JP4831536B2 - 側方照射灯システム - Google Patents

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Description

本発明は側方照射灯システムに関するものであり、特に、方向指示器の稼働状況に応じて側方照射灯を点灯させる側方照射灯システムに関する。
従来、車両には、車両前方に取り付けられたバンパの側方に側方照射灯を設けているものがある。この側方照射灯は、方向指示器の操作に連動して点灯する事を特徴としている。しかし、方向指示器が灯具を点滅するために、側方照射灯は、方向指示器の点滅の影響を受けないように連続点灯させるために、方向指示器の信号線から直接信号を取得して、側方照射灯の点消灯判断を行う方式が一般である。
この側方照射灯は、側方視界の確保に大きく貢献している。特に、HIDやLEDなどの高照度光源を利用していない旧型の車両に装着することも可能である。そのため、乗員にとって、車両運転時に側方確認の視認向上となり、また、通行人にとって、側方から来る車両の早期発見につながり、事故防止に大きく貢献している。そのため、側方照射灯は車両の標準装備のみならず、販売店で装着する注文装着としても、多く設定されていた。
しかし、注文装着にて後付けで装備される場合に、方向指示器の信号線を側方照射灯に接続する必要があるため、そのためのハーネスを新たに車体に通さねばならず、その作業が面倒で工賃も増大していた。
そこで、特許文献1に示すように、方向指示器の点滅信号を平滑する平滑回路と、平滑回路の後段に設けられ平滑信号が入力されて側方照射灯を連続点灯させるためのトランジスタと、平滑回路の前段に設けられ平滑回路に入力される電圧を一定化する定電圧素子とを有する点灯回路によって、方向指示器を点滅させる点滅信号を連続点灯信号に変換して側方照射灯を連続点灯させると共に点滅信号の入力停止から所定時間遅延させて側方照射灯を消灯させることで、方向指示器用の点滅信号の電圧が変動しても側方照射灯のオフディレイ時間を一定にすることができる技術が提案されている。
実開平7−31480号公報
しかしながら、特許文献1によると、方向指示器の点滅周期は、車種や車両環境により大きく変動するため、汎用性を持たせるために最も長い周期でオフディレイ時間を設定する必要がある。そのため、方向指示器の灯具が点滅を完了してから側方照射灯が消灯するまでのオフディレイ時間が最大で700ms程度の時間が生じていたため、消灯タイミングが遅れていることが認識できてしまうためユーザに違和感を与えてしまうという問題点があった。
また、近年、車両の電子化が進むにつれて、方向指示器の駆動信号を取得することが困難になっている。また、複数のスイッチを格子状に配列して、順次読み出す方式が採用され、配線数を低減する傾向がみられる。そのため、方向指示器の信号のための新たな配線を車体に通すことなく、方向指示器の点滅信号を取得して側方照射灯を稼働させる必要がある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、方向指示器の信号取得のための新たな配線を車体に通すことなく、方向指示器の点滅稼働の完了タイミングに対する側方照射灯の消灯タイミングに大きな遅れが無く、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、方向指示器と、前記方向指示器の点灯に合わせて車両の側方を照射する側方照射灯とを備える本発明の側方照射灯システムにおいて、前記方向指示器が稼働して点滅する際に、前記点滅の点灯時間及び消灯時間の少なくとも一方を測定し測定時間とする測定手段と、前記測定手段で測定した前記測定時間に応じて、前記方向指示器の稼働が完了したか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記方向指示器の稼働が完了したと判断した場合に、前記側方照射灯を消灯する切替手段と、を有することを特徴とする。
この構成によれば、方向指示器の点滅時間の内、点灯時間及び消灯時間又は少なくとも一方を測定した測定時間に応じて、方向指示器の点滅稼働が完了したか否かを判断することができる。そして、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断した場合にすぐに側方照射灯を消灯することで、方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができる。また、方向指示器の点滅時間を測定して方向指示器の点滅稼働状態を判断しているため、車種や車両環境に影響を受けることなく、方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができるので、側方照射灯のオフディレイ時間を短縮することができる。更に、方向指示器の点滅時間の測定に必要な方向指示器の点滅用パルス信号は、方向指示器の信号取得のための新たな配線を車体に通すことなく、方向指示器へ配線される信号線を分岐させて本発明の側方照射灯システムへ配線するだけでよいため、側方照射灯を後付けで装備される場合も、その作業が容易となり、ユーザの支払う工賃を低減することができて、装着に対する意欲を向上させることできる。
更に、方向指示器の信号を取得する手段は、車種毎に電気結線構成が異なるため、複数の様々な仕様の側方照射灯結線方式を用意する必要があった。本発明の側方照射灯システムにすることで、一つの仕様で済むことができるので、側方照射灯の製造において、製造コストや管理コストを低減することができる。その結果、ユーザに対して側方照射灯への装着意欲が向上し、側方照射灯の搭載の普及率が向上することで、車両の安全性が増し、事故防止に大きく貢献することができる。
また、上述の発明に加えて、前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の複数の点灯時間から点灯時間の平均値を算出する算出手段と、前記算出手段で算出した前記点灯時間の平均値を記憶する記憶手段と、を更に有し、前記判断手段は、前記測定手段により測定した点灯時間が前記記憶手段に記憶した前記点灯時間の平均値より所定時間以下短い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする。
