JP4834034B2 - ディスプレイ壁面取付具 - Google Patents

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Description

本発明は、ディスプレイを壁面に取付けるための取付具に関し、より詳しくは、屋内壁面への取り付けを容易に行なうことができるとともに、引越し作業時等におけるディスプレイの移設の際の取付具の分解を簡便に行うことが可能であり、且つ、分解後の取付具の体積を最小限化できる取付具に関する。
近年のプラズマ・ディスプレイや液晶ディスプレイの技術革新により、大面積且つ薄型のディスプレイが開発され、市販されるようになってきている。近年急速に普及しつつあるこれらのディスプレイは、従来の床面載置型のディスプレイと異なり、家屋の壁面に取付けられる。これにより、家屋の居住空間においてディスプレイが占める面積割合を低減することができることとなる。
このようなディスプレイの取り付けに用いる取付具が、特許文献1乃至3に提案されている。
図6は、特許文献1に開示される取付具を示し、図7は、特許文献2に開示される取付具を示し、図8は、特許文献3に開示される取付具を示す。
特許文献1に開示の取付具は、フレーム棒(P11,P12,P13)で構成される側面視三角形状の第1枠体と、フレーム棒(P14,P15,P16)で構成される側面視三角形状の第2枠体と、第1枠体と第2枠体を連結する連結棒(P17,P18,P19,P20)で構成される。
図6から明らかな如く、特許文献1に係る取付具の構造は、非常に複雑であり、分解・組立を簡単に行なうことはできない。また、部品点数が多く、重量も大きい。
特許文献2に開示の取付具は、特許文献1に開示される取付具を簡素化した構造である。特許文献2の取付具は、壁面に固定される第1板(P21)と、第1板(P21)下端に回動可能に接続する正面視ロ字形状の第1枠体(P22)と、第1枠体(P22)に対して略同形同大であり、第1枠体(P22)の正面側に固定される第2枠体(P23)から構成される。
特許文献2に開示の取付具は、特許文献1に開示の取付具よりも格段に部品点数が少なく、分解の容易さの点においては優れたものということができる。しかしながら、第1板(P21)、第1枠体(P22)及び第2枠体(P23)それぞれは、一部材からなるので、分解時において取付具によって占められる空間体積は、取付具組立時において取付具によって占められる空間体積とほとんど変わらない。
特許文献3に開示の取付具は、更に、簡素化された構造を備え、正面視矩形状の2枚の板材(P31,P32)を係合並びに結合させて形成される。
特許文献3に開示の取付具は、更に、部品点数が少なくなっており、分解の容易さの点においては更に優れたものとなっている。しかしながら、特許文献2に開示の取付具と同様に、各構成部品(P31,P32)がそれぞれ一部材からなり、分解時において取付具によって占められる空間体積は、取付具組立時において取付具によって占められる空間体積とほとんど変わらない。
特開2002−152628号公報 実用新案登録第3089849号公報 実用新案登録第3110700号公報
引越し時などにおける屋内設備の移設の際の、屋内設備の取外し並びに設置の作業は煩雑であり、屋内設備に対しては、取外し並びに設置の容易性が求められる。また、取り外した後の屋内設備の搬送時においては、屋内設備の小型化が求められる。これら要求は、ディスプレイの取付具に対しても当てはまる。
図6乃至図8に示すディスプレイの取付具はいずれも、上記要求を十分に満足させるものといえない。
本発明者は、鋭意研究の結果、従来技術に係るディスプレイの取付具が有する取外し並びに設置の困難性或いは非縮小性の課題が、従来技術が共通して有する技術的思想にあることを見出した。
プラズマテレビや液晶テレビに代表される壁掛け型ディスプレイは、その製品の性質及び製品規格から、正面視矩形状をなし、従来技術に係るディスプレイの取付具は、ディスプレイの少なくとも四隅に沿って、ディスプレイを支持する支持部材を配するという技術的思想に基づいて設計されている。
図9は、この技術的思想に基づく最も単純化された構造を有するディスプレイの取付具の正面図である。
