JP4828894B2 - 揮散性防黴剤組成物、防黴防虫剤組成物及び防黴防虫製剤並びにその製造方法 - Google Patents

揮散性防黴剤組成物、防黴防虫剤組成物及び防黴防虫製剤並びにその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、新規な揮散性防黴剤組成物に関し、さらに詳細には、単独でも、またイガ、コイガ等の繊維害虫に対して効力を有する揮散性防虫剤と組み合わせても使用することができる新規な揮散性防黴剤組成物に関する。
従来より、物品の保存の際には防黴剤が使用されており、例えば、衣類や光学製品、書類、書籍、書画、骨董品の防黴剤として、開口部を有する容器とその内部に配置された蒸散性防カビ剤と開口部を閉鎖するガス透過性フィルムとからなる防カビ部材が提案されている(特許文献1)。
また、特に繊維製品、毛皮製品、人形等の保存用には、防黴剤と混合又は併用して、防虫成分が使用されている。例えば、防虫成分としての蒸散性ピレスロイドとともに、O−フェニルフェノール(以下、「OPP」ということがある)、p−クロローm−キシレノール(以下、「PCMX」ということがある)、3−メチル−4−イソプロピルフェノール(以下、「IPMP」ということがある)、イソチオシアン酸アリルなどの防黴剤を配合することが記載されている(特許文献2)。また、気化性防菌防黴剤としてN−n−ブチルカバミン酸−3−ヨード−2−プロピニルエステル(以下、「IPBC」ということがある)が記載されており、さらには、樟脳、パラジクロロベンゼン、ナフタレン、エンペントリン等の揮発性防虫剤と併用することについても開示されている(特許文献3)。特に近年では、防虫剤としてはピレスロイド系防虫剤が実質的に臭いがないという特徴が好まれ、広く使用されるようになってきている。
しかし、繊維製品に用いる防黴製剤や防黴防虫製剤は、その製品の特性上、6ヶ月ないし1年間程度の長期間防黴効果ないし防虫効果が持続する必要があるが、上記のような揮散性防黴剤のうちOPPやPCMX等のフェノール化合物はフェノール特有の臭いをもっているため、使用空間で長期間に渡って防黴効力を発揮する量(有効な量)を製剤中に配合すると、フェノール臭が生じてしまうといった問題点を有している。
また、IPBCは臭いは弱いが、使用空間で防黴効力を発揮する量(有効な量)を製剤中に配合すると、熱や長期間の保存により強く着色するといった問題点を有しており、商品性や安定性の点で好ましくない。
したがって、揮散した化合物が、6ケ月ないし1年間程度の長期間にわたって収納物に対して十分な防黴効果を有するとともに、実質的に臭いがなく、防虫成分と併用した場合には十分な防虫効果及び防黴効果を有し且つ安定性の面でも問題のない防黴剤組成物や防黴剤が求められていた。
本出願人は、上記問題点を解決するため、既にピレスロイド系防虫剤及び/または2−フェノキシエタノールとN−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド及び/またはN−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニルスルファミドを含有する防カビ防虫剤組成物について報告しているが(特許文献4)、さらに、上記条件を満足する別の物質が求められていた。
実開昭61−187303 特開平11−139903 特開平5−85909 特開平2001−213712
本発明は、製剤から揮散した成分が、収納物に対して十分な防黴効果を有するとともに、実質的に臭いがなく、防虫成分と併用した場合には十分な防虫効果及び防黴効果を有し且つ安定性の面でも問題のない新規な防黴剤組成物を提供することをその課題とするものである。
本発明者は、上記課題に鑑み、防黴剤について鋭意検索を行ったところ、1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドに揮散性があって、このものが収納物に対して優れた防黴効果を有することを見出した。さらに、この1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを、防虫成分と併用した場合にも、実質的に臭いがなく、十分な防黴効果及び防虫効果を有し、且つ安定性も問題のない製剤が得られることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は、次の成分(A)
(A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(
4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
を含有することを特徴とする揮散性防黴剤組成物を提供するものである。
また、本発明は、上記成分の他、次の成分(B)
(B)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロメ
チルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−2−
プロピニルブチルカーバメート、オルトフェニルフェノール又は2−フェノキシエ
タノールから選ばれた1種又は2種以上の化合物
を含有する揮散性防黴剤組成物を提供するものである。
さらにまた、本発明は、次の成分(A)ないし(C)
(A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(
4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
(B)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロメ
チルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−2−
プロピニルブチルカーバメート、オルトフェニルフェノール又は2−フェノキシエ
タノールから選ばれた1種又は2種以上の化合物
(C)防虫成分
を含有することを特徴とする防黴防虫剤組成物を提供するものである。
本発明の揮散性防黴剤組成物は、従来のものに比べ、実質的に臭いがなく、安定で、且つ揮散して収納物に対して長期間に渡って高い防黴効果を有するものである。また、これを防虫成分と併用した防黴防虫剤組成物は十分な防虫効果及び防黴効果を有し且つ安定性の面でも問題のないものである。
本明細書において、防黴剤組成物とは、有効量の防黴成分を含有する混合物をいい、防黴製剤とは、有効量の防黴成分を実際に使用できる形に調製した製剤をいう。また、防黴防虫剤組成物とは、有効量の防黴成分及び防虫成分を含有する混合物をいい、防黴防虫製剤とは、有効量の防黴成分及び防虫成分を実際に使用できる形に調製した製剤をいう。さらに、実質的に臭いがないとは、調製された後の防黴製剤や防黴防虫製剤に、気になるような臭いがなく、使用にあたっては収納物に対する臭いの付着を無視しうる状態をいう。
本発明の防黴剤組成物は、防黴成分として、(A)の1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを必須の構成成分として含有するものである。この防黴成分(A)は、一般名がトリルフルアニドであり、ランクセス社から「プリベントールA5S」の商品名で市販されている化合物である。この化合物は、従来塗料用防黴剤等として、防黴を目的とする対象物中に含有させて用いることによって、防黴作用を発揮することが知られていたが、この化合物が揮散性であること、及び揮散した成分が防黴効果を有することについて、これまで知られていなかった。
また、本発明の防黴剤組成物においては、上記防黴成分(A)に加えて、さらに他の揮散性の防黴成分を配合することも可能である。かかる揮散性の防黴成分としては、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニルスルファミド、O−フェニルフェノール(OPP)、p−クロローm−キシレノール(PCMX)、3−メチルー4−イソプロピルフェノール(IPMP)、イソチオシアン酸アリル、N−n−ブチルカバミン酸−3−ヨード−2−プロピニルエステル(IPBC)、2−フェノキシエタノール等が例示され、これらのうち1種又は2種以上の化合物を用いることができる。このように防黴成分を併用することにより、複数の種類のカビに対して効果を有する揮散性の防黴剤組成物とすることができるため、より好ましい。
上記した他の揮散性の防黴成分のうち、好ましいものとしては、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−2−プロピニルブチルカーバメート、オルトフェニルフェノール、又は2−フェノキシエタノールから選ばれた1種又は2種以上の化合物(以下、「防黴成分(B)」という)を挙げることができる。
上記防黴成分(B)のうちでも、実質的に臭いがない防黴剤組成物を得ることができる点で、N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニルスルファミドのいずれか一方又は両方を混合して用いることが好ましい。また、前記防黴成分(A)は防黴効果の持続性に優れるものであるが、これに加えて、上記防黴成分(B)のうち、OPP、2−フェノキシエタノールのいずれか一方又は両方を用いることによって、即効性にも優れた防黴剤組成物が得られるため好ましい。さらにまた、防黴成分(A)に、上記防黴成分(B)のうち、N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N−フェニルスルファミドを混合して用いることによって、より持続性に優れた防黴剤組成物を得ることができる。
本発明の、上記防黴成分(A)及び必要により防黴成分(B)を含有する防黴組成物に、さらに(C)成分として防虫成分を含有させることにより、防黴防虫剤組成物とすることができる。(C)成分に用いることのできる防虫成分としては、イガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ等の衣類害虫に対して防虫効果を有する薬剤が例示され、具体的には、エンペントリン、トランスフルトリン、アレスリン、フェノトリン、エミネンス等のピレスロイド系防虫剤、エトフェンプロックス、パラジクロロベンゼン、ナフタリン、樟脳、2−フェノキシエタノール、シリコーン系化合物から選ばれる1種又は2種以上の化合物を例示することができる。このうち、好ましいものとしてはエンペントリン、トランスフルトリン、シリコーン系化合物、又は2−フェノキシエタノールから選ばれた1種又は2種以上の化合物が挙げられる。
上記防虫成分(C)のうち、シリコーン系化合物の例としては、デカメチルシロキサンやメチルポリシロキサン(粘度2〜10mm/sec、25℃)、デカメチルシクロペンタシロキサンなどが挙げられる。
また、上記防虫成分(C)のうち、ピレスロイド系防虫剤、2−フェノキシエタノール、またはシリコーン系化合物を用いることは、実質的に臭いのない防黴防虫製剤を得ることができるため好ましく、特にエンペントリン、トランスフルトリン、2−フェノキシエタノール、シリコ−ン系化合物を用いることによって、実質的に臭いがなく且つ揮散性を有する防黴防虫製剤を得ることができるためさらに好ましい。また、上記防虫成分(C)のうち、2−フェノキシエタノールには防虫効果と防黴効果を併せ持った化合物であり、揮散速度も速いため、使用初期効果を補うことができ、特に好ましく用いることができる。
上記防黴剤組成物や防黴防虫製組成物は、上記防黴成分(A)に、必要に応じて防黴成分(B)等の他の防黴成分や、防虫成分(C)を組み合わせることにより調製できるが、更に必要に応じて他の添加剤、たとえば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、効力増強剤、他の防虫剤、除菌剤、抗菌剤、殺菌剤、香料、消臭剤、脱臭剤等を配合することができる。
本発明の防黴剤組成物において、上記防黴成分(A)の配合量は、使用する他の成分、用途、有効期間、剤型、使用方法等に応じて決めることが出来るが、一般には、組成物中0.1〜100質量%(以下、単に「%」で表す)程度であり、好ましくは、10〜100%である。
また、本発明の防黴防虫剤組成物中の全防黴成分(防黴成分(A)及び防黴成分(B))の配合量は、特に限定されないが、全防黴成分および防虫成分(C)を合わせた合計量の、0.01%〜20%が好ましく、効果発現のバランスを考慮した製品性能の点では、更に0.02%〜10%が好ましい。また、防虫成分の配合量は、特に限定されないが、80%〜99.99%が好ましく、効果発現のバランスを考慮した製品性能の点では、更に90%〜99.98%が好ましい。
本発明の揮散性防黴剤組成物や防黴防虫剤組成物の調製において、上記防黴成分(A)は、粉末状の物質である為、これをこのまま配合しても良いが、この防黴成分(A)を必要により防黴成分(B)とともに適当な溶媒に溶解して液剤とすることもできる。また、この液剤を適当な担体に担持させて固形剤とすることもできる。
上記液剤を調製するために使用できる溶媒としては、特に限定されず、従来より公知の溶媒を用いることができる。具体的には、例えば、ヘキサン、パラフィン等の炭化水素系化合物、キシレン、トルエン等の芳香族炭化水素系化合物、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、オクタノール、ノナノール、デカノール等の炭化水素系アルコールや、アリルアルコール、ベンジルアルコール、オイゲノール等の芳香族アルコール、クロロホルム、等のハロゲン化炭化水素化合物、ジエチルエーテル、ジエチレングリコールジエチルエーテル等のエーテル系化合物、アセトン等のケトン系化合物、酢酸、オレイン酸等の脂肪酸系化合物、酢酸エステル、プロピオン酸エステル、安息香酸エステル等のエステル系化合物、エチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール系化合物、2−フェノキシエタノール、3−メチル−3−メトキシブタノール等のグリコールエーテル系化合物、ごま油、リノール油、サラダ油等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。
また、上記液剤を調製するために、前記した溶媒の他に、上記防虫成分(C)のうち、液体のものを用いることもできる。エンペントリン等の、液体である防虫成分(C)に防黴成分(A)及び必要により配合される防黴成分(B)をそのまま溶解させたり、又は上記溶剤に防黴成分(A)や防黴成分(B)を溶解させたものを液体である防虫成分(C)に溶解させて液剤を調製することができる。
上記液剤の調製にあたっては、必要により界面活性剤を添加することもできる。使用できる界面活性剤としては、陽イオン系界面活性剤、陰イオン系界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン系界面活性剤等の従来公知の界面活性剤が挙げられ、これらの1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
本発明の防黴製剤及び防黴防虫製剤(以下、「製剤」という)は、上記のようにして得られた液剤をそのまま容器等に入れて使用したり、図1に示すような揮散器に入れて揮散させて使用することが出来、また、適当な担体に含浸、担持させた固形状又はシート状の固形剤とすることができる。担持させる担体としては、特に限定されないが、例えば、木、セルロース、紙、レーヨン、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリウレタン、羊毛、タルク、クレー、素焼き、布、不織布、シリカ、タルク、活性炭、シリカゲル、ゼオライト、セルロースビーズ、活性炭、セラミック等が挙げられ、またトリイソプロピルトリオキサン、シクロドデカンなどの昇華性担体等を挙げることもできる。
上記液剤を担体に担持させる方法としては、前記した液状の揮散性防黴組成物ないしは防黴防虫剤組成物を、担体に塗布、印刷、練り込みしたり、担体を液体にどぶ付けしたりすることにより担持させることができる。さらに、担体を、適当な通気口のあるプラスチックケースや不織布等に入れて使用することもできるし、液体を紙、布、不織布に含浸させたものを洋服カバー形状に形成することもできる。
また、本発明の製剤は、上記液剤をゲル化剤でゲル化させてゲル剤とすることができる。このゲル化剤としては従来公知のものが挙げられ、例えば、カラギーナン、ジェランガム、寒天、ゼラチン、グアーガム、ペクチン、ローカストビーンガム、キサンタンガム、アルギン酸ソーダ、マンナン、セルロース誘導体、ジベンジリデン−D−ソルビトール、ヒドロキシプロピル化多糖類、ステアリン酸イヌリン、アクリル酸ナトリウム等の高吸水性樹脂が挙げられ、これらの1種又は2種以上を用いることができる。さらに、本発明の防黴防虫製剤は、上記液剤を適当なスプレー容器、エアゾール容器に封入して噴霧するスプレー製剤やエアゾール製剤とすることもできる。
さらにまた、本発明の製剤は、必要に応じて他の添加剤、たとえば、酸化防止剤、紫外線吸収剤、効力増強剤、他の防虫剤、除菌剤、抗菌剤、殺菌剤、香料、消臭剤、脱臭剤等を配合することができる。
かくして得られた本発明の製剤は、これを、タンス、押し入れ、クローゼット、衣装ケース、下駄箱、本箱、カメラケース等の内部に設置、適用することにより、物品の収納空間内に防黴成分が揮散し、収納物の黴の発生を抑制ないし防止することができる。また、本発明の防黴防虫製剤は、特にタンス、押し入れ、クローゼット、衣装ケース中に設置ないし適用することにより、収納物である繊維製品に対してイガ、コイガ、ヒメカツオブシムシ、ヒメマルカツオブシムシ等の衣類害虫の幼虫、成虫、卵に対して防虫効果を有するとともに繊維製品の黴の発生を抑制ないし防止することができる。さらに衣類カバー形状にした防黴防虫製剤は、衣類にかけることにより、衣類の防虫及び防黴をすることができる。
以下実施例を挙げ、本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれら実施例に何ら制約されるものではない。
実 施 例 1
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドの粉末10mg(本発明品1)を、アルミ箔の上に載せ、直径75mm、高さ120mmの腰高シャーレ(内容積500ml)の底部においた。一方、直径50mm、高さ10mmのシャーレにポテトデキストロース寒天培地5mlを入れ固め、その中央に、下記の黴胞子懸濁液10μlを直径6mmの濾紙に含浸させたものを設置した。この寒天培地を腰高シャーレの蓋内側に固定し、蓋を閉めた。この状態で25℃で5日間培養後の培地上の黴の生育状況を下記の基準で評価した。尚、対照として1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを入れないものを用意し、同様の操作を行った。
(黴胞子懸濁液)
クラドスポリウム・クラドスポリオイデス FERM S−8
(Cladosporium cladosporioides)
ペニシリウム・シトリナム FERM S−5
(Penicillium citrinim)
アルタナリア・アルタナータ NBRC 31805
(Alternaria alternata)
(評価基準)
培養後、寒天平板培地に発育したかび集落の直径を測定し、これから濾紙の直径6mmを差し引いた値を発育直径とした。試験区及び対照の発育直径を求め下記の基準で評価した。
○:発育直径が対照の60%を超えないとき
×:平均値が対照の60%を超えるとき
Figure 0004828894
表1から明らかなように、1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドは揮散して防黴効果を示した。
実 施 例 2
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド10mgを酢酸エチル1mlに溶解し、これを20mm×20mm、厚み0.1mmのレーヨン担体に含浸させ、溶剤を風乾させ、本発明品2の防黴製剤を得た。
比 較 例 1
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを、IPBCに代えた以外は実施例2と同様にして比較品1を得た。
比 較 例 2
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを、OPPに代えた以外は実施例2と同様にして比較品2を得た。
比 較 例 3
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを、PCMXに代えた以外は実施例2と同様にして比較品3を得た。
試 験 例 1
上記本発明品2及び比較品1〜3について下記の方法及び評価基準によって、着色試験、臭いに関する官能評価、防黴試験及び防黴持続性試験を行った。結果を表2に示す。
(着色試験)
本発明品2及び比較品1〜3を60℃12日間保存後の着色度合いを目視にて下記の基準で判定した。
〇:着色がない
×:着色
(官能評価)
本発明品2及び比較品1〜3を5名のパネラーに嗅いでもらい下記の基準で判定した。
〇:臭いはない
×:臭いがある
(防黴試験)
本発明品2及び比較品1〜3を、直径75mm、高さ120mmの腰高シャーレ(内容責500ml)の底部においた。一方、直径50mm、高さ10mmのシャーレにポテトデキストロース寒天培地5mlを入れ固め、その中央に、ペニシリウム・シトリナム(Penicillium citrinim)FERM S−5の黴胞子懸濁液10μlを直径6mmの濾紙に含浸させたものを設置した。この寒天培地を腰高シャーレの蓋内側に固定し、蓋を閉めた。この状態で25℃で5日間培養後の培地上の黴の生育状況を下記の基準で評価した。なお、防黴剤を含浸させないレーヨン担体を対照として同様に試験を行った。
(評価基準)
〇:発育直径が対照の60%を超えないとき
×:平均値が対照の60%を超えるとき
(防黴持続性試験)
本発明品2及び比較品1〜3を、室内に20日間放置した後、上記防黴試験と同様の方法と評価基準によって、防黴効果の持続性を評価した。
Figure 0004828894
表2の結果に示すように、本発明品2は着色試験で問題無く、無臭で、防黴持続性も有していた。一方で比較品1は防黴効力は有するものの着色がみられた。また、比較品2は防黴持続性に劣っており、比較品3は臭いを有するものであった。
実 施 例 3
表3に示す防黴成分を用い、防黴製剤を作成した。詳しくは、1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドおよびN−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミドは、表中の量を酢酸エチル1mlに溶解させて溶液とし、また、オルトフェニルフェノールは、表中の量をアセトン1mlに溶解させて溶液とし、それぞれの溶液を40mm×60mm、厚み0.1mmのパルプ紙に含浸させた後、溶剤を風乾させて、本発明品3〜6の防黴製剤を作成した。
Figure 0004828894
比 較 例 4
アセトン1mlを40mm×60mm、厚み0.1mmのパルプ紙に含浸させた後、風乾させて比較品4を得た。
試 験 例 2
上記本発明品3〜6及び比較品4について下記の方法及び評価基準によって、防黴試験を行った。結果を表4に示す。
(防黴試験方法)
内容積45Lのシリコン製パッキンで密閉できるステンレス製容器を用意し、容器の底に架台を設置して、容器内と架台を75%アルコールで殺菌した。容器の蓋の中央に、本発明品3〜6を固定した。一方、直径50mm、高さ10mmのシャーレにポテトデキストロース寒天培地5mlを入れ固め、培地面を下向きにして架台の上に、蓋を開けて置いた。さらに容器の底には、精製水約50mlを入れた100mlビーカーを置いた。容器に蓋をかぶせて、25±2℃で1週間揮散させた。その後、容器の蓋を開けて寒天平板培地を取り出し、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)FERM S−8の黴胞子懸濁液15μlを含浸させた直径6mmのペーパーディスクを用意し、それぞれを培地の中心に置いた。この寒天平板培地を試験装置内の架台上に戻し、蓋をかぶせて25±2℃で5日間培養した。対照として本発明品に代えて比較品4を用いて同様の試験を行った。
(評価基準)
〇:発育直径が対照の60%を超えないとき
×:平均値が対照の60%を超えるとき
Figure 0004828894
表4の結果から、本発明品3〜6は比較品に比べ、揮散させた成分がいずれも優れた防黴効力を有することがわかった。
実 施 例 4
4mgの1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドを酢酸エチル1mlに溶解し、これを20mm×20mm、厚み0.1mmのパルプ紙に含浸させ溶剤を風乾させた。その後、表5に示すそれぞれの防虫成分20mgをパルプ紙に滴下させて含浸させ、本発明品7〜10を作成した。
Figure 0004828894
得られた防黴防虫剤について下記手順による防黴試験及び防虫試験を行った。結果を表6に示す。
(防黴試験)試験例1の防黴試験と同様の手順及び評価方法により行った。
(防虫試験)
内容積500mlのガラス製蓋付き容器の底部に、産卵後1日のイガの卵20個を載せた2.5cm四方の正方形のサージを置いた。一方、容器の中に、針金で作った1辺30mm、高さ60mmの三角柱状の架台を入れ、薬剤処理区では、その上に本発明品7〜10をそれぞれ置いた。蓋をかぶせて温度25℃、湿度60%で12日間保持した後蓋を開け、孵化した卵を数えた。対照として、薬剤を置かずに、薬剤処理区と同様にして孵化した卵の数を数え、下記の式により、孵化率を求めた。
孵化率(%)
={(薬剤処理区における孵化数/20)/(対照区における孵化数/20)}×100
Figure 0004828894
表6に示すように、本発明品の防黴防虫製剤は、いずれも十分な防黴防虫効果を示した。
実 施 例 5
下記表7に示す組成により、防黴成分を防虫成分に溶解し、これを30mm×40mm、厚み0.1mmのレーヨン担体に含浸させて本発明品11〜13を作成した。
Figure 0004828894
試 験 例 3
(防黴試験)
試料として本発明品11〜13について、作成後のものと、さらにこれらをダンボール製の箱に入れ、40℃の高温槽内に6週間放置したものを加速経時試験サンプルとして用意した。内容積45Lのシリコン製パッキンで密閉できるステンレス製容器を用意し、容器の底に架台を設置して、容器内と架台を75%アルコールで殺菌した。容器の蓋の中央に、本発明品を固定した。一方、直径50mm、高さ10mmのシャーレにポテトデキストロース寒天培地5mlを入れ固め、培地面を下向きにして架台の上に、蓋を開けて置いた。さらに容器の底には、精製水約50mlを入れた100mlビーカーを置いた。容器に蓋をかぶせて、25±2℃で1週間保持(前揮散)した。その後、容器の蓋を開けて寒天平板培地を取り出し、クラドスポリウム・クラドスポリオイデス(Cladosporium cladosporioides)FERM S−8の胞子懸濁液15μlを含浸させた直径6mmのペーパーディスクを用意して、それぞれを培地の中心に置いた。この寒天平板培地を試験装置内の架台上に戻し、蓋をかぶせて25±2℃で5日間培養した。対照として、容器に防虫剤を入れないものを用意し、同様に試験を行った。結果を表8に示す。
(評価基準)
〇:黴の生育直径が30mm未満の場合
×:黴の生育直径が30mm以上の場合
Figure 0004828894
表8に示すように、防黴成分単体で使用した場合と比べ、揮散性防虫成分と混合して使用することで揮散が抑制され持続性が改善することが確認できた。さらに、本発明品13のように、1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミドと、N−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミドを併用することで持続性の改善が可能であることが示された。
実 施 例 6
防黴防虫カバー
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド1重量部、フェノトリン99重量部を均一に混合した。これをグラビア印刷機によりPP不織布(20g/m目付け)に150mg/mの割合で塗布した。これを、図2に示すような形状に裁断し周囲を張り合わせて、又は2枚を重ねてこのような形状に周囲を溶断して、防黴防虫カバーを製造した。この防黴防虫カバーをウールのスーツに掛け6ヶ月保管したが、衣類害虫による食害はなくまた、黴の発生も見られなかった。
実 施 例 7
クローゼット用防黴防虫剤
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド2重量部を、エンペントリン78重量部及び2−フェノキシエタノール20重量部を混合した防虫薬剤に溶解させた。これを110mm×100mm、厚さ1mmのパルプ担体に2g含浸させ、通気孔を有するフック付きプラスチックケースに収納して、洋服ダンス用防黴防虫剤を得た。このものは、着色しておらず、実質的ににおいもないものであった。この防黴防虫剤をクローゼット(容積800L)に設置したところ、約6ヶ月間、防虫効果及び防黴効果を有し、6ヶ月後の変色及び変臭もなかった。
実 施 例 8
引き出し用防黴防虫剤
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド1重量部及びN−ジクロロフルオロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド1重量部を、エンペントリン60重量部及び2−フェノキシエタノール39重量部を混合した防虫薬剤に溶解させた。これを30mm×40mm、厚さ0.2mmのパルプ担体に0.3g含浸させ、通気孔を有するプラスチックケースに収納して、引き出し用防黴防虫剤を得た。このものは、着色しておらず、実質的に臭いもないものであった。この防黴防虫剤2個をタンスの引き出し(容積50L)に設置したところ、約6ヶ月間、防虫効果及び防黴効果を有し、6ヶ月後の変色及び変臭もなかった。
実 施 例 9
洋ダンス用防黴防虫剤
1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−(4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド5mg及びOPP5mgをアセトン3mlに溶かし、直径8mmのセルロースビーズ30gに含浸させ風乾させた。これに更にエンペントリン1gを含浸させて防黴防虫剤を得た。この防黴防虫剤を、通気性の不織布性の袋(50mm×100mm)に収納し、次いで通気孔を有するフック付きプラスチックケースに収納して洋服ダンス用防黴防虫剤を得た。このものは、着色しておらず、実質的に臭いもないものであった。この防黴防虫剤を洋ダンス(容積500L)のフックに掛けたところ、約6ヶ月間、防虫効果及び防黴効果を有し、6ヶ月後の変色及び変臭もなかった。
上記したとおり本発明の揮散性防黴剤組成物は、防虫成分と併用することにより、十分な防虫効果及び防黴効果を得ることができ、且つ長期間に渡る使用によっても着色等の問題も生じず、さらには臭いも少ないものである。
したがって、本発明の揮散性防黴剤組成物を用いた防黴防虫製剤は、繊維害虫に対する防虫効果や繊維製品の黴の発生を抑制する効果を有し、特に繊維製品に対する防黴防虫製剤として有用である。
本発明の防黴防虫製剤を模式的に示した図面である。 実施例6の防黴防虫カバーを模式的に示した図面である。
符号の説明
1 … … 防黴防虫製剤
2 … … 容器
3 … … 液剤
4 … … 吸い上げ芯
5 … … 揮散紙

Claims (5)

  1. 次の成分(A)及び(B)
    (A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−
    (4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
    (B)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロ
    メチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−
    2−プロピニルブチルカーバメート、オルトフェニルフェノール及び2−フェノキ
    シエタノールから選ばれた1種又は2種以上の化合物
    を含有することを特徴とする揮散性防黴剤組成物。
  2. 次の成分(A)及び(B)
    (A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−
    (4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
    (B)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオロ
    メチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−2
    −プロピニルブチルカーバメート、オルトフェニルフェノール及び2−フェノキシ
    エタノールから選ばれた1種又は2種以上の化合物
    を、担体に担持させたことを特徴とする揮散性防黴製剤。
  3. 次の成分(A)ないし(C)
    (A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−
    (4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
    (B´)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオ ロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード
    −2−プロピニルブチルカーバメート及びオルトフェニルフェノールから選ばれ
    た1種又は2種以上の化合物
    (C)エンペントリン、トランスフルトリン、2−フェノキシエタノール、デカメチ
    ルシロキサン、メチルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンよ
    りなる群から選ばれた1種又は2種以上の防虫成分
    を有効成分として含有する揮散性防黴防虫剤組成物。
  4. 次の成分(A)及び(B´)を、成分(C)に溶解させて得た揮散性防黴防虫剤組成物を担体に担持させて得られた揮散性防黴防虫製剤。
    (A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−
    (4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
    (B´)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオ ロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−
    2−プロピニルブチルカーバメート及びオルトフェニルフェノールから選ばれた 1種又は2種以上の化合物
    (C)エンペントリン、トランスフルトリン、2−フェノキシエタノール、デカメチ
    ルシロキサン、メチルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンより
    なる群から選ばれた1種又は2種以上の防虫成分
  5. 次の成分(A)及び(B´)を成分(C)に溶解させて揮散性防黴防虫剤組成物を得、次いで該揮散性防黴防虫剤組成物を担体に担持させることを特徴とする揮散性防黴防虫製剤の製造方法。
    (A)1,1−ジクロロ−N−(ジメチルアミノ)スルホニル−1−フルオロ−N−
    (4−メチルフェニル)メタンスルフェンアミド
    (B´)N−(フルオロジクロロメチルチオ)−フタルイミド、N−ジクロロフルオ
    ロメチルチオ−N’,N’−ジメチル−N―フェニルスルファミド、3−ヨード−
    2−プロピニルブチルカーバメート及びオルトフェニルフェノールから選ばれた 1種又は2種以上の化合物
    (C)エンペントリン、トランスフルトリン、2−フェノキシエタノール、デカメチ
    ルシロキサン、メチルポリシロキサン及びデカメチルシクロペンタシロキサンより なる群から選ばれる1種又は2種以上の防虫成分
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