JP4835021B2 - 液晶組成物および液晶表示素子 - Google Patents

液晶組成物および液晶表示素子 Download PDF

Info

Publication number
JP4835021B2
JP4835021B2 JP2005096626A JP2005096626A JP4835021B2 JP 4835021 B2 JP4835021 B2 JP 4835021B2 JP 2005096626 A JP2005096626 A JP 2005096626A JP 2005096626 A JP2005096626 A JP 2005096626A JP 4835021 B2 JP4835021 B2 JP 4835021B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
component
liquid crystal
compound
group
formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005096626A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005320511A (ja
Inventor
均 山本
康幸 笹田
浩章 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Original Assignee
JNC Corp
JNC Petrochemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JNC Corp, JNC Petrochemical Corp filed Critical JNC Corp
Priority to JP2005096626A priority Critical patent/JP4835021B2/ja
Publication of JP2005320511A publication Critical patent/JP2005320511A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4835021B2 publication Critical patent/JP4835021B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/30Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing saturated or unsaturated non-aromatic rings, e.g. cyclohexane rings
    • C09K19/3001Cyclohexane rings
    • C09K19/3003Compounds containing at least two rings in which the different rings are directly linked (covalent bond)
    • C09K2019/3004Cy-Cy
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/30Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing saturated or unsaturated non-aromatic rings, e.g. cyclohexane rings
    • C09K19/3001Cyclohexane rings
    • C09K19/3003Compounds containing at least two rings in which the different rings are directly linked (covalent bond)
    • C09K2019/3009Cy-Ph
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/30Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing saturated or unsaturated non-aromatic rings, e.g. cyclohexane rings
    • C09K19/3001Cyclohexane rings
    • C09K19/3003Compounds containing at least two rings in which the different rings are directly linked (covalent bond)
    • C09K2019/3016Cy-Ph-Ph
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09KMATERIALS FOR MISCELLANEOUS APPLICATIONS, NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE
    • C09K19/00Liquid crystal materials
    • C09K19/04Liquid crystal materials characterised by the chemical structure of the liquid crystal components, e.g. by a specific unit
    • C09K19/06Non-steroidal liquid crystal compounds
    • C09K19/08Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings
    • C09K19/30Non-steroidal liquid crystal compounds containing at least two non-condensed rings containing saturated or unsaturated non-aromatic rings, e.g. cyclohexane rings
    • C09K19/3001Cyclohexane rings
    • C09K19/3003Compounds containing at least two rings in which the different rings are directly linked (covalent bond)
    • C09K2019/3027Compounds comprising 1,4-cyclohexylene and 2,3-difluoro-1,4-phenylene

Description

本発明は、主としてAM(active matrix)素子に適する液晶組成物およびこの組成物を含有するAM素子に関する。
液晶表示素子は、液晶の動作モードに基づく場合には、PC(phase change)、TN(twisted nematic)、STN(super twisted nematic)、OCB(optically compensated bend)、IPS(in-plane switching)、VA(vertical alignment)などに分類される。素子の駆動方式に基づく場合には、PM(passive matrix)とAM(active matrix)とに分類される。PMはスタティック(static)、マルチプレックス(multiplex)などに分類され、AMはTFT(thin film transistor)、MIM(metal insulator metal)などに分類される。TFTは非晶質シリコン(amorphous silicon)、多結晶シリコン(polycrystal silicon)、および連続粒界結晶シリコン(CGS:continuous grain silicon)に分類される。多結晶シリコンは製造工程によって高温型と低温型とに分類される。光源に基づく場合には、自然光を利用する反射型、バックライトを利用する透過型、そして自然光とバックライトの両方を利用する半透過型に分類される。
以下の説明においては、液晶組成物を単に組成物と表記することがある。液晶表示素子を単に素子と表記することがある。液晶性化合物を単に化合物と表記することがある。これらの素子は適切な特性を有する液晶組成物を含有する。良好な一般的特性を有するAM素子を得るためには組成物の一般的特性を向上させることが好ましい。2つの一般的特性における関連を下記の表1にまとめる。組成物の一般的特性を市販されているAM素子に基づいてさらに説明する。ネマチック相の温度範囲は、素子の使用できる温度範囲に関連する。ネマチック相の好ましい上限温度は70℃以上であり、そしてネマチック相の好ましい下限温度は−20℃以下である。組成物の粘度は素子の応答時間に関連する。素子で動画を表示するためには短い応答時間が好ましい。したがって、組成物における小さな粘度が好ましい。低い温度における小さな粘度はより好ましい。

Figure 0004835021
組成物の光学異方性は、素子のコントラスト比に関連する。VAモード、IPSモードなどを有する素子は電気的に制御された複屈折(ECB:Electrically Controlled Birefringence)を利用する。そこで、VAモード、IPSモードなどを有する素子におけるコントラスト比を最大にするために、組成物の光学異方性(Δn)と素子のセルギャップ(d)との積(Δn・d)を一定の値に設計する。この値の例は0.30〜0.35μm(VAモード)または0.20〜0.30μm(IPSモード)である。セルギャップ(d)は通常3〜6μmであるので、組成物における光学異方性は主に0.050〜0.110の範囲である。素子のセルギャップ(d)が薄く設計された場合、組成物の光学異方性(Δn)はさらに大きな値が好ましい。組成物の大きな誘電率異方性は素子の小さな駆動電圧に寄与する。従って、大きな誘電率異方性が好ましい。組成物における大きな比抵抗は、素子における大きな電圧保持率と大きなコントラスト比に寄与する。したがって、初期に大きな比抵抗を有する組成物が好ましい。長時間使用したあとでも大きな比抵抗を有する組成物が好ましい。
TNモードなどを有するAM素子においては、正の誘電率異方性を有する組成物が用いられる。一方、VAモードなどを有するAM素子においては、負の誘電率異方性を有する組成物が用いられる。IPSモードなどを有するAM素子においては正または負の誘電率異方性を有する組成物が用いられる。負の誘電率異方性を有する液晶組成物は、負の誘電率異方性を有する化合物を含有する。この化合物は、その分子の短軸方向にフッ素のような極性基を有する。負の誘電率異方性を有する組成物の例は次の文献に記載されている。
特開平9−278698号公報(ファミリー:EP 0893423A) 特開2003−2858公報(ファミリー:US 6,544,604B) 特開2004−35698公報 特開平10−251644号公報(ファミリー:US 6,248,410B) 欧州特許公開0474062号明細書(ファミリー:US 5,384,065)
本発明の目的は、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、負に大きな誘電率異方性、大きな比抵抗などの特性のうち複数の特性を充足する液晶組成物を提供することにある。複数の特性に関して適切なバランスを有する液晶組成物とすることも課題の1つである。そして、本発明のもう1つの目的は、この組成物を含有し、そして大きな電圧保持率を有する液晶表示素子を提供することである。この素子における重要な課題は、小さな粘度、0.050〜0.130の光学異方性、−6.5〜−2.0の誘電率異方性などの特性を有する組成物を含有し、そしてVAモード、IPSモードなどに適したAM素子を提供することである。
本発明は下記の構成を有する。
[1] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして負の誘電率異方性を有する液晶組成物:

