JP4836544B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

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Description

本発明は、静磁場用磁石内部に傾斜磁場コイルで傾斜磁場を形成するとともにラーモア周波数の高周波信号を被検体内部に送信することにより生じた核磁気共鳴信号を利用して画像を再構成する磁気共鳴イメージング装置に係り、特に核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと被検体の体表との距離を調整することで、より良好な画質で画像を撮像することが可能な磁気共鳴イメージング装置に関する。
従来、医療現場におけるモニタリング装置として、磁気共鳴イメージング(MRI:Magnetic Resonance Imaging)装置が利用される。
磁気共鳴イメージング装置は、静磁場を形成する筒状の静磁場用磁石内部にセットされた被検体の撮像領域に傾斜磁場コイルで時間的に変化する傾斜磁場を形成するとともに高周波(RF:Radio Frequency)コイルからラーモア周波数のRF信号を送信することにより被検体内の原子核スピンを磁気的に共鳴させ、励起により生じた核磁気共鳴(NMR:Nuclear Magnetic Resonance)信号を利用して被検体の断層画像を再構成する装置である。
このような磁気共鳴イメージング装置では、被検体の特定の部位における断層画像を感度良く得るために、撮像領域に適合した大きさの局所高周波コイルがNMR信号の受信用のRFコイルとして用いられている。例えば、RFコイルの1つである全身撮像用(WB:whole-body)コイルは50cm程度の視野の広い領域の撮像を行う場合に受信用のRFコイルとして用いられるのに対し、頭部、膝あるいは脊椎などはじめから断層画像を撮像する領域が限られている場合には、撮像領域の大きさにあった頭部用コイル、や膝用コイル、脊椎用コイルといった局所高周波コイルが受信用のRFコイルとして用いられる。
局所高周波コイルは、撮像部位ごとに最適化されており、特定の部位からのNMR信号の受信用に特化した局所高周波コイルを用いることにより、各領域における局所的な感度の良い画像の撮像が図られている。
これに対し、より広い範囲の撮像を行う場合には、全身撮影用コイルで撮像できるものの、局所高周波コイルを用いた場合に比べて被検体の体表までの距離が遠くなるため、感度の良い断層画像の撮像が困難である。
このため、局所高周波コイルを用いて、広い範囲の撮像を高感度で行うことが臨床上重要な場合がある。しかし、局所高周波コイルを用いて広い範囲の撮像を行う場合には、被検体の各部位の撮像用に特化した複数の局所高周波コイルを用いることとなる。従って、撮像部位が変わる都度、寝台から被検体を出して、局所高周波コイルの再設定が必要になり、技師や被検体に負担がかかるという問題がある。つまり、従来の局所高周波コイルは、被検体の局所的な画像を取得するためには好適である反面、撮影範囲を広げて撮像したい場合には、別の局所高周波コイルへの取り換え作業や被検体の移動が必要となり作業が煩雑となる。
そこで、単一あるいは限られた複数の局所高周波コイルを用いて、より広範囲な撮像領域を確保できるようにするため、寝台を移動させながら撮像を行う所謂、ムービング・ベッド法が考案される(例えば特許文献1参照)。
図9は、従来の磁気共鳴イメージング装置において、単一の局所高周波コイルを用いて寝台を移動させながら撮像を行うことにより、広範囲に亘って撮像を行う方法を説明する図である。
すなわち、図9に示す磁気共鳴イメージング装置1のように図示しない傾斜磁場コイルユニットを組み込んだ磁石2の内部に形成された撮影領域に、局所高周波コイル3が設けられる。そして、被検体Pがセットされた寝台4を移動させながら局所高周波コイル3の撮影範囲Sごとに複数回撮像し、得られた断層画像を結合させることにより、より広い領域の撮像を行う撮像法が実施される。
特開2002−10992号公報
従来のムービング・ベッド法による撮像では、図9に示すように、局所高周波コイル3と寝台4との間の距離が寝台4の位置に関わらず一定であるため、凹凸を有する被検体Pと局所高周波コイル3との間の距離が寝台4の位置によって変化することになる。例えば、被検体Pの腹部と局所高周波コイル3との間の距離A1と、被検体Pの脚部と局所高周波コイル3との間の距離A2とは互いに異なる。
すなわち、局所高周波コイル3と被検体Pの体表までの距離が一定とならないため、局所高周波コイル3の感度が不安定となり、より均一な感度での断層画像を得ることが困難となる。このため、断層画像の画質低下に繋がるという問題がある。
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、核磁気共鳴信号を受信する局所高周波コイルと被検体の体表までの距離を、より適切な距離に設定して良好な画質で画像を撮像することが可能な磁気共鳴イメージング装置提供することを目的とする。
