JP4832482B2 - プロトコル変換装置およびプロトコル変換方法 - Google Patents

プロトコル変換装置およびプロトコル変換方法 Download PDF

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本発明は、プロトコル変換装置およびプロトコル変換方法に関する。
HTTP(Hypertext Transfer Protocol)が基本プロトコルとなるインターネットを対象に、サービスを提供していたアプリケーションソフトウェアがある。このアプリケーションソフトウェアを、SIP(Session Initiation Protocol)を基本プロトコルとして用いるIMS(IP Multimedia Subsystem)系次世代ネットワーク(Next Generation Network、NGN)上で提供する技術が知られている。例えば、Parlay X API(Application Program Interface)を利用する技術(例えば、非特許文献1参照)や、SIP Servletを利用する技術(例えば、非特許文献2参照)や、IMS Services API(例えば、非特許文献3参照)を利用する技術が知られている。
Parlay X APIは、通信ネットワークの機能をインターネットにおける外部サービス呼び出しの標準であるSOAP(Simple Object Access Protocol)Webサービス形式のAPIを通じて利用するためのインタフェースを規定している。Parlay X APIを利用してアプリケーションソフトウェアを書き換えることにより、アプリケーションソフトウェアの開発者が、通信ネットワークの特性や通信プロトコルの知識を要することなく、APIの呼び出しだけでその通信ネットワークを利用したサービスの提供が可能となる。
SIP Servletは、SIPによる通信を行うサーバを実装するための開発技術である。SIP Servletはインターネットにおけるサーバ開発技術であるHTTP Servletを踏襲しており、アプリケーションソフトウェア開発者にとってのSIPインタフェースの追加実装コストを低減する。
IMS Services APIは、SIP Servletと同様に、SIPを利用した通信を行うクライアントを実装するためのAPIを提供している。
"Parlay X Web Services Specifications"、[online]、[平成20年8月12日検索]、インターネット、http://www.parlay.org/en/specifications/pxws.asp "JSR 289:SIP Servlet v1.1"、[online]、[平成20年8月12日検索]、インターネット、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=289 "JSR 281:IMS Services API" 、[online]、[平成20年8月12日検索]、インターネット、http://jcp.org/en/jsr/detail?id=281
非特許文献1〜3に記載の背景技術は、IMSの知識を十分に持たないアプリケーションソフトウェア開発者にとって利用しやすい形でAPIを提供することにより、アプリケーションソフトウェア開発者がIMS上のアプリケーションソフトウェアを容易に開発するための技術である。
具体的には、非特許文献1にはSOAP Webサービスをプログラム中で呼び出すことによりIMS系の通信機能を利用する技術が示されている。また、非特許文献2,3にはServletモデルのAPIをプログラム中で呼び出すことによりIMS系の通信機能を利用する技術が示されている。
しかしながら、インターネットを対象にサービスを行っていた既存アプリケーションソフトウェアを、非特許文献1〜3に記載の技術を用いてIMS上で提供する場合、サービス提供者は、利用したいIMSのサービスとのインタフェースとなるAPIを呼び出すように既存アプリケーションソフトウェアを書き換える必要がある。この書き換えをインターネットで提供されている個々のサービスの既存アプリケーションソフトウェア全てについて行おうとした場合、サービス提供者にとっての負担が大きい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、既存アプリケーションソフトウェアの変更を行うことなく、適切な状況下で異なるプロトコルを用いて通信を行うことができるプロトコル変換装置およびプロトコル変換方法を提供することを目的とする。
本発明は、特定のアプリケーションソフトウェアを実行するサーバ装置と、前記サーバ装置が実行する前記特定のアプリケーションソフトウェアと第1のプロトコルを用いてデータの送受信を行う情報処理装置と、プロトコル変換装置とを備える通信システムのプロトコル変換装置であって、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うサーバ側通信部と、前記情報処理装置と前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うクライアント側通信部と、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間での前記データの送受信の開始を要求する要求メッセージを受信する受信部と、前記受信部が前記要求メッセージを受信した場合、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する判定部と、前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記第2のプロトコルを用いて前記情報処理装置と前記データの送受信を行う通信部と、を備え、前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換しないと判定した場合、前記サーバ側通信部と前記クライアント側通信部とは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継し、前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記サーバ側通信部と前記通信部とは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継することを特徴とするプロトコル変換装置である。