Figure 0004835021

Figure 0004835021
ここに、Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルコキシであり;Rはアルキル、アルケニルまたはアルコキシであり;そしてこれらの基において、アルキルおよびアルコキシの炭素数は1〜10であり、アルケニルの炭素数は2〜10である。
[2] 第一成分として式(1−2)および式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)および(2−2)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[1]項に記載の液晶組成物。
[3] 第一成分として式(1−1)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−3)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[1]項に記載の液晶組成物。
[4] 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が10〜95重量%であり、そして第二成分の含有割合が5〜90重量%である、[1]〜[3]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[5] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして負の誘電率異方性を有する液晶組成物:

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021
ここに、Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルコキシであり;Rはアルキル、アルケニルまたはアルコキシであり;そしてこれらの基において、アルキルおよびアルコキシの炭素数は1〜10であり、アルケニルの炭素数は2〜10である。
[6] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[5]項に記載の液晶組成物。
[7] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして第三成分として式(3−4)〜式(3−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[5]項に記載の液晶組成物。
[8] 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が10〜90重量%であり、第二成分の含有割合が5〜85重量%であり、そして第三成分の含有割合が5〜85重量%である、[5]〜[7]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[9] 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が40〜90重量%であり、第二成分の含有割合が5〜55重量%であり、そして第三成分の含有割合が5〜55重量%である、[5]〜[7]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[10] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−1)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして負の誘電率異方性を有する液晶組成物:

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021
ここに、Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルコキシであり;Rはアルキル、アルケニルまたはアルコキシであり;そしてこれらの基において、アルキルおよびアルコキシの炭素数は1〜10であり、アルケニルの炭素数は2〜10である。
[11] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−1)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[10]項に記載の液晶組成物。
[12] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−1)〜式(4−2)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[10]項に記載の液晶組成物。
[13] 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−3)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[10]項に記載の液晶組成物。
[14] 第一成分として式(1−1)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−4)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[10]項に記載の液晶組成物。
[15] 第一成分として式(1−1)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−3)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−2)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−4)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、[10]項に記載の液晶組成物。
[16] 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が10〜85重量%であり、第二成分の含有割合が5〜80重量%であり、第三成分の含有割合が5〜80重量%であり、そして第四成分の含有割合が5〜80重量%である、[10]〜[15]のいずれか1項に記載の液晶組成物。
[17] 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が20〜65重量%であり、第二成分の含有割合が10〜55重量%であり、第三成分の含有割合が5〜50重量%であり、そして第四成分の含有割合が20〜65重量%である、[10]〜[15]のいずれか1項]項に記載の液晶組成物。
[18] −6.5〜−2.0の範囲の誘電率異方性値を有する、[1]〜[17]のいずれか1項項に記載の液晶組成物。
[19] [1]〜[18]のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する液晶表示素子。
[20] VAモードまたはIPSモードを有するアクティブマトリックス駆動素子である、[19]項に記載の液晶表示素子。
本発明の組成物は、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、負に大きな誘電率異方性、および大きな比抵抗の特性において、複数の特性を充足する。この組成物は複数の特性に関して適切なバランスを有する。本発明の素子は、この組成物を含有し、そして大きな電圧保持率を有する。この素子は、小さな粘度、0.050〜0.130の光学異方性、−6.5〜−2.0の誘電率異方性などの特性を有する組成物を含有するので、VAモード、IPSモードなどを有するAM素子に適する。
この明細書における用語の使い方は次のとおりである。液晶表示素子は液晶表示パネルおよび液晶表示モジュールの総称である。AM素子はアクティブマトリックスで駆動される液晶表示素子を意味する。TN素子はTNモードを有する液晶表示素子を意味する。他のモードを有する素子についても同様である。液晶組成物は液晶性化合物を含有する。この液晶性化合物は、ネマチック相、スメクチック相などの液晶相を有する化合物および液晶相を有さないが組成物の成分として有用な化合物の総称である。式(1−1)で表わされる化合物の群から選択される少なくとも1つの化合物を「化合物(1−1)」と表記することがある。他の式に関する化合物も同様に表記することがある。
「比抵抗が大きい」は、組成物が初期に大きな比抵抗を有し、そして長時間使用したあとでも組成物が大きな比抵抗を有することを意味する。「電圧保持率が大きい」は、素子が初期に大きな電圧保持率を有し、そして長時間使用したあとでも素子が大きな電圧保持率を有することを意味する。光学異方性などの特性を説明するときは、実施例に記載した方法で測定した値を用いる。組成物における成分の割合(百分率)は、組成物の全重量に基づいた重量百分率(重量%)である。
最初に、組成物における成分の構成を説明する。本発明の組成物は、化合物(1−1)〜化合物(1−4)からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を第一成分として含有し、そして化合物(2−1)〜化合物(2−3)からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を第二成分として含有する組成物である。本発明の組成物は、第一成分および第二成分に加えて、化合物(3−1)〜化合物(3−5)からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を第三成分として組み合わせることができる。そして、第一成分、第二成分および第三成分に加えて、化合物(4−1)〜化合物(4−5)からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を、第四成分として組み合わせることができる。

