JP4829846B2 - 吸収性シート - Google Patents

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Description

本発明は、液体の吸収に用いられる吸収性シートに関し、更に詳しくは生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品の吸収体として特に好適に用いられる吸収性シートに関する。
吸収性物品の吸収体として用いられる吸収性シートとして、表面に凹凸を有するものが知られている。例えば特許文献1には、接着剤が塗布された基材シートと被覆シートとの間に、高吸水性樹脂粒子層を挟み込み接着一体化させてなるシート状体からなる吸水体が記載されている。接着一体化には、プレスロールによる圧着が用いられる。プレスロールは、少なくとも一方が熱ロールである圧着固定ロールと受け渡しロールとから構成されており、圧着固定ロールのロール面には段部が形成されている。この段部が存在することによって、両シートは部分的に熱融着一体化され、厚みの小さい封止部と、厚みの大きな高吸水性樹脂粒子層とが、シート状吸水体の幅方向に交互に形成される。
しかし、上述のシート状吸水体では、基材シートと被覆シートが熱融着或いは接着剤によって接着一体化し、厚みの大きな部分と小さな部分とを形成しているので、接着部位が疎水性になり、液体の吸収性が低下してしまう。また、接着部位には高吸水性樹脂が存在していないため液体の吸収性が低下してしまう。その結果、素早い液の吸収が容易でなく、シート状吸収体の表面で液が流れやすくなり漏れやすくなってしまう。
特開2005−59579号公報
したがって本発明の目的は、前述した従来技術が有する欠点を解消し得る吸収性シートを提供することにある。
本発明は、親水性の繊維材料、高吸収性ポリマーの粒子及び該繊維材料間の水素結合の形成を低下させる剤を含む吸収性シートであって、
該粒子は、該繊維材料に保持された状態で該シート中に分散配置されており、
該剤は、該シートの平面視において、部分的に存在するように該シートに含まれており、
該シートは、該剤を含み且つ厚みが相対的に大きくなっている部位と、該剤を実質的に含まず且つ厚みが相対的に小さくなっている部位とを有している吸収性シートを提供するものである。
本発明によれば、液の吸収速度が速く、シート状吸収体表面で液が流れにくく、また一旦吸収した液の逆戻りが起こりにくい吸収性シートが提供される。
以下本発明を、その好ましい実施形態に基づき図面を参照しながら説明する。図1には、本発明の吸収性シートの一実施形態が示されている。図2は、図1におけるII−II線断面図である。図1及び図2に示す実施形態の吸収性シート10は、一面10A及び他面10Bを有する薄型のシートである。吸収性シート10は長手方向X及びそれに直交する方向である幅方向Yを有している。吸収性シート10は、一面10A及び他面10Bのどちら側からでも液の吸収が可能になっている。つまり、吸収性シート10は、一面10A及び他面10Bの何れもが液の吸収面になっている。
吸収性シート10は、親水性の繊維材料11、高吸収性ポリマーの粒子12及び該繊維材料11間の水素結合の形成を低下させる剤を含んで構成されている繊維シートである。図1及び図2から明らかなように、ポリマー粒子12は、吸収性シート10の一面10A及び他面10Bの何れにも実質的に存在していない。実質的に存在していないとは、吸収性シート10の表面にポリマー粒子12を意図的に存在させることを含まないことを意味し、吸収性シート10の製造条件の変動等に起因して不可避的にシート10の表面に微量のポリマー粒子12が存在することは許容される。
ポリマー粒子12は、繊維材料11に保持された状態で、吸収性シート10の内部に埋没担持されている。ポリマー粒子12は、例えば該粒子12が吸液することによって発現する粘着性を利用して繊維材料11に保持されている。或いはポリマー粒子12は、繊維材料11との絡み合いによって繊維材料11に保持されている。ポリマー粒子12は、吸収性シート10中に分散配置されている。つまりポリマー粒子12は、吸収性シート10の内部において三次元的に分布している。ポリマー粒子12がこのような保持状態になっていることで、ポリマー粒子12はシート10の内部に確実に固定され、その脱落が効果的に防止される。したがって本実施形態の吸収性シート10は、多量のポリマー粒子12を含むことができる。また前記の保持状態は、シート10の表面から吸収された液の透過性が向上し、スムーズにポリマー粒子12に到達することにも寄与している。特に好ましくは、ポリマーの粒子12は、繊維材料11に保持された状態で、吸収性シート10の厚み方向の略中央域に存在している。
