JP4829604B2 - 冷陰極アレイ及びこれを用いた電界放出型ディスプレイ - Google Patents

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Description

本発明は、冷陰極アレイ及びこれを用いた電界放出型ディスプレイ、特に冷陰極からの電子ビーム放出を制御するフォーカス電極を備えた冷陰極アレイ及びこれを用いた電界放出型ディスプレイに関する。
電界放出型ディスプレイ(Field Emission Display)の冷陰極として、Spint型冷陰極、SCE(Surface Conduction Electron emitter)型冷陰極、炭素系材料(例えば、CNT(Carbon Nanotube)、GNF(Graphite Nanofiber)、DLC(Diamond Like Carbon)等)により冷陰極エミッタを構成した冷陰極が検討されている。
図1は、従来の電界放出型ディスプレイの概略を示した断面図である。図1において、B1は電子放出時における等電位線(以下、「等電位線B1」とする)を示している。
図1に示すように、電界放出型ディスプレイ100は、前面板101と、背面板102とを有する。前面板101は、冷陰極アレイ104と対向する基板105の面にアノード電極106と蛍光体107とが順次設けられた構成とされている。
背面板102は、基板109と、基板109上に設けられ、複数の冷陰極103を有する冷陰極アレイ104とを有する。冷陰極103は、基板109上に設けられており、カソード電極111と、絶縁層112と、ゲート電極113と、カソード電極111上に設けられた冷陰極エミッタ116とを有する。また、冷陰極103には、絶縁層112及びゲート電極113を貫通し、カソード電極111を露出する開口部115が形成されている。
このような構成とされた電界放出型ディスプレイ100では、ゲート電極113とカソード電極111とに電圧を印加することで、冷陰極エミッタ116から電子を放出し、高電圧が印加されたアノード電極106により電子ビームを加速して蛍光体107に照射する。
しかしながら、電界放出型ディスプレイ100では、冷陰極103から放出された電子が水平方向の速度成分を有すると電子ビームが発散してしまい、解像度の劣化やクロストークが発生してしまうという問題があった。
このような問題を考慮した従来技術として、フォーカス電極を備えた電界放出型ディスプレイがある。
図2は、フォーカス電極を備えた従来の電界放出型ディスプレイの斜視図であり、図3は、図2に示した電界放出型ディスプレイの断面図である。図3において、B2は等電位線(以下、「等電位線B2」とする)、Cは電子ビーム(以下、「電子ビームC」とする)、d1は絶縁層112の厚さ(以下、「厚さd1」とする)、d2は絶縁層123の厚さ(以下、「厚さd2」とする)、R1はフォーカス電極124に設けられた開口部126の開口径(以下、「開口径R1」とする)をそれぞれ示している。また、図2及び図3において、図1に示した電界放出型ディスプレイ100と同一構成部分には同一符号を付す。
図2に示すように、電界放出型ディスプレイ120は、前面板101と、背面板122を有する。背面板122は、基板109と、基板109上に設けられ、複数の冷陰極121を有する冷陰極アレイ125とを有する。
冷陰極アレイ125は、図1に示した冷陰極アレイ104上に、さらに絶縁層123と、全ての冷陰極121に対して共通とされた1つの板状のフォーカス電極124とを設けた構成とされている。
図3に示すように、冷陰極121は、図1に示した冷陰極103上に、さらに絶縁層123とフォーカス電極124とを設けた構成とされている。また、冷陰極121は、冷陰極エミッタ116を露出する開口部126を有する。
電界放出型ディスプレイ120では、フォーカス電極124に所定の電圧を印加することにより、図3に示すような等電位線B2を形成して、電子ビームCを集束させる(例えば、非特許文献1参照。)。