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021
これらの式における記号は次のように定義される。Rは炭素数1〜10のアルキル、または炭素数2〜10のアルケニルである。Rは炭素数1〜10のアルコキシである。Rは炭素数1〜10のアルキル、炭素数2〜10のアルケニル、または炭素数1〜10のアルコキシである。
アルキルの好ましい例は、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、およびオクチルである。Rにおいて、アルキルのさらに好ましい例は、エチル、プロピル、ブチル、ペンチルおよびヘプチルである。Rにおいて、アルキルのさらに好ましい例は、メチル、エチルおよびプロピルである。
アルケニルの好ましい例は、ビニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニルおよび5−ヘキセニルである。さらに好ましい例は、ビニル、1−プロペニル、3−ブテニルおよび3−ペンテニルである。これらのアルケニルにおける−CH=CH−の好ましい立体配置は、二重結合の位置に依存する。1−プロペニル、1−ブテニル、1−ペンテニル、1−ヘキセニル、3−ペンテニル、3−ヘキセニルのようなアルケニルにおいてはトランスが好ましい。2−ブテニル、2−ペンテニル、2−ヘキセニルのようなアルケニルにおいてはシスが好ましい。
アルコキシの好ましい例は、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、ブトキシ、ペンチルオキシ、ヘキシルオキシおよびヘプチルオキシである。さらに好ましい例はメトキシ、エトキシおよびブトキシである。
本発明の液晶組成物の成分である化合物において、1,4−シクロヘキシレンに関する立体配置は、シスよりもトランスが好ましい。
本発明の組成物は第一成分〜第四成分だけで構成される組成物、および第一成分〜第四成分に加えてその他の化合物をさらに含有する組成物である。その他の化合物の例は、第一成分〜第四成分以外の液晶性化合物、光学活性な化合物、色素、紫外線吸収剤、抗酸化剤および不純物である。第一成分〜第四成分以外の液晶性化合物は、特性を調整する目的で組成物に混合される。光学活性な化合物は、液晶のらせん構造を誘起してねじれ角を与える目的で組成物に混合される。色素は、GH(Guest host)モードを有する素子に適合させるために組成物に混合される。不純物の例は、合成原料、副生成物、反応溶媒および合成触媒である。
紫外線吸収剤には、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ベンゾエート系紫外線吸収剤、トリアゾール系紫外線吸収剤などがある。ベンゾフェノン系の例は2−ヒドロキシ−4−n−オクトキシベンゾフェノンである。ベンゾエート系の例は2,4−ジ−tert−ブチルフェニル−3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンゾエートである。トリアゾール系の例は2−(2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−[2−ヒドロキシ−3−(3,4,5,6−テトラヒドロキシフタルイミド−メチル)−5−メチルフェニル]ベンゾトリアゾール、および2−(3−tert−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾールである。
酸化防止剤には、フェノール系酸化防止剤、有機硫黄系酸化防止剤などがある。フェノール系酸化防止剤の例は、3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエン、2,2’−メチレンビス(6−tert−ブチルー4−メチルフェノール)、4,4’−ブチリデンビス(6−tert−ブチル−3−メチルフェノール)、2,6−ジ−tert−ブチル−4−(2−オクタデシルオキシカルボニル)エチルフェノール、およびペンタエリスリトールテトラキス[3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート]である。有機硫黄系酸化防止剤の例は、ジラウリル−3,3’−チオプロピオネート、ジミリスチル−3,3’−チオプロピオネート、ジステアリル−3,3’−チオプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)、および2−メルカプトベンズイミダゾールである。
紫外線吸収剤または酸化防止剤のような添加物の量は、目的を達するためには多い方が好ましい。例えば、組成物を加熱したとき、多い量の酸化防止剤は比抵抗の低下を防止できる。組成物の一般的特性に好ましくない影響を与えないことを考慮するとき、紫外線吸収剤または酸化防止剤の割合は、通常、組成物の全重量に基づいて10ppm〜500ppmである。好ましい割合は30〜300ppmである。さらに好ましい割合は40〜200ppmである。
次に、成分である化合物の主要な特性、および化合物が組成物に及ぼす主要な効果を説明する。化合物(1−1)〜化合物(1−4)、化合物(2−1)〜化合物(2−3)、化合物(3−1)〜化合物(3−5)、および化合物(4−1)〜化合物(4−5)の主要な特性を表2にまとめた。この表において、Lは大きいまたは高い、Mは中程度の、そしてSは小さいまたは低いを意味する。0(ゼロ)は誘電率異方性がほぼゼロである(または極めて小さい)ことを意味する。L、MおよびSは、これらの化合物における相対的な評価である。そして、1)は誘電率異方性が負であることを示す。なお、粘度、光学異方性および誘電率異方性については、同一の液晶組成物にそれぞれの化合物を添加して物性を測定し、外挿法によって得られた値に関する評価である。
<表2> 化合物の特性