図9に示す如く、上記した従来の共通する技術的思想に基づくと、一対の横桟(P41,P42)と一対の縦桟(P43,P44)を組み合わせて、正面視矩形状の取付具を構築することができる。図9に示す例において、横桟(P41,P42)は、屋内壁に直接的に固定される桟材であり、縦桟(P43,P44)は、横桟(P41,P42)に固定されるとともにディスプレイ背面に直接的に接続する。
図9に示す構造において、設置の容易性を確保するために、ディスプレイの種類ごとに異なるディスプレイ背面の取付構造に対応するため、縦桟(P43,P44)は横桟(P41,P42)に沿って移動可能とする必要がある。
縦桟(P43,P44)の横桟(P41,P42)に沿う移動を確保するためには、横桟(P41,P42)の平行度の確保が必要となる。この平行度の確保を容易に行なうことを考えると、横桟(P41,P42)に代えて、図10に示すような、上下端縁が隆起した板部材を用意し、この板部材の隆起部(P411,P421)を縦桟(P43,P44)の平行移動のためのレール部材として用いる構造が考えられる。
しかしながら、この手法では、図7及び図8に示す取付具と同様に、取付具分解時において、取付具が占める空間体積を低減できないという問題を招来することとなる。
平行度の問題を解消する他の手法として、下側に配される横桟(P42)を除去し、上側の横桟(P41)のみを用いて縦桟(P43,P44)の平行移動を案内する形態が考えられる。しかしながら、この手法によれば、縦桟(P43,P44)が、縦桟(P43,P44)と横桟(P41)との接続点を軸にして回動する虞があり、ディスプレイの取付具として要求される強度を確保できないという問題を招来する。
本発明は、上記実情を鑑みてなされたものであって、屋内壁面への取り付けを容易に行なうことができるとともに、引越し作業時等におけるディスプレイの移設の際の取付具の分解を簡便に行うことが可能であり、且つ、分解後の取付具の体積を最小限化できる取付具を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、ディスプレイを壁面に取付けるための取付具であって、一の方向に延設する壁面接地板部と、該壁面接地板部の軸に対して平行な両縁部から前記ディスプレイ側に屈曲して延設する一対の支持縁を備える第1桟と、前記壁面接地板部の軸に対して直角の方向に延設するとともに前記第1桟に係合して支持される一対の第2桟からなり、該第2桟は、前記ディスプレイが取付けられるとともに前記壁面接地板部の軸に対して直角の方向に延設する取付板部と、該取付板部両側縁に沿って、該取付板部両側縁から前記第1桟方向へ延設する一対の側面板部を有する第2桟本体部と、前記取付板部と前記一対の側面板部に囲まれる空間に配されるとともに、前記第2桟本体部軸方向に摺動可能な固定具と、前記第2桟本体部の一端部と前記固定具の一端部とを連結するねじ部材からなり、前記固定具は、相対向する一対の側面板部を備え、前記第2桟本体部と前記固定具の側面板部には、切欠部が形成され、該切欠部が、前記支持縁の少なくとも一方に係合し、前記ねじ部材の操作により、前記切欠部と前記支持縁間の係合強度が増減可能であることを特徴とする取付具である。
請求項2記載の発明は、前記ねじ部材の周囲を巻回するばね部材を更に備え、該ばね部材が、前記固定具を前記第2桟本体部の他端部方向に向けて付勢することを特徴とする請求項1記載の取付具である。
請求項3記載の発明は、前記一対の支持縁が、前記壁面接地板部の前記両縁部から前記ディスプレイ側に向けて延設する立設板部と、前記立設板部の縁から前記第1桟の幅方向へ延設する係合板部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の取付具である。
請求項1記載の発明によれば、第1桟と係合する第2桟を、第2桟本体部と第2桟本体部内部に配される固定具からなる二重構造とし、固定具を、ねじ部材を用いて強固に第1桟と噛合わせる構造を採用することから、主として、3つの桟部材によって取付具を構成できる。したがって、部品点数を最小限化でき、取付具の屋内壁への取り付け、取付具の屋内壁からの除去、取付具自体の分解を容易に行うことができるとともに分解された取付具が占める空間体積の最小限化を図ることが可能となる。
固定具と連結するねじ部材の操作により、固定具と第1桟の噛合いを容易に緩和することができ、これにより、第2桟を第1桟に沿って移動させることが可能となる。したがって、ディスプレイを容易に取付具に取付可能となる。