この構成によれば、サーバ側通信部は特定のアプリケーションソフトウェアと第1のプロトコルを用いてデータの送受信を行う。また、クライアント側通信部は情報処理装置と第1のプロトコルを用いてデータの送受信を行う。また、受信部は、特定のアプリケーションソフトウェアと情報処理装置との間でのデータの送受信の開始を要求する要求メッセージを受信する。また、受信部が要求メッセージを受信した場合、判定部は、データの送受信で情報処理装置が使用するプロトコルを、第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する。判定部が、第2のプロトコルに変換すると判定した場合、通信部は第2のプロトコルを用いて情報処理装置とデータの送受信を行う。
ここで、判定部が、第2のプロトコルに変換しないと判定した場合、サーバ側通信部とクライアント側通信部とは、互いに前記データの入出力を行う。これにより、判定部が、第2のプロトコルに変換しないと判定した場合、すなわち第1のプロトコルを用いて通信を行う場合、サーバ側通信部は第1のプロトコルを用いて特定のアプリケーションソフトウェアとデータの送受信を行う。また、クライアント側通信部は第1のプロトコルを用いて情報処理装置とデータの送受信を行う。また、サーバ側通信部とクライアント側通信部とは互いにデータの入出力を行う。よって、プロトコル変換装置全体では、特定のアプリケーションソフトウェアおよび情報処理装置との間では第1のプロトコルを用いた上で、特定のアプリケーションソフトウェアと情報処理装置との間のデータの送受信を中継することができる。
一方、判定部が、第2のプロトコルに変換すると判定した場合、サーバ側通信部と通信部とは、互いにデータの入出力を行う。これにより、判定部が、第2のプロトコルに変換すると判定した場合、サーバ側通信部は第1のプロトコルを用いて特定のアプリケーションソフトウェアとデータの送受信を行う。また、通信部は第2のプロトコルを用いて情報処理装置とデータの送受信を行う。また、サーバ側通信部と通信部とは互いにデータの入出力を行う。よって、プロトコル変換装置全体では、特定のアプリケーションソフトウェアとの間では第1のプロトコルを用い、情報処理装置との間では第2のプロトコルを用いた上で、特定のアプリケーションソフトウェアと情報処理装置との間のデータの送受信を中継することができる。これらより、既存アプリケーションソフトウェアの変更を行うことなく、適切な状況下で異なるプロトコルを用いて通信を行うことができる。
また、本発明は、前記第2のプロトコルで通信を行う通信装置として前記情報処理装置を動作させるプログラムを前記情報処理装置に送信するプログラム提供部を備えたことを特徴とするプロトコル変換装置である。
この構成によれば、プログラム提供部は、変更後のプロトコルで通信を行う通信装置として前記情報処理装置を動作させるプログラムを情報処理装置に送信する。これにより、情報処理装置が変更後のプロトコルで通信を行うことが出来ない場合においても、情報処理装置はプログラム提供部から送信されたプログラムを実行することにより、変更後のプロトコルで通信を行うことができる。
また、本発明は、前記サーバ側通信部が前記特定のアプリケーションソフトウェアから受信した前記データの特性を変換する特性変換部を備え、前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記通信部は、前記特性変換部が特性を変換した前記データを前記情報処理装置に送信することを特徴とするプロトコル変換装置である。
この構成によれば、特性変換部は、サーバ側通信部が特定のアプリケーションソフトウェアから受信したデータの特性を変換する。また、判定部が、第2のプロトコルに変換すると判定した場合、通信部は、特性変換部が特性を変換したデータを情報処理装置に送信する。これにより、特定のアプリケーションが送信するデータが、第2のプロトコルで送信するための要件を満たしていないデータであっても、プロトコル変換装置は、第2のプロトコルを用いて、このデータを情報処理装置に送信することができる。
また、本発明のプロトコル変換装置において、前記要求メッセージは、前記情報処理装置に送信する前記データを指定する情報を含み、前記判定部は、前記要求メッセージに含まれる前記データを指定する情報に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定することを特徴とする。
この構成によれば、要求メッセージは、情報処理装置に送信するデータを指定する情報を含んでいる。また、判定部は、要求メッセージに含まれるデータを指定する情報に基づいて、データの送受信で情報処理装置が使用するプロトコルを、第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する。これにより、情報処理装置に送信するデータに応じて、情報処理装置と通信を行う際に使用するプロトコルを変更するか否かを判定することができる。
また、本発明は、前記サーバ装置の負荷を監視する監視部を備え、前記判定部は、前記監視部が監視した前記サーバ装置の負荷に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定することを特徴とするプロトコル変換装置である。
この構成によれば、監視部は、サーバ装置の負荷を監視する。また、判定部は、監視部が監視したサーバ装置の負荷に基づいて、データの送受信で情報処理装置が使用するプロトコルを、第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する。これにより、サーバ装置の負荷に応じて、情報処理装置と通信を行う際に使用するプロトコルを変更するか否かを判定することができる。
また、本発明は、特定のアプリケーションソフトウェアを実行するサーバ装置と、前記サーバ装置が実行する前記特定のアプリケーションソフトウェアと第1のプロトコルを用いてデータの送受信を行う情報処理装置と、プロトコル変換装置とを備える通信システムのプロトコル変換方法であって、サーバ側通信部が、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うサーバ側通信ステップと、クライアント側通信部が、前記情報処理装置と前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うクライアント側通信ステップと、受信部が、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間での前記データの送受信の開始を要求する要求メッセージを受信する受信ステップと、前記受信ステップで前記要求メッセージを受信した場合、判定部が、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する判定ステップと、前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、通信部が、前記第2のプロトコルを用いて前記情報処理装置と前記データの送受信を行う通信ステップと、を含み、前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換しないと判定した場合、前記サーバ側通信ステップと前記クライアント側通信ステップとでは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継し、前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記サーバ側通信ステップと前記通信ステップとでは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継することを特徴とするプロトコル変換方法である。