この構成によれば、方向指示器の点滅稼働が点灯中に完了した場合に、点灯時間が算出された点灯時間の平均値より短くなるため、測定した点灯時間が算出された点灯時間の平均値より所定時間以下短い場合に、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断して、速やかに側方照射灯を消灯することができる。また、方向指示器の点滅稼働中の各点灯時間は、周囲温度や部品特性などによりバラツキがあるため、点灯時間の平均値をとることで、方向指示器の点滅稼働における完了タイミングの精度を向上させることができる。これにより、方向指示器の点滅稼働が点灯中に完了した場合でも、スムーズに側方照射灯を消灯させることができて、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することができる。
また、上述の発明に加えて、前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の複数の消灯時間から消灯時間の平均値を算出する算出手段と、前記算出手段で算出した前記消灯時間の平均値を記憶する記憶手段と、を更に有し、前記判断手段は、前記測定手段により測定した消灯時間が前記記憶手段に記憶した前記消灯時間の平均値より所定時間以上長い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする。
この構成によれば、方向指示器の点滅稼働が消灯中に完了した場合に、消灯時間が算出された消灯時間の平均値より長くなるため、測定した消灯時間が算出された消灯時間の平均値より所定時間以上長い場合に、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断して、速やかに側方照射灯を消灯することができる。また、方向指示器の点滅稼働中の各消灯時間は、周囲温度や部品特性などによりバラツキがあるため、消灯時間の平均値をとることで、方向指示器の点滅稼働における完了タイミングの精度を向上させることができる。これにより、側方照射灯のオフディレイ時間を長く設定する必要が無い。よって、車種や車両環境に影響を受けることなく方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができて、オフディレイ時間を短縮することができる。
また、上述の発明に加えて、所定の第1の固定値及び第2の固定値の少なくとも一方を記憶する記憶手段を更に有し、前記判断手段は、前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の点灯時間が前記記憶手段に記憶した前記第1の固定値よりも短い場合に、又は、前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の消灯時間が前記記憶手段に記憶した前記第2の固定値よりも長い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする。
この構成によれば、第1の固定値を点灯時間の最小期間の閾値として設定することで、測定した方向指示器の点灯時間が第1の固定値よりも短い場合は、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断して側方照射灯を消灯することができる。また、第2の固定値を消灯時間の最大期間の閾値として設定することで、測定した方向指示器の消灯時間が第2の固定値よりも長い場合は、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断して側方照射灯を消灯することができる。これにより、側方照射灯のオフディレイ時間を長く設定する必要が無い。よって、車種や車両環境に影響を受けることなく方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができて、方向指示器のオフディレイ時間を短縮することができる。
また、上述の発明に加えて、前記測定手段が測定した複数の前記測定時間から測定時間の平均値を算出する算出手段と、前記算出手段で算出された前記測定時間の平均値、前記測定手段が測定した測定回数、及び所定の固定値を記憶する記憶手段と、を更に有し、前記判断手段は、前記記憶手段が記憶した前記測定回数が所定の回数以上である場合には、前記測定手段により測定した前記測定時間と前記記憶手段が記憶した前記測定時間の平均値とを比較し、前記記憶手段が記憶した前記測定回数が所定の回数未満である場合には、前記測定手段により測定した前記測定時間と前記記憶手段が記憶した前記固定値とを比較して、前記方向指示器の稼働が完了したか否かを判断することを特徴とする。
この構成によれば、測定手段が測定した測定回数が所定回数以上である場合は、算出手段で算出した平均値と測定した測定時間とを比較して、方向指示器の点滅稼働が完了したか否かを判断して、判断結果に応じて側方照射灯を消灯することができる。更に、測定手段が測定した測定回数が所定回数未満である場合は、記憶手段で記憶した固定値と測定した測定時間とを比較して、方向指示器の点滅稼働が完了したか否かを判断して、判断結果に応じて側方照射灯を消灯することができる。これにより、例えば、方向指示器の点滅稼働開始直後の点灯時間及び消灯時間における方向指示器の点滅波形生成回路によって生成される点滅信号パルスの周期やデューティが安定していない場合や、測定回数が少なく測定時間のバラツキが大きい場合において、この初期の点灯時間及び消灯時間から算出した平均値を使用せずに固定値を用いることで、方向指示器の点滅稼働における完了タイミングの精度を向上させることができる。また、方向指示器の点滅信号パルスが安定している場合や、測定回数が多く測定時間のバラツキが小さい場合において、算出した平均値を用いることで、方向指示器の点滅稼働における完了タイミングの精度を向上させることができる。よって、車種や車両環境に影響を受けることなく方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができて、方向指示器のオフディレイ時間を短縮することができる。
