JP4829815B2 - グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造 - Google Patents

グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造 Download PDF

Info

Publication number
JP4829815B2
JP4829815B2 JP2007055392A JP2007055392A JP4829815B2 JP 4829815 B2 JP4829815 B2 JP 4829815B2 JP 2007055392 A JP2007055392 A JP 2007055392A JP 2007055392 A JP2007055392 A JP 2007055392A JP 4829815 B2 JP4829815 B2 JP 4829815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiving
molding
glass run
weather strip
partition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007055392A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008213707A (ja
Inventor
孝一 浅窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd filed Critical Kinugawa Rubber Industrial Co Ltd
Priority to JP2007055392A priority Critical patent/JP4829815B2/ja
Publication of JP2008213707A publication Critical patent/JP2008213707A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4829815B2 publication Critical patent/JP4829815B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

本発明は、自動車用ドアにおけるグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造に関し、特にパーテイションサッシュの上方側においてドアフレームに嵌合保持されたグラスランとパーテイションウエザーストリップそれぞれの横辺部のうちドアフレーム外に露出するモールリップ同士を直接突き合わせるようにした構造に関するものである。
周知のように、パーテイションサッシュを有する自動車のドアにおいては、パーテイションサッシュの両側に嵌合保持されたグラスランとガスケットタイプのパーテイションウエザーストリップそれぞれの縦辺部同士をそのパーテイションサッシュを挟んで突き合わせるとともに、パーテイションサッシュの上方側ではドアフレームに嵌合保持されたグラスランとパーテイションウエザーストリップそれぞれの横辺部のうちドアフレーム外に露出するモールリップ同士を直接突き合わせるようになっている。
そして、特許文献1に記載のように、モールリップ同士の突き合わせ部においては、一方を凸形状、他方を凹形状としたいわゆる段付き状の凹凸嵌合構造とするとともに、いずれか一方のモールリップの一部に溝状の収容部を形成して、その収容部にてドアアウタパネルを受容することで、モールリップ同士の突き合わせ部での段差の発生や隙間の発生を抑制するようにしている。
特開2001−191797号公報
しかしながら、特許文献1に代表されるような従来の構造にあっては、実際のモールリップ同士の突き合わせ位置とドアアウタパネルを受容する収容部とが互いに離れているため、ドアアウタパネルによる突き合わせ部での位置規制効果が必ずしも十分ではない。そのため、上記モールリップ同士の突き合わせ部において隙間、段差あるいは口開き等が発生して、水密性や見栄えの悪化のほか風切り音の発生を招くおそれがあり、なおも改善の余地を残している。
本発明はこのような課題に着目してなされたものであり、モールリップ同士の突き合わせ部での隙間、段差あるいは口開き等の発生を確実に防止して、水密性や見栄え等の一層の向上を図った構造を提供するものである。
請求項1に記載の発明は、先にも述べたように、自動車用ドアにおけるパーテイションサッシュの両側に嵌合保持されたグラスランとパーテイションウエザーストリップそれぞれの縦辺部同士をそのパーテイションサッシュを挟んで突き合わせるとともに、パーテイションサッシュの上方側ではドアフレームに嵌合保持されたグラスランとパーテイションウエザーストリップそれぞれの横辺部のうちドアフレーム外に露出するモールリップ同士を直接突き合わせた構造を前提とする。