更に、固定具と第1桟との強固な噛合いにより、第2桟が、第1桟と第2桟との接続点を軸にして回動することを防止でき、ディスプレイに要求される強度を十分に確保可能となる。
請求項2記載の発明によれば、ねじ部材が意図せず緩んだとしても、ばね部材の付勢力により、固定具と第1桟との噛合い強度を保つことができる。
請求項3に記載の発明によれば、第1桟に第2桟を容易に係合させることが可能な構造となり、取付具を容易に組立並びに分解可能となる。
以下、本発明に係るディスプレイ取付具の実施形態について、図を参照しつつ説明する。
図1は、ディスプレイ取付具を示す斜視図である。図1(a)は、ディスプレイ取付具を屋内壁側から見た斜視図であり、図1(b)は、ディスプレイ取付具をディスプレイ側から見た斜視図である。尚、図1において、ディスプレイは、二点鎖線で概略的に示されている。
ディスプレイ取付具(1)は、屋内壁に直接的に固定されるとともに屋内壁上左右横方向に延設する第1桟(2)と、第1桟(2)に係合するとともに第1桟(2)軸方向に対して直角方向に延設する一対の第2桟(3)から構成される。第2桟(3)は、ディスプレイ(D)の背面に接続する。
図2は、ディスプレイ(D)側から見た取付具(1)の一部分解斜視図である。
第2桟(3)は、第2桟本体部(31)と、第2桟本体部(31)内部に配される固定具(32)(図2中点線で示される)と、第2桟本体部(31)上端と固定具(32)上端を接続するためのねじ部材(33)と、第2桟本体部(31)と固定具(32)との間に配されるとともにねじ部材(33)周囲を取り巻くばね部材(34)から構成される。
図3は、第1桟(2)の詳細構造を示す。図3(a)は、第1桟(2)の正面図であり、図3(b)は、第1桟(2)の底面図であり、図3(c)は、第1桟(2)の側面図である。
第1桟(2)は、平面視矩形状の壁面接地板部(21)を備える。図1に示す如く、壁面接地板部(21)の背面側の面は、屋内壁面に当接する。壁面接地板部(21)の軸方向長さ寸法は、取付具(1)に取付けられるディスプレイ(D)の幅寸法に応じて適宜定められる。
壁面接地板部(21)の四辺縁部のうち、第1桟(2)長軸に対して平行な上下縁部から支持縁(22)が延設する。第1桟(2)長軸に対して直交する断面における支持縁(22)の断面形状は、略L字形状であり、第1桟(2)長軸に対して平行な上下縁部に沿って、第1桟(2)長軸に対して平行な上下縁部からディスプレイ(D)側に直角に屈曲して立設する立設板部(221)と、ディスプレイ(D)側に位置する立設板部(221)の縁部に沿って、ディスプレイ(D)側に位置する立設板部(221)の縁部から第1桟(2)幅方向外方に向けて直角に屈曲する係合板部(222)からなる。
上下に平行に整列する一対の係合板部(222)のディスプレイ(D)側の面は面一であるとともに、壁面接地板部(21)のディスプレイ(D)側の面に対して平行となる。
立設板部(221)が、係合板部(222)が形成する平面を屋内壁面から離間させるため、第1桟(2)と第2桟(3)の係合構造を配する空間を確保可能となる。
図3に示す実施形態において、係合板部(222)が形成する第1桟(2)の角隅部(23)が屋内壁側に直角に折り曲げられている。これにより、第2桟(3)を第1桟(2)に沿って、摺動させているときに、第2桟(3)を意図せず第1桟(2)から脱落させてしまう事態を回避できる。尚、第1桟(2)の角隅部(23)全てを折り曲げる必要はない。また、角隅部(23)の折り曲げ方向は、屋内壁側であっても、ディスプレイ(D)側であってもよいが、使用時の安全性の面からは、屋内壁側に角隅部(23)を折り曲げることが好ましい。
図3に示す実施形態において、壁面接地板部(21)の左右縁それぞれの近傍に一対の開口部(211)が形成され、一対の開口部を結ぶ線上に、6つの長穴部(212)が形成されている。開口部(211)を結ぶ線は、壁面接地板部(21)の長手方向に延びる中心軸より若干上方に位置する。また、各長穴部(212)は同形同大であり、各長穴部(212)の長手方向軸は、壁面接地板部(21)の長手方向軸に対して平行である。
壁面接地板部(21)の略中心に開口部(213)が形成される。開口部(213)は、大円部(131)と、大円部(131)よりも小径に形成されるとともに大円部(131)直上に位置する小円部(132)を連結させた形状をなす。
