JP4827199B2 - シリコンインゴットの結晶方位検出方法 - Google Patents

シリコンインゴットの結晶方位検出方法 Download PDF

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Description

本発明は、シリコンインゴットの結晶方位検出方法に関し、特に、検出精度の向上と検出工程の自動化に有効なシリコンインゴットの結晶方位検出方法に関する。
半導体ウェハの製造分野では、結晶軸にオフセットを持たせた半導体ウェハ(以下、「オフセットウェハ」という)がデバイス工程から要求される場合がある。従来、このようなオフセットウェハの製造は、次のような方法によって行われていた。
第1の方法は、結晶軸、例えば、[100]軸を中心軸として引き上げたシリコンインゴットを斜めに切断してオフセットウェハを得る方法である。第2の方法は、初めから結晶軸を傾けてシリコンインゴットを成長させる方法である。ここで、上記第1の方法では、シリコンインゴットの両端が無駄になるため、一般的には、第2の方法が用いられる。この第2の方法を用いることにより、結晶軸が中心軸に対してオフセットを有するシリコンインゴットが得られる。そして、このシリコンインゴットを垂直に切断して、該シリコンインゴットから複数のオフセットウェハを取得する。
上記オフセットウェハを用いて、集積回路等のデバイスを製造する際には、結晶軸の傾き方向、即ち、オフセット方向が重要になる。従って、オフセットウェハを供給する場合には、該オフセットウェハの周縁にノッチやオリエンテーションフラットを形成し、デバイス工程でオフセット方向が特定できる状態にしておく。
上記ノッチやオリエンテーションフラットは、一般に、結晶軸を取り巻く複数の結晶面のうち、オフセット方向に位置する結晶面に対して形成される。従って、ノッチやオリエンテーションフラットを形成する際には、オフセット方向に位置する結晶面を検出する必要がある。従来、このような結晶面の検出は、シリコンインゴットを引き上げる際に発生するミラー面に基づいて行われていた。
しかし、ミラー面は、シリコンインゴットの上部に発生する物理形状であるため、シリコンインゴットの上部を切り落とした後では、結晶面を特定することができない。シリコンインゴットのスライス工程は、一般に、シリコンインゴットの両端を切り落としてから行われるため、シリコンインゴットの上部を切り落とす前にノッチやオリエンテーションフラットを形成しておく必要があった。
また、ミラー面の位置は、目視によって判断する必要があるため、マーキングの自動化が困難であり、加えて、目視による判断では、高精度の検出は期待できない。
そこで、本発明は、検出精度の向上と検出工程の自動化に有効なシリコンインゴットの結晶方位検出方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、結晶軸(10)が中心軸(12)に対してオフセットを有するシリコンインゴット(14)の結晶方位を検出する方法であって、前記結晶軸を取り囲む複数の結晶面のうちの一のファミリー面を選定する工程と、前記結晶軸と中心軸とが一致すると仮定した場合に、前記選定したファミリー面に対してブラッグの条件が成立する位置にX線入射手段(16)およびX線受光手段(18)を配置する工程と、前記結晶軸の一端側に視点を固定し、該視点から前記シリコンインゴットを見た場合に、前記選定したファミリー面のうち、前記結晶軸側に位置する結晶面または前記中心軸側に位置する結晶面のいずれか一方を選定する工程と、前記選定した側の結晶面が選定しなかった側の結晶面よりもブラッグの条件がより多く成立する割合に前記X線受光手段の受光領域(28)を設定する工程と、前記中心軸を回転中心として前記シリコンインゴットを360°回転させながら、前記X線入射手段を用いて前記ブラッグの条件を満たすX線を該シリコンインゴットに入射し、その結果、前記X線受光手段が受光したX線回折光の強度を第1のしきい値(40−1)と比較して、前記結晶軸を照合する工程と、前記結晶軸の照合が終了したシリコンインゴットをさらに360°回転させながら、前記ブラッグの条件を満たすX線を該シリコンインゴットに入射し、その結果、前記X線受光手段が受光したX線回折光の強度を第2のしきい値(40−2)と比較して、該シリコンインゴットのオフセット方向を照合する工程と、前記オフセット方向の照合が終了したシリコンインゴットをさらに回転させながら、前記ブラッグの条件を満たすX線を該シリコンインゴットに入射し、その結果、前記X線受光手段が受光したX線回折光の強度を前記オフセット方向に特有のX線回折光のピークパターンと比較して、該シリコンインゴットの結晶方位を特定する工程とを具備する。