その上で、上記ドアフレームのうちモールリップ同士の突き合わせ部に相当する位置に長手方向に沿って係止片を切り起こし形成する一方、いずれか一方のモールリップの突き合わせ端面には位置決め突起部を、他方のモールリップの裏面側には受容保持部をそれぞれ形成し、上記係止片と位置決め突起部とを重合状態として受容保持部に嵌合保持させてあることを特徴とする。
より具体的には、請求項2に記載のように、断面略コ字状の受容保持部がその開放側の少なくとも上下いずれか一箇所を接続部として他方のモールリップの裏面に片持ち状態で一体に形成されていることにより、受容保持部と他方のモールリップの裏面とで囲まれた空間を受容保持空間としてあることが望ましい。
または、請求項3に記載のように、断面略コ字状の受容保持部がその開放側の上下二箇所を接続部として他方のモールリップの裏面に一体に形成されていることにより、受容保持部と他方のモールリップの裏面とで囲まれた空間を受容保持空間としてあっても良い。
さらに、請求項4に記載のように、他方のモールリップの裏面に断面略L字状の一対の受容保持部が上下方向で対向するように一体に形成されていることにより、それら一対の受容保持部と他方のモールリップの裏面とで囲まれた空間を受容保持空間としてあっても良い。
さらにまた、請求項5に記載のように、一方のモールリップの突き合わせ端面に形成された位置決め突起部が断面略コ字状のものとして形成されていて、そのコ字状空間に係止片を受容するようになっていても良い。
ここで、受容保持部と係止片の長手方向での抜け止めを確実に行う上では、請求項6に記載のように、上記係止片の先端部に抜け止め用のあご部が形成されていて、係止片が受容嵌合部に嵌合支持された時にその先端部のあご部が受容嵌合部の長手方向の端縁に係止されるようになっていることが望ましい。
さらに、モールリップ同士の突き合わせを一層確実なものにする上では、請求項7に記載のように、上記位置決め突起部が形成された一方のモールリップの裏面に受容保持部と同一構成の補助受容保持部が形成されているとともに、他方のモールリップの裏面に受容保持部と同一構成の補助受容保持部が形成されていて、係止片が双方のモールリップの補助受容保持部にそれぞれ嵌合保持されるようになっていることが望ましい。
したがって、少なくとも請求項1に記載の発明では、モールリップ同士の突き合わせ部の背面側において、位置決め突起部と係止片および受容保持部の三者が重合嵌合状態でドアフレームによって位置規制されるかたちとなり、その突き合わせ部での隙間、段差あるいは口開きの発生を確実に防止できるようになる。
請求項1に記載の発明によれば、係止片が位置決め突起部や受容保持部を抱え込むかたちとなるために、組み付け時の位置ずれや変形を未然に防止できることから、ドアフレーム側の係止片の位置規制効果によってモールリップ同士の突き合わせ部での隙間、段差あるいは口開きの発生を防止できるようになり、水密性や外観見栄えの向上とともに風切り音の発生を抑制できる効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、断面略コ字状の受容保持部が実質的に片持ち支持状態となっていて、必要に応じて口開きさせることが可能であることから、請求項1に記載の発明と同様の効果に加えて、その受容保持部と係止片あるいは位置決め突起部との組付性が向上するとともに、受容保持部をモールリップと一体に成形した際の脱型性も良好なものとなる。
請求項3に記載の発明によれば、請求項2に記載のものと異なり受容保持部がモールリップとともに実質的に閉ループ状のものとして形成されているため、その受容保持部と係止片および位置決め突起部相互の嵌合保持力が一段と強固なものとなる。
請求項4に記載の発明によれば、断面略L字状の受容保持部を対向配置したものであるから、請求項2に記載の発明と同様の機能が発揮される故に、同請求項2に記載の発明と同様の効果が得られる。
請求項5に記載の発明によれば、位置決め突起部自体が断面コ字状のものとなっていて、そのコ字状空間で係止片を受容するようになっているため、少なくとも位置決め突起部と係止片の相対位置精度が向上し、ひいてはモールリップ同士の突き合わせ精度が一段と向上する。
請求項6に記載の発明によれば、係止片のあご部と受容保持部との係止によって長手方向での抜け止め効果が発揮されるため、少なくとも径片と受容保持部との相対位置精度が向上し、ひいてはモールリップ同士の突き合わせ精度が一段と向上する。