これら開口部(211,213)及び長穴部(212)は、第1桟(2)の屋内壁上への固定に用いられ、木ねじ、ビス、釘や他の適切な固定用部材が開口部(211,213)及び長穴部(212)を挿通する。
更に、図3に示す実施例の如く、第1桟(2)の上下方向を視認可能とするための矢印形状或いは他の適切な形状の開口部(214)を壁面接地板部(21)に形成してもよい。
図4は、第2桟(3)を構成する第2桟本体部(31)を示す。図4(a)は、第2桟本体部(31)の正面図であり、図4(b)は、第2桟本体部(31)の側面図であり、図4(c)は、第2桟本体部(31)の平面図であり、図4(d)は、第2桟本体部(31)の底面図である。
尚、以下の説明において、第2桟本体部(31)の上端から略3分の1の長さ寸法領域を「上部」と称し、第2桟本体部(31)の下端から略3分の1の長さ寸法領域を「下部」と称し、「上部」と「下部」に挟まれた第2桟本体部(31)の略3分の1の長さ寸法領域を「中間部」と称するが、これら用語並びにこれら用語の定義は、単に説明の明瞭化を目的とするものにすぎず、何ら本発明の技術的範囲を制限するものではない。
第2桟本体部(31)は、正面視矩形状であって、上下方向に延設する取付板部(311)を備える。取付板部(311)上部には、取付板部(311)長手方向に延びる中心軸に沿って複数の丸穴(111)が形成される。取付板部(311)の中間部及び下部にはそれぞれ1つの長穴(112,113)が形成される。これら長穴(112,113)の長軸は、取付板部(311)の長手方向に延びる中心軸と一致する。
取付板部(311)は、ディスプレイ(D)の背面に当接し、これら丸穴(111)及び長穴(112,113)は、ディスプレイ(D)を第2桟(3)に固定するために用いられ、ねじやビスなどといったディスプレイ(D)を取付けるための適切な固定用部品が、これら丸穴(111)及び長穴(112,113)を挿通する。
第2桟本体部(31)は更に、一対の側面板部(312)を備える。側面板部(312)の全長寸法は、取付板部(311)の全長寸法と略等しく、側面板部(312)のディスプレイ(D)側に位置する縁部は、取付板部(311)の左右縁に接続する。側面板部(312)は、取付板部(311)との接続部から屋内壁面に向けて延出する。取付板部(311)のディスプレイ(D)との当接面と、側面板部(312)の外面とは略直角の関係にある。したがって、第2桟本体部(31)の長手方向軸を直角に横切る第2桟(31)の断面は、略C字形状をなす。
尚、本実施例においては、一の板材に折り曲げ加工を施し、取付板部(311)と側面板部(312)とを一体的に形成している。
側面板部(312)の屋内壁面側縁部において、上部領域の上下端部(121,122)並びに下部領域の下端部(123)は、他の側面板部の屋内壁面側縁部に対して隆起している。これら隆起部(121,122,123)の屋内壁面側縁部は直線状に形成され、隆起部(121,122,123)の屋内壁面側縁部全長にわたって、屋内壁面に当接可能である。
側面板部(312)の上部に形成された隆起部(121,122)の間には切欠部(124)が形成される。切欠部(124)には、第1桟(2)が嵌めこまれる。
切欠部(124)は、側面視略直角台形形状をなす。尚、側面板部(312)の長手方向に延びる中心軸に沿って延設する切欠部(124)の縁部は、台形形状の下底寸法を構成するので、下底縁(241)と称する。また、隆起部(121)との境界をなす切欠部(124)の縁部は、台形形状の斜辺を形成するので、斜辺縁(242)と称する。
斜辺縁(242)の端部のうち、側面板部(312)内方に位置する端部は、下底縁(241)の上端部から僅かに離間し、その離間寸法は、第1桟(2)の係合板部(222)の肉厚寸法に略等しい。
斜辺縁(242)は、側面板部(312)内方に向けて隆起する弧状輪郭をなす。
下底縁(241)の長さ寸法は第1桟(2)の幅寸法よりも大きい。下底縁(241)は、第1桟(2)の係合板部(222)の面に当接する。ねじ部材(33)を締める前において、第1桟(2)の下側の係合部(222)の縁部は、下底縁(241)に対して直角に屋内壁面方向に延設する直立縁(243)に当接する。ねじ部材(33)締めることにより、第1桟(2)は、切欠部(124)内で引き上げられ、第1桟(2)の上側の係合板部(222)は、下底縁(241)と斜辺縁(242)によって挟まれ、第1桟(2)の下側の係合板部(222)は、直立縁(243)から離間する。