Figure 0004835021
第一成分である化合物(1−1)〜化合物(1−4)の構造の特徴は、結合基として−OCF−を有し、環構造の基の1つとして2,3−ジフルオロフェニレンを有し、そして末端基としてアルコキシを有することである。本発明の液晶組成物において、第一成分は、誘電率異方性を負に大きくし、そして下限温度を下げることを主目的として用いられる。第二成分である化合物(2−1)〜化合物(2−3)の特徴は、その構造中にフッ素原子を含まないことである。第二成分は粘度を小さくし、上限温度を調節し、そして下限温度を下げることを主目的として用いられる。第三成分である化合物(3−1)〜化合物(3−5)の構造の特徴は、環状の基の1つとして2−フルオロフェニレンまたは3−フルオロフェニレンを有し、そして末端基としてアルコキシを有することである。本発明の液晶組成物において、第三成分は上限温度を調節し、そして特に下限温度を下げることを主目的として用いられる。第四成分である化合物(4−1)〜化合物(4−5)の構造の特徴は、環構造の基の1つとして2,3−ジフルオロフェニレンを有し、そして末端基としてアルコキシ基を有することである。本発明の液晶組成物において、第四成分は誘電率異方性を負に大きくすることを主目的として用いられる。
本発明の第一成分および第二成分を組み合わせることによって、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、負に大きな誘電率異方性、大きな比抵抗などの特性のうち複数の特性を充足させることができる。第一成分および第二成分に加えて第三成分を添加することによって、または第一成分、第二成分および第三成分に加えて第四成分を添加することによって、ネマチック相の広い温度範囲、小さな粘度、適切な光学異方性、負に大きな誘電率異方性、大きな比抵抗などの特性のうち複数の特性が充足させられ、更に複数の特性に関して適切なバランスを有する液晶組成物が得られる。
本発明の第一成分および第二成分を組み合わせることによって、ネマチック相の温度範囲を広くすることができ、特に第一成分を多く添加してもネマチック相の下限温度をより低くすることができる。この効果は第四成分の化合物(4−3)、化合物(4−4)または化合物(4−5)と第二成分との組み合わせでは難しい。さらに第一成分および第二成分に加えて本発明の第三成分を添加することによって、ネマチック相の温度範囲を広くすることができ、特に第一成分を多く添加してもネマチック相の下限温度をより低くすることができる。
次に、成分の好ましい割合およびその理由を説明する。本発明の液晶組成物が第一成分と第二成分とを含有し、第三成分および第四成分を含有しない場合、化合物(1−1)〜化合物(1−4)の好ましい割合は、液晶組成物の全重量に基づいて、誘電率異方性を負に大きくするために、またはしきい値電圧を下げるために10%以上であり、そして下限温度を下げるために95%以下である。さらに好ましい割合は30〜85%である。化合物(2−1)〜化合物(2−3)の好ましい割合は、粘度を小さくするために5%以上であり、そして誘電率異方性を負に大きくするために、またはしきい値電圧を下げるために90%以下である。さらに好ましい割合は15%〜70%である。
本発明の液晶組成物が第一成分と第二成分とを含有し、第三成分として化合物(3−1)〜化合物(3−5)を添加し、第四成分を含有しない場合、化合物(3−1)〜化合物(3−5)の化合物の好ましい割合は、液晶組成物の全重量に基づいて、誘電率異方性を負に大きくするために、またはしきい値電圧を下げるために5%以上であり、そして下限温度を下げるために85%以下である。そして、第一成分の含有割合は10〜90%であり、第二成分の含有割合は5〜85%である。これらの割合の好ましい範囲は、第一成分の含有割合が40〜90%であり、第二成分の含有割合が5〜55%であり、そして第三成分の含有割合が5〜55%である。さらに好ましい割合の範囲は、第一成分の含有割合が40〜70%であり、第二成分の含有割合が15〜50%であり、そして第三成分の含有割合が15〜50%である。
本発明の液晶組成物が第一成分、第二成分および第三成分を含有し、第四成分として化合物(4−1)〜化合物(4−5)を添加する場合、液晶組成物の全重量に基づいて、この化合物(4−1)〜化合物(4−5)の好ましい割合は、誘電率異方性を負に大きくするために、またはしきい値電圧を下げるために5%以上であり、そして下限温度を下げるために80%以下である。そして、第一成分の含有割合は10〜85%であり、第二成分の含有割合は5〜80%であり、そして第三成分の含有割合は5〜80%である。これらの割合の好ましい範囲は、第一成分の含有割合が20〜65%であり、第二成分の含有割合が10〜55%であり、第三成分の含有割合が5〜50%であり、そして第四成分の含有割合が20〜65%である。さらに好ましい割合の範囲は、第一成分の含有割合が20〜50%であり、第二成分の含有割合が15〜45%であり、第三成分の含有割合が10〜40%であり、そして第四成分の含有割合が25〜55%である。
次に、成分である化合物の好ましい形態を説明する。
化合物(1−1)〜化合物(1−4)の中では、化合物(1−1)および化合物(1−2)が好ましい。さらに好ましい化合物は化合物(1−1)である。化合物(2−1)〜化合物(2−3)の中では、化合物(2−1)および化合物(2−3)が好ましい。さらに好ましい化合物は化合物(2−3)である。化合物(3−1)〜化合物(3−5)の中では、化合物(3−1)〜化合物(3−3)が好ましい。さらに好ましい化合物は化合物(3−1)および化合物(3−2)である。化合物(4−1)〜化合物(4−5)の中では、化合物(4−3)〜化合物(4−5)が好ましい。さらに好ましい化合物は化合物(4−4)および化合物(4−5)である。
次に、成分である化合物の合成法を説明する。これらの化合物は既知の方法によって合成できる。合成法を例示する。化合物(1−1)〜化合物(1−4)は、特開平9−278698号公報または特開2003−2858公報に記載された方法を修正することによって合成する。化合物(2−1)は、特開昭59−70624号公報または特開昭60−16940号公報に記載された方法によって合成する。化合物(4−1)〜化合物(4−5)は、特開平6−228037号公報に記載された方法を修正することによって合成する。
合成法を記載しなかった化合物は、オーガニック・シンセシス(Organic Synthesis, John Wiley & Sons, Inc)、オーガニック・リアクション(Organic Reactions, John Wiley & Sons, Inc)、コンプリヘンシブ・オーガニック・シンセシス(Comprehensive Organic Synthesis, Pergamon Press)、新実験化学講座(丸善)などに記載された方法によって合成できる。組成物はこのようにして得た化合物から公知の方法によって調製される。例えば、成分である化合物を混合し、加熱によって互いに溶解させる方法である。
本発明の組成物は、主として0.07〜0.13の光学異方性および−6.0〜−2.0の誘電率異方性を有する。好ましい誘電率異方性は、−5.0〜−2.5の範囲である。成分である化合物の割合を制御することによって、またはその他の化合物を混合することによって、0.05〜0.18の光学異方性を有する組成物、さらには0.05〜0.20の光学異方性を有する組成物を調製してもよい。したがって、この組成物はVAモード、IPSモードなどを有するAM素子に適する。この組成物はVAモードを有するAM素子に特に適する。
TNのようなモードを有する素子における電場の方向は液晶層に対して垂直である。一方、VAまたはIPSのようなモードを有する素子における電場の方向は、液晶層に対して平行である。VAモードを有する素子の構造は、K. Ohmuro, S. Kataoka, T. Sasaki and Y. Koike, SID '97 Digest of Technical Papers, 28, 845 (1997)に報告されている。IPSモードを有する素子の構造は、国際公開91/10936号パンフレット(ファミリー:US5576867)に報告されている。本発明の組成物は、これらの素子にも適する。
この組成物はPC、TN、STN、OCBなどのモードを有するAM素子だけでなく、PC、TN、STN、OCB、VA、IPSなどのモードを有するPM素子にも使用することができる。これらのAM素子およびPM素子は、反射型、透過型および半透過型のいずれであってもよい。この組成物をマイクロカプセル化して作製したNCAP(nematic curvilinear aligned phase)素子や、組成物中に三次元の網目状高分子を形成させたPD(polymer dispersed)素子、例えばPN(polymer network)素子にも使用できる。
最初に、本発明で用いる化合物の合成例を示す。合成例における化合物は構造式で示した。構造式において、1,4−シクロヘキシレンに関する立体配置はトランスである。化合物の相転移温度において、C、N、およびIは、それぞれ、結晶、ネマチック相、および等方相である。かっこ内の相転移はそれがモノトロピックであることを示す。温度の単位は℃である。得られた化合物は核磁気共鳴スペクトル、質量スペクトルなどのデータに基づいて同定した。核磁気共鳴スペクトルにおいて、sはシングレット、dはダブレット、tはトリプレット、qはカルテット、mはマルチプレットである。THFはテトラヒドロフラン、DMFはN,N−ジメチルホルムアミド、MEKはメチルエチルケトンを示す。そして、mLは容量の単位ミリリットルを示す。
化合物(1−1)〜化合物(1−4)の誘電率異方性(Δε、25℃)と光学異方性(Δn、25℃)の測定には、以下の5つの化合物を混合し、ネマチック相を有する液晶組成物Mを用いた。その組成物の物性は次の通りである。上限温度(NI)=74.0℃;粘度(η20)=18.9mPa・s;光学異方性(Δn)=0.087;誘電率異方性(Δε)=−1.3。
(液晶組成物M)

Figure 0004835021
この組成物85重量%に、15重量%の化合物(1−1)〜化合物(1−4)を添加して試料を調製した。この測定法はあとで述べる。測定により得られた値を液晶組成物Mの物性値と化合物(1−1)〜化合物(1−4)と液晶組成物Mの重量比とに基づいて外挿し、誘電率異方性と光学異方性の値を算出した。
[合成例1]
4−(4−プロピルシクロヘキシル)−1−(3−[4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル]−1,1−ジフルオロプロピルオキシ)ベンゼン(1−2−4)の合成