請求項7に記載の発明によれば、双方のモールリップの裏面に形成された補助受容保持部に対し共通の係止片が嵌合保持されるかたちとなるため、双方のモールリップと係止片との相対位置精度が向上し、ひいてはモールリップ同士の突き合わせ精度が一段と向上する。
図1〜6は本発明に係る突き合わせ構造の好ましい実施の形態を示し、特に図1はドアフレーム2がドア本体3とともドアアウタパネル8とドアインナパネル7とで形成されたいわゆるいわゆるフルプレスドアタイプの自動車のリアドア(サイドドア)1の概略を、図2は図1のA部を拡大した詳細を示している。
図1,2に示すように、リアドア1のうち略アーチ状のドアフレーム2はドア本体3とともにドアインナパネル7とドアアウタパネル8とで構成されている。
ドアフレーム2とドア本体3側のいわゆるウエスト部との間にはパーテイションサッシュ4が掛け渡されていて、パーテイションサッシュ4の車両前方側には昇降式ガラス5が、パーテイションサッシュ4の車両後方側にはいわゆるはめ殺しタイプのクウォーターガラス6がそれぞれ設けられている。
また、周知のようにクウォーターガラス6の周縁部にはいわゆるガスケットタイプのパーテイションウエザーストリップ15が設けられているとともに、昇降式ガラス5とドアフレーム2の間および昇降式ガラス6とパーテイションサッシュ4の間にはグラスラン10が設けられていて、グラスラン10は昇降式ガラス5の前縁部および後縁部をそれぞれ案内する一対のグラスラン縦辺部10bとその両グラスラン縦辺部10bの上端同士を連結するグラスラン上辺部10aとを有している。
図2に示すように、ドアフレーム2を形成しているドアインナパネル7とドアアウタパネル8はその上端同士が互いにヘミング結合されていて、その両パネル7,8のフランジ部7b,8b間に下方に向けて開口した受容空間2aが形成されている。すなわち、ドアインナパネル7がドアアウタパネル8に対してほぼ面直角となる段状部7aを有していて、その段状部7aを底面とする受容空間2が形成されている。
一方、図2,3に示すように、パーテイションサッシュ4はロールフォーミング等により断面略H字形状に成形されたものであって、その断面中央の隔壁部4aの車両前後方向両側に嵌合受容溝4b,4cを有している。
パーテイションサッシュ4の上端部には図4に示すように後方側の嵌合受容溝4cを形成している室内側側壁を一部切り欠いた切欠部4dが形成されているとともに、取付穴9a付きの着座フランジ部9dを有する略L字状のブラケット9が上記切欠部4dから延出するように予め溶接固定されている。そして、この着座フランジ部9dをドアインナパネル7側に延出形成した連結部7cに着座させた上で図示外のねじ部材により締結することにより、パーテイションサッシュ4の上端がドアインナパネル7に堅固に連結されている。
また、図2に示すように、グラスラン10のうちドアフレーム2の受容空間2aに嵌合保持されたグラスラン上辺部10aと、パーテイションサッシュ4の前方側の嵌合受容溝4bに嵌合保持されたグラスラン縦辺部10bとは、グラスランコーナー部10cにて接続されている。すなわち、互いに異なる断面形状でそれぞれ長尺状に押出成形されたグラスラン上辺部10aとグラスラン縦辺部10bとが金型成形されたグラスランコーナー部10cにて相互に接続されている。
グラスラン10は、断面略コ字状の本体部11の開口縁からそのコ字状空間側に向けて斜状のシールリップ12が突出形成されているとともに、本体部11の開口縁から外側に向けてモールリップ13が突出形成されていて、シールリップ12は昇降式ガラス5に弾接して所定のガラス案内機能とシール機能を発揮する一方、それぞれのモールリップ13はパーテイションサッシュ4側の受容嵌合溝4bの開口縁およびドアフレーム2側の受容空間2aの開口縁であるフランジ部7b,8bに被さるようにしてこれを覆っている。なお、ドアフレーム2側の開口縁であるフランジ部7b,8bの長さがパーテイションサッシュ4側の受容嵌合溝4bの開口縁よりも長いために、ドアフレーム2側のフランジ部7b,8bに対するモールリップ13の被り量はパーテイションサッシュ4側の受容嵌合溝4bの開口縁に対するモールリップ13の被り量よりも大きいものとなっている。
一方、パーテイションウエザーストリップ15はクウォーターガラス6の周縁部を囲繞するように全体が閉ループ状に金型成形されたものであって、断面形状中央部に形成されたガラス嵌合溝16aにてクウォーターガラス6の周縁部を嵌合保持している。
そして、パーテイションウエザーストリップ15のうちクウォーターガラス6の上辺部に沿ったウエザーストリップ上辺部15aがドアフレーム2の受容空間2aに、同じくクウォーターガラス6の前縁部に沿ったウエザーストリップ縦辺部15bがパーテイションサッシュ4の後方側の受容嵌合溝4cにそれそれ嵌合保持されている。その結果として、パーテイションサッシュ4はその隔壁部4aを挟んで車両前後方向両側にグラスラン縦辺部10bおよびウエザーストリップ縦辺部15bをいわゆる背中合わせのかたちで保持しているとともに、パーテイションサッシュ4よりも上方側ではグラスラン上辺部10a(グラスランコーナー部10c)とウエザーストリップ上辺部15aの縦壁面同士が上記隔壁部4aの延長線上において直接突き合わされている。