本発明によれば、方向指示器の点滅時間の内、点灯時間及び消灯時間又は少なくとも一方を測定した測定時間に応じて、方向指示器の点滅稼働が完了したか否かを判断することで、方向指示器の信号取得のための新たな配線を車体に通すことなく、方向指示器の点滅稼働の完了タイミングに対する側方照射灯の消灯タイミングに大きな遅れが無く、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することができる。
以下、本発明の最良の2つの実施形態について、車両前方のバンパに設けられた側方照射灯を例とした、方向指示器の稼働状況に応じて側方照射灯を点灯させる側方照射灯システムについて添付図面を参照しつつ説明する。図1から図5までの図面にて本発明の第1実施形態について、図6及び図7の図面にて本発明の第2実施形態について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した車両の前方を示した斜視図である。図1において、車両前部のランプ配置は左右対称となっているので、左側のランプ配置の説明の符号には数字の後に「L」を付けて説明し、右側のランプ配置で左側と同じ部分には左側のランプ配置の説明に用いた符号の数字と同じ数字に「R」を付けて、その説明を省略する。
図1において、車両の前方に具備される灯具は、車両の前方を照射する運転者から見て左側の前照灯11Lと、前照灯11Lの下側に配設される左側のスモールランプ12Lと、前照灯11Lの左側に設けられ、車両方向を変える際に点滅表示する左側の方向指示器13Lと、バンパの側面側に配設された左側の側方照射灯20L等がある。
側方照射灯20Lは、方向指示器13Lの操作に連動して点灯する事を特徴としている。ここでは、更に前照灯11Lがヘッドライト信号を受けてヘッドライトの配光を行っている条件下で、側方照射灯20Lが点灯するとする。つまり、前照灯11Lのヘッドライト信号がONの状態の際に、方向指示器13Lが点滅稼働すると側方照射灯20Lが点灯する。以降は、この条件下に基づいた実施例として説明する。但し、この条件に限定していない。
図2は、本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯及びシステム構成品を車両背面側から示した斜視図である。図2において、側方照射灯20Lは、ハウジング21Lと、ハウジング21Lの前面開口に取り付けられたレンズ22Lと、ハウジング21Lの背面中央に装着されたバルブソケット23Lと、このバルブソケット23Lに装着され且つハウジング21Lとレンズ22Lとの間の灯室(図示せず)内に収納されたバルブ24Lを具備する。
バルブソケット23Lには、電力供給用の配線25Lの一端部が保持され、この配線25Lの他端部には、制御回路が内包しているケース30L内の端子に接続されている。このケース30Lは、側方照射灯20Lのハウジング21Lの背面に設けられ、ハウジング21Lと車両前後方向に、バルブソケット23Lと車両左右方向に保持されて固定している。そのため、車両の振動によるケース30Lの脱落を完全に防止し、車両の振動によるケース30Lが振動することを防止している。
制御回路が内包しているケース30L内の端子には、方向指示器13Lへ点滅用パルス信号を入力させる方向指示器信号線26Lと、前照灯11Lのヘッドライト用のパルス信号を入力させるヘッドライト(H/L)信号線27Lと、側方照射灯20Lのバルブ24Lへ電力を供給する灯具電源線28Lと、制御回路の基準電位点となるGND(グランド)線29Lと、が接続している。尚、ここで接続している信号線は、本実施例を説明するために最低限に必要な構成のみを挙げており、これに限定していない。例えば、車両の速度を取得するために車速信号線をケース30L内の制御回路の端子に接続してもよい。
図3は、本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを概略的に示した説明図である。図2にて示したケース30内には、制御回路31が設けられていて、この制御回路31の結線状況を図3で概略的に示している。図3に示すように、制御回路31の左方に示す入力端子には、方向指示器(左)信号線26Lと、方向指示器(右)信号線26Rと、ヘッドライト(H/L)信号線27と、灯具電源線28と、GND線29と、が接続している。制御回路31の右方に示す出力端子には、側方照射灯(左)20Lと、側方照射灯(右)20Rと、が接続されている。制御回路31は、入力端子から入力される各種信号に応じて、灯具電源線28から側方照射灯(左)20Lと、側方照射灯(右)20Rへ電力を提供して、側方照射灯の点灯及び消灯を制御している。
また、方向指示器(左)13Lに接続している方向指示器(左)信号線26Lを分岐して、制御回路31の入力端子に接続している。同様に、方向指示器(右)13Rに接続している方向指示器(右)信号線26Rを分岐して、制御回路31の入力端子に接続している。尚、図3では、左右の側方照射灯20に対して一つの制御回路31で制御しているが、左右の側方照射灯20毎に制御回路31を設けてもよい。
図4は、本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態と従来例に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態とを比較したタイミングチャートである。図4において、縦軸は、制御回路31の入力端子に接続した信号線から受信する信号情報及び出力端子に接続した側方照射灯の灯具状態等を示している。また横軸は、時間軸(t)である。
ヘッドライト信号51は、ヘッドライト信号線27Lから制御回路31に入力されるパルス信号である。上段がヘッドライトをON、下段がヘッドライトをOFFにする信号である。尚、ヘッドライトON状態を12V、ヘッドライトOFF状態を0Vとするパルス信号とする。
