JP4825116B2 - 固体撮像装置及び撮像方法 - Google Patents

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Description

本発明は、固体撮像装置及び撮像方法に関するものである。
従来、例えば口腔内におけるX線撮像に用いられることを意図した固体撮像装置が特許文献1に開示されている。このような用途では、撮像すべきX線の入射期間が極めて短く、固体撮像装置はX線入射タイミングを捉えて該X線を撮像しなければならない。そこで、特許文献1に開示された固体撮像装置は、X線像を撮像するために2次元配列された複数の画素用のフォトダイオード(以下、「画素用PD」ともいう。)を含む撮像用受光手段とは別に、X線入射を検知するためのトリガ用フォトダイオード(以下、「トリガ用PD」ともいう。)をも備えている。そして、この固体撮像装置は、トリガ用PDから出力される電気信号をモニタすることでX線入射を検知し、その後、撮像用受光手段から出力される電気信号に基づいてX線像を得る。
特表2002−505002号公報
従来の固体撮像装置において、上記したように、トリガ用PDから出力された電気信号は、X線の入射を検知するための手がかりとして用いられる他、場合によっては、X線のトータルの照射量を計算するためにも用いられることができる。すなわち、トリガ用PDから出力された電気信号に基づいて、例えば複数の画素用PDを含む撮像用受光手段の動作が制御される場合もあるなど、トリガ用PDは固体撮像装置の全体の動作性能を左右する重要な要素である。
そこで、本発明は上記に鑑みてなされたもので、トリガ用フォトダイオードを好適に活用することの可能な固体撮像装置及び撮像方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の固体撮像装置は、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含み、複数の画素部それぞれにおいて、フォトダイオードで発生した電荷を電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光手段と、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段と、複数の画素部それぞれの電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力するとともに、トリガ用受光手段で発生した電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含み、積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する出力手段と、積分回路からの出力値に基づき、トリガ用受光手段への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成する判定手段と、判定手段から入力された判定信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、出力手段の積分回路の可変容量部の容量値を変更する制御手段と、を備える。
また、本発明の撮像方法は、トリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段が、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用受光ステップと、トリガ用受光ステップで発生された電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含む出力手段が、積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第1出力ステップと、判定手段が、第1出力ステップにより出力された値に基づき、トリガ用受光手段への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成する判定ステップと、制御手段が、判定ステップにて生成された判定信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、出力手段の積分回路の可変容量部の容量値を変更する制御ステップと、制御ステップにおける制御のもとで、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含む撮像用受光手段が、複数の画素部それぞれにおいて、フォトダイオードで発生した電荷を電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光ステップと、出力手段が、撮像用受光手段の複数の画素部それぞれの電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第2出力ステップと、を備える。
このような本発明の固体撮像装置及び撮像方法によれば、判定手段は、積分回路からの出力値に基づき、トリガ用受光手段への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成する。このとき、積分回路からの出力値は、デジタル値であっても良い。制御手段は、この判定信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、出力手段の積分回路の可変容量部の容量値を変更する。つまり、制御手段は、トリガ用受光手段で発生した電荷を蓄積するための容量値を、入射光の有無の検知可否にしたがって異ならせる。このとき、好ましくは、制御手段は、上記判定信号により光が入射されたことが検知されたときに、積分回路の可変容量部の容量値を大きくする。すなわち、制御手段は、入射光が検知される前は積分回路の電荷蓄積容量値を小さく制御し、入射光が検知された後は積分回路の電荷蓄積容量値を大きく変更する。
ところで、トリガ用フォトダイオード(トリガ用PD)を含むトリガ用受光手段からの出力信号を入射光の検知のために用いる場合には、トリガ用PDに対する積分回路の感度をできるだけ高くして、光の入射に対して敏感に反応するようにさせることが好ましい。一方、トリガ用PDからの出力信号を例えば入射光のトータルの照射量を計算するために用いるといった場合には、トリガ用PDに対する積分回路の感度をできるだけ低くして、トリガ用PDからの出力信号が積分回路で飽和しないようにすることが好ましい。なぜなら、トリガ用PDからの出力信号が積分回路で飽和してしまうと、入射光のトータルの照射量を正確に計算することができなくなり、このことは、例えば上記トータル照射量に基づいて電荷蓄積部の電荷蓄積動作の終了タイミングを決めるときに悪影響を及ぼすからである。
ここで、本発明の固体撮像装置及び撮像方法によれば、制御手段が入射光の検知前後で積分回路の電荷蓄積容量値を異ならせることにより、トリガ用PDに対する積分回路の感度を切り替えることができる。このことにより、入射光の検知前には、トリガ用PDに対する積分回路の感度をできるだけ高くして、入射光に対して敏感に反応することができる。また、入射光の検知後には、トリガ用PDに対する積分回路の感度をできるだけ低くして、トリガ用PDからの出力信号が積分回路で飽和することを防止できる。このように、本発明によれば、制御手段が入射光の検知前後で積分回路の電荷蓄積容量値を異ならせ、トリガ用PDに対する積分回路の感度を切り替えることにより、トリガ用PDを好適に活用することができる。
