JP4824284B2 - 半導体レーザ励起固体レーザ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体レーザ励起固体レーザ装置に関する。
従来におけるこの種の技術として、下記の特許文献1に記載された半導体レーザ励起固体レーザ発生装置がある。この固体レーザ発生装置では、内方へ向かって励起光を照射可能な環状の半導体レーザ素子が、YAGロッドの周面を取り囲むようにYAGロッドの長手方向に並べられ、半導体レーザスタックが形成されている。このような構成により、YAGロッドに対しては、その周方向全方位から励起光が照射されることになるため、YAGロッドの周面近傍の温度分布を均一化することができ、理想的な熱レンズ効果を得ることが可能になる。
特開2002−9372号公報
しかしながら、上述したような固体レーザ発生装置にあっては、YAGロッドの中心軸線に垂直な断面における励起強度がYAGロッドの中心部と周面近傍とで不均一となり、YAGロッドから出射されるレーザ光の品質が劣化するおそれがある。
多重パス増幅方式のMOPA(Master Oscillator Power Amplifier)システム等のレーザシステムにおける主増幅器(メインアンプ)においては、この励起強度の不均一性が顕著な問題となる。MOPAシステムに係る出力光(アウトプット)を大出力なものにする際には、これを構成する増幅器が有するレーザロッド(YAGロッド等)は、小口径のものではなく、大口径のもので構成する必要が生じている。この理由としては、レーザロッド端面におけるダメージ閾値(ロッド端面のARコート若しくはロッド自体の表面が光損傷に耐えることができるレーザ光のエネルギー密度やパワー密度の限界値であり、J/cm、W/cm等で表記される)が固定されるため、より大きな出力を得るためにはロッド端面の面積を大きくする、すなわち大口径化が必要である。
より具体的には、レーザロッド端面においては、MOPAシステムのトータル性能を良好に保つため(高効率化、規制発振の防止のため)に、ARコートがされているが、これは、ロッド自体よりも格段にダメージ閾値が低く、高強度のレーザ光が該端面に入射した場合には、特に光損傷を受けやすいからでる。レーザ光の強度が高く、またレーザロッドの口径が小さい場合には、ARコートについて光損傷等が生じやすく、これによってMOPAシステムにおいて更なるダメージの進行や伝播ビーム品質の劣化によりレーザロッド自体やその他の光学部品の光損傷を引き起こす。しかし、レーザ光の出力が高い場合においても、レーザロッドの口径が大きい場合には、端面の面積が大きいため、ロッド端面におけるダメージ閾値よりレーザ光のエネルギー密度またはパワー密度を十分小さくすることができる。
レーザロッドの口径を大きくすれば、かかる問題は解決するのであるが、レーザロッドの口径を大きくした際には、レーザ光軸に垂直な断面における励起強度を均一とすることは、小口径のものにおいて実施する場合に比べて困難を極めた。なお、均一な強度分布を有するレーザ光を得るための条件としては、レーザロッドが周囲の励起光源から均一に励起されることが必要となるが、これは、レーザ光が、レーザ光軸に沿って伝播する過程において、その進行に伴って強度が増幅されるからである。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、レーザロッドの中心軸線に垂直な断面における励起強度の分布を均一化することができる半導体レーザ励起固体レーザ装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置は、LDスタックの発光面から出射された励起光を円柱状のレーザロッドに照射することによりレーザロッドを励起する半導体レーザ励起固体レーザ装置であって、LDスタックは、LDスタックの発光面に平行で且つレーザロッドの中心軸線に垂直な方向をスロー軸方向とするLDバーがレーザロッドの中心軸線に沿って複数積層されて構成され、LDスタックの発光面は、積層されたLDバーの発光面の集合であり、LDスタックは、LDスタックの発光面に平行で且つレーザロッドの中心軸線に垂直な方向において励起光がレーザロッドを含むように、レーザロッドの周囲に等しい間隔で、且つ、レーザロッドの中心軸線から発光面までの距離が互いに等しい距離で複数配置されており、レーザロッドに到達した励起光の強度をIとし、レーザロッドによる励起光の実効的な吸収係数をαとし、レーザロッドの半径をRとし、LDスタックの数量をNとすると、複数のLDスタックのうち一のLDスタックに着目した場合に、レーザロッドの中心位置において、当該一のLDスタックから出射された励起光の強度I(R)=I・exp(−αR)は、I/N<I(R)<2I/Nを満たし、レーザロッドにおける当該一のLDスタックの反対側の位置において、当該一のLDスタックから出射された励起光の強度I(2R)=I・exp(−2αR)は、0<I(2R)<0.3Iを満たすことを特徴とする。
