
また、前記下弦支承体は、前記階段取付部に固定されるベース部材と、前記ベース部材に立設される束部材と、前記束部材と前記支持点との間に介設される連結部材とを備えて構成されていることを特徴とする。なお、踏板を支持する構造体には、トラス構造体のほか、側桁やささら桁などが含まれる。
前記した本発明に係る階段においては、前記下弦材と前記ラチス材との接続点のうち、下端に位置する接続点よりも少なくとも一つ上に位置する接続点を支持点としているので、下端に位置する接続点を支持点とした場合に比べて、支持点と下階の階段取付部との離間距離が大きくなる傾向にあるが、本発明に係る下弦支承体によれば、ベース部材と連結部材との間に束部材を具備しているので、支持点と下階の階段取付部との離間距離が大きい場合であっても容易に対応することができる。なお、本発明に係る下弦支承体は、本発明に係る階段以外にも使用することができる。
また、構造体の支持点と下階の階段取付部との間の離間距離は、階段の設置状況によって変化することになるが、この下弦支承体によれば、束部材を長さの異なる他の束部材に取り替えるだけで、高さ寸法を変更することができるので、建物ごとに異なる階段の設置状況に容易に対応することが可能となる。
また、前記束部材の下端部をピン支持状態で前記ベース部材に接続し、前記束部材の上端部をピン支持状態で前記連結部材に接続すると、束部材を傾倒させることが可能となるので、束部材の傾斜角度を変更することが可能となる。束部材の傾斜角度が変更できれば、高さ寸法の微調整を行うことが可能となるので、建物ごとに異なる階段の設置状況に容易に対応することが可能となり、さらには、設置誤差が発生した場合であっても、容易に対応することが可能となる。
本発明に係る階段によると、踏板を支持するトラス構造体が長尺化しても、その中央部での撓みが大きくならず、かつ、長周期の揺れが発生し難くなる。
また、本発明に係る下弦支承体によれば、束部材を長さの異なる他の束部材に取り替えるだけで、高さ寸法を変更することができるので、建物ごとに異なる階段の設置状況に容易に対応することが可能となる。
以下、本発明に係る階段を実施するための最良の形態を、添付した図面を参照しつつ詳細に説明する。
本発明の実施形態に係る階段は、図1に示すように、トラス構造体10と、踏板20と、下弦支承体30と、下階側の上弦支承体40と、上階側の上弦支承体50と、手摺60と、を備えて構成されている。なお、下弦支承体30が、本発明に係る階段支承体の実施形態に相当する。
トラス構造体10は、踏板20を支持するものであって、上弦材11と下弦材12とこれらを連結する複数のラチス材13,13,…とを含んで構成される構面(トラス面)を備えている。図2に示すように、本実施形態に係るトラス構造体10は、逆ハ字状に対向する左右一対のトラス面を具備する立体的な骨組構造体であって、階段勾配で傾斜する左右一対の上弦材11,11と、この上弦材11,11の下方に配置された左右一対の下弦材12,12と、上弦材11と下弦材12とを連結する複数のラチス材13,13,…と、左右の上弦材11,11を連結する複数の上弦連結材14,14,…と、左右の下弦材12,12を連結する複数の下弦連結材15,15,…と、上弦材11に沿って配置された補強材16とを備えて構成されている。
上弦材11および下弦材12は、それぞれ、長手方向に連設された複数の棒状要素1と、長手方向に隣り合う棒状要素1,1を連結する節点要素2(以下、「ハブ2」という。)とを備えて構成されている。
棒状要素1は、断面円形のアルミニウム合金製の中空押出形材を加工したものであり、図3の(a)に示すように、その両端に偏平状の接続端部1a,1aを有している。接続端部1aは、図3の(b)に示すように、後記するハブ2の連結溝2aに嵌合される部位であり、図3の(c)に示すように、本実施形態では、棒状要素1の中心軸線に直交する方向に延びる凹凸を具備している。なお、接続端部1aは、中空押出形材の両端をプレス加工などにより押し潰すことにより形成することができる。