また、固体撮像装置において判定手段は、積分回路からの出力値のピーク値が所定の閾値以上であり、且つ積分回路からの出力値の所定期間中の累計値が所定の閾値以上である場合に、入射光の存在を有として判定する。
この発明によれば、判定手段が入射光の存在を有として判定する際には、積分回路からの出力値の瞬間的なピーク値および所定期間中の累計値がそれぞれの所定閾値以上であるか否かが考慮される。このことにより、トリガ用PDからの出力信号が実際の入射光の曝射によるものなのか、或いはその他のノイズに起因するものなのかを判定することができる。なぜなら、ノイズによる場合には、トリガ用PDから積分回路を経た出力信号は、そのピーク値が所定の大きさを有してはいるが、その値は一般的に瞬間的なものであり、所定期間中の連続性はない場合が多いからである。
また、本発明の固体撮像装置は、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含み、複数の画素部それぞれにおいて、フォトダイオードで発生した電荷を電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光手段と、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段と、複数の画素部それぞれの電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力するとともに、トリガ用受光手段で発生した電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含み、積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する出力手段と、積分回路からの出力値に基づいて生成され、トリガ用受光手段への入射光の有無を表す外部入力信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、出力手段の積分回路の可変容量部の容量値を変更する制御手段と、を備える。
また、本発明の撮像方法は、トリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段が、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用受光ステップと、トリガ用受光ステップで発生された電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含む出力手段が、積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第1出力ステップと、制御手段が、第1出力ステップにより出力された値に基づいて生成され、トリガ用受光手段への入射光の有無を表す外部入力信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、出力手段の積分回路の可変容量部の容量値を変更する制御ステップと、制御ステップにおける制御のもとで、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含む撮像用受光手段が、複数の画素部それぞれにおいて、フォトダイオードで発生した電荷を電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光ステップと、出力手段が、撮像用受光手段の複数の画素部それぞれの電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第2出力ステップと、を備える。
このような本発明の固体撮像装置及び撮像方法によれば、制御手段は、積分回路からの出力値に基づいて生成され、トリガ用受光手段への入射光の有無を表す外部入力信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、出力手段の積分回路の電荷蓄積容量値を変更する。つまり、制御手段は、トリガ用受光手段で発生した電荷を蓄積するための容量値を、入射光の有無の検知可否にしたがって異ならせる。このとき、好ましくは、制御手段は、上記外部入力信号により光が入射されたことが検知されたときに、積分回路の可変容量部の容量値を大きくする。すなわち、制御手段は、入射光が検知される前は積分回路の電荷蓄積容量値を小さく制御し、入射光が検知された後は積分回路の電荷蓄積容量値を大きく変更する。
言い換えれば、本発明の固体撮像装置及び撮像方法によれば、制御手段が入射光の検知前後で積分回路の電荷蓄積容量値を異ならせることにより、トリガ用PDに対する積分回路の感度を切り替えることができる。このことにより、入射光の検知前には、トリガ用PDに対する積分回路の感度をできるだけ高くして、入射光に対して敏感に反応することができる。また、入射光の検知後には、トリガ用PDに対する積分回路の感度をできるだけ低くして、トリガ用PDからの出力信号が積分回路で飽和することを防止できる。このように、本発明によれば、制御手段が入射光の検知前後で積分回路の電荷蓄積容量値を異ならせ、トリガ用PDに対する積分回路の感度を切り替えることにより、トリガ用PDを好適に活用することができる。
更に、この場合には、外部入力信号は例えば任意の外部機器により装置外部で生成されるため、該外部入力信号の生成時の条件を該外部機器において柔軟に調整することができる。
本発明によれば、トリガ用フォトダイオードを好適に活用することが可能となる。
以下、添付図面を参照して本発明にかかる固体撮像装置及び撮像方法の好適な実施形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る固体撮像装置1の構成概要図である。この図に示される固体撮像装置1は、撮像用受光部10(撮像用受光手段)、トリガ用受光部20(トリガ用受光手段)、行選択部30、列選択部40、電圧保持部50、出力部60(出力手段)、判定部70(判定手段)及び制御部80(制御手段)を備える。なお、この図では、要素間の配線については省略または簡略化されている。
撮像用受光部10は、入射した光の像を撮像するためのものであり、M行N列に2次元配列された画素部P1,1〜PM,Nを含む。画素部Pm,nは第m行第n列に位置している。M×N個の画素部P1,1〜PM,Nは、共通の構成を有していて、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオード(画素用PD)と、該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを有している。撮像用受光部10は、制御部80から出力される電荷蓄積動作制御信号が指示する期間に、M×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれにおいて画素用PDで発生した電荷を電荷蓄積部により蓄積する。なお、M、Nは2以上の整数であり、mは1以上M以下の整数であり、nは1以上N以下の整数である。