方向指示器スイッチ状態52は、車両制御部内において乗員の操作によって可変する方向指示器のスイッチ状態を示しており、上段がスイッチONの状態、下段がスイッチOFFの状態を示している。尚、本発明の制御回路31は、この方向指示器スイッチ状態を示す信号を取得していない。
方向指示器灯具信号53は、方向指示器信号線26から制御回路31に入力されるパルス信号である。上段が点灯状態、下段が消灯状態を示す。尚、点灯状態を12V、ヘッドライト消灯状態を0Vとし、この点灯状態と消灯時間を繰り返して点滅を行い、その周期は85.7回/分、デューティ比1:1とする。
側方照射灯点灯可否状態54は、ヘッドライト信号51と方向指示器灯具信号53の状態に応じて、側方照射灯20を点灯又は消灯させる理想の状態を示している。上段が側方照射灯20の点灯を、下段が側方照射灯20の消灯を示している。つまり、ヘッドライト信号51がONである状態で、且つ方向指示器灯具信号53が点灯状態と消灯状態を繰り返す点滅状態である際に、側方照射灯20を点灯状態とし、それ以外を消灯状態としている。
従来例Aにおける側方照射灯20の灯具状態60は、従来例である車両の制御部から配線を設けて側方照射灯20へ接続したケースを示している。この場合、方向指示器スイッチ状態52の情報を取得できるので、従来例Aにおける側方照射灯20の灯具状態60は、方向指示器スイッチ状態52と同じタイムチャートを得ることができる。そのため、従来例Aにおける側方照射灯20の灯具状態60は、側方照射灯20を点灯又は消灯させる理想の状態を示している側方照射灯点灯可否状態54と同じタイムチャートとなる。その結果、側方照射灯20は、方向指示器13の稼働完了に遅れることなく消灯することが可能であるが、専用の配線を新たに車体に通さねばならず、その作業が面倒で工賃も増大している。
従来例Bにおける側方照射灯20の灯具状態70は、従来例である特許文献1の側方照射灯システムのケースを示している。この場合、方向指示器灯具信号53の点灯状態から消灯状態になって所定時間(オフディレイ時間)を経過すれば、方向指示器13が点滅稼働を完了したと判断して、側方照射灯20を消灯させる。このとき、この所定時間は、車種や車両環境により大きく変動するため、汎用性を持たせるために最も長い周期で設定するため、側方照射灯20を点灯又は消灯させる理想の状態を示している側方照射灯点灯可否状態54に対して、図4に示すtBのオフディレイ時間が生じて、側方照射灯の消灯タイミングに大きな遅れが生じる。
本実施例1における側方照射灯20の灯具状態80は、本実施形態1における側方照射灯システムのケースを示している。本実施形態1において、制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅を開始と同時に点灯時間(t1)を測定する。このとき、点灯時間(t1)が、固定値k1と比較して固定値k1より小さい場合は、方向指示器13の稼働が完了したと判断し、固定値k1以上の場合は、方向指示器13は稼働中であると判断する。ここでは、点灯時間(t1)が、固定値k1より大きいために、方向指示器13の稼働中であると判断して、点灯時間(t1)を制御回路31内に設けたメモリに記憶する。
次に、制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅信号の2回目の点灯時間(t2)を測定する。このとき、点灯時間(t2)が、メモリに記憶した点灯時間(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より小さい場合は、方向指示器13の稼働が完了したと判断し、所定値を加えた値より大きい場合は、方向指示器13は稼働中であると判断する。ここでは、点灯時間(t2)が、メモリに記憶した点灯時間(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より大きいために、方向指示器13の稼働中であると判断して、点灯時間(t2)を制御回路31内に設けたメモリに記憶する。このとき、制御回路31は、事前に記憶した点灯時間(t1)と、先程測定した2回目の点灯時間(t2)との平均値(t1)を算出してメモリに記憶する。
1=(t1+t2)/2
次に、制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅信号の3回目の点灯時間(t3)を測定する。このとき、点灯時間(t3)が、メモリに記憶した平均値(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より小さい場合は、方向指示器13の稼働が完了したと判断し、所定値を加えた値より大きい場合は、方向指示器13は稼働中であると判断する。ここでは、点灯時間(t3)が、メモリに記憶した平均値(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より大きいために、方向指示器13の稼働中であると判断して、点灯時間(t3)を制御回路31内に設けたメモリに記憶する。このとき、制御回路31は、事前に記憶した1回目の点灯時間(t1)及び2回目の点灯時間(t2)と、先程測定した3回目の点灯時間(t3)との平均値(t2)を算出する。
2=(t1+t2+t3)/3
以降、繰り返して、測定した直前の点灯時間(tn)が、メモリに記憶した平均値(t−2)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より大きい場合には、方向指示器13の稼働中であると判断して、点灯時間(tn)を制御回路31内に設けたメモリに記憶し、更に再度平均値の算出(t−1)を行うことで、平均値の精度が高くなり、方向指示器の点滅状況を正確に把握することができる。
−1=(t1+t2+t3+・・・・+tn)/n