Y.W.Jin,et.al.,"AStudy on the Driving Property of Double Gated Triode-Type Field EmissionDisplay Using Carbon Nanotube Emitter",Proc.Euro Display’02,pp.229-121,2002
しかしながら、従来の電界放出型ディスプレイ120では、フォーカス電圧を一定とした状態で、ゲートとカソード間の駆動電圧の制御により、電子ビームCの放出をコントロールする構成とされている。これにより、ビームオフ時の電圧に対してビームオン時の駆動電圧を高くする必要があるため、低電圧駆動が困難であり、駆動回路のコストが増加してしまうという問題があった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みなされたものであり、冷陰極から電子ビーム放出のための駆動電圧を小さくして、駆動回路のコストを低減することのできる冷陰極アレイ及びこれを用いた電界放出型ディスプレイを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、基板上に設けられたカソード電極と、該カソード電極と絶縁層を介して順次積層されたゲート電極およびフォーカス電極と、該カソード電極上に形成された冷陰極エミッタを含む冷陰極がアレイ状に配置された冷陰極アレイにおいて、前記ゲート電極は1つの板状電極であり、前記カソード電極と前記フォーカス電極は互いに直交する複数の帯状電極であって、前記ゲート電極の一定電位に対して、前記カソード電極に所定の電位差を有するパルス状電圧である第1のスイッチング電圧が印加され、および前記フォーカス電極に前記所定の電位差よりも小さい電位差を有する所定のパルス状電圧である第2のスイッチング電圧が印加されることで前記冷陰極からの電子ビーム放出が行われることを特徴とする冷陰極アレイが提供される。
本発明によれば、ゲート電極は1つの板状電極であり、カソード電極とフォーカス電極は互いに直交する複数の帯状電極であって、ゲート電極の一定電位に対して、カソード電位およびフォーカス電極に所定のパルス状電圧が印加されることで冷陰極からの電子ビーム放出を行なうことにより、従来の冷陰極アレイよりも冷陰極からの電子ビーム放出のための駆動電圧を小さくして、駆動回路のコストを低減することができる。
本発明のその他の観点によれば、請求項1に記載の冷陰極アレイと、前記冷陰極アレイと対向する基板にアノード電極と蛍光体とを順次積層させた前面板とを備えたことを特徴とする電界放出型ディスプレイが提供される。
本発明によれば、従来の冷陰極アレイよりも冷陰極からの電子ビーム放出のための駆動電圧を小さくして、駆動回路のコストを低減することが可能となるため、電界放出型ディスプレイのコストを低減することができる。
本発明は、冷陰極からの電子ビーム放出のための駆動電圧を小さくして、駆動回路のコストを低減することができる。
ここで、発明者が本願発明を導き出すために先の図3で説明した従来の電界放出型ディスプレイ120を用いて行った評価結果について説明する。
始めに、開口径R1が5μm、絶縁層112の厚さd1(ゲート電極113とカソード電極111の距離)が3μm、絶縁層123の厚さd2(ゲート電極113とフォーカス電極124の距離)が1.5μmとなるよう冷陰極121を作製した(図3参照)。
次に、上記冷陰極121のフォーカス電極124及びカソード電極111の電圧を0Vとして、ゲート電極113に印加するゲート電圧VGを変えたときにアノード電極106に流れるアノード電流IAについての評価を行った。このとき、フォーカス電極124には、ゲート電圧VGよりも低い電圧0Vが印加されているため、冷陰極121から放出された電子ビームは集束する。この評価結果をまとめたものを図4に示す。
図4は、フォーカス電極及びカソード電極の電圧を0Vとしたときのゲート電圧VGとアノード電流IAとの関係を示した図である。
図4に示すように、ゲート電極113とカソード電極111との間の電圧(以下、「ゲート−カソード間の電圧」とする)が60Vのときのアノード電流IAは、ゲート−カソード間の電圧が30Vのときのアノード電流IAの約1000倍となる。
