JP4822349B2 - 遊技機の不正行為防止装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機の作動を制御する制御基板と、透明な樹脂材料により形成され制御基板を収容保持して遊技機に取り付けられる基板ケースとを備えた遊技機の不正行為防止装置に関する。
パチンコ機やスロットマシン等の遊技機では、遊技機の作動を制御する制御基板に対する不正行為を防止して公正な遊技に供するため、制御基板に何らかの不正行為がなされたとき、例えば、遊技プログラムを改ざんした不正ROMに交換されたり、基板の裏面側にいわゆるジャンパ線を飛ばして不正回路を付加したり等の不正改造が行われたときに、その状態を外部から目視検査できるように透明な基板ケースに収容された状態で遊技機に取り付けられている。
そして、制御基板に実装されたROMについては、ホログラム技術を利用した封印シールや、層間剥離による不可逆性の封印シールをROMを跨いで基板面に貼付し、遊技施設の係員が基板ケースを透視して封印シールの貼付状態を目視確認することで、ROMの不正交換が行われたか否かを検査し得るようになっている。また基板ケースの構造に関しては、基板ケースの一部を壊さなければケースを開けることができない(制御基板にアクセスできない)構造のロック機構を視認容易な部位に複数設け、遊技施設の係員がロック機構の状態を目視確認することにより、不正行為の有無を検査し得るように構成された不正開放防止機構が種々提案され、実用に供されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特許第3693113号公報 特開2003−340125号公報
しかしながら、近年では不正行為者側の偽造技術が高度化しており、上記のような従来の不正行為防止対策では、制御基板を基板ケースごと不正改造品に交換された場合に、この不正行為を検知することが難しいという課題があった。
例えば、封印シールについては、不正行為者側の偽造印刷技術が高度化し、遊技施設の係員が封印シールを見ても、そのシールの真贋を正確に判断することが困難になってきている。基板ケースに関しても、正規の基板ケースをコピーして製作した偽造基板ケースと不正改造された制御基板とを組み合わせて、ロック機構が未開封状態の基板アッセンブリに交換された場合には、遊技施設の係員がロック機構を詳細に目視検査しても不正を検知することができない。また、予め不正取得した基板アッセンブリに対して、比較的検知されにくい基板ケースの裏面側から細いドリルや焼きごて等によりロック機構を壊して不正改造を行い、外見上は未開封品と相違がないようにロック機構を偽装した基板アッセンブリに交換された場合、遊技機に取り付けられた状態の基板ケースを遊技施設の係員が目視確認しても、日常点検の範囲内でロック機構の偽装を検知することが困難になっている。このような不正行為は、後になってホールコンピュータの集計値から異常に気づき、基板アッセンブリを遊技機から取り外した詳細検査によって発見されるケースが多く、不正行為に基づく損害の発生を未然に防止することができないという課題があった。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、制御基板を基板ケースごと不正改造品に交換された場合に、この不正行為を確実に検知することができる不正行為防止装置を提供するとともに、更に進んで不正行為に基づく損害の発生を未然に防止し得る遊技機の不正行為防止装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決して目的を達成するため、本発明は、遊技機(例えば、実施形態におけるパチンコ機PM)の作動を制御する制御基板(例えば、実施形態における主制御基板30、払出制御基板40等)と、透明な樹脂材料により形成され制御基板を収容保持して遊技機に取り付けられる基板ケースとを備えた遊技機の不正行為防止装置である。この不正行為防止装置では、蛍光色素を添加した透明樹脂材料により基板ケースを形成するとともに、遊技機に設けられて、蛍光色素を励起する励起光を基板ケースに照射する光源装置と、遊技機に設けられて、励起光が照射された基板ケースにおける蛍光を検出する光検出器と、光源装置から基板ケースに向けて励起光を照射させ当該照射に応じた蛍光が光検出器において検出されるか否かを判断する判断手段(例えば、実施形態における判断部154)と、判断手段において照射に応じた蛍光が検出されないと判断されたときに警報作動する警報手段(例えば、実施形態における警報出力部155、及びパチンコ機PMの画像表示装置12、電飾装置15、スピーカ16等)とを備え、前記光検出器は、前記光源装置により照射されて前記基板ケースにおいて反射される前記励起光の光軸上から外れて前記励起光が検出される領域の外側に配置されて構成される。
本発明に係る遊技機の不正行為防止装置では、基板ケースが蛍光色素を添加した透明樹脂材料