一実施形態では、磁気共鳴イメージング装置は、撮影領域に静磁場を形成する磁石と、前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、前記高周波コイルの少なくとも2点の位置を移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離および前記高周波コイルの向きを調整する高周波コイル駆動機構と、を有する。
別の一実施形態では、磁気共鳴イメージング装置は、撮影領域に静磁場を形成する磁石と、ガイドを有する円筒状の構造体と、前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、前記ガイドに沿って移動する移動機構、前記移動機構を移動させるワイヤ、前記ワイヤに接続されたモータを用いて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、を有する。この形態では、前記円筒状の構造体は、前記ガイドとして溝およびレールの少なくとも一方を備える。
別の一実施形態では、磁気共鳴イメージング装置は、撮影領域に静磁場を形成する磁石と、ガイドを有する円筒状の構造体と、前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、前記ガイドを移動軌跡として前記高周波コイルの位置を移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、を有する。この形態では、前記円筒状の構造体は、前記ガイドとして溝およびレールの少なくとも一方を備える。
別の一実施形態では、磁気共鳴イメージング装置は、撮影領域に静磁場を形成する磁石と、前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、前記高周波コイルの位置をワイヤにより移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、を有する。この形態では、溝を有する円筒状の構造体を設け、前記構造体の溝を利用して前記ワイヤをガイドすることにより前記高周波コイルの位置を前記ワイヤで調整するように構成するか、或いは、以下のように構成する。
例えば、前記高周波コイル駆動機構は、全身撮影用コイルのボビンの溝を利用して前記ワイヤをガイドすることにより前記高周波コイルの位置を前記ワイヤで調整するように構成される。
また、例えば、前記高周波コイル駆動機構は、前記ワイヤと前記高周波コイルを連結するリンク構造を有する動力伝達機構を備える。
また、例えば、前記高周波コイル駆動機構は、前記高周波コイルに設けられた複数のワイヤの各移動量が異なるものとなるように制御することにより、前記高周波コイルの前記被検体に対する角度を調整するように構成される。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置においては、核磁気共鳴信号を受信する局所高周波コイルと被検体の体表までの距離を、より適切な距離に設定して良好な画質で画像を撮像することができる。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の第1の実施形態を示す構成図である。
磁気共鳴イメージング装置10は、図示しない傾斜磁場コイルを組み込んだ静磁場形成用の磁石11およびRFコイル12を備える。磁石11は筒状に形成され、内部は撮影領域とされる。そして、磁石11の内部には、RFコイル12および被検体をセットするための寝台13が設けられる。
RFコイル12は、例えば50cm程度の視野の広い領域の撮像を行うWBコイル14と、頭部、膝あるいは脊椎等の着目部位の撮像を行う頭部用コイル、膝用コイル、脊椎用コイルといった局所高周波コイル15とで構成される。尚、WBコイル14が設けられない場合もある。
WBコイル14は筒状に形成され、WBコイル14の内部の任意の位置に所要の形状の局所高周波コイル15が任意数個設けられる。また、局所高周波コイル15は、例えば一対の可動側RFコイル16および固定側RFコイル17とで構成され、可動側RFコイル16と固定側RFコイル17とは互いに対向する位置に配置される。
固定側RFコイル17は、例えばWBコイル14の内面に固定される。また、可動側RFコイル16にはRFコイル駆動機構18が設けられ、RFコイル駆動機構18の作用により可動側RFコイル16を所要の方向、例えば対向する固定側RFコイル17側に移動できるように構成される。そして、RFコイル駆動機構18とRFコイル12によってRFコイルユニットが形成される。
RFコイル駆動機構18は、任意に構成することが可能であるが、例えば、モータ19、非導電性のワイヤ20およびプーリ21で構成される。すなわち、モータ19の出力軸19aにワイヤ20が取り付けられ、モータ19の動力はワイヤ20に伝えられる。ワイヤ20の随所にはプーリ21が設けられ、ワイヤ20の向きが任意方向に設定される。また、可動側RFコイル16にはリンク構造の動力伝達機構22が設けられ、動力伝達機構22によりワイヤ20の動力を可動側RFコイル16に伝達することができるように構成される。このため、モータ19の動力がワイヤ20を介して可動側RFコイル16に伝えられ、モータ19の駆動により可動側RFコイル16を固定側RFコイル17側に移動させることができる。