トリガ用受光部20は、光の入射を検知するためのものであり、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用フォトダイオード(トリガ用PD)を含む。トリガ用受光部20に含まれるトリガ用PDの個数や配置については種々の態様があり得るが、撮像用受光部10を取り囲むようにトリガ用PDが設けられているのが好適であり、また、受光面積が広いのが好適である。トリガ用受光部20は、図示の如く撮像用受光部10を取り囲んで設けられている1つのトリガ用PDを含むのが好適であり、或いは、撮像用受光部10の周囲に設けられ互いに並列接続されている複数のトリガ用PDを含むのも好適である。
行選択部30は、制御部80による制御の下に、撮像用受光部10における各行を順次に指定して、その指定した第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた電圧値を電圧保持部50へ出力させる。行選択部30は、M段のシフトレジスタ回路を含み、このシフトレジスタ回路の各段の出力ビットにより、撮像用受光部10における各行を順次に指定することができる。
電圧保持部50は、共通の構成を有するN個の保持回路H〜Hを含む。保持回路Hは、撮像用受光部10における第n列のM個の画素部P1,n〜PM,nと接続されていて、これらのうちの何れかの画素部Pm,nから出力された電圧値を入力し、その入力した電圧値を保持して出力する。保持回路Hは、雑音成分が重畳された信号成分を表す電圧値を保持するとともに、雑音成分を表す電圧値も保持することができる。
列選択部40は、電圧保持部50に含まれるN個の保持回路H〜Hを順次に指定して、その指定した第nの保持回路Hにより保持されている電圧値を出力部60へ出力させる。列選択部40は、N段のシフトレジスタ回路を含み、このシフトレジスタ回路の各段の出力ビットにより、N個の保持回路H〜Hを順次に指定することができる。
出力部60は、制御部80から出力される電荷蓄積動作制御信号が指示する期間(すなわち、各画素部Pm,nにおいて画素用PDで発生した電荷を電荷蓄積部により蓄積する期間)の後に、M×N個の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれの電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じたデジタル値(以下、「画素用データ」ともいう。)を出力する。また、出力部60は、上記画素用データを出力しない期間に、トリガ用受光部20で発生した電荷の量に応じたデジタル値(以下、「トリガ用データ」ともいう。)を出力する。出力部60は、画素用データを出力する際と比較して、トリガ用データを出力する際に低消費電力で動作することが好適である。
出力部60は、画素用データおよびトリガ用データを共通の出力信号線Loutへ出力するのが好適であり、また、これらのデータをシリアルデータとして出力するのも好適である。これらの場合には、これらのデータを出力するための配線の本数を削減することができ、信頼性向上の点で有利である。
判定部70は、出力部60から出力されたトリガ用データを入力し、該トリガ用データに基づき、固体撮像装置1への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成するものである。上記入射光の有無の判定においては、出力部60から出力されたデータが入射光の曝射によるものなのか、或いはその他のノイズに起因するものなのかを判定する必要がある。このため、判定部70は、出力部60から出力されたデータの瞬間的なピーク値が所定の閾値以上であり、且つ出力部60から出力されたデータの所定期間中の累計値が所定の閾値以上である場合に、入射光の存在を「有」として判定する。なぜなら、入射光の曝射が実際に行われた場合には、出力部60から出力されたデータは、所定の大きさを有し、且つ照射されている期間中は連続する値となるからである。一方、ノイズによる場合には、出力部60から出力されたデータは、所定の大きさを有してはいるが、その値は一般的に瞬間的なものであり、所定期間中の連続性はない場合が多い。判定部70は、入射光有無に関する判定の結果を表す判定信号を生成し、制御部80に出力する。
制御部80は、固体撮像装置1の全体の動作を制御するものである。例えば、制御部80は、行選択部30における行選択動作、列選択部40における列選択動作、電圧保持部50におけるデータ保持動作、出力部60における画素用データおよびトリガ用データの出力動作、判定部70における判定動作、を制御する。更に、制御部80は、出力部60による画素用データおよびトリガ用データそれぞれの各ビットの出力タイミングに同期したクロック信号CLKを出力する。
制御部80は、判定部70から出力された判定信号を入力する。この判定信号が固体撮像装置1に入射光が曝射されたことを表している場合には、制御部80は、撮像用受光部10の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するように制御する。具体的に、制御部80は、画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの電荷蓄積部の電荷蓄積動作の開始を指示する電荷蓄積動作制御信号を生成して出力する。また、制御部80は、上記電荷蓄積動作制御信号を出力した直後に、トリガ用受光部20のトリガ用PDに対する積分回路62の感度を低感度に変更する。この感度の変更方法に関しては、後述する。
上記電荷蓄積動作制御信号が出力され、撮像用受光部10の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始した後に、制御部80は、出力部60から出力されるトリガ用データを入力する。このトリガ用データに基づいて、制御部80は、固体撮像装置1への入射光のトータルの照射量を計算する。そして、計算されたトータル照射量に基づいて、電荷蓄積部による電荷蓄積動作の終了タイミングが決められる。具体的に、制御部80は、上記トータル照射量が所定の閾値に達した時を電荷蓄積動作の終了タイミングとして判定し、上記電荷蓄積動作制御信号に上記終了タイミングを反映させる。このことにより、制御部80は、電荷蓄積部の電荷蓄積動作を終了させることができる。
なお、撮像用受光部10の画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれに対して電荷蓄積動作を指示する電荷蓄積動作制御信号は、制御部80から撮像用受光部10に直接に供給されてもよく、各画素部Pm,nに含まれる各トランジスタのゲート端子に与えられる制御信号(後述するReset(m)信号、Trans(m)信号およびHold(m)信号)とともに電荷蓄積動作を指示するものであってもよい。或いは、電荷蓄積動作制御信号が制御部80から行選択部30に供給されて、この電荷蓄積動作制御信号に基づいて、各画素部Pm,nに含まれる各トランジスタのゲート端子に与えられる制御信号が生成されてもよい。
図2は、第1実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる画素部Pm,nおよび保持回路Hそれぞれの回路構成を示す概要図である。なお、この図では、M×N個の画素部P1,1〜PM,Nのうち代表して画素部Pm,nが示され、N個の保持回路H〜Hのうち代表して保持回路Hが示されている。
画素部Pm,nは、例えばAPS(Active PixelSensor)方式のものであって、画素用PDおよび5個のMOSトランジスタT1〜T5を含む。この図に示されるように、トランジスタT1、トランジスタT2および画素用PDは順に直列的に接続されていて、基準電圧Vb1がトランジスタT1のドレイン端子に入力され、画素用PDのアノ−ド端子が接地されている。
