JPH09154828A - 医療用寝台装置 - Google Patents

医療用寝台装置

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JPH09154828A
JPH09154828A JP7344779A JP34477995A JPH09154828A JP H09154828 A JPH09154828 A JP H09154828A JP 7344779 A JP7344779 A JP 7344779A JP 34477995 A JP34477995 A JP 34477995A JP H09154828 A JPH09154828 A JP H09154828A
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JP
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braking
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Application number
JP7344779A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Mitsumata
広嗣 三俣
Masayasu Takase
正康 高瀬
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Shimadzu Corp
Original Assignee
Shimadzu Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検体を載置する寝台装置を所定位置に移動
するための基台および天板それぞれによるスライドの制
動操作が煩雑になることなく、容易確実に制動できる医
療用寝台装置を提供する。 【解決手段】 被検体Mを載置する天板4bと、天板4
bがその上部にスライド可能に取り付けられ、かつ、床
面に対してスライド可能に設置された基台4aと、床面
上でスライドする基台4aを制動する基台スライド制動
部12と、この基台4a上でスライドする天板4bを制
動する天板スライド制動部13と、これら基台スライド
制動部12および天板スライド制動部13をスライド操
作者の一操作によって、所定の制動タイミングで作動さ
せる駆動軸10および操作ペダル11とを備えて構成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、各種の医療用診
断装置などに用いられる寝台装置であって、被検体を載
置する天板と、天板がその上部にスライド可能に取り付
けられ、かつ床面に対してスライド可能に設置された基
台とを備えた寝台装置に係り、特には、前記天板および
基台のスライドを制動する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】医療用寝台装置として、例えば、生体磁
気を計測する生体磁気計測装置に用いられる寝台装置を
例にとって説明する。従来、生体磁気計測装置によって
被検体の例えば脳などに発生する微小な磁気を計測する
には、地磁気などによる外部磁界を遮断するための磁気
シールドルーム内に、計測装置や寝台装置などを設置し
て計測診断等が行われる。
【0003】この寝台装置は、床面などに配設された計
測装置における計測領域部分(検査位置)へ移動できる
ように、基台が床面に敷設された例えばスライドレール
あるいはスライド溝に沿って水平一軸方向にスライド可
能に設置され、その基台上に被検体を載置する天板が基
台のスライド方向に直交する一軸方向にスライドするよ
うに取り付けられている。そして、非検査位置にある寝
台装置の天板上に被検体が載置されると、検査位置にお
ける計測装置と被検体の計測対象部位(頭部など)とを
位置決めするために、基台および天板が医師などのスラ
イド操作者によってスライドされる。
【0004】そして、被検体の計測対象部位が医師の所
望する位置になったところで、寝台装置を停止固定する
ために、床面上をスライドする基台を制動する基台スラ
イド制動機構、および、基台上をスライドする天板を制
動する天板スライド制動機構を作動させるそれぞれ個別
に設けられた操作部が医師などによって操作されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構成を有する従来例の場合には、次のような問題が
ある。上記の例えば生体磁気の計測などの場合、検査位
置において被検体の計測対象部位(例えば脳)と計測装
置とを位置決めするときに、医師は被検体の頭部や、計
測装置、あるいは被検体頭部に敷かれた枕や天板などを
支持操作しながら計測装置との位置合わせを行ってい