また、RFコイル駆動機構18には、ワイヤ調整機構23が備えられている。ワイヤ調整機構は、ワイヤ20の張力を調整する機能を有する。このため、ワイヤ20が経時変化により伸びた場合やワイヤ20に弛みが存在するような場合であっても、ワイヤ調整機構によりワイヤ20の張力を調整し、伸びや弛みの影響を回避させることができる。
さらに、寝台13には、寝台駆動機構24が設けられ、寝台13の位置を所要の方向、例えば磁石11内の軸方向に設定された被検体の体軸Z方向に移動させることができる。このため、WBコイル14、固定側RFコイル17および可動側RFコイル16は、寝台13および被検体に対して相対的に体軸Z方向の位置を変えることができる。また、可動側RFコイル16は、動力伝達機構22により固定側RFコイル17側に移動させることができるため、体軸Z方向に加えて、体軸Zに垂直な方向への2軸方向の位置を寝台13および被検体に対して相対的に変えることができる。
図2は図1に示す磁気共鳴イメージング装置10におけるRFコイル駆動機構18の詳細構成例を示す正面図であり、図3は、図2に示すA−A断面図である。
図2および図3に示すように筒状のWBコイル14の内部には、寝台13、可動側RFコイル16および固定側RFコイル17が設けられる。そして、可動側RFコイル16は、RFコイル駆動機構18によって駆動可能に構成される。
RFコイル駆動機構18の動力伝達機構22は、例えば図2に示すような構成とされ、移動機構の一例としてのローラ30、アーム31、回転軸32および弾性体の一例としてのバネ33を備えている。回転軸32は、可動側RFコイル16の両端に互いに水平方向となる位置に、例えば2つ(合計4つ)それぞれ設けられる。さらに、棒状の4つのアーム31の各一端にそれぞれローラ30が設けられる一方、各他端に設けられた穴にそれぞれ回転軸32が回転自在に挿入される。つまり、可動側RFコイル16は、四方の4本のアーム31によって回転軸32を介して支持される。
また、バネ33が各回転軸32に取り付けられる。そして、バネ33の復元力によって、アーム31と可動側RFコイル16との相対的な位置を定位置に戻すような、例えばアーム31の長手方向が水平方向となるような向きの力がアーム31にかけられる。これにより、可動側RFコイル16の同じ側に設けられた2本のアーム31が水平方向となって互いに開く方向に力が与えられる。そして、可動側RFコイル16は2本のアーム31によって常時鉛直方向に力を受けている。
また、WBコイル14には、通常WBボビン34が設けられて両端部に溝35が形成されている。WBボビン34の溝35には、可動側RFコイル16に電力や信号を与えるためのケーブル36の他、RFコイル駆動機構18の構成要素であるワイヤ20およびローラ30が設けられる。換言すれば、WBボビン34の溝35が可動側RFコイル16に制御信号を与えるためのケーブル36、ワイヤ20およびローラ30のガイドとして機能している。そして、各アーム31の可動側RFコイル16と逆側は、WBボビン34の溝35に移動可能に設けられたローラ30と接続される。ケーブル36は、必要に応じてワイヤ20やアーム31に固定され、WBボビン34の溝35を伝って図示しない外部回路と接続される。
また、WBコイル14の設置面側には、プーリ21が設けられる。そして、WBボビン34の溝35によって案内された非導電性のワイヤ20の一端は、アーム31のローラ30近傍に接続される一方、他端はプーリ21によりWBコイル14の設置面側に導かれてモータ19の出力軸19aに取り付けられる。このとき、共通のWBボビン34の溝35に設けられた2つのローラ30とそれぞれ接続された2本のワイヤ20は、互いに交差するように設けられる。
さらに、任意の位置、例えばモータ19近傍のワイヤ20に、ワイヤ調整機構23が接触して設けられる。ワイヤ調整機構23は、例えば、一端が固定端、他端に滑車を設けたバネ等の弾性体で構成することができる。そして、ワイヤ調整機構23の滑車をワイヤ20に押し当て、弾性体の弾性力によりワイヤ20の張力を一定に維持することができる。このようにして、モータ19からの動力が、常時ワイヤ20を介して伝達されるように構成される。
この結果、共通のWBボビン34の溝35に設けられた2本の各ワイヤ20をモータ19の出力によってWBコイル14の設置面側に移動させると、2本のアーム31に設けられた2つのローラ30は、WBボビン34の溝35内面を転がって互いに接近するように移動する。これに伴って2本のアーム31はバネ33の復元力に逆らって逆ハの字状となり、可動側RFコイル16は固定側RFコイル17に移動せしめられる。
また、可動側RFコイル16には、可動側RFコイル16の位置を検出するセンサ37が設けられる。センサ37は、例えばマイクロスイッチ(SW)で構成することができる。そして、センサ37により可動側RFコイル16と被検体の体表あるいは固定側RFコイル17との間の距離を検出することができる。センサ37の検出信号はモータ制御部38に出力される。
モータ制御部38は、センサ37からの検出信号に基づいてモータ19に制御信号を与えてモータ19を制御する機能を有する。すなわち、モータ制御部38は、センサ37からの検出信号に基づいて可動側RFコイル16と被検体の体表あるいは固定側RFコイル17との間の距離が目的とする距離になるようにモータ19を制御する。