ハブ2は、図4に示すように、本実施形態では円柱形状を呈している。ハブ2の外周面には、複数の連結溝2a,2a,…が形成されている。連結溝2aは、棒状要素1の接続端部1aや後記するラチス材13の接続端部13aと同一の断面形状に成形されており、その内壁面には、接続端部1a,13aの凹凸と係合する凹凸が形成されている。また、ハブ2の中心には、ボルト挿通孔2bが形成されている。ボルト挿通孔2bには、ねじ棒B1が挿通される。ネジ棒B1は、ハブ2の端面に配置される抜け止用のワッシャ2cを固定するためのものであり、その両端にはナットN1が螺合される。ハブ2は、アルミニウム合金製の押出形材からなり、連結溝2aおよびボルト挿通孔2bは、アルミニウム合金を押出成形する際に形成される。なお、ハブ2は、鋳造により製作してもよい。また、ハブ2の形状も図示のものに限定されることはなく、角柱形状その他の形状にしても差し支えない。
図2に示すように、ラチス材13は、本実施形態では、上弦材11および下弦材12に斜交するように配置された一本の棒状要素によって構成されていて、その一端が上弦材11を構成するハブ2に接続され、他端が下弦材12を構成するハブ2に接続されている。より詳細には、図5の(c)に示すように、ラチス材13は、ハブ2の中心軸線に対して角度αだけ傾斜した状態で後記するハブ2に接続される。ラチス材13は、アルミニウム合金製の中空押出形材を加工したものであり、図5の(a)に示すように、その両端に偏平状の接続端部13aを有している。接続端部13aは、図5の(b)に示すように、ハブ2の連結溝2aに嵌合される部位であり、本実施形態では、図5の(c)に示すように、ラチス材13の中心軸線に対して角度αで傾斜する方向に延びる凹凸を具備している。接続端部13aの凹凸は、ハブ2の連結溝2aの凹凸に係合する。なお、接続端部13aは、前記した棒状要素1の場合と同様に、中空押出形材の両端をプレス加工などにより押し潰すことにより形成することができる。
図2に示す上弦連結材14および下弦連結材15は、それぞれ、一本の棒状要素によって構成されている。上弦連結材14および下弦連結材15の構成は、前記した棒状要素1と同様であるので、その詳細な説明を省略するが、上弦連結材14は、上弦材11を構成するハブ2に接続され、下弦連結材15は、下弦材12を構成するハブ2に接続される。
補強材16は、棒状要素1とハブ2との接合部の弱軸方向(左右方向)の強度を補強するものであり、上弦材11の全長と同じ長さを有するアルミニウム合金製の押出形材からなり、本実施形態では、上弦材11を構成している総てのハブ2に対して固定されている。
図1に示す踏板20は、木製や金属製などの板材からなり、本実施形態では、受け材21を介してトラス構造体10に支持・固定されている。受け材21は、図6に示すように、階段勾配で傾斜して補強材16の上面に当接する取付面21aと、踏板20が載置・固定される踏板支持面21bとを備えて構成されていて、補強材16の上面に固定されている。受け材21は、アルミニウム合金製の中空押出形材からなり、図示は省略するが、隣り合う上弦材11,11間に架設されている。なお、図示は省略するが、同じ高さに配置した左右一対の受け材で踏板20を支持してもよい。
図1に示す下弦支承体30は、下弦材12とラチス材13との接続点のうち、下端に位置する接続点よりも少なくとも一つ上に位置する接続点(以下、「支持点S」という。)を支持するものである。なお、本実施形態では、ハブ2が下弦材12とラチス材13との接続点に相当する。
下弦支承体30は、図7に示すように、下階の階段取付部F1に固定されるベース部材3Aと、支持点Sとなるハブ2に固定される連結部材3Bと、ベース部材3Aと連結部材3Bとの間に介設される束部材3Cとを備えて構成されている。
ベース部材3Aは、図8の(a)に示すように、階段取付部F1に載置される基部31と、この基部31の中央部に対向して立設された左右一対の下支持部32とを備えて構成されている。基部31は、板状を呈しており、その適所に取付孔31a,31aが形成されている。取付孔31aには、ベース部材3Aを階段取付部F1に固定するためのボルトB3が挿通される。下支持部32は、板状を呈しており、その略中央部に下支持孔32aが形成されている。下支持孔32aには、束部材3Cの下端部を支持するための下支持軸33が挿通される。なお、本実施形態では、ボルトの軸部を下支持軸33としている。