(発明の概要)
本発明の特徴は、結晶軸が中心軸に対してオフセットを有するシリコンインゴットを回転させると、該シリコンインゴットの側面に現れる結晶面の傾きが変化することを利用して、任意の結晶面を光学的に検出することにある。上記のように傾きが変化する結晶面にX線を入射すると、該X線は、結晶面の傾き方向に依存して反射する。このX線の反射方向に着目すれば、結晶面を特定することができる。
(発明プロセス)
まず、本発明者は、ミラー面等の物理形状を目視により確認する方法ではなく、光学的に結晶面を検出する方法を検討した。光学的手法による結晶面の検出は、X線解析の分野で盛んに行われており、結晶面高精度な検出を実現する方法として広く知られている。このような光学的手法がオフセットを有する結晶面に対しても適用できれば、検出工程の精度向上と自動化が期待できる。そこで、本発明者は、光学的手法の適用可能性を見出すべく、公知のX線解析法の原理の見直しを行った。以下、公知のX線解析法について説明する。
図1は、シリコン結晶体の代表的な結晶面の立体配置を示す模式的な斜視図である。同図に示すように、シリコン結晶体は、26の結晶方位を有し、各方位はその立体配置を示す3桁の数値で表される。そして、各方位に属する結晶面は、3桁の数値を小かっこでくくって表現され、各結晶面を貫く結晶軸は、3桁の数値を大かっこでくくって表現される。この3桁の数値のうち、1の上に記された記号“−”は、軸の反転を意味し、以下この反転記号のついた数値を「バー1」と称する。
各結晶面は、同種の結晶方位ごとにグループ化される。シリコン結晶体の場合は、(001)、(010)、(011)、(100)、(101)、(110)、(111)の7つのグループが存在する。以下、このように分類されたグループを「ファミリー面」という。シリコンウェハの面方位は、(100)面が一般的であるため、[100]軸を取り囲む結晶面がノッチやオリエンテーションフラットの形成対象となる。そこで、以下の説明では、[100]軸を取り囲む結晶面の検出を念頭において説明する。
図2は、シリコン結晶体の[100]軸を取り囲む結晶面を示す模式正面図である。同図に示すように、[100]軸は、(001)ファミリーと、(010)ファミリーと、(011)ファミリーの3つのファミリー面に取り囲まれる。ここで、(001)ファミリーは(001)面と(00バー1)面の2つの結晶面で構成され、(010)ファミリーは(010)面と(0バー10)面の2つの結晶面で構成され、(011)ファミリーは(011)面と(0バー11)面と(0バー1バー1)面と(01バー1)面の4つの結晶面で構成される。公知のX線解析法では、フラッグの条件を利用して、これら3つのファミリー面を区別する。ここでは、ブラッグの条件を用いて(011)ファミリーを選別する方法を説明する。
図3は、フラッグ条件を利用した(011)ファミリーの選定概念を示す模式斜視図である。同図に示すように、(011)面に対してブラッグの条件が成立するX線入射ビーム20を[100]軸の側面からブラッグ角θで入射すると、該X線入射ビーム20が(011)ファミリー面で反射したX線反射ビーム22が得られる。上記ブラッグの条件は、
2dsinθ=nλ …(1)
ここで:d=格子面間隔;θ=ブラッグ角;n=反射次数;λ=X線の波長;
上式で定義される。上式中の格子面間隔dを(011)面の格子面間隔に設定すると、図2に示した3つのファミリー面から(011)ファミリーが選別される。その結果、複数の結晶面からなるシリコン結晶体を図3に示した簡単なモデルで扱うことができる。
ここで、同図に示すように、シリコン結晶体を[100]軸を中心に回転させながら、該結晶体の側面からX線を入射すると、90°ごとにブラッグの条件が成立し、該シリコン結晶体を1回転させる間に4本のピークを検出することができる。このときに得られる4本のピークは、ブラッグの条件が成立した瞬間に生じる急峻な形状であるため、(011)ファミリーの高精度な検出が実現できる。
