JP4824038B2 - 1,3−ブタジエンの重合防止剤及びこれを投入する1,3−ブタジエンの重合防止方法 - Google Patents

1,3−ブタジエンの重合防止剤及びこれを投入する1,3−ブタジエンの重合防止方法 Download PDF

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Description

本発明は1,3−ブタジエンの重合防止剤及びこれを投入する1,3−ブタジエンの重合防止方法に係り、さらに詳しくは、1,3−ブタジエンの製造に際してファウリングの生成を遮断・防止するための新規な重合防止剤及びこれを抽出蒸留カラムに投入して1,3−ブタジエンの重合を防止する方法に関する。
混合C4留分中の各種のゴム及び合成樹脂の原料となる1,3−ブタジエンの製造工場だけではなく、スチレンモノマー及びイソプレンの製造工場などにおいては、生産製品が不飽和炭化水素であるが故にそれ自体が容易に重合可能であり、正常の運転中にも工程において有機物ファウリングの問題などの深刻な問題を引き起こす。例えば、抽出蒸留カラムにおいて生成されたファウリングは抽出蒸留カラム内のトレイに目詰まりを生じさせてカラム効率を低下させたり、上部コンデンサの流路を閉塞して伝熱効率を低下させたり、機器装置の破裂を引き起こしたりする。
前記ファウリングの生成メカニズムを調べてみると、通常、有機物ファウリングは、フリーラジカル反応により生成される。フリーラジカル、すなわち、電子一つが不足している原子ないし原子のグループは、不足した電子を補充して安定した電子対を形成しようとする性質を有するため、フリーラジカル反応の反応性は極めて大きい。フリーラジカルは、熱、過酸化物または酸素との反応または金属の触媒作用により生成される。このようにして生成されたフリーラジカルは不飽和炭化水素と高速で反応して樹脂またはゴム型ポリマーを形成し、また反応器内における反応物質の滞留時間が長引くかまたは高温での処理により反応し続けると、反応量が大きくなる。このようなフリーラジカル重合は、2つのラジカルが衝突するかまたはフリーラジカルとの反応性が大きな化合物と反応すると、重合反応が終了し、活性のない極めて安定した化合物を形成して工程においてファウリングを引き起こす。
1,3−ブタジエンの製造工場の抽出蒸留段階におけるファウリングは、上述のように、主としてフリーラジカルによりポップコーン状のポリマーが生成された有機ファウリングである。
換言すると、1,3−ブタジエンの製造時のポリマー生成反応はフリーラジカル反応であり、過酸化物及び酸化鉄ラジカルにより開始され、製造工程内に存在する酸素、酸化鉄などにより促進されてポップコーン状のポリマーが生成される。
このような有機ファウリングの生成問題を解決するために、設備の定期的なメンテナンス時に化学処理を施すことにより残留酸素及び金属成分を取り除く。また、正常運転時には、フェノール系の化合物である4−ターシャリーブチルカテコール(以下、「TBC」と称する)、ブチルヒドロキシトルエン(以下、「BHT」と称する)、キノン系の化合物であるヒドロキシキノン、ジエチルヒドロキシルアミン (N、N−ジエチルヒドロキシアミン、以下、「DEHA」と称する)及び安定化したフリーラジカル(ステーブル・フリー・ラジカル、以下、「SFR」と称する)などのファウリング防止剤を単独で使用している。
しかしながら、上述の如き単一成分の重合防止剤は、工程内において気体状及び液状の環境下におけるポリマー生成の防止機能があまりなく、既に生成されたポリマーの除去には効果がない。また、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキシキノン及びジエチルヒドロキシルアミン (DEHA)は、製品の特性から、溶媒として水を用いて製造されるため、工程内に余計な水分が取り込まれることによりファウリングが引き起こされるといった副作用を伴う。
具体的に、上述の如き単一成分の重合防止剤は、次のような問題点を有する。
ほとんどのポップコーン状のポリマーは気体状態で生じるのに対し、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキシキノンは低い蒸気圧を有するため、単独では気体状態の工程においては重合防止効果をよく発揮することができない。また、TBC、BHT及びヒドロキシキノン単独では既に生成したポップコーン状のポリマーの重合の進行を中断させることができず、しかも、固体状態のTBC、BHT及びヒドロキシキノンは15重量%の水に溶かして用いるため、製品の特性から、水によりフリーラジカル反応が促されて重合が進み、その結果、むしろファウリングが発生し易くなるという欠点がある。
また、ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)を単独で使用する場合、気相工程で用いると工程から酸素の除去が可能となり、やや重合防止効果があるが、液状または気体状−液状の工程においてはその効果があまり発揮されない。