ここで、蛍光体107の発光輝度がアノード電流IAに比例すると仮定した場合、ゲート−カソード間の電圧が60Vと30Vの輝度のコントラスト比は1000:1となる。コントラスト比1000:1は、通常のディスプレイでは、十分に有り得る比率であり、冷陰極121からの電子放出の制御に必要なスイッチング電圧は30Vとなる。
次に、ゲート電極113とカソード電極111に印加する電圧により、マトリクス状に配列された冷陰極121からの電子放出を制御する場合について説明する。なお、ここでの説明において、フォーカス電極124には常時−30Vの電圧が印加されているものとする。
ゲート電極113に30V、カソード電極111に−30Vの電圧を印加したときには、ゲート−カソード間の電圧が60Vとなるため、冷陰極121から電子が放出され、カソード電極111の電圧を0Vにすると、ゲート−カソード間の電圧が30Vとなるため、冷陰極121から電子は放出されない。
また、カソード電極111に−30Vの電圧を印加すると共に、ゲート電極113に30Vの電圧を印加すると電子は放出し、ゲート電極113の電圧を0Vにすると電子は放出しない。さらに、ゲート電極113及びカソード電極111の電圧が0Vのときには、電子は放出されない。
このように、冷陰極121からの電子放出の制御には、ゲート電極113及びカソード電極111にそれぞれ30Vのスイッチング電圧が必要であり、先の図2及び図3で説明した従来の電界放出型ディスプレイ120は、上記方法により駆動される。
次に、冷陰極121のカソード電極111の電圧を0Vとし、ゲート電極113に60Vの電圧を印加したとき(ゲート−カソード間の電圧が60V)のフォーカス電極124のフォーカス電圧VFとアノード電極106に流れるアノード電流IAの関係について評価した。この評価結果をまとめたものを図5に示す。
図5は、カソード電極の電圧を0Vとし、ゲート電極に60Vの電圧を印加したときのフォーカス電圧VFとアノード電流IAとの関係を示した図である。
図5に示すように、フォーカス電圧VFが0V(カソード電極111と同じ電圧)のときのアノード電流IAの大きさは、フォーカス電圧VFが−6V(カソード電極111に印加される電圧よりも6V低い電圧)のときに流れるアノード電流IAの約1000倍となる。
ここで、蛍光体107の発光輝度がアノード電流IAに比例すると仮定した場合、ゲート−カソード間の電圧が0Vと−6Vとの輝度のコントラスト比は1000:1となる。1000:1のコントラスト比は、通常のディスプレイでは、十分に有り得る比率であり、冷陰極121からの電子放出の制御に必要なスイッチング電圧は6Vとなる。
次に、ゲート電極113とフォーカス電極124とに印加する電圧により、マトリクス状に配列された冷陰極121からの電子放出を制御する場合について説明する。なお、ここでの説明において、カソード電極111には常時−30Vの電圧が印加されているものとする。
ゲート電極113に30Vの電圧が印加されているとき(ゲート−カソード間の電圧が60V)に、フォーカス電極124に−30Vの電圧(カソード電極111と同じ電圧)を印加すると、冷陰極121から電子が放出する。このとき、フォーカス電極124に−36Vの電圧(カソード電極111に印加された電圧よりも6V低い電圧)を印加した場合、冷陰極121から電子は放出されない。また、ゲート電極113の電圧が0Vのときには、ゲート−カソード間の電圧が30Vとなるため、フォーカス電極124の電圧の大きさに関わらず、冷陰極121から電子は放出されない。
このように、冷陰極121からの電子放出を制御するために、ゲート電極113には30Vのスイッチング電圧が必要であるが、フォーカス電極124には6Vのスイッチング電圧(ゲート電極113のスイッチング電圧30Vよりも小さいスイッチング電圧)でよいことが分かる。