ここで、方向指示器灯具信号53において、点滅稼働中の点灯時間において、点滅稼働を完了した場合について説明する。制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅信号の4回目の点灯時間(t4)を測定する。このとき、点灯時間(t4)が、メモリに記憶した平均値(t2)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より小さいため、方向指示器13の稼働が完了したと判断することができる。そのため、側方照射灯点灯可否状態54は、点灯を禁止と判断して、本実施例1の側方照射灯20を消灯させる。このとき、制御回路31内のメモリに記憶していた点灯時間や平均値をクリアにする。
この結果、従来例Bの側方照射灯の灯具状態70に比べて、本実施例1の側方照射灯の灯具状態80は、オフディレイ時間(tB)を短縮することができて、側方照射灯20を点灯又は消灯させる理想の状態を示している側方照射灯点灯可否状態54に近いタイムチャートとなる。そのため、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することができる。
図5は、本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムにおいて、方向指示器灯具状態を示したタイミングチャートである。図5において、図4で示した側方照射灯の点灯可否を判断する際に、方向指示器灯具信号53の点滅稼働時における点灯時間の平均値を算出する方法について、詳しく説明する。
図5に示すように、方向指示器灯具信号53の点滅稼働時が長い場合においても、測定した点灯時間を順に平均値の演算に用いる。7回の点灯時間を測定した後に、制御回路31が方向指示器13の点滅稼働が継続すると判断した場合に算出する平均値は次の通りとなる。
6=(t1+t2+t3+t4+t5+t6+t7)/7
つまり、3回目以降の点灯時間については、制御回路31のメモリに記憶した平均値を比較して、方向指示器13の点滅稼働が完了したか否かを判定する。1回目の点灯時間については、固定値k1と比較して方向指示器13の点滅稼働が完了したか否かを判定するとしているが、特に限定しない。例えば、固定値k1の代わりに、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の点灯時間(t0)や、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の点灯時間の平均値を使用してもよい。
また、2回目の点灯時間(t2)については、1回目の点灯時間(t1)と比較して方向指示器13の点滅稼働が完了したか否かを判定するとしているが、特に限定しない。1回目の点灯時間は、点滅開始直後のため周期が不安定になりやすいため、例えば、1回目の点灯時間(t1)の代わりに、固定値k1、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の点灯時間(t0)、あるいは、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の点灯時間の平均値を使用してもよい。
また、3回目以降の点灯時間についても、1回目の点灯時間(t1)を平均値の算出に用いずに、例えば、固定値k1、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の点灯時間(t0)、あるいは、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の点灯時間の平均値を代用して、点灯時間の平均値の算出をおこなってもよい。ちなみに、1回目の点灯時間(t1)の代わりに、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の点灯時間(t0)を用いた場合の平均値は次の通りとなる。
6=(t0+t2+t3+t4+t5+t6+t7)/7
このように、第1の実施形態によれば、方向指示器の点滅稼働が点灯中に完了した場合に、点灯時間が算出された点灯時間の平均値より短くなるため、測定した点灯時間が算出された点灯時間の平均値より所定時間以下短い場合に、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断して、速やかに側方照射灯を消灯することができる。また、方向指示器の点滅稼働中の各点灯時間は、周囲温度や部品特性などによりバラツキがあるため、点灯時間の平均値をとることで、方向指示器の点滅稼働における完了タイミングの精度を向上させることができる。これにより、方向指示器の点滅稼働が点灯中に完了した場合でも、スムーズに側方照射灯を消灯させることができて、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することができる。
次に、本発明の第2の実施形態について、説明する。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態と従来例に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態とを比較したタイミングチャートである。尚、図6は、本発明の第1の実施形態の図4に対応しており、同じ内容である場合は、説明を省略する。
図6において、本実施例2における側方照射灯20の灯具状態90とは、本実施形態2における側方照射灯システムのケースを示している。本実施例2において、制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅稼働後の消灯時間(t1)を測定する。このとき、消灯時間(t1)が、固定値k2と比較して固定値k2より大きい場合は、方向指示器13の点滅稼働が完了したと判断し、固定値k2以下の場合は、方向指示器13は点滅稼働中であると判断する。ここでは、消灯時間(t1)が、固定値k2より小さいために、方向指示器13の稼働中であると判断して、消灯時間(t1)を制御回路31内に設けたメモリに記憶する。