さらに、安定化したフリーラジカル(SFR)を単独で使用する場合、極性の反応停止剤であるため、TBC、BHT及びヒドロキシキノンに比べて液体状態でなお一層良好な効果を示すが、気体状態ではポップコーン状のポリマー生成の防止効果がなく、しかも、高価につくという欠点もある。
現在、石油化学産業は、設備、運転及び整備技術の発達に伴い、定期的なメンテナンス周期を長期化して高い生産性及び経済性を図っているが、有機ファウリングを防止するための上述の如き従来技術の問題点を克服できないと、定期的なメンテナンス周期までの安定した運転を期待することができない。
さらには、大量の有機ファウリングによる予期しない工場の稼動停止などにより、多くの費用負担が発生することがあり、しかも、設備の爆発の危険までもある。1,3−ブタジエン製造工場の稼動停止は、石油化学産業の系統図からみて、上部と下部の工場の稼動率に及ぼす波及効果がかなり高いため、1,3−ブタジエン製造設備の安定した運転を確保するためには効率よい重合防止剤が切望されている。
上述の如き問題を解決するために、本発明は、高純度の1,3−ブタジエンを得るための1,3−ブタジエン製造工程の抽出蒸留段階中に気相ないし液相の広範囲な温度環境下においてフリーラジカル、過酸化物、水及び酸素を除去して1,3−ブタジエンの重合を抑え、ポリマーの生成を防止することによりファウリングを防止することのできる重合防止剤及びこれを投入する1,3−ブタジエンの重合防止方法を提供することを目的とする。
これにより、ファウリングにより引き起こされうる1,3−ブタジエン製造工場の非常時の稼動停止を未然に防止して、長期間に亘っての安全運転を可能にしようとする。
上述の如き課題を解決するために、本発明は、高純度の1,3−ブタジエン製造工程中の抽出蒸留段階において1,3−ブタジエン化合物の製造時に生成するポップコーン状のポリマー、すなわち、ファウリングを抑え、既に生成した前記ポップコーン状のポリマーの活性を除去して高純度の1,3−ブタジエン製品を得るために使われる重合防止剤を提供する。
また、本発明は、1,3−ブタジエン製品の製造工程中の抽出蒸留段階において抽出蒸留カラムを用いてC4混合留分から1,3−ブタジエンを抽出蒸留するに当たり、1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤及びアミン系のファウリング防止剤を有機溶媒と混合してなる一液型の重合防止剤を抽出蒸留カラムに投入する1,3−ブタジエンの重合防止方法を提供する。
以上で説明したように、優れた重合反応抑制及びファウリング防止効果を有する本発明による重合防止剤は、混合C4留分中の各種のゴム及び合成樹脂の原料となる1,3−ブタジエンを分離・生産するための製造工程中に液相ないし気相の広範囲な温度範囲において1,3−ブタジエンの重合を抑えることにより、高純度の1,3−ブタジエン製品を抽出蒸留することが可能になる。
また、本発明による重合防止方法によれば、ファウリングにより引き起こされうる1,3−ブタジエン製造工場の非常時の稼動停止を未然に防いで、長期間に亘っての安全運転が可能になる。
以下、本発明を詳述する。
本発明は、1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、アミン系のファウリング防止剤及び有機溶媒よりなることを特徴とする1,3−ブタジエンの重合防止剤に関する。
本発明において使用可能な前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤は、例えば、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−エチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、4−ターシャリーブチルカテコール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−メトキシフェノール、2,5−ジ−ターシャリーブチルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシルフェノール、ビス(3,5−ジ−ターシャリーブチル)−4−ヒドロキシフェノールよりなる群から選ばれるものであることが好ましいが、これらに限定されない。さらに好ましくは、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)とブチルヒドロキシトルエン(BHT)が用いられる。
本発明において使用可能な前記アミン系のファウリング防止剤は、例えば、ジエチルヒドロキシアミン、N、N’−ジ−セカンダリーブチル−p−フェニレンジアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノールよりなる群から選ばれるものであることが好ましいが、これらに限定されない。さらに好ましくは、ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)が用いられる。