そして、このような構成により、モータ制御部38によって制御されたモータ19の動力は出力軸19aからワイヤ20、ローラ30、アーム31、バネ33および回転軸32に伝達される。このため、センサ37の検出信号およびモータ19の駆動によってワイヤ20の移動量を調整し、可動側RFコイル16と被検体の体表あるいは固定側RFコイル17との間の距離を任意に設定することができる。
図4は図1に示す磁気共鳴イメージング装置10における可動側RFコイル16の駆動方法の一例を説明する図である。尚、図4では、WBコイル14およびRFコイル駆動機構18の図示を省略している。
図4に示すように寝台13に被検体Pがセットされ、寝台駆動機構24により被検体Pの体軸Z方向に寝台13が移動せしめられる。さらに寝台13の移動に伴って、RFコイル駆動機構18により可動側RFコイル16と被検体Pの体表との間における鉛直方向の距離が一定となるように可動側RFコイル16が移動せしめられる。
つまり、このようにして寝台13の位置に応じた撮影範囲ごとに可動側RFコイル16を鉛直方向に移動させて被検体Pの体表との間における距離を適切に調節して撮像を行うことができる。
このため、以上のような磁気共鳴イメージング装置10によれば、被検体Pの移動という負担や医師、技師等のユーザの手間を強いることなく単一の可動側RFコイル16を用いてより広い撮像領域をカバーし、かつ各撮像領域において感度の良い画像を撮像することができる。この際、RFコイル駆動機構18の主要な構成要素であるワイヤ20がWBボビン34の溝35に組み込まれるため、被検体Pの空間が犠牲にならずに居住性を確保することができる。
尚、ワイヤ20をモータ19により移動させる例を示したが、手動でワイヤ20を移動する構造としてもよい。また、WBコイル14の代わりに他の円筒状の構造体に溝やレール等のガイドを設け、これらの溝やレール等のガイドを移動軌跡として利用して、ローラ30等の移動機構により可動側RFコイル16を移動させるように構成してもよい。
図5は本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の第2の実施形態を示す構成図である。
図5に示された、磁気共鳴イメージング装置10Aでは、RFコイル駆動機構18Aの構造および機能が図1に示す磁気共鳴イメージング装置10と相違する。他の構成および作用については図1に示す磁気共鳴イメージング装置10と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
磁気共鳴イメージング装置10AのRFコイル駆動機構18Aは、任意に構成することが可能であるが、例えば、モータ19、非導電性のワイヤ20、プーリ21および動力伝達機構22で構成される。そして、図1に示す磁気共鳴イメージング装置10のRFコイル駆動機構18と同様に、プーリ21によって向きを調整されたワイヤ20および動力伝達機構22を介してモータ19の動力が可動側RFコイル16に伝えられ、モータ19の駆動により可動側RFコイル16を固定側RFコイル17側に移動させることができるように構成される。
さらに、RFコイル駆動機構18Aは、可動側RFコイル16の角度を調整することができる。例えば図5に示すように、可動側RFコイル16の両端に動力を伝達するためのワイヤ20の移動量や移動方向が異なるものとなるように制御し、可動側RFコイル16と被検体Pの体表との距離が、より一定となるように可動側RFコイル16の角度を制御することができる。
図6は、図5のBに示す磁気共鳴イメージング装置10Aにおける動力伝達機構22の詳細構成例を示す断面図であり、図7は、図6に示すC部分の拡大断面図である。
RFコイル駆動機構18Aの動力伝達機構22は、例えば図6および図7に示すような構成とされ、ローラ30、アーム31、回転軸32、ピロボール40(球面滑り軸受)およびバネ33を備えている。尚、RFコイル駆動機構18Aの動力伝達機構22は、ピロボール40を設けた点を除けば実質的に図2および図3に示すRFコイル駆動機構18の動力伝達機構22と同様であるため、ピロボール40近傍のみ図示して説明する。
すなわち、RFコイル駆動機構18Aの動力伝達機構22は、ピロボール40を備えている。ピロボール40は、受け面が球状である軸受であり、貫通孔を有する。ピロボール40は、アーム31と回転軸32との結合部分に設けられ、ピロボール40の貫通孔に回転軸32が挿入される一方、ピロボール40の球状の受け面でアーム31を受ける構成とされる。このため、アーム31と可動側RFコイル16に設けられた回転軸32との角度、すなわち可動側RFコイル16の向きを任意に変えることができる。このため、例えば、図5に示すように、ピロボール40によって、水平面と垂直で、かつ体軸Z方向に平行な面上における可動側RFコイル16の角度を任意に変えることができるように構成することができる。