次に、制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅信号の2回目の消灯時間(t2)を測定する。このとき、消灯時間(t2)が、メモリに記憶した消灯時間(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より大きい場合は、方向指示器13の稼働が完了したと判断し、小さい場合は、方向指示器13は稼働中であると判断する。ここでは、消灯時間(t2)が、メモリに記憶した消灯時間(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より小さいために、方向指示器13の稼働中であると判断して、消灯時間(t2)を制御回路31内に設けたメモリに記憶する。このとき、制御回路31は、事前に記憶した消灯時間(t1)と、先程測定した2回目の消灯時間(t2)との平均値(t1)を算出してメモリに記憶する。
1=(t1+t2)/2
次に、制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅信号の3回目の消灯時間(t3)を測定する。このとき、消灯時間(t3)が、メモリに記憶した平均値(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より大きい場合は、方向指示器13の点滅稼働が完了したと判断し、小さい場合は、方向指示器13は点滅稼働中であると判断する。ここでは、消灯時間(t3)が、メモリに記憶した平均値(t1)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より小さいために、方向指示器13の稼働中であると判断して、消灯時間(t3)を制御回路31内に設けたメモリに記憶する。このとき、制御回路31は、事前に記憶した1回目の消灯時間(t1)及び2回目の点灯時間(t2)と、先程測定した3回目の消灯時間(t3)との平均値(t2)を算出する。
2=(t1+t2+t3)/3
以降、繰り返して、測定した直前の消灯時間(tn)が、メモリに記憶した平均値(t−2)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より小さい場合には、方向指示器13の稼働中であると判断して、消灯時間(tn)を制御回路31内に設けたメモリに記憶し、更に再度平均値の算出(t−1)を行うことで、平均値の精度が高くなり、方向指示器の点滅状況を正確に把握することができる。
−1=(t1+t2+t3+・・・・+tn)/n
ここで、方向指示器灯具信号53において、点滅稼働中の消灯時間において、点滅稼働を完了した場合について説明する。制御回路31は、方向指示器灯具信号53の点滅信号の4回目の消灯時間(t4)を測定する。このとき、消灯時間(t4)が、メモリに記憶した平均値(t2)にバラツキを考慮した所定値を加えた値より大きくなった時点(tC)で、方向指示器13の稼働が完了したと判断することができる。そのため、側方照射灯点灯可否状態54は、点灯を禁止と判断して、本実施例2の側方照射灯20を消灯させる。このとき、制御回路31内のメモリに記憶していた消灯時間や平均値をクリアにする。
この結果、従来例Bの側方照射灯の灯具状態70のオフディレイ時間(tB)に比べて、本実施例2の側方照射灯の灯具状態90のオフディレイ時間(tC)を短縮することができるため、側方照射灯20を点灯又は消灯させる理想の状態を示している側方照射灯点灯可否状態54に近いタイムチャートとなる。そのため、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することができる。
図7は、本発明の第2の実施形態に係る側方照射灯システムにおいて、方向指示器灯具状態を示したタイミングチャートである。尚、図7は、本発明の第1の実施形態の図5に対応している。
図7に示すように、方向指示器灯具信号53の点滅稼働時が長い場合においても、測定した消灯時間を順に平均値の演算に用いる。7回の消灯時間を測定した後に、制御回路31が方向指示器13の点滅稼働が継続すると判断した場合に算出する平均値は次の通りとなる。
6=(t1+t2+t3+t4+t5+t6+t7)/7
つまり、3回目以降の消灯時間については、制御回路31のメモリに記憶した平均値を比較して、方向指示器13の点滅稼働が完了したか否かを判定する。1回目の消灯時間については、固定値k2と比較して方向指示器13の点滅稼働が完了したか否かを判定するとしているが、特に限定しない。例えば、固定値k2の代わりに、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の消灯時間(t0)や、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の消灯時間の平均値を使用してもよい。
また、2回目の消灯時間(t2)については、1回目の消灯時間(t1)と比較して方向指示器13の点滅稼働が完了したか否かを判定するとしているが、特に限定しない。1回目の消灯時間は、点滅開始直後のため周期が不安定になりやすいため、例えば、1回目の消灯時間(t1)の代わりに、固定値k2、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の消灯時間(t0)、あるいは、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の消灯時間の平均値を使用してもよい。
また、3回目以降の消灯時間についても、1回目の消灯時間(t1)を平均値の算出に用いずに、例えば、固定値k2、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の消灯時間(t0)、あるいは、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の消灯時間の平均値を代用して、消灯時間の平均値の算出をおこなってもよい。ちなみに、1回目の消灯時間(t1)の代わりに、前回の方向指示器灯具信号53の点滅稼働時の最後の消灯時間(t0)を用いた場合の平均値は次の通りとなる。