く。このとき、被検体を載置している寝台装置はスライ
ドフリー(自在にスライド可能)の状態であり、所望す
る位置で寝台装置の基台や天板の制動操作も医師によっ
て行わなければならない。このような場合、基台スライ
ド制動機構および天板スライド制動機構を作動させる操
作部がそれぞれ個別に設けられていると、その分、操作
者による手動操作が煩雑なものとなって操作しづらいも
のであった。
【0006】この発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、被検体を載置する寝台装置を所定位
置に移動するための基台および天板それぞれによるスラ
イドの制動操作が煩雑になることなく、容易確実に制動
できる医療用寝台装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、このような
目的を達成するために、次のような構成をとる。すなわ
ち、この発明に医療用寝台装置は、被検体を載置する天
板と、前記天板がその上部にスライド可能に取り付けら
れ、かつ、床面に対してスライド可能に設置された基台
とを備え、スライド操作者によって非検査位置から検査
位置へ移動操作される医療用寝台装置において、前記床
面上でスライドする基台を制動する基台スライド制動部
と、この基台上でスライドする天板を制動する天板スラ
イド制動部と、前記基台スライド制動部および天板スラ
イド制動部をスライド操作者の一操作によって所定の制
動タイミングで作動させる駆動操作部とを備えたことを
特徴とするものである。
【0008】
【作用】この発明の作用は次のとおりである。先ず、非
検査位置で寝台装置の天板上に被検体が載置されると、
被検体の対象部位が検査位置にくるように、スライド操
作者によって寝台装置の基台が床面上をスライドされる
とともに、天板も基台上でスライドされる。寝台装置が
所望する位置にきたところで、スライド操作者によって
駆動操作部が一操作で作動され、これに連動して床面上
でスライドする基台を制動する基台スライド制動部、お
よび基台上でスライドする天板を制動する天板スライド
制動部が、それぞれ所定の制動タイミングで作動され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の医療用寝台装置
の実施例を図面を参照しながら説明する。なお、本実施
例でも、従来例と同様に生体磁気計測装置に用いられる
医療用寝台装置を例にとって説明する。図1は、一実施
例に係る医療用寝台装置を備えた磁気シールドルーム内
の全体概略斜視図である。図2は医療用寝台装置の一部
切欠正面図、図3は図2の右側断面図である。
【0010】図1中、符号1は磁気シールドルームであ
り、例えば地磁気など外部からの磁気による影響を完全
に遮断するために、磁気シールド板で全体が囲われてい
る。この磁気シールドルーム1内には、被検体Mの例え
ば脳などに発生する磁気を計測する生体磁気計測装置2
と、この生体磁気計測装置2に対して近接する位置(検
査位置)Paと離反する位置(非検査位置)Pbとに亘
ってX方向に敷設された一対の基台スライド溝3と、こ
の基台スライド溝3に沿ってスライドする基台4aおよ
びこの基台4a上で、基台スライド溝3に直交する方向
(Y方向)にスライド可能に取り付けられて、被検体M
が載置される天板4bなどからなる寝台装置4が配備さ
れている。
【0011】図2,図3に示すように、この寝台装置4
は、上記した基台4aおよび天板4bと、これら基台4
a、天板4bそれぞれのスライドを制動する単一のスラ
イド制動機構5とによって構成されている。
【0012】この基台4aは中空箱型に形成されてお
り、下端四隅の内面部分には、床面の基台スライド溝3
に対して基台4aを支持しながら転動する基台スライド
車輪6がそれぞれ片持ち支持されており、上記したよう
に基台スライド溝3に沿って一軸X方向に基台4aがス
ライドするように構成されている。そして、基台4aの
上端四隅の側壁内面には、基台4aの上面四隅の内面か
らその周縁部分が突出するように天板スライド車輪7が
それぞれ片持ち支持されている。各々天板スライド車輪
7の突出周縁部分は、被検体Mが載置される天板4bの
底面長手方向に設けられた一対の天板スライド溝8に沿
って回動するように取り付けられて、上記したように天
板4bが基台4aのスライド方向に直交する方向(一軸
Y方向)にスライドするように構成されている。なお、
基台スライド車輪6および天板スライド車輪7の外周縁
は、それぞれ基台,天板スライド溝3,8でのスリップ
防止のために図示しないゴム材などで形成されている。
【0013】図4はスライド制動機構5の斜視図であ
る。そして、図2ないし図4に示すように、この中空箱
型の基台4aの内部には、基台4aおよび天板4bのス