以上のような磁気共鳴イメージング装置10Aによれば、図1に示す磁気共鳴イメージング装置10と同等の効果に加え、被検体Pの体表に凹凸が存在しても、凹凸に合わせて可動側RFコイル16の角度を変えることができるため、より可動側RFコイル16と被検体Pの体表との間の距離を一定に保つことができる。特に、水平面と垂直で、かつ体軸Z方向に平行な面上における可動側RFコイル16の角度を任意に変えることができるように構成すれば、可動側RFコイル16の向きをより被検体Pの体表面に沿って、ニーズの高い方向に設定することができる。この結果、単一の可動側RFコイル16を用いてより良好な画像を感度よく撮影することが可能となる。
また、可動側RFコイル16を少なくとも2点以上で支持し、各支持点の位置を調整することにより、可動側RFコイル16の向きを可変できるようにすることで、より精度よく安定した可動側RFコイル16の位置決めを実施することが可能となる。つまり、可動側RFコイル16の設定された向きに対する水平度を向上させることができる。
図8は本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の第3の実施形態を示す構成図である。
図8に示された、磁気共鳴イメージング装置10Bでは、RFコイル駆動機構18Bの構造および機能が図1に示す磁気共鳴イメージング装置10と相違する。他の構成および作用については図1に示す磁気共鳴イメージング装置10と実質的に異ならないため同一の構成については同符号を付して説明を省略する。
磁気共鳴イメージング装置10BのRFコイル駆動機構18Bには、可動側RFコイル16のパーキング(退避)機能が備えられる。すなわち、RFコイル駆動機構18Bがパーキング機構を兼ねている。RFコイル駆動機構18Bは、各ワイヤ20に対応する複数のコイル側ローラ50を備えている。コイル側ローラ50は、WBコイル14の両側面の寝台13から十分に離れた位置に設けられる。そして、ワイヤ20の端部は、動力伝達機構22のローラ30に接続されることなくコイル側ローラ50により方向が可動側RFコイル16側に向けられて、可動側RFコイル16に固定される。
一方、WBコイル14には、可動側RFコイル16の形状に合わせた凹みがパーキングスペース51として設けられる。すなわちWBコイル14のパーキングスペース51によってもパーキング機構が形成されている。
また、動力伝達機構22のバネ33は、アーム31の長手方向が可動側RFコイル16に対して垂直となる向きに弾性力が作用するように構成される。従って、バネ32の弾性力の作用により、可動側RFコイル16は寝台13側に常時力を受けることとなる。このため、モータ19の駆動によりワイヤ20を巻き取ると、可動側RFコイル16が寝台13から離れる方向に移動し、可動側RFコイル16の位置を調節することができる。
可動側RFコイル16をパーキングさせる場合には、さらにモータ19の駆動により可動側RFコイル16を寝台13から離れる方向に移動させる。そうすると、可動側RFコイル16はパーキングスペース51内に移動し、パーキング状態となる。従って、パーキングスペース51の形状およびコイル側ローラ50の位置は、可動側RFコイル16の形状およびパーキング位置に合わせて設計される。
以上のような構成の磁気共鳴イメージング装置10Bによれば、可動側RFコイル16を使用しない場合には、可動側RFコイル16を所定の位置にパーキングさせることができる。そして、所望の形状のRFコイルを容易に併用することが可能となる。
尚、図8の例に限らず、RFコイル駆動機構18Bとは独立したパーキング機構を磁気共鳴イメージング装置10Bに設けてもよい。
また、上述した各実施形態における磁気共鳴イメージング装置10、10A、10Bの各構成要素を互いに組み合わせて単一の磁気共鳴イメージング装置を構成してもよい。一方、磁気共鳴イメージング装置10、10A、10Bの構成要素や機能の一部を省略してもよい。
本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の第1の実施形態を示す構成図。 図1に示す磁気共鳴イメージング装置におけるRFコイル駆動機構の詳細構成例を示す正面図。 図2に示すA−A断面図。 図1に示す磁気共鳴イメージング装置における可動側RFコイルの駆動方法の一例を説明する図。 本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の第2の実施形態を示す構成図。 図5のB部分に示す磁気共鳴イメージング装置における動力伝達機構の詳細構成例を示す断面図。 図6に示すC部分の拡大断面図。 本発明に係る磁気共鳴イメージング装置の第3の実施形態を示す構成図。 従来の磁気共鳴イメージング装置において、単一の局所高周波コイルを用いて寝台を移動させながら撮像を行うことにより、広範囲に亘って撮像を行う方法を説明する図。
符号の説明
10、10A、10B 磁気共鳴イメージング装置
11 磁石
12 RFコイル
13 寝台
14 WBコイル
15 局所高周波コイル
16 可動側RFコイル
17 固定側RFコイル
18、18A RFコイル駆動機構
19 モータ
19a 出力軸
20 ワイヤ
21 プーリ
22 動力伝達機構
23 ワイヤ調整機構
24 寝台駆動機構
30 ローラ
31 アーム
32 回転軸
33 バネ
34 WBボビン
35 溝
36 ケーブル
37 センサ