6=(t0+t2+t3+t4+t5+t6+t7)/7
このように、第2の実施形態によれば、方向指示器の点滅稼働が消灯中に完了した場合に、消灯時間が算出された消灯時間の平均値より長くなるため、測定した消灯時間が算出された消灯時間の平均値より所定時間以上長い場合に、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断して、速やかに側方照射灯を消灯することができる。また、方向指示器の点滅稼働中の各消灯時間は、周囲温度や部品特性などによりバラツキがあるため、消灯時間の平均値をとることで、方向指示器の点滅稼働における完了タイミングの精度を向上させることができる。これにより、側方照射灯のオフディレイ時間を長く設定する必要が無い。よって、車種や車両環境に影響を受けることなく方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができて、オフディレイ時間を短縮することができる。
また、本発明は、第1の実施形態と第2の実施形態とを組み合わせた第3の実施形態でも良い。この場合、測定手段で測定した測定時間を記憶する記憶手段には、方向指示器の点滅時間中の点灯時間を記憶する第1の記憶手段と、方向指示器の点滅時間中の消灯時間を記憶する第2の記憶手段とを有し、点滅時間中の直前の点灯時間を測定した場合は、第1記憶手段に記憶した点灯時間と比較し、一方、点滅時間中の直前の消灯時間を測定した場合は、第2記憶手段に記憶した消灯時間と比較して方向指示器の稼働が停止したか否かを判断する判断手段と、を有した側方照射灯システムとなる。
その場合、判断手段は、第2の記憶手段が記憶した複数の消灯時間から消灯時間平均値を算出し、測定手段により測定した直前の消灯時間が消灯時間平均値より所定時間以上に長い場合に、方向指示器の稼働が停止したと判断してもよい。
また、判断手段は、第1の記憶手段が記憶した複数の点灯時間から点灯時間平均値を算出し、測定手段により測定した直前の点灯時間が点灯時間平均値より所定時間以下に短い場合に、方向指示器の稼働が停止したと判断してもよい。
また、判断手段は、測定手段により測定した点灯時間が第1の固定値よりも長い場合に、又は、測定手段により測定した消灯時間が第2の固定値よりも短い場合に、方向指示器の稼働が停止したと判断してもよい。
また、判断手段は、測定手段が測定した方向指示器の点滅時間の内、点灯時間である条件において、測定手段により測定した点灯時間が所定数以上第1の記憶手段に記憶されている場合には、第1の記憶手段に記憶された点灯時間の平均値を算出し、測定手段により直前に測定した点灯時間と点灯時間の平均値とを比較し、測定手段により測定した点灯時間が所定数以上第1の記憶手段に記憶されていない場合には、測定手段により直前に測定した測定時間と第1の固定値とを比較して、方向指示器の稼働が停止したか否かを判断してもよい。また、判断手段は、測定手段が測定した方向指示器の点滅時間の内、消灯時間である条件において、測定手段により測定した消灯時間が所定数以上第2の記憶手段に記憶されている場合には、第2の記憶手段に記憶された消灯時間の平均値を算出し、測定手段により直前に測定した消灯時間と消灯時間の平均値とを比較し、測定手段により測定した消灯時間が所定数以上第2の記憶手段に記憶されていない場合には、測定手段により直前に測定した測定時間と第2の固定値とを比較して、方向指示器の稼働が停止したか否かを判断してもよい。
本発明に係る第3の実施形態の具体的な実施例は、本発明に係る第1の実施形態と第2の実施形態の組み合わせであるため、省略する。尚、本発明に係る第1の実施形態と第2の実施形態の組み合わせることで、方向指示器13が点滅稼働の完了が、点灯時間又は消灯時間のいずれのタイミングであっても、方向指示器13に対する側方照射灯20のオフディレイ時間を短縮することができる。
このように、本実施形態によれば、方向指示器の点滅時間の内、点灯時間及び消灯時間又は少なくとも一方を測定した測定時間に応じて、方向指示器の点滅稼働が完了したか否かを判断することができる。そして、方向指示器の点滅稼働が完了したと判断した場合にすぐに側方照射灯を消灯することで、方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができる。また、方向指示器の点滅時間を測定して方向指示器の点滅稼働状態を判断しているため、車種や車両環境に影響を受けることなく、方向指示器の灯具が点滅を完了してからスムーズに側方照射灯を消灯させることができるので、側方照射灯のオフディレイ時間を短縮することができる。更に、方向指示器の点滅時間の測定に必要な方向指示器の点滅用パルス信号は、方向指示器の信号取得のための新たな配線を車体に通すことなく、方向指示器へ配線される信号線を分岐させて本発明の側方照射灯システムへ配線するだけでよいため、側方照射灯を後付けで装備される場合も、その作業が容易となり、ユーザの支払う工賃を低減することができて、装着に対する意欲を向上させることできる。
更に、方向指示器の信号を取得する手段は、車種毎に電気結線構成が異なるため、複数の様々な仕様の側方照射灯結線方式を用意する必要があった。本発明の側方照射灯システムにすることで、一つの仕様で済むことができるので、側方照射灯の製造において、製造コストや管理コストを低減することができる。その結果、ユーザに対して側方照射灯への装着意欲が向上し、側方照射灯の搭載の普及率が向上することで、車両の安全性が増し、事故防止に大きく貢献することができる。
上述の第1、第2、及び第3の本実施形態によれば、方向指示器の点滅時間の内、点灯時間及び消灯時間又は少なくとも一方を測定した測定時間に応じて、方向指示器の点滅稼働が完了したか否かを判断することで、方向指示器の信号取得のための新たな配線を車体に通すことなく、方向指示器の点滅稼働の完了タイミングに対する側方照射灯の消灯タイミングに大きな遅れが無く、ユーザに違和感を与えない側方照射灯システムを提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、特許請求の範囲の概念を逸脱しない範囲で、上記実施の形態の構造に種々の変形や変更を施すことも可能である。