本実施形態の吸収性シート10は、特に、厚みの異なる2つの部位を有していることによって特徴付けられる。詳細には、吸収性シート10には、厚みが相対的に大きくなっている部位21(以下、第1の部位21という)と、厚みが相対的に小さくなっている部位22(以下、第2の部位22という)とを有している。第1の部位21及び第2の部位22は、吸収性シート10の幅方向Yに沿って交互に配置されている。また、第1の部位21及び第2の部位22は、吸収性シート10の長手方向Xに沿ってそれぞれ一方向に延びる多条の筋状をなしている。その結果、吸収性シート10における一面10A及び他面10Bには、吸収性シート10の長手方向Xに沿ってそれぞれ一方向に延びる凸部13及び凹部14が、吸収性シート10の幅方向Yに沿って交互に存在している。凸部13は、第1の部位21に由来して形成されている。凹部13は、第2の部位22に由来して形成されている。
第1の部位21の厚みと第2の部位22の厚みとはステップ状に変化しているのではなく、第1の部位21から第2の部位22にかけて(及び第2の部位22から第1の部位21にかけて)、連続的に変化している。したがって、第1の部位21と第2の部位22との明確な境界は存在しない。しかしこのことは、吸収性シート10に当該境界が存在しないことが必須であることを意味せず、当該境界が存在するように第1の部位21及び第2の部位22が形成されていることは何ら差し支えない。
第1の部位21における吸収性シート10の厚みは幅方向Yに一定ではなく、最も厚みの大きな部位が一箇所存在している。同様に、第2の部位22における吸収性シート10の厚みも幅方向Yに一定ではなく、最も厚みの小さな部位が一箇所存在している。後述する第1の部位21の厚みとは、第1の部位21における最も厚みの大きな位置での当該厚みのことである。同様に、第2の部位22の厚みとは、第2の部位22における最も厚みの小さい位置での当該厚みのことである。
吸収性シート10が、上述の構造になっていることで、該シート10に吸収される液は、隣り合う凸部13間に位置する凹部14に沿って一方向へ誘導されやすくなる。したがって吸収性シート10を、例えば吸収性物品の吸収体として用い、該シート10における凸部13及び凹部14の延びる方向が吸収性物品の長手方向と一致するように配すると、吸収性物品の左右両側部からの横漏れを効果的に防止することができる。また吸収性シート10の全体が液の吸収に寄与しやすくなる。つまり、吸収性シート10の全体を、液の吸収のために有効に利用できる。
更に、厚みに差があることに起因して、吸収性シート10にはクッション感やフィット感が付与される。したがって吸収性シート10を、例えば吸収性物品の吸収体として用いた場合には、クッション感やフィット感に起因して吸収性物品の装着感や漏れ防止性が良好になる。
以上の有利な効果を顕著に発現させる観点から、吸収性シート10における第1の部位21の厚みは、0.5〜5mm、特に0.7〜2mmであることが好ましい。一方第2の部位22の厚みは、0.3〜4.8mm、特に0.5〜1.8mmであることが好ましい。また、第1の部位21の厚みと第2の部位22の厚みとの差は、0.2〜4mm、特に0.5〜2mmであることが好ましい。これらの部位21,22の厚みは、レーザー変位計(CCDレーザー変位センサLK−080、(株)キーエンス製)を用い、吸収性シート10に0.5g/cm2の荷重をかけた状態で測定した。
同様に、以上の有利な効果を顕著に発現させる観点から、吸収紙シート10の幅方向Yにおける隣り合う第1の部位21間の距離P1は3〜20mm、特に5〜15mmであることが好ましい。また、吸収紙シート10の幅方向Yにおける隣り合う第2の部位22間の距離P2は1〜10mm、特に2〜5mmであることが好ましい。