この半導体レーザ励起固体レーザ装置においては、各LDスタックから出射された励起光は、レーザロッドの中心位置で強度I(R)がI/N<I(R)<2I/Nとなるように吸収されると共に、レーザロッドの反対位置で強度I(2R)が0<I(2R)<0.3Iとなるように吸収される。ここで、LDスタックの数量はNであるから、各LDスタックから出射された励起光が重なり合った励起光(以下、「重畳励起光」という)の強度は、レーザロッドの中心位置でI(R)をN倍したものとなる。しかも、各LDスタックは、LDスタックの発光面に平行で且つレーザロッドの中心軸線に垂直な方向において励起光がレーザロッドを含むように、レーザロッドの周囲に等しい間隔で、且つ、レーザロッドの中心軸線から発光面までの距離が互いに等しい距離で配置されている。従って、レーザロッドの中心軸線に垂直な断面において重畳励起光の強度が均一化されることになるため、当該断面における励起強度の分布を均一化することができる。なお、励起光の強度I(R)及び強度I(2R)は、一のLDスタックから出射された励起光の強度である。また、レーザロッドの反対位置とは、一のLDスタックに着目した場合に、レーザロッドにおける当該LDスタックの反対側の位置を意味する。

また、レーザロッドに到達した励起光の幅は、LDスタックの発光面に平行で且つレーザロッドの中心軸線に垂直な方向において、レーザロッドの直径と等しいことが好ましい。これにより、LDスタックから出射された励起光をレーザロッドの励起に最大限に利用することができる。
また、LDスタックの発光面とレーザロッドとの間に、励起光の拡がり角を補正する補正レンズが配置されていてもよい。このような補正レンズを配置することで、LDスタックの発光面から出射された励起光の拡がり角を補正し、発光面に平行で且つレーザロッドの中心軸線に垂直な方向において励起光がレーザロッドを含むように、又はレーザロッドに到達した励起光の幅がレーザロッドの直径と等しくなるようにすることができる。
また、レーザロッドは、レーザ遷移元素を含有する円柱状の励起部材と、励起部材に密接して励起部材を包囲すると共にレーザ遷移元素を含有しない円筒状のスリーブ層とを有することが好ましい。レーザロッドの中心軸線に垂直な断面に着目した場合、レーザロッドの中心部では、レーザロッドの周面近傍に比べて励起強度の分布がより均一化される。そのため、レーザロッドの中心部を、レーザ遷移元素を含有する励起部材とし、レーザロッドの周面近傍を、レーザ遷移元素を含有しないスリーブ層とすることで、励起部材における励起強度の分布をより均一化することができる。
本発明によれば、レーザロッドの中心軸線に垂直な断面における励起強度の分布を均一化することができる。
以下、本発明に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置の好適な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す半導体レーザ励起固体レーザ装置1は、例えば、レーザシステムにおいて主増幅器として用いられるものである。図22は、半導体レーザ励起固体レーザ装置1を主増幅器として使用したダブルパス増幅方式のMOPAシステムの構成図である。同図に示すように、MOPAシステム100は、フロントエンド発振器101、プリアンプ102、光アイソレータ103、ビーム拡大器104、アポダイザ105、スペーシャルフィルタ106、光学系107、偏光器113、第1の主増幅器108a、90度ローテータ109、第2の主増幅器108b、拡がり角調整器110、ファラデーローテータ112、及び位相共役鏡(またはデフォーマブルミラー、折り返しミラー等)111を備えている。
フロントエンド発振器101は、高品質のパルスレーザ光を高い繰り返し周波数で発生させる。