トランジスタT3およびトランジスタT4は直列的に接続されていて、基準電圧Vb2がトランジスタT3のドレイン端子に入力され、トランジスタT4のソース端子が配線Vline(n)に接続されている。トランジスタT1とトランジスタT2との接続点は、トランジスタT5を介してトランジスタT3のゲート端子に接続されている。また、配線Vline(n)には定電流源が接続されている。
Reset(m)信号がトランジスタT1のゲート端子に入力され、Trans(m)信号がトランジスタT2のゲート端子に入力され、Address(m)信号がトランジスタT4のゲート端子に入力され、また、Hold(m)信号がトランジスタT5のゲート端子に入力される。これらReset(m)信号、Trans(m)信号、Address(m)信号およびHold(m)信号は、制御部80による制御の下に行選択部30から出力され、第m行のN個の画素部Pm,1〜Pm,Nに対して共通に入力される。
Reset(m)信号およびTrans(m)信号がハイレベルであるとき、画素用PDの接合容量部(電荷蓄積部)が放電され、さらに、Hold(m)信号もハイレベルであると、トランジスタT3のゲート端子の電位がリセットされる。その後に、Reset(m)信号、Trans(m)信号およびHold(m)信号がローレベルになると、画素用PDで発生した電荷は接合容量部に蓄積されていく。Hold(m)信号がローレベルであって、Address(m)信号がハイレベルであると、画素部Pm,nから配線Vline(n)へノイズ成分が出力される。そして、Trans(m)信号、Hold(m)信号およびAddress(m)信号がハイレベルになると、画素用PDの接合容量部に蓄積されている電荷の量に応じた電圧値が配線Vline(n)へ信号成分として出力される。
保持回路Hは、2つの容量素子C、C、および、4つのスイッチSW11、SW12、SW21、SW22を含む。このホールド回路Hでは、スイッチSW11およびスイッチSW12は、直列的に接続されて配線Vline(n)と配線Hline_sとの間に設けられ、容量素子Cの一端は、スイッチSW11とスイッチSW12との間の接続点に接続され、容量素子Cの他端は接地されている。また、スイッチSW21およびスイッチSW22は、直列的に接続されて配線Vline(n)と配線Hline_nとの間に設けられ、容量素子Cの一端は、スイッチSW21とスイッチSW22との間の接続点に接続され、容量素子Cの他端は接地されている。
このホールド回路Hでは、スイッチSW11は、制御部80から供給されるset_s信号のレベルに応じて開閉する。スイッチSW21は、制御部80から供給されるset_n信号のレベルに応じて開閉する。set_s信号およびset_n信号は、N個のホールド回路H〜Hに対して共通に入力される。スイッチSW12、SW22は、制御部80から供給されるhshift(n)信号のレベルに応じて開閉する。
このホールド回路Hでは、set_n信号がハイレベルからローレベルに転じてスイッチSW21が開くときに画素部Pm,nから配線Vline(n)へ出力されていたノイズ成分が、それ以降、容量素子Cにより電圧値out_n(n)として保持される。set_s信号がハイレベルからローレベルに転じてスイッチSW11が開くときに画素部Pm,nから配線Vline(n)へ出力されていた信号成分が、それ以降、容量素子Cにより電圧値out_s(n)として保持される。そして、hshift(n)信号がハイレベルになると、スイッチSW12が閉じて、容量素子Cにより保持されていた電圧値out_s(n)が配線Hline_sへ出力され、また、スイッチSW22が閉じて、容量素子Cにより保持されていた電圧値out_n(n)が配線Hline_nへ出力される。これら電圧値out_s(n)と電圧値out_n(n)との差が、画素部Pm,nの画素用PDで発生した電荷の量に応じた電圧値を表す。
図3は、第1実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる出力部60の構成概要図である。この図に示される出力部60は、差演算回路61、積分回路62、撮像用A/D変換回路63、トリガ用A/D変換回路64、スイッチSW61およびスイッチSW62を有する。
差演算回路61は、雑音成分が重畳された信号成分を表す電圧値を保持回路Hから入力するとともに、雑音成分を表す電圧値をも保持回路Hから入力して、両者の差に応じた電圧値を出力する。この差演算回路61から出力される電圧値は、雑音成分が除去された信号成分を表す。この差演算回路61の詳細な回路構成等については、後述する。
積分回路62は、トリガ用受光部20から出力される電荷を入力して蓄積し、その蓄積電荷量に応じた電圧値を出力する。容量素子(可変容量部)を含んで構成される積分回路62は、その電荷蓄積容量値の合計値を切り替え可能なように構成される。この積分回路62の詳細な回路構成等については、後述する。
撮像用A/D変換回路63は、差演算回路61から出力される電圧値を入力し、この入力した電圧値をA/D変換して、そのA/D変換の結果であるデジタル値(画素用データ)を出力する。トリガ用A/D変換回路64は、積分回路62から出力される電圧値を入力し、この入力した電圧値をA/D変換して、そのA/D変換の結果であるデジタル値(トリガ用データ)を出力する。
撮像用A/D変換回路63は、電荷蓄積動作制御信号が指示する期間の後にA/D変換動作を行って画素用データを出力する。トリガ用A/D変換回路64は、撮像用A/D変換回路63が画素用データを出力していない期間に、トリガ用データを出力する。なお、撮像用A/D変換回路63と比較して、トリガ用A/D変換回路64は低速または低出力ビット数で動作するようにしても良い。
スイッチSW61は、制御部80から出力されるsel_data信号により制御されて開閉動作し、閉じているときに、撮像用A/D変換回路63から出力される画素用データを出力信号線Loutへ出力する。スイッチSW62は、制御部80から出力されるsel_trig信号により制御されて開閉動作し、閉じているときに、トリガ用A/D変換回路64から出力されるトリガ用データを出力信号線Loutへ出力する。スイッチSW61およびスイッチSW62は同時に閉じることはない。
なお、図示はしないが、出力部60は、上記の撮像用A/D変換回路63およびトリガ用A/D変換回路64として共通の1つのA/D変換回路を有していてもよい。その場合、A/D変換回路は、画素用データを出力する際と比較して、トリガ用データを出力する際に低速または低出力ビット数で動作するようにしても良い。例えば、A/D変換回路がパイプライン方式のものであれば、画素用データを出力する際と比較して、トリガ用データを出力する際に、動作させる段数を少なくする。また、例えば、A/D変換回路が複数の容量素子を用いた逐次比較方式のものであれば、画素用データを出力する際と比較して、トリガ用データを出力する際に、用いる容量素子の個数を少なくする。