次に、カソード電極111とフォーカス電極124とに印加する電圧により、マトリクス状に配列された冷陰極121からの電子放出を制御する場合について説明する。なお、ここでの説明において、ゲート電極113には常時30Vのゲート電圧が印加されているものとする。
カソード電極111に−30Vの電圧が印加されているとき(ゲート−カソード間の電圧が60V)に、フォーカス電極124に−30Vの電圧(カソード電極111と同じ電圧)を印加すると、冷陰極121から電子が放出する。このとき、フォーカス電極124に−36Vの電圧(カソード電極111に印加された電圧よりも6V低い電圧)を印加した場合には、冷陰極121から電子は放出されない。また、カソード電極111の電圧が0Vのときには、ゲート−カソード間の電圧が30Vとなるため、フォーカス電極124の電圧の大きさに関わらず、冷陰極121から電子は放出されない。
このように、冷陰極121からの電子放出を制御するために、カソード電極111には30Vのスイッチング電圧が必要であるが、フォーカス電極124には6Vのスイッチング電圧(カソード電極111のスイッチング電圧30Vよりも小さいスイッチング電圧)でよいことが分かる。
以上、説明したように、マトリクス配列とされた冷陰極121からの電子放出を制御する場合、2つの電極のスイッチング電圧のうち一方のスイッチング電圧の値は同じであるが、他方のスイッチング電圧を小さくすることができる。
このように、スイッチング電圧を小さくして、駆動電圧を低減させることにより、駆動回路のコストを低減することができる。
以下に、実施の形態として、具体的な電界放出型ディスプレイの構成及び駆動方法について説明する。
(第1の実施の形態)
図6は、本発明の第1の実施の形態による電界放出型ディスプレイの概略を示した斜視図である。図6において、Fはゲート電極291〜29mとフォーカス電極321〜32nとが直交する領域(以下、「領域F」とする)、X,X方向はフォーカス電極321〜32nの長手方向、Y,Y方向はゲート電極291〜29mの長手方向をそれぞれ示している。
図6に示すように、電界放出型ディスプレイ10は、前面板11と、背面板12と、走査用ドライバ13と、データ用ドライバ14と、カソード用駆動回路16と、制御装置17と、データ入力端子18とを有する。
前面板11は、基板21と、アノード電極22と、蛍光体23とを有する。アノード電極22は、基板21の下面21A(背面板12と対向する側の基板21の面)を覆うように設けられている。蛍光体23は、複数の赤色蛍光体23A、緑色蛍光体23B、及び青色蛍光体23Cから構成されており、アノード電極22を覆うように設けられている。また、複数の赤色蛍光体23A、緑色蛍光体23B、及び青色蛍光体23Cは、Y,Y方向に対して赤色蛍光体23A、緑色蛍光体23B、青色蛍光体23Cの順となるように配置されている。
背面板12は、基板26と、基板26上に設けられ、複数の冷陰極30を有する冷陰極アレイ25とを有する。冷陰極アレイ25は、カソード電極27と、絶縁層28,31と、m本(mは自然数)のゲート電極291〜29mと、n本(nは自然数)のフォーカス電極321〜32nと、複数の冷陰極30とを有する。
カソード電極27は、1つの板状の電極であり、全ての冷陰極30に対して共通な電極とされている。カソード電極27は、基板26の上面26Aに設けられている。カソード電極27は、カソード用駆動回路16と接続されている。
絶縁層28は、カソード電極27を覆うように設けられている。絶縁層28は、カソード電極27とゲート電極291〜29mとの間を絶縁するためのものである。
ゲート電極291〜29mは、m本の帯状とされた走査用電極である。ゲート電極291〜29mは、その長手方向がY,Y方向となるように絶縁層28上に設けられている。ゲート電極291〜29mは、走査用ドライバ13と接続されている。絶縁層31は、絶縁層28上にゲート電極291〜29mを覆うよう設けられている。絶縁層28は、ゲート電極291〜29mとフォーカス電極321〜32nとの間を絶縁するためのものである。