第1の部位21及び第2の部位22の厚みが相違していることに加えて、これらの部位においては、繊維材料11の存在密度が相違している。詳細には、図2に示すように、第1の部位21においては、繊維材料11間の距離が相対的に大きくなっており、繊維材料11の存在密度が疎になっている。一方、第2の部位22においては、繊維材料11間の距離が相対的に小さくなっており、繊維材料11の存在密度が密になっている。
繊維材料11の存在密度が疎になっている第1の部位21においては、ポリマー粒子12の周囲に、比較的大きな空隙15が形成されている。この空隙15は、ポリマー粒子12が吸液することによって起こる膨潤に起因する体積の増加分を吸収する働きを有している。それによって、ポリマー粒子12のゲルブロッキング、即ち膨潤阻害が効果的に防止される。また空隙15が存在することで、ポリマー粒子12の周囲には、繊維材料11による目の粗いネットワークが形成される。この目の粗いネットワーク構造は、吸収性シート10の厚み方向における液の迅速な通過及び液の迅速な吸収の点から有利に働く。
また吸収性シート10に、繊維材料11の存在密度が疎になっている第1の部位21、及び繊維材料11の存在密度が密になっている第2の部位22が存在することによって、吸収性シート10は、一旦吸収した液の逆戻り、即ちウエットバックが起こりにくい構造になっている。
第1の部位21と第2の部位22とでは、繊維材料11の存在密度が相違しているが、単位面積当たりの繊維材料11の量はほぼ同じになっている。ポリマー粒子12の量に関しても、第1の部位21と第2の部位22とでは、単位面積当たりのポリマー粒子12の量はほぼ同じになっている。
第1の部位21の厚みを相対的に大きくし且つ該部位21における繊維材料11の存在密度を疎にするために、本実施形態においては、該部位21の形成に、繊維材料11間の水素結合の形成を低下させる剤(以下、水素結合低下剤という)を用いている。具体的には、ポリマー粒子12が、繊維材料11に保持された状態でシートの厚み方向にわたり分散配置された状態の繊維シートに部分的に水素結合低下剤を施すことで、該水素結合低下剤が施された部位が、第1の部位21となる。一方、水素結合低下剤が施されていない部位が、第2の部位22となる。この理由は次のとおりである。
繊維材料11は親水性のものなので、水素結合低下剤が施された部位においては、繊維材料11間の水素結合が形成されづらくなる。それによって、水素結合に起因する繊維材料11どうしの結合の程度が低下する。その結果、繊維材料11間の距離が大きくなる。このようにして、厚みが相対的に大きく且つ繊維材料11の存在密度が疎な部位である第1の部位21が形成される。
一方、水素結合低下剤が施されていない部位においては、繊維材料11どうしが水素結合によって強固に結合する。その結果、厚みが相対的に小さく且つ繊維材料11の存在密度が密な部位である第2の部位22が形成される。
以上のとおり、第1の部位21は、水素結合低下剤を含み且つ厚みが相対的に大きくなっており、第2の部位22は、水素結合低下剤を実質的に含まず且つ厚みが相対的に小さくなっている。「水素結合低下剤を実質的に含まず」とは、水素結合低下剤を全く含まない場合、及び繊維材料11間での水素結合の形成を低下させない程度に、ごく少量の水素結合低下剤が含まれている場合の双方を包含する意味である。
水素結合低下剤は、吸収性シート10の平面視において、部分的に存在するように該シート10に含まれている。水素結合低下剤を含む部位である第1の部位は、吸収性シート10を平面視したときに、一方向に延びる多条の筋状をなすように配置されているから、水素結合低下剤が含まれている部位は、これと同様に、吸収性シート10を平面視したときに、一方向に延びる多条の筋状をなしている。
第1の部位21間の距離P1及び第2の部位22間の距離P2を上述した範囲にする観点から、吸収性シート10を平面視したときに水素結合低下剤が含まれている部位の面積の総和は、該シート10の面積に対して10〜80%とすることが好ましく、30〜60%とすることが更に好ましい。