ライドを制動するスライド制動機構5が設けられてい
る。このスライド制動機構5は、基台4aの短辺側の両
側面下部に設けられた孔9(図3参照)それぞれにその
両端が突出するように挿通されて回動自在に懸架された
駆動軸10と、前記孔9からそれぞれ外方に突出した駆
動軸10の両端に溶接固定されて、スライド操作者(医
師など)の足踏み操作によって駆動軸10を軸心周りに
回動駆動させる板状の操作ペダル11と、駆動軸10に
それぞれ連結固定された基台スライド制動部12および
天板スライド制動部13とで構成されている。なお、上
記の駆動軸10および操作ペダル11は、この発明にお
ける駆動操作部に相当する。
【0014】基台スライド制動部12は、駆動軸10の
中央部に挿通固定されたウレタンゴム製の偏心カム15
で構成されている。すなわち、駆動軸10の回転動作に
よって偏心カム15が連動回転され、偏心カム15の外
周面が床表面に圧接することにより基台スライド車輪6
による基台4aのスライドを制動するようになってい
る。
【0015】一方の天板スライド制動部13は、偏心カ
ム15の隣でその基端側が駆動軸10に挿通固定され、
その遊端側には後述するピン結合するための孔が設けら
れた連結部材16と、この連結部材16の遊端側を両側
から挟むようにして長孔17aを介してピン結合するU
字形ホルダー17と、このU字形ホルダー17の屈曲部
内面に鉛直方向に固定された長円筒部材18と、この長
円筒部材18の上端部分に取り付け長さを調節可能にね
じ込まれ、かつ基台4aの上面に設けられた開口19の
内周面にその外周面が摺動する調整部材20とで構成さ
れている。この調整部材20の上端にはウレタンゴム製
の半球体21が固着され、一方の下端には雄ねじ部22
が連結形成されており、長円筒部材18の上端に内設さ
れた雌ねじ部にねじ込み固定することで取り付け長さを
調節できるようになっている。また、長円筒部材18は
その中央外周面部分で、基台4aの一内側面から延出さ
れた先端環状のガイド部材23によって、常に鉛直姿勢
を維持するように案内支持されている。
【0016】そして、駆動軸10の回転動作によって連
結部材16の遊端部分が上方へ揺動され、回転動作によ
る水平方向の動きはピンを介してU字形ホルダー17の
長孔17a部分で吸収しながら、長円筒部材18および
調整部材20が上昇変位されることにより、調整部材2
0の上端の半球体21が開口19から突出して天板4b
の底面に押し付けられ、天板4bのスライドを制動する
ように構成されている。なお、前記基台スライド制動部
12の偏心カム15および天板スライド制動部13の半
球体21の材質はウレタンゴムに限らず、摩擦係数の大
きい素材であればよい。
【0017】以下、上記のように構成された医療用寝台
装置4の動作を図5や図6などを参照しながら説明す
る。初期状態における寝台装置4は非検査位置Pbで固
定状態(スライド停止状態)になっており、寝台装置4
の天板4b上に被検体Mが載置されると、スライド操作
者(医師など)は計測装置2側の検査位置Paに被検体
Mともども寝台装置4をスライドさせる。この寝台装置
4のスライド動作は、先ず、スライド制動機構5の操作
ペダル11がスライド操作者の足踏み動作によってOF
F状態(図4に示すような水平姿勢)にされ、図2や図
3に示したように、基台スライド制動部12の偏心カム
15は床面に対して持ち上がった状態となり、また、天
板スライド制動部13の調整部材20の半球体21は、
長円筒部材18や連結部材16などを介して基台4aの
上面に開設された開口19内に埋没した状態となってい
る。従って、このとき、寝台装置4はスライドフリーの
状態、つまり、基台スライド車輪6および天板スライド
車輪7は、それぞれ床面の基台スライド溝3および天板
4bの底面における天板スライド溝8に対して回動自在
な状態となっている。
【0018】そして、スライド操作者の手動作によっ
て、床面に敷設された基台スライド溝3に沿って基台4
aをスライドさせながら、検査位置Paの近辺にまで移
動させる。そして、スライド操作者は計測装置2と被検
体Mの計測対象部位とを位置決め微調整するために、再
び基台4aおよび天板4bをスライドさせながら、かつ
被検体Mの計測対象部位(頭部)や計測装置2などを支
持操作しながら位置決めを行う。
【0019】そして、スライド操作者の所望する位置に
なったところで、基台4aの外側面下部にあるスライド
制動機構5の操作ペダル11の一端11aが図4中の矢
印a方向に踏み込まれる。この操作ペダル11の足踏み
一操作によって、連結された駆動軸10が同図の矢印b
方向に回転される。この駆動軸10の回転によって、図
5に示すように、基台スライド制動部12の偏心カム1
5が連動回転してその外周面が床面に圧接するととも