38 モータ制御部
40 ピロボール
50 コイル側ローラ
51 パーキングスペース
P 被検体

Claims (9)

  1. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記高周波コイルの少なくとも2点の位置を移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離および前記高周波コイルの向きを調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有することを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記高周波コイルをパーキングさせるパーキング機構を備えることを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 前記高周波コイル駆動機構は、軸受により、水平面と垂直で、かつ体軸方向に平行な面上における前記高周波コイルの角度を変えることができるように構成されることを特徴とする請求項1記載の磁気共鳴イメージング装置。
  4. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    ガイドを有する円筒状の構造体と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記ガイドに沿って移動する移動機構、前記移動機構を移動させるワイヤ、前記ワイヤに接続されたモータを用いて、前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有し、
    前記円筒状の構造体は、前記ガイドとして溝およびレールの少なくとも一方を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  5. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    ガイドを有する円筒状の構造体と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記ガイドを移動軌跡として前記高周波コイルの位置を移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有し、
    前記円筒状の構造体は、前記ガイドとして溝およびレールの少なくとも一方を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  6. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記高周波コイルの位置をワイヤにより移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有し、
    溝を有する円筒状の構造体を設け、前記構造体の溝を利用して前記ワイヤをガイドすることにより前記高周波コイルの位置を前記ワイヤで調整するように構成したことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  7. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記高周波コイルの位置をワイヤにより移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有し、
    前記高周波コイル駆動機構は、全身撮影用コイルのボビンの溝を利用して前記ワイヤをガイドすることにより前記高周波コイルの位置を前記ワイヤで調整するように構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  8. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記高周波コイルの位置をワイヤにより移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有し、
    前記高周波コイル駆動機構は、前記ワイヤと前記高周波コイルを連結するリンク構造を有する動力伝達機構を備えることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  9. 撮影領域に静磁場を形成する磁石と、
    前記静磁場中にセットされた被検体内部に高周波信号を送信することにより生じた核磁気共鳴信号を受信する高周波コイルと、
    前記高周波コイルの位置をワイヤにより移動させて前記高周波コイルと前記被検体の体表との間の距離を調整する高周波コイル駆動機構と、
    を有し、
    前記高周波コイル駆動機構は、前記高周波コイルに設けられた複数のワイヤの各移動量が異なるものとなるように制御することにより、前記高周波コイルの前記被検体に対する角度を調整するように構成されることを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
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