ベース部材3Aは、図8の(b)に示すように、板部301と一対の立上部302,302とを備えるアルミニウム合金製の押出形材300を適宜な寸法で切断するとともに、切り出した押出形材300において立上部302の前後を切除することで製作される。なお、ベース部材3Aは、鋳造により製作してもよいし、板材を溶接により接合して製作してもよい。
連結部材3Bは、図8の(a)に示すように、束部材3Cと支持点Sであるハブ2との間に介設されるものであり、本実施形態では、ハブ2の下面に固定される固定部34と、この固定部34に対向して垂設された一対の上支持部35,35とを備えて構成されている。固定部34は、板状を呈しており、その中央部に取付孔34aが形成されている。取付孔34aには、連結部材3Bを支持点Sであるハブ2に固定するためのボルトB1(図4参照)が挿通される。上支持部35,35の対向面(内面)間の距離は、ベース部材3Aの下支持部32,32の外面間の距離と略等しくなっている。上支持部35は、板状を呈しており、その下端部に上支持孔35aが形成されている。上支持孔35aには、束部材3Cの上端部を支持するための上支持軸36が挿通される。なお、本実施形態では、ボルトの軸部を上支持軸36としている。
連結部材3Bは、図示は省略するが、アルミニウム合金製の押出形材を適宜な寸法で切断・切除することで製作される。なお、連結部材3Bは、鋳造により製作してもよいし、板材を溶接により接合して製作してもよい。
図7に示すように、束部材3Cは、ベース部材3Aに立設されており、かつ、その上端部が連結部材3Bに接続されている。すなわち、束部材3Cは、その下端部がベース3Aに接続され、上端部が連結部材3Bに接続されている。図8の(a)に示すように、束部材3Cは、帯板状を呈していて、その左右の側面が互いに平行に成形されている。なお、束部材3Cの上端面および下端面は、それぞれ、半円筒面状に成形されている。
束部材3Cの下端部は、下支持軸33を介してベース部材3Aの下支持部32に接続され、下支持軸33の軸回りに回動可能である。すなわち、束部材3Cの下端部は、ピン支持状態でベース部材3Aに接続される。なお、束部材3Cの下端部は、ベース部材3Aの下支持部32,32の対向面(内面)間の距離と略等しい厚さ寸法に設定されていて、下支持部32,32の対向面間に挿入される。束部材3Cの下端部には、下支持軸33が挿通される下挿通孔37aが形成されている。下挿通孔37aは、束部材3Cの下端部を左右方向に貫通している。
一方、束部材3Cの上端部は、上支持軸36を介して連結部材3Bの上支持部35に接続され、上支持軸36の軸回りに回動可能である。すなわち、束部材3Cの上端部は、ピン支持状態で連結部材3Bに接続される。なお、束部材3Cの上端部は、上支持部35,35の対向面(内面)間に挿入される。束部材3Cの上端部には、上支持軸36が挿通される上挿通孔37bが形成されている。上挿通孔37bは、束部材3Cの上端部を左右方向に貫通している。なお、束部材3Cの上端部の側面と連結部材3Bの上支持部35の内面との間には、透孔38aを有するスペーサ38が介設される。
ベース部材3Aと束部材3Cとを連結するには、ベース部材3Aの下支持部32,32の対向面間に束部材3Cの下端部を挿入し、下支持部32の下支持孔32aと束部材3Cの下挿通孔37aの位置を合わせたうえで、一方の下支持部32側から下支持孔32aと下挿通孔37aとに下支持軸33を挿入し、他方の下支持部32の下支持孔32aから突出した下支持軸33の先端部にナット33aを螺合すればよい。
また、連結部材3Bと束部材3Cとを連結するには、連結部材3Bの上支持部35,35の対向面間に束部材3Cの上端部を挿入するとともに、その側面と上支持部35の内面との間にスペーサ38,38を挿入し、上支持部35の上支持孔35aと束部材3Cの上挿通孔37bとスペーサ38の透孔38aとの位置を合わせたうえで、一方の上支持部35側から上支持孔35aと上挿通孔37bと透孔38aとに上支持軸36を挿入し、他方の上支持部35の上支持孔35aから突出した上支持軸36の先端部にナット36aを螺合すればよい。