に、天板スライド制動部13の連結部材16の遊端も駆
動軸10周りに上方揺動して、ピン結合されたU字形ホ
ルダー17および長円筒部材18を介して調整部材20
が開口19内を上昇摺動して、半球体21の上部が天板
4bの底面に圧接する。このとき、基台スライド制動部
12は変位カム15の外周面と床面との摩擦によって、
その状態に維持されているので、駆動軸10の回転状態
および天板スライド制動部13の制動状態も維持され
る。この一連の動作によって、医師が所望する位置で基
台および天板4bのスライドが略同時に制動され、被検
体Mの計測対象部位と計測装置2とが位置決めされる。
その後、被検体Mの計測対象部位における計測診断など
が行われる。
【0020】このように、スライド操作者(医師など)
によるスライド制動機構5の操作ペダル11の足踏み一
操作によって、基台4aおよび天板4bのスライドがそ
れぞれ略同時に制動されるので、被検体Mと計測装置2
との位置決めの際に医師の手が煩雑になることなく、容
易確実に寝台装置4のスライドを制動することができ
る。
【0021】なお、基台スライド制動部12と天板スラ
イド制動部13とのそれぞれの制動タイミングを変えた
い場合、例えば、図6に示すように、基台4aを床面に
対してスライド固定させた状態で、基台4a上の天板4
bのみをスライドフリーの状態に維持する場合は、天板
スライド制動部13における調整部材20を長円筒部材
18へ現状のねじ込み状態より深めにねじ込んで、その
取り付け長さを若干短く調整することによってタイミン
グ調整できる。図6は、偏心カム15が床面に圧接した
時点で操作ペダル11の踏み込み動作を止めた状態を示
している。
【0022】この状態から操作ペダル11をもう少し踏
み込むことによって、図7に示すように、偏心カム15
が床面を擦るように回転しながら、天板スライド制動部
13が天板4bの底面に作動して、基台4aと天板4b
がそれぞれ制動された状態となる。
【0023】逆に、天板4bを基台4aに対して固定さ
せた状態で、基台4aのみをスライドフリーの状態に維
持する場合は、図7の状態から、さらに操作ペダル11
を踏み込むことによって、図8に示すように、偏心カム
15は床面から浮き上がって、天板スライド制動部13
はU字形ホルダー17の長孔17a(図4参照)で水平
方向の動きが吸収されながら、天板4bの底面に作用し
た状態となる。この場合は偏心カム15と床面との摩擦
による駆動軸10の回転固定状態が解除されるので、新
たに、操作ペダル11の部分などに駆動軸10の回転固
定手段(ロック機構)を備えて構成すればよい。また、
調整部材20を長円筒部材18に浅めにねじ込んで、そ
の取り付け長さを若干長く調整することによっても同様
に行える。
【0024】そして、計測診断などが完了すると、スラ
イド制動機構5の操作ペダル11の他端11bを踏み込
んで図4に示した水平状態に戻すことによって、基台ス
ライド制動部12および天板スライド制動部13のそれ
ぞれの制動状態が解除される。これは、例えば、操作ペ
ダル11の他端11b部分と基台4aの外側面部分など
に引張ばねなどを掛け渡して、操作ペダル11が水平姿
勢に自動復帰するように構成してもよい。その後、スラ
イド操作者によって、寝台装置4は検査位置Paから非
検査位置Pbへスライドされて、非検査位置Pbでスラ
イド制動機構5の操作ペダル11が踏み込まれて固定さ
れる。
【0025】この発明は、以下のように変形実施するこ
とができる。 (1) 実施例ではスライド制動機構5の偏心カム15
と駆動軸10とを挿通固定して構成しているが、一体的
に構成したり、あるいは、駆動軸10に対して偏心カム
15を角度調節自在に取り付けるような構成にしてもよ
い。
【0026】(2) 実施例では、基台スライド制動部
12の偏心カム15と天板スライド制動部13が駆動軸
10を介して間接的に連結されているが、偏心カム15
の基端部分を延長させて、その延長部分に天板スライド
制動部13のU字形ホルダー17などを直接連結させる
などして、偏心カム15に連動して天板スライド制動部
13が作動するように一体的に構成してもよい。
【0027】(3) 実施例におけるスライド制動機構
5の基台スライド制動部12と天板スライド制動部13
とを略同時に作動させる操作ペダル(操作部)11は基
台4aの外側面下部に設けて、スライド操作者の足踏み
動作によって行っていたが、別段、これを基台4aの外
側面上部などに設けて、スライド操作者の手操作によっ
て、それぞれの制動を行うように構成してもよい。
【0028】(4) 実施例のスライド制動機構5は偏
心カム15や棒状の調整部材20および長円筒部材18
などによって構成されているが、この発明はこれに限定
されず、例えば、図9に示すように、基台4aの側面な