しかし、上記X線解析で得られた4本のピークは、ほとんど同じ形状および強さで得られるため、このままでは、(011)ファミリーを構成する4つの結晶面を特定することはできない。そこで、本発明者は、オフセットの概念を幾何学的視点から捉えて、該オフセットの積極的な利用について検討した。その検討結果を以下に示す。
図4は、回転軸のHオフセットの概念を示す模式斜視図である。同図に示すように、オフセットの形態としては、まず、回転軸を(011)ファミリー面に対して斜めに傾けた状態が考えられる。以下、このオフセットの形態を「Hオフセット」と称する。次に、この傾けた回転軸と直交する方向にX線を入射した場合に、該X線が反射する方向について考えてみると次のようになる。
図5は、図4のV視図であり、Hオフセットの場合にX線回折光が反射する方向を示す模式側面図である。同図に示した面のうち、陰影が付された部分は紙面手前側に向いていることを示す。また、X線入射ビーム20の先端に付された「×」印は、該X線が紙面手前から奥に向かって進行することを示す。また、X線反射ビーム22の先端に付された「・」印は、該X線が紙面奥から手前に向かって進行することを示す。
同図に示すように、(011)面が紙面手前側に向いた状態を0°とすると、該0°では、(011)面が紙面右方向に傾く。その結果、X線反射ビーム22は、紙面右側に向かって進行する。そしてこの状態から結晶体を(100)面に向かって時計回りに90°回転させると、(0バー11)面が紙面左方向に傾く。その結果、X線反射ビーム22は、紙面左側に向かって進行する。そしてさらに結晶体を90°回転させると、(0バー1バー1)面は、紙面左方向に傾く。その結果、X線反射ビーム22は、紙面左側に向かって進行する。そしてさらに結晶体を90°回転させると、(01バー1)面が面右方向に傾く。その結果、X線反射ビーム22は、紙面右側に向かって進行する。このように、Hオフセットでは、X線の反射方向を2種類に分類することができる。この分類基準を合理的に定義づけると次のようになる。
図5に示すように、X線反射ビーム22が紙面右側に進行するのは、(011)面と、(01バー1)面である。一方、X線反射ビーム22が紙面左側に進行するのは、(0バー11)面と、(0バー1バー1)面である。ここで、図4を参照すると、X線反射ビーム22が紙面右側に進行する(011)面と(01バー1)面は、回転軸よりも結晶軸に近く、X線反射ビーム22が紙面左側に進行する(0バー11)面と(0バー1バー1)面は、結晶軸よりも回転軸に近いことがわかる。従って、X線が反射する方向は、結晶面が結晶軸側に位置するか、または、回転軸側に位置するかによって定義できる。
図6は、回転軸のJオフセットの概念を示す模式斜視図である。同図に示すように、オフセットの別の形態として、回転軸を(011)ファミリー面に対して垂直に傾けた状態が考えられる。以下、このオフセットの形態を「Jオフセット」と称する。次に、この傾けた回転軸と直交する方向にX線を入射した場合に、該X線が反射する方向について考えてみると次のようになる。
図7は、図6のVII視図であり、Jオフセットの場合にX線回折光が反射する方向を示す模式側面図である。同図に示すように、(011)面が紙面手前側に向いた状態を0°とすると、該0°では、(011)面が紙面右方向に傾く。その結果、X線反射ビーム22は、紙面右側に向かって進行する。そしてこの状態から結晶体を(100)面に向かって時計回りに90°回転させると、(0バー11)面が紙面手前方向に現れる。その結果、X線反射ビーム22は、紙面手前に向かって進行する。さらにこの状態から結晶体を90°回転させると、(0バー1バー1)面が紙面左方向に傾く。その結果、X線反射ビーム22は、紙面左側に向かって進行する。そしてさらに結晶体を90°回転させると、(01バー1)面が紙面手前に現れる。その結果、X線反射ビーム22は、紙面手前に向かって進行する。このように、Jオフセットでは、X線の反射方向を3種類に分類することができる。この分類基準を合理的に定義づけると次のようになる。
図7に示すように、X線反射ビーム22が紙面右側に進行するのは、(011)面である。そして、X線反射ビーム22が紙面手前に進行するのは、(0バー11)面と(01バー1)面である。また、X線反射ビーム22が紙面左側に進行するのは、(0バー1バー1)面である。ここで、図6を参照すると、X線反射ビーム22が紙面右側に進行する(011)面は、回転軸よりも結晶軸に近く、X線反射ビーム22が紙面左側に進行する(0バー1バー1)面は、結晶軸よりも回転軸に近いことがわかる。そして、X線反射ビーム22が紙面手前に進行する(0バー11)面と(01バー1)面については、結晶軸と回転軸両方から同じ距離だけ離れていることがわかる。従って、X線が反射する方向は、Hオフセットの場合と同様に、結晶軸と回転軸に対する距離で定義できる。
上述したようなX線があるパターンで反射する現象は、X線を回転軸と平行に入射した場合でも、回転軸に対して斜めから入射した場合でも見出すことができる。また、上記説明では(011)ファミリー面を例として取り上げたが、反射方向に特定のパターンが生じることは、(001)ファミリー面および(010)ファミリー面に対しても成立する。本発明者は、このような現象に基づいて創作行為を繰り返し、結晶面の特定に有効な構成を見出した。以下、この特徴ある新規な構成を詳細に説明する。
(第1の形態)
図8は、本発明の第1の形態に係る結晶面の検出方法を示す模式斜視図である。以下、同図に基づいて、本発明の第1の形態の構成を説明する。
シリコンインゴット14は、結晶軸10が中心軸12に対してオフセットを有する。このようなインゴットは、シードの切り出し方向にオフセットを設けることによって製造できる。同図に示す例では、[100]軸がシリコンインゴット14の中心軸12に対してHオフセットを持つ。従って、オフセットウェハの周縁部に現れて、マーキングの対象となるのは、該[100]軸を取り囲む(011)ファミリー面であり、結晶面を検出するにあたっては、まず、この(011)ファミリー面を検出対象として選定する。
図1を参照すればあきらかであるが、結晶軸10の対象となるのは、[100]軸だけでなく、[001]軸や[010]軸であってもよい。これらの場合には、当該軸を取り巻く結晶面がオフセットウェハの周縁部に現れるので、この中からマーキングすべき一のファミリー面選定する。
次に、前記選定したファミリー面のうち、検出すべき一の結晶面を選定する。即ち、結晶軸10の一端側(例えば、シリコンインゴットのボトム側)に視点を固定し、該視点からシリコンインゴット14を見た場合に、結晶軸10側に位置する結晶面または中心軸12側に位置する結晶面のいずれか一方を選定する。これは、前述したように、X線の反射方向が結晶軸と中心軸に対する位置関係によって分類できるからである。例えば、シリコンインゴット14の中心軸12が図4に示すように、(0バー1バー1)面と(0バー11)面に近接している場合には、これらの面が中心軸側に位置する面となり、他の2つの面が結晶軸側に位置する面となる。
次に、前記選定した側の結晶面が選定しなかった側の結晶面よりもブラッグの条件がより多く成立する位置にX線入射手段16およびX線受光手段18を配置する。例えば、結晶軸側に位置する(011)面と(01バー1)面を選定した場合であって、図8に示すように、X線入射手段16をX線が中心軸12に対して直交方向に入射する位置に配置したときは、X線受光手段18を第1の反射光路26−1上に配置する。その結果、同図中に点線で示した第3の反射光路26−3をとる(0バー1バー1)面と(0バー11)面については、ブラッグの条件が成立せず、結晶軸側に位置する面に対してブラッグの条件が成立する。ここで、第3の反射光路26−3は、(0バー11)面と(0バー1バー1)面によって反射する光路である。尚、X線入射手段16は、(011)面のブラッグ条件を満たすX線を出力する。
ここで、X線入射手段16とX線受光手段18の配置を「ブラッグの条件がより多く成立する位置」としたのは、オフセットが小さい場合を考慮したからである。即ち、オフセットが大きい場合には、X線反射ビーム22が左右に大きく振れるが、オフセットが小さいとX線反射ビーム22の振れが小さくなる。このため、第1の反射光路26−1上を進行するX線を選択的に受光することが困難になるからである。このような場合には、第1の反射光路26−1上を進行するX線を第3の反射光路26−3上を進行するX線よりも多く受光できる位置にX線受光手段18を配置する。即ち、「ブラッグの条件がより多く成立する位置」である。
尚、同図中に点線で示した第2の反射光路26−2は、Jオフセットの場合に(0バー11)面と(01バー1)面によって反射する光路である。ここでは、Hオフセットのケースを例に取り上げて説明しているため、X線が第2の反射光路26−2上を進行することはないが、Jオフセットへの適用を容易にするために記載した。
次に、シリコンインゴット14の中心軸12を回転中心として該シリコンインゴット14を回転させながら、X線入射手段16を用いてX線入射ビーム20を該シリコンインゴット14に入射し、その結果得られたX線反射ビーム22をX線受光手段18で受光する。これにより、第1の反射光路26−1を進行するX線が選択的に受光され、受光強度のパターン化が実現できる。
図9は、Hオフセットの場合のX線の受光パターンを示す概念図である。同図に示すように、横軸をシリコンインゴット14の回転量、縦軸をX線受光手段18が受光したX線回折光の強度としてグラフを作成すると、受光強度がパターン化することがわかる。Hオフセットの場合は、同図に示すように、90°の間隔で2本のピークが続き、その後、270°の間はピークのない状態が続く。ここで、ピークが発生する位置は、第1の反射光路26−1上を進行するX線であることを考慮すると、この2本のピークは、(01バー1)面および(011)面であることがわかる。そしてさらに、この受光パターンが[100]軸に向かってシリコンインゴット14を時計まわりに回転して得られたことを考慮すると、1本目のピークは、(01バー1)面であり、2本目のピークは、(011)面であることがわかる。同様に、ピークのない部分においても、結晶面が90°ごとに現れることを考慮すれば、同図中の点線で示す部分が(0バー11)面と(0バー1バー1)面であることがわかる。
上記手順により、(011)ファミリー面の位置が特定できたので、後は、現時点までの回転量からシリコンインゴット14の回転開始位置から第1本目までの回転量、即ち、同図中「初期量」と示した回転量を引いて、各結晶面の位置を割り出せば、(011)ファミリーを構成するすべての面を特定することができる。
図10は、Jオフセットの場合のX線の受光パターンを示す概念図である。Jオフセットの場合には、同図に示すような受光パターンが得られる。このパターンを上述した手順と同様の手順で処理すれば、Hオフセットの場合と同じく、各結晶面を特定することができる。
以上説明した本発明の第1の形態によれば、同じファミリー面であってもX線の反射方向にバリエーションがでるため、シリコンインゴット中の結晶面の位置をX線の受光パターンとして捉えることができる。その結果、任意の結晶面の検出が可能になる。
(第2の形態)
図11は、本発明の第2の形態に係る結晶面の検出方法を示す模式側面図である。以下、同図に基づいて、本発明の第2の形態の構成を説明する。尚、前述した第1の形態に準ずる構成要素については、同一符号を付して説明を省略し、以下の説明では、第1の形態と異なる部分を主に説明する。
まず、この第2の形態では、図8に示したX線入射手段16およびX線受光手段18をシリコンインゴット14の結晶軸10と中心軸12とが一致すると仮定した場合に、選定したファミリー面に対してブラッグの条件が成立する位置に配置する。例えば、図11に示すように、X線の入射光路24をシリコンインゴット14の中心軸12に対して垂直に設定した場合には、結晶軸10と中心軸12とが一致すると仮定した場合の反射光路は、第2の反射光路26−2となる。従って、X線受光手段18は、この第2の反射光路26−2上を進行するX線を受光できる位置に配置する。このように配置する意図は、オフセットを持たないインゴットの結晶面を検出する装置に対しても本発明を適用可能にするためである。
次に、第1の形態と同様に、結晶軸10の一端側に視点を固定し、該視点からシリコンインゴット14を見た場合に、結晶軸側に位置する結晶面または中心軸側に位置する結晶面のいずれか一方を選定する。即ち、図11に示した第1の反射光路26−1上にX線を反射する結晶面か、第3の反射光路26−3上にX線を反射する結晶面かを選択する。
そして、X線受光手段18の受光領域28をずらして、前記選定した側の結晶面と選定しなかった側の結晶面とを差別化する。即ち、第1の反射光路26−1上を進行するX線を第3の反射光路26−3上を進行するX線よりも多く受光させて、ブラッグの条件が成立する割合を調節する。ここで、第2の反射光路26−2が受光領域28に含まれるか否かは問題でなく、いずれの場合であっても結晶面の特定は可能である。受光領域28をずらすという概念には、X線受光手段18の向きを変える方法およびX線受光手段18のX線受光ウィンドウの一部をマスクで覆って受光部分を制限する方法の双方が含まれる。
その後、前述した第1の形態と同様に、中心軸12を回転中心としてシリコンインゴット14を回転させながら、X線照射を行う。もっとも、このとき回転させるシリコンインゴット14はオフセットを持ったものである。その結果、Hオフセットの場合は、図9と同じ受光パターンが得られる。
図12は、本発明の第2の形態によるJオフセットのX線受光パターンを示す概念図である。Jオフセットの場合には、反射光が図11に示した第2の反射光路26−2上を進行するため、X線を第3の反射光路26−3上に反射する(0バー1バー1)面にピークがないパターンとなる。各結晶面の特定は、前述した第1の形態と同様に行う。
以上説明した本発明の第2の形態によれば、X線受光手段の配置がオフセットを持たないものと仮定して決定されるため、オフセットを持たないインゴットの結晶面を検出する装置に対しても本発明を適用することができる。即ち、X線受光手段の配置を変更しなくてもその受光領域をずらせば、本発明の原理が適用できる。
(要約)
X線の受光領域28にマスク38を被せて、第1の反射光路26−1を第3の反射光路26−3よりも多く受光させる。そして、オフセットを有するシリコンインゴット14をその中心軸12を回転中心として回転させながら、X線照射を行い、その結果得られた受光パターンに基づいて、任意の結晶面を特定する(図14参照)。
(好適な実施例)
前述したように、シリコンウェハを用いて集積回路等を製造するデバイス工程では、該ウェハのオフセット方向を確認する必要がある。従って、オフセットウェハの周縁にノッチやオリエンテーションフラット等のマーキングを施し、オフセット方向の目視確認を可能にすることは、産業上非常に有用である。本発明によれば、光学的手法によって任意の結晶面が検出できるため、高精度なマーキングが可能になる。そこで、以下、シリコンインゴットにマーキングを施す方法を説明し、これを本発明の好適な実施例とする。
図13は、本発明を利用した(011)面のマーキング方法を示す斜視図である。以下、同図に基づいて、本発明の好適な実施例に係るマーキング方法を説明する。尚、前述した本発明の各形態に準ずる構成要素については、同一符号を付して説明を省略する。
同図に示すシリコンインゴット14は、[バー100]軸を該インゴットのトップ方向に、[100]をボトム方向に設定し、これらの結晶軸10を中心軸12に対して4°傾けて成長させたものである。この4°傾ける方向、即ち、オフセットの方向は、[001]であり、その結果、(011)ファミリー面のうち、(0バー11)面と(011)面が結晶軸側に位置したHオフセット型の結晶体となる。従って、このシリコンインゴット14を中心軸12に対して垂直にスライスすれば、結晶面方位が(100)、傾角度が[001]方向に4°のオフセットウェハが得られる。このようにして得られたオフセットウェハのオフセット方向を明らかにするため、本実施例では、[011]方向にマーキングを施す。
[011]方向にマーキングを施すためには、シリコンインゴット14の(011)面を検出する必要がある。そこで、まず、シリコンインゴット14を中心軸12に沿って縦に2分したときの断面を仮定し、このインゴット中心断面30に直交する法線32と、X線入射ビーム20と、X線反射ビーム22とが同一平面となる位置にX線入射手段16およびX線受光手段18を配置する。このとき、このX線入射手段16およびX線受光手段18は、(011)ファミリー面に対するブラッグの条件満たす位置、即ち、インゴット中心断面30に対してブラッグ角θだけ傾けた位置に配置する。この配置は、前述した「結晶軸10と中心軸12とが一致すると仮定した場合に、選定したファミリー面に対してブラッグの条件が成立する位置」に相当する。
そして、シリコンインゴット14の中心軸12を真空チャッキングして、該中心軸12に回転装置34を設置する。回転装置34は、1°/1,000 の精度でシリコンインゴット14を回転させることができる。この回転装置34には、該回転装置34を数値制御するコントローラ36が接続され、このコントローラ36は、回転装置34の回転精度を制御するとともに、シリコンインゴット14の回転量と、X線受光手段18が受光したX線の回折強度とを対応させて記憶する。
図14は、図13に示したX線受光手段18の受光領域を設定する工程を示す概念図である。同図に示すように、X線受光手段18の受光領域28は、第1の反射光路26−1と第3の反射光路26−3の両方を含む。これは、結晶軸のオフセット角が4°と小さいため、反射光路の振れも小さくなるからである。従って、X線受光手段18の受光領域28をそのまま用いたのでは、第1の反射光路26−1と第3の反射光路26−3を区別することができなくなる。そこで、この受光領域を設定する工程では、第3の反射光路26−3の一部にマスク38を被せて、結晶軸10側に位置する面と、中心軸12側に位置する面とを差別化する。具体的には、同図左下に示したグラフのように、結晶軸10側に位置する(0バー11)面と(011)面のX線回折強度が中心軸12側に位置する(01バー1)面と(0バー1バー1)面のX線回折強度よりも大きくなる位置にマスク38を設置する。このX線回折強度のピーク差は、2倍程度あることが好ましい。このピーク差の割合は、シリコンインゴット14を[バー100]軸に向かって時計方向に回転させながら、実際にX線照射を行って決定する。
図15は、(011)面の検出とマーキングの工程を示す概念図である。同図に示すように、まず、シリコンインゴット14を比較的粗い精度で360°回転させ、その結果得られた1回転目の受光パターンを回折強度30%前後に設定した第1のしきい値40−1と比較する。そして、この第1のしきい値40−1を超えるピークが4本あった場合には、当該回転させたシリコンインゴット14の結晶軸10が[バー100]であると判断し、2回目の回転を行う。一方、第1のしきい値40−1を超えるピークが4本でなかった場合には、このシリコンインゴット14に対するマーキングを中止する。
2回目の回転も1回目の回転と同様に比較的粗い精度で行い、該回転の結果得られた受光パターンを回折強度70%前後に設定した第2のしきい値40−2と比較する。そして、この第2のしきい値40−2を超えるピークが2本あった場合には、当該回転させたシリコンインゴット14がHオフセット型であると判断し、3回目の回転を行う。一方、第2のしきい値40−2を超えるピークが2本でなかった場合には、このシリコンインゴット14に対するマーキングを中止する。
3回目の回転は、(011)面の位置に相当する2本目のピークをねらって高精度で行う。そして、この2本目のピークが得られたら、該ピークの中心に相当する回転量を求める。ピークの中心値Cは、
C=(A+B)/2 …(2)
ここで:C=中心の回転量;A=2本目のピークと第2のしきい値40−2との最初の交点;B=2本目のピークと第2のしきい値40−2との次の交点;上式を用いて求める。そして、回転装置34を操作して、上記求めた2本目のピークの検出位置にシリコンインゴット14を戻し、この位置にマーキングを施す。
上述した実施例において、シリコンインゴット14をチャッキングしてからマーキングするまでの工程は、自動的に行われる。この実施例を現在実施中であるが今のところ検出ミスによる不具合は発生していない。
尚、上記実施例では、第1のしきい値40−1を回折強度70%、第2のしきい値を回折強度30%としたが、これらのしきい値は、マスク38を被せる割合に応じて決定する。即ち、第1のしきい値40−1は、(011)ファミリー面のすべてのピークを捉える値に設定し、第2のしきい値40−2は、結晶軸10側に位置する面と中心軸12側に位置する面とを区別できる値に設定すればよい。
(発明の効果)
以上説明したように、本発明によれば、検出精度の向上と検出工程の自動化に有効なシリコンインゴットの結晶方位検出方法を提供することができる。
また、本発明の第1の形態によれば、同じファミリー面であってもX線の反射方向にバリエーションがでるため、シリコンインゴット中の結晶面の位置をX線の受光パターンとして捉えることができる。その結果、任意の結晶面の検出が可能になる。
また、本発明の第2の形態によれば、X線受光手段の配置がオフセットを持たないものと仮定して決定されるため、オフセットを持たないインゴットの結晶面を検出する装置に対しても本発明を適用することができる。即ち、X線受光手段の配置を変更しなくてもその受光領域をずらせば、本発明の原理が適用できる。
シリコン結晶体の代表的な結晶面の立体配置を示す模式的な斜視図である。 シリコン結晶体の[100]軸を取り囲む結晶面を示す模式正面図である。 フラッグ条件を利用した(011)ファミリーの選定概念を示す模式斜視図である。 回転軸のHオフセットの概念を示す模式斜視図である。 図4のV視図であり、Hオフセットの場合にX線回折光が反射する方向を示す模式側面図である。 回転軸のJオフセットの概念を示す模式斜視図である。 図6のVII視図であり、Jオフセットの場合にX線回折光が反射する方向を示す模式側面図である。 本発明の第1の形態に係る結晶面の検出方法を示す模式斜視図である。 Hオフセットの場合のX線の受光パターンを示す概念図である。 Jオフセットの場合のX線の受光パターンを示す概念図である。 本発明の第2の形態に係る結晶面の検出方法を示す模式側面図である。 本発明の第2の形態によるJオフセットのX線受光パターンを示す概念図である。 本発明を利用した(011)面のマーキング方法を示す斜視図である。 図13に示したX線受光手段18の受光領域を設定する工程を示す概念図である。 (011)面の検出とマーキングの工程を示す概念図である。
符号の説明
10…結晶軸、12…中心軸、14…シリコンインゴット、16…X線入射手段、18…X線受光手段、20…X線入射ビーム、22…X線反射ビーム、24…入射光路、26−1…第1の反射光路、26−2…第2の反射光路、26−3…第3の反射光路、28…受光領域、30…インゴット中心断面、32…法線、34…回転装置、36…コントローラ、38…マスク、40−1…第1のしきい値、40−2…第2のしきい値。

Claims (1)

  1. 結晶軸(10)が中心軸(12)に対してオフセットを有するシリコンインゴット(14)の結晶方位を検出する方法であって、
    前記結晶軸を取り囲む複数の結晶面のうちの一のファミリー面を選定する工程と、
    前記結晶軸と中心軸とが一致すると仮定した場合に、前記選定したファミリー面に対してブラッグの条件が成立する位置にX線入射手段(16)およびX線受光手段(18)を配置する工程と、
    前記結晶軸の一端側に視点を固定し、該視点から前記シリコンインゴットを見た場合に、前記選定したファミリー面のうち、前記結晶軸側に位置する結晶面または前記中心軸側に位置する結晶面のいずれか一方を選定する工程と、
    前記選定した側の結晶面が選定しなかった側の結晶面よりもブラッグの条件がより多く成立する割合に前記X線受光手段の受光領域(28)を設定する工程と、
    前記中心軸を回転中心として前記シリコンインゴットを360°回転させながら、前記X線入射手段を用いて前記ブラッグの条件を満たすX線を該シリコンインゴットに入射し、その結果、前記X線受光手段が受光したX線回折光の強度を第1のしきい値(40−1)と比較して、前記結晶軸を照合する工程と、
    前記結晶軸の照合が終了したシリコンインゴットをさらに360°回転させながら、前記ブラッグの条件を満たすX線を該シリコンインゴットに入射し、その結果、前記X線受光手段が受光したX線回折光の強度を第2のしきい値(40−2)と比較して、該シリコンインゴットのオフセット方向を照合する工程と、
    前記オフセット方向の照合が終了したシリコンインゴットをさらに回転させながら、前記ブラッグの条件を満たすX線を該シリコンインゴットに入射し、その結果、前記X線受光手段が受光したX線回折光の強度を前記オフセット方向に特有のX線回折光のピークパターンと比較して、該シリコンインゴットの結晶方位を特定する工程と
    を具備するシリコンインゴットの結晶方位検出方法。
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