Figure 0004835021
(第1段)
MEK770mLに溶解させた化合物(1)103.3gへ炭酸カリウム128gとMEK500mLへ溶解させたヨードエタン180gを加え、4時間加熱還流した。水を加え反応を停止させ、ジエチルエーテルを加えた。水層をジエチルエーテルで抽出し、有機層を合わせ、2N−水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥させた。溶媒を減圧下留去し、128.6gの化合物(2)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.00−6.94(m,1H),6.74−6.70(m,2H),4.10(q,2H),1.44(t,3H).
(第2段)
窒素雰囲気下、−78℃にてTHF100mLに溶解させた化合物(2)30.2gへsec−ブチルリチウム(0.96M/L)300mLを滴下し、同温にて2時間撹拌した。そこへ−78℃にてTHF70mLへ溶解させたN−ホルミルピペリジン32.6gを滴下し、同温にて1時間撹拌後、室温にて終夜撹拌した。水を加え、有機層を分離後、水層をトルエンにて抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、28.2gの化合物(3)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);10.18(s,1H),7.60(td,1H),6.85(td,1H),4.23(q,2H),1.51(t,3H).
(第3段)
窒素雰囲気下−78℃にて、THF410mLに懸濁させたメトキシメチルトリフェニルホスホニウムクロリド47.7gへカリウムt−ブトキシド22.0gを加え、同温で1時間撹拌した。続いて−78℃にてTHF140mLに溶解させた化合物(3)28.2gを滴下し、同温で1時間、室温で終夜撹拌した。その後反応液にヘプタンを加え、シリカゲルろ過を行った。ろ液の溶媒を減圧下留去し、内容物をアセトン510mLに溶解させた後3N−塩酸200mLを加え終夜撹拌した。水を加えた後、トルエンで抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、25.2gの化合物(4)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);9.74(q,1H),6.84(td,1H),6.73(td,1H),4.12(q,2H),3.71(t,2H),1.46(t,3H).
(第4段)
窒素雰囲気下、DMF500mLに溶解させた化合物(4)25.2gとトリフェニルホスフィン49.6gに120℃にてDMF250mLに溶解させたクロロジフルオロ酢酸ナトリウム57.6gをゆっくりと滴下し、同温にて1時間撹拌し、室温へ戻し水を加えた。ジエチルエーテルで抽出し、有機層を合わせ、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、13.1gの化合物(5)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.25−7.14(m,1H),6.82(td,1H),6.66(td,1H),4.09(q,2H),3.28(dd,2H),1.44(t,3H).
(第5段)
窒素雰囲気下−78℃にてジクロロメタン360mLに溶解した化合物(5)8.74gにジクロロメタン36mLに溶解した臭素7.15gをゆっくりと滴下し、同温で1時間、0℃にて30分撹拌した。飽和亜硫酸ナトリウム水溶液を加え、有機層を分離し、水層をジクロロメタンで抽出し、有機層を合わせ、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、12.6gの化合物(6)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);6.91(td,1H),6.71(td,1H),4.12(q,2H),3.71(dd,1H),3.02(dd,2H),1.46(t,3H).
(第6段)
窒素雰囲気下、DMF120mLに溶解させた4−(4−プロピルシクロヘキシル)フェノール4.87gに60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて1時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却し、DMF120mLに溶解させた化合物(6)8.00gを滴下し、室温にて1時間撹拌の後、60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて2時間加熱撹拌した。室温に戻した後水を加え、ジエチルエーテルにて抽出した。有機層を合わせ、2N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、6.14gの化合物(7)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.21−7.13(m,5H),6.73(td,1H),6.64(d,1H),6.36(dt,1H)4.14(q,2H),2.48−2.43(m,1H),1.87(td,4H),1.47(t,3H),1.46−1.19(m,7H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
(第7段)
トルエン/ソルミックス=1/1の混合溶媒300mLに溶解させた化合物(7)6.14gへ0.3gのPd/Cを加え、水素雰囲気下、水素を吸収しなくなるまで室温にて撹拌した。触媒を除去した後溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、3.86gの化合物(1−2−4)を無色結晶として得た。
C 50℃ N 101.5℃ I.
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.12(dd,4H),6.87(td,1H),6.67(td,1H),4.09(q,2H),2.94(t,2H),2.48−2.38(m,3H),1.87(td,4H),1.44(t,3H),1.43−1.18(m,7H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
[合成例2]
4−(4−ブチルシクロヘキシル)−1−(3−[4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル]−1,1−ジフルオロプロピルオキシ)ベンゼン(1−2−6)の合成

Figure 0004835021
(第1段)
窒素雰囲気下、DMF60mLに溶解させた4−(4−ブチルシクロヘキシル)フェノール5.18gに60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて1時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却し、DMF120mLに溶解させた化合物(6)8.00gを滴下し、室温にて1時間撹拌の後、60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて2時間加熱撹拌した。室温に戻した後水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、2N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、3.65gの化合物(8)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.21−7.13(m,5H),6.73(td,1H),6.64(d,1H),6.36(dt,1H)4.14(q,2H),2.48−2.43(m,1H),1.87(td,4H),1.47(t,3H),1.46−1.19(m,9H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
(第2段)
トルエン/ソルミックス=1/1の混合溶媒200mLに溶解させた化合物(8)3.65gに0.2gのPd/Cを加え、水素雰囲気下、水素を吸収しなくなるまで室温にて撹拌した。触媒を除去した後溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、3.06gの化合物(1−2−6)を無色の結晶として得た。
C 47.1℃ N 96.1℃ I.
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.12(dd,4H),6.87(td,1H),6.67(td,1H),4.09(q,2H),2.94(t,2H),2.48−2.38(m,3H),1.87(td,4H),1.44(t,3H),1.43−1.18(m,9H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
[合成例3]
4−(4−ペンチルシクロヘキシル)−1−(3−[4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル]−1,1−ジフルオロプロピルオキシ)ベンゼン(1−2−9)の合成

Figure 0004835021
(第1段)
窒素雰囲気下、DMF60mLに溶解させた4−(4−ペンチルシクロヘキシル)フェノール5.49gに60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて1時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却し、DMF120mLに溶解させた化合物(6)8.00gを滴下し、室温にて1時間撹拌の後、60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて2時間加熱撹拌した。室温に戻した後水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、2N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、4.53gの化合物(9)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.21−7.13(m,5H),6.73(td,1H),6.64(d,1H),6.36(dt,1H)4.14(q,2H),2.48−2.43(m,1H),1.87(td,4H),1.47(t,3H),1.46−1.19(m,11H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
(第2段)
トルエン/ソルミックス=1/1の混合溶媒200mLに溶解させた化合物(9)4.53gへ0.2gのPd/Cを加え、水素雰囲気下、水素を吸収しなくなるまで室温にて撹拌した。触媒を除去した後溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、3.12gの化合物(1−2−9)を無色の結晶として得た。
C 49.9℃ N 104.9℃ I.
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.12(dd,4H),6.87(td,1H),6.67(td,1H),4.09(q,2H),2.94(t,2H),2.48−2.38(m,3H),1.87(td,4H),1.44(t,3H),1.43−1.18(m,11H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
[合成例4]
4−(4−エチルシクロヘキシル)−1−(3−[4−エトキシ−2,3−ジフルオロフェニル]−1,1−ジフルオロプロピルオキシ)ベンゼン(1−2−1)の合成