次に、吸収性シート10の構成材料について説明する。繊維材料11としては、親水性のものが用いられる。これによって吸収性シート10における液の通過性や吸収性が高まる。そのような繊維としては、例えば針葉樹クラフトパルプや広葉樹クラフトパルプのような木材パルプ、木綿パルプ及びワラパルプ等の天然セルロース繊維、レーヨン及びキュプラ等の再生セルロース繊維などが挙げられる。しかし、それらに限定されるものではない。これらの繊維は1種又は2種以上を用いることができる。親水性の繊維材料11は、その表面に水素結合の可能な官能基、例えば水酸基を有している。親水性の繊維材料11の水素結合や水素結合低下剤による厚み増加効果を阻害しない範囲で合成繊維を配合してもよい。吸収性シート10における親水性の繊維材料11の割合は、30〜85重量%、特に35〜75重量%であることが好ましい。
親水性繊維のうち、好ましいものはセルロース繊維である。特に、天然セルロース繊維及び再生セルロース繊維のような嵩高性のセルロース繊維が好ましい。コストの点からは、木材パルプを用いることが好ましく、特に針葉樹クラフトパルプが好ましい。かかる嵩高性のセルロース繊維を用いることによって、ポリマー粒子12の分散性及び固定化の程度が一層向上する。更に、嵩高性のセルロース繊維を用いることによって、ポリマー粒子12を三次元的に埋没・分散、固定させやすくなる。またポリマー粒子12のゲルブロッキングの発生も抑えることができる。嵩高性の繊維とは、繊維形状が、捻れ構造、クリンプ構造、屈曲及び/又は分岐構造等の立体構造をとるか、又は繊維断面が極太(例えば繊維粗度が0.3mg/m以上)である繊維をいう。
吸収性シート10には、親水性の繊維材料11に加えて、加熱により溶融し相互に接着する繊維である熱融着性繊維を配合することもできる。これによって吸収性シート10に十分な湿潤強度を付与できる。熱融着性繊維としては例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン及びポリビニルアルコール等のポリオレフィン系繊維、ポリエステル系繊維、ポリエチレン−ポリプロピレン複合繊維、ポリエチレン−ポリエステル複合繊維、低融点ポリエステル−ポリエステル複合繊維、繊維表面が親水性であるポリビニルアルコール−ポリプロピレン複合繊維、並びにポリビニルアルコール−ポリエステル複合繊維等を挙げることができる。複合繊維を用いる場合には、芯鞘型複合繊維及びサイド・バイ・サイド型複合繊維の何れをも用いることができる。これらの熱溶融性繊維は、各々単独で用いることもでき、又は2種以上を混合して用いることもできる。熱溶融性繊維は、一般にその繊維長が2〜60mmであることが好ましく、繊維径は0.1〜3dtex、特に0.5〜3dtexであることが好ましい。親水性の繊維材料11の水素結合の形成や、水素結合低下剤による厚み増加効果を阻害しないようにする観点から、熱溶融性繊維の割合は、親水性の繊維材料11の100重量部に対して0.1〜10重量部が好ましく、0.3〜5重量部がより好ましい。
繊維材料11の繊維長は本発明において臨界的ではなく特に制限はない。例えば、後述するように吸収性シート10を湿式抄造により製造する場合には、繊維材料11の繊維長は1〜20mmであることが好ましい。
ポリマー粒子12としては、従来公知のものを特に制限なく用いることができる。例えばデンプン、架橋カルボキシルメチル化セルロース、アクリル酸又はアクリル酸アルカリ金属塩の重合体又は共重合体等、ポリアクリル酸及びその塩並びにポリアクリル酸塩グラフト重合体が挙げられる。ポリアクリル酸塩としては、ナトリウム塩を好ましく用いることができる。また、アクリル酸にマレイン酸、イタコン酸、アクリルアミド、2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸、2−(メタ)アクリロイルエタンスルホン酸、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート又はスチレンスルホン酸等のコモノマーを高吸収性ポリマーの性能を低下させない範囲で共重合せしめた共重合体も好ましく使用し得る。
ポリマー粒子12の平均粒径は150〜600μm、特に250〜500μmであることが、第1の部位21において、ポリマー粒子12の周囲に空隙15を容易に形成し得る点から好ましい。ポリマー粒子12の形状としては、その製造方法に応じ、例えば球形、塊状、俵状、不定形などの種々のものを用いることができる。吸収性シート10におけるポリマー粒子12の割合は、好ましくは15〜70重量%、更に好ましくは25〜65重量%という高い値にすることができる。