図7に示す下階側の上弦支承体40は、上弦材11とラチス材13との接続点のうち、下端に位置する接続点(ハブ2)を支持するものであって、下階の階段取付部F1に固定されるベース部材4Aと、上弦材11の下端に位置するハブ2に固定される連結部材4Bとを備えて構成されている。
ベース部材4Aおよび連結部材4Bは、下弦支承体30のベース部材3Aおよび連結部材3Bと同一の構成を備えている。本実施形態では、寸法や材質も同一になっている。
ベース部材4Aと連結部材4Bとを連結するには、図9に示すように、ベース部材4Aの下支持部42,42の対向面間に透孔47aを有するスペーサ47を挿入したうえで、連結部材4Bの上支持部45,45の対向面間にベース部材4Aの下支持部42,42を挿入し、下支持部42の下支持孔42aと上支持部45の上支持孔45aとスペーサ47の透孔47aの位置を合わせたうえで、一方の上支持部45側から下支持孔42aと上支持孔45aと透孔47aとに支持軸43を挿入し、他方の上支持部45の上支持孔45aから突出した支持軸43の先端部にナット43aを螺合すればよい。
図10の(a)に示す上階側の上弦支承体50は、上弦材11とラチス材13との接続点のうち、上端に位置する接続点(ハブ2)を支持するものであって、上階の階段取付部F2に固定されるベース部材5Aと、ハブ2に固定される連結部材5Bとを備えて構成されている。
ベース部材5Aは、図10の(b)に示すように、階段取付部F2に固定される基部51と、この基部51の中央部に対向して立設された左右一対の支持部52とを備えて構成されている。基部51は、板状を呈しており、その適所に取付孔51a,51a,…が形成されている。取付孔51aには、ベース部材5Aを階段取付部F2に固定するためのボルトB5が挿通される。支持部52は、板状を呈しており、その略中央部に支持孔52aが形成されている。支持孔52aには、連結部材3Bを支持するための支持軸53が挿通される。なお、本実施形態では、ボルトの軸部を支持軸53としている。
ベース部材5Aは、図示は省略するが、アルミニウム合金製の押出形材を適宜な寸法で切断・切除することで製作される。なお、ベース部材5Aは、鋳造により製作してもよいし、板材を溶接により接合して製作してもよい。
連結部材5Bは、ベース部材5Aに接続される本体部54と、ハブ2に接続される接続端部55とを備えて構成されている。本体部54は、支持軸53を介してベース部材5Aの支持部52に接続され、支持軸53の軸回りに回動可能である。すなわち、本体部54は、ピン支持状態でベース部材5Aに接続される。なお、本体部54は、ベース部材5Aの支持部52,52の対向面(内面)間の距離と略等しい厚さ寸法に設定されていて、支持部52,52の対向面間に挿入される。本体部54には、支持軸53が挿通される挿通孔54aが形成されている。挿通孔54aは、本体部54を左右方向に貫通している。接続端部55は、ハブ2の連結溝2aに嵌合される部位であり、本体部54の端縁に沿って形成されている。
ベース部材5Aと連結部材5Bとを連結するには、ベース部材5Aの支持部52,52の対向面間に連結部材5Bの本体部54を挿入し、支持部52の支持孔52aと本体部54の挿通孔54aの位置を合わせたうえで、一方の支持部52側から支持孔52aと挿通孔54aとに支持軸53を挿入し、他方の支持部52の支持孔52aから突出した支持軸53の先端部にナット53aを螺合すればよい。
手摺60は、図1に示すように、踏板20,20,…に立設された支柱61,61,…と、この支柱61,61,…に支持された笠木62と、隣り合う支柱61,61間に配置された透明パネル63とを備えて構成されている。なお、手摺60の形態や材質に特に制限はなく、居室の雰囲気や居住者の好みに応じて変更してもよい。
次に、階段の構築手順の一例を説明する。