プリアンプ102は、レーザ媒質を含む円柱状レーザロッドと、励起光源とから構成される(図示せず)。励起光源としては、半導体レーザが好適である。フロントエンド発振器101からのパルスレーザ光は、プリアンプ102を構成するレーザロッドの入射端面から該レーザロッドの長手方向に進行し、その出射端面から出力される。レーザロッドの周囲に配設されている励起光源からの励起光は、レーザロッドに含まれるレーザ媒質を励起し、これにより、反転分布が形成され、特定の波長の光が誘導放出される。かかる構成により、レーザロッドを進行するパルスレーザ光の強度は、その進行にともなって、増幅されることになる。
なお、このプリアンプ102による増幅は、主増幅器108a,108bによる増幅が飽和する程度にまで行うのが好適である。飽和増幅は主増幅器108a,108bの効率を最大にするためには必要不可欠だからである。
光アイソレータ103は、戻り光、特に主増幅器108a,108bで増幅された戻りパルスレーザ光の偏光解消分がフロントエンド発振器101に逆入射するのを阻止する。
ビーム拡大器104は、プリアンプ102で増幅され、かつ光アイソレータ103を通過したパルスレーザ光のビーム径を拡大する。
アポダイザ105は、例えばセレーテッドアパーチャを用いて実現され、そこを通過するパルスレーザ光のビームプロファイルが平坦となるように、ビーム拡大器104にて拡大されたパルスレーザ光の一部を通過させ、残りの通過を阻止する。このアポダイザ105は、入射するパルスレーザ光の径方向中心部を通過させ、径方向周縁部の通過を阻止するように構成させることが好ましい。
スペーシャルフィルタ106は、アポダイザ105を通過したパルスレーザ光が有するビームプロファイルを、第1の主増幅器108aへ像転送する。即ち、スペーシャルフィルタ106は、アポダイザ105を通過したレーザビームが、光学系107及び偏光器113を通過伝播後に、第1の主増幅器108aに入射する位置で、アポダイザ105を通過したパルスレーザ光を結像しビームプロファイルを一致させている。
光学系107は、アポダイザ105を通過したパルスレーザ光を第1の主増幅器108aへ入射させるためのものである。光学系107は、一対のミラーにより構成されているが、適宜変更可能である。
偏光器113は、光学系107からのパルスレーザ光を通過させて第1の主増幅器108aへ入射させ、位相共役鏡111により反射され増幅された第1の主増幅器108aからのパルスレーザ光を反射し光学系107への入射を阻止する。なお、偏光器113ではファラデーローテータ112を往復することで90度偏光が回転されているため第1の主増幅器108aからのパルスレーザ光が反射され、このMOPAシステム100の出力となる。
第1及び第2の主増幅器108a,108bは、MOPAシステム100における主増幅部108を構成する。偏光器113を通過してきたパルスレーザ光は、主増幅器108a,108bにおいて、その進行とともに、レーザ光強度が増幅されることとなる。
主増幅器108a,108bについての具体的構成は図1及び図2に示されており、主増幅器108a,108bとしての固体レーザ装置1は、図1及び図2に示すように、Nd:YAGロッドである円柱状のレーザロッド2を有している。なお、このレーザロッド2の表面には、ARコート(図示せず)が施されている。これによって、透過損失の低減、規制発振の抑制がなされている。レーザロッド2の周囲には、その中心軸線CLに沿って多数のLD(Laser Diode)バー3が積層されて構成されたLDスタック(半導体レーザ)4が中心軸線CL回りに実質的に等しい間隔で(すなわち、実質的に等しい角度毎に)6個配置されている。各LDスタック4の発光面4aは、積層されたLDバー3の発光面3aの集合であり、レーザロッド2に対面している。
ここで、図22に戻り、MOPAシステム100を構成する主増幅器108a,108bについて、これを進行するパルスレーザ光の経路について説明する。
偏光器113を通過したパルスレーザ光は、主増幅器108a(図1における固体レーザ装置1)を構成するレーザロッドの入射面からレーザロッドの長手方向に進行し、レーザロッドの出射面から出力される。主増幅器108aを構成するレーザロッドの周囲に配置されている励起光源からの励起光は、レーザロッドにドープされているレーザ遷移元素を励起し、これにより、反転分布が形成され、特定の波長の光が誘導放出される。かかる構成により、レーザロッドを進行するパルスレーザ光の強度は、その進行にともなって増幅されることになる。