また、本発明は、プログラム提供部が、前記第2のプロトコルで通信を行う通信装置として前記情報処理装置を動作させるプログラムを前記情報処理装置に送信するプログラム提供ステップを含むことを特徴とするプロトコル変換方法である。
また、本発明は、特性変換部が、前記サーバ側通信ステップで前記特定のアプリケーションソフトウェアから受信した前記データの特性を変換する特性変換ステップを含み、前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記通信ステップでは、前記特性変換ステップで特性を変換した前記データを前記情報処理装置に送信することを特徴とするプロトコル変換方法である。
また、本発明のプロトコル変換方法において、前記要求メッセージは、前記情報処理装置に送信する前記データを指定する情報を含み、前記判定ステップは、前記要求メッセージに含まれる前記データを指定する情報に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定することを特徴とするプロトコル変換方法である。
また、本発明は、監視部が、前記サーバ装置の負荷を監視する監視ステップを含み、前記判定ステップでは、前記監視ステップで監視した前記サーバ装置の負荷に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定することを特徴とするプロトコル変換方法である。
本発明によれば、既存アプリケーションソフトウェアのプログラムの変更を行うことなく、適切な状況下で異なるプロトコルを用いて通信を行うことができる。
以下、図面を参照し、本発明の一実施形態について説明する。まず、本発明の実施形態の一例として、既存アプリケーションソフトウェアによるインターネットの映像配信サービスを行う通信システムを、アプリケーションソフトウェアの変更を行うことなく次世代ネットワークを用いて提供する通信システムに変更する例について説明する。
既存のアプリケーションソフトウェアによる映像配信サービスを行う例として、映像データや、HTML(HyperText Markup Language)等のデータの種類にかかわらず、HTTPで通信を行うアプリケーションソフトウェアを備えた通信システムがある。この通信システムの場合、映像データもHTTPで送信するため、帯域保証を行った上で映像データの配信を行うことができない。
帯域保証を行った上で映像データを送信するためには、例えば、SIPによりセッションを確立し、次世代ネットワーク上で映像データを送信するように通信システムを変更する必要がある。本実施形態では既存のアプリケーションソフトウェアを変更することなく、映像データを送信する場合は、変更後のプロトコルであるSIPによりセッションを確立し、次世代ネットワーク上で送信し、映像データ以外のデータを送信する場合は、変更前のプロトコルであるHTTPで送信する例について説明する。なお、変更前のプロトコルであるHTTPは第1のプロトコルである。また、変更後のプロトコルであるSIPは第2のプロトコルである。また、既存のアプリケーションソフトウェアは、特定のアプリケーションソフトウェアである。
図1は、本実施形態における配信サービス提供システム1の構成を示した構成図である。配信サービス提供システム1は、サーバ装置である映像配信サーバ100と、情報処理装置であるクライアント側端末200と、プロトコル変換装置300と、次世代ネットワーク400とを備える。
映像配信サーバ100は、HTTPサーバ部101と、記憶部105とを備える。映像配信サーバ100が備えるCPU上で、HTTPで通信を行う既存のアプリケーションソフトウェアが実行されることでHTTPサーバ部101は動的に構成される。動的に構成されたHTTPサーバ部101は、クライアント側端末200からのリクエストに基づいて、リクエストされたデータをHTTPで送信する。記憶部105は、映像データ102と、その他データ103とを記憶する。映像データ102は、配信する映像データである。その他データ103は、HTMLデータなど、映像データ以外のデータである。この構成により、映像配信サーバ100は、HTTPで映像データやHTMLデータなどのデータを配信する。
クライアント側端末200は、ウェブブラウザ部220を備える。ウェブブラウザ部220は、RIA(Rich Internet Application)ランタイム部221とHTTPクライアント部222とを備える。
クライアント側端末200が備えるCPU上で、RIAを実行するために必要なランタイムプログラムが実行されることでRIAランタイム部221は動的に構成される。動的に構成されたRIAランタイム部221はRIAを実行する。RIAは、単純なHTMLで記述されたページよりも操作性や表現力に優れたWebアプリケーションソフトウェアである。HTTPクライアント部222は、HTTPで配信されるデータを再生する。これにより、クライアント側端末200は、ウェブブラウザ部220を用いて、RIAを実行することができ、また、HTTPで配信されるデータを再生することができる。
プロトコル変換装置300は、サーバ側通信部であるデータ取得部310と、対応DB(Database、データベース)320と、クライアント側通信部であるHTTPインタフェース部330と、通信部であるSIP連携インタフェース部340とを備える。HTTPインタフェース部330は、URI(Uniform Resource Identifier、統一資源識別子)生成部331と、プログラム提供部であるSIP−UA(SIP−User Agent)提供部332と、判定部であるデータ判定部333と、受信部であるHTTP通信部334とを備える。SIP連携インタフェース部340は、特性変換部341と、配信部342と、URI判定部343と、SIP通信部344とを備える。
データ取得部310は映像配信サーバ100からデータを受信する。対応DB320は、後述するSIP−URIと対応映像データとを関連付けて記憶する記憶部である。図2は、本実施形態における対応DB320が記憶する情報の例を示した図である。属性としてSIP−URIと、対応映像データとがある。SIP−URIは、SIPでセッションを確立する通信先を決定する識別子である。対応映像データは、関連付けられているSIP−URIでプロトコル変換装置300とクライアント側端末200との間に通信経路が確立された場合に、この通信経路を確立したクライアント側端末200に送信する映像データを示す情報である。