水素結合低下剤としては、例えば糖アルキルエーテル及び糖脂肪酸エステルを用いることができる。糖アルキルエーテルは、糖残基及びアルキル基が酸素に単結合した構造を有するものであり、Gを糖残基、R1をアルキル基とすると、一般式G−O−R1で表すことができる。糖アルキルエーテルとしては、単糖又は単糖が2以上縮合した多糖のアルキルエーテルが挙げられる。特に、単糖又は単糖が2〜30縮合した多糖の炭素数1〜60のアルキルエーテルが好ましく、糖成分が単糖であるアルキルグルコシドがより好ましい。
アルキルグルコシドとしては、アルキル基の炭素数が1〜22のものが好ましい。より好ましくはアルキル基の炭素数が4〜18、更に好ましくは8〜14である。アルキル基は直鎖でもよいし分岐鎖でもよい。またアルキル鎖長に分布があってもよいが、前記範囲のアルキル鎖長のものが全アルキル基に対して60重量%以上存在していることが好ましい。
アルキルグルコシドは、そのエーテル化度に関し、グルコース1分子中に存在する5つの水酸基が全てアルキルエーテル化された場合をエーテル化度100%とするならば、エーテル化度が2〜60%の範囲にある単一化合物又は混合物であることが好ましい。より好ましくは5〜45%、更に好ましくは15〜35%である。
糖脂肪酸エステルは、糖と飽和脂肪酸又は不飽和脂肪酸とがエステル結合した非イオン系の界面活性剤であり、その例としては単糖又は単糖が2以上縮合した多糖の脂肪酸エステルが挙げられる。特に、単糖又は単糖が2〜30縮合した多糖の炭素数1〜60の脂肪酸エステルが好ましく、2糖類であるショ糖の脂肪酸エステルがより好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルの構成脂肪酸は、一般式RCOOHで表したときのRが、炭素数が1〜30の、アルキル基、アルケニル基、フェニル基又はフェニレン基を有するアルキル基又はアルケニル基であることが好ましい。より好ましくは炭素数が4〜22のアルキル基、アルケニル基であり、更に好ましくは炭素数8〜18のアルキル基、アルケニル基である。これらの脂肪酸は直鎖でも分岐鎖のものであってもよい。アルキル鎖長とアルケニル鎖長には分布があってもよいが、前記範囲のアルキル鎖長、アルケニル鎖長のものが全アルキル基、アルケニル基に対して60重量%以上存在していることが好ましい。
ショ糖脂肪酸エステルは、そのエステル化度(エステル置換度)に関し、ショ糖1分子中に存在する8個の水酸基が全てエステル化された場合をエステル化度100%とするならば、エステル化度が2〜60%の範囲にある単一化合物又は混合物であることが好ましい。より好ましくは5〜45%、更に好ましくは15〜35%である。
アルキルグルコシド及びショ糖脂肪酸エステルは、HLBが4〜20であることが好ましい。より好ましくは9〜20、更に好ましくは12〜18である。本発明で用いるHLBは、W.C.Griffinの式(J.Soc.Cosm.Chemists,5,S.249,1954)を用いて算出した値である。
糖アルキルエーテル及び糖脂肪酸エステル以外の水素結合低下剤としては、例えば脂肪酸モノカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、N-アシルサルコシン塩、N-アシルグルタミン酸塩、ジアルキルスルホこはく酸塩、アルカンスルホン酸塩、アルファオレフィンスルホン酸塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、N-メチル-N-アシルタウリン塩、アルキル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩、油脂硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルリン酸塩等の陰イオン界面活性剤、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、脂肪酸ポリエチレングリコール、脂肪酸ポリオキシエチレンソルビタン、脂肪酸アルカノールアミド等のノニオン界面活性剤、アルキルアミン塩、塩化アルキルトリメチルアンモニウム、塩化アルキルベンジルジメチルアンモニウム等のカチオン界面活性剤、アルキルベタイン、脂肪酸アミドプロピルベタイン等の両性界面活性剤等が挙げられる。