まず、図2に示すように、棒状要素1、ラチス材13、上弦連結材14、下弦連結材15をハブ2で連結してトラス構造体10を形成する。棒状要素1をハブ2に接続するには、図4に示すように、棒状要素1の接続端部1aをハブ2の端面側から連結溝2aに嵌合し、各々に形成した凹凸を係合させればよい。ラチス材13、上弦連結材14、下弦連結材15についても同様である。なお、図10の(b)に示すように、上弦材11の上端に位置するハブ2の連結溝2aには、上階側の上弦支承体50となる連結部材5Bの接続端部55を嵌合させておく。
その後、図4に示すように、下弦材12となるハブ2の上下面に抜止め用のワッシャ2cを配置したうえで、ハブ2のボルト挿通孔2bにネジ棒B1を挿通し、ネジ棒B1の両端をナットN1,N1で締結する。ナットN1を締結したら、ハブ2の端面に化粧用のキャップ2dを取り付けてナットN1を覆い隠す。なお、図7に示すように、支持点Sとなるハブ2の下面には、ワッシャ2c(図6参照)に代えて下弦支承体30を取り付ける。
ハブ2に下弦支承体30を取り付ける場合には、連結部材3Bをハブ2の下面に固定した後に、束部材3Cの上端部を連結部材3Bに接続するとよい。ハブ2の下面に連結部材3Bを固定するには、図8に示すように、連結部材3Bの取付孔34aとハブ2のボルト挿通孔2bとにネジ棒B1(図6参照)を挿通し、ネジ棒B1の両端をナットN1,N1(図6参照)で締結すればよい。なお、束部材3Cの上端部を連結部材3Bに接続する前に、束部材3Cの下端部をベース部材3Aに接続しておいてもよいし、束部材3Cの上端部を連結部材3Bに接続した後に、束部材3Cの下端部をベース部材3Aに接続してもよい。
次に、図2に示すように、上弦材11となる棒状要素1,1に沿って補強材16を配置するとともに、ハブ2の位置において補強材16の上面に受け材21(図6参照)を載置する。その後、図6に示すように、上弦材11となるハブ2の下面にワッシャ2cを配置したうえで、ハブ2のボルト挿通孔2b(図4参照)にその下面側からネジ棒B1を挿通するとともに、その上端部を受け材21の内部に突出させ、ネジ棒B1の両端をナットN1,N1で締結する。このようにすると、補強材16が、ハブ2の上面と受け材21の取付面21aとに挟持された状態で固定されることになる。ナットN1を締結したら、ハブ2の下面に化粧用のキャップ2dを取り付けてナットN1を覆い隠す。なお、図7に示すように、上弦材11の下端に位置するハブ2には、その下面に配置されるワッシャ2c(図6参照)に代えて、下階側の上弦支承体40を取り付ける。
ハブ2に下階側の上弦支承体40を取り付ける場合には、連結部材4Bをハブ2の下面に固定した後に、連結部材3Bをベース部材4Bに接続するとよい。ハブ2の下面に連結部材4Bを固定するには、図9に示すように、連結部材4Bの取付孔44aとハブ2のボルト挿通孔2bとにネジ棒B1(図6参照)を挿通し、ネジ棒B1の両端をナットN1,N1(図6参照)で締結すればよい。
トラス構造体10の構築作業が完了したら、図11に示すように、トラス構造体10を階段取付部F1,F2間に架設する。トラス構造体10を架設する場合には、まず、上階の階段取付部F2に予め固定しておいた上階側の上弦支承体50のベース部材5Aにトラス構造体10に取り付けた連結部材5Bを接続する。上階側の上弦支承体50のベース部材5Aに連結部材5Bを接続すると、支持軸53(図10参照)を中心としてトラス構造体10を上下に旋回させることが可能となるので、トラス構造体10を簡単に所定の階段勾配に傾斜させることが可能となる。
次に、下階側の上弦支承体40のベース部材4Aを下階の階段取付部F1に固定し、その後、下弦支承体30のベース部材3Aを下階の階段取付部F1に固定する。なお、束部材3Cが、ベース部材3Aおよび連結部材3Bに対して回動可能に接続されているので、図12に示すように、ベース部材3Aを階段取付部F1に固定するまでは、束部材3Cを前後方向に傾倒させて束部材3Cの傾斜角度を変更することが可能となる。すなわち、束部材3Cの高さ寸法の微調整を行うことができる。