図示する例では、SIP−URIが「sip:video01@service.jp」であり、対応映像データが「http://service.jp/video01.flv」である行が示されている。これは、SIP−URI「sip:video01@service.jp」に基づいてプロトコル変換装置300とクライアント側端末200との間に通信経路が確立された場合、「http://service.jp/video01.flv」で指定されるvideo01.flv(映像データ102)をクライアント側端末200に送信することを示す。他の行についても図示する通りである。
図3は、図2に示した対応DB320に、新たにSIP−URIと対応映像データとを記憶した例を示した図である。図示する例では、図2に示した対応DB320が記憶するデータに、SIP−URIが「sip:video26@service.jp」であり、対応映像データが「http://service.jp/video26.flv」であるデータを新たに記憶している。
以下、図1の説明に戻る。URI生成部331は、後述する条件に基づいてSIP−URIを生成する。SIP−UA提供部332は、RIAランタイム部221上でSIP−UAとして動作するRIAを提供する。データ判定部333は、記憶部105が記憶する映像データ102に対する要求であるか、その他データ103に対する要求であるかを判定する。HTTP通信部334は、HTTPで通信を行う。
特性変換部341は、データ取得部310が取得した映像データ102の特性の変換を行う。具体例については後述する。配信部342は、特性変換部341が特性を変換した映像データ102を配信する。URI判定部343は、要求メッセージを受けた対応映像データが対応DB320に記憶されているか否か判定する。SIP通信部344は、クライアント側端末200のRIAランタイム部221上で動作するRIAであるSIP−UAと通信を行う。
次世代ネットワーク400は、IPネットワークの柔軟性・経済性を備えた、次世代の情報通信ネットワークである。
次に、図4を参照して、本実施形態における配信サービス提供システム1の情報配信方法について説明する。図4は、本実施形態における配信サービス提供システム1がデータを配信する手順を示したフローチャートである。
(ステップS101)クライアント側端末200は、ウェブブラウザ部220が備えるHTTPクライアント部222を用いて、映像配信サーバ100にHTTPリクエストを送信する。本実施形態では、次世代ネットワーク400と映像配信サーバ100との間にプロトコル変換装置300を備えている。そのため、クライアント側端末200から送信されたHTTPリクエストは、次世代ネットワーク400を介して、プロトコル変換装置300のHTTP通信部334が受信する。その後、ステップS102に進む。
(ステップS102)HTTP通信部334は、ステップS101で受信したHTTPリクエストをデータ判定部333に入力する。続いて、データ判定部333は、入力されたHTTPリクエストが、映像配信サーバ100の記憶部105が記憶する映像データ102へのアクセス要求であるか、その他データ103へのアクセス要求であるかを判定する。データ判定部333が、映像データ102へのアクセス要求であると判定した場合はステップS104に進み、データ判定部333が、その他データ103へのアクセス要求であると判定した場合はステップS103に進む。
具体的には、データ判定部333は、拡張子などにより要求されたデータの種類を判定し、映像配信サーバ100の記憶部105が記憶する映像データ102へのアクセス要求であるか、その他データ103へのアクセス要求であるかを判定する。
なお、事前に設定されたその他の条件によって、映像配信サーバ100の記憶部105が記憶する映像データ102へのアクセス要求であるか、その他データ103へのアクセス要求であるかを判定してもよい。
(ステップS103)プロトコル変換装置300は、ステップS101で受信したHTTPリクエスト通りに、映像配信サーバ100の記憶部105からその他データ103を受信し、受信したその他データ103をクライアント側端末200に送信する。その後、処理を終了する。
具体的には、データ判定部333は、データ取得部310に対して、HTTPリクエストで要求された、記憶部105が記憶するその他データ103の受信を指示する。続いて、データ取得部310は、映像配信サーバ100のHTTPサーバ部101に記憶部105が記憶するその他データ103の受信要求を行い、該当するその他データ103をHTTPで受信する。続いて、データ取得部310は、受信したその他データ103をHTTP通信部334に入力する。なお、入力は、データ取得部310が全てのデータを受信した上でHTTP通信部334に入力する同期的な方式でも、データ取得部310が受信したデータを順次HTTP通信部334に入力する非同期な方式のどちらかに限るものではない。
続いて、HTTP通信部334はステップS101で受信したHTTPリクエストに対するレスポンスとして、映像配信サーバ100から取得したその他データ103をHTTPクライアント部222に送信する。続いて、ウェブブラウザ部220は、HTTPクライアント部222が受信したその他データ103を表示する。その後、処理を終了する。
(ステップS104)データ判定部333は、記憶部105が記憶する映像データ102の取得が要求されたという情報をURI生成部331に入力する。続いて、URI生成部331はSIP−URIを発行する。続いて、URI生成部331は、発行したSIP−URIと、取得対象である記憶部105が記憶する映像データ102を一意に示す対応映像データとを関連付けて対応DB320に書き込む。
なお、URI生成部331が生成するSIP−URIは任意の文字列で構わないが、下記の二つの条件を満たす必要がある。
(条件1)SIP−URIに対して発呼することにより、次世代ネットワーク400によってプロトコル変換装置300のSIP連携インタフェース部340にルーチングされるようなものでなくてはならない。
(条件2)既に対応DB320に登録されているSIP−URIの値としてはならない。
続いて、URI生成部331は、生成したSIP−URIをSIP−UA提供部332に入力する。続いて、SIP−UA提供部332は、入力されたSIP−URIに対してシグナリングを行うSIP−UAとして動作するRIAを、HTTP通信部334経由でHTTPクライアント部222に送信する。その後、ステップS105に進む。