フォーカス電極321〜32nは、絶縁層31上に設けられたn本の帯状のデータ用電極である。フォーカス電極321〜32nは、ゲート電極291〜29mと直交(フォーカス電極321〜32nの長手方向がX,X方向となる)するように配置されている。フォーカス電極321〜32nは、データ用ドライバ14と接続されている。フォーカス電極321〜32nは、所定の電圧が印加された際、冷陰極30から放出された電子ビームを開口部を通過させ集束させる。また、フォーカス電極321〜32nとゲート電極291〜29mとが直交する領域Fには、複数の冷陰極30が設けられている。
図7は、本実施の形態の冷陰極の断面図である。図7に示すように、冷陰極30は、基板26上の領域Fに設けられており、カソード電極27と、絶縁層28,31と、ゲート電極29と、フォーカス電極32と、冷陰極エミッタ34とを有する。絶縁層28,31、ゲート電極29、及びフォーカス電極32には、カソード電極27を露出する開口部35が形成されている。
冷陰極エミッタ34は、開口部35に露出されたカソード電極27上に設けられている。冷陰極エミッタ34は、電子を放出するためのものである。
次に、図6を参照して、走査用ドライバ13、データ用ドライバ14、カソード用駆動回路16、制御装置17、データ入力端子18の順に説明する。
走査用ドライバ13は、m個の駆動回路(図示せず)を有しており、各駆動回路はゲート電極291〜29mのいずれか1つと接続されている。走査用ドライバ13は、制御装置17と接続されており、制御装置17からの制御信号に基づいて、ゲート電極291〜29mに電圧を印加する。
データ用ドライバ14は、n個の駆動回路(図示せず)を有しており、各駆動回路はフォーカス電極321〜32nのいずれか1つと接続されている。データ用ドライバ14は、制御装置17と接続されており、制御装置17からの制御信号に基づいて、フォーカス電極321〜32nに所定の電圧を印加する。カソード用駆動回路16は、カソード電極27と接続されている。カソード用駆動回路16は、カソード電極27に電圧を印加するためのものである。
制御装置17は、電界放出型ディスプレイ10の制御全般を行なう。制御装置17は、制御信号により走査用ドライバ13及びデータ用ドライバ14を制御する。データ入力端子18は、外部から送信される入力画像データを受信するための端子である。
図8は、本実施の形態による電界放出型ディスプレイの駆動波形を示した図である。図8において、(a)はゲート電極29K-1(Kは1≦K≦mの自然数)に印加される電圧パルスの波形、(b)はゲート電極29Kに印加される電圧パルスの波形、(c)はゲート電極29K+1に印加される電圧パルスの波形、(d)はフォーカス電極32P(Pは1≦P≦nの自然数)に印加される電圧パルスの波形、(e)はフォーカス電極32P+1に印加される電圧パルスの波形、(f)はカソード電極27に印加される電圧パルスの波形をそれぞれ示している。
また、図8に示すゲート電圧VGON,VGOFF、カソード電圧VKON,VKOFF、及びフォーカス電圧VFON,VFOFFは、先の図4及び図5で説明した電圧値に対応している。具体的には、ゲート電圧VGONは30V、ゲート電圧VGOFFは0V、カソード電圧VKONは−30V、カソード電圧VKOFFは0V、フォーカス電圧VFONは−30V、フォーカス電圧VFOFFは−36Vにそれぞれ対応している。なお、図8では、カソード電極27には常時VKONが印加されている。
次に、図8を参照して、電界放出型ディスプレイ10の駆動方法について説明する。時刻t1において、ゲート電極29Kに電圧VGONが印加されるとゲート−カソード間の電圧は、冷陰極エミッタ34から電子が放出する閾値電圧よりも大きくなり、ゲート電極29Kに対応する冷陰極エミッタ34から電子が放出される。また、フォーカス電極32Pには電圧VFONが印加されるため、ゲート電極29Kとフォーカス電極32Pとが直交する領域Fに設けられた冷陰極30から電子が放出され、電子ビームは集束された状態で蛍光体23に到達して発光する。
一方、フォーカス電極32P+1には電圧VFOFFが印加されるため、ゲート電極29Kとフォーカス電極32P+1とが直交する領域Fに設けられた冷陰極30から電子は放出されない。