Figure 0004835021
(第1段)
窒素雰囲気下、DMF60mLに溶解させた4−(4−エチルシクロヘキシル)フェノール4.56gに60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて1時間加熱撹拌した。反応液を室温まで冷却し、DMF120mLに溶解させた化合物(6)8.00gを滴下し、室温にて1時間撹拌の後、60%水素化ナトリウム0.98gを加え、60℃にて2時間加熱撹拌した。室温に戻した後水を加え、ジエチルエーテルで抽出した。有機層を合わせ、2N−水酸化ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下留去し、3.37gの化合物(10)を得た。
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.21−7.13(m,5H),6.73(td,1H),6.64(d,1H),6.36(dt,1H)4.14(q,2H),2.48−2.43(m,1H),1.87(td,4H),1.47(t,3H),1.46−1.19(m,5H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
(第2段)
トルエン/ソルミックス=1/1の混合溶媒200mLに溶解させた化合物(9)3.37gへ0.17gのPd/Cを加え、水素雰囲気下、水素を吸収しなくなるまで室温にて撹拌した。触媒を除去した後溶媒を減圧下留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製を行い、3.10gの化合物(1−2−1)を無色の結晶として得た。
C 83.5℃ (N 71.8℃) I.
H−NMR(CDCl):δ(ppm);7.12(dd,4H),6.87(td,1H),6.67(td,1H),4.09(q,2H),2.94(t,2H),2.48−2.38(m,3H),1.87(td,4H),1.44(t,3H),1.43−1.18(m,5H),1.04(q,2H),0.90(t,3H).
[合成例5]
合成例1〜4と同様にして、下記の化合物(1−1−1)〜化合物(1−4−8)を合成する。合成例1〜4で合成した化合物も例示した。

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021

Figure 0004835021
次に、本発明の組成物を実施例により詳細に説明する。実施例における化合物は、下記の表3の定義に基づいて記号により表す。表3において、1,4−シクロヘキシレンに関する立体配置はトランスである。実施例において記号の後にあるかっこ内の番号は好ましい化合物の番号に対応する。(−)の記号はその他の化合物を意味する。化合物の割合(百分率)は、組成物の全重量に基づいた重量百分率(重量%)である。各実施例の最後に組成物の特性値を示す。
化合物をR−(A)−Z−……−Z−(A)−Xで表すときの表記方法を次に示す。
<表3> 記号を用いた化合物の表記方法