(ステップS105)ウェブブラウザ部220は、HTTPクライアント部222が受信したRIAをRIAランタイム部221上で実行する。これにより、RIAランタイム部221上でSIP−UAが動作し、URI生成部331が生成したSIP−URIに対してシグナリングを行う。すなわち、SIP連携インタフェース部340のSIP通信部344にシグナリングメッセージを送信する。その後、ステップS106に進む。
(ステップS106)SIP通信部344は、シグナリングメッセージを受信すると、受信したシグナリングメッセージに対応するSIP−URIをURI判定部343に入力する。続いて、URI判定部343は、SIP通信部344から入力されたSIP−URIと関連付けて記憶されている対応映像データを、対応DB320から読み出す。
ここで、URI判定部343から入力されたSIP−URIと関連付けて記憶されている対応映像データが対応DB320に記憶されていない場合、URI判定部343はSIP通信部344にエラーメッセージを送信する。続いて、SIP通信部344はクライアント側端末200上で動作するSIP−UAに対してエラーメッセージを送信する。
一方、URI判定部343から入力されたSIP−URIと関連付けて記憶されている対応映像データが対応DB320に記憶されている場合、URI判定部343は、データ取得部310に対して、対応映像データで指定される映像データ102を記憶部105から受信するように指示する。続いて、データ取得部310は、映像配信サーバ100のHTTPサーバ部101経由で、記憶部105が記憶する映像データ102をHTTPによって受信し、特性変換部341に入力する。データ取得部310が特性変換部341に映像データ102を入力するタイミングは、記憶部105から映像データ102を受信するタイミングと同期していても非同期であってもかまわない。
続いて、特性変換部341は、次世代ネットワーク400のネットワーク特性に応じた変換(特性変換)を入力された映像データ102に対して行う。具体的には、バースト性のあるHTTP通信を次世代ネットワーク400の帯域保証路内で通信可能であるように、映像データ102のシェイピング等を行う。ただし、特性変換部341が映像データ102行う特性変換は、対象となる網や状況によって異なっており、シェイピングだけに限ったものではない。
続いて、特性変換部341は、特性変換した映像データ102を配信部342に入力し、さらにSIP通信部344に対して配信準備完了通知を入力する。続いて、配信準備完了通知を受信したSIP通信部344は、クライアント側端末200上で動作しているSIP−UAとの間に帯域保証路を確立する。続いて、配信部342は、SIP通信部344が確立した帯域保証路を通じてクライアント側端末200に対して映像データ102を送信する。続いて、クライアント側端末200は、RIAランタイム部221上で動作するSIP−UAによって映像データ102を受信する。続いて、ウェブブラウザ部220は、受信した映像データ102を再生する。これにより、クライアント側端末200で映像を視聴することができる。
図5は、本実施形態において、クライアント側端末200から記憶部105が記憶するその他データ103に対してアクセス要求が行われた際(図4におけるステップS101、ステップS102、ステップS103)の、クライアント側端末200と、プロトコル変換装置300と、映像配信サーバ100との間のメッセージのシーケンスを示したシーケンス図である。
図示する例では、初めにクライアント側端末200からプロトコル変換装置300に対して、記憶部105が記憶するその他データ103の送信要求を含んだHTTPリクエストが送信される(ステップS201)。続いて、プロトコル変換装置300から映像配信サーバ100に対して記憶部105が記憶するその他データ103の送信要求が送信される(ステップS202)。続いて、映像配信サーバ100からプロトコル変換装置300に対して、記憶部105が記憶するその他データ103が送信される(ステップS203)。続いて、プロトコル変換装置300からクライアント側端末200に対して、その他データ103が送信される(ステップS204)。
図6は、本実施形態において、クライアント側端末200から記憶部105が記憶する映像データ102に対してアクセス要求が行われた際(図4におけるステップS101、ステップS102、ステップS104、ステップS105、ステップS106)の、クライアント側端末200と、プロトコル変換装置300と、映像配信サーバ100との間のメッセージのシーケンスを示したシーケンス図である。
図示する例では、初めにクライアント側端末200からプロトコル変換装置300に対して、記憶部105が記憶する映像データ102の送信要求を含んだHTTPリクエストが送信される(ステップS301)。続いて、プロトコル変換装置300からクライアント側端末200に対してSIP−UAとして動作するRIAを送信する(ステップS302)。続いて、クライアント側端末200は、RIAランタイム部221上でSIP−UAとして動作するRIAを実行する。RIAランタイム部221上で動作するSIP−UAはプロトコル変換装置300に対してSIPリクエストを送信する(ステップS303)。
続いて、プロトコル変換装置300から映像配信サーバ100に対して、記憶部105が記憶する映像データ102の配信要求が送信される(ステップS304)。続いて、映像配信サーバ100からプロトコル変換装置300に対して、記憶部105が記憶する映像データ102が送信される(ステップS305)。続いて、プロトコル変換装置300からクライアント側端末200に対して、帯域保証路が確立したことを示すSIPレスポンスを送信する(ステップS306)。続いて、プロトコル変換装置300は、確立した帯域保証路を用いて、クライアント側端末200に対して映像データ102を送信する(ステップS307)。
上述したとおり、本実施形態では、映像配信サーバ100とクライアント側端末200との間に、プロトコル変換装置300を備える。このプロトコル変換装置300は、クライアント側端末200からのリクエストが、記憶部105が記憶する映像データ102に対するものか、その他データ103に対するものかを判定する。その他データ103に対するリクエストの場合、プロトコル変換装置300はHTTPリクエストとしてクライアント側端末200からのリクエストを処理する。映像データ102に対するリクエストの場合、プロトコル変換装置300は、クライアント側端末200にSIP−UAとして動作するRIAを送信し、クライアント側端末200はこのRIAを実行する。