主増幅器108aの出射端面から出力されたパルスレーザ光は、90度ローテータ109を透過することにより偏光方向を90度回転し、主増幅器108bに進行する。主増幅器108aと主増幅器108bとの励起分布が等しい場合、このように偏光を90度回転させることで偏光解消ロスを理論的に0に近づけられる。主増幅器108bを構成するレーザロッドの周囲に配置されている励起光源からの励起光は、レーザロッドにドープされているレーザ遷移元素を励起し、これにより、反転分布が形成され、特定の波長の光が誘導放出される。かかる構成により、レーザロッドを進行するパルスレーザ光の強度は、その進行にともなって増幅されることになる。なお、増幅器108bは、図1に示された固体レーザ装置1と同じ構成をとることで励起分布を一致させることが偏光解消ロス低減のためにも好ましい。
次に、MOPAシステム100を構成する主増幅器108a,108bを通過したパルスレーザ光の進行について説明する。
主増幅器108bを透過したパルスレーザ光は、広がり角調整器110、ファラデーローテータ112、位相共役鏡111、ファラデーローテータ112、広がり角調整器110という順序で進行し、再び主増幅器108bに到達する。より、具体的には、先に説明したところの主増幅器108bを構成するレーザロッドの出射端面にパルスレーザ光は戻ってくる。そして、このパルスレーザ光は、かかるレーザロッドの出射面からレーザロッドの長手方向に進行し、レーザロッドの入射端面から出力されることとなる。この主増幅器108bから出力されたパルスレーザ光は、90度ローテータ109を経由し、主増幅器器108aに到達する。より具体的には、パルスレーザ光は、先に説明したところの主増幅器108aを構成するレーザロッドの出射端面に戻ってくる。そして、このパルスレーザ光は、かかるレーザロッドの出射端面からレーザロッドの長手方向に進行し、レーザロッドの入射端面から出力されることとなる。それぞれの増幅器108a,108bにおいては、上記したところと同様に、パルスレーザ光がレーザロッドの長手方向に進行するとともに、その強度が増幅される。
上述した説明から明らかな通り、図22に示したMOPAシステム100は、ダブルパス式のMOPAシステムである。
つまり、偏光器113を通過し、主増幅器108a、90度ローテータ109、主増幅器108b、広がり角調整器110、ファラデーローテータ112、位相共役鏡111に至る経路を「往路」とし、位相共役鏡111、ファラデーローテータ112、広がり角調整器110、主増幅器108b、90度ローテータ109、主増幅器108a、偏光器113に至る経路を「復路」とすれば、往路、復路を通じて、被増幅光であるパルスレーザ光は、それぞれの主増幅器108a,108bを2回通過(ダブルパス)することが認められる。
なお、このようなダブルパスさせるMOPAシステム100において、これを構成する主増幅器108a,108bの数を増加させることで、パルスレーザ光の強度をより高いものとすることもできる。
上述した説明によれば、パルスレーザ光の強度は、主増幅器108a,108b内の反転分布が枯渇しない限り主増幅器108a,108bを透過するたびに増加していく。ここで、仮にこのパルスレーザ光について、その進行方向に対して垂直な面における強度分布に強度差が生じるとすれば、主増幅器108a,108bをパスするたびに、強度差の度合いは非線形に強調されていく。また、パルスレーザ光が有する2次元状の強度分布に起因して、レーザロッド端面に存するARコートに一部破壊が生じた場合には、パルスレーザ光の強度分布はさらに悪化し、ひいてはMOPAシステム100がダウンする原因ともなる。
したがって、かかる強度分布を生じないようにすることは、多重パス増幅に特徴があるMOPAシステム100においては、特に重要となり、そのためには、MOPAシステム100を構成する主増幅器108a,108bにおけるレーザロッドについて、その中心軸線に垂直な断面における励起強度の分布を均一化することが必要となる。パルスレーザ光は、かかるレーザロッドの長手方向を進行するに従って、強度が増幅されるからである。
再び、図22に示されたMOPAシステム100の構成について続きを説明する。