上述の如き本発明による重合防止剤を抽出蒸留カラムの気相及び液相が共存する蒸留部に投入するとき、蒸留上部の流体と混合されてフリーラジカル、酸素などの重合開始剤を効率よく除去し、既に生成したポリマーの活性を除去可能にするために、本発明による重合防止剤の混合比は、9.0〜30.0重量%の前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、50.0〜90.0重量%の前記アミン系のファウリング防止剤及び1.0〜20.0重量%の前記有機溶媒であることが好ましい。
前記有機溶媒は、重合防止の役割を果たす、例えば、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキシキノンなどの1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤及びジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)などのアミン系のファウリング防止剤に対して優れた溶解度を有すると共に、最終生成物である1,3−ブタジエンの純度に影響しない溶媒から選ばれる。前記有機溶媒は、好ましくは、炭素数が3〜5個のアルコール類から選ばれ、さらに好ましくは、下記式1の構造を有するイソブチルアルコール(以下、「IBA」と称する)または下記式2の構造を有するイソプロピルアルコール(以下、「IPA」と称する)から選ばれる。
Figure 0004824038
Figure 0004824038
前記イソブチルアルコール(IBA)及び前記イソプロピルアルコール(IPA)は、4−ターシャリーブチルカテコール及びジエチルヒドロキシルアミン成分などの前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤及びジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)などのアミン系のファウリング防止剤を両方とも溶解することができ、工程や製品に影響しない溶媒として用いられる。
前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤の好適な例としての前記4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)は、下記式3の構造を有する。
Figure 0004824038
前記4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)の分子式は、C(OH)C(CHであり、状態は白色ないし淡黄色の固体であり、沸点は285℃、融点は53℃であり、比重は1.049/60℃であり、粘度は36cps/60℃である。単独で液状1,3−ブタジエン及びスチレン製品の重合防止剤として多用されるものであり、カテコール、イソブチレン、p−ターシャリーブチルフェノール、塩素、苛性ソーダを原料として製造されるが、カテコールをルイス酸系の触媒の存在下でイソブチレンによりブチル化してTBCを製造するカテコール法により、あるいは、p−t−ブチルフェノール(PTBP)を塩素化して2−クロロ−4−ターシャリーブチルフェノールを得た後、苛性ソーダを用いて塩素を水酸基に置き換えるp−ターシャリーブチルフェノール(PTBP)法により製造することができる。
4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)は低い蒸気圧を有するため、液相工程において重合防止効果をよく発揮する。
前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤の好適な例としての前記ブチルヒドロキシトルエン(BHT)は、下記式4の構造を有する。
Figure 0004824038
前記ブチルヒドロキシトルエンの分子式は、C(OH)(CH)(C(CHであり、状態は白色ないし淡黄色固体であり、沸点は265℃、融点は70℃であり、比重は1.05/25℃である。
前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤の好適な例としての前記ヒドロキシキノンは、下記式5の構造を有する。
Figure 0004824038
前記ヒドロキシキノンの分子式は、C(OH)であり、状態は白色の固体であり、沸点は285℃、融点は170℃であり、比重は1.332/25℃である。
前記アミン系のファウリング防止剤の好適な例としての前記ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)は、下記式6の構造を有する。
Figure 0004824038