また、ゲート電極29K-1,29K+1には、電圧VGOFFが印加されるため、ゲート電極29K-1,29K+1に対応する冷陰極エミッタ34から電子は放出されず、フォーカス電極に印加される電圧の大きさに関わらず、ゲート電極29K-1,29K+1に対応する冷陰極30から電子は放出されない。
続く、時刻t2において、ゲート電極29Kに電圧VGOFF、ゲート電極29K+1に電圧VGONがそれぞれ印加され、ゲート電極29K+1に対応する冷陰極エミッタ34から電子が放出される。このときフォーカス電極32Pには、電圧VFOFFが印加されており、ゲート電極29K+1とフォーカス電極32Pとが直交する領域Fに設けられた冷陰極30から電子は放出されない。また、フォーカス電極32P+1には、電圧VFONが印加されるため、ゲート電極29K+1とフォーカス電極32P+1とが直交する領域Fに設けられた冷陰極30から電子が放出される。
以上説明したようなアドレスを行なうことにより、電界放出型ディスプレイ10に入力画像データに基づいた画像を表示させることができる。
本実施例の電界放出型ディスプレイ10によれば、上記アドレス方法により駆動することで、データ用電極であるフォーカス電極321〜32nのスイッチング電圧を低くして、冷陰極30から電子ビーム放出のための駆動電圧を低減させることができる。これにより、コストの安価な耐圧の低い駆動回路を適用することが可能となるため、電界放出型ディスプレイ10のコストを低減することができる。
なお、本実施の形態による電界放出型ディスプレイ10は、先の図2で説明した従来の電界放出型ディスプレイ120と同様な手法により製造することができる。また、電界放出型ディスプレイ10の駆動に必要な駆動回路の数は、従来の電界放出型ディスプレイ120と同じである。
また、本実施の形態において、ゲート電極291〜29mを走査用電極にすると共に、フォーカス電極321〜32nをデータ用電極としたが、走査用電極としてフォーカス電極321〜32nを用い、データ用電極としてゲート電極291〜29mを用いてもよい。この場合、走査用電極であるフォーカス電極321〜32nのスイッチング電圧を小さくして、駆動電圧を低減させることが可能となるため、本実施の形態の電界放出型ディスプレイ10と同様な効果を得ることができる。
(第2の実施の形態)
図9は、本発明の第2の実施の形態による電界放出型ディスプレイの概略を示した斜視図である。図9において、Gはカソード電極441〜44mとフォーカス電極321〜32nとが直交する領域(以下、「領域G」とする)、X,X方向はフォーカス電極321〜32nの長手方向、Y,Y方向はカソード電極441〜44mの長手方向をそれぞれ示している。また、図9において、第1の実施の形態の電界放出型ディスプレイ10と同一構成部分には同一符号を付す。
図9に示すように、電界放出型ディスプレイ40は、前面板11と、走査用ドライバ13と、データ用ドライバ14と、制御装置17と、データ入力端子18と、背面板41と、ゲート用駆動回路42とを備えた構成とされている。
背面板41は、基板26と、基板26上に設けられ、複数の冷陰極47を有する冷陰極アレイ43とを有する。冷陰極アレイ43は、カソード電極441〜44mと、絶縁層28,31と、ゲート電極45と、n本(nは自然数)のフォーカス電極321〜32nと、複数の冷陰極47とを有する。つまり、冷陰極アレイ43は、第1の実施の形態の冷陰極アレイ25に設けられたカソード電極27、ゲート電極291〜29m、及び冷陰極30の代わりに、カソード電極441〜44m、ゲート電極45、及び冷陰極47を設けた構成とされている。
カソード電極441〜44mは、m本の帯状とされた走査用電極である。カソード電極441〜44mは、その長手方向がY,Y方向となるように基板26の上面26Aに設けられている。カソード電極441〜44mは、絶縁層28により覆われており、走査用ドライバ13と接続されている。