90度ローテータ109は、往路においては、主増幅器108aから主増幅器108bへ向かうパルスレーザ光の偏光方向を90度回転させ、復路においては、主増幅器108bから主増幅器108aへ向かうパルスレーザ光の偏光方向を90度回転させる。
広がり角調整器110は、往路において、主増幅器108aからのパルスレーザ光の広がり角を調整して平行光に変換する。
ファラデーローテータ112は、広がり角調整器110からのパルスレーザ光の偏光方向と位相共役鏡111からの戻りパルスレーザ光の偏光方向とが直交するように、広がり角調整器110からのパルスレーザ光及び位相共役鏡111からの戻りパルスレーザ光の偏光方向を45度ずつ回転させる。(往路、復路では進行方向に対して偏光は反対方向に回転する。)
位相共役鏡111は、主増幅部108でのダブルパス増幅を実現するために、ファラデーローテータ112を通過したパルスレーザ光を、その波面を保存した形で反射し、戻りパルスレーザ光としてファラデーローテータ112へ入射させる。
図1に戻り、主増幅器108a,108bとしての固体レーザ装置1の構成について続いて説明する。
上述したように、図1及び図2には、主増幅部108a,108bを構成する増幅器としての固体レーザ装置1が示されており、かかる固体レーザ装置1は、Nd:YAGロッドである円柱状のレーザロッド2を有している。このレーザロッド2の表面には、ARコートが施されている。MOPAシステム100に生じる透過損失や規制発振を抑制するためである。
レーザロッド2の周囲には、その中心軸線CLに沿って多数のLDバー3が積層されて構成されたLDスタック4が中心軸線CL回りに実質的に等しい間隔で(すなわち、実質的に等しい角度毎に)6個配置されている。各LDスタック4の発光面4aは、積層されたLDバー3の発光面3aの集合であり、レーザロッド2に対面している。
なお、各LDスタック4は、隣り合うLDスタック4が中心軸線CL方向にオフセットした状態で配置されることで、中心軸線CL回りに千鳥状に並んでレーザロッド2を取り囲んでいる。これは、各LDスタック4の発光面4aから出射された励起光Lがレーザロッド2の所定の部分に集中して照射されることによりレーザロッド2が破壊されるのを防止するためである。
また、各LDスタック4の内方側には、レーザロッド2の周面を取り囲むように円筒状に形成された透明ガラス製のフローチューブ6が配置されている。このフローチューブ6内には、レーザロッド2を冷却するための冷却水が循環供給される。
以上のように構成された半導体レーザ励起固体レーザ装置1においては、各LDスタック4の発光面4aから出射された励起光Lが、透明ガラス製のフローチューブ6を透過してレーザロッド2に照射される。この励起光Lの照射によりレーザロッド2が励起されるため、レーザロッド2の入射面2aからレーザ光がレーザロッド2内に入射すると、当該レーザ光は、増幅されてレーザロッド2の出射面2bから出射することになる。
次に、レーザロッド2の中心軸線CLとLDスタック4の発光面4aとの距離について説明する。
当該距離は、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向(発光面4aに平行で且つレーザロッド2の中心軸線CLに垂直な方向)においてレーザロッド2の直径と実質的に等しくなるように設定する。すなわち、図3(a)及び(b)に示すように、レーザロッド2の直径並びにフローチューブ6の内径及び外径に応じて、発光面4aから出射された励起光Lの光線追跡を行い、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向においてレーザロッド2の直径と実質的に等しくなるように、レーザロッド2の中心軸線CLとLDスタック4の発光面4aとの距離を決定する。これは、LDスタック4から出射された励起光Lをレーザロッド2の励起に最大限に利用するためである。
なお、図4に示すように、フローチューブ6がない場合には、レーザロッド2の半径をRとし、スロー軸方向における発光面4aでの励起光Lの幅をHとし、スロー軸方向における励起光Lの拡がり半角をθとすると、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向においてレーザロッド2の直径と実質的に等しくなるためには、レーザロッド2の中心軸線CLとLDスタック4の発光面4aとの距離Dが次の式(1)を満たせばよい。
R≒H/2+(D−R)tanθ…(1)