前記ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)の分子式は(CNOHであり、状態は液体であり、ボイラー水及び石油化学工程において脱酸素剤として多用される。
前記ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)は、工程から酸素の除去が可能であるため、気相工程において重合防止効果を発揮する。
また、本発明は、1,3−ブタジエンの製造時に抽出蒸留段階内において1,3−ブタジエンのポリマー生成を抑えて重合を防止する方法を提供する。
具体的に、本発明は、気体状及び液状の環境下でポリマー生成を防止し、さらには、既に生成されたポリマーの活性を除去する1,3−ブタジエンの重合防止方法を提供する。さらに詳しくは、本発明は、抽出蒸留カラムにおいて混合C4留分から1,3−ブタジエンを抽出蒸留するに当たって、1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、アミン系のファウリング防止剤及び有機溶媒よりなる一液型の重合防止剤を前記抽出蒸留カラム内に投入することを特徴とする1,3−ブタジエンの重合防止方法を提供する。
本発明において使用可能な前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤は、例えば、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−エチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、4−ターシャリーブチルカテコール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−メトキシフェノール、2,5−ジ−ターシャリーブチルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシルフェノール、ビス(3,5−ジ−ターシャリーブチル)−4−ヒドロキシフェノールよりなる群から選ばれるものであることが好ましいが、これらに限定されない。さらに好ましくは、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)とブチルヒドロキシトルエン(BHT)が用いられる。
本発明において使用可能な前記アミン系のファウリング防止剤は、例えば、ジエチルヒドロキシアミン、N、N’−ジ−セカンダリーブチル−p−フェニレンジアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノールよりなる群から選ばれるものであることが好ましく、これに限定されない。さらに好ましくは、ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)が用いられる。
前記有機溶媒は、例えば、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ヒドロキシキノンなどの1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤及びジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)などのアミン系のファウリング防止剤成分を両方とも溶解させることができ、工程や製品に影響しない溶媒として炭素数が3〜5個のアルコール類が用いられる。特に、前記アルコール類は、イソブチルアルコール(IBA)またはイソプロピルアルコール(IPA)であることが好ましい。
上述の如き本発明による重合防止剤を抽出蒸留カラムの気相及び液相が共存する蒸留部に投入するとき、蒸留上部の流体と混合されてフリーラジカル、酸素などの重合開始剤を効率よく除去し、既に生成されたポリマーの活性を除去可能にするために、本発明による重合防止剤の混合比は、9.0〜30.0重量%の前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、50.0〜90.0重量%の前記アミン系のファウリング防止剤及び1.0〜20.0重量%の前記有機溶媒であることが好ましい。
以下、添付図面に基づき、本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の重合防止剤が注入される工程を含む1,3−ブタジエン生産のための抽出蒸留工程図である。図1と結び付けて、本発明による1,3−ブタジエンの製造工程中の1,3−ブタジエンの重合防止方法を詳細に説明すると、下記の通りである。
図1に示すように、抽出蒸留カラム1は、61段のトレイと2段の煙突トレイ1−a及び1−bを有している。前記抽出蒸留カラム1に投入される混合C4留分は気相であり、1,3−ブタジエン(83〜84重量%)、ビニルアセチレン、エチルアセチレン、1、2−ブタジエン、メチルアセチレン及びC5留分により構成され、混合C4留分投入口2を介して抽出蒸留カラムの第1の煙突トレイ1−a内に27〜28トン/時間にて投入される。また、抽出溶媒であるジメチルホルムアミドは抽出蒸留カラム1の11段目のトレイに形成されたジメチルホルムアミド投入口3内に45〜47トン/時間にて投入される。