これにより、プロトコル変換装置300とクライアント側端末200との間では、SIPによりセッションを確立し、次世代ネットワーク上で映像データの送受信を行うことができるようになる。また、プロトコル変換装置300は、記憶部105から映像データ102を取得し、次世代ネットワーク400のネットワーク特性に応じた変換を行う。続いて、プロトコル変換装置300はクライアント側端末200に対して、変換した映像データ102をSIPでセッションを確立した次世代ネットワーク上で送信する。
以上の処理により、映像配信サーバ100が備えている既存アプリケーションソフトウェアの変更を行うことなく、クライアント側端末200に対して、映像データ102を送信する場合は、SIPによりセッションを確立し、次世代ネットワーク上で映像データ102を送信し、その他データ103を送信する場合はHTTPで送信するなど、適切な状況下で異なるネットワーク・プロトコルを用いて通信を行うことができる。
なお、配信サービス提供システム1の構成は、図1に示した映像配信サーバ100と、プロトコル変換装置300とを別の装置とした構成に限るものではない。例えば、図7に示すように、映像配信サーバ100内にプロトコル変換装置300を備える構成としてもよい。図8は図7に示した構成を詳細に示した構成図である。図1に示した構成と異なる点としては、映像配信サーバ100内にプロトコル変換装置300が配置され、映像配信サーバ100からHTTPサーバ部101が削除されている点である。これは、映像配信サーバ100内にプロトコル変換装置300を備えた構成であるため、データ取得部310は記憶部105が記憶している映像データ102とその他データ103とを取得する際に、HTTPサーバを介することなく取得することができるためである。この場合、既存のアプリケーションはプロトコル変換装置が備える図示せぬCPU上で実行され、動的に構成されている。なお、この場合も、既存のアプリケーションソフトウェアは、クライアント側端末200とHTTPで通信を行うアプリケーションソフトウェアである。この構成では、データ取得部310が記憶部105から映像データ102とその他データ103を取得する動作以外の動作は前述した動作と同様である。
図7、図8に示した構成とすることで、映像配信サーバ100とプロトコル変換装置300とを1つの装置とすることができ、さらに、HTTPサーバ部101を用いることなく適切な状況下で異なるネットワーク・プロトコルを用いて通信を行うことができる。
また、図9に示すように、配信サービス提供システム1は、複数の映像配信サーバ100を備え、複数の映像配信サーバ100に対するプロトコル変更、変換を1台のプロトコル変換装置300によって行う構成としてもよい。これにより、配信サービス提供システム1が複数の映像配信サーバ100を備える場合においても、1台のプロトコル変換装置300を備えるだけで、適切な状況下で異なるネットワーク・プロトコルを用いて通信を行うことができる。
また、図10に示すように、配信サービス提供システム1は、クライアント側ゲートウェイ装置210を備え、RIAランタイム部221をクライアント側端末200ではなくクライアント側ゲートウェイ装置210が備える構成としてもよい。この構成は、クライアント側ゲートウェイ装置210のRIAランタイム部221上でSIP−UAとして動作するRIAを実行する構成である。すなわち、クライアント側端末200のウェブブラウザ部220は、HTTPの通信を行うHTTPクライアント部222のみを具備しており、RIAランタイム部221はクライアント側ゲートウェイ装置210内に配備される。このとき、クライアント側ゲートウェイ装置210は、クライアント側端末200と通信を行うために、HTTP通信部212を備える構成とする。
図10に示した構成でのプロトコル変換装置300および映像配信サーバ100の動作については、図1に示した構成での動作と同様である。クライアント側端末200から次世代ネットワーク400へのHTTPリクエストはクライアント側ゲートウェイ装置210を経由するが、クライアント側ゲートウェイ装置210は特別な処理は行わずに次世代ネットワーク400ヘリクエストを転送する。データの受信に関しても、クライアント側ゲートウェイ装置210を経由するが、記憶部105が記憶するその他データ103の受信に関しては、クライアント側ゲートウェイ装置210は特別な処理を行わずにHTTPクライアント部222へ受信したデータを送信する。
ただし、クライアント側端末200が、記憶部105が記憶する映像データ102の受信を試みて、プロトコル変換装置300からSIP−UAとして動作するRIAが送信された場合のみ、クライアント側ゲートウェイ装置210はSIP−UAを受信する。続いてクライアント側ゲートウェイ装置210は、受信したSIP−UAをRIAランタイム部221上で実行し、プロトコル変換装置300へのSIPのシグナリングを行う。そして、RIAランタイム部221上のSIP−UAが前述のシーケンスで映像データ102を受信すると、クライアント側ゲートウェイ装置210のHTTP通信部212は、HTTPクライアント部222に対して映像データ102を送信する。
これにより、クライアント側端末200がRIAランタイム部221を備えていない場合においても、配信サービス提供システム1はクライアント側ゲートウェイ装置210を備えることで、適切な状況下で異なるネットワーク・プロトコルを用いて通信を行うことができる。
また、図11に示すように、配信サービス提供システム1は、1台のクライアント側ゲートウェイ装置210と複数のクライアント側端末200を備え、クライアント側ゲートウェイ装置210が複数のクライアント側端末200に対するSIP−UAとして動作するRIAを実行する構成としてもよい。
これにより、配信サービス提供システム1が、RIAランタイム部221を備えていないクライアント側端末200を複数台備える場合においても、1台のクライアント側ゲートウェイ装置210を備えるだけで、適切な状況下で異なるネットワーク・プロトコルを用いて通信を行うことができる。
また、図12に示すように、プロトコル変換装置300のSIP連携インタフェース部340と、クライアント側端末200のRIAランタイム部221とを第2のネットワークである次世代ネットワーク400に接続し、プロトコル変換装置300のHTTPインタフェース部330と、クライアント側端末200のHTTPクライアント部222とを第1のネットワークであるインターネット402に接続する構成としてもよい。この構成により、SIPによりセッションを確立した通信を次世代ネットワーク400経由で行い、HTTPを用いる通信をインターネット402で行うことができる。
