JP4826629B2 - 移動通信端末、該移動通信端末に用いられる同期判定回路、制御方法、及び同期判定制御プログラム - Google Patents

移動通信端末、該移動通信端末に用いられる同期判定回路、制御方法、及び同期判定制御プログラム Download PDF

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Description

この発明は、移動通信端末、該移動通信端末に用いられる同期判定回路、制御方法、及び同期判定制御プログラムに係り、特に、第3世代の移動通信システムの仕様に対応するための3GPP(3rd Generation Partnership Project)規格に準拠した携帯電話機などに適用して好適な移動通信端末、該移動通信端末に用いられる同期判定回路、制御方法、及び同期判定制御プログラムに関する。
近年、第3世代の移動体通信手段としてW−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access、広帯域符号分割多元接続)方式を用いた通信システムが開発され、携帯電話機などの移動通信端末に対して、OSI(Open Systems Interconnection、開放型システム間相互接続)プロトコルに基づく移動通信ネットワークから音声通信やパケット通信などのサービスが提供されている。W−CDMA方式に対応する携帯電話機などの移動通信端末では、自局に割り当てられた局部拡散符号と受信信号の受信拡散符号との同期状態を判定するパラメータとして、SIR(Signal to Interference Ratio、信号電力対干渉電力比)が用いられる。この場合、移動通信端末では、所定のフレーム数分連続して受信信号のSIRが予め設定された固定の閾値を下回ると、受信拡散符号と局部拡散符号との同期が外れた状態であると判定される。
この種の携帯電話機は、従来では、たとえば図5に示すように、共通チャネルレベル測定部1と、受信データデコード部2と、個別チャネルレベル測定部3と、RLF(Radio Link Failure)判定制御部4とから構成されている。この携帯電話機では、無線基地局から送信される無線信号が図示しない無線部で受信され、同無線部から受信データinが送出される。受信データinは、共通チャネルレベル測定部1で共通チャネル(すなわち、パイロット信号、Common Pilot Channel、CPICH)のレベルが測定され、同共通チャネルレベル測定部1から共通チャネルレベルaが出力される。
また、受信データinは、受信データデコード部2で、自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信拡散符号が逆拡散され、個別チャネルの情報信号(ベースバンド信号)cが復調される。情報信号cは、個別チャネルレベル測定部3でレベルが測定され、同個別チャネルレベル測定部3からSIRデータdが出力される。RLF判定制御部4には、局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態に対応した第1の閾値及び非同期状態に対応した第2の閾値が設定されている。そして、共通チャネルレベルaが所定の閾値以上のとき、SIRデータdは、RLF判定制御部4で第1の閾値及び第2の閾値と比較されることにより、上記局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態/非同期状態が判定され、判定信号eが出力される。判定信号eは、図示しない個別チャネル処理部へ送出される。
上記の携帯電話機の他、従来、この種の技術としては、たとえば、次のような文献に記載されたものがある。
特許文献1に記載されたスペクトル拡散通信システムで用いられる受信装置及び送信装置は、受信した拡散信号と拡散コードとの相関演算により同期を判定する相関・同期判定部と、受信信号の電波強度を検出するRSSI(Receive Signal Strength Indicator )値検出部と、受信信号のBER(Bit Error Rate)を測定するBER測定部とを備えている。そして、これらから得られる結果に基づいて、端末用インタフェースにより、現在使用中の通信チャネルの品質が判定される。通信チャネルの品質の判定では、BERが考慮されるので、他チャネルからの妨害波やノイズの有無が判断される。通信チャネルの品質が悪い場合、通信チャネルを移動させることで、通信品質が確保される。
特許文献2に記載された同期判定制御装置では、SIR測定部は、受信信号に基づいてSIRを測定する。速度検出部は、移動局の移動速度を検出する。同期判定処理部は、検出された移動速度が速度検出閾値よりも大きいか否かを判断する。速度検出閾値よりも大きいと判断した場合には、同期判定処理部は、SIR閾値を高めの値に変更する。また、速度検出閾値よりも大きくないと判断した場合には、同期判定処理部は、SIR閾値を低めの値に変更する。そして、同期判定処理部は、変更後のSIR閾値を基準として測定したSIRに基づいて同期判定を行う。
特開2002−101006号公報(要約書、図1) 特開2005−253055号公報(要約書、図1) 3GPP規格[TS25.331 8.5.6 Radio link failure criteria and actions upon radio link failure]
しかしながら、上記従来の携帯電話機では、次のような問題点があった。
すなわち、非特許文献1の3GPP規格によれば、RLF判定制御部4において、SIRデータdのレベルが同期状態に対応した第1の閾値よりも大きいと判定されたとき、タイマ(3GPP規格に基づく計時手段;T313)による遅延時間が経過した後に同期状態に対応した判定信号eが出力される。また、SIRデータdのレベルが非同期状態に対応した第2の閾値よりも小さいと判定されたとき、タイマによる遅延時間が経過した後に非同期状態に対応した判定信号eが出力される。ところが、SIRデータdのレベルが第1の閾値と第2の閾値との間にあるときは、タイマ(T313)が動作しないため、判定信号eが出力されるまでに長時間が経過し、無駄な消費電力が発生するという問題点があった。
また、特許文献1に記載された受信装置及び送信装置では、この発明と目的は類似しているが、通信チャネルの品質の判定でBERが考慮され、他チャネルからの妨害波やノイズの有無が判断されるようになっているので、この発明とは構成が異なる。
特許文献2に記載された同期判定制御装置では、変更後のSIR閾値を基準として測定したSIRに基づいて、同期判定処理部により同期判定が行われるため、この発明とは構成が異なる。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたもので、SIRデータのレベルが第1の閾値と第2の閾値との間にあるときでも、短時間で判定信号eが出力され、無駄な消費電力が発生しない移動通信端末、同移動通信端末に用いられる同期判定回路、制御方法、及び同期判定制御プログラムを提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、第1の側面に係る発明は、符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段とを備えてなる移動通信端末に係り、前記同期判定手段は、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定する構成とされ、かつ、前記受信信号のレベルが所定の第3の閾値を下回ったとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定手段が設けられていることを特徴としている。
第2の側面に係る発明は、第1の側面の移動通信端末に係り、前記閾値変更設定手段は、無線基地局から送信されるパイロット信号を前記受信信号として入力する構成とされていることを特徴としている。
第3の側面に係る発明は、符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段とを備えてなる移動通信端末に係り、自局の送信信号の出力/出力停止を判定する送信ステータス判定手段が設けられ、前記同期判定手段は、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定する構成とされ、かつ、前記送信ステータス判定手段が自局の送信信号の出力停止を判定したとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定手段が設けられていることを特徴としている。
第4の側面に係る発明は、第1、2又は3の移動通信端末に係り、当該移動通信端末は、OSIプロトコルに基づく移動通信ネットワークと無線接続される構成とされ、前記復調手段で復調された前記情報信号から前記OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットを判定するトランスポートフォーマットセット判定部と、前記情報信号から前記トランスポート層に対応したトランスポートチャネル数を判定するトランスポートチャネル数判定部とが設けられ、前記閾値変更設定手段は、前記トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件及びトランスポートチャネル数が起動条件として予め設定され、該起動条件が前記トランスポートフォーマットセット判定部及びトランスポートチャネル数判定部により満たされたときに起動する構成とされていることを特徴としている。
第5の側面に係る発明は、符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段を備えてなる移動通信端末に用いられ、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定回路に係り、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定する構成とされ、かつ、前記受信信号のレベルが所定の第3の閾値を下回ったとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定手段が設けられていることを特徴としている。
第6の側面に係る発明は、第5の側面の同期判定回路に係り、前記閾値変更設定手段は、無線基地局から送信されるパイロット信号を前記受信信号として入力する構成とされていることを特徴としている。
第7の側面に係る発明は、符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段を備えてなる移動通信端末に用いられ、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定回路に係り、当該移動通信端末に、自局の送信信号の出力/出力停止を判定する送信ステータス判定手段が設けられ、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定する構成とされ、かつ、前記送信ステータス判定手段が自局の送信信号の出力停止を判定したとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定手段が設けられていることを特徴としている。
第8の側面に係る発明は、第5、第6又は第7の側面の同期判定回路に係り、当該移動通信端末は、OSIプロトコルに基づく移動通信ネットワークと無線接続される構成とされ、前記復調手段で復調された前記情報信号から前記OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットを判定するトランスポートフォーマットセット判定部と、前記情報信号から前記トランスポート層に対応したトランスポートチャネル数を判定するトランスポートチャネル数判定部とが設けられ、前記閾値変更設定手段は、前記トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件及びトランスポートチャネル数が起動条件として予め設定され、該起動条件が前記トランスポートフォーマットセット判定部及びトランスポートチャネル数判定部により満たされたときに起動する構成とされていることを特徴としている。
第9の側面に係る発明は、符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段とを備えてなる移動通信端末の制御方法に係り、前記同期判定手段が、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定し、かつ、前記受信信号のレベルが所定の第3の閾値を下回ったとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定処理を行うことを特徴としている。
第10の側面に係る発明は、第9の側面の制御方法に係り、前記閾値変更設定処理では、無線基地局から送信されるパイロット信号を前記受信信号として入力することを特徴としている。
第11の側面に係る発明は、符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段とを備えてなる移動通信端末の制御方法に係り、自局の送信信号の出力/出力停止を判定する送信ステータス判定処理を行い、前記同期判定手段が、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定し、かつ、前記送信ステータス判定処理で自局の送信信号の出力停止が判定されたとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定処理を行うことを特徴としている。
第12の側面に係る発明は、第9、10又は11の側面の制御方法に係り、当該移動通信端末は、OSIプロトコルに基づく移動通信ネットワークと無線接続される構成とされ、前記復調手段で復調された前記情報信号から前記OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットを判定するトランスポートフォーマットセット判定処理と、前記情報信号から前記トランスポート層に対応したトランスポートチャネル数を判定するトランスポートチャネル数判定処理とを行い、前記閾値変更設定処理では、前記トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件及びトランスポートチャネル数を起動条件として予め設定し、該起動条件が前記トランスポートフォーマットセット判定処理の判定結果及びトランスポートチャネル数判定処理の判定結果により満たされたときに起動することを特徴としている。
第13の側面に係るの発明は、同期判定制御プログラムに係り、コンピュータに、第1乃至第4の側面のいずれか一に記載の移動通信端末を制御させることを特徴としている。
この発明の構成によれば、受信信号のレベルが第3の閾値を下回ることが判定されたとき、第2の閾値が第1の閾値と同一値に設定されるので、復調された情報信号のレベルが同第2の閾値(=第1の閾値)よりも小さいと判定されたとき、所定の遅延時間が経過した後、直ちに非同期状態に対応した判定信号が出力される。このため、消費電力を低減できる。また、送信ステータス判定手段により送信信号の出力停止が判定されたとき、第2の閾値が第1の閾値と同一値に設定されるので、復調された情報信号のレベルが同第2の閾値(=第1の閾値)よりも小さいと判定されたとき、所定の遅延時間が経過した後、直ちに非同期状態に対応した判定信号が出力される。このため、消費電力を低減できる。
この発明の第1の実施例である移動通信端末の要部の電気的構成を示すブロック図である。 図1の携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。 この発明の第2の実施例である携帯電話機の電気的構成を示すブロック図である。 図3の携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。 従来の携帯電話機の電気的構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 共通チャネルレベル測定部(移動通信端末の一部、閾値変更設定手段の一部)
12 受信データデコード部(復調手段、移動通信端末の一部)
13 個別チャネルレベル測定部(移動通信端末の一部)
14 トランスポートフォーマットセット判定部
15 トランスポートチャネル数判定部
16,16A RLF(Radio Link Failure)判定制御部(同期判定手段、閾値変更設定手段の一部、同期判定回路)
17 送信ステータス判定部(送信ステータス判定手段)
局部拡散符号と受信拡散符号との同期判定に時間がかかることを判定した場合、同期状態に対応した第1の閾値及び非同期状態に対応した第2の閾値を同一値に設定する移動通信端末、同移動通信端末に用いられる同期判定回路、制御方法、及び同期判定制御プログラムを提供する。
図1は、この発明の第1の実施例である移動通信端末の要部の電気的構成を示すブロック図である。
この例の移動通信端末は、OSIプロトコルに基づく移動通信ネットワークに無線接続される携帯電話機であり、同図に示すように、共通チャネルレベル測定部11と、受信データデコード部12と、個別チャネルレベル測定部13と、トランスポートフォーマットセット判定部14と、トランスポートチャネル数判定部15と、RLF(Radio Link Failure)判定制御部16とから構成されている。共通チャネルレベル測定部11は、無線基地局からの無線信号を受信する図示しない無線部から出力された受信データinの共通チャネル(すなわち、パイロット信号、Common Pilot Channel、CPICH)のレベルを測定し、共通チャネルレベルaを出力する。
受信データデコード部12は、受信データinに対して、自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信拡散符号を逆拡散し、個別チャネルの情報信号(ベースバンド信号)cを復調する。また、受信データデコード部12は、RLF判定制御部16に対して起動信号pを出力する。個別チャネルレベル測定部13は、情報信号cのレベルを測定してSIRデータdを出力すると共に、同情報信号cを基に、OSIプロトコルのトランスポート層(レイヤ4)に対応したトランスポートフォーマットセット値fを出力する。トランスポートフォーマットセット判定部14は、トランスポートフォーマットセット値fを基に、OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセット(TFS、トランスポートチャネルに使用されるトランスポートフォーマットの集まり)を判定し、判定結果g及びトランスポートのチャネル数に対応したパラメータhを出力する。トランスポートチャネル数判定部15は、パラメータhを基に、トランスポートチャネル数jを出力する。
RLF判定制御部16は、局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態に対応した第1の閾値及び非同期状態に対応した第2の閾値が設定されると共に、トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの値及びトランスポートチャネル数が起動条件として予め設定され、この起動条件がトランスポートフォーマットセット判定部14及びトランスポートチャネル数判定部15により満たされたときに起動する。また、RLF判定制御部16は、共通チャネルレベルaが所定の第3の閾値(共通チャネルレベル閾値)以上のとき、SIRデータdを第1の閾値及び第2の閾値と比較することにより、上記局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定し、判定信号eを出力する。特に、この実施例では、RLF判定制御部16は、共通チャネルレベルaが第3の閾値を下回ったとき、上記第1の閾値と第2の閾値とを同一値に設定する。また、RLF判定制御部16の処理は、移動通信端末を構成するコンピュータ(不図示)上で実行させる同期判定制御プログラムに基づいて、その機能・処理を実現するようにしてもよい。なお、請求の範囲の第1項の同期判定回路は、図1のRLF判定制御部16、共通チャネルレベル測定部11、個別チャネルレベル測定部13を備えた構成に対応し、閾値変更設定手段はRLF判定制御部16での制御に対応し、復調手段は、受信データデコード部12(復号部)に対応する。また請求の範囲の第4項は、図1のトランスポートフォーマットセット判定部14、及びトランスポートチャネル数判定部15を備えた構成に対応する。
図2は、図1の携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。この図を参照して、この例の携帯電話機に用いられる制御方法の処理内容について説明する。
この携帯電話機では、RLF判定制御部16により、共通チャネルレベルaが所定の第3の閾値(共通チャネルレベル閾値)以上であることが判定されたとき、SIRデータdが第1の閾値及び第2の閾値と比較されることにより、局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態/非同期状態が判定されて判定信号eが出力され、特に、共通チャネルレベルaが第3の閾値を下回ることが判定されたとき、第1の閾値と第2の閾値とが同一値に設定される(閾値変更設定処理)。
すなわち、RLF判定制御部16に対し、起動条件として、トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件(たとえば、トランスポートフォーマットTFは、SingleTF)、トランスポートチャネル数(たとえば、チャネル数が1)、共通チャネルレベル閾値(第3の閾値、たとえば、CPICHの標準電力成分−25dB)が予め設定される。そして、受信データデコード部12からRLF判定制御部16に対して起動信号pが出力されて個別チャネル処理の起動が行われ(ステップA1)、同RLF判定制御部16により、トランスポートフォーマットセット判定部14のトランスポートフォーマットセット判定処理による判定結果g、及びトランスポートチャネル数判定部15のトランスポートチャネル数判定処理によるトランスポートチャネル数jに基づいて、RLF判定閾値変更制御の起動条件が満たされるか否かが判定される(ステップA2)。
この起動条件が満たされたとき、RLF判定制御部16が起動し、共通チャネルレベル測定部11からの共通チャネルレベルaの観測が開始され(ステップA3)、共通チャネルレベル閾値を下回ったか否かが判定され(ステップA4)、下回ったとき、RLF判定閾値である第1の閾値と第2の閾値とが同一値になるように設定される。この場合、たとえば、同期状態に対応した第1の閾値が0dB、及び非同期状態(out-of-sync )に対応した第2の閾値が−5dBに設定されているとき、同第2の閾値が0dBに変更され、同期状態及び非同期状態の判定条件にレベル差がなくなる(ステップA5)。
この状態で、個別チャネルレベル測定部13からのSIRデータがRLF判定制御部16で第1の閾値(=第2の閾値)と比較されることにより、局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態/非同期状態が判定され、タイマ(T313)による遅延時間が経過した後、直ちに判定信号eが出力される。判定信号eは、図示しない個別チャネル処理部へ送出される。この場合、特に、SIRデータdのレベルが第1の閾値(=第2の閾値)よりも小さいと判定されたとき、すなわち非同期状態が判定されたとき、上記遅延時間の後、直ちに非同期状態に対応した判定信号eが出力される。この後、受信データデコード部12からの起動信号pがノンアクティブモードとなってRLF判定制御部16の個別チャネル処理が終了(停止)すると(ステップA6)、第2の閾値が0dBから元の−5dBに戻り、処理が終了する。
以上のように、この第1の実施例では、共通チャネルレベルaが第3の閾値(共通チャネルレベル閾値)を下回ることが判定されたとき、第2の閾値が第1の閾値と同一値に設定されるので、SIRデータdのレベルが同第2の閾値(=第1の閾値)よりも小さいと判定されたとき、タイマ(T313)による遅延時間が経過した後、直ちに非同期状態に対応した判定信号eが出力される。このため、消費電力が低減される。低減される消費電力は、使用環境によって異なるが、非同期状態に対応した判定信号eが出力されるまでの時間が、たとえば従来の5分から3分に削減されたとすると、40%低減される。
図3は、この発明の第2の実施例である携帯電話機の電気的構成を示すブロック図であり、第1の実施例を示す図1中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
この例の携帯電話機では、同図3に示すように、図1中の共通チャネルレベル測定部11が削除される一方、送信ステータス判定部17が設けられている。また、RLF判定制御部16に代えて、異なる機能を有するRLF判定制御部16Aが設けられている。送信ステータス判定部17は、送信/受信動作を制御する図示しない制御部からの制御信号bに基づいて、自局の送信信号の出力/出力停止を判定して判定信号nを出力する。RLF判定制御部16Aは、RLF判定制御部16の共通チャネルレベルaを判定する機能に代えて、判定信号nが自局の送信信号の出力停止を示すとき、第1の閾値と第2の閾値とを同一値に設定する機能が設けられている。他は、図1と同様の構成である。
図4は、図3の携帯電話機の動作を説明するフローチャートである。この図を参照して、この例の携帯電話機に用いられる制御方法の処理内容について説明する。この携帯電話機では、送信ステータス判定部17により、自局の送信信号の出力/出力停止が判定され(送信ステータス判定処理)、同送信信号の出力が判定されたとき、RLF判定制御部16Aにより、SIRデータdが第1の閾値及び第2の閾値と比較されることにより、局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態/非同期状態が判定されて判定信号eが出力される。また、同送信信号の出力停止が判定されたとき、第1の閾値と第2の閾値とが同一値に設定される(閾値変更設定処理)。
すなわち、RLF判定制御部16Aに対し、起動条件として、トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件(たとえば、トランスポートフォーマットTFは、SingleTF)、トランスポートチャネル数(たとえば、チャネル数が1)が予め設定される。そして、受信データデコード部12からRLF判定制御部16Aに対して起動信号pが出力されて個別チャネル処理の起動が行われ(ステップB1)、同RLF判定制御部16Aにより、トランスポートフォーマットセット判定部14のトランスポートフォーマットセット判定処理による判定結果g、及びトランスポートチャネル数判定部15のトランスポートチャネル数判定処理によるトランスポートチャネル数jに基づいて、RLF判定閾値変更制御の起動条件が満たされるか否かが判定される(ステップB2)。
この起動条件が満たされているとき、RLF判定制御部16Aが起動し、送信ステータス判定部17からの判定信号nに基づいて送信停止ステータスの観測が開始され(ステップB3)、送信が停止しているか否かが判定され(ステップB4)、送信が停止しているとき、RLF判定閾値である第1の閾値と第2の閾値とが同一値になるように設定される。この場合、たとえば、同期状態に対応した第1の閾値が0dB、及び非同期状態(out-of-sync )に対応した第2の閾値が−5dBに設定されているとき、同第2の閾値が0dBに変更され、同期状態及び非同期状態の判定条件にレベル差がなくなる(ステップB5)。
この状態で、個別チャネルレベル測定部13からのSIRデータがRLF判定制御部16Aで第1の閾値(=第2の閾値)と比較されることにより、局部拡散符号と受信拡散符号との同期状態/非同期状態が判定され、第1の実施例と同様に、判定信号eが出力される。判定信号eは、図示しない個別チャネル処理部へ送出される。この後、受信データデコード部12からの起動信号pがノンアクティブモードとなってRLF判定制御部16Aの個別チャネル処理が終了(停止)すると(ステップB6)、第2の閾値が0dBから元の−5dBに戻り、処理が終了する。
以上のように、この第2の実施例では、送信ステータス判定部17により送信信号の出力停止が判定されたとき、第1の実施例と同様に、第2の閾値が第1の閾値と同一値に設定されるので、SIRデータdのレベルが同閾値よりも小さいと判定されたとき、タイマ(T313)による遅延時間が経過した後、直ちに非同期状態に対応した判定信号eが出力される。このため、消費電力が低減される。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成は同実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更などがあっても、この発明に含まれる。
たとえば、第1の閾値と第2の閾値とが同一値になるように設定する場合、上記各実施例の値に限定されず、第1の閾値を第2の閾値と同一値に設定しても良い。また、この発明は、携帯電話機に限らず、たとえば、PDA(Personal Digital Assistants )やカーナビゲーションシステムなど、CDMA方式及びW−CDMA方式による移動通信端末全般に適用できる。
この発明は、CDMA方式及びW−CDMA方式による移動通信端末全般に適用でき、特に、無線基地局との間の無線通信環境の劣化などが発生する場所で用いて有効である。

Claims (14)

  1. 符号分割多元接続に対応して自端末に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段より、前記情報信号を受け、前記情報信号のレベルを、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態及び非同期状態にそれぞれ対応した第1の閾値及び第2の閾値と比較することにより、同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定回路であって、
    前記受信信号のレベルが所定の第3の閾値を下回ったとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定手段を備えている、ことを特徴とする同期判定回路。
  2. 前記閾値変更設定手段は、無線基地局から送信されるパイロット信号を前記受信信号として入力する、ことを特徴とする請求項1記載の同期判定回路。
  3. 符号分割多元接続に対応して自端末に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段より、前記情報信号を受け、前記情報信号のレベルを、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態及び非同期状態にそれぞれ対応した第1の閾値及び第2の閾値と比較することにより、同期状態/非同期状態を判定て判定信号を出力する同期判定回路であって、
    自局の送信信号の送信ステータスが出力停止のとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定手段を備えている、ことを特徴とする同期判定回路。
  4. 前記端末は、OSI(Open Systems Interconnection、開放型システム間相互接続)プロトコルに基づく移動通信ネットワークと無線接続される構成とされ、
    前記復調手段で復調された前記情報信号から前記OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットを判定するトランスポートフォーマットセット判定部と、
    前記情報信号から前記トランスポート層に対応したトランスポートチャネル数を判定するトランスポートチャネル数判定部と、
    をさらに備え、
    前記閾値変更設定手段は、前記トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件及びトランスポートチャネル数が起動条件として予め設定され、該起動条件が前記トランスポートフォーマットセット判定部及びトランスポートチャネル数判定部により満たされたときに起動される、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載の同期判定回路。
  5. 符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、
    前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段と、
    を備えてなる移動通信端末であって、
    前記同期判定手段として、請求項1、2、4のいずれか一に記載の同期判定回路を備えたことを特徴とする移動通信端末。
  6. 符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、
    前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段と、
    を備えてなる移動通信端末であって、
    自局の送信信号の出力/出力停止を判定する送信ステータス判定手段を備え、
    前記同期判定手段として、請求項3又は4記載の同期判定回路を備えたことを特徴とする移動通信端末。
  7. 符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段と、を備えてなる移動通信端末の制御方法であって、
    前記同期判定手段が、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定し、
    前記受信信号のレベルが所定の第3の閾値を下回ったとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定処理を行う、
    ことを特徴とする制御方法。
  8. 前記閾値変更設定処理は、無線基地局から送信されるパイロット信号を前記受信信号として入力することを特徴とする請求項7記載の制御方法。
  9. 符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段と、を備えてなる移動通信端末の制御方法であって、
    自局の送信信号の出力/出力停止を判定する送信ステータス判定処理を行い、
    前記同期判定手段が、復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定し、
    前記送信ステータス判定処理で自局の送信信号の出力停止が判定されたとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定処理を行う、
    ことを特徴とする制御方法。
  10. 前記移動通信端末は、OSI(Open Systems Interconnection、開放型システム間相互接続)プロトコルに基づく移動通信ネットワークと無線接続される構成とされ、
    前記復調手段で復調された前記情報信号から前記OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットを判定するトランスポートフォーマットセット判定処理と、
    前記情報信号から前記トランスポート層に対応したトランスポートチャネル数を判定するトランスポートチャネル数判定処理とを行い、
    前記閾値変更設定処理では、
    前記トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件及びトランスポートチャネル数を起動条件として予め設定し、該起動条件が前記トランスポートフォーマットセット判定処理の判定結果及びトランスポートチャネル数判定処理の判定結果により満たされたときに起動する、
    ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の制御方法。
  11. 符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、
    前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段と、
    を備えてなる移動通信端末を構成するコンピュータに、
    前記同期判定手段の処理として、
    復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定する処理と、
    前記受信信号のレベルが所定の第3の閾値を下回ったとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定処理と、
    を実行させるプログラム。
  12. 前記閾値変更設定処理は、無線基地局から送信されるパイロット信号を前記受信信号として入力する、請求項11記載のプログラム。
  13. 符号分割多元接続に対応して自局に割り当てられた局部拡散符号を用いて受信信号の受信拡散符号を逆拡散することにより情報信号を復調する復調手段と、
    前記局部拡散符号と前記受信拡散符号との同期状態/非同期状態を判定して判定信号を出力する同期判定手段と、
    自局の送信信号の出力/出力停止を判定する送信ステータス判定手段と、
    を備えてなる移動通信端末を構成するコンピュータに、
    前記同期判定手段の処理として、
    復調された前記情報信号のレベルを、前記同期状態に対応した第1の閾値及び前記非同期状態に対応した第2の閾値と比較することにより、前記同期状態/非同期状態を判定する処理と、
    前記送信ステータス判定手段が自局の送信信号の出力停止を判定したとき、前記第1の閾値と前記第2の閾値とを同一値に設定する閾値変更設定処理と、
    を実行させるプログラム。
  14. 前記移動通信端末は、OSI(Open Systems Interconnection、開放型システム間相互接続)プロトコルに基づく移動通信ネットワークと無線接続される構成とされ、
    前記プログラムは、
    前記復調手段で復調された前記情報信号から前記OSIプロトコルのトランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットを判定するトランスポートフォーマットセット判定処理と、
    前記情報信号から前記トランスポート層に対応したトランスポートチャネル数を判定するトランスポートチャネル数判定処理と、
    を含み、
    前記閾値変更設定処理では、前記トランスポート層に対応したトランスポートフォーマットセットの判定条件及びトランスポートチャネル数を起動条件として予め設定し、該起動条件が前記トランスポートフォーマットセット判定処理の判定結果及びトランスポートチャネル数判定処理の判定結果により満たされたときに起動する、ことを特徴とする請求項11乃至13のいずれか一に記載のプログラム。
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