トラス構造体10の架設作業が完了したら、図6に示すように、受け材21の踏板支持面21bに、ボルトB2およびナットN2を用いて踏板20を固定し、さらに、必要に応じて手摺60(図1参照)を取り付けて階段の構築が完了する。
以上説明した本実施形態に係る階段によれば、下弦材12の下端に位置する接続点を支持する場合(図13参照)に比べて、トラス構造体10の支点間距離を短くすることが可能となるので、トラス構造体10が長尺化しても、その中央部での撓みが大きくならず、かつ、長周期の揺れが発生し難くなる。加えて、本実施形態に係る階段によれば、上弦材11や下弦材12を重厚にする必要がないので、軽快な印象を維持しつつ、撓みや長周期の揺れを抑えることが可能となる。
なお、本実施形態に係る階段においては、下弦材12とラチス材13との接続点のうち、下端に位置する接続点よりも少なくとも一つ上に位置する接続点を支持点Sとしているので、下端に位置する接続点を支持点とした場合(図13参照)に比べて、支持点Sと下階の階段取付部F1との離間距離が大きくなる傾向にあるが、束部材3Cを具備しているので、支持点Sと下階の階段取付部F1との離間距離が大きい場合であっても容易に対応することができる。
また、本実施形態に係る階段支承体(下弦支承体30)によると、束部材3Cの下端部をピン支持状態でベース部材3Aに接続するとともに、束部材3Cの上端部をピン支持状態で連結部材3Bに接続しているので、ベース部材3Aを階段取付部F1に固定するまでは、束部材3Cを前後方向に傾倒させて束部材3Cの傾斜角度を変更することができる。すなわち、束部材3Cの高さ寸法(下挿通孔37aと上挿通孔37bの高低差)の微調整を行うことができるので、例えば、施工誤差等により階段取付部F1の高さ位置が異なる場合であっても、容易に対応することが可能となり、さらには、建物ごとに異なる階段の設置状況に容易に対応することが可能となる。
また、本実施形態に係る階段支承体(下弦支承体30)によると、束部材3Cを長さの異なる他の束部材に取り替えるだけで、高さ寸法を変更することができるので、建物ごとに異なる階段の設置状況に容易に対応することが可能となる。
なお、本実施形態では、下階側の上弦支承体40のベース部材4Aおよび連結部材4Bの寸法・形状を、下弦支承体30のベース部材3Aおよび連結部材3Bと同一にしたので、構成部品の共用化を図ることができ、その結果、製造コストを削減することが可能となる。
前記した階段の構成は適宜変更しても差し支えない。例えば、本実施形態では、下弦材12とラチス材13との接続点のうち、下端に位置する接続点よりも一つ上に位置する接続点(支持点S)に下弦支承体30を取り付けた場合を例示したが、これに限定されることはなく、例えば、下端に位置する接続点よりも二つ上に位置する接続点や三つ上に位置する接続点を支持点とし、この支持点に下弦支承体30を取り付けてもよい。この場合には、図示した束部材3Cに代えて、これよりも長い束部材を用いればよい。
また、本実施形態では、ベース部材3Aと連結部材3Bと束部材3Cとを具備する下弦支承体30で、下端に位置する接続点よりも一つ上に位置する接続点(支持点S)を支持する場合を例示したが、下弦支承体30とは異なる構成の下弦支承体で支持点Sを支持してもよい。すなわち、支持点Sを支持可能なものであれば、下弦支承体の形態に特に制限はなく、例えば、束部材3Cを省略した形態の下弦支承体(図示略)で支持点Sを支持してもよい。束部材3Cを省略する場合には、例えば、ベース部材3Aの下支持部32を上方に延出させ、連結部材3Bの上支持部35に直に接続すればよい。
また、本実施形態では、逆ハ字状に対向する左右一対のトラス面を具備するトラス構造体10に下弦支承体30を取り付けた場合を例示したが、下弦支承体30を適用可能なトラス構造体10の形態を限定する趣旨ではない。例えば、図示は省略するが、左右一対のトラス面が平行状態で対向するトラス構造体に下弦支承体30を取り付けてもよい。
また、本実施形態では、二条の上弦材11,11と二条の下弦材12,12とを具備する逆さ台形状のトラス構造体10に下弦支承体30を取り付けた場合を例示したが、二条の上弦材と一条の下弦材とを具備する逆三角形状のトラス構造体に下弦支承体30を取り付けても勿論差し支えない。