図4は、第1実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる差演算回路61の回路構成を示す概要図である。この図に示されるように、差演算回路61は、アンプA64〜A66、スイッチSW64、SW65、および、抵抗器R〜Rを含む。アンプA66の反転入力端子は、抵抗器Rを介してバッファアンプA64の出力端子と接続され、抵抗器Rを介して自己の出力端子と接続されている。アンプA66の非反転入力端子は、抵抗器Rを介してバッファアンプA65の出力端子と接続され、抵抗器Rを介して接地電位と接続されている。アンプA66の出力端子は画素用A/D変換回路63の入力端子と接続されている。バッファアンプA64の入力端子は、配線Hline_sを介してN個の保持回路H〜Hと接続され、スイッチSW64を介して接地電位と接続されている。バッファアンプA65の入力端子は、配線Hline_nを介してN個の保持回路H〜Hと接続され、スイッチSW65を介して接地電位と接続されている。
差演算回路61のスイッチSW64、SW65は、hreset信号により制御されて開閉動作する。スイッチSW64が閉じることで、バッファアンプA64の入力端子に入力される電圧値がリセットされる。スイッチSW65が閉じることで、バッファアンプA65の入力端子に入力される電圧値がリセットされる。スイッチSW64、SW65が開いているときに、N個の保持回路H〜Hのうちの何れかの保持回路Hから配線Hline_s、Hline_nへ出力された電圧値out_s(n)、out_n(n)が、バッファアンプA64、A65の入力端子に入力される。バッファアンプA64、A65それぞれの増幅率を1とし、4個の抵抗器R〜Rそれぞれの抵抗値が互いに等しいとすると、差演算回路61の出力端子から出力される電圧値は、配線Hline_sおよび配線Hline_nそれぞれを経て入力される電圧値の差を表す。
図5は、第1実施形態に係る固体撮像装置1に含まれる積分回路62の回路構成を示す概要図である。この図に示されるように、積分回路62は、アンプA67、容量素子C61、C62、およびスイッチSW67、SW68を含む。図示の如く、容量素子C61と、直列的に接続されたスイッチSW67及び容量素子C62と、スイッチSW68とは、互いに並列的に接続されて、アンプA67の反転入力端子と出力端子との間に設けられている。アンプA67の反転入力端子はトリガ用受光部20と接続されている。アンプA67の非反転入力端子は基準電位Vbと接続されている。アンプA67の出力端子はトリガ用A/D変換回路64の入力端子と接続されている。
積分回路62のスイッチSW67は、制御部80から出力されるgain_sel信号により制御されて開閉動作する。また、積分回路62のスイッチSW68は、制御部80から出力されるreset_trig信号により制御されて開閉動作する。スイッチSW67およびスイッチSW68が閉じることで、容量素子C61、C62が放電され、積分回路62から出力される電圧値がリセットされる。また、上述した電荷蓄積動作制御信号によって、画素部Pm,1〜Pm,Nそれぞれの電荷蓄積部が電荷蓄積動作を開始する前までは、gain_sel信号はローレベルの状態であり、スイッチSW67は開いている。一方、電荷蓄積動作制御信号によって上記電荷蓄積動作が開始された後は、gain_sel信号はハイレベルの状態に変わり、スイッチSW67は閉じる。
スイッチSW68が開いており、且つスイッチSW67が開いているときには、トリガ用受光部20から出力された電荷は、容量素子C61のみに蓄積される。一方、スイッチSW68が開いており、且つスイッチSW67が閉じているときには、トリガ用受光部20から出力された電荷は、容量素子C61及び容量素子C62に蓄積される。この場合には、トリガ用受光部20から出力された電荷を蓄積する容量素子の合計容量値が増えた分だけ、トリガ用受光部20のトリガ用PDに対する積分回路62の感度が低いことになる。言い換えれば、制御部80は、gain_sel信号を生成して出力することにより、トリガ用受光部20から出力された電荷に対する合計蓄積容量値を変更でき、このことにより、積分回路62のトリガ用PDに対する感度を変更できる。積分回路62は、蓄積電荷量に応じた電圧値をトリガ用A/D変換回路64に出力する。
引き続き、第1実施形態に係る固体撮像装置1の動作(撮像方法)の一例について説明する。図6は、第1実施形態に係る固体撮像装置1の動作の一例を示すタイミングチャートである。固体撮像装置1は、制御部80による制御の下に動作する。この図には、上から順に、(a) 固体撮像装置1に入射する光の強度、(b) 制御部80から出力されるクロック信号CLK、(c) 出力部60から出力信号線Loutへ出力されるデジタル信号Dout(画素用データDdata(m)、トリガ用データDtrig、または休止)、(d) トリガ用受光部20、積分回路62およびトリガ用A/D変換回路64によるトリガ用データ読出動作の状態(蓄積、読出、または休止)、(e) 判定部70から出力される判定信号、(f) 制御部80から出力される電荷蓄積動作制御信号、(g) 制御部80から出力されるgain_sel信号、(h) 積分回路62のトリガ用PDに対する感度(高感度、または低感度)、(i) 撮像用受光部10、電圧保持部50、差演算回路61および撮像用A/D変換回路63による画素用データ読出動作の状態(リセット、蓄積、ホールド、転送、または第m行読出)、が示されている。
この図では、撮像用受光部10の第m行について撮像用A/D変換回路63から出力されるデジタル値(画素用データ)をDdata(m)と表し、トリガ用A/D変換回路64から出力されるデジタル値(トリガ用データ)をDtrigと表している。時刻t,t,t,t,t,t,tは、制御部80から出力されるクロック信号CLKの立下り時刻を表している。また、時刻t前および時刻t後には固体撮像装置1に光が入射しておらず、時刻tから時刻tまでの期間に固体撮像装置1に光が入射するものとする。
ここで、図6に図示はしないが、時刻t前のリセット動作について、まず説明する。固体撮像装置1に電源が投入された直後の一定期間に、制御部80から出力される電荷蓄積動作制御信号がハイレベルとされる。そして、この電荷蓄積動作制御信号がローレベルに転じた後に、撮像用受光部10から電圧保持部50、差演算回路61、撮像用A/D変換回路63およびスイッチSW61を経て1フレーム分の画素用データが出力部60から出力される。このとき出力される画素用データは無意味なものであるが、電源投入後の一定期間に亘って電荷蓄積動作制御信号がハイレベルとされることにより、撮像用受光部10の各画素部Pm,nや他の回路がリセットされ、その後の正常動作が可能となる。
その後、時刻t前では、トリガ用受光部20の受光量に応じたトリガ用データDtrigが、積分回路62、トリガ用A/D変換回路64およびスイッチSW62を経て出力部60から出力される。制御部80から出力されるクロック信号CLKは、トリガ用データの各ビットの出力タイミングに同期したものとなる。そして、判定部70において、そのトリガ用データDtrigの瞬間的なピーク値および所定期間中の累計値がそれぞれの所定閾値より小さいと判定され、固体撮像装置1には光が入射していない(または、入射光量が一定レベルより小さい)と判断されて、電荷蓄積動作制御信号はローレベルのままとされる。
また、時刻t前は、撮像用受光部10の画素部P1,1〜PM,Nそれぞれはリセット状態のままとされる。すなわち、行選択部30から各画素部Pm,nに供給されるReset(m)信号、Trans(m)信号およびHold(m)信号がともにハイレベルとされて、トランジスタT1,T2,T5がオン状態となっていて、画素用PDの接合容量部(電荷蓄積部)が放電され、トランジスタT3のゲート端子の電位がリセットされる。また、撮像用A/D変換回路63は休止状態にあり、スイッチSW61は開いている。