本発明による重合防止剤は、重合防止剤貯留タンク4から重合防止剤注入ポンプ5により移送されて抽出蒸留カラム1の上部移送管に投入及び/またはジメチルホルムアミド注入管に投入されて抽出溶媒であるジメチルホルムアミドと共にジメチルホルムアミド投入口3を介して抽出蒸留カラム1内に投入される。
抽出蒸留カラム1に投入された前記混合C4留分中の抽出溶媒であるジメチルホルムアミドに対する溶解度が低い1,3−ブタジエンは1次精製されて抽出蒸留カラム1の上部に移動する。抽出蒸留カラム1の上部における1,3−ブタジエンの濃度は95〜98%である。また、抽出蒸留カラム1の上部の温度と圧力はそれぞれ36〜38.5℃、3.10〜3.15kg/cmGである。
これに対し、混合C4留分中の1,3−ブタジエンと沸点がほぼ同じであり、且つ、抽出溶媒(ジメチルホルムアミド)に対する溶解性に優れたビニルアセチレン、エチルアセチレン、1、2−ブタジエン、メチルアセチレン及びC5留分は前記ジメチルホルムアミドに溶解されて抽出蒸留カラム1の下部に移動する。抽出蒸留カラム1の下部における1,3−ブタジエンの濃度は5.3〜5.5%である。また、抽出蒸留カラム1の下部の温度と圧力は130℃、3.9〜4.0kg/cmGである。
抽出蒸留カラム1上部からの精製済みC4留分は凝縮器6において液体へと相変化されて、凝縮ドラム7に一時的に留まる。次いで、4Lの容量の還流ポンプストレイナー(8)に移動して精製されたC4留分中に生じた1,3−ブタジエン重合物(ファウリング物質)が除去される。次いで、還流ポンプ9により、一部の精製C4留分が抽出蒸留カラム1内に再投入されて抽出蒸留カラム1の上部に存在する混合C4留分中の1,3−ブタジエンの濃度を95〜98%に制御し、一方、大部分の精製C4留分は後続する1,3−ブタジエン精製工程(A)へ送られる。
一方、抽出蒸留カラム1の下部からのジメチルホルムアミド、1,3−ブタジエン、ビニルアセチレン、エチルアセチレン、1、2−ブタジエン、メチルアセチレン及びC5留分などの混合物はカラム下部ストレイナー10に移動して1,3−ブタジエン重合物(ファウリング物質)が除去される。次いで、抽出溶媒と混合C4留分の混合物中の5.3〜5.5%の残留1,3−ブタジエンを回収するために後続する1,3−ブタジエン回収工程(B)に圧送される。
抽出蒸留カラム1の内部状態は通常は視認できないため、通常の運転時に開放可能な還流ポンプストレイナー8及びカラム下部ストレイナー10において生成されるポリマーの状態及び蓄積量が抽出蒸留カラムの1,3−ブタジエンの重合及びファウリングの度合いを示す尺度となる。
もし、1,3−ブタジエンの重合防止のために適切な措置を取らない場合、抽出蒸留カラム1の上部または下部に1,3−ブタジエンの重合により発生する樹脂状またはゴム状のポリマー(ファウリング物質)が抽出蒸留カラム1を閉塞することにより、抽出蒸留カラム1の爆発または稼動停止、さらには、連携工場の稼動を停止させることになる。
本発明による重合防止剤を供給手段により抽出蒸留カラム1の上部に投入するとき、蒸留上部の流体(気体及び液体)と好適な組成比にて混合されなければ、抽出蒸留カラム1の上部に存在するフリーラジカル、酸素などの重合開始剤及び生成されたポリマーの活性をなお一層効率よく除去することができず、しかも、抽出蒸留カラム1の下部において発生される1,3−ブタジエンの重合及び生成されたポリマーの活性を除去することができない。そこで、本発明による1,3−ブタジエンの重合防止方法において、混合比が9.0〜30.0重量%の4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)またはヒドロキシキノンなどの1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、50.0〜90.0重量%のジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)などのアミン系のファウリング防止剤、及び1.0〜20.0重量%の有機溶媒を混合してなる一液型の重合防止剤を抽出蒸留カラム1に投入することが好ましい。
以下、実施例を挙げて本発明をより一層詳細に説明するが、以下の実施例は本発明の好適な具体例として例示されたものであり、本発明の範囲を限定するものではないことは言うまでもない。
[実施例1]
15重量%の4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、75重量%のジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)及び10重量%のイソブチルアルコール(IBA)を混合してなる重合防止剤30ppm(混合C4投入量対比)を重合防止剤注入ポンプにより気相及び液相が共存する抽出蒸留カラムの上部に投入し、蓄積されたポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を表1に示す。