また、本実施形態では、二条の下弦材12,12の各々に下弦支承体30を取り付けた場合を例示したが、一方のみに下弦支承体30を取り付けた場合であっても、トラス構造体10の中央部での撓みが大きくならず、かつ、長周期の揺れが発生し難くなる。すなわち、トラス構造体が二条以上の下弦材を具備している場合においては、そのうちの少なくとも一つに下弦支承体30を取り付ければ、トラス構造体10の中央部での撓みを抑制し、長周期の揺れを抑制することが可能となる。
また、前記した階段支承体(下弦支承体30)の構成も適宜変更しても差し支えない。例えば、本実施形態では、束部材3Cの下端部を回動可能にベース部材3Aに接続し、束部材3Cの上端部を回動可能に連結部材3Bに接続した場合を例示したが、これに限定されることはなく、束部材3Cの下端部を回動不能にベース部材3Aに接続してもよいし、束部材3Cの上端部を回動不能に連結部材3Bに接続してもよい。このような構成の階段支承体であっても、束部材を長さの異なる他の束部材に取り替えるだけで、高さ寸法を変更することができるので、建物ごとに異なる階段の設置状況に容易に対応することが可能となる。
なお、本実施形態に係る階段支承体は、本実施形態に係る階段以外の階段にも使用することもできる。したがって、例えば、前記したトラス構造体10の上弦材11のハブ2や下弦材12の下端に位置するハブ2を、下弦支承体30と同様の構成を具備する階段支承体で支持してもよい。
また、本実施形態に係る階段支承体は、踏板を支持する構造体が板状の側桁やささら桁などからなる階段にも使用することができる。すなわち、踏板を支持する構造体の下端部に設けられた支持点と下階の階段取付部との間に、下弦支承体30と同様の構成を具備する階段支承体を介設してもよい。
本発明の実施形態に係る階段を示す側面図である。 トラス構造体を示す斜視図である。 (a)は棒状要素の斜視図、(b)棒状要素の上面図、(c)は棒状要素の側面図である。 節点要素を示す斜視図である。 (a)はラチス材の斜視図、(b)ラチス材の上面図、(c)はラチス材の側面図である。 本発明の実施形態に係る階段の拡大側断面図である。 本発明の実施形態に係る階段の下端部を示す拡大側面図である。 (a)は本発明の実施形態に係る階段支承体を示す分解斜視図、(b)はベース部材の製造方法を示す模式的な斜視図である。 下階側の上弦支承体を示す分解斜視図である。 (a)は本発明の実施形態に係る階段の上端部を示す拡大側面図、(b)は上階側の上弦支承体を示す分解斜視図である。 トラス構造体の架設方法を説明するための模式的な側面図である。 本発明の実施形態に係る階段支承体の作用を説明するための拡大側面図である。 従来の階段を示す側面図である。
符号の説明
10 トラス構造体
11 上弦材
12 下弦材
13 ラチス材
20 踏板
30 下弦支承体(階段支承体)
3A ベース部材
3B 連結部材
3C 束部材
S 支持点

Claims (3)

  1. 上弦材と下弦材とこれらを連結する複数のラチス材とを含んで構成されるトラス構造体と、
    前記トラス構造体に支持される踏板と、
    下階の階段取付部に設置される下弦支承体と、を備える階段であって、
    前記下弦材と前記ラチス材との接続点のうち、下端に位置する前記接続点よりも少なくとも一つ上に位置する前記接続点を支持点とし、当該支持点を前記下弦支承体で支持したことを特徴とする階段。
  2. 前記下弦支承体が、
    前記階段取付部に固定されるベース部材と、
    前記ベース部材に立設される束部材と、
    前記束部材と前記支持点との間に介設される連結部材とを備えて構成されていることを特徴とする、請求項1に記載の階段
  3. 前記束部材の下端部が、ピン支持状態で前記ベース部材に接続されており、
    前記束部材の上端部が、ピン支持状態で前記連結部材に接続されていることを特徴とする請求項2に記載の階段
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