次に、レーザロッド2内における励起光Lの強度について説明する。ここでは、図2においてレーザロッド2の真上に配置されたLDスタック4に着目して説明するが、半導体レーザ励起固体レーザ装置1の他のLDスタック4についても同様である。
レーザロッド2に到達した励起光Lの強度をIとし、レーザロッド2による励起光Lの実効的な吸収係数をαとし、レーザロッド2の半径をRとすると、レーザロッド2内における励起光Lの強度I(t)は次の式(2)で表される。
I(t)=I・exp(−αt)…(2)
ここで、tは、レーザロッド2において、LDスタック4に最も近い位置Pから中心位置Pを通って最も遠い位置(反対位置)Pに至る励起光Lの伝播距離である。また、αは、レーザロッド2におけるレーザ遷移元素の濃度d、励起光Lの中心波長λ、及び励起光Lのスペクトル幅Δλの関数として表され、これらのパラメータにより決定される係数である。
そして、この半導体レーザ励起固体レーザ装置1においては、図5に示すように、レーザロッド2の中心位置P(t=R)での励起光Lの強度I(R)=I・exp(−αR)がI/N<I(R)<2I/Nを満たし、レーザロッド2の反対位置P(t=2R)での励起光Lの強度I(2R)=I・exp(−2αR)が0<I(2R)<0.3Iを満たすように、各パラメータが設定されている。なお、NはLDスタック4の数量であり、この固体レーザ装置1ではN=6である。
以上のように、半導体レーザ励起固体レーザ装置1においては、各LDスタック4から出射された励起光Lは、レーザロッド2の中心位置Pで強度I(R)がI/N<I(R)<2I/Nとなるように吸収されると共に、レーザロッド2の反対位置Pで強度I(2R)が0<I(2R)<0.3Iとなるように吸収される。ここで、LDスタック4の数量はN(=6)であるから、各LDスタック4から出射された励起光Lが重なり合った励起光の強度、すなわち重畳励起光の強度は、レーザロッド2の中心位置PでI(R)をN(=6)倍したものとなる。しかも、各LDスタック4は、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向においてレーザロッド2の直径と実質的に等しくなるように、レーザロッド2の周囲に実質的に等しい間隔で配置されている。従って、レーザロッド2の中心軸線CLに垂直な断面において重畳励起光の強度が均一化されることになるため、当該断面における励起強度の分布を均一化することができる。
次に、半導体レーザ励起固体レーザ装置1の実施例について、比較例を挙げて説明する。
図6に示すように、実施例1及び比較例1〜11について各パラメータを設定し、実施例1及び比較例1〜11のそれぞれについて求めた「レーザロッド2における励起強度の分布を示すグラフ」を図7〜図18に示す。なお、図7〜図18に示されるグラフの径方向位置とは、レーザロッド2の中心軸線CLに垂直な断面における図2のI−I線に沿っての位置である。また、実施例1及び比較例1〜11について共通するパラメータは次の通りである。
LDスタックの数量N:6個
レーザロッドの半径R:6mm
励起光の中心波長λ:808nm
励起光のスペクトル幅Δλ:4.5nm
フローチューブの内半径/外半径:9.5mm/14mm
また、図6において、レーザロッド2の中心軸線CLとLDスタック4の発光面4aとの距離Dが55mmで、且つスロー軸方向における励起光Lの拡がり半角θが6.8度(1/e)の場合に、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向においてレーザロッド2の直径と実質的に等しくなる。その他の場合は、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向においてレーザロッド2の直径より小さくなる。
図7〜図18に示されるグラフから、実施例1(図10)についての励起強度の分布が、比較例1〜11(図7〜図9、図11〜図18)についての励起光の強度分布よりも均一化されていることが分かる。
本発明は、上記実施形態に限定されない。例えば、上記実施形態は、半導体レーザ励起固体レーザ装置1がレーザ光増幅器として用いられる場合であったが、本発明に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置はレーザ光発振器等にも適用可能である。
また、上記実施形態は、LDスタック4の数量が6個の場合であったが、本発明では、半導体レーザの数量は複数であれば幾つでも構わない。