切欠部(124)の深さ寸法は、第1桟(2)の厚さ寸法に等しく、第1桟(2)が切欠部(124)内に嵌め込まれたとき、第1桟(2)の壁面接地板部(21)の屋内壁面側に位置する面と、隆起部(121,122)の屋内壁面側に位置する縁部は面一となる。
尚、隆起部(121,122,123)はそれぞれ、拡面板(219,229,239)を備える。拡面板(219,229,239)は、隆起部(121,122,123)の屋内壁面と当接する縁部から第2桟(3)内方に向けて延設する。これにより、第2桟(3)の屋内壁面との当接面積を増大させることができ、屋内壁面に取付けられた取付具(1)の安定性を増大させている。
第2桟本体部(31)の上端は、板材(313)により閉塞される。板材(313)の中央には開口部(139)が形成され、この開口部(139)をねじ部材(33)が挿通する。
図5は、取付板部(311)、側面板部(312)及び拡面板(219,229)に囲まれる第2桟本体部(31)上部の内部空間に収容される固定具(32)を示す。図5(a)は、固定具(32)の側面図であり、図5(b)は、固定具(32)の正面図であり、図5(c)は、固定具(32)の平面図である。
固定具(32)は、一対の側面板部(321)を備える。側面板部(321)の全体形状は、略矩形状をなすが、長手方向中間位置に切欠部(218)を備える。切欠部(218)には、第1桟(2)が嵌めこまれる。
切欠部(218)は、第2桟本体部(31)の切欠部(124)と同様に、側面視略直角台形形状をなす。尚、第2桟(3)の切欠部(124)に係る説明と同様に、側面板部(321)の長手方向に延びる中心軸に沿って延設する切欠部(218)の縁部は、台形形状の下底寸法を構成するので、下底縁(181)と称し、切欠部(218)の下側境界を形成する切欠部(218)の縁部は、台形形状の斜辺を形成するので、斜辺縁(182)と称し、下底縁(181)に対して直角に屋内壁面方向に延設するとともに切欠部(218)の上側境界を形成する縁部を直立縁(183)と称する。上記説明から明らかであるが、固定具(32)の切欠部(218)は、第2桟本体部(31)の切欠部(124)とは上下対称の位置関係となる。
斜辺縁(182)の端部のうち、側面板部(321)内方に位置する端部は、下底縁(181)の上端部から僅かに離間し、その離間寸法は、第1桟(2)の係合板部(222)の肉厚寸法に略等しい。
斜辺縁(242)は、側面板部(321)内方に向けて隆起する弧状輪郭をなす。
固定具(32)の下底縁(181)の長さ寸法は第2桟本体部(31)の下底縁(241)の長さ寸法よりも大きい。固定具(32)の下底縁(181)は、第1桟(2)の係合板部(222)の面に当接する。
一対の側面板部(321)の上端部は、上面板(322)より接続され、上面板(322)の中央にはねじ穴(228)が形成される。第2桟本体部(31)の上端面(313)中央に形成された開口部(139)を通じて挿入されたねじ部材(33)は、固定具(32)の上面板(322)に形成されたねじ穴(228)に螺合する。
第1桟(2)を切欠部(218)に嵌め込む前に、ねじ部材(33)を操作して、固定具(32)の下底縁(181)の下端を第2桟本体部(31)の直立縁(243)よりも下方に位置させる。また、固定具(32)の直立縁(183)を第2桟本体部(31)の隆起部(121)下端よりも上方に位置させる。これにより、第1桟(2)を切り込み部(124,218)内へ挿入するための最大の開口度を得ることができる。
ねじ部材(33)を操作すると、固定具(32)は、第2桟本体部(31)の内部空間内で上昇し、固定具(32)の斜辺縁(182)と下底縁(181)の間に、第1桟(2)の下側の係合板部(22)が挟まれる。
更にねじ部材(33)を操作し、固定具(32)を上昇させると、第1桟(2)が第2桟(3)に対して相対的に上昇する。この結果、第2桟本体部(31)の下底縁(241)と斜辺縁(242)の間に第1桟(2)の上側の係合板部(222)が挟まれることとなる。この結果、第1桟(2)の上下の係合板部(222)は、斜辺縁(242,182)と下底縁(241,181)に挟持され、第1桟(2)は、第2桟(3)に対して、強固に固定されることとなる。