引き続いて、時刻t後の動作について、図7のフローチャートを更に参照しながら説明する。図7は、図6に示す時刻tから時刻tまでの間における固体撮像装置1の動作を示すフローチャートである。
まず、判定部70は、出力部60から出力されるトリガ用データDtrigを入力する(ステップS1)。
次に、判定部70は、ステップS1にて入力したトリガ用データDtrigに基づき、固体撮像装置1への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成する。具体的に、判定部70は、出力部60から出力されたトリガ用データDtrigの瞬間的なピーク値が所定の閾値以上であり、且つトリガ用データDtrigの所定期間中の累計値が所定の閾値以上である場合(ステップS2:YES)に、入射光の存在を「有」として判定する。判定部70は、図6(e)に示すように、時刻tの後にハイレベルの状態にされることにより入射光の存在が「有」であることを表す判定信号を生成し、制御部80に出力する。
一方、判定部70は、トリガ用データDtrigの瞬間的なピーク値が所定の閾値以上でない場合、または、トリガ用データDtrigの所定期間中の累計値が所定の閾値以上でない場合(ステップS2:NO)に、入射光の存在を「無」として判定する。判定部70は、図6(e)に示すように、ローレベルの状態のままにされることにより入射光の存在が「無」であることを表す判定信号を生成し、制御部80に出力する。この場合、処理の流れはステップS1に戻る。
次に、制御部80は、ステップS2にて判定部70から出力された判定信号を入力する。この判定信号が固体撮像装置1に入射光が曝射されたことを表している場合には、図6(f)に示されるように、時刻tの後に電荷蓄積動作制御信号がハイレベルに転じる。そして、電荷蓄積動作制御信号がハイレベルに転じた後のクロック信号CLKの立下り時刻tから、撮像用受光部10の各画素部Pm,nでは、Reset(m)信号、Trans(m)信号およびHold(m)信号がローレベルになって、トランジスタT1,T2,T5がオフ状態となり、画素用PDで発生した電荷は、図6(i)に示されるように、接合容量部に蓄積されていく。このことは、後述するように、電荷蓄積動作制御信号がローレベルに転じた後のクロック信号CLKの立下り時刻t(電荷蓄積動作の終了タイミング)まで行われる(ステップS3)。
なお、ステップS2にて判定部70から出力された判定信号が固体撮像装置1に入射光が曝射されていないことを表している場合には、制御部80は、図6(f)に示されるように、電荷蓄積動作制御信号をローレベルのままにしておき、図6(i)に示されるように、リセットのままで電荷の蓄積は行われない。
また、制御部80は、上記電荷蓄積動作制御信号がハイレベルに転じた直後に、図6(g)に示されるように、gain_sel信号をハイレベルの状態にさせ、スイッチSW67を閉じる。このことにより、制御部80は、トリガ用受光部20から出力された電荷に対する積分回路62の合計蓄積容量値を変更でき、積分回路62のトリガ用PDに対する感度を、図6(h)に示されるように、入射光の検知前(電荷蓄積部による蓄積開始前)の高感度から、入射光の検知後(電荷蓄積部による蓄積開始後)の低感度に変更する(ステップS4)。
また、図6において、時刻tから時刻tまでの期間、トリガ用受光部20の受光量に応じたトリガ用データDtrigが、積分回路62、トリガ用A/D変換回路64およびスイッチSW62を経て出力部60から出力される。制御部80から出力されるクロック信号CLKは、トリガ用データの各ビットの出力タイミングに同期したものとなる。また、撮像用A/D変換回路63は休止状態にあり、スイッチSW61は開いている。このときに出力されるトリガ用データDtrigに基づいて、制御部80は、固体撮像装置1への入射光のトータルの照射量を計算する。そして、計算されたトータル照射量に基づいて、電荷蓄積部による電荷蓄積動作の終了タイミングが決められる。具体的に、制御部80は、上記トータル照射量が所定の閾値に達した時(図6に示す一例においては、時刻tと時刻tの間)を電荷蓄積動作の終了タイミングとして判定し、図6(f)に示されるように、電荷蓄積動作制御信号をローレベルの状態にすることにより、上記決定した終了タイミングを電荷蓄積動作制御信号に反映させる(ステップS5)。
電荷蓄積動作制御信号がローレベルに転じた後のクロック信号CLKの立下り時刻tから時刻tまでの期間、撮像用受光部10の各画素部Pm,nでは、Reset(m)信号およびAddress(m)信号がローレベルとなって、トランジスタT1,T4がオフ状態となり、また、Trans(m)信号およびHold(m)信号がハイレベルになって、トランジスタT2,T5がオン状態となる。これにより、図6(i)に示されるように、電荷蓄積部による電荷蓄積動作が終了し、それまでに接合容量部に蓄積されていた電荷は、トランジスタT2,T5を経て、トランジスタT3のゲート端子に移動してホールドされる。ただし、トランジスタT4がオフ状態であるので、電荷蓄積量に応じた電圧値が各画素部Pm,nから配線Vline(n)へ出力されることは無い。この時刻tから時刻tまでの期間、図6(c)に示されるように、撮像用A/D変換回路63およびトリガ用A/D変換回路64の何れも休止状態にあり、出力部60から画素用データおよびトリガ用データの何れも出力されない。また、制御部80からクロック信号CLKは出力されない(ステップS6)。
続く時刻tから時刻tまでの期間に、撮像用受光部10の第1行にあるN個の画素部P1,1〜P1,Nにおける電荷蓄積量に応じたN個の画素用データDdata(1)が出力部60から出力される。具体的には、時刻tから時刻tまでの期間に、撮像用受光部10の第1行においてのみ、Address(1)信号がローレベルとなり、トランジスタT4がオン状態となって、第1行にある各画素部P1,nにおける電荷蓄積量に応じた電圧値が、配線Vline(n)へ出力され、電圧保持部50の保持回路Hにより保持される。そして、時刻tから時刻tまでの期間に、各保持回路Hから順次に出力された電圧値は差演算回路61を経て撮像用A/D変換回路63に入力されてA/D変換され、撮像用A/D変換回路63からスイッチSW61を経て順次にN個の画素用データDdata(1)が出力される。この時刻tから時刻tまでの期間、制御部80から出力されるクロック信号CLKは、画素用データの各ビットの出力タイミングに同期したものとなる。トリガ用A/D変換回路64は休止状態にあり、スイッチSW62は開いている。
更に続く時刻tから時刻t11までの期間に、撮像用受光部10の第2行にあるN個の画素部P2,1〜P2,Nにおける電荷蓄積量に応じたN個の画素用データDdata(2)が出力部60から出力される。具体的には、時刻tから時刻t10までの期間に、撮像用受光部10の第2行においてのみ、Address(2)信号がローレベルとなり、トランジスタT4がオン状態となって、第2行にある各画素部P2,nにおける電荷蓄積量に応じた電圧値が、配線Vline(n)へ出力され、電圧保持部50の保持回路Hにより保持される。そして、時刻t10から時刻t11までの期間に、各保持回路Hから順次に出力された電圧値は差演算回路61を経て撮像用A/D変換回路63に入力されてA/D変換され、撮像用A/D変換回路63からスイッチSW61を経て順次にN個の画素用データDdata(2)が出力される。この時刻t10から時刻t11までの期間、制御部80から出力されるクロック信号CLKは、画素用データの各ビットの出力タイミングに同期したものとなる。トリガ用A/D変換回路64は休止状態にあり、スイッチSW62は開いている。