種類にもよるが、水素結合低下剤の割合は、親水性の繊維材料11の100重量部に対して0.01〜10重量部であることが好ましく、より好ましくは0.05〜5重量部、更に好ましくは0.1〜1重量部、特に好ましくは0.5〜1重量部である。
吸収性シート10には、上述の各成分に加えて更に、ポリアミン・エピクロルヒドリン樹脂、ジアルデヒドデンプン、カルボキシメチルセルロースなどを湿潤紙力増強剤として配合することもできる。
吸収性シート10の坪量は、本発明において臨界的でなく、吸収性シート10の具体的な用途に応じ適切な坪量を設定できる。吸収性シート10を例えば薄型の吸収性物品(ナプキン、パンティライナー等)の吸収体として用いる場合には、その坪量を50〜150g/m2、特に60〜120g/m2とすることが好ましい。
次に、吸収性シート10の好適な製造方法を、図3を参照しながら説明する。図3には、吸収性シート10を製造するために好適に用いられる装置が模式的に示されている。同図に示す製造装置100は、下層繊維シート形成部110、ポリマー散布部120、重ね合わせ部130、水素結合低下剤散布部140、乾燥部150及び巻取部160から構成されている。
下層繊維シート形成部110は抄紙部111及び脱水部112を具備している。抄紙原料の供給部113からスラリー状の抄紙原料が抄紙部111に供給されて、該抄紙部111おける丸網114上に下層繊維シート115が形成される。この下層繊維シート115は多量の水を含んだ状態にあり、この水は脱水部112に設置されているサクションボックスによって吸引脱水される。その結果、所定の水分率に調整された湿潤状態の下層繊維シート115が得られる。湿潤状態の下層繊維シート115の水分率は、20〜500重量%、特に50〜300重量%であることが好ましい。水分率が20重量%以上であれば、下層繊維シート115上に散布されたポリマー粒子12が十分な粘着性を帯び、その固定性が十分となる。また500重量%以下とすれば乾燥部150において下層繊維シート115を十分に乾燥できる。
下層繊維シート115の構成繊維は、親水性の繊維材料11を含むものであるか、又は含まないものである。下層繊維シート115が親水性の繊維材料11を含まない場合には、少なくとも後述する上層繊維シート132が親水性の繊維材料11を含んでいる。下層繊維シート115が親水性の繊維材料11を含む場合には、後述する上層繊維シート132は親水性の繊維材料11を含んでいてもよく、或いは含んでいなくてもよい。
次に、粉体散布部120において、湿潤状態の下層繊維シート115の上面にポリマー粒子12が散布される。これにより、ポリマー粒子12が水を吸収して粘着性を帯び、下層繊維シート115を構成する繊維に接着・固定化する。湿潤状態の下層繊維シート115は、それを構成する繊維が未だ互いに結合しておらず自由度を有しているので、散布されたポリマー粒子12は、該繊維によって形成される空間内に埋没していき三次元的に分散される。したがって、多量のポリマー粒子12を安定して固定化することができる。ポリマー粒子12は、湿潤状態の下層繊維シート115の全面にわたって均一に散布されても良く、或いは必要に応じて、ポリマー粒子12を下層繊維シート115の幅方向に間隔をおいて長手方向に筋状に部分散布したり、ショット状に間欠散布したりすることもできる。
次に、重ね合わせ部130において、巻出ロール131から、既に抄紙済みの乾燥した上層繊維シート132を巻き出して、これを下層繊維シート115におけるポリマー粒子12の散布面上に重ね合わせ、上層繊維シート132及び下層繊維シート115によってポリマー粒子12を挟持する。この時点では、下層繊維シート115は未だ湿潤状態にあり、その構成繊維は自由度を有しているので、ポリマー粒子12は、下層繊維シート115中に一層埋没し、また下層繊維シート115中の繊維と上層繊維シート132中の繊維とが容易に絡み合う。上層繊維シート132の配合組成と下層繊維シート115の配合組成とは、得られる吸水性シート10の用途等に応じて同じにしてもよく或いは異ならせてもよい。
引き続き、上下層繊維シートの重ね合わせ体へ、水素結合低下剤散布部140から水素結合低下剤を散布する。水素結合低下剤散布部140は、ノズルヘッド141を備えている。ノズルヘッド141には、上下層繊維シートの幅方向に沿って、多数のノズル(図示せず)が一定の間隔をおいて一列に又は多列に配置されている。水素結合低下剤散布部140は各ノズルから連続的に散布され、それによって上下層繊維シートの重ね合わせ体には水素結合低下剤が筋状に塗布される。水素結合低下剤は、そのままの状態で、或いは水等の希釈溶媒に希釈された状態で散布される。