また、上記実施形態は、レーザロッド2に到達した励起光Lの幅がスロー軸方向においてレーザロッド2の直径と実質的に等しくなるようにLDスタック4を配置した場合であったが、本発明では、半導体レーザの発光面に平行で且つレーザロッドの中心軸線に垂直な方向において励起光がレーザロッドを実質的に含むように半導体レーザを配置してもよい。なお、図2に示すように、LDスタック4の発光面4aとレーザロッド2との間に、励起光Lの拡がり角を補正する補正レンズ7を配置してもよい。このような補正レンズ7を配置することで、発光面4aから出射された励起光Lの拡がり角を補正し、スロー軸方向において励起光Lがレーザロッド2を実質的に含むように、又はレーザロッド2に到達した励起光Lの幅がレーザロッド2の直径と実質的に等しくなるようにすることができる。
また、図19に示すように、レーザロッド2が、レーザ遷移元素を含有する円柱状の励起部材11と、励起部材11に密接して励起部材11を包囲すると共にレーザ遷移元素を含有しない円筒状のスリーブ層12とを有するようにしてもよい。レーザロッド2の中心軸線CLに垂直な断面に着目した場合、レーザロッド2の中心部では、レーザロッド2の周面近傍に比べて励起強度の分布がより均一化される。そのため、レーザロッド2の中心部を、レーザ遷移元素を含有する励起部材11とし、レーザロッド2の周面近傍を、レーザ遷移元素を含有しないスリーブ層12とすることで、励起部材11における励起強度の分布をより均一化することができる。
図20は、スリーブ層12がなく励起部材11のみからなるレーザロッド2についての励起部材11における励起強度の分布を示すグラフであり、図21は、励起部材11とスリーブ層12とを有するレーザロッド2についての励起部材11における励起強度の分布を示すグラフである。なお、図20及び図21に示されるグラフにおいて、実線で示されるデータについての径方向位置とは、レーザロッド2の中心軸線CLに垂直な断面における図2のI−I線に沿っての位置であり、破線で示されるデータについての径方向位置とは、図2のII−II線に沿っての位置である。また、各パラメータは次の通りである。
LDスタックの数量N:6個
レーザロッドの中心軸線とLDスタックの発光面との距離D:55mm
レーザロッドの半径R:6.5mm
励起部材におけるレーザ遷移元素の濃度d:0.6at%
スロー軸方向における励起光の拡がり半角θ:6.8度(1/e
励起光の中心波長λ:808nm
励起光のスペクトル幅Δλ:4.5nm
フローチューブの内半径/外半径:9.5mm/14mm
また、励起部材11とスリーブ層12とを有するレーザロッド2についてのスリーブ層12の内半径/外半径は5.0mm/6.5mmである。
図20及び図21に示されるグラフからも、スリーブ層12がなく励起部材11のみからなるレーザロッド2についての励起部材11における励起強度の分布に比べ、励起部材11とスリーブ層12とを有するレーザロッド2についての励起部材11における励起強度の分布の方がより均一化されていることが分かる。なお、レーザロッド2の周面近傍は、回折損失を考慮するとレーザ光を通過させない方がよいため、レーザロッド2の周面近傍を、レーザ遷移元素を含有しないスリーブ層12としても問題はない。
本発明に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置の一実施形態を示す斜視図である。 図1の半導体レーザ励起固体レーザ装置の正面図である。 発光面から出射された励起光の光線追跡の様子を示す図であり、(a)は、レーザロッドの半径が6mmでフローチューブの内半径/外半径が7mm/10mmの場合であり、(b)は、レーザロッドの半径が6mmでフローチューブの内半径/外半径が7mm/30mmの場合である。 フローチューブがない場合の「レーザロッドの中心軸線とLDスタックの発光面との距離」を説明するための図である。 励起光の伝播距離と励起光の強度との関係を示すグラフである。 実施例1及び比較例1〜11についての各パラメータを示す表である。 