ゲート電極45は、板状とされた1つのデータ用電極であり、全ての冷陰極47に対して共通とされた電極である。ゲート電極45は、絶縁層28上に設けられている。ゲート電極45は、ゲート用駆動回路42と接続されている。
冷陰極47は、帯状とされたカソード電極441〜44mとフォーカス電極321〜32nとが直交する領域Gに設けられている。冷陰極47は、第1の実施の形態の冷陰極30に設けられたカソード電極27及びゲート電極29の代わりに、カソード電極44及びゲート電極45を設けた以外は、第1の実施の形態の冷陰極30と同様な構成とされている。
ゲート用駆動回路42は、ゲート電極45と接続されている。ゲート用駆動回路42は、ゲート電極45に電圧を印加するためのものである。
図10は、本実施の形態による電界放出型ディスプレイの駆動波形を示した図である。図10において、(a)はカソード電極44K-1(Kは1≦K≦mの自然数)に印加される電圧パルスの波形、(b)はカソード電極44Kに印加される電圧パルスの波形、(c)はカソード電極44K+1に印加される電圧パルスの波形、(d)はフォーカス電極32P(Pは1≦P≦nの自然数)に印加される電圧パルスの波形、(e)フォーカス電極32P+1に印加される電圧パルスの波形、(f)はゲート電極45に印加される電圧パルスの波形をそれぞれ示している。
また、図10に示すゲート電圧VGON,VGOFF、カソード電圧VKON,VKOFF、及びフォーカス電圧VFON,VFOFFは、先の図4及び図5で説明した電圧値に対応している。具体的には、ゲート電圧VGONは30V、ゲート電圧VGOFFは0V、カソード電圧VKONは−30V、カソード電圧VKOFFは0V、フォーカス電圧VFONは−30V、フォーカス電圧VFOFFは−36Vにそれぞれ対応している。なお、図10では、ゲート電極45に常時VGONが印加されている。
次に、図10を参照して、電界放出型ディスプレイ40の駆動方法について説明する。時刻t1において、カソード電極44Kに電圧VKONが印加されるとゲート−カソード間の電圧は、冷陰極エミッタ34から電子が放出される閾値電圧よりも大きくなり、カソード電極44Kに対応する冷陰極エミッタ34から電子が放出される。また、フォーカス電極32Pには電圧VFONが印加されるため、カソード電極44Kとフォーカス電極32Pとが直交する領域Gに設けられた冷陰極47から電子が放出され、電子ビームは集束された状態で蛍光体23に到達して発光する。
一方、フォーカス電極32P+1には電圧VFOFFが印加されるため、カソード電極44Kとフォーカス電極32P+1とが直交する領域Gに設けられた冷陰極47から電子は放出されない。
また、カソード電極44K-1,44K+1には、電圧VKOFFが印加されるため、カソード電極44K-1,44K+1に対応する冷陰極エミッタ34から電子は放出されず、フォーカス電極に印加される電圧の大きさに関わらず、カソード電極44K-1,44K+1に対応する冷陰極47から電子は放出されない。
続く、時刻t2において、カソード電極44Kに電圧VKOFF、カソード電極44K+1に電圧VKONが印加され、カソード電極44K+1に対応する冷陰極エミッタ34から電子が放出される。このときフォーカス電極32Pには、電圧VFOFFが印加されており、カソード電極44K+1とフォーカス電極32Pとが直交する領域Gに設けられた冷陰極47から電子は放出されない。また、フォーカス電極32P+1には、電圧VFONが印加されるため、カソード電極44K+1とフォーカス電極32P+1とが直交する領域Gに設けられた冷陰極47から電子が放出される。
以上説明したようなアドレスを行なうことにより、電界放出型ディスプレイ40に入力画像データに基づいた画像を表示させることができる。
本実施の形態の電界放出型ディスプレイ40によれば、上記アドレス方法により駆動することで、データ用電極であるフォーカス電極321〜32nのスイッチング電圧を低くして、駆動電圧を低減させることができる。これにより、コストの安価な耐圧の低い駆動回路を適用することが可能となるため、電界放出型ディスプレイ40のコストを低減することができる。
