JP4823113B2 - 固体電解コンデンサ及びその製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサ及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、導電性高分子を固体電解質として有する固体電解コンデンサ及びその製造方法に関する。
従来、近年、電子機器の小型化、軽量化に伴って、高周波帯域におけるインピーダンスが低く、小型で大容量の高周波用のコンデンサが要求されるようになってきた。そのため、電解質に導電性高分子を用いた固体電解コンデンサに対しても、高周波帯域での特性改善として更なるESR(Equivalent Series Resistance)の低減が求められている。ここで導電性高分子は、ピロール、チオフェン、フラン、アニリン等を重合して得られる高分子のことを示す。
導電性高分子の形成方法としては、化学重合法や電解重合法がある。一般に、電解重合法で形成された導電性高分子の膜は、化学重合法で形成された導電性高分子の膜より導電性に優れ、且つ強固な膜が形成できる。電解重合法で作製された導電性高分子を固体電解質層として用いた場合、その表面が平滑になりやすく、その上に形成される陰極引出層との密着性が悪く、高周波帯域でのESRが増大してしまう。
一方、ESRを低減する方法として、固体電解質層と陰極引出層との密着性を改善することが行われている。例えば、コンデンサ素子に導電性粉末を付着させて電解重合又は化学重合により形成する固体電解質層表面に凹凸を設け、陰極引出層との密着力を強化する技術(例えば特許文献1)や、電解重合による導電性高分子の上に化学重合による導電性高分子を形成し、陰極引出層との密着性を良好にする技術(例えば特許文献2)等が知られている。
特開平7−94368号公報 特開2000−133549号公報
しかしながら、前者の技術(特許文献1)では、コンデンサ素子に導電性粉末を付着させるための工程数がかかると共に、導電性粉末の存在によって固体電解質層が厚くなってしまい、コンデンサが大型化するという問題点があった。
また、後者の技術(特許文献2)では、電解重合による導電性高分子を形成した後に化学重合による導電性高分子を形成するので、工程数が増え、製造が容易でないという問題があった。
本発明は、前記の問題を鑑みて、陰極引出層との密着性に優れた固体電解質を作製し、小型でESR特性に優れ、且つ製造が容易な固体電解コンデンサ及びその製造方法を提供することを目的とする。
前記問題を解決するため、本発明は、固体電解質層を有する固体電解コンデンサにおいて、前記固体電解質層は、電解重合導電性高分子を含有する電解重合高分子領域と、電解重合導電性高分子及び化学重合導電性高分子を含有するハイブリッド高分子領域とを有する導電性高分子層を含むことを特徴とする。
前記ハイブリッド高分子領域は、前記電解重合高分子領域上に形成され、前記ハイブリッド高分子領域上に、陰極引出層が形成されていることが好ましい。
また、前記導電性高分子層を形成する際、少なくともモノマーとドーパントとを含む電解重合液中で電解重合反応を行うことにより前記電解重合高分子領域を形成し、前記電解重合液中に電解酸化可能な金属イオン及び/又は金属酸化物イオンを形成する金属化合物を添加して、電解重合反応と、前記金属イオン及び/又は金属酸化物イオンが電解酸化されて発生する酸化剤を用いた化学重合反応とを行うことにより前記ハイブリッド高分子領域を形成することを特徴とする。
前記金属イオン及び/又は金属酸化物イオンは、鉄(II)イオン、ニッケル(II)イオン、ルテニウム(II)イオン、マンガン(II)イオン、マンガン酸イオン、クロム酸イオンよりなる群から選ばれる少なくとも一種を含んでいることが好ましい。
本発明に係る固体電解コンデンサによれば、導電性に優れた良質な電解重合高分子領域上に形成される前記ハイブリッド高分子領域は、表面に微細な凹凸を有し、このハイブリッド高分子領域上に形成される陰極引出層との密着性が良好で、接触面積が増大し集電が向上することから、ESRの低減を実現できる。しかも、前記ハイブリッド高分子領域は、電解重合導電性高分子と化学重合導電性高分子とを含有するものであるから、電解重合層上に化学重合層が形成された場合に比べ導電性に優れると共に、小型を維持してESRに優れた固体電解コンデンサを実現できる。
また、本発明に係る固体電解コンデンサの製造方法によれば、前記ハイブリッド高分子領域は、電解重合中に化学重合が行われて形成されるので、工程数を増大することなくESR特性に優れた固体電解コンデンサを簡易な製造方法で製造できる。しかも、電解重合液中での化学重合は、重合膜表面近傍で酸化剤が発生して起きるため、電解重合導電性高分子と化学重合導電性高分子との接触抵抗が小さく導電性が良好な前記ハイブリッド高分子領域が得られ、ESRの低減に寄与する。