[実施例2]
重合防止剤の組成及び混合比率が15重量%の4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、75重量%のジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)及び10重量%のイソプロピルアルコール(IPA)である以外は、実施例1の方法と同様にしてポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を下記表1に示す。
[実施例3]
重合防止剤の組成及び混合比率が15重量%のブチルヒドロキシトルエン(BHT)、75重量%のジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)及び10重量%のイソプロピルアルコール(IPA)である以外は、実施例1の方法と同様にしてポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を下記表1に示す。
[実施例4]
重合防止剤の組成及び混合比率が15重量%のヒドロキシキノン、75重量%のジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)及び10重量%のイソプロピルアルコール(IPA)である以外は、実施例1の方法と同様にしてポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を下記表1に示す。
[比較実施例1]
重合防止剤を使用しなかった以外は、実施例1の方法と同様にしてポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を下記表1に示す。
[比較実施例2]
TBC単独の重合防止剤30ppm(混合C4投入量対比)を重合防止剤注入ポンプにより抽出蒸留カラムの上部に注入した以外は、実施例1の方法と同様にしてポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を下記表1に示す。
[比較実施例3]
DEHA単独の重合防止剤30ppm(混合C4投入量対比)を重合防止剤注入ポンプにより抽出蒸留カラムの上部に投入した以外は、実施例1の方法と同様にしてポリマーの状態及び蓄積量を周期的に試験し、その結果を下記表1に示す。
Figure 0004824038
(評価結果)
1,3−ブタジエンの抽出蒸留工程における1,3−ブタジエンの重合反応の進み具合によって、ポリマー(ファウリング物質)の状態は分子量が小さな流動性ゴム状、分子量が中間程度であるゴム状、分子量が大きな樹脂状として現れる。生じたポリマー(ファウリング物質)の分子量が小さいほど1,3−ブタジエンの重合度が低いと評価される。
比較実施例1のように、重合防止剤を投入しない場合、急速な樹脂型ポリマーの生成により2ヶ月後に抽出蒸留カラムの圧力が上昇し、その結果、工場の非常稼動停止の状況が発生した。
比較実施例2のように、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)だけを単独で投入した場合、ゴム状ポリマーの生成により17ヶ月後に抽出蒸留カラムの圧力が上昇し、その結果、1,3−ブタジエン工場の安全運転のために非常稼動を停止した。
また、比較実施例3のように、ジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)だけを単独で投入した場合、樹脂状ポリマーの生成により11ヶ月後に抽出蒸留カラムの圧力が上昇し、工場の非常稼動停止の状況が発生した。
一方、実施例1〜4のように、4−ターシャリーブチルカテコール(TBC)、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)またはヒドロキシキノンのいずれか1種のファウリング防止剤化合物とジエチルヒドロキシルアミン(DEHA)及びイソプロピルアルコール(IPA)またはイソブチルアルコール(IBA)などのアルコール類の有機溶媒よりなる本発明による重合防止剤を投入した場合、比較実施例2及び3のような従来の単一成分の重合防止剤を用いた場合に比べて、液状及び気体状の両方の環境下で卓越した1,3−ブタジエンの重合防止効果を示し、3年後に定期メンテナンスのために稼動を停止するまで抽出蒸留カラムの安定した連続運転が可能であった。
本発明による重合防止剤が注入される工程を含む1,3−ブタジエンの生産のための抽出蒸留工程図である。
符号の説明
1・・・抽出蒸留カラム
1−a及び1−b・・・煙突トレイ
2・・・C4留分投入口
3・・・ジメチルホルムアミド投入口
4・・・重合防止剤貯留タンク
5・・・重合防止剤注入ポンプ
6・・・凝縮器
7・・・凝縮ドラム
8・・・還流ポンプストレイナー
9・・・還流ポンプ
10・・・カラム下部ストレイナー
A・・・ブタジエン精製工程
B・・・1,3−ブタジエン回収工程

Claims (10)

  1. 1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、アミン系のファウリング防止剤及び有機溶媒よりなり、前記有機溶媒は、炭素数が3〜5個のアルコール類であることを特徴とする1,3−ブタジエンの重合防止剤。
  2. 前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤は、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−エチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、4−ターシャリーブチルカテコール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−メトキシフェノール、2,5−ジ−ターシャリーブチルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシルフェノール、ビス(3,5−ジ−ターシャリーブチル)−4−ヒドロキシフェノールよりなる群から選ばれるものであることを特徴とする請求項1に記載の1,3−ブタジエンの重合防止剤。
  3. 前記アミン系のファウリング防止剤は、ジエチルヒドロキシアミン、N、N’−ジ−セカンダリーブチル−p−フェニレンジアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、及び2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノールよりなる群から選ばれるものであることを特徴とする請求項1に記載の1,3−ブタジエンの重合防止剤。
  4. 前記重合防止剤が、9.0〜30.0重量%の前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、50.0〜90.0重量%の前記アミン系のファウリング防止剤及び1.0〜20.0重量%の前記有機溶媒の混合比を有することを特徴とする請求項1に記載の1,3−ブタジエンの重合防止剤。
  5. 前記アルコール類は、イソプロピルアルコールまたはイソブチルアルコールであることを特徴とする請求項に記載の1,3−ブタジエンの重合防止剤。
  6. 抽出蒸留カラムにおいて混合C4留分から1,3−ブタジエンを抽出蒸留するに当たり、1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、アミン系のファウリング防止剤及び有機溶媒よりなる一液型の重合防止剤を前記抽出蒸留カラム内に投入し、前記有機溶媒は、炭素数が3〜5個のアルコール類であることを特徴とする1,3−ブタジエンの重合防止方法。
  7. 前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤が、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−メチルフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−エチルフェノール、2,6−ジシクロペンチル−4−メチルフェノール、4−ターシャリーブチルカテコール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−メトキシフェノール、2,5−ジ−ターシャリーブチルヒドロキノン、2,6−ジフェニル−4−オクタデシルオキシルフェノール、ビス(3,5−ジ−ターシャリーブチル)−4−ヒドロキシフェノールよりなる群から選ばれるものであることを特徴とする請求項に記載の1,3−ブタジエンの重合防止方法。
  8. 前記アミン系のファウリング防止剤が、ジエチルヒドロキシアミン、N、N’−ジ−セカンダリーブチル−p−フェニレンジアミン、4−n−ブチルアミノフェノール、4−ブチリルアミノフェノール、4−ノナノイルアミノフェノール、2,6−ジ−ターシャリーブチル−4−ジメチルアミノメチルフェノールよりなる群から選ばれるものであることを特徴とする請求項に記載の1,3−ブタジエンの重合防止方法。
  9. 前記重合防止剤が、9.0〜30.0重量%の前記1〜2個の水酸基を有するアルキルフェノール系のファウリング防止剤、50.0〜90.0重量%の前記アミン系のファウリング防止剤及び1.0〜20.0重量%の前記有機溶媒の混合比を有することを特徴とする請求項に記載の1,3−ブタジエンの重合防止方法。
  10. 前記アルコール類が、イソプロピルアルコールまたはイソブチルアルコールであることを特徴とする請求項に記載の1,3−ブタジエンの重合防止方法。
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