どに支軸30を介在させて、この支軸30に対してシー
ソー状に両端が上下揺動し、その一端を基台の側面から
突出させて足踏み操作部31とするシーソー部材32
と、このシーソー部材32の他端に天板4bの底面に押
し付けて制動するための長さ調整可能な棒状の天板スラ
イド制動部材33を上向きに取り付けるとともに、支軸
30と足踏み操作部31との間のシーソー部材32に床
面に押し付けて基台4aを制動するための基台スライド
制動部材34を下向きに取り付けて、足踏み操作部31
を踏み込んだ状態でその姿勢を維持固定するロック機構
35を足踏み操作部31の近辺などに設けて構成しても
よい。
【0029】(5) また、実施例では、基台スライド
制動部12の偏心カム15は、床面に対して作用するよ
うに構成されているが、これを基台スライド車輪6に作
用するような構成としたり、あるいは、基台スライド車
輪6や天板スライド車輪7を制動するようなブレーキ機
構で実施例の基台/天板スライド制動部12,13を構
成してもよい。
【0030】(6) なお、実施例においては、生体磁
気計測装置2に用いられる寝台装置4を例示している
が、この発明はこれに限定されず、基台4aおよび天板
4bを備え、それぞれがスライド可能な医療用寝台装置
であればよい。
【0031】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明の医療用寝台装置によれば、次のような効果がある。
被検体を載置した寝台装置が所定位置にくるように、基
台および天板がスライドされてスライド操作者の所望す
る位置で駆動操作部を一操作で作動することにより、基
台スライド制動部および天板スライド制動部が所定の制
動タイミングで作動されるので、被検体を位置決めする
際にスライド操作者の手などが煩わされることなく、容
易確実に基台と天板を制動することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例に係る医療用寝台装置を備えた磁気シ
ールドルーム内の全体概略斜視図である。
【図2】医療用寝台装置の一部切欠正面図である。
【図3】図2における右側断面図である。
【図4】スライド制動機構の全体斜視図である。
【図5】基台スライド制動部および天板スライド制動部
がそれぞれ作用した状態を示す説明図である。
【図6】基台が床面に対してスライド固定され、天板が
基台に対してスライドフリーの状態を示す説明図であ
る。
【図7】図6の状態から操作ペダルを若干踏み込んで、
基台が床面に対してスライド固定され、天板も基台に対
してスライド固定された状態を示す説明図である。
【図8】天板が基台に対してスライド固定され、基台が
床面に対してスライドフリーの状態を示す説明図であ
る。
【図9】変形例にかかるスライド制動機構の説明図であ
る。
【符号の説明】
4 … 医療用寝台装置 4a … 基台 4b … 天板 5 … スライド制動機構 10 … 駆動軸 11 … 操作ペダル 12 … 基台スライド制動部 13 … 天板スライド制動部 Pa … 検査位置 Pb … 非検査位置 M … 被検体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体を載置する天板と、前記天板がそ
    の上部にスライド可能に取り付けられ、かつ、床面に対
    してスライド可能に設置された基台とを備え、スライド
    操作者によって非検査位置から検査位置へ移動操作され
    る医療用寝台装置において、前記床面上でスライドする
    基台を制動する基台スライド制動部と、この基台上でス
    ライドする天板を制動する天板スライド制動部と、前記
    基台スライド制動部および天板スライド制動部をスライ
    ド操作者の一操作によって所定の制動タイミングで作動
    させる駆動操作部とを備えたことを特徴とする医療用寝
    台装置。
JP7344779A 1995-12-06 1995-12-06 医療用寝台装置 Pending JPH09154828A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150074A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置とその高周波コイルの駆動方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006150074A (ja) * 2004-11-02 2006-06-15 Toshiba Corp 磁気共鳴イメージング装置とその高周波コイルの駆動方法

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