本発明を実施するための最良の形態について、以下に説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示す固体電解コンデンサの断面図である。本実施の形態の固体電解コンデンサは、陽極リード10を植立した弁作用金属からなる陽極体1の周面に、誘電体皮膜2、固体電解質層3が形成され、固体電解質層3の上に、第一陰極引出層4、第二陰極引出層5が形成されたコンデンサ素子8を有する。コンデンサ素子8は、陽極リード10に陽極リードフレーム20が接続され、第二陰極引出層5に陰極リードフレーム21が接続されている。このコンデンサ素子8の周囲には、陽極リードフレーム20及び陰極リードフレーム21の端部が外部に引き出されるように外装樹脂が被覆形成されている。以上のように、本実施の形態による固体電解コンデンサが構成されている。なお、固体電解質層3上に形成される陰極引出層は、第一陰極引出層4及び第二陰極引出層5による積層構造でなく、単層構造であってもよい。
前記固体電解質層3は、誘電体皮膜2上に形成された導電性プレコート層30と、この導電性プレコート層30上に形成された導電性高分子層33とを有する。前記導電性高分子層33は、電解重合導電性高分子を含有する電解重合高分子領域31と、電解重合導電性高分子及び化学重合導電性高分子とを含有するハイブリッド高分子領域32とから構成されており、前記電解重合高分子領域31上に前記ハイブリッド高分子領域32が形成されている。すなわち、前記電解重合高分子領域31は、導電性プレコート層30上に形成され、前記ハイブリッド高分子領域32の上には第一陰極引出層4が形成されている。
なお、導電性高分子とは具体的にはピロール、チオフェン、フラン等の複素環化合物、アニリン等の芳香族化合物、及びそれらの誘導体をモノマーとして重合させ高分子化したものをいう。前記電解重合導電性高分子とは、電解重合によって形成された導電性高分子をいう。前記化学重合導電性高分子とは、化学重合によって形成された導電性高分子をいう。
前記ハイブリッド高分子領域32は、電解重合反応と同時に化学重合反応を発生させることによって形成され、電解重合導電性高分子中に化学重合導電性高分子が混在した構造を有するものである。従って、このハイブリッド高分子領域32の表面には、単なる電解重合導電性高分子の膜に比べて微細な凹凸が形成されている。
なお、陽極体1、誘電体皮膜2、導電性プレコート層30、第一陰極引出層4、第二陰極引出層5等は、公知の固体電解コンデンサと同様に種々の物質が採用される。
次に、本実施の形態の固体電解コンデンサの製造方法を説明する。
まず、弁作用金属からなる陽極体1を陽極酸化して表面に誘電体皮膜2を形成した後、例えば、モノマーの化学重合による化学重合層又は硝酸マンガンの熱分解による二酸化マンガン層などの導電性プレコート層30を誘電体皮膜2表面に形成する。
次いで、導電性プレコート層30表面に、前記電解重合高分子領域31の上に前記ハイブリッド高分子領域32を有する導電性高分子層33を形成する。
前記電解重合高分子領域31は、少なくともモノマーと支持電解質とを含む電解重合液中に、前記導電性プレコート層30が形成された陽極体素子1Aを浸漬し、この陽極体素子1Aの一部に外部から陽極棒を当接させるか、電解重合液中に配設された陽極板と夫々の陽極体素子1Aを接続させて、電解重合液中に配設した陰極板と陽極体素子1Aを通電して重合反応を開始することにより形成される。そして、前記電解重合高分子領域31が十分に形成された後、前記の電解重合液に電解酸化可能な金属イオン及び/又は金属酸化物イオンを添加すると、前記ハイブリッド高分子領域32が形成される。
すなわち、図2のように、前記重合反応は、陽極体素子1Aを陽極として電解重合反応が行われるのと同時に、電解酸化可能な金属イオン又は金属酸化物イオンMn+が陽極(前記陽極体素子1Aや、本重合反応によってこの陽極体素子1A上に形成されていく重合膜も含む。)の表面やこの表面近傍で、電解酸化されて高原子価となり、この高原子価となった金属イオン又は金属酸化物イオンM(n+α)+が酸化剤として作用して近傍のモノマーを酸化し化学重合反応が行われる。また、酸化剤として機能した高原子価の金属イオン又は金属酸化物イオンM(n+α)+は、前記化学重合反応によって還元されるので、電解酸化可能な低原子価の金属イオン又は金属酸化物イオンMn+に戻り、前記陽極付近等で再び電解酸化される。これを繰り返すことにより、化学重合反応が維持される。
例えば、電解重合液に第一鉄イオン(Fe2+)を少量添加し重合反応を開始すると、電解重合反応以外に、第一鉄イオン(Fe2+)が前記陽極上で酸化されて第二鉄イオン(Fe3+)が発生し、この第二鉄イオン(Fe3+)が近傍のモノマーを酸化し化学重合反応が発生する。