パーテイションウエザーストリップ15における本体部16の開口縁には、パーテイションサッシュ4のうち後方側の受容嵌合溝4cの開口縁部およびドアフレーム2側の受容空間2aの開口縁部であるフランジ部7b,8bにそれぞれ被さるモールリップ17が突設されている。このモールリップ17は、後述するように上記グラスラン上辺部10aとウエザーストリップ上辺部15aとの突き合わせ部P1から所定量だけオフセットした突き合わせ部P2にてグラスラン上辺部10a側のモールリップ13と両者の表面が面一状態となるように直接突き合わされている。
ここで、図5は図2のQ部の詳細を示しており、図4のほか図5に示すように、ドアフレーム2のフランジ部8bのうちモールリップ13,17同士の突き合わせ部P2に相当する位置には、長手方向(車両前後方向)を指向する係止片18を切り起こし形成してある。また、上記ウエザーストリップ上辺部15aのモールリップ17のうち突き合わせ部P2においてグラスラン上辺部10a(グラスランコーナー部10c)と突き合わされる突き合わせ端面(突き合わせ部P2)には、相手側となるグラスラン上辺部10a側のモールリップ13に向かって突出する位置決め突起部19を形成してある一方、グラスラン上辺部10a側のモールリップ13のうち突き合わせ部P2に近い裏面側には、上記係止片18とともに位置決め突起部19を受容可能な略ボックス断面構造の受容保持部20をモールリップ17そのものを共有するかたちで一体に形成してある。つまり、断面略コ字状の受容保持部20がそのコ字状空間の開放側の上下二箇所を接続部としてモールリップ17の裏面に一体に形成されていることにより、受容保持部20とモールリップ17の裏面とで囲まれた空間を受容保持空間20aとしてある。
そして、ドアフレーム2の受容空間2aにグラスラン上辺部10aおよびウエザーストリップ上辺部15aをそれぞれ嵌合保持させた状態では、先にも述べたようにグラスラン上辺部10a側のモールリップ13とウエザーストリップ上辺部15a側のモールリップ17とが突き合わせ部P2において互いに面一状態となるように突き合わされるものであるが、同時に図5のほか図6に示すように、上記係止片18と位置決め突起部19とを両者の重合状態をもって受容保持部20の受容保持空間20aに嵌合保持させてある。これより、外部に露出しないモールリップ13の裏面側において、ドアフレーム2側のフランジ部8bとグラスラン上辺部10a側のモールリップ13およびウエザーストリップ上辺部15a側のモールリップ17の三者の相対位置決めがなされている。
なお、図4,5では、係止片18と位置決め突起部19および受容保持部20の関係としてフランジ部8b側のもののみ図示してあるが、フランジ部7b側についても同構造となっている。また、ウエザーストリップ上辺部15aの本体部16にはドアインナパネル7側の段状部7bに着座するリブ21が一体に形成されている。
したがって、このような構造によれば、モールリップ13の裏面の受容保持部20が係止片18とともに位置決め突起部19を抱き込むようにして拘束しているため、組み付け時における位置ずれや無理な変形の発生がなくなり、モールリップ13,17同士の突き合わせ部P2での隙間、段差あるいは口開きの発生を未然に防止できことになる。その結果として、水密性および外観見栄えの向上とともに風切り音の発生も抑制できることになる。
図7は本発明の第2の実施の形態を示す図であり、図5に示した第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
この第2の実施の形態では、上記係止片18とともに位置決め突起部19を受容可能な略ボックス断面構造の受容保持部30をモールリップ13そのものを共有するかたちで一体に形成してある点で第1の実施の形態と同様である。その一方、断面略コ字状の受容保持部30がそのコ字状空間の開放側の少なくとも上下いずれか一箇所を接続部としてモールリップ13の裏面に片持ち状態で一体に形成されていることにより、受容保持部30とモールリップ13の裏面とで囲まれた空間をいわゆる口開き可能な受容保持空間30aとしてある点で第1の実施の形態と異なっている。
この第2の実施の形態では、受容保持空間30aが第1の実施の形態のような完全なる閉ループ状のものと比べて口開きさせることが可能であり、係止片18や位置決め突起部19を受容保持空間30aに嵌合保持させる際の組付性が良好なものとなるほか、モールリップ13の裏面に受容保持部30を金型成形する際の脱型性も良好なものとなる。