Figure 0004835021
特性値の測定は次の方法にしたがった。これらの多くは、日本電子機械工業会規格(Standard of Electric Industries Association of Japan)EIAJ・ED−2521Aに記載された方法、またはこれを修飾した方法である。
(1)ネマチック相の上限温度(NI;℃)
偏光顕微鏡を備えた融点測定装置のホットプレートに試料を置き、1℃/分の速度で加熱した。試料の一部がネマチック相から等方性液体に変化したときの温度を測定した。ネマチック相の上限温度を「上限温度」と略することがある。
(2)ネマチック相の下限温度(T;℃)
ネマチック相を有する試料を0℃、−10℃、−20℃、−30℃、および−40℃のフリーザー中に10日間保管したあと、液晶相を観察した。例えば、試料が−20℃ではネマチック相のままであり、−30℃では結晶またはスメクチック相に変化したとき、Tを<−20℃と記載した。ネマチック相の下限温度を「下限温度」と略すことがある。
(3)光学異方性(Δn;25℃で測定)
波長が589nmの光を用い、接眼鏡に偏光板を取り付けたアッベ屈折計により行った。主プリズムの表面を一方向にラビングしたあと、試料を主プリズムに滴下した。屈折率n‖は偏光の方向がラビングの方向と平行であるときに測定した。屈折率n⊥は偏光の方向がラビングの方向と垂直であるときに測定した。光学異方性の値は、Δn=n‖−n⊥、の式から計算した。
(4)粘度(η;20℃で測定;mPa・s)
測定にはE型粘度計を用いた。
(5)誘電率異方性(Δε;25℃で測定)
(5−1)垂直配向の処理
よく洗浄したガラス基板にオクタデシルトリエトキシシラン(0.16mL)のエタノール(20mL)溶液を塗布した。ガラス基板をスピンナーで回転させたあと、150℃で1時間加熱した。2枚のガラス基板から、間隔(セルギャップ)が20μmであるVA素子を組み立てた。
(5−2)水平配向の処理
類似の方法でガラス基板にポリイミドの配向膜を調製した。ラビング処理をしたあと、2枚のガラス基板の間隔が9μmであり、ツイスト角が80度であるTN素子を組み立てた。
(5−3)測定
VA素子に試料を入れ、0.5ボルト(1kHz、サイン波)を印加して、液晶分子の長軸方向における誘電率(ε‖)を測定した。TN素子に試料を入れ、0.5ボルト(1kHz、サイン波)を印加して、液晶分子の短軸方向における誘電率(ε⊥)を測定した。誘電率異方性の値は、Δε=ε‖−ε⊥の式から計算した。負の誘電率異方性を有する組成物をこの方法によって測定した。
(6)電圧保持率(VHR;25℃と100℃で測定;%)
ポリイミド配向膜を有し、そして2枚のガラス基板の間隔(セルギャップ)が6μmであるTN素子に試料を入れた。25℃のTN素子に印加した電圧の波形を陰極線オシロスコープで観測し、単位周期において電圧曲線と横軸との間の面積を求めた。TN素子を取り除いたあと印加した電圧の波形から同様にして面積を求めた。2つの面積の値を比較して電圧保持率を算出した。このようにして得られた電圧保持率をVHR−1で示した。次に、このTN素子を100℃、250時間加熱した。25℃に戻したあと、同様な方法で電圧保持率を測定した。このようにして加熱後に得られた電圧保持率をVHR−2で示した。この加熱テストは、素子を長時間使用するテストの代わりに行った。
[比較例1]
本発明の第二成分および第四成分を含有する以下の組成物を調合し、上記の方法により特性値を測定した。
3−HH−4 (2−1) 7%
3−HH−5 (2−1) 6%
3−HB−O2 (2−2) 8%
5−HB−3 (2−2) 9%
3−HB(2F,3F)−O2 (4−3) 14%
5−HB(2F,3F)−O2 (4−3) 12%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 8%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 8%
2−HHB(2F,3F)−1 − 14%
3−HHB(2F,3F)−1 − 14%
NI=67.9℃;Tc<−10℃;Δn=0.080;Δε=−3.0;
η=19.9mPa・s;VHR−1=99.4%.
[比較例2]
特許文献2の特開2003−2858公報(ファミリー:US 6,544,604B)の実施例54の組成物を調合し、上記の方法により特性値を測定した。この組成物は本発明の第一成分の化合物(1−2)、第二成分の化合物(2−1)および第四成分の化合物(4−3)〜化合物(4−4)を含有する。
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 14%
3−HH−2 (2−1) 5%
3−HH−4 (2−1) 6%
3−HH−O1 (2−1) 4%
3−HH−O3 (2−1) 5%
5−HH−O1 (2−1) 4%
3−HB(2F,3F)−O2 (4−3) 12%
5−HB(2F,3F)−O2 (4−3) 11%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 15%
3−HHB(2F,3F)−2 − 24%
NI=78.6℃;Tc<−10℃;Δn=0.080;Δε=−3.3;
η=24.4mPa・s.
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 18%
3−HBOCF2B(2F,3F)−O4 (1−2) 6%
4−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 8%
5−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 18%
V−HHB−1 (2−3) 10%
V2−HHB−1 (2−3) 10%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=69.9℃;Tc<−20℃;Δn=0.107;Δε=−3.7;
η=36.3mPa・s;VHR−1=99.2%.
[実施例2]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 4%
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 15%
5−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 15%
3−HH−4 (2−1) 10%
3−HH−5 (2−1) 5%
3−HHB−3 (2−3) 5%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
5−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
3−HH1OB(2F)−O2 (3−5) 5%
5−HH1OB(2F)−O2 (3−5) 5%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 10%
4−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 6%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 10%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=82.0℃;Tc<−30℃;Δn=0.093;Δε=−3.3;
η=26.4mPa・s;VHR−1=99.4%.
[実施例3]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 11%
5−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 11%
3−HH−4 (2−1) 10%
3−HH−5 (2−1) 6%
5−HH−V (2−1) 6%
3−HHB−3 (2−3) 6%
3−HB(3F)−O2 (3−1) 5%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
3−HB(2F,3F)−O2 (4−3) 10%
5−HB(2F,3F)−O2 (4−3) 10%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 11%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 11%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=89.5℃;Tc<−30℃;Δn=0.087;Δε=−3.3;
η=22.9mPa・s;VHR−1=99.3%.
この液晶組成物は比較例2に対して、Δεが同程度であり、NIが高く、粘度が小さく、Tcが低い。NI、粘度およびTcで比較例に対して優れている。
[実施例4]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 15%
5−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 15%
3−HH−V1 (2−1) 5%
5−HH−V (2−1) 5%
3−HHB−O1 (2−3) 4%
V−HHB−1 (2−3) 8%
V2−HHB−1 (2−3) 8%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 10%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=73.7℃;Tc<−20℃;Δn=0.091;Δε=−2.2;
η=25.5mPa・s;VHR−1=99.3%.
[実施例5]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
3−HH−4 (2−1) 13%
3−HH−5 (2−1) 6%
3−HB−O2 (2−2) 8%
V−HHB−1 (2−3) 5%
V2−HHB−1 (2−3) 5%
3−HB(3F)−O2 (3−1) 9%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 11%
3−HHB(2F,3F)−O4 (4−4) 6%
4−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 6%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 11%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=81.6℃;Tc<−20℃;Δn=0.087;Δε=−3.2;
η=20.0mPa・s;VHR−1=99.4%.
この液晶組成物は比較例1および比較例2に対して、Δεが同程度であり、NIが高く、粘度が同程度もしくは小さく、Tcが低い。NI、粘度およびTcで比較例に対して優れている。
[実施例6]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 10%
5−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 10%
3−HH−4 (2−1) 5%
3−HH−O1 (2−1) 5%
3−HHB−O1 (2−2) 4%
3−HHB−O2 (2−2) 4%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 8%
3−HHB(3F)−O4 (3−2) 4%
5−HHB(3F)−O2 (3−2) 8%
3−HH1OB(2F)−O2 (3−5) 5%
5−HH1OB(2F)−O2 (3−5) 5%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=80.4℃;Tc<−30℃;Δn=0.088;Δε=−2.0;
η=26.6mPa・s;VHR−1=99.5%.
[実施例7]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 15%
3−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 15%
5−HBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−2) 10%
3−BBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−3) 5%
3−BBOCF2B(2F,3F)−O4 (1−3) 5%
5−BBOCF2B(2F,3F)−O2 (1−3) 5%
5−BBOCF2B(2F,3F)−O4 (1−3) 5%
3−BOCF2BB(2F,3F)−O2 (1−4) 5%
3−HHB−O1 (2−3) 4%
3−HHB−O2 (2−3) 6%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
3−HBB(3F)−O2 (3−3) 5%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=72.3℃;Tc<−20℃;Δn=0.125;Δε=−3.5;
η=39.7mPa・s;VHR−1=99.1%.
[実施例8]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
3−HH−V (2−1) 10%
3−HH−V1 (2−1) 10%
V−HHB−1 (2−3) 6%
3−HB(3F)−O2 (3−1) 10%
5−HB(3F)−O2 (3−1) 10%
V−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 10%
1V−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 8%
V2−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 8%
V2−HHB(2F,3F)−O3 (4−4) 8%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=72.6℃;Tc<−20℃;Δn=0.089;Δε=−3.3;
η=18.3mPa・s.
この液晶組成物は比較例1に対して、NIが高く、Δεが小さく、粘度が小さく、Tcが<−20℃である。NI、Δε、粘度およびTcで比較例に対して優れている。
[実施例9]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
3−HH−4 (2−1) 10%
3−HH−5 (2−1) 6%
3−HB(3F)−O2 (3−1) 10%
5−HB(3F)−O2 (3−1) 10%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
5−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 10%
3−HHB(2F,3F)−O4 (4−4) 8%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 10%
3−HBB(2F,3F)−O2 (4−5) 6%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=74.9℃;Tc<−20℃;Δn=0.093;Δε=−4.0;
η=26.1mPa・s.
[実施例10]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
3−BOCF2B(2F,3F)−O4 (1−1) 5%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 5%
3−HH−4 (2−1) 12%
3−HH−5 (2−1) 6%
3−HB−O2 (2−2) 6%
7−HB−1 (2−2) 4%
3−HHB−3 (2−3) 5%
3−HB(3F)−O2 (3−1) 8%
3−HHB(3F)−O2 (3−2) 5%
3−BOCFB(2F,3F)−O2 (4−2) 8%
4−BOCFB(2F,3F)−O2 (4−2) 5%
5−BOCFB(2F,3F)−O2 (4−2) 8%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 7%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 6%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=76.7℃;Tc<−20℃;Δn=0.087;Δε=−3.2;
η=21.2mPa・s.
[実施例11]
実施例5の組成物に酸化防止剤として100ppmの3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシトルエンを添加した。得られた組成物の特性は次のとおりであった。
NI=81.6℃;Tc<−20℃;Δn=0.087;Δε=−3.2;
η=20.0mPa・s;VHR−1=99.4%.
[実施例12]
以下の組成を有する液晶組成物を作成した。
3−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
5−BOCF2B(2F,3F)−O2 (1−1) 10%
3−HH−4 (2−1) 12%
V−HHB−1 (2−3) 5%
V2−HHB−1 (2−3) 5%
3−HB(3F)−O2 (3−1) 5%
5−HB(3F)−O2 (3−1) 5%
3−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 11%
5−HHB(2F,3F)−O2 (4−4) 6%
3−BOCF2B(2F,3F)−3 ( − ) 6%
3−HEB−O2 ( − ) 4%
5−HEB−O2 ( − ) 4%
4−HHB(2F,3F)−1 ( − ) 6%
5−HHB(2F,3F)−3 ( − ) 11%
この組成物は以下の特性値を示した。
NI=75.4℃;Tc<−20℃;Δn=0.089;Δε=−3.1;
η=21.3mPa・s.



Claims (16)

  1. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして負の誘電率異方性を有する液晶組成物:
    Figure 0004835021

    Figure 0004835021

    Figure 0004835021

    ここに、Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルコキシであり;Rはアルキル、アルケニルまたはアルコキシであり;そしてこれらの基において、アルキルおよびアルコキシの炭素数は1〜10であり、アルケニルの炭素数は2〜10である。
  2. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  3. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして第三成分として式(3−4)〜式(3−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  4. 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が10〜90重量%であり、第二成分の含有割合が5〜85重量%であり、そして第三成分の含有割合が5〜85重量%である、請求項のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  5. 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が40〜90重量%であり、第二成分の含有割合が5〜55重量%であり、そして第三成分の含有割合が5〜55重量%である、請求項のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  6. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−1)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、そして負の誘電率異方性を有する液晶組成物:
    Figure 0004835021

    Figure 0004835021

    Figure 0004835021

    Figure 0004835021

    ここに、Rはアルキルまたはアルケニルであり;Rはアルコキシであり;Rはアルキル、アルケニルまたはアルコキシであり;そしてこれらの基において、アルキルおよびアルコキシの炭素数は1〜10であり、アルケニルの炭素数は2〜10である。
  7. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−1)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  8. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−1)〜式(4−2)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  9. 第一成分として式(1−1)〜式(1−4)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−3)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  10. 第一成分として式(1−1)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−1)〜式(2−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−3)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−4)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  11. 第一成分として式(1−1)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第二成分として式(2−3)で表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第三成分として式(3−1)〜式(3−2)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有し、第四成分として式(4−4)〜式(4−5)のそれぞれで表される化合物からなる群から選択される少なくとも1つの化合物を含有する、請求項に記載の液晶組成物。
  12. 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が10〜85重量%であり、第二成分の含有割合が5〜80重量%であり、第三成分の含有割合が5〜80重量%であり、そして第四成分の含有割合が5〜80重量%である、請求項〜1のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  13. 液晶組成物の全重量に基づいて、第一成分の含有割合が20〜65重量%であり、第二成分の含有割合が10〜55重量%であり、第三成分の含有割合が5〜50重量%であり、そして第四成分の含有割合が20〜65重量%である、請求項〜1のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  14. −6.5〜−2.0の範囲の誘電率異方性値を有する、請求項1〜1のいずれか1項に記載の液晶組成物。
  15. 請求項1〜1のいずれか1項に記載の液晶組成物を含有する液晶表示素子。
  16. VAモードまたはIPSモードを有するアクティブマトリックス駆動素子である、請求項1に記載の液晶表示素子。
JP2005096626A 2004-04-09 2005-03-30 液晶組成物および液晶表示素子 Expired - Fee Related JP4835021B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005096626A JP4835021B2 (ja) 2004-04-09 2005-03-30 液晶組成物および液晶表示素子

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004115933 2004-04-09
JP2004115933 2004-04-09
JP2005096626A JP4835021B2 (ja) 2004-04-09 2005-03-30 液晶組成物および液晶表示素子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005320511A JP2005320511A (ja) 2005-11-17
JP4835021B2 true JP4835021B2 (ja) 2011-12-14

Family

ID=35468003

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005096626A Expired - Fee Related JP4835021B2 (ja) 2004-04-09 2005-03-30 液晶組成物および液晶表示素子

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4835021B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1958999B1 (de) * 2007-02-13 2012-07-11 Merck Patent GmbH Flüssigkristallines Medium
JP5560521B2 (ja) * 2007-09-28 2014-07-30 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物
DE102008064171A1 (de) * 2008-12-22 2010-07-01 Merck Patent Gmbh Flüssigkristallines Medium
TWI458703B (zh) * 2009-03-30 2014-11-01 Jnc Corp 具有二氟伸丙烯基氧基結合基的液晶化合物
JP5845655B2 (ja) * 2011-06-24 2016-01-20 Dic株式会社 誘電率異方性が負である液晶組成物、及び該液晶組成物を用いた液晶表示素子
JP2013177611A (ja) * 2013-04-26 2013-09-09 Dic Corp ネマチック液晶組成物
WO2014203567A1 (ja) * 2013-06-17 2014-12-24 Dic株式会社 ネマチック液晶組成物及びこれを用いた液晶表示素子
WO2015001821A1 (ja) * 2013-07-05 2015-01-08 Jnc株式会社 液晶組成物および液晶表示素子
KR101687596B1 (ko) 2013-09-06 2016-12-19 디아이씨 가부시끼가이샤 네마틱 액정 조성물 및 이를 사용한 액정 표시 소자
CN106062134B (zh) 2014-05-13 2021-09-14 Dic株式会社 向列液晶组合物及使用其的液晶显示元件
CN107075375B (zh) 2014-12-25 2020-11-13 Dic株式会社 向列液晶组合物及使用其的液晶显示元件

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3136624A1 (de) * 1981-09-15 1983-03-31 Merck Patent Gmbh, 6100 Darmstadt Fluessigkristalline halogenverbindungen, verfahren zu ihrer herstellung, diese enthaltende dielektrika und elektrooptisches anzeigeelement
JPS59155485A (ja) * 1983-02-22 1984-09-04 Canon Inc 液晶組成物
JP3646399B2 (ja) * 1996-04-10 2005-05-11 チッソ株式会社 フッ素置換結合基を有する液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP3800051B2 (ja) * 2000-08-10 2006-07-19 チッソ株式会社 ジフルオロプロピレンオキシ基を結合基とする液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP2004035698A (ja) * 2002-07-02 2004-02-05 Chisso Corp 液晶組成物および液晶表示素子

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005320511A (ja) 2005-11-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4835021B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5163019B2 (ja) アルケニルを有するシクロヘキセン誘導体、液晶組成物および液晶表示素子
JP5652202B2 (ja) ラテラルフッ素を有する3環液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5601199B2 (ja) ラテラルフッ素を有する4環液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
US7291368B2 (en) Liquid crystal composition and liquid crystal display device
JP5487967B2 (ja) ラテラルフッ素を有する4、5環液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5359016B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5509852B2 (ja) 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5549599B2 (ja) 液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5206667B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5163018B2 (ja) クロロフルオロベンゼン系液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
KR101408570B1 (ko) 클로로플루오로벤젠계 액정성 화합물, 액정 조성물 및 액정표시 소자
JP5573094B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5352972B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5391528B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5206666B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
TWI437080B (zh) 液晶組成物及液晶顯示元件
JP5672043B2 (ja) 5環化合物、液晶組成物および液晶表示素子
TWI475099B (zh) 液晶組成物及液晶顯示元件
JP5051358B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JPWO2011040373A1 (ja) 誘電率異方性が負の液晶性化合物、これを用いた液晶組成物および液晶表示素子
JP5392256B2 (ja) 誘電率異方性が負の液晶性化合物、液晶組成物および液晶表示素子
JP5428246B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP2005298733A (ja) 液晶組成物および液晶表示素子
JP5333448B2 (ja) 液晶組成物および液晶表示素子

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071004

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110215

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110330

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20110331

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110830

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R154 Certificate of patent or utility model (reissue)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R154

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141007

Year of fee payment: 3

R370 Written measure of declining of transfer procedure

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R370

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees