JP4828851B2 - 空気圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを備えた空気圧縮機に関する。
一般に、電気機器は、電源から供給される電圧によって作動する作動部を備えており、このような電気機器としては、例えば空気圧縮機が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−254252号公報
この種の従来技術による空気圧縮機は、電源から供給される電圧によって作動するモータと、該モータにより駆動されて空気を圧縮する圧縮部とを備え、圧縮部からタンク内に圧縮空気を吐出するものである。
ここで、圧縮機を用いる作業現場等では、例えば釘打ち機等の空圧機器を圧縮機の空気圧によって作動させるだけでなく、電動鋸、電動ドリル、照明器具等からなる各種の電気機器を使用して作業を行うことが多い。そして、これらの電気機器は、圧縮機と一緒に作業現場の電源に接続されるため、例えば多数の電気機器が同時に使用されるときには、電源電圧が一時的に低下することがある。
このような低電圧状態で圧縮機を作動させていると、例えば圧縮機に搭載された冷却ファンの回転数が減少することによって冷却性能が低下し、圧縮機の構成部品が高温となって劣化する虞れがある。
このため、従来技術では、例えば回転センサ等によってモータの回転を検出し、その回転数が減少したときに、電源電圧が低下したと判断する構成としている。そして、電圧の低下時には、モータを一旦停止し、所定の時間が経過した後にモータを再起動することにより、圧縮機の構成部品を保護するようにしている。
ところで、上述した従来技術では、モータの回転数によって電源電圧の低下を検出し、例えば他の電気機器等が使用されることによって電源電圧が低下したときには、圧縮機の構成部品を保護するためにモータを所定の時間だけ停止させる構成としている。
しかし、この場合には、電源電圧が低下している限り、圧縮機が停止した状態に保持されるか、または所定の時間毎に短時間だけ起動される状態を繰返すことになり、圧縮機のタンク内に十分な量の圧縮空気を補充できないことがある。
このため、従来技術では、例えば消費電力が比較的少ない電気機器等であっても、電気機器が長時間にわたって使用されていると、タンク内の圧縮空気が不足し易くなり、空圧機器等を用いた作業効率が低下するという問題がある。
一方、圧縮機の運転時には、作業現場の商用電源等から供給される電流が圧縮機のモータと他の電気機器とに分散して流れる。このため、例えば複数の電気機器を使用している場合等には、圧縮機を含めた電気機器の一部または全部が電力不足となって十分な性能を発揮できないことがある。
しかも、作業現場全体の消費電力が過大となって電源の電流遮断器(ブレーカ)等が作動した場合には、これを復帰させるまで作業を中断しなければならず、全体的に作業効率が低下してしまう。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、電源の使用状況に応じて自らの運転状態を適切に制御でき、他の電気機器を含めて円滑に作動させることができるようにした空気圧縮機を提供することにある。
上述した課題を解決するために請求項1の発明は、電源から供給される電圧によって作動するモータを備えた空気圧縮機において、前記電源から前記モータに供給される電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の検出電圧が基準電圧に対して低下したときに前記モータの消費電力を抑制する消費電力抑制手段とを設け、前記消費電力抑制手段は、前記電源の電圧値が前記基準電圧に対して低下したときには、前記モータの回転数を小さな値に制限し、さらに前記電源の電圧値が低下したときには、前記モータを停止させ、前記電源の電圧の低下状態に応じて消費電力を抑制し、前記モータを停止した状態で一定の時間が経過したときには、前記モータを強制的に再起動し、圧縮空気を貯留するタンク内の圧力が下限値に達したときには、前記一定の時間が経過する前に前記モータを強制的に再起動させる構成を採用している。
また、請求項2の発明では、前記消費電力抑制手段は、前記電源の基準電圧よりも低い電圧値として設定された複数の判定値を有し、前記電源の電圧が該各判定値のうち大なる判定値よりも低下したときに前記モータの消費電力を抑制し、前記電源の電圧が最も小さな判定値よりも低下したときに前記モータを停止させる構成としている。
請求項1の発明によれば、空気圧縮機に加えて他の電気機器を使用することによって電源電圧が低下したときには、この電圧低下を電圧検出手段によって検出することができる。そして、消費電力抑制手段は、電圧の低下状態に応じてモータの消費電力を段階的に抑制したり、モータを停止させることができる。これにより、他の電気機器に電力を優先的に供給しつつ、モータも可能な限り運転することができる。
これにより、全体の消費電力が比較的多い場合でも、例えばモータを一方的に停止することによって不都合が生じたり、モータを運転し続けることによって他の電気機器等が電力不足となるのを防止でき、また電源が過負荷状態となって電流遮断器等が作動するのも避けることができる。従って、電源の使用状況に応じてモータの運転状態を適切に制御でき、限られた電力によって各種の電気機器をそれぞれ円滑に使用できると共に、全体の作業効率を向上させることができる。
また、空気圧縮機を用いる場合には、電源が遮断されたとしても、圧縮機のタンク等に貯えた圧縮空気によって空圧機器を作動させることができるので、空気圧縮機は、他の電気機器に比べて優先度が低い電気機器と考えることができる。このため、例えば圧縮機と一緒に他の電気機器が使用され、電源電圧が低下したときには、消費電力抑制手段によって圧縮機のモータの消費電力を抑制することができる。そして、この場合には、例えば電源電圧の低下状態に応じてモータの消費電力を段階的に抑えることにより、他の電気機器に電力を優先的に供給しつつ、圧縮機も可能な限り運転することができる。
即ち、例えば消費電力の比較的少ない電気機器等が使用されることにより、電源電圧がある程度低下したときには、モータを省電力状態で運転でき、圧縮運転によって他の電気機器が受ける影響を抑えつつ、タンク等に圧縮空気を貯えることができる。また、例えば多数の電気機器が使用されることにより、電源電圧が大きく低下したときには、圧縮機を停止させて他の電気機器に最大限の電力を供給することができる。この場合、圧縮機に接続した空圧機器等は、タンク等に貯えた空気圧によって円滑に作動させることができるので、圧縮機と他の電気機器の作動タイミングをずらすことができる。
これにより、全体の消費電力が比較的多い場合でも、例えば圧縮機を一方的に停止することによって空圧機器用の空気圧が不足したり、圧縮機を運転し続けることによって他の電気機器等が電力不足となるのを防止でき、また電源が過負荷状態となって電流遮断器等が作動するのも避けることができる。従って、電源の使用状況に応じて圧縮機の運転状態を適切に制御でき、限られた電力によって各種の空圧機器や電気機器をそれぞれ円滑に使用できると共に、全体の作業効率を向上させることができる。
また、電源の電圧値が基準電圧に対して低下したときには、モータの回転数を小さな値に制限することができ、これによってモータの消費電力を低減することができる。そして、電源の電圧値がさらに低下したときには、モータを停止して圧縮機の消費電力を他の機器にまわすことができる。
さらに、例えば電源電圧の低下等によってモータを停止したときには、一定の時間が経過した後にモータを自動的に再起動させることができる。これにより、圧縮機の使用者等は、電源の使用状況等を考慮しながら圧縮機の運転停止や再起動の操作を行う必要がないので、操作性を高めることができる。
また、圧縮機を停止している時間の途中でも、タンク内の圧縮空気が残り少なくなったときには、モータを強制的に再起動して最低限の圧縮空気を確保することができ、他の電気機器だけでなく、圧縮機に接続した空圧機器も安定的に作動させることができる。
また、請求項2の発明によれば、消費電力抑制手段は、電源電圧が大なる判定値よりも低下したときに、比較的軽度の電力不足が生じたと判定することができる。従って、この場合には、モータを省電力状態で運転することにより、これを作動させつつ、他の電気機器の電力不足を解消することができる。また、電源電圧が最も小さな判定値よりも低下したときには、重度の電力不足が生じたと判定できるので、モータを停止して他の電気機器への供給電力を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態による電気機器を、添付図面を参照して詳細に説明する。
ここで、本発明は、電源に接続して使用される任意の電気機器に適用されるものである。そして、本発明の実施の形態では、このような電気機器の一例として、作業現場等で用いられる空気圧縮機と、電動鋸、電動ドリル、照明器具等からなる他の電気機器とを例に挙げて説明する。
まず、図1及び図2は、後述する第1,第2の参考例および第1の実施の形態において、全てに共通する全体構成を示したものである。
図中、1は例えば作業現場等で空気圧縮機として用いられる一の電気機器で、この電気機器1は、後述の空気圧縮機2、電源コード6、電源制御装置11等によって構成されている。
2はタンク一体型の空気圧縮機で、該空気圧縮機2は、その下部側に配置された例えば2個のエアタンク3と、該各エアタンク3の上側に設けられ、後述の電源10から供給される電圧によって作動する作動部としてのモータ4と、該モータ4によって駆動され、外部の空気を吸込んでエアタンク3内に圧縮空気を吐出する圧縮部5とによって大略構成されている。
ここで、モータ4は、例えばインバータ制御式のDCBL(DC Brushless)モータ等によって構成されている。そして、モータ4は、例えばコードリール6A等が設けられた電源コード6を用いて後述の電源10に接続され、電源10から電源制御装置11を経由して通電される。これにより、モータ4は、圧縮部5の駆動軸等を回転駆動し、このときの回転数は電源制御装置11によってインバータ制御される。
そして、空気圧縮機2は、圧縮部5から吐出される圧縮空気をエアタンク3内に貯留し、この圧縮空気は、例えば釘打ち機等の空圧機器7に供給されることによって各種の空圧機器7を作動させるものである。
8,9は作業現場等で空気圧縮機2と共に用いられる他の電気機器で、これらの電気機器8,9は、例えば電動鋸、電動ドリル等の電動工具や、照明器具、暖房器具等によって構成されている。
10は例えば作業現場等に設置された商用電源等からなる交流の電源で、この電源10の電圧(電源電圧)Vは、通常の負荷状態において、例えば100V程度の基準電圧V0に保持されている。そして、電源10には、空気圧縮機2、他の電気機器8,9等が接続される。
ここで、空気圧縮機2は、例えば定格運転時の消費電力が1500W程度であり、作業現場等における消費電力の大部分を占めることが多い。また、他の電気機器8,9は、例えば電動鋸の消費電力が1000W程度、電動ドリルの消費電力が300W程度、照明器具の消費電力が500W程度となっている。そして、圧縮機2と他の電気機器8,9とが同時に使用された場合には、例えば各電気機器の電源コード(延長コード)のインピーダンス等によって電源電圧Vが低下したり、電源10の電流遮断器(ブレーカ)等が作動し易い。
この場合、空気圧縮機2は、電源10が遮断されたとしても、エアタンク3内に貯えた圧縮空気によって空圧機器7を作動させることができるので、他の電気機器8,9に比べて優先度が低い電気機器と考えることができる。そこで、本発明では、電源10の過負荷状態等によって電源電圧Vが低下したときに、後述の電源制御装置11によって圧縮機2の消費電力を抑制する構成としている。
11は例えば空気圧縮機2に搭載された電源制御装置を示し、この電源制御装置11は、図2に示す如く、電源10とモータ4との間に接続され、後述の整流器12、駆動回路14、電流センサ15、電圧検出回路16、制御回路19等によって構成されている。
12は例えば複数個のダイオード等によりブリッジ回路として形成された整流器で、該整流器12は、電源コード6、電源スイッチ13等を介して電源10に接続され、電源10の単相交流電圧を整流するものである。そして、この整流された電圧は、複数のコンデンサからなる平滑回路(図示せず)等によって平滑化され、駆動回路14に直流電圧として出力される。
14はモータ4を駆動する駆動回路で、該駆動回路14は、制御回路19によって開,閉される例えば6個のパワートランジスタ等からなり、整流器12の出力側に平滑回路を介して接続されている。そして、駆動回路14は、整流器12等から直流電圧が入力されるときに、この直流電圧を制御回路19の制御信号に応じてパルス変調し、周波数可変の擬似的な交流電圧をモータ4に出力する。
15は整流器12の入力側に設けられた電流センサで、該電流センサ15は、電源10から整流器12に通電されるときに、その電流をモータ4用の駆動電流Iとして検出し、制御回路19に検出信号を出力する。
16は整流器12の入力側に設けられた電圧検出手段としての電圧検出回路で、該電圧検出回路16は、電源10から整流器12に印加される電源電圧Vを検出し、その電圧値に応じた検出信号を後述の制御回路19に出力する。
17はモータ4の出力軸の回転を検出する回転センサで、該回転センサ17は、例えばホール素子等からなり、モータ4の出力軸と一緒に回転するマグネットの磁束を検出する構成となっている。そして、回転センサ17は、モータ4の回転に同期した検出信号を制御回路19に出力し、制御回路19は、この検出信号を計測することによってモータ4の回転数Nを検出することができる。
18はエアタンク3に付設された圧力センサで、該圧力センサ18は、エアタンク3内に貯留された圧縮空気の圧力Pを検出し、その圧力値に応じた検出信号を制御回路19に出力する。
19は例えばモータ4の運転状態をインバータ制御する消費電力抑制手段としての制御回路で、該制御回路19は、例えばCPU等を備えた演算処理回路として構成され、ROM、RAM等からなる記憶回路とタイマ機能とを有している。また、制御回路19の入力側には、各センサ15,17,18、電圧検出回路16、後述の操作スイッチ20等が接続され、制御回路19の出力側には駆動回路14が接続されている。
そして、制御回路19は、各センサ15,17,18、電圧検出回路16、操作スイッチ20等から入力される信号を用いて、駆動回路14の各トランジスタを開,閉することにより、モータ4に供給する電圧及び電流の周波数を変化させ、モータ4の回転数等をインバータ制御している。
このインバータ制御では、例えばモータ4の駆動電流I、回転数N等を電流センサ15、回転センサ17によって検出しつつ、これらの値を所望の範囲内でフィードバック制御する。これにより、制御回路19は、圧縮機の運転状態を、通常の消費電力(定格の消費電力)で運転する通常運転モードと、消費電力を低く抑えた状態で運転する省電力運転モードとの間で切換えることができる。
また、制御回路19には、電源電圧Vと比較するために、基準電圧V0よりも低い電圧値として設定された大,小2つの判定値Va,Vbが予め記憶されている。これらの判定値のうち、第1の判定値Va(大きな判定値)は、例えば80V程度の電圧に設定され、第2の判定値Vb(最も小さな判定値)は、例えば70V程度の電圧に設定されている。
そして、制御回路19は、後述する第1,第2の参考例および第1の実施の形態に示す如く、電源電圧Vが基準電圧V0に対して低下したときに、当該電源電圧Vの低下状態に応じてモータ4の消費電力を段階的に抑制する。具体的には、電源電圧Vが第1の判定値Vaよりも低下したときに、圧縮機を省電力運転モードに切換え、電源電圧Vが第2の判定値Vbよりも低下したときには、圧縮機を停止させる。
この場合、圧縮機が停止したとしても、暫くの間はエアタンク3内に貯えられた空気圧によって空圧機器7を作動させることができる。このため、電源電圧Vが大きく低下したときには、圧縮機を一旦停止させて他の電気機器8,9に電力を優先的に供給するものである。そして、圧縮運転が停止してから、例えば1分程度の時間Tが経過したときには、圧縮機を再起動する。
また、第1の参考例およびの実施の形態では、圧縮機の運転モードを切換えるときに、モータ4の回転数Nを制限する制限値Nmaxの設定が変更される。即ち、回転数の制限値Nmaxは、通常運転モードにおいて、例えば2500rpm程度の通常制限値N0に保持され、省電力運転モードとなったときには、例えば1600rpm程度の小さな値である省電力制限値Nに切換えられる。これらの制限値N0,Nは制御回路19に予め記憶されている。
また、第2の参考例およびの実施の形態では、圧縮機の運転モードを切換えるときに、モータ4の駆動電流Iを制限する制限値Imaxの設定が変更される。この場合、駆動電流の制限値Imaxは、通常運転モードにおいて、例えば15A程度の通常制限値I0に保持され、省電力運転モードとなったときには、例えば10A程度の小さな値である省電力制限値Iに切換えられる。これらの制限値I0,Iも制御回路19に予め記憶されている。
さらに、制御回路19には、エアタンク3内の圧力Pを適切な範囲に保持するための上限値Pmaxと下限値Pminとが予め記憶されており、例えば上限値Pmaxは3.0MPa程度の圧力に設定されると共に、下限値Pminは2.6MPa程度の圧力に設定されている。
そして、制御回路19は、通常運転モードと省電力運転モードの何れにおいても、エアタンク3内の圧力Pに応じて圧縮機を運転、停止する制御(圧力開閉制御)を行うことにより、この圧力Pを上限値Pmaxと下限値Pminとの間の圧力値に保持する。即ち、圧力開閉制御では、例えば圧力Pが上限値Pmaxに達したときに圧縮機の運転を停止し、圧力Pが下限値Pminまで低下したときに圧縮機を再起動する構成となっている。
また、20は空気圧縮機2の使用者等が操作する操作スイッチで、該操作スイッチ20は、圧縮機の運転、停止等を行うものである。
次に、図3ないし図5を参照しつつ、本発明の第1の参考例による電気機器1について説明する。第1の参考例の特徴は、電源電圧が基準電圧に対して低下したときに、モータの回転数を小さな値に制限し、またはモータを停止させる構成としたもので、この構成は図3、図4に示す制御処理として制御回路19に予め記憶されているものである。
まず、空気圧縮機2を起動すると、電源10から電源制御装置11を介してモータ4に通電が行われ、モータ4が作動することにより、圧縮部5が外部の空気を吸込んでエアタンク3内に圧縮空気を吐出する。これにより、作業現場等では、例えば釘打ち機等の空圧機器7を圧縮機に接続し、エアタンク3から供給される空気圧によって空圧機器7を作動させることができる。
また、制御回路19は、操作スイッチ20等によって圧縮機の停止操作が行われるまで、図3中のステップ1〜12に示す制御処理を繰返すようになり、この制御処理では、まずステップ1において、電圧検出回路16により検出した電源電圧Vを読込む。
そして、ステップ2では、例えば80V程度の電圧に設定された第1の判定値Vaよりも電源電圧Vが低下しているか否かを判定し、「YES」と判定したときには、電源電圧Vが基準電圧V0に対してある程度低下しているので、後述のステップ5に移る。
また、ステップ2で「NO」と判定したときには、電源電圧Vが電気機器8,9等の作動に影響するほど低下していないので、ステップ3で通常運転モードを実施する。この通常運転モードでは、ステップ4でモータ4の回転数の制限値Nmaxを通常制限値N0(例えば、2500rpm程度)に設定した後に、後述のステップ11で圧力開閉制御を行う。
次に、ステップ5では、例えば70V程度の電圧に設定された第2の判定値Vbよりも電源電圧Vが低下しているか否かを判定し、「YES」と判定したときには、電源電圧Vが基準電圧V0に対して大きく低下しているので、後述のステップ8で圧縮機の運転を停止する。
また、ステップ5で「NO」と判定したときには、電源電圧Vが低下しているので、ステップ6で省電力運転モードを実施する。この省電力運転モードでは、ステップ7でモータ4の回転数の制限値Nmaxを省電力制限値N(例えば、1600rpm程度)に設定し、後述のステップ11で圧力開閉制御を行う。
次に、ステップ8では、電源電圧Vが大きく低下しているので、例えば回転数の制限値Nmaxを零に設定することによってモータ4を停止し、ステップ9では、停止時間を計測するためにタイマtをスタートさせる。
そして、ステップ10では、制御回路19に予め記憶された例えば1分程度の時間Tと、タイマtの値とを比較することにより、モータ4を停止してから時間Tが経過したか否かを判定し、「YES」と判定したときには、ステップ11で圧縮機を再起動して圧力開閉制御を行う。この結果、電源電圧Vが基準電圧V0に近い値まで上昇していれば、圧縮機が通常の運転状態に復帰する。また、ステップ10で「NO」と判定したときには、時間Tが経過するまで待機する。
次に、ステップ11では、通常運転モードまたは省電力運転モードで圧力開閉制御を行うことにより、エアタンク3内の圧力Pに応じて圧縮機を運転、停止する。そして、ステップ12では、操作スイッチ20の停止操作等により圧縮機の運転を終了するか否かを判定し、「YES」と判定したとには、ステップ13で終了する。また、ステップ12で「NO」と判定したときには、ステップ1〜12を繰返し実行する。
このように、第1の参考例では、電源電圧Vが第1の判定値Vaよりも低下したときに、モータ4の回転数Nを0〜省電力制限値Nの範囲に制限し、電源電圧Vが第2の判定値Vbよりも低下したときには、モータ4を停止させる構成としている。
次に、図4を参照しつつ、圧力開閉制御について説明すると、この圧力開閉制御では、まずステップ21において、圧力センサ18により検出したエアタンク3内の圧力Pを読込む。
次に、ステップ22では、例えば圧力Pが2.6MPa程度の下限値Pminまで低下しているか否かを判定し、「YES」と判定したときには、エアタンク3内の圧縮空気が残り少ないので、後述のステップ25で圧縮機を運転する。また、ステップ22で「NO」と判定したときに、ステップ23では、例えば圧力Pが3.0MPa程度の上限値Pmaxに達しているか否かを判定する。
そして、ステップ23で「YES」と判定したときには、エアタンク3内の空気圧が十分に高くなっているので、ステップ24で圧縮機の運転を停止した後に、後述のステップ28でリターンする。また、ステップ23で「NO」と判定したときには、ステップ25に移る。
次に、ステップ25では、圧縮機の運転を続行(または再起動)する。この場合、ステップ26では、回転センサ17の検出信号を用いてモータ4の回転数Nを検出し、ステップ27では、モータ4の回転数Nを制限値Nmax以下に制限しつつ、その運転状態を制御し、ステップ28でリターンする。
次に、図5を参照しつつ、上記制御による空気圧縮機2の運転状態と、他の電気機器8,9の使用状態との関係を具体的に説明する。
まず、空気圧縮機2を運転しているときに、他の電気機器8,9が使用されていない状態では、例えば図5中の区間a〜bに示すように、圧縮機が通常運転モードに保持され、通常の圧力開閉制御を行う。この状態では、モータ4の回転数Nを0〜通常制限値N0の範囲で制御することができる。
次に、例えば時点bにおいて、電気機器8が圧縮機と一緒に使用されることにより、電源電圧Vが判定値Va,Vbの間まで低下した場合には、この電圧低下が時点b′で検出されることにより、圧縮機が省電力運転モードに切換えられる。これにより、モータ4の回転数Nは0〜省電力制限値Nの低い範囲に制限されるので、その駆動電流Iも小さな電流値に抑えることができる。この結果、モータ4の駆動電流I(消費電力)が減少し、電源10の負荷が軽減されるので、電気機器8に十分な電力を供給することができる。
次に、例えば時点cのように、2つの電気機器8,9が圧縮機と一緒に使用された場合には、電源電圧Vが大きく低下して判定値Vbよりも小さくなることがある。この場合には、モータ4が所定の時間Tにわたって強制的に停止され、釘打ち機等の空圧機器7は、エアタンク3内に貯留された空気圧によって作動するようになる。
そして、時間Tが経過したときには、例えば時点dに示す如く、圧縮機が再起動する。このとき、電源10の過負荷状態が解消されていなければ、電源電圧Vが低下するので、モータ4が時間Tにわたって再び停止される。また、例えば時点eに示すように、時間Tが経過したときに電気機器8,9の使用が済んでいた場合には、圧縮機を通常運転モードに速やかに復帰させることができる。
かくして、第1の参考例によれば、電源制御装置11に電圧検出回路16を設け、電源電圧Vが低下したときには、制御回路19によってモータ4の消費電力を抑制する構成としたので、例えば電源電圧Vの低下状態に応じてモータ4の回転数Nを制限することにより、その消費電力を段階的に抑えることができ、他の電気機器8,9に電力を優先的に供給しつつ、空気圧縮機2も可能な限り運転することができる。
即ち、例えば消費電力の比較的少ない電気機器等が使用されることにより、電源電圧Vが大なる判定値Vaよりも低下したときには、比較的軽度の電力不足が生じたと判定でき、モータ4を省電力運転モードで運転することができる。この結果、圧縮運転によって他の電気機器8,9が受ける影響を抑えつつ、エアタンク3内に圧縮空気を貯えることができる。
また、例えば多数の電気機器8,9が使用されることにより、電源電圧Vが最も小さな判定値Vbよりも低下したときには、重度の電力不足が生じたと判定でき、圧縮機2を停止させて他の電気機器8,9に最大限の電力を供給することができる。この場合、空圧機器7は、エアタンク3に貯えた空気圧によって円滑に作動させることができるので、エアタンク3に貯えた圧縮空気を利用して圧縮機2と他の電気機器8,9の作動タイミングをずらすことができる。
これにより、全体の消費電力が比較的多い場合でも、例えば圧縮機2を一方的に停止することによってエアタンク3内の空気圧が不足したり、圧縮機2を運転し続けることによって他の電気機器8,9等が電力不足となるのを防止でき、また電源10が過負荷状態となって電流遮断器等が作動するのも避けることができる。従って、電源10の使用状況に応じて圧縮機2の運転状態を適切に制御でき、限られた電力によって各種の空圧機器7や電気機器8,9をそれぞれ円滑に使用できると共に、全体の作業効率を向上させることができる。
また、電源電圧Vの低下等によって圧縮機2を停止したときには、ある程度の時間Tが経過した後に圧縮機2を再起動するようにしたので、例えば使用時間が比較的短いドリル等の電気機器が使用されるときには、その使用時間の間だけ圧縮機2を一時的に停止しておくことができ、電気機器の使用が済んだ頃に圧縮機2を自動的に再起動することができる。これにより、圧縮機の使用者等は、電源10の使用状況等を考慮しながら圧縮機2の運転停止や再起動の操作を行う必要がないので、操作性を高めることができる。
次に、図1、図2、図6ないし図8は本発明による第2の参考例を示し、第2の参考例の特徴は、電源電圧が基準電圧に対して低下したときに、モータの駆動電流を制限し、またはモータを停止させる構成としたことにある。そして、この構成は、図6、図7に示す制御処理として制御回路19に予め記憶されている。なお、第2の参考例では、前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
この図6において、ステップ31〜43では、第1の参考例(図3)で示したステップ1〜13とほぼ同様の処理を行う。即ち、電源電圧Vと判定値Va,Vbとを比較、判定することにより、圧縮機を通常運転モード、省電力運転モード及び停止状態のうち何れか一つの運転状態に切換える。
しかし、ステップ34では、通常運転モードを実施するときに、モータ4の駆動電流Iの制限値Imaxを例えば15A程度の通常制限値I0に設定する。また、ステップ37では、省電力運転モードを実施するときに、制限値Imaxを例えば10A程度の省電力制限値Iに設定する。さらに、ステップ38では、例えば制限値Imaxを零とすることにより、モータ4を停止させている。
このように、第2の参考例では、電源電圧Vが第1の判定値Vaよりも低下したときに、モータ4の消費電流を0〜省電力制限値Iの範囲に制限し、電源電圧Vが第2の判定値Vbよりも低下したときには、モータ4を停止させる構成としている。
また、圧力開閉制御では、図7に示す如く、第1の参考例(図4)のステップ21〜28と同様の処理を行う。即ち、エアタンク3の圧力Pと上限値Pmax,下限値Pminとを比較、判定することにより、圧縮機を圧力Pに応じて運転、停止させる。この場合、ステップ56,57では、モータ4の駆動電流Iを制限値Imax以下に制限しつつ、その運転状態を制御する構成としている。
さらに、圧縮運転時の具体的な作動についても、図8に示す如く、第1の参考例とほぼ同様となり、例えば時点bで電源電圧Vが判定値Vaよりも低下したときには、この電圧低下が時点b′で検出され、圧縮機が省電力運転モードに切換えられる。この場合、省電力運転モードでは、モータ4の駆動電流Iが省電力制限値I以下に制限されると、これに伴ってモータ4の回転数Nが低下し、その消費電力を低減することができる。
かくして、このように構成される第2の参考例でも、前記第1の参考例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の参考例では、電源10の負荷状態に応じてモータ4の駆動電流Iを制限する構成としたので、電源電圧Vが低下したときには、駆動電流Iを小さくすることによってモータ4の消費電力を確実に抑制することができる。この場合、駆動電流Iの電流値に応じてモータ4の消費電力を直接的に把握でき、消費電力の制御を容易に行うことができる。
次に、図1、図2、図9ないし図11は本発明による第の実施の形態を示し、第1の実施の形態の特徴は、圧縮機を停止してから一定の時間が経過するか、またはタンク内の圧力が低下したときに、圧縮機を再起動する構成としたことにある。そして、この構成は、図9、図10に示す制御処理として制御回路19に予め記憶されている。なお、第1の実施の形態では、前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
この図9において、ステップ61〜73では、後述のステップ69を除いて、第1の参考例(図3)のステップ1〜13とほぼ同様の処理を行う。即ち、電源電圧Vと判定値Va,Vbとの大小関係に応じて、圧縮機を通常運転モード、省電力運転モード及び停止状態のうち何れか一つの運転状態に切換える。
しかし、ステップ68で圧縮機を停止させたときには、ステップ69でタイマtを用いた時間計測中であるか否かを判定する。そして、ステップ69で「YES」と判定したときには、既に時間Tの計測を開始しているので、ステップ71で圧力開閉制御を行う。また、ステップ69で「NO」と判定したときには、ステップ70でタイマtによる時間の計測をスタートし、ステップ71に移る構成となっている。
また、圧力開閉制御では、図10に示す如く、まずステップ81で圧力センサ18により検出したエアタンク3内の圧力Pを読込み、ステップ82では、圧力Pが下限値Pminまで低下しているか否かを判定する。
そして、ステップ82で「YES」と判定したときには、後述のステップ86でタイマtを零にクリアし、ステップ87以降で圧縮機の運転を続行(または再起動)する。これにより、第1の実施の形態では、例えば圧縮機を停止してから時間Tが経過していない場合でも、エアタンク3内の圧縮空気が残り少ないときには、圧縮機を強制的に再起動することができる。
一方、ステップ82で「NO」と判定したときには、ステップ83で圧力Pが上限値Pmaxに達しているか否かを判定する。そして、ステップ83で「YES」と判定したときには、ステップ84で圧縮機の運転を停止した後に、後述のステップ90でリターンする。
また、ステップ83で「NO」と判定したときには、ステップ85でタイマtが時間Tに達したか否かを判定する。そして、ステップ85で「YES」と判定したときには、圧縮機の運転を停止してから時間Tが経過したので、後述のステップ86で圧縮機を再起動する。また、ステップ85で「NO」と判定したときには、ステップ84で圧縮機を停止状態に保持する。
次に、ステップ86では、タイマtを零にクリアし、圧縮機の運転停止状態を解除した後に、ステップ87〜89では、第1の参考例とほぼ同様にモータ4の制御を行い、ステップ90でリターンする。
このように、第1の実施の形態では、エアタンク3内の圧力Pが上限値Pmaxに達したとき、または電源電圧Vが第2の判定値Vbよりも低下したときにモータ4を停止する。そして、圧力Pが下限値Pminまで低下したとき、または電源電圧Vが判定値Vbよりも低下してから一定の時間Tが経過したときに、モータ4を再起動する構成としている。
次に、図11を参照しつつ、上記制御による空気圧縮機2の運転状態と、他の電気機器8,9の使用状態との関係を具体的に説明する。
この図において、例えば時点bで電源電圧Vが判定値Vaよりも低下した場合には、第1の参考例とほぼ同様に、この電圧低下が時点b′で検出されることにより、圧縮機が省電力運転モードに切換えられ、省電力運転モードで圧力開閉制御を行う。そして、例えば時点c′のように、エアタンク3内の圧力Pが上限値Pmaxに達したときには、電源電圧Vの値が判定値Vbよりも大きい状態でも、圧力開閉制御によって圧縮機が停止される。
この状態で、エアタンク3内の圧縮空気が使用され、圧力Pが下限値Pminまで低下したときには、時点d′に示す如く、圧縮運転を停止してから時間Tが経過していなくても、圧縮機が強制的に再起動される。また、エアタンク3内の圧力Pが上限値Pmaxと下限値Pminの間にある場合には、時点eに示す如く、電気機器8,9の使用が済んだときに圧縮機が通常運転モードに復帰する。
かくして、このように構成される第1の実施の形態でも、前記第1の参考例とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第1の実施の形態では、エアタンク3内の圧力Pが下限値Pminまで低下したときに、圧縮機を再起動する構成としている。
これにより、圧縮機2を停止してから一定の時間Tが経過していない場合でも、エアタンク3内の圧縮空気が残り少なくなったときには、圧縮機2を強制的に再起動して最低限の圧縮空気を確保することができ、他の電気機器8,9だけでなく、空圧機器7も安定的に作動させることができる。
次に、図1、図2、図12ないし図14は本発明による第の実施の形態を示し、第2の実施の形態の特徴は、前記第の実施の形態において、モータの駆動電流を制限することによって消費電力を抑える構成としたことにある。そして、この構成は、図12、図13に示す制御処理として制御回路19に予め記憶されている。なお、第2の実施の形態では、前記第1の参考例と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
この図12において、ステップ91〜103では、前記第の実施の形態(図9)で示したステップ61〜73とほぼ同様の処理を行う。即ち、電源電圧Vと判定値Va,Vbとの大小関係に応じて、圧縮機を通常運転モード、省電力運転モード及び停止状態のうち何れか一つの運転状態に切換える。
しかし、第2の実施の形態では、前記第2の参考例とほぼ同様に、ステップ94で通常運転モードを実施するときに、モータ4の駆動電流Iの制限値Imaxを例えば15A程度の通常制限値I0に設定する。また、ステップ97では、省電力運転モードを実施するときに、制限値Imaxを例えば10A程度の省電力制限値Iに設定する。さらに、ステップ98では、例えば制限値Imaxを零とすることにより、モータ4を停止させている。
また、圧力開閉制御についても、図13に示す如く、第の実施の形態とほぼ同様の処理が行われるものの、ステップ118,119では、モータ4の駆動電流Iを制限値Imax以下に制限しつつ、運転状態を制御する構成としている。
さらに、圧縮運転時の具体的な作動についても、図14に示す如く、第の実施の形態とほぼ同様となり、例えば時点d′のように、圧縮機の停止中にエアタンク3内の圧力Pが下限値Pminまで低下したときには、時間Tが経過していなくても、圧縮機を再起動することができる。
かくして、このように構成される第2の実施の形態でも、前記第1,第2の参考例およびの実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。
なお、前記各実施の形態では、電源制御装置11を空気圧縮機2に搭載した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限らず、例えば図15に示す変形例のように、空気圧縮機2と電源制御装置11′とを別体の部品として構成してもよい。この場合、電源制御装置11′は、例えばコードリール6Aと一体化され、圧縮機と離して配置される別置き型の装置として構成されている。また、本発明では、このような別置き型の電源制御装置11′を、例えば作業現場や工場の建屋構造物等に取付ける構成としてもよい。
一方、実施の形態では、電源電圧Vと2つの判定値Va,Vbとを比較する構成とした。しかし、本発明はこれに限らず、例えば3つ以上の判定値を用いる構成としてもよい。そして、この場合には、例えば電源電圧が個々の判定値と比較して低下する毎に、圧縮機の消費電力を段階的に抑制し、電源電圧が最も小さな判定値よりも低下したときに、圧縮機を停止させる構成とすればよい。
また、実施の形態では、電圧の判定値Va,Vb、モータ回転数や駆動電流の制限値N0,N,I0,I、圧力の上限値Pmax、下限値Pmin、時間T等として具体的な数値を例示した。しかし、本発明は、実施の形態で例示した数値に限定されるものではなく、個々の数値を自由に設定できるのは勿論である。
本発明の第1,第2の参考例および第1の実施の形態による電気機器の共通部分を示す外観図である。 図1中の圧縮機、電源及び電源制御装置の接続状態を示す回路構成図である。 本発明の第1の参考例による電気機器の制御処理を示す流れ図である。 図3中の圧力開閉制御を示す流れ図である。 電源電圧、モータ回転数の制限値、モータの駆動電流、タンク内の圧力及び他の電気機器の回転数について時間的な変化を示す特性線図である。 本発明の第2の参考例による電気機器の制御処理を示す流れ図である。 図6中の圧力開閉制御を示す流れ図である。 電源電圧、モータ駆動電流の制限値、モータの回転数、タンク内の圧力及び他の電気機器の回転数について時間的な変化を示す特性線図である。 本発明の第の実施の形態による電気機器の制御処理を示す流れ図である。 図9中の圧力開閉制御を示す流れ図である。 電源電圧、モータ回転数の制限値、モータの駆動電流、タンク内の圧力及び他の電気機器の回転数について時間的な変化を示す特性線図である。 本発明の第の実施の形態による電気機器の制御処理を示す流れ図である。 図12中の圧力開閉制御を示す流れ図である。 電源電圧、モータ駆動電流の制限値、モータの回転数、タンク内の圧力及び他の電気機器の回転数について時間的な変化を示す特性線図である。 本発明の変形例による電気機器を示す外観図である。
1 電気機器
2 空気圧縮機
3 エアタンク(タンク)
4 モータ(作動部)
5 圧縮部
7 空圧機器
8,9 他の電気機器
10 電源
11,11′ 電源制御装置
12 整流器
14 駆動回路
16 電圧検出回路(電圧検出手段)
19 制御回路(消費電力抑制手段)
V 電源電圧
V0 基準電圧
N 回転数
I 駆動電流
P 圧力
Va,Vb 判定値
T 時間
N0,I0 通常制限値
,I 省電力制限値
Pmax 上限値
Pmin 下限値

Claims (2)

  1. 電源から供給される電圧によって作動するモータを備えた空気圧縮機において、
    前記電源から前記モータに供給される電圧を検出する電圧検出手段と、該電圧検出手段の検出電圧が基準電圧に対して低下したときに前記モータの消費電力を抑制する消費電力抑制手段とを設け、
    前記消費電力抑制手段は、前記電源の電圧値が前記基準電圧に対して低下したときには、前記モータの回転数を小さな値に制限し、さらに前記電源の電圧値が低下したときには、前記モータを停止させ、前記電源の電圧の低下状態に応じて消費電力を抑制し
    記モータを停止した状態で一定の時間が経過したときには、前記モータを強制的に再起動し、
    圧縮空気を貯留するタンク内の圧力が下限値に達したときには、前記一定の時間が経過する前に前記モータを強制的に再起動させる構成としたことを特徴とする空気圧縮機。
  2. 前記消費電力抑制手段は、前記電源の基準電圧よりも低い電圧値として設定された複数の判定値を有し、前記電源の電圧が該各判定値のうち大なる判定値よりも低下したときに前記モータの消費電力を抑制し、前記電源の電圧が最も小さな判定値よりも低下したときに前記モータを停止させる構成としてなる請求項1に記載の空気圧縮機。
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