また、これまでの説明ではクライアント側端末200から映像配信サーバ100に対してデータ取得要求を行う場合で説明したが、クライアント側端末200がデータ取得要求を送信しなくても、映像配信サーバ100からクライアント側端末200にデータを送信する場合もある。例えば、映像配信サーバ100からクライアント側端末200に定期的に映像データを送信する場合や、予め映像データの送信時刻が予約されており、予約時刻に映像配信サーバ100からクライアント側端末200に映像データを送信する場合などがある。このような場合では、映像配信サーバ100からクライアント側端末200に対してデータの配信開始の通知メッセージを送信することからデータの送受信の処理が開始される。このような場合においても、データなどの信号の送受信の向きが異なるだけで、基本的な動作は、クライアント側端末200から映像配信サーバ100に対してデータ取得要求を行う場合と同様の動作である。また、本実施形態では映像データの送信の例を説明したが、帯域保証を要求するほかのサービス、例えば、音声通話や音楽配信でも同様に行うことができる。
また、本実施形態では、配信データに応じてプロトコルを変更するか否かを判断したが、映像配信サーバ100の負荷に基づいてプロトコルを変更するか否かを判断してもよい。例えば、プロトコル変換装置300は、映像配信サーバ100の負荷を監視する図示せぬ監視部を備える。監視部が映像配信サーバ100の負荷を監視する方法としては、映像配信サーバ100から映像配信サーバ100の負荷情報を受信する、または、映像配信サーバ100からデータを取得する際に要した時間に基づいて映像配信サーバ100の負荷情報を算出する。続いて、プロトコル変換装置300は、映像配信サーバ100の負荷が予め定められている閾値以下であると判断した場合は、プロトコルを変更せずにデータを送信し、映像配信サーバ100の負荷が予め定められている閾値より大きいと判断した場合は、プロトコルを変更してデータを送信する。これにより、映像配信サーバ100の負荷に応じてプロトコル変換装置300はプロトコルの変更を行うため、映像配信サーバ100の負荷を均等化することができる。
また、配信対象のデータが必要とするネットワークの帯域に基づいて、プロトコルを変更するか否か判断してもよい。具体的には、プロトコル変換装置300は、配信対象のデータを送信するために必要なネットワークの帯域の情報を取得する。データを送信するために必要なネットワークの帯域の情報は、データ毎に予め定めていてもよく、データの容量に応じて算出するようにしてもよい。続いて、プロトコル変換装置300は、配信対象のデータを送信するために必要なネットワークの帯域が予め定められている閾値より大きいと判断した場合は、プロトコルを変更してデータを配信し、それ以外はプロトコルを変更せずにデータを配信する。これにより、配信対象のデータを送信するために大きなネットワーク帯域が必要な場合には、帯域保証が可能なプロトコルで送信することができる。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成、プログラム、およびシステムはこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
また、プロトコル変換装置の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、プロトコルの変換等を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものであってもよい。
また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(例えばDRAM(Dynamic Random Access Memory))のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態における配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。 本実施形態における対応DBが記憶する情報の例を示した図である。 本実施形態における対応DBが情報を追加記憶する例を示した図である。 本実施形態における配信サービス提供システムがデータを送信する手順を示したフローチャートである。 本実施形態においてその他データにアクセス要求がある場合でのクライアント側端末と、変更機能部と、映像配信サーバとの間のメッセージのシーケンスを示したシーケンス図である。 本実施形態において映像データにアクセス要求がある場合でのクライアント側端末と、変更機能部と、映像配信サーバとの間のメッセージのシーケンスを示したシーケンス図である。 本実施形態において映像配信サーバ内にプロトコル変換装置を備えた配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。 本実施形態において映像配信サーバ内にプロトコル変換装置を備えた配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。 本実施形態において複数の映像配信サーバを備えた配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。 本実施形態においてクライアント側ゲートウェイ装置を備えた配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。 本実施形態において複数のクライアント側端末を備えた配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。 本実施形態において次世代ネットワークとインターネットとを備えた配信サービス提供システムの構成を示した構成図である。
符号の説明
1・・・配信サービス提供システム、100・・・映像配信サーバ、101・・・HTTPサーバ部、102・・・映像データ、103・・・その他データ、105・・・記憶部、200・・・クライアント側端末、210・・・クライアント側ゲートウェイ装置、212,334・・・HTTP通信部、220・・・ウェブブラウザ部、221・・・RIAランタイム部、222・・・HTTPクライアント部、300・・・プロトコル変換装置、310・・・データ取得部、320・・・対応DB、330・・・HTTPインタフェース部、331・・・URI生成部、332・・・SIP−UA提供部、333・・・データ判定部、340・・・SIP連携インタフェース部、341・・・特性変換部、342・・・配信部、343・・・URI判定部、344・・・SIP通信部、400・・・次世代ネットワーク、402・・・インターネット

Claims (10)

  1. 特定のアプリケーションソフトウェアを実行するサーバ装置と、前記サーバ装置が実行する前記特定のアプリケーションソフトウェアと第1のプロトコルを用いてデータの送受信を行う情報処理装置と、プロトコル変換装置とを備える通信システムのプロトコル変換装置であって、
    前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うサーバ側通信部と、