図8は本発明の第3の実施の形態を示し、この第3の実施の形態ではウエザーストリップ上辺部15a側のモールリップ17の突き合わせ端面における位置決め突起部29を断面略コの字状のものとして形成し、そのコの字状空間で係止片18を一旦受容した上で、その係止片18を受容した位置決め突起部29をモールリップ13側の受容保持部20(図5参照)または30(図7参照)にて受容保持するようにしたものである。
この第3の実施の形態においても第1の実施の形態と同様の効果が得られるほか、特に位置決め突起部29と係止片18との相対位置決め精度が一段と向上する利点がある。
図9,10は本発明の第4の実施の形態を示し、特に図9は図5におけるD部の変形例を示している。この第4の実施の形態では、図5と比較すると明らかなように、係止片28の先端部28aが抜け止め用のあご部28bを備えた三角形状またはいわゆるやじり形状となっている点で第1の実施の形態のものと異なっている。
この第4の実施の形態では、図10に示すように係止片28を位置決め突起部19とともに受容保持部20に嵌合保持させた時に、その先端部のあご部28bが受容保持部20から突出して当該受容保持部20の長手方向の端縁に係止されることになる。したがって、受容保持部20に対して係止片28を挿入し易く且つ抜けにくいものとすることができるほか、その係止片28の抜け止め効果のために特に係止片28と双方のモールリップ13,17同士の長手方向での相対位置決め精度が一段と向上することになる。
図11〜13は本発明の第5の実施の形態を示し、先の第1の実施の形態と共通する部分には同一符号を付してある。
この第5の実施の形態では、モールリップ13の裏面に断面略L字状の一対の受容保持部40を上下方向で対向するように一体に形成してあり、それら一対の受容保持部40とモールリップ13の裏面とで囲まれた空間を受容保持空間40aとしてあるとともに、モールリップ17の裏面およびモールリップ13側の受容保持部40よりも奥部側にも、図12のように受容保持部40に連続するように受容保持部40と同一構成の補助受容保持部41をそれぞれ形成してある。そして、受容保持部40では係止片18と位置決め突起部19が重合状態で嵌合保持されるようになっているとともに、受容保持部40の両側の補助受容保持部41では係止片18のみが嵌合保持されるようになっている。なお、補助受容保持部41を設けた補助受容空間41aは、モールリップ13の裏面が開口部側にせり出し、受容空間40より狭くなっている。
この第5の実施の形態では、第2の実施の形態と同様に受容保持空間40aの一部が開口しているので、係止片18や位置決め突起部19を受容保持空間40aに嵌合保持させる際の組付性が良好なものとなるほか、モールリップ13の裏面に受容保持部40を金型成形する際の脱型性も良好なものとなり、さらに補助受容保持部41によりフランジ部8b側の係止片18と双方のモールリップ13,17同士の相対位置決め精度が一段と向上することになる。
なお、以上の各実施の形態では、フランジ部7b,8bの両側に係止片(18,28)と位置決め突起(19,29)および受容保持部(20,30,40)を設けたが、これらの各要素をフランジ部7b,8bのいずれか一方の側にだけ設けても良い。
自動車のリアドアの一例を示す概略説明図。 本発明に係る突き合わせ構造の第1の実施の形態を示す図で、図1のA部の拡大説明図。 図2のB−B線に沿う拡大断面図。 図2におけるドアフレームとパーテイションサッシュとの結合構造の詳細を示す要部拡大斜視図。 図2のQ部の分解斜視図。 図5のC−C線に沿う拡大断面図。 本発明の第2の実施の形態を示す図で、図5と同等部位の分解斜視図。 本発明の第3の実施の形態を示す図で、図5に示した位置決め突起部の変形例を示す要部斜視図。 本発明の第4の実施の形態を示す図で、図5のD部における係止片の変形例を示す斜視図。 図9の係止片を採用した突き合わせ構造の要部説明図。 本発明の第5の実施の形態を示す要部説明図。 図11のE−E線およびG−G線に沿う断面説明図。 図11のF−F線に沿う断面説明図。
符号の説明
1…リアドア
2…ドアフレーム
4…パーテイションサッシュ
7…ドアインナパネル
8…ドアアウタパネル
10…グラスラン
10a…グラスラン横辺部
10b…グラスラン縦辺部
10c…グラスランコーナー部
13…モールリップ
15…パーテイションウエザーストリップ
15a…ウエザーストリップ横辺部
15b…ウエザーストリップ縦辺部
17…モールリップ
18…係止片
19…位置決め突起部
20…受容保持部
20a…受容保持空間
28…係止片
28b…あご部
29…位置決め突起部
30…受容保持部
30a…受容保持空間
40…受容保持部
40a…受容保持空間
P2…突き合わせ部

Claims (7)

  1. 自動車用ドアにおけるパーテイションサッシュの両側に嵌合保持されたグラスランとパーテイションウエザーストリップそれぞれの縦辺部同士をそのパーテイションサッシュを挟んで突き合わせるとともに、パーテイションサッシュの上方側ではドアフレームに嵌合保持されたグラスランとパーテイションウエザーストリップそれぞれの横辺部のうちドアフレーム外に露出するモールリップ同士を直接突き合わせた構造であって、
    上記ドアフレームのうちモールリップ同士の突き合わせ部に相当する位置に長手方向に沿って係止片を切り起こし形成する一方、
    いずれか一方のモールリップの突き合わせ端面には位置決め突起部を、他方のモールリップの裏面側には受容保持部をそれぞれ形成し、
    上記係止片と位置決め突起部とを重合状態として受容保持部に嵌合保持させてあることを特徴とするグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
  2. 断面略コ字状の受容保持部がその開放側の少なくとも上下いずれか一箇所を接続部として他方のモールリップの裏面に片持ち状態で一体に形成されていることにより、受容保持部と他方のモールリップの裏面とで囲まれた空間を受容保持空間としてあることを特徴とする請求項1に記載のグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
  3. 断面略コ字状の受容保持部がその開放側の上下二箇所を接続部として他方のモールリップの裏面に一体に形成されていることにより、受容保持部と他方のモールリップの裏面とで囲まれた空間を受容保持空間としてあることを特徴とする請求項1に記載のグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
  4. 他方のモールリップの裏面に断面略L字状の一対の受容保持部が上下方向で対向するように一体に形成されていることにより、それら一対の受容保持部と他方のモールリップの裏面とで囲まれた空間を受容保持空間としてあることを特徴とする請求項1に記載のグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
  5. 一方のモールリップの突き合わせ端面に形成された位置決め突起部が断面略コ字状のものとして形成されていて、そのコ字状空間に係止片を受容するようになっていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
  6. 上記係止片の先端部に抜け止め用のあご部が形成されていて、係止片が受容嵌合部に嵌合支持された時にその先端部のあご部が受容嵌合部の長手方向の端縁に係止されるようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
  7. 上記位置決め突起部が形成された一方のモールリップの裏面に受容保持部と同一構成の補助受容保持部が形成されているとともに、他方のモールリップの裏面に受容保持部と同一構成の補助受容保持部が形成されていて、係止片が双方のモールリップの補助受容保持部にそれぞれ嵌合保持されるようになっていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のグラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造。
JP2007055392A 2007-03-06 2007-03-06 グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造 Expired - Fee Related JP4829815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007055392A JP4829815B2 (ja) 2007-03-06 2007-03-06 グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007055392A JP4829815B2 (ja) 2007-03-06 2007-03-06 グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008213707A JP2008213707A (ja) 2008-09-18
JP4829815B2 true JP4829815B2 (ja) 2011-12-07