次いで、水素結合低下剤が塗布された上下層繊維シートの重ね合わせ体を、乾燥部150に設置されたヤンキードライヤー151によって圧縮乾燥させる。これにより、上下層繊維シート中の繊維どうしが一層絡み合い、更には水素結合や熱融着の作用も加わり、上下層繊維シートが一体化する。但し、水素結合低下剤が塗布された部位においては繊維材料11間で水素結合が形成されづらくなっているので、当該部位における上下層繊維シートの一体化の程度は、水素結合低下剤が塗布されていない部位に比較して低くなっている。その結果、厚みが相対的に大きくなっている第1の部位21と、厚みが相対的に小さくなっている第2の部位22とが形成される。このようにして、目的とする吸水性シート10が得られる。乾燥温度は、使用する繊維等の種類にもよるが、100〜180℃、特に105〜150℃であることが好ましい。得られた吸水性シート10は巻取部160においてロール状に巻き取られる。
このようにして得られた吸水性シート10は、それ単独で液体の吸収に用いることができる。例えばドリップシート、食品の下に載置されるシート、ペット用シート等として用いることができる。また、メディカル用パッド、母乳シートなどの各種衛生製品における吸収体としても用いられる。特に好ましくは、生理用ナプキンや使い捨ておむつ等の吸収性物品における吸収体として用いられる。かかる吸収性物品は、一般に、着用者の肌に近い側に位置する表面シート及び着用者の肌から遠い側に位置する裏面シートを備え、吸収性シート10は、両シート間に介在配置される。本実施形態の吸収性シート10を備えた吸収性物品は、液の吸収速度が速く、また一旦吸収された液の逆戻り量が少なく、漏れにくいものとなる。
以上、本発明をその好ましい実施形態に基づき説明したが、本発明は前記実施形態に制限されない。例えば前記実施形態においては、吸収性シート10を平面視したときに、水素結合低下剤が含まれている部位が、一方向に延びる多条の筋状をなしていたが、これに代えて、水素結合低下剤が含まれている部位が散点状をなしていてもよく、或いは、格子状をなしていてもよい。前者の場合には、シートの各面に凸部が散点状に配置され、凸部間が凹部となっている形態の吸収性シートとなる。
また、前記実施形態においては、吸収性シート10の各面が凹凸形状となっていたが、シート10の製造方法によっては、シート10の一面のみが凹凸形状となっており、他面は実質的に平坦になることもある。
また、前記の製造方法においては、上下層繊維シートを重ね合わせた後に、水素結合低下剤を散布したが、これに代えて、下層繊維シート上に水素結合低下剤を散布し、その後に上層繊維シートを重ね合わせてもよい。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明する。しかしながら本発明の範囲はかかる実施例に制限されない。特に断らない限り「%」及び「部」は、それぞれ「重量%」及び「重量部」を意味する。
〔実施例1〕
図1及び図2に示す構造の吸収性シートを、図3に示す装置を用いて製造した。即ち、解繊パルプ繊維(ウエハウザー製NB416)20部、嵩高性の架橋パルプ(ウエハウザー(株)製 HighBulkAdditive)80部、及び太さ1デニール、長さ3mmのポリビニルアルコール繊維2部を水中に分散混合し、所定濃度の抄紙原料を得た。この抄紙原料を湿式抄紙機の抄紙部に供給し、乾燥坪量が20g/m2になるように下層繊維シートを形成した。次いで、該下層繊維シートをサクションボックスにより脱水し、その水分率を60%にした。次いで、脱水後の湿潤した下層繊維シート上に、平均粒径300μmの高吸収性ポリマー粒子(日本触媒(株)製アクアリック CA−4)を散布坪量30g/m2でほぼ均一に散布した。ポリマーの散布面上に、上層繊維シートとして、下層繊維シートと同様の配合組成を有する予め抄紙しておいた吸収紙(坪量30g/m2)を重ね合わせた。これらの重ね合わせ体に対して、デシルグルコシド(花王(株)製マイドール10、HLB=12)の2%水溶液を筋状に塗布した。塗布幅は8mmであり、ピッチは13mmであった。塗布面積は、シートの面積に対して60%であった。塗布量は、総パルプ繊維100部に対して0.6部であった。次いで重ね合わせ体をヤンキードライヤーに導入し、130℃にて乾燥、一体化することにより、吸水性シートを得た。このシートの坪量は80g/m2であった。