また、上記実施形態では、車両前方のバンパに設けられた側方照射灯に適応した側方照射灯システムを例としたが、特に限定していない。
本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した車両の前方を示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯及びシステム構成品を車両背面側から示した斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを概略的に示した説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態と従来例に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態とを比較したタイミングチャートである。 本発明の第1の実施形態に係る側方照射灯システムにおいて、方向指示器灯具状態を示したタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態と従来例に係る側方照射灯システムを適用した側方照射灯の灯具状態とを比較したタイミングチャートである。 本発明の第2の実施形態に係る側方照射灯システムにおいて、方向指示器灯具状態を示したタイミングチャートである。
符号の説明
10 車両
11 前照灯
12 スモールランプ
13 方向指示器
20 側方照射灯
21 ハウジング
22 レンズ
23 バルブソケット
24 バルブ
25 配線
26 方向指示器信号線
27 ヘッドライト信号線
28 灯具電源線
29 GND線
30 ケース
31 制御回路

Claims (5)

  1. 方向指示器と、前記方向指示器の点灯に合わせて車両の側方を照射する側方照射灯とを備え、
    前記方向指示器が稼働して点滅する際に、前記点滅の点灯時間を測定し測定時間とする測定手段と、
    前記測定手段で測定した前記測定時間に応じて、前記方向指示器の稼働が完了したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記方向指示器の稼働を完了したと判断した場合に、前記側方照射灯を消灯する切替手段と、有する側方照射灯システムであって、
    前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の複数の点灯時間から点灯時間の平均値を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した前記点灯時間の平均値を記憶する記憶手段と、を更に有し、
    前記判断手段は、前記測定手段により測定した点灯時間が前記記憶手段に記憶した前記点灯時間の平均値より所定時間以下短い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする側方照射灯システム。
  2. 方向指示器と、前記方向指示器の点灯に合わせて車両の側方を照射する側方照射灯とを備え、
    前記方向指示器が稼働して点滅する際に、前記点滅の消灯時間を測定し測定時間とする測定手段と、
    前記測定手段で測定した前記測定時間に応じて、前記方向指示器の稼働が完了したか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段により前記方向指示器の稼働を完了したと判断した場合に、前記側方照射灯を消灯する切替手段と、有する側方照射灯システムであって、
    前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の複数の消灯時間から消灯時間の平均値を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出した前記消灯時間の平均値を記憶する記憶手段と、を更に有し、
    前記判断手段は、前記測定手段により測定した消灯時間が前記記憶手段に記憶した前記消灯時間の平均値より所定時間以上長い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする側方照射灯システム。
  3. 所定の第1の固定値を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記判断手段は、前記測定手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の点灯時間が前記記憶手段に記憶した前記第1の固定値よりも短い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする請求項1に記載の側方消灯システム。
  4. 所定の第2の固定値を記憶する記憶手段を更に有し、
    前記記憶手段が測定した前記測定時間のうち前記方向指示器の消灯時間が前記記憶手段に記憶した前記第2の固定値よりも長い場合に、前記方向指示器の稼働が完了したと判断することを特徴とする請求項2に記載の側方消灯システム。
  5. 前記測定手段が測定した複数の前記測定時間から測定時間の平均値を算出する算出手段と、
    前記算出手段で算出された前記測定時間の平均値、前記測定手段が測定した測定回数、及び所定の固定値を記憶する記憶手段と、を更に有し、
    前記判断手段は、前記記憶手段が記憶した前記測定回数が所定の回数以上である場合には、前記測定手段により測定した前記測定時間と前記記憶手段が記憶した前記測定時間の平均値とを比較し、前記記憶手段が記憶した前記測定回数が所定の回数未満である場合には、前記測定手段により測定した前記測定時間と前記記憶手段が記憶した前記固定値とを比較して、前記方向指示器の稼働が完了したか否かを判断することを特徴とする請求項1あるいは請求項2に記載の側方照射灯システム。
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