Family

ID=39834259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007055392A Expired - Fee Related JP4829815B2 (ja) 2007-03-06 2007-03-06 グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4829815B2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3263701B2 (ja) * 1994-03-25 2002-03-11 鬼怒川ゴム工業株式会社 自動車用ウエザーストリップの接続構造
JPH10272935A (ja) * 1997-03-31 1998-10-13 Kinugawa Rubber Ind Co Ltd グラスランの取付構造
KR100333287B1 (ko) * 1999-12-28 2002-04-25 이계안 자동차 도어의 고정유리 지지용 웨더스트립의 장착구조
JP2002144881A (ja) * 2000-11-07 2002-05-22 Nishikawa Rubber Co Ltd リヤドアのシール構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008213707A (ja) 2008-09-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110099912A1 (en) Vehicle Door Frame Structure
JP4612711B2 (ja) 車両のドアサッシュ部構造
JP5169286B2 (ja) 車両ドア用ガラスガイド構造
JP4800176B2 (ja) パーティションサッシュ上端部におけるシール部材の位置決め構造
JP4829815B2 (ja) グラスランとパーテイションウエザーストリップの突き合わせ構造
JP6488678B2 (ja) インストルメントパネルとオープニングトリムの合わせ部構造
JP2013116688A (ja) 車両用ドアのベルトモール取付部構造
JP4085309B2 (ja) 自動車用ドアウエザストリップ
JP2013032080A (ja) 自動車用ドア構造
JP2016203892A (ja) ガラスランの固定構造
JP5019886B2 (ja) ドアグラスランの取付構造
JP2007083943A (ja) ガラスランの組付構造
JP5415149B2 (ja) グラスランとウェザーストリップの取付構造
JP6760854B2 (ja) 自動車用ドアウエザーストリップ
JP6352582B2 (ja) ドアサッシュ
JP2010162986A (ja) 車体開口部構造
JP2007030726A (ja) グラスランとアウトサイドモールディングの結合構造
JP3488940B2 (ja) 自動車用ドアコーナピース部構造
JP4866619B2 (ja) パーテーションサッシ上端部のシール構造
JP5004014B2 (ja) 車両用ドアのシール構造
JP4687134B2 (ja) 車両用ドアガラスのシール構造
JP3281197B2 (ja) ドアグラスランのコーナー部接合構造
JP2007253724A (ja) ランチャンネル
JP2020199847A (ja) 車両のカウルグリル構造
JP3666272B2 (ja) 自動車用ドアガラスラン

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110829

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110906

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110916

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140922

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees