JP4826575B2 - 遅延時間測定方法、パケット中継装置、遅延時間測定装置、及びプログラム - Google Patents

遅延時間測定方法、パケット中継装置、遅延時間測定装置、及びプログラム Download PDF

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この発明は、標準のRTCP(RTP Control Protocol)パケットを用いて、各端末同士を接続するネットワーク上で、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する遅延時間測定方法、この方法を実行するパケット中継装置、パケット中継装置に接続されてこの方法を実行する遅延時間測定装置、及び、この方法をコンピュータによって実行するプログラムに関する。
インターネット・エンジニアリング・タスク・フォース(Internet Engineering Task Force;以下、「IETF」と称する)のリクエスト・フォー・コメンツ(Request for Comments;以下、「RFC」と称する)3550及び3611の提唱により、IP電話では、音声データとしてリアルタイム・トランスポート・プロトコル(Real−time Tramsport Protocol;以下、「RTP」と称する)を、また、制御データとしてRTPコントロール・プロトコル(RTP Control Protocol;以下、「RTCP」と称する)を用いるのが一般的である(例えば、非特許文献1及び2参照)。
そして、そのRFC3550によれば、RTCPによって、端末と端末との間での伝送(すなわち信号のやり取り)の往復遅延時間を測定する方法が提唱されている。また、RFC3611によれば、測定された、端末と端末との間での伝送の往復遅延時間を、RTCPエクステンデッド・レポート(RTCP eXtended Reports;以下、「RTCP−XR」と称する)によって、相手側の端末に通知する方法が提唱されている。
以下、図8及び図9を参照して、RFC3550及び3611によって提唱された従来の往復遅延時間測定方法につき説明する。なお、図8は、ネットワークの構成の一例を示す図である。また、図9は、従来の遅延時間測定方法を説明するためのシーケンス図である。
図8に示す例では、IP網NW1には、端末TE1が収容され、IP網NW2には端末TE2が収容されており、IP網NW1とIP網NW2は、パケット中継装置N1によって接続されている。
このようなネットワークにおいて、以下、往復遅延時間を測定する側の端末を「測定側端末」と称し、かつ、往復遅延時間を測定される側の端末を「被測定側端末」と称する。図9に示すように、測定側端末を「TE1」で表し、かつ、被測定側端末を「TE2」で表して説明する。また、測定側端末TE1が、RTCPパケットP1を被測定側端末宛に送信する時刻T101を「送信時刻T101」と称し、RTCPパケットP1を「送信パケットP1」と称する。このとき、測定側端末TE1は、送信パケットP1に送信時刻T101を表すデータ(以下、単に「送信時刻T101」と称する)を含めて、送信パケットP1を送信する。
被測定側端末TE2は、時刻T201に、測定側端末TE1から送信された送信パケットP1を受信する。以下、時刻T201を「受信時刻T201」と称する。この受信時刻T201は、測定側端末TE1における送信パケットP1の送信時刻T101から遅延時間RTD1−1だけ遅延した時刻となっている。
被測定側端末TE2は、測定側端末TE1から送信パケットP1を受信すると、これに応答して、時刻T202に、送信パケットP1に対する応答用のRTCPパケットP2を測定側端末TE1宛に送信する。以下、時刻T202を「送信時刻T202」と称し、応答用のRTCPパケットP2を「応答パケットP2」と称する。このとき、被測定側端末TE2は、最後に受信した送信パケットP1から送信時刻T101を抽出し、さらに、受信時刻T201から送信時刻T202までの経過時間すなわち送信パケットP1を受信してから応答パケットP2を送信するまでの経過時間D201を測定して、応答パケットP2に送信時刻T101及び経過時間D201を表すデータ(以下、単に「経過時間D201」と称する)を含めて、応答パケットP2を送信する。
測定側端末TE1は、時刻T102に、被測定側端末TE2から送信された応答パケットP2を受信する。以下、時刻T102を「受信時刻T102」と称する。この受信時刻T102は、被測定側端末TE2における応答パケットP2の送信時刻T202から遅延時間RTD1−2だけ遅延した時刻となっている。この遅延時間RTD1−2と遅延時間RTD1−1との合計時間が、測定側端末TE1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間RTD1となる。
測定側端末TE1は、被測定側端末TE2から応答パケットP2を受信すると、これに応答して、最後に受信した送信パケットP2から送信時刻T101及び経過時間D201を抽出し、抽出した送信時刻T101及び経過時間D201と、応答パケットP2の受信時刻T102とに基づいて、以下の式(3)に基づいて、往復遅延時間RTD1を算出する。
RTD1
=(T102−T101)−D201 …(3)
測定側端末TE1は、往復遅延時間RTD1を算出すると、これに応答して、時刻T103に、被測定側端末TE2に往復遅延時間RTD1を通知するための、通知用のRTCPパケットP3を被測定側端末TE2宛に送信する。以下、時刻T103を「送信時刻T103」と称し、通知用のRTCPパケットP3を「通知パケットP3」と称する。このとき、測定側端末TE1は、通知パケットP3に往復遅延時間RTD1を表すデータ(以下、単に「往復遅延時間RTD1」と称する)を含めて、通知パケットP3を送信する。
従来は、上述した方法で、測定側端末TE1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間RTD1を測定していた。
なお、RFC3550及び3611によって提唱された方法以外に、パケット中継装置と端末との間でインターネット制御通知プロトコル(Internet Control Message Protocol;以下、「ICMP」と称する)パケットを送受信することで、パケット中継装置と端末との間での伝送の往復遅延時間を測定するネットワーク品質管理方法がある(例えば、特許文献1参照)。
また、パケット中継装置で、RTCPパケットに付加情報を追加することにより、各端末との間の伝送の往復遅延時間を測定する伝播遅延計測方法もある(例えば、特許文献2参照)。
RFC3550 RFC3611 特開2002−305545号公報 特開2007−36601号公報
しかしながら、いずれの方法も、以下のような課題があった。
ネットワークの管理者は、ネットワークの状態を把握できることが好ましい。特に、ネットワークが異なるキャリア間で接続されている場合に、ネットワークの管理者は、どのキャリアで遅延が発生しているのかを把握して、遅延が発生しているキャリアに対して、好適な対策、例えば、レートの制御や優先順位の制御、コーデックの変更などの対策を講じられることが好ましい。そのため、ネットワークの管理者は、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間をパケット中継装置で測定できることが望まれている。
しかしながら、非特許文献1及び2(RFC3550及び3611)によって提唱された方法は、端末側で、測定側端末と被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を測定することしか提唱されていないため、ネットワークの管理者は、ネットワークの状態を把握することができないという課題があった。また、仮に、パケット中継装置で、各端末から送信されたRTCPパケットを監視したとしても、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間を把握することはできない。
一方、特許文献1に開示された方法は、測定にICMPパケットを使用している。そのため、通常より余計な帯域を消費してしまうという課題があった。また、ICMPパケットは、RTPパケットやRTCPパケットとはネットワーク側での処理が異なる場合が想定される。したがって、特許文献1に開示された方法では、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間の正確な値を測定することができない可能性があるという課題があった。さらに、端末側がNAT(Network Address Translation)環境にある場合に、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定することが困難である。
他方、特許文献2に開示された方法は、測定するRTCPパケットに、標準ではない付加情報を追加している。このため、このRTCPパケットを送受信する装置に改造を行う必要があるという課題があった。また、ネットワークに接続されたパケット中継装置が多い場合に、追加された付加情報が大きくなりすぎて1つのパケットに収まらない可能性がある。
この発明の目的は、上述したこれらの課題を解決することにある。したがって、この発明によれば、各端末の構成を変更することなく、標準のRTCPパケットを用いて、各端末同士を接続するネットワーク上で、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する遅延時間測定方法、この方法を実行するパケット中継装置、パケット中継装置に接続されたこの方法を実行する遅延時間測定装置、及び、この方法をコンピュータによって実行するプログラムを提供することにある。なお、「ネットワーク上」とは、「パケット中継装置において」または「パケット中継装置に接続された遅延時間測定装置において」を意味している。
上述の課題を解決するために、第1の発明の遅延時間測定方法は、測定部と、情報蓄積部とを用いる。
測定部は、パケット中継装置を介して測定側端末と被測定側端末との間で伝送されるパケットに対して、測定側端末と被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第1往復遅延時間とし、パケット中継装置と被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第2往復遅延時間とし、パケット中継装置と測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第3往復遅延時間として、第2往復遅延時間及び第3往復遅延時間を測定する構成要素である。
情報蓄積部は、時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される構成要素である。
まず、この方法は、測定部によって、測定側端末から被測定側端末宛にRTCPパケットとして送信されかつ測定側端末での送信時刻を含む送信パケットをパケット中継装置が中継したときに、送信パケットの中継時刻データ(以下、「送信中継時刻」と称する)を情報蓄積部に保存する。
次に、この方法は、測定部によって、送信パケットに応答して被測定側端末から測定側端末宛に応答RTCPパケットとして送信されかつ送信パケットの受信から送信されるまでのデータ(以下、「経過時間」と称する)を含む応答パケットをパケット中継装置が中継したときに、応答パケットの中継時刻データ(以下、「応答中継時刻」と称する)を情報蓄積部に保存する。
最後に、この方法は、測定部によって、第1往復遅延時間を通知するために測定側端末から被測定側端末宛に通知RTCPパケットとして送信されかつ第1往復遅延時間を含む通知パケットをパケット中継装置が中継したときに、情報蓄積部に保存された送信中継時刻と応答中継時刻と経過時間と、通知パケットに含まれている第1往復遅延時間とに基づいて、第2往復遅延時間及び第3往復遅延時間を測定する。
なお、測定部は、送信パケットの送信時刻に、経過時間と第1往復遅延時間とを合計することにより、測定側端末での応答パケットの受信時刻を得ることもできる。
第2の発明のパケット中継装置は、測定側端末と被測定側端末との間で送信されるパケットを中継する装置である。このパケット中継装置は、測定部と、情報蓄積部とを有しており、第1の発明の遅延時間測定方法を実行することにより、第2往復遅延時間及び第3往復遅延時間を測定する。
第3の発明の遅延時間測定装置は、パケット中継装置に接続され、かつ、第2往復遅延時間及び第3往復遅延時間を測定する装置である。この遅延時間測定装置は、測定部と、情報蓄積部とを有しており、第1の発明の遅延時間測定方法を実行することにより、第2往復遅延時間及び第3往復遅延時間を測定する。
第4の発明のプログラムは、コンピュータを、第2往復遅延時間及び第3往復遅延時間を測定する測定部と、時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される情報蓄積部として機能させるためのプログラムである。このプログラムは、コンピュータに格納されることにより、コンピュータを、第2の発明のパケット中継装置または第3の発明の遅延時間測定装置として機能させる。
第1の発明の遅延時間測定方法によれば、測定側端末及び被測定側端末の構成を変更することなく、標準のRTCPパケットを用いて、測定側端末と被測定側端末とを接続するネットワーク上で、第2及び第3往復遅延時間すなわちパケット中継装置と被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間及びパケット中継装置と測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を測定することができる。これにより、ネットワークの管理者は、ネットワークの状態を把握することができる。そのため、特に、ネットワークが異なるキャリア間で接続されている場合に、ネットワークの管理者は、どのキャリアで遅延が発生しているのかを把握して、遅延が発生しているキャリアに対して、好適な対策、例えば、レートの制御や優先順位の制御、コーデックの変更などの対策を講じることができる。
また、第2の発明のパケット中継装置、第3の発明の遅延時間測定装置、及び第4の発明のプログラムによれば、第1の発明の遅延時間測定方法と同様の効果を得ることができる。
以下、図を参照して、この発明の実施の形態につき説明する。なお、各図は、各工程や各構成要素を、この発明を理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、この発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施の形態例1]
<この発明の遅延時間測定方法を実行する装置の構成>
以下、図1を参照して、パケット中継装置N1がこの発明の遅延時間測定方法を実行する装置となっている場合の構成につき説明する。なお、図1は、この発明に係るパケット中継装置の構成の一例を示すブロック図である。
パケット中継装置N1は、複数の端末と接続され、端末と端末との間で伝送されるパケットを中継する装置である。なお、以下の説明では、測定側端末を「TE1」とし、かつ、被測定側端末を「TE2」として説明する(図8参照)。また、測定側端末TE1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間を「第1往復遅延時間RTD1」と称し、パケット中継装置N1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間を「第2往復遅延時間RTD2」と称し、及びパケット中継装置N1と測定側端末TE1との間での伝送の往復遅延時間を「第3往復遅延時間RTD3」と称する。
図1に示すように、パケット中継装置N1は、内部に、パケット受信部N101、パケット送信部N102、パケット判定部N103、測定部N104、情報蓄積部N105、及び制御情報格納部N106を有している。なお、ここで説明する構成例では、パケット判定部N103及び測定部N104は、CPUに構築された機能手段である。また、情報蓄積部N105及び制御情報格納部N106は、RAMに設けられたデータの格納領域である。測定部N104、情報蓄積部N105及び制御情報格納部N106は、パケット中継装置と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する遅延時間測定機能部N1aを構成している。図1に示す矢印は、パケットまたは処理の流れを示している。
パケット受信部N101は、送信元の端末から送信されたパケットを受信する構成要素である。
パケット送信部N102は、パケット受信部N101によって受信されたパケットを送信先の端末に送信する構成要素である。
パケット判定部N103は、パケット受信部N101によって受信されたパケットがRTCPパケットであるか否かを判定する構成要素である。パケット判定部N103は、受信されたパケットがRTCPパケットであると判定した場合に、RTCPパケットをコピーして、測定部N104に出力する。このRTCPパケットのコピーは、パケットの全部のデータであってもよいが、他のパケットとの対応関係を明確にするデータを含んでいれば、パケットの部分的なデータであってもよい。
なお、受信されたパケット本体は、RTCPパケットであるか否かに関係なく、パケット判定部N103からパケット送信部N102に出力され、パケット送信部N102によって、送信先の端末に送信される。
測定部N104は、パケット中継装置N1と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する構成要素である。
測定部N104は、タイマ手段N104aと書込手段N104bと読出手段N104cと演算手段N104dとを含んでいる。タイマ手段N104aは、時刻を計測する機能手段である。書込手段N104bは、各種のデータを情報蓄積部N105または制御情報格納部N106に書き込む機能手段である。読出手段N104cは、各種のデータを情報蓄積部N105または制御情報格納部N106から読み出す機能手段である。演算手段N104dは、各種の演算を行う機能手段である。
測定部N104のタイマ手段N104aは、常時、現在の時刻を計測する。
測定部N104の書込手段N104bは、パケット判定部N103からRTCPパケットのコピーが入力されると、これに応答して、タイマ手段N104aからパケット中継装置N1が当該RTCPパケットを受信した受信時刻を取得し、RTCPパケットのコピーに受信時刻を付与して、情報蓄積部N105に書き込んで一定期間保存する。この受信時刻は、パケット中継装置N1がRTCPパケットを送信先の端末に中継する時刻でもある。以下、パケット中継装置N1がRTCPパケットを受信した受信時刻を、「中継時刻」と称する。なお、情報蓄積部N105に保存されるRTCPパケットのコピーは、RTCPパケットの全部のデータであってもよいが、他のパケットとの対応関係を明確にするデータを含んでいれば、部分的なデータであってもよい。そこで、この実施の形態例では、後述するように、測定部N104は、パケット判定部N103からRTCPパケットのコピーが入力される都度、これに応答して、RTCPパケットのコピーから時刻データや時間データなどのデータを抽出し、抽出したデータに中継時刻を付与して、情報蓄積部N105に保存するものとする。
測定部N104の読出手段N104cは、情報蓄積部N105から、RTCPパケットのコピーから抽出されたデータ(以下、単に「抽出データ」と称する)や中継時刻などのデータを読み出す。
測定部N104の演算手段N104dは、読出手段N104によって読み出されたRTCPパケットの抽出データや中継時刻などのデータに基づいて、パケット中継装置N1と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する。
情報蓄積部N105は、RTCPパケットの抽出データや中継時刻その他の、時刻データ及び時間データを含むRTCPパケットに関する情報が保存される構成要素である。
制御情報格納部N106は、制御に必要な様々なプログラムやデータが保存される構成要素である。制御情報格納部N106は、この発明の遅延時間測定方法を実行するためのプログラムや、パケット中継装置N1と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する際に必要となる各種のデータ、例えば、パケット判定部N103が受信されたパケットに対してRTCPパケットであるか否かを判定する際に参照されるデータや、測定部N104がパケット中継装置N1と各端末との間での伝送の往復遅延時間を測定する際に参照されるデータその他の情報が保存される。
<この発明の遅延時間測定方法>
以下、図2を参照して、この発明の遅延時間測定方法につき説明する。なお、図2は、この発明の遅延時間測定方法を説明するためのシーケンス図である。この実施の形態例では、図8に示す例と同様に、測定側端末を端末TE1とし、被測定側端末を端末TE2として説明する。
なお、この実施の形態例では、図2に示すように、送信パケットP1の中継時刻すなわちパケット中継装置N1が送信パケットP1を受信した時刻をT301とし、応答パケットP2の中継時刻すなわちパケット中継装置N1が応答パケットP2を受信した時刻をT302とし、及び、通知パケットP3の中継時刻すなわちパケット中継装置N1が通知パケットP3を受信した時刻をT303として説明する。以下、T301を「送信中継時刻T301」と称し、T302を「応答中継時刻T302」と称し、T303を「通知中継時刻T303」と称する。
なお、送信中継時刻T301と受信時刻T201との間には、遅延時間RTD2−1が発生している。また、応答中継時刻T302と送信時刻T202との間には、遅延時間RTD2−2が発生している。この遅延時間RTD2−1と遅延時間RTD2−2との合計時間が、パケット中継装置N1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間すなわち第2往復遅延時間RTD2となる。したがって、第2往復遅延時間RTD2は、以下の式(1)に基づいて、応答中継時刻T302から送信中継時刻T301を差し引いた時間から、経過時間D201を差し引くことにより、算出することができる。
RTD2
=(T302−T301)−D201 …(1)
また、送信中継時刻T301と送信時刻T101との間には、遅延時間RTD3−1が発生している。また、応答中継時刻T302と受信時刻T102との間には、遅延時間RTD3−2が発生している。この遅延時間RTD3−1と遅延時間RTD3−2との合計時間が、パケット中継装置N1と測定側端末TE1との間での伝送の往復遅延時間すなわち第3往復遅延時間RTD3となる。したがって、第3往復遅延時間RTD3は、以下の式(2)に基づいて、測定側端末TE1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間すなわち第1往復遅延時間RTD1から、第2往復遅延時間RTD2を差し引くことにより、算出することができる。
RTD3
=RTD1−RTD2
=RTD1−((T302−T301)−D201) …(2)
図2に示すように、この発明の遅延時間測定方法では、測定側端末TE1及び被測定側端末TE2は、RFC3550及び3611によって提唱された従来の遅延時間測定方法と同様に動作する。
すなわち、測定側端末TE1は、被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間RTD1を測定するために、送信時刻T101に、送信パケットP1を被測定側端末TE2宛に送信する。このとき、測定側端末TE1は、送信パケットP1に送信時刻T101を表すデータ(以下、単に「送信時刻T101」と称する)を含めて、送信パケットP1を送信する。
被測定側端末TE2は、受信時刻T201に、測定側端末TE1から送信された送信パケットP1を受信する。この受信時刻T201は、測定側端末TE1における送信パケットP1の送信時刻T101から遅延時間RTD1−1だけ遅延した時刻となっている。
被測定側端末TE2は、測定側端末TE1から送信パケットP1を受信すると、これに応答して、送信時刻T202に、送信パケットP1に対する応答パケットP2を測定側端末TE1宛に送信する。このとき、被測定側端末TE2は、最後に受信したRTCPパケットである送信パケットP1から送信時刻T101を抽出し、さらに、受信時刻T201から送信時刻T202までの経過時間すなわち送信パケットP1を受信してから応答パケットP2を送信するまでの経過時間D201を測定して、応答パケットP2に送信時刻T101及び経過時間D201を表すデータ(以下、単に「経過時間D201」と称する)を含めて、送信する。
測定側端末TE1は、受信時刻T102に、被測定側端末TE2から送信された応答パケットP2を受信する。この受信時刻T102は、被測定側端末TE2における応答パケットP2の送信時刻T202から遅延時間RTD1−2だけ遅延した時刻となっている。この遅延時間RTD1−2と遅延時間RTD1−1との合計時間が、第1往復遅延時間RTD1となる。
測定側端末TE1は、被測定側端末TE2から応答パケットP2を受信すると、これに応答して、最後に受信したRTCPパケットである送信パケットP2から送信時刻T101及び経過時間D201を抽出し、抽出した送信時刻T101及び経過時間D201と、応答パケットP2の受信時刻T102とに基づいて、以下の式(3)に基づいて、第1往復遅延時間RTD1を算出する。
RTD1
=(T102−T101)−D201 …(3)
測定側端末TE1は、第1往復遅延時間RTD1を算出すると、これに応答して、送信時刻T103に、被測定側端末TE2に第1往復遅延時間RTD1を通知するための通知パケットP3を、被測定側端末TE2宛に送信する。このとき、測定側端末TE1は、通知パケットP3に第1往復遅延時間RTD1を表すデータ(以下、単に「往復遅延時間RTD1」と称する)を含めて、通知パケットP3を送信する。
測定側端末TE1及び被測定側端末TE2は、以上の通りに動作する。
この一連の動作において、パケット中継装置N1は、測定側端末TE1から送信された送信パケットP1を被測定側端末TE2に中継し、被測定側端末TE2から送信された応答パケットP2を測定側端末TE1に中継し、測定側端末TE1から送信された通知パケットP3を被測定側端末TE2に中継する。
これら送信パケットP1、応答パケットP2、及び通知パケットP3の各中継において、パケット判定部N103は、中継が行われる都度、中継されるパケットがRTCPパケットであるか否かを判定する。図3−1〜図3−4にRTCPパケットのフォーマットの一例を示す。なお、図3−1〜図3−4は、それぞれ、RTCPパケットのフォーマットの一例を示す図である。図3−1は、パケットがRTCP−SRパケットの場合の例を示しており、図3−2は、パケットがRTCP−RRパケットの場合の例を示しており、図3−3は、パケットがRTCP−XRパケットの場合の例を示しており、図3−4は、パケットがRTCP−XR VoIP メトリクスレポートブロック(タイプ7)の場合の例を示している。
パケットがRTCPパケットであるか否かの判定は、例えば以下のようにして行われる。すなわち、制御情報格納部N106には、パケット判定部N103が受信したパケットがRTCPパケットであるか否かを判定する際に参照されるデータとして、シグナリング時に抽出されたフロー条件が予め登録されている。パケット判定部N103は、制御情報格納部N106からフロー条件を読み出し、中継されるパケットとフロー条件とを比較することにより、パケットがRTCPパケットであるか否かを判定する。なお、フロー条件は、例えば、送信元IPアドレス、宛先IPアドレス、プロトコルタイプ、送信元ポート番号、宛先ポート番号などで構成される。
パケット判定部N103は、パケットがRTCPパケットであると判定される場合に、RTCPパケットをコピーして、測定部N104に出力する。なお、パケットが送信パケットP1である場合に、送信パケットP1のコピーは、測定側端末TE1での送信パケットP1の送信時刻T101を含んでいる。また、パケットが応答パケットP2である場合に、応答パケットP2のコピーは、測定側端末TE1での送信パケットP1の送信時刻T101及び被測定側端末TE2での経過時間D201を含んでいる。また、パケットが通知パケットP3である場合に、通知パケットP3のコピーは、第1往復遅延時間RTD1を含んでいる。
測定部N104は、パケット判定部N103からRTCPパケットのコピーが入力される都度、これに応答して、RTCPパケットのコピーに、中継時刻を付与して、情報蓄積部N105に一定期間保存する。具体的には、測定部N104は、送信パケットP1のコピーが入力されたときに、送信中継時刻T301を付与し、応答パケットP2のコピーが入力されたときに、応答中継時刻T302を付与し、また、通知パケットP3のコピーが入力されたときに、通知中継時刻T303を付与して、情報蓄積部N105に一定期間保存する。なお、既に説明したように、情報蓄積部N105に保存されるRTCPパケットのコピーは、他のパケットとの対応関係を明確にするデータを含んでいれば、部分的なデータであってもよい。そこで、この実施の形態例では、測定部N104は、パケット判定部N103からRTCPパケットのコピーが入力される都度、これに応答して、RTCPパケットのコピーから、上述の抽出データとして図3−1〜図3−4に示すハッチングが付された領域のデータを抽出し、抽出データに中継時刻を付与して、情報蓄積部N105に保存するものとする。その結果、情報蓄積部N105には、例えば図4に示すようなデータが保存される。
以下、図4を参照して、情報蓄積部N105に保存されたデータにつき説明する。なお、図4は、情報蓄積部の格納データの一例を示す図である。
図4に示すように、情報蓄積部N105は、保存データN105Dとして、測定側端末TE1のIPアドレス、測定側端末TE1のポート番号、被測定側端末TE2のIPアドレス、被測定側端末TE2のポート番号、中継されるパケット(以下、「中継パケット」と称する)の伝送方向(以下、単に「方向」と称する)、中継パケットの送信元SSRC、中継パケットの宛先SSRC、中継パケットのパケット中継装置での受信時刻すなわち中継時刻、中継パケットの端末送信時刻すなわち中継パケットの送信元でのNTPタイムスタンプ、中継パケットを送信する起因となったパケット(以下、「最新レポート」と称する)の送信元での端末送信時刻すなわち最新レポートの送信元でのNTPタイムスタンプ(Last SR;以下、「LSR」と称する)、送信元で最新レポートを受信してから中継パケットを送信するまでに要した経過時間(Delay since last SR;以下、「DLSR」または単に「経過時間」と称する)、端末間の往復遅延時間などのデータを、保存している。
なお、情報蓄積部N105は、方向、送信元SSRC、宛先SSRC、中継時刻、端末送信時刻、LSR、DLSR、端末間の往復遅延時間などのデータについては、方向毎に、保存している。例えば、情報蓄積部N105は、測定側端末TE1から被測定側端末TE2に送信された送信データP1に関するデータP1Dとして、方向を表す「TE1→TE2」、送信元SSRCを表す「1234」、宛先SSRCを表す「5678」、中継時刻を表す「T301」、端末送信時刻を表す「T101」などのデータを保存している。また、情報蓄積部N105は、測定側端末TE2から被測定側端末TE1に送信された応答データP2に関するデータP2Dとして、方向を表す「TE2→TE1」、送信元SSRCを表す「5678」、宛先SSRCを表す「1234」、中継時刻を表す「T302」、端末送信時刻を表す「T202」、LSRを表す「T101」、DLSRを表す「D201」などのデータを保存している。また、情報蓄積部N105は、測定側端末TE1から被測定側端末TE2に送信された通知データP3に関するデータP3Dとして、方向を表す「TE1→TE2」、送信元SSRCを表す「1234」、宛先SSRCを表す「5678」、中継時刻を表す「T303」、端末送信時刻を表す「T103」、LSRを表す「T202」、DLSRを表す「D101」、端末間の往復遅延時間を表す「RTD1」などのデータを保存している。なお、情報蓄積部N105は、通知データP3に関するデータP3DのDLSRを表す「D101」については、必ずしも保存する必要はない。
測定部N104は、パケット判定部N103から通知パケットP3のコピーが入力されると、これに応答して、通知パケットP3のコピーから抽出データを抽出し、抽出データに通知中継時刻T303を付与して、情報蓄積部N105に書き込んで一定期間保存する。その際に、測定部N104は、この通知パケットP3のコピーの保存動作の前または後に、パケット中継装置N1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間すなわち第2往復遅延時間RTD2及びパケット中継装置N1と測定側端末TE1との間での伝送の往復遅延時間すなわち第3往復遅延時間RTD3を測定する。なお、この実施の形態例では、第2及び第3往復遅延時間RTD2及びRTD3の測定動作は、通知パケットP3のコピーの保存動作の前に行われるものとして説明する。
以下、図5を参照して、測定部N104の、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する場合の動作につき説明する。なお、図5は、測定部の各端末との往復遅延時間測定時の動作を示すフローチャート図である。
パケット中継装置N1は、パケット受信部N101を介して、測定側端末TE1からRTCPパケットとして通知パケットP3を受信する(S10)。なお、通知パケットP3には、RTCP−XRのフィールド内に、測定側端末TE1によって測定された、第1往復遅延時間RTD1が含まれている。このとき、パケット判定部N103は、受信したパケットがRTCPパケットであるか否かを判定して、受信したパケットがRTCPパケットであると判定する。その結果、パケット判定部N103は、受信したパケットすなわち通知パケットP3をコピーして、測定部N104に出力する。
測定部N104は、パケット判定部N103から通知パケットP3のコピーが入力されると、これに応答して、通知パケットP3のコピーから抽出データを抽出し、抽出データに通知中継時刻T303を付与して、一旦、情報蓄積部N105に仮保存した後、情報蓄積部N105から仮保存された通知パケットP3の抽出データを読み出して、通知パケットP3の抽出データの中に、測定側端末TE1と被測定側端末TE2との間での伝送の往復遅延時間RTD1が含まれているか否かを判定する(S20)。
S20の判定で、“イエス(Yes)”、すなわち、通知パケットP3の抽出データの中に第1往復遅延時間RTD1が含まれていると判定された場合は、工程はS30に進む。一方、S20の判定で、“ノー(No)”、すなわち、通知パケットP3の抽出データの中に第1往復遅延時間RTD1が含まれていないと判定された場合は、工程はS90に進む。
S20の判定で、“イエス(Yes)”、すなわち、通知パケットP3の抽出データの中に第1往復遅延時間RTD1が含まれていると判定された場合に、測定部N104は、これに応答して、情報蓄積部N105から保存データN105D(図4参照)を読み出して、保存データN105Dの中から通知パケットP3に関連する応答パケットP2に関するデータP2D(図4参照)を検索する(S30)。以下、通知パケットP3に関連する応答パケットP2に関するデータP2Dを、「対応応答データP2D」と称する。なお、対応応答データP2Dの検索は、情報蓄積部N105に保存されている保存データN105Dの中の各RTCPパケットの、送信元IPアドレスや、宛先IPアドレス、送信元ポート番号、宛先ポート番号、RTCPパケットの各フィールド(SSRCフィールド値、NTPタイムスタンプフィールド値、LSRフィールド値、DLSRフィールド値)などのデータに基づいて、行われる。
S30の検索で、“該当あり”、すなわち、保存データN105Dの中に、対応応答データP2Dが存在する場合は、工程はS40に進む。一方、S30の検索で、“該当なし”、すなわち、保存データN105Dの中に、対応応答データP2Dが存在しない場合は、工程はS90に進む。
S30の検索で、“該当あり”、すなわち、保存データN105Dの中に、対応応答データP2Dが存在する場合に、測定部N104は、これに応答して、さらに、保存データN105Dの中から通知パケットP3に関連する送信パケットP1に関するデータP1D(図4参照)を検索する(S40)。以下、通知パケットP3に関連する送信パケットP1に関するデータP1Dを、「対応送信データP1D」と称する。なお、対応送信データP3Dの検索は、対応応答データP2Dの検索と同様にして、行われる。
S40の検索で、“該当あり”、すなわち、保存データN105Dの中に、対応送信データP1Dが存在する場合は、工程はS50に進む。一方、S40の検索で、“該当なし”、すなわち、保存データN105Dの中に、対応送信データP1Dが存在しない場合は、工程はS90に進む。
S40の検索で、“該当あり”、すなわち、保存データN105Dの中に、対応送信データP1Dが存在する場合に、測定部N104は、これに応答して、情報蓄積部N105から仮保存された通知パケットP3の抽出データを読み出して、通知パケットP3の抽出データの中から、第1往復遅延時間RTD1を抽出する(S50)。
S50で往復遅延時間RTD1を抽出すると、測定部N104は、これに応答して、情報蓄積部N105から対応応答データP2Dを読み出して、対応応答データP2Dの中から、応答パケットP2の応答中継時刻T302、測定側端末TE1での送信パケットP1の送信時刻T101、被測定側端末TE2での送信パケットP1を受信してから応答パケットP2を送信するまでの経過時間D201を抽出する(S60)。
S60で応答中継時刻T302、送信時刻T101、及び過時間D201を抽出すると、測定部N104は、これに応答して、情報蓄積部N105から対応送信データP1Dを読み出して、対応送信データP1Dの中から、送信パケットP1の送信中継時刻T301を抽出する(S70)。
S70で送信中継時刻T301を抽出すると、測定部N104は、これに応答して、S50で抽出された第1往復遅延時間RTD1、S60で抽出された応答中継時刻T302及び経過時間D201と、S70で抽出された送信中継時刻T301とに基づいて、上述の式(1)及び(2)を演算することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を算出する(S80)。
S80で第3往復遅延時間RTD3を算出すると、測定部N104は、これに応答して、情報蓄積部N105から仮保存された通知パケットP3の抽出データを読み出して、通知パケットP3の抽出データに基づいて、通知パケットP3に関するデータP3D(図4参照)を生成して、情報蓄積部N105に登録する(S90)。
以上により、測定部N104の、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する場合の動作が終了する。
これにより、パケット中継装置N1は、第1往復遅延時間RTD1と、第2往復遅延時間RTD2と、第3往復遅延時間RTD3とを得ることができる。
なお、測定部N104は、以下の式(4)に基づいて、送信パケットP1の送信時刻T101に、経過時間D201と、第1往復遅延時間RTD1とを合計することにより、測定側端末TE1での応答パケットP2の受信時刻T102を得ることもできる。
T102=T101+D201+RTD1 …(4)
以上の通り、この発明の遅延時間測定方法によれば、パケット中継装置N1が各RTCPパケットを中継したときに、パケット中継装置N1に中継した各RTCPパケットの時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報とその中継時刻とを情報蓄積部N105に保存させておくことにより、保存されたデータから各端末との間の伝送の往復遅延時間を容易に測定することができる。
これによって、各端末との間の伝送での往復遅延時間を比較することで、遅延箇所の特定が可能となる。
また、この発明の遅延時間測定方法によれば、標準のRTCPパケットを用いて遅延時間を測定しているため、端末の改造を行わなくてよい。
さらに、この発明の遅延時間測定方法によれば、端末が通常送受信しているRTCPパケットを使用しているため、ネットワークの帯域を消費することがない。
[実施の形態例2]
実施の形態例1では、この発明の遅延時間測定方法をパケット中継装置N1に適用した例を説明した。しかしながら、この発明の遅延時間測定方法は、パケット中継装置N1とは別の独立した装置に適用することが可能である。
以下、図6を参照して、実施の形態例2として、この発明の遅延時間測定方法をパケット中継装置N1に接続されたコンピュータに適用した例につき説明する。なお、図6は、この発明に係る遅延時間測定装置の構成の一例を示すブロック図である。図6において、実施の形態例1と同様の構成要素(図1参照)については、同一の符号に「’」を付し、それらの説明を省略する。
図6に示すように、この実施の形態例では、IP網NW1には、端末TE1が収容され、IP網NW2には端末TE2が収容されており、IP網NW1とIP網NW2は、パケット中継装置N1によって接続されている。
なお、この実施の形態例では、パケット中継装置N1は、内部に、パケット受信部N101’、パケット送信部N102’、及びパケット判定部N103’を有している。パケット受信部N101’は、送信元の端末から送信されたパケットを受信する機能手段である。パケット送信部N102’は、パケット受信部N101’によって受信されたパケットを送信先の端末に送信する機能手段である。パケット判定部N103’は、パケット受信部N101’によって受信されたパケットがRTCPパケットであるか否かを判定して、パケットがRTCPパケットである場合に、RTCPパケットをコピーして、コンピュータ110に出力する機能手段である。
パケット中継装置N1は、ネットワークの管理者によって利用されるコンピュータ110が接続されている。このコンピュータ110は、媒体120に格納されたプログラム130がインストールされることによって、遅延時間測定装置として動作するようになる。なお、プログラム130は、コンピュータ110を、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する測定部N104’と、時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される情報蓄積部N105’として機能させるためのものである。
コンピュータ110にインストールされたプログラム130は、コンピュータ110のRAMに格納される。以下、このプログラム130が格納された領域を「制御情報格納部N106’」と称する。このプログラム130は、コンピュータ110のCPUにタイマ手段N104a’と書込手段N104b’と読出手段N104c’と演算手段N104d’とを含む測定部104’を構築し、さらに、コンピュータ110のRAMに情報蓄積部105’を構築する。これにより、コンピュータ110は、遅延時間測定装置として動作するようになる。以下、コンピュータ110を「遅延時間測定装置110」と称する場合もある。
パケット中継装置N1は、中継するパケットがRTCPパケットである場合に、当該RTCPパケットのコピーをコンピュータ110に出力する。これにより、遅延時間測定装置110には、RTCPパケットのコピーが入力される。
遅延時間測定装置110では、測定部N104’のタイマ手段N104a’は、常時、現在の時刻を計測する。
測定部N104’の書込手段N104b’は、RTCPパケットのコピーが入力される都度、これに応答して、タイマ手段N104a’からパケットの中継時刻すなわちパケット中継装置N1が当該RTCPパケットを受信した受信時刻を取得し、RTCPパケットのコピーに中継時刻を付与して、情報蓄積部N105’に書き込んで一定期間保存する。具体的には、測定部N104’の書込手段N104b’は、送信パケットP1のコピーが入力されたときに、送信中継時刻T301を付与し、応答パケットP2のコピーが入力されたときに、応答中継時刻T302を付与し、また、通知パケットP3のコピーが入力されたときに、通知中継時刻T303を付与して、情報蓄積部N105’に書き込んで一定期間保存する。なお、情報蓄積部N105’に保存されるRTCPパケットのコピーは、他のパケットとの対応関係を明確にするデータを含んでいれば、部分的なデータであってもよい。そこで、この実施の形態例でも、測定部N104’は、RTCPパケットのコピーが入力される都度、これに応答して、RTCPパケットのコピーから、上述の抽出データとして図3−1〜図3−4に示すハッチングが付された領域のデータを抽出し、抽出データに中継時刻を付与して、情報蓄積部N105’に保存するものとする。その結果、情報蓄積部N105’には、例えば図4に示すようなデータが保存される。
測定部N104’の読出手段N104c’は、情報蓄積部N105’から、RTCPパケットの抽出データや中継時刻などのデータを読み出す。
測定部N104’の演算手段N104d’は、通知パケットP3のコピーが入力されたときに、通知パケットP3のコピーの保存動作の前または後に、図5を参照して説明した「測定部N104の、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する場合の動作」と同様の動作を行うことにより、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する。また、このとき、測定部N104’の演算手段N104d’は、第1往復遅延時間RTD1も得ることができる。これにより、遅延時間測定装置110は、実施の形態例1のパケット中継装置N1と同様に、ネットワーク上で、RTCPパケットを監視することが可能になる。
この遅延時間測定装置110は、好ましくは、複数のパケット中継装置N1と接続するとよい。これにより、この遅延時間測定装置110は、1台で、複数のネットワークにおける、第1往復遅延時間RTD1と、第2往復遅延時間RTD2と、第3往復遅延時間RTD3とを得ることができる。したがって、この遅延時間測定装置110を利用するネットワークの管理者は、1台の遅延時間測定装置110で、複数のネットワークの状態を集中的に監視することができる。
[実施の形態例3]
実施の形態例1では、パケット中継装置N1の測定部N104が、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3の測定時に、上述の式(1)及び(2)を演算することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定している。同様に、実施の形態例2では、遅延時間測定装置110の測定部N104’が、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3の測定時に、上述の式(1)及び(2)を演算することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定している。しかしながら、パケット中継装置N1の測定部N104及び遅延時間測定装置110の測定部N104’は、予め用意されたテーブル情報を参照することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定することができる。
以下、図7−1及び図7−2を参照して、実施の形態例3として、テーブル情報を参照することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する例につき説明する。なお、この実施の形態例では、パケット中継装置N1を例にして説明するが、遅延時間測定装置110の場合も同様である。
図7−1及び図7−2は、テーブル情報の一例を示す図である。図7−1は、第2往復遅延時間RTD2を測定するためのテーブル情報Ta1を示しており、図7−2は、第3往復遅延時間RTD3を測定するためのテーブル情報Ta2を示している。図7−1に示すテーブル情報Ta1は、送信中継時刻T301と応答中継時刻T302との差の仮想的な値と経過時間D201の仮想的な値とに基づいて、上述の式(1)を演算することによって算出された第2往復遅延時間RTD2の値の一覧を示している。図7−2に示すテーブル情報Ta2は、第1往復遅延時間RTD1の仮想的な値と第2往復遅延時間RTD2の仮想的な値とに基づいて、上述の式(2)を演算することによって算出された第3往復遅延時間RTD3の値の一覧を示している。テーブル情報Ta1及びTa2は、パケット中継装置N1の起動前に、制御情報格納部N106または情報蓄積部N105に予め格納されている。この実施の形態例では、テーブル情報Ta1及びTa2は、制御情報格納部N106に予め格納されているものとして説明する。
この実施の形態例では、図5に示すS10〜S90の工程すなわち測定部N104の第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する場合の動作の工程のうち、S80の工程が異なる。この実施の形態例では、測定部N104は、S80において、以下のように動作する。
すなわち、S70で送信中継時刻T301を抽出すると、測定部N104は、これに応答して、制御情報格納部N106からテーブル情報Ta1及びTa2を読み出し、S60で抽出された応答中継時刻T302と、経過時間D201と、S70で抽出された送信中継時刻T301とに基づいて、図7−1に示すテーブル情報Ta1を参照して第2往復遅延時間RTD2の値を特定し、さらに、S50で抽出された第1往復遅延時間RTD1と、特定した第2往復遅延時間RTD2の値とに基づいて、図7−2に示すテーブル情報Ta2を参照して第3往復遅延時間RTD3の値を特定する。
このようにして、測定部N104は、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する。なお、遅延時間測定装置110の測定部N104’も、同様に動作して第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定することができる。
この実施の形態例によれば、テーブル情報を参照することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定しているので、実施の形態例1及び2のように、上述の式(1)及び(2)を演算することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する場合よりも第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3の測定に要する時間を短縮することができる。
この発明は、上述の実施の形態例に限定されることなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、実施の形態例1では、パケット中継装置N1は、内部に、遅延時間測定機能部N1aすなわち測定部N104、情報蓄積部N105、及び制御情報格納部N106が既に設けられた構成となっている。しかしながら、遅延時間測定機能部N1aは、当初はパケット中継装置N1の内部に設けられておらず、実施の形態例2に開示されたプログラム130がRAMに格納されることによって、パケット中継装置N1の内部に設けられるようにしてもよい。
また、実施の形態例2に開示されたプログラム130は、測定部N104またはN104’を、実施の形態例3に開示された、テーブル情報を参照することによって、第2往復遅延時間RTD2及び第3往復遅延時間RTD3を測定する手段として機能するように、変更してもよい。
この発明に係るパケット中継装置の構成の一例を示すブロック図である。 この発明の遅延時間測定方法を説明するためのシーケンス図である。 RTCPパケットのフォーマットの一例を示す図である。 RTCPパケットのフォーマットの一例を示す図である。 RTCPパケットのフォーマットの一例を示す図である。 RTCPパケットのフォーマットの一例を示す図である。 情報蓄積部の格納データの一例を示す図である。 測定部の各端末との往復遅延時間測定時の動作を示すフローチャート図である。 この発明に係る遅延時間測定装置の構成の一例を示すブロック図である。 テーブル情報の一例を示す図(1)である。 テーブル情報の一例を示す図(2)である。 ネットワークの構成の一例を示す図である。 従来の遅延時間測定方法を説明するためのシーケンス図である。
符号の説明
TE1 …測定側端末
TE2 …被測定側端末
N1 …パケット中継装置
P1 …RTCPパケット(送信パケット)
P2 …RTCPパケット(応答パケット)
P3 …RTCPパケット(通知パケット)
T101,T202,T103 …送信時刻
T201,T102,T203 …受信時刻
T301,T302,T303 …中継時刻
D201 …経過時間
RTD1 …測定側端末と被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間
RTD2 …パケット中継装置と被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間
RTD3 …パケット中継装置と測定側端末との間での伝送の往復遅延時間
RTD1−1,RTD1−2,RTD2−1,RTD2−2,RTD3−1,RTD3 −2 …遅延時間

Claims (16)

  1. パケット中継装置を介して測定側端末と被測定側端末との間で伝送されるパケットに対して、当該測定側端末と当該被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第1往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と当該被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第2往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と当該測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第3往復遅延時間として、当該第2往復遅延時間及び当該第3往復遅延時間を測定する測定部と、時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される情報蓄積部とを設け、
    前記測定部によって、
    (a)前記測定側端末から前記被測定側端末宛にRTCPパケットとして送信されかつ前記測定側端末での送信時刻を含む送信パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データである送信中継時刻を前記情報蓄積部に保存し、
    (b)前記送信パケットに応答して前記被測定側端末から前記測定側端末宛に応答RTCPパケットとして送信されかつ前記送信パケットの受信から送信されるまでの時間データである経過時間を含む応答パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データである応答中継時刻と、当該応答パケットに含まれている経過時間とを前記情報蓄積部に保存し、
    (c)前記第1往復遅延時間を通知するために前記測定側端末から前記被測定側端末宛に通知RTCPパケットとして送信されかつ前記第1往復遅延時間を含む通知パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻と前記応答中継時刻と前記経過時間と、当該通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間とに基づいて、前記第2往復遅延時間及び前記第3往復遅延時間を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定方法。
  2. 請求項1に記載の遅延時間測定方法において、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの前記パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの前記パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部によって、以下の式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定方法。
    RTD2
    =(T302−T301)−D201 …(1)
    RTD3
    =RTD1−RTD2
    =RTD1−((T302−T301)−D201) …(2)
  3. 請求項2に記載の遅延時間測定方法において、
    前記測定部に、タイマ手段と書込手段と読出手段と演算手段とを設け、
    前記タイマ手段によって、時刻を計測し、
    前記書込手段によって、前記送信時刻T101を含む前記送信パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された送信中継時刻T301を前記情報蓄積部に書き込んで保存し、及び、
    前記経過時間D201を含む前記応答パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された応答中継時刻T302と、当該応答パケットに含まれている当該経過時間D201とを前記情報蓄積部に書き込んで保存し、
    前記読出手段によって、前記第1往復遅延時間RTD1を含む前記通知パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部から、当該通知パケットに対応する前記送信パケットの前記送信中継時刻T301と、当該通知パケットに対応する前記応答パケットの前記応答中継時刻T302と、前記経過時間D201とを読み出し、及び、
    前記演算手段によって、それぞれ読み出された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、前記式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定方法。
  4. 請求項1に記載の遅延時間測定方法において、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの前記パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの前記パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部によって、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記パケット中継装置によって中継された前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、予め用意されたテーブル情報を参照することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定方法。
  5. 測定側端末と被測定側端末との間で伝送されるパケットを中継するパケット中継装置において、
    前記測定側端末と前記被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第1往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と前記被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第2往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と前記測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第3往復遅延時間として、当該第2往復遅延時間及び当該第3往復遅延時間を測定する測定部と、
    時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される情報蓄積部とを有し、
    前記測定部は、
    (a)前記測定側端末から前記被測定側端末宛にRTCPパケットとして送信されかつ前記測定側端末での送信時刻を含む送信パケットを当該パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データである送信中継時刻を前記情報蓄積部に保存し、
    (b)前記送信パケットに応答して前記被測定側端末から前記測定側端末宛に応答RTCPパケットとして送信されかつ前記送信パケットの受信から送信されるまでの時間データである経過時間を含む応答パケットを当該パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データである応答中継時刻と、当該応答パケットに含まれている経過時間とを前記情報蓄積部に保存し、
    (c)前記第1往復遅延時間を通知するために前記測定側端末から前記被測定側端末宛に通知RTCPパケットとして送信されかつ前記第1往復遅延時間を含む通知パケットを当該パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻と前記応答中継時刻と前記経過時間と、当該通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間とに基づいて、前記第2往復遅延時間及び前記第3往復遅延時間を測定する
    ことを特徴とするパケット中継装置。
  6. 請求項5に記載のパケット中継装置において、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの当該パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの当該パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部は、以下の式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とするパケット中継装置。
    RTD2
    =(T302−T301)−D201 …(1)
    RTD3
    =RTD1−RTD2
    =RTD1−((T302−T301)−D201) …(2)
  7. 請求項6に記載のパケット中継装置において、
    前記測定部は、タイマ手段と書込手段と読出手段と演算手段とを含み、
    前記タイマ手段は、時刻を計測し、
    前記書込手段は、前記送信時刻T101を含む前記送信パケットを当該パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された送信中継時刻T301を前記情報蓄積部に書き込んで保存し、及び、
    前記経過時間D201を含む前記応答パケットを当該パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された応答中継時刻T302と、当該応答パケットに含まれている当該経過時間D201とを前記情報蓄積部に書き込んで保存し、
    前記読出手段は、前記第1往復遅延時間RTD1を含む前記通知パケットを当該パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部から、当該通知パケットに対応する前記送信パケットの前記送信中継時刻T301と、当該通知パケットに対応する前記応答パケットの前記応答中継時刻T302と、前記経過時間D201とを読み出し、及び、
    前記演算手段は、それぞれ読み出された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、前記式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とするパケット中継装置。
  8. 請求項5に記載のパケット中継装置において、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの当該パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの当該パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部は、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、当該パケット中継装置によって中継された前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、予め用意されたテーブル情報を参照することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とするパケット中継装置。
  9. パケット中継装置に接続され、かつ、当該パケット中継装置を介して測定側端末と被測定側端末との間で伝送されるパケットに対して、当該測定側端末と当該被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第1往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と当該被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第2往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と当該測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第3往復遅延時間として、当該第2往復遅延時間及び当該第3往復遅延時間を測定する遅延時間測定装置であって、
    前記第2往復遅延時間及び前記第3往復遅延時間を測定する測定部と、
    時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される情報蓄積部とを有し、
    前記測定部は、
    (a)前記測定側端末から前記被測定側端末宛にRTCPパケットとして送信されかつ前記測定側端末での送信時刻を含む送信パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データである送信中継時刻を前記情報蓄積部に保存し、
    (b)前記送信パケットに応答して前記被測定側端末から前記測定側端末宛に応答RTCPパケットとして送信されかつ前記送信パケットの受信から送信されるまでの時間データである経過時間を含む応答パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データである応答中継時刻と、当該応答パケットに含まれている経過時間とを前記情報蓄積部に保存し、
    (c)前記第1往復遅延時間を通知するために前記測定側端末から前記被測定側端末宛に通知RTCPパケットとして送信されかつ前記第1往復遅延時間を含む通知パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻と前記応答中継時刻と前記経過時間と、当該通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間とに基づいて、前記第2往復遅延時間及び前記第3往復遅延時間を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定装置。
  10. 請求項9に記載の遅延時間測定装置において、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの前記パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの前記パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部は、以下の式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定装置。
    RTD2
    =(T302−T301)−D201 …(1)
    RTD3
    =RTD1−RTD2
    =RTD1−((T302−T301)−D201) …(2)
  11. 請求項10に記載の遅延時間測定装置において、
    前記測定部は、タイマ手段と書込手段と読出手段と演算手段とを含み、
    前記タイマ手段は、時刻を計測し、
    前記書込手段は、前記送信時刻T101を含む前記送信パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された送信中継時刻T301を前記情報蓄積部に書き込んで保存し、及び、
    前記経過時間D201を含む前記応答パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された応答中継時刻T302と、当該応答パケットに含まれている当該経過時間D201とを前記情報蓄積部に書き込んで保存し、
    前記読出手段は、前記第1往復遅延時間RTD1を含む前記通知パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部から、当該通知パケットに対応する前記送信パケットの前記送信中継時刻T301と、当該通知パケットに対応する前記応答パケットの前記応答中継時刻T302と、前記経過時間D201とを読み出し、及び、
    前記演算手段は、それぞれ読み出された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、前記式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定装置。
  12. 請求項9に記載の遅延時間測定装置において、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの前記パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの前記パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部は、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記パケット中継装置によって中継された前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、予め用意されたテーブル情報を参照することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する
    ことを特徴とする遅延時間測定装置。
  13. コンピュータを、パケット中継装置を介して測定側端末と被測定側端末との間で伝送されるパケットに対して、当該測定側端末と当該被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第1往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と当該被測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第2往復遅延時間とし、当該パケット中継装置と当該測定側端末との間での伝送の往復遅延時間を第3往復遅延時間として、当該第2往復遅延時間及び当該第3往復遅延時間を測定する測定部と、時刻データ及び時間データを含むパケットに関する情報が保存される情報蓄積部として機能させるためのプログラムであって、
    前記測定部を、
    (a)前記測定側端末から前記被測定側端末宛にRTCPパケットとして送信されかつ前記測定側端末での送信時刻を含む送信パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データである送信中継時刻を前記情報蓄積部に保存し、
    (b)前記送信パケットに応答して前記被測定側端末から前記測定側端末宛に応答RTCPパケットとして送信されかつ前記送信パケットの受信から送信されるまでの時間データである経過時間を含む応答パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データである応答中継時刻と、当該応答パケットに含まれている経過時間とを前記情報蓄積部に保存し、
    (c)前記第1往復遅延時間を通知するために前記測定側端末から前記被測定側端末宛に通知RTCPパケットとして送信されかつ前記第1往復遅延時間を含む通知パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻と前記応答中継時刻と前記経過時間と、当該通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間とに基づいて、前記第2往復遅延時間及び前記第3往復遅延時間を測定する手段として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  14. 請求項13に記載のプログラムにおいて、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの前記パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの前記パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部を、以下の式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する手段として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
    RTD2
    =(T302−T301)−D201 …(1)
    RTD3
    =RTD1−RTD2
    =RTD1−((T302−T301)−D201) …(2)
  15. 請求項14に記載のプログラムにおいて、
    前記測定部を、タイマ手段と書込手段と読出手段と演算手段とを含む手段として機能させ、
    前記タイマ手段を、時刻を計測する手段として機能させ、
    前記書込手段を、前記送信時刻T101を含む前記送信パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該送信パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された送信中継時刻T301を前記情報蓄積部に書き込んで保存し、及び、
    前記経過時間D201を含む前記応答パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、当該応答パケットの中継時刻データとして前記タイマ手段によって計測された応答中継時刻T302と、当該応答パケットに含まれている当該経過時間D201とを前記情報蓄積部に書き込んで保存する手段として機能させ、
    前記読出手段を、前記第1往復遅延時間RTD1を含む前記通知パケットを前記パケット中継装置が中継したときに、前記情報蓄積部から、当該通知パケットに対応する前記送信パケットの前記送信中継時刻T301と、当該通知パケットに対応する前記応答パケットの前記応答中継時刻T302と、前記経過時間D201とを読み出す手段として機能させ、及び、
    前記演算手段を、それぞれ読み出された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、前記式(1)及び(2)を演算することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する手段として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
  16. 請求項13に記載のプログラムにおいて、
    前記第1往復遅延時間をRTD1とし、前記第2往復遅延時間をRTD2とし、前記第3往復遅延時間をRTD3とし、前記送信パケットの前記測定側端末での前記送信時刻をT101とし、前記被測定側端末での前記送信パケットの受信から前記応答パケットが送信されるまでの前記経過時間をD201とし、前記送信パケットの前記パケット中継装置での前記送信中継時刻をT301とし、前記応答パケットの前記パケット中継装置での前記応答中継時刻をT302とする場合に、
    前記測定部を、前記情報蓄積部に保存された前記送信中継時刻T301と前記応答中継時刻T302と前記経過時間D201と、前記パケット中継装置によって中継された前記通知パケットに含まれている前記第1往復遅延時間RTD1とに基づいて、予め用意されたテーブル情報を参照することによって、前記第2往復遅延時間RTD2及び前記第3往復遅延時間RTD3を測定する手段として機能させる
    ことを特徴とするプログラム。
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