比較例1についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例2についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例3についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 実施例1についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例4についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例5についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例6についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例7についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例8についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例9についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例10についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 比較例11についてのレーザロッドにおける励起強度の分布を示すグラフである。 本発明に係る半導体レーザ励起固体レーザ装置の変形例を示す正面図である。 スリーブ層がなく励起部材のみからなるレーザロッドについての励起部材における励起強度の分布を示すグラフである。 励起部材とスリーブ層とを有するレーザロッドについての励起部材における励起強度の分布を示すグラフである。 図1の半導体レーザ励起固体レーザ装置を主増幅器として使用したMOPAシステムの構成図である。
符号の説明
1…半導体レーザ励起固体レーザ装置、2…レーザロッド、4…LDスタック(半導体レーザ)、4a…発光面、7…補正レンズ、L…励起光、CL…中心軸線。

Claims (4)

  1. LDスタックの発光面から出射された励起光を円柱状のレーザロッドに照射することにより前記レーザロッドを励起する半導体レーザ励起固体レーザ装置であって、
    前記LDスタックは、前記LDスタックの発光面に平行で且つ前記レーザロッドの中心軸線に垂直な方向をスロー軸方向とするLDバーが前記レーザロッドの中心軸線に沿って複数積層されて構成され、前記LDスタックの発光面は、積層された前記LDバーの発光面の集合であり、
    前記LDスタックは、前記LDスタックの発光面に平行で且つ前記レーザロッドの中心軸線に垂直な方向において前記励起光が前記レーザロッドを含むように、前記レーザロッドの周囲に等しい間隔で、且つ、前記レーザロッドの中心軸線から前記発光面までの距離が互いに等しい距離で複数配置されており、
    前記レーザロッドに到達した前記励起光の強度をIとし、前記レーザロッドによる前記励起光の実効的な吸収係数をαとし、前記レーザロッドの半径をRとし、前記LDスタックの数量をNとすると、複数の前記LDスタックのうち一のLDスタックに着目した場合に、
    前記レーザロッドの中心位置において、当該一のLDスタックから出射された前記励起光の強度I(R)=I・exp(−αR)は、I/N<I(R)<2I/Nを満たし、
    前記レーザロッドにおける当該一のLDスタックの反対側の位置において、当該一のLDスタックから出射された前記励起光の強度I(2R)=I・exp(−2αR)は、0<I(2R)<0.3Iを満たすことを特徴とする半導体レーザ励起固体レーザ装置。
  2. 前記レーザロッドに到達した前記励起光の幅は、前記LDスタックの発光面に平行で且つ前記レーザロッドの中心軸線に垂直な方向において、前記レーザロッドの直径と等しいことを特徴とする請求項1記載の半導体レーザ励起固体レーザ装置。
  3. 前記LDスタックの発光面と前記レーザロッドとの間には、前記励起光の拡がり角を補正する補正レンズが配置されていることを特徴とする請求項1又は2記載の半導体レーザ励起固体レーザ装置。
  4. 前記レーザロッドは、レーザ遷移元素を含有する円柱状の励起部材と、前記励起部材に密接して前記励起部材を包囲すると共にレーザ遷移元素を含有しない円筒状のスリーブ層とを有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項記載の半導体レーザ励起固体レーザ装置。
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