以降も同様にして、撮像用受光部10の第3行から第M行まで順次に、第m行にあるN個の画素部Pm,1〜Pm,Nにおける電荷蓄積量に応じたN個の画素用データDdata(m)が出力部60から出力される。このようにして、撮像用受光部10から電圧保持部50、差演算回路61、撮像用A/D変換回路63およびスイッチSW61を経て1フレーム分の画素用データDdata(1)〜Ddata(M)が出力部60から出力される。
このようにして、1フレーム分の画素用データの読出しが終了すると、制御部80は、gain_sel信号をローレベルの状態にさせ、スイッチSW67を開く。このことにより、制御部80は、トリガ用受光部20から出力された電荷に対する積分回路62の合計蓄積容量値を変更し、トリガ用PDに対する積分回路62の感度を、次のフレームにおける入射光の存在有無を検知するための高感度にする。このように、固体撮像装置1は、1フレーム分の画素用データが出力された後、再び、時刻t前と同じ状態に戻る。
続いて、第1実施形態にかかる固体撮像装置1および撮像方法の作用及び効果について説明する。この第1実施形態によれば、制御部80が入射光の検知前後で積分回路62の電荷蓄積容量値を異ならせることにより、トリガ用PDに対する積分回路62の感度を切り替えることができる。このことにより、入射光の検知前には、トリガ用PDに対する積分回路62の感度をできるだけ高くして、入射光に対して敏感に反応することができる。また、入射光の検知後には、トリガ用PDに対する積分回路62の感度をできるだけ低くして、トリガ用PDからの出力信号が積分回路62で飽和することを防止できる。このように、第1実施形態によれば、制御部80が入射光の検知前後で積分回路62の電荷蓄積容量値を異ならせ、トリガ用PDに対する積分回路62の感度を切り替えることにより、トリガ用PDを好適に活用することができる。
また、第1実施形態によれば、判定部70が入射光の存在を有として判定する際には、出力部60からの出力値の瞬間的なピーク値および所定期間中の累計値がそれぞれの所定閾値以上であるか否かが考慮される。このことにより、トリガ用PDからの出力信号が実際の入射光の曝射によるものなのか、或いはその他のノイズに起因するものなのかを判定することができる。なぜなら、ノイズによる場合には、トリガ用PDから積分回路62を経た出力信号は、そのピーク値が所定の大きさを有してはいるが、その値は一般的に瞬間的なものであり、所定期間中の連続性はない場合が多いからである。
以上、本発明の好適な第1実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されないことは言うまでもない。
例えば、上記実施形態においては、固体撮像装置1への入射光のトータルの照射量が所定の閾値に達しているか否かに基づいて、電荷蓄積動作の終了タイミングを決定しているが、これに限定されることなく、例えば、出力部60から出力されたトリガ用データが一定レベルより小さくなった時点を、電荷蓄積動作の終了タイミングとして判定してもよい。或いは、入射光量を予め予測できる場合には、その予測値に基づいて電荷蓄積時間を適正値に設定してもよい。
[第2実施形態]
引き続き、本発明の第2実施形態を説明する。本発明の第2実施形態は、上述した第1実施形態と比べて、判定部70が設けられた位置に主な相違点がある。以下では、この相違点を中心に説明する。
図8は、第2実施形態に係る固体撮像装置100の構成概要図である。この図に示される固体撮像装置100は、撮像用受光部10(撮像用受光手段)、トリガ用受光部20(トリガ用受光手段)、行選択部30、列選択部40、電圧保持部50、出力部60(出力手段)及び制御部80(制御手段)を備える。判定部70は、外部IC200として、固体撮像装置100の外部に別途設けられている。判定部70は、出力部60からの出力を入力可能なように、且つ制御部80へ自己の出力を出力可能なように設けられている。なお、この図では、要素間の配線については省略または簡略化されている。
出力部60は、トリガ用受光部20で発生した電荷の量に応じたデジタル値であるトリガ用データを、外部IC200として設けられた判定部70に出力する。判定部70は、出力部60より入力したトリガ用データに基づき、固体撮像装置1への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号(外部入力信号)を生成する。そして、判定部70は、生成した判定信号を制御部80に出力する。
図9は、以上説明した第2実施形態に係る固体撮像装置100を歯の診断に用いた場合の一例を示す概要図である。図9に示されるように、X線を放射するX線源91とセンサ筐体92とが、患者の歯牙93を挟んで対向するようにセットされている。ここで、図10は、このセンサ筐体92の内部を示す断面図である。図10に示されるように、基板92a上には、撮像用受光部10およびトリガ用受光部20等を含む半導体チップ92bが設けられている。半導体チップ92b上には、光ファイバプレート92cおよびシンチレータ92dが配置されている。また、基板92aの下部には、コンデンサ92e、水晶発振器92f、コネクタ92g等が配置されている。以上説明したセンサ筐体92の内部装置は、カバー92hの内部に配置されている。
図9に戻り、センサ筐体92には、第1のケーブル94によって、外部IC200の入った処理ボックス95が接続されている。更に、処理ボックス95には、第2のケーブル96によって制御装置97が接続されている。そして、制御装置97には、歯牙のX線像を表示するモニタ98と表示内容を出力するプリンタ99とが接続されている。なお、図9において、外部IC200の入った処理ボックス95が制御装置97の内部に例えば制御部80とともに設けられるのであれば、この場合は、第1実施形態と等しいといえる。
第2実施形態に係る固体撮像装置100は、第1実施形態に係る固体撮像装置1と同様な作用効果を奏する。更に、判定信号(外部入力信号)は装置外部で生成されるため、該外部入力信号の生成時の条件を外部IC200において柔軟に調整することができる。
第1実施形態に係る固体撮像装置の構成概要図である。 図1の画素部Pm,nおよび保持回路Hそれぞれの回路構成を示す概要図である。 図1の出力部60の構成概要図である。 図3の差演算回路61の回路構成を示す概要図である。 図3の積分回路62の回路構成を示す概要図である。 第1実施形態に係る固体撮像装置の動作の一例を示すタイミングチャートである。 第1実施形態に係る固体撮像装置の動作の一例を示すフローチャートである。 第2実施形態に係る固体撮像装置の構成概要図である。 図8の固体撮像装置100を歯の診断に用いた場合の一例を示す概要図である。 図9のセンサ筐体92の内部を示す断面図である。
符号の説明
1,100…固体撮像装置、10…撮像用受光部、20…トリガ用受光部、30…行選択部、40…列選択部、50…電圧保持部、60…出力部、61…差演算回路、62…積分回路、63…撮像用A/D変換回路、64…トリガ用A/D変換回路、70…判定部、80…制御部。

Claims (7)

  1. 入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含み、前記複数の画素部それぞれにおいて、前記フォトダイオードで発生した電荷を前記電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光手段と、
    入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段と、
    前記複数の画素部それぞれの前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力するとともに、前記トリガ用受光手段で発生した電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含み、前記積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する出力手段と、
    前記積分回路からの出力値に基づき、前記トリガ用受光手段への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成する判定手段と、
    前記判定手段から入力された前記判定信号に基づき、前記撮像用受光手段の前記電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、前記出力手段の前記積分回路の前記可変容量部の容量値を変更する制御手段と、
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 前記判定手段は、
    前記積分回路からの出力値のピーク値が所定の閾値以上であり、且つ前記積分回路からの出力値の所定期間中の累計値が所定の閾値以上である場合に、入射光の存在を有として判定することを特徴とする請求項1記載の固体撮像装置。
  3. 前記制御手段は、
    前記判定信号が入射光の有ることを表している場合に、前記電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するように制御するとともに、前記積分回路の電荷蓄積容量値を大きくすることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の固体撮像装置。
  4. 入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含み、前記複数の画素部それぞれにおいて、前記フォトダイオードで発生した電荷を前記電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光手段と、
    入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段と、
    前記複数の画素部それぞれの前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力するとともに、前記トリガ用受光手段で発生した電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含み、前記積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する出力手段と、
    前記積分回路からの出力値に基づいて生成され、前記トリガ用受光手段への入射光の有無を表す外部入力信号に基づき、前記撮像用受光手段の前記電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、前記出力手段の前記積分回路の前記可変容量部の容量値を変更する制御手段と、
    を備えることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 前記制御手段は、
    前記外部入力信号が入射光の有ることを表している場合に、前記電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するように制御するとともに、前記積分回路の電荷蓄積容量値を大きくすることを特徴とする請求項4記載の固体撮像装置。
  6. トリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段が、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用受光ステップと、
    前記トリガ用受光ステップで発生された電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含む出力手段が、前記積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第1出力ステップと、
    判定手段が、前記第1出力ステップにより出力された値に基づき、前記トリガ用受光手段への入射光の有無を判定し、その旨を表す判定信号を生成する判定ステップと、
    制御手段が、前記判定ステップにて生成された前記判定信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、前記出力手段の前記積分回路の前記可変容量部の容量値を変更する制御ステップと、
    前記制御ステップにおける前記制御のもとで、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する前記電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含む前記撮像用受光手段が、前記複数の画素部それぞれにおいて、前記フォトダイオードで発生した電荷を前記電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光ステップと、
    前記出力手段が、前記撮像用受光手段の前記複数の画素部それぞれの前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第2出力ステップと、
    を備えることを特徴とする撮像方法。
  7. トリガ用フォトダイオードを含むトリガ用受光手段が、入射光量に応じた量の電荷を発生するトリガ用受光ステップと、
    前記トリガ用受光ステップで発生された電荷を可変容量部に蓄積する積分回路を含む出力手段が、前記積分回路に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第1出力ステップと、
    制御手段が、前記第1出力ステップにより出力された値に基づいて生成され、前記トリガ用受光手段への入射光の有無を表す外部入力信号に基づき、撮像用受光手段の電荷蓄積部が電荷の蓄積を開始するか否かを制御するとともに、前記出力手段の前記積分回路の前記可変容量部の容量値を変更する制御ステップと、
    前記制御ステップにおける前記制御のもとで、入射光量に応じた量の電荷を発生するフォトダイオードと該電荷を蓄積する前記電荷蓄積部とを各々有する複数の画素部を含む前記撮像用受光手段が、前記複数の画素部それぞれにおいて、前記フォトダイオードで発生した電荷を前記電荷蓄積部により蓄積する撮像用受光ステップと、
    前記出力手段が、前記撮像用受光手段の前記複数の画素部それぞれの前記電荷蓄積部に蓄積された電荷の量に応じた値を出力する第2出力ステップと、
    を備えることを特徴とする撮像方法。
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