〔実施例2〕
実施例1において、デシルグルコシドの水溶液を筋状に塗布することに代えて、ショ糖ラウリン酸エステル(HLB=14)の2%水溶液をドット状に塗布した。ドットは、千鳥格子状になるように配置した。個々のドットの面積は、78mm2であり、長手方向のピッチは10mm、幅方向のピッチは10mmであった。塗布面積は、シートの面積に対して52%であった。塗布量は、総パルプ繊維100部に対して0.6部であった。これ以外は実施例1と同様にして、吸収性シートを得た。
〔比較例1〕
実施例1においてデシルグルコシドの水溶液を塗布しない以外は、実施例1と同様にして、吸収性シートを得た。
〔評価〕
実施例及び比較例で得られた吸収性シートについて、上述の方法で第1の部位の厚み及び第2の部位の厚みを測定した。また、以下に述べる方法で吸収時間及び液戻り量を測定した。それらの結果を以下の表1に示す。
〔吸収時間〕
花王(株)製の生理用ナプキンである「ロリエ(登録商標)Superスリムガード しっかり昼用」から吸収体を取り出し、それに代えて実施例及び比較例で得られた吸収体を4枚重ねて組み込んだ。このようにして得られた生理用ナプキンを水平に置き、その上に、直径1cmの注入口のついたアクリル板と重りを載せて、ナプキンに490Paの圧力がかかるようにした。次いで、注入口から脱繊維馬血(日本バイオテスト(株)製)6gを約1秒で注入した。脱繊維馬血が全て吸収される時間を測定した。
〔液戻り量〕
吸収速度の測定後、アクリル板と重りを外し、ナプキンの肌当接面上に、7cm×10cmで坪量30g/m2の吸収紙(市販のティッシュペーパー)を10枚重ねたもの(2枚重ねのティッシュペーパー5組)を載せた。その上に圧力が6.6×103Paになるように重りを載せて2分間加圧した。吸収紙を載せて加圧するのは、液注入後、4分以内に行うようにする。加圧後、吸収紙10枚を取り出し、加圧前後の吸収紙の重さを測定して、吸収紙に吸収された血液量を求めた。この値を、生理用ナプキンから戻った血液の液戻り量とした。
Figure 0004829846
表1に示す結果から明らかなように、各実施例の吸収性シートは、比較例の吸収性シートに比べて、吸収時間が速く、液戻り量が少ないことが判る。
本発明の吸収性シートの一実施形態を示す斜視図である。 図1におけるII−II線断面図である。 図1に示す吸収性シートを製造するための好適な装置を示す模式図である。
符号の説明
10 吸収性シート
11 親水性の繊維材料
12 高吸収性ポリマーの粒子
13 凸部
14 凹部
15 空隙
21 第1の部位
22 第2の部位

Claims (7)

  1. 親水性の繊維材料、高吸収性ポリマーの粒子及び該繊維材料間の水素結合の形成を低下させる剤を含む吸収性シートであって、
    該粒子は、該繊維材料に保持された状態で該シート中に分散配置されており、
    該剤は、該シートの平面視において、部分的に存在するように該シートに含まれており、
    該シートは、該剤を含み且つ厚みが相対的に大きくなっている部位と、該剤を実質的に含まず且つ厚みが相対的に小さくなっている部位とを有している吸収性シート。
  2. 前記剤が、糖アルキルエーテル又は糖脂肪酸エステルからなる請求項1記載の吸収性シート。
  3. 前記剤がHLB9〜20である請求項2記載の吸収性シート。
  4. 前記シートを平面視したときに前記剤が含まれている部位の面積の総和が、該シートの面積に対して10〜80%である請求項1ないし3の何れかに記載の吸収性シート。
  5. 前記シートを平面視したときに前記剤が含まれている部位が、一方向に延びる多条の筋状をなしている請求項1ないし4の何れかに記載の吸収性シート。
  6. 前記シートを平面視したときに前記剤が含まれている部位が、散点状をなしている請求項1ないし4の何れかに記載の吸収性シート。
  7. 請求項1ないし6の何れかに記載の吸収性シートを備えた吸収性物品。
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