    前記情報処理装置と前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うクライアント側通信部と、
    前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間での前記データの送受信の開始を要求する要求メッセージを受信する受信部と、
    前記受信部が前記要求メッセージを受信した場合、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する判定部と、
    前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記第2のプロトコルを用いて前記情報処理装置と前記データの送受信を行う通信部と、
    を備え、
    前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換しないと判定した場合、前記サーバ側通信部と前記クライアント側通信部とは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継し、
    前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記サーバ側通信部と前記通信部とは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継する
    ことを特徴とするプロトコル変換装置。
  2. 前記第2のプロトコルで通信を行う通信装置として前記情報処理装置を動作させるプログラムを前記情報処理装置に送信するプログラム提供部
    を備えたことを特徴とする請求項1に記載のプロトコル変換装置。
  3. 前記サーバ側通信部が前記特定のアプリケーションソフトウェアから受信した前記データの特性を変換する特性変換部
    を備え、
    前記判定部が、前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記通信部は、前記特性変換部が特性を変換した前記データを前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれか1項に記載のプロトコル変換装置。
  4. 前記要求メッセージは、前記情報処理装置に送信する前記データを指定する情報を含み、
    前記判定部は、前記要求メッセージに含まれる前記データを指定する情報に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロトコル変換装置。
  5. 前記サーバ装置の負荷を監視する監視部
    を備え、
    前記判定部は、前記監視部が監視した前記サーバ装置の負荷に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のプロトコル変換装置。
  6. 特定のアプリケーションソフトウェアを実行するサーバ装置と、前記サーバ装置が実行する前記特定のアプリケーションソフトウェアと第1のプロトコルを用いてデータの送受信を行う情報処理装置と、プロトコル変換装置とを備える通信システムのプロトコル変換方法であって、
    サーバ側通信部が、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うサーバ側通信ステップと、
    クライアント側通信部が、前記情報処理装置と前記第1のプロトコルを用いて前記データの送受信を行うクライアント側通信ステップと、
    受信部が、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間での前記データの送受信の開始を要求する要求メッセージを受信する受信ステップと、
    前記受信ステップで前記要求メッセージを受信した場合、判定部が、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる第2のプロトコルに変換するか否かを判定する判定ステップと、
    前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、通信部が、前記第2のプロトコルを用いて前記情報処理装置と前記データの送受信を行う通信ステップと、
    を含み、
    前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換しないと判定した場合、前記サーバ側通信ステップと前記クライアント側通信ステップとでは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継し、
    前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記サーバ側通信ステップと前記通信ステップとでは、互いに前記データの入出力を行い、前記特定のアプリケーションソフトウェアと前記情報処理装置との間の前記データの送受信を中継する
    ことを特徴とするプロトコル変換方法。
  7. プログラム提供部が、前記第2のプロトコルで通信を行う通信装置として前記情報処理装置を動作させるプログラムを前記情報処理装置に送信するプログラム提供ステップ
    を含むことを特徴とする請求項6に記載のプロトコル変換方法。
  8. 特性変換部が、前記サーバ側通信ステップで前記特定のアプリケーションソフトウェアから受信した前記データの特性を変換する特性変換ステップ
    を含み、
    前記判定ステップで前記第2のプロトコルに変換すると判定した場合、前記通信ステップでは、前記特性変換ステップで特性を変換した前記データを前記情報処理装置に送信する
    ことを特徴とする請求項6または請求項7のいずれか1項に記載のプロトコル変換方法。
  9. 前記要求メッセージは、前記情報処理装置に送信する前記データを指定する情報を含み、
    前記判定ステップは、前記要求メッセージに含まれる前記データを指定する情報に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のプロトコル変換方法。
  10. 監視部が、前記サーバ装置の負荷を監視する監視ステップ
    を含み、
    前記判定ステップでは、前記監視ステップで監視した前記サーバ装置の負荷に基づいて、前記データの送受信で前記情報処理装置が使用するプロトコルを、前記第1のプロトコルとは異なる前記第2のプロトコルに変換するか否かを判定する
    ことを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載のプロトコル変換方法。
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