前述したことにより、陽極体素子1A表面には、電解重合反応によって電解重合高分子領域31が形成され、続いて、電解重合反応と同時に化学重合反応を発生させて、電解重合導電性高分子中に化学重合導電性高分子が混在したハイブリッド高分子領域32が形成される。
ここで、電解重合高分子領域31とハイブリッド高分子領域32との層の厚さは、ほぼ重合時間に比例し、電解重合高分子領域31とハイブリッド高分子領域32との層の厚さの比は、6:1〜3:4の範囲であることが好ましい。この範囲内であれば、前記電解重合高分子領域31と前記ハイブリッド高分子領域32とがともに十分形成され、ESR低減の効果が期待される。なお、前記電解重合高分子領域31と前記ハイブリッド高分子領域32との層の厚さの比は、ESR低減効果を確実に得る上では、6:1〜3:3.5の範囲であることがより好ましく、ESR低減効果をさらに向上するには、3:2.5〜3:3.5の範囲であることがより一層好ましい。
また、前記ハイブリッド高分子領域32を形成する際、電解重合液に添加する電解酸化可能な金属イオン及び/又は金属酸化物イオンの量は、2.5×10−5mol/l〜1.0×10−4mol/lの範囲であることが好ましい。上記金属イオン及び/又は金属酸化物イオンの量が1.0×10−4mol/lより多い場合は、ESRが小さく化学重合導電性高分子より膜が強固である電解重合導電性高分子の割合が減少するので、強固な膜ができず、また導電性も低下するためESRの低減効果が得られにくい。また、上記金属イオン及び/又は金属酸化物イオンの量が2.5×10−5mol/lよりも少ないと、電解重合液中で化学重合が十分に行われず、上記導電性高分子ハイブリッド層32の表面が平滑となるため、固体電解質層3と第一陰極引出層4との密着性の向上が得られにくい。
電解重合液に含有される金属イオン又は金属化合物イオンは、1種類であってもよいし、複数種含有してもよい。また、用いる金属イオン及び金属酸化物イオンは電解酸化可能なものであれば特に限定されないが、酸化還元反応によって低原子価と高原子価との間で可逆的に変化しやすいものが好ましく、例えば鉄(II)イオン、ニッケル(II)イオン、ルテニウム(II)イオン、マンガン(II)イオン、及びマンガン酸イオン、クロム酸イオンなどが例示される。なかでも鉄(II)イオンが好ましい。また、これら金属イオン及び金属酸化物イオンは、各種の無機塩又は有機塩の形で電解重合液に添加することができる。
前記のようにして固体電解質層3が形成された後、固体電解質層3の前記ハイブリッド高分子領域32上に第一陰極引出層4、第二陰極引出層5を順に形成してコンデンサ素子8が作製される。
作製されたコンデンサ素子8の第二陰極引出層5に陰極リードフレーム21を接続すると共に、陽極リード10と陽極リードフレーム20を接続し、前記陰極リードフレーム21及び前記陽極リードフレーム20の一部を残して外装樹脂7で被覆し、露出している陰極リードフレーム21及び陽極リードフレーム20を、外装に沿って折曲して、図1に示す本実施の形態の固体電解コンデンサが完成する。
尚、前記の固体電解コンデンサは、特許請求の範囲及び均等の意味の範囲内で種々の応用が可能である。例えば、本発明の固体電解コンデンサは、図3に示すような構造でもよい。また、本発明の導電性高分子層33を固体電解質層3に有するコンデンサ素子を複数作製し、積層させてもよい。
(実施例1)
陽極リード10を有する焼結体(陽極体)1の周面に誘電体皮膜層2を形成し、その上に導電性プレコート層30を形成した陽極体素子1Aを作製した。次いで、モノマーとしてピロールが0.018mol/l、支持電解質としてアルキルナフタレンスルホン酸塩が0.004mol/l含まれる電解重合液に陽極体素子1Aを浸漬し、公知の電解重合法と同様にして、6時間通電を行い電解重合高分子領域31を形成した。引き続いて、電解酸化される2価の金属イオンを生成する金属化合物として硫酸第一鉄を5.0×10−5mol/lの割合で前述の電解重合液に添加して1時間通電を行った。これによって、前記電解重合高分子領域31上に前記ハイブリッド高分子領域32を有する導電性高分子層33を形成し、固体電解質層3を形成した。
次に、前記固体電解質層3の上にカーボン層(第一陰極引出層)4、銀ペースト層(第二陰極引出層)5を形成し、コンデンサ素子8を作製した。その後、前記コンデンサ素子8の銀ペースト層5に陰極リードフレーム21を、陽極リード10に陽極リードフレーム20を夫々接続し、前記陽極リードフレーム20と、前記陰極リードフレーム21の一部を除いてコンデンサ素子8を外装樹脂7で被覆し、露出している各リードフレーム20,21を、外装に沿って折曲し、固体電解コンデンサを完成させた。
(実施例2)
硫酸第一鉄添加後の通電時間を2時間にすること以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例3)