なお、本実施の形態による電界放出型ディスプレイ40は、先の図2で説明した従来の電界放出型ディスプレイ120と同様な手法により製造することができる。また、電界放出型ディスプレイ40の駆動に必要な駆動回路の数は、従来の電界放出型ディスプレイ120と同じである。
また、本実施の形態において、カソード電極441〜44mを走査用電極にすると共に、フォーカス電極321〜32nをデータ用電極としたが、走査用電極としてフォーカス電極321〜32nを用い、データ用電極としてカソード電極441〜44mを用いてもよい。この場合、走査用電極であるフォーカス電極321〜32nのスイッチング電圧を小さくして、冷陰極47から電子ビーム放出のための駆動電圧を低減することが可能となるため、本実施の形態の電界放出型ディスプレイ40と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施の形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。本発明は、例えば、カラーではない白黒のディスプレイにも適用可能である。
本発明によれば、冷陰極から電子ビーム放出のための駆動電圧を小さくして、駆動回路のコストを低減することのできる冷陰極アレイ及びこれを用いた電界放出型ディスプレイに適用できる。
従来の電界放出型ディスプレイの概略を示した断面図である。 フォーカス電極を備えた従来の電界放出型ディスプレイの斜視図である。 図2に示した電界放出型ディスプレイの断面図である。 フォーカス電極及びカソード電極の電圧を0Vとしたときのゲート電圧VGとアノード電流IAとの関係を示した図である。 カソード電極の電圧を0Vとし、ゲート電極に60Vの電圧を印加したときのフォーカス電圧VFとアノード電流IAとの関係を示した図である。 本発明の第1の実施の形態による電界放出型ディスプレイの概略を示した斜視図である。 本実施の形態の冷陰極の断面図である。 本実施の形態による電界放出型ディスプレイの駆動波形を示した図である。 本発明の第2の実施の形態による電界放出型ディスプレイの概略を示した斜視図である。 本実施の形態による電界放出型ディスプレイの駆動波形を示した図である。
符号の説明
10,40 電界放出型ディスプレイ
11 前面板
12,41 背面板
13 走査用ドライバ
14 データ用ドライバ
16 カソード用駆動回路
17 制御装置
18 データ入力端子
21,26 基板
21A 下面
22 アノード電極
23 蛍光体
23A 赤色蛍光体
23B 緑色蛍光体
23C 青色蛍光体
25,43 冷陰極アレイ
26A 上面
27,441〜44m カソード電極
28,31 絶縁層
29,291〜29m,45 ゲート電極
30,47 冷陰極
32,321〜32n フォーカス電極
34 冷陰極エミッタ
35 開口部
42 ゲート用駆動回路
F,G 領域

Claims (2)

  1. 基板上に設けられたカソード電極と、該カソード電極と絶縁層を介して順次積層されたゲート電極およびフォーカス電極と、該カソード電極上に形成された冷陰極エミッタを含む冷陰極がアレイ状に配置された冷陰極アレイにおいて、
    前記ゲート電極は1つの板状電極であり、前記カソード電極と前記フォーカス電極は互いに直交する複数の帯状電極であって、
    前記ゲート電極の一定電位に対して、前記カソード電極に所定の電位差を有するパルス状電圧である第1のスイッチング電圧が印加され、および前記フォーカス電極に前記所定の電位差よりも小さい電位差を有する所定のパルス状電圧である第2のスイッチング電圧が印加されることで前記冷陰極からの電子ビーム放出が行われることを特徴とする冷陰極アレイ。
  2. 請求項1に記載の冷陰極アレイと、
    前記冷陰極アレイと対向する基板にアノード電極と蛍光体とを順次積層させた前面板とを備えたことを特徴とする電界放出型ディスプレイ。
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