固定具(32)の側面板部(321)の縁部のうち、ディスプレイ(D)側に位置する縁部の上端は、摺動板(324)により連結され、ディスプレイ(D)側に位置する縁部の下端は、摺動板(323)により連結される。摺動板(323,324)は、第2桟本体部(31)の取付板部(311)に当接し、固定具(32)の上下動の間、摺動板(323,324)は、取付板部(311)背面上を摺動する。
下側の摺動板(323)には、開口部(231)が形成される。固定具(32)を上昇させ、第1桟(2)と第2桟(3)間での固定がなされたとき、摺動板(323)の開口部(231)は、第2桟本体部(31)の取付板部(311)上に形成された丸穴(111)に連通する。
図2を再度参照する。
ねじ部材(33)の周囲を取り巻くばね部材(34)は、第1桟(2)と第2桟(3)間での固定がなされたとき、第2桟本体部(31)上端に配される板材(313)と固定具(32)の上面板(322)の間に配される。第1桟(2)と第2桟(3)間での固定がなされたとき、ばね部材(34)は圧縮され、固定具(32)を下方に付勢する。これにより、ねじ部材(33)の意図しない緩みを防止できるとともに、万が一、ねじ部材(33)が緩んだとしても、一定の締め付け力を第1桟(2)に与えることが可能となる。
本発明は、ディスプレイの取付具並びに取付・分解作業に好適に適用される。
本発明に係る取付具の概略斜視図である。 本発明に係る取付具の一部分解斜視図である。 本発明に係る取付具の第1桟を示す図である。 本発明に係る取付具の第2桟を構成する第2桟本体部を示す図である。 本発明に係る取付具の第2桟を構成する固定具である。 従来の取付具を示す図である。 従来の取付具を示す図である。 従来の取付具を示す図である。 従来の取付具の共通する技術的思想に基づき構築した最も簡素化された取付具構造の概略を示す図である。 図9に示す取付具の改良に用いられる板材を示す図である。
符号の説明
1・・・・・取付具
124・・・切欠部
181・・・下底縁
182・・・斜辺縁
183・・・直立縁
2・・・・・第1桟
21・・・・壁面接地板部
218・・・切欠部
22・・・・支持縁
241・・・下底縁
242・・・斜辺縁
243・・・直立縁
3・・・・・第2桟
31・・・・第2桟本体部
311・・・取付板部
312・・・側面板部
32・・・・固定具
321・・・側面板部
33・・・・ねじ部材
34・・・・ばね部材

Claims (3)

  1. ディスプレイを壁面に取付けるための取付具であって、
    一の方向に延設する壁面接地板部と、該壁面接地板部の軸に対して平行な両縁部から前記ディスプレイ側に屈曲して延設する一対の支持縁を備える第1桟と、
    前記壁面接地板部の軸に対して直角の方向に延設するとともに前記第1桟に係合して支持される一対の第2桟からなり、
    該第2桟は、前記ディスプレイが取付けられるとともに前記壁面接地板部の軸に対して直角の方向に延設する取付板部と、該取付板部両側縁に沿って、該取付板部両側縁から前記第1桟方向へ延設する一対の側面板部を有する第2桟本体部と、
    前記取付板部と前記一対の側面板部に囲まれる空間に配されるとともに、前記第2桟本体部軸方向に摺動可能な固定具と、
    前記第2桟本体部の一端部と前記固定具の一端部とを連結するねじ部材からなり、
    前記固定具は、相対向する一対の側面板部を備え、
    前記第2桟本体部と前記固定具の側面板部には、切欠部が形成され、
    該切欠部が、前記支持縁の少なくとも一方に係合し、
    前記ねじ部材の操作により、前記切欠部と前記支持縁間の係合強度が増減可能であることを特徴とする取付具。
  2. 前記ねじ部材の周囲を巻回するばね部材を更に備え、
    該ばね部材が、前記固定具を前記第2桟本体部の他端部方向に向けて付勢することを特徴とする請求項1記載の取付具。
  3. 前記一対の支持縁が、前記壁面接地板部の前記両縁部から前記ディスプレイ側に向けて延設する立設板部と、前記立設板部の縁から前記第1桟の幅方向へ延設する係合板部を備えることを特徴とする請求項1又は2記載の取付具。
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