硫酸第一鉄添加後の通電時間を2.5時間にすること以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例4)
硫酸第一鉄添加前の通電時間を3時間にし、硫酸第一鉄添加後の通電時間を2時間にすること以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例5)
硫酸第一鉄添加後の通電時間を2.5時間にすること以外は実施例4と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例6)
硫酸第一鉄添加後の通電時間を3時間にすること以外は実施例4と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。
(実施例7)
硫酸第一鉄添加後の通電時間を3.5時間にすること以外は実施例4と同様にして固体電解コンデンサを作製した。
(比較例)
硫酸第一鉄の添加を行わず、6時間通電すること以外は実施例1と同様にして、固体電解コンデンサを作製した。この場合、固体電解質層としては、前記導電性プレコート層30上に電解重合による電解重合導電性高分子層が形成されたものとなる。
前記全ての実施例及び比較例について、ESRを測定した。結果を表1に示す。
Figure 0004823113
表1より、電解重合反応の途中で第一鉄イオンを電解重合液に添加した実施例1〜7は、第一鉄イオンを添加せずに電解重合反応を行った比較例より、ESRが低く抑えられている。
これは、導電性に優れた電解重合高分子領域31の上に形成されたハイブリッド高分子領域32は、電解重合導電性高分子層に比べて、電解重合導電性高分子に化学重合導電性高分子が混在することによって表面に微細な凹凸を有してその表面積が拡大すると共に上層のカーボン層4との密着性が向上し、その結果、固体電解質層3とカーボン層4との接触面積が増大し集電が向上して、ESRの低減を可能にしたと考えられる。
本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの構成を示す断面図である。 本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの製造方法におけるハイブリッド高分子領域の形成過程を示す模式図である。 本発明の一実施形態による固体電解コンデンサの別の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 陽極体
2 誘電体皮膜
3 固体電解質層
4 第一陰極層(カーボン層)
5 第二陰極層(銀ペースト層)
7 外装樹脂
8 コンデンサ素子
10 陽極リード
20 陽極リードフレーム
21 陰極リードフレーム
30 導電性プレコート層
31 電解重合高分子領域
32 ハイブリッド高分子領域
33 導電性高分子層

Claims (4)

  1. 固体電解質層を有する固体電解コンデンサにおいて、
    前記固体電解質層は、電解重合導電性高分子を含有する電解重合高分子領域と、電解重合導電性高分子及び化学重合導電性高分子を含有するハイブリッド高分子領域とを有する導電性高分子層を含み、
    前記ハイブリッド高分子領域は、前記電解重合高分子領域上に形成されていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記ハイブリッド高分子領域上に、陰極引出層が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 導電性高分子層を含む固体電解質層を有する固体電解コンデンサの製造方法において、
    前記導電性高分子層を形成する際、少なくともモノマーとドーパントとを含む電解重合液中で電解重合反応を行うことにより電解重合高分子領域を形成し、前記電解重合液中に電解酸化可能な金属イオン及び/又は金属酸化物イオンを形成する金属化合物を添加して、電解重合反応と、前記金属イオン及び/又は金属酸化物イオンが電解酸化されて発生する酸化剤を用いた化学重合反応とを行うことによりハイブリッド高分子領域を形成することを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  4. 前記金属イオン及び/又は金属酸化物イオンは、鉄(II)イオン、ニッケル(II)イオン、ルテニウム(II)イオン、マンガン(II)イオン、マンガン酸イオン、クロム酸イオンよりなる群から選ばれる少なくとも一種を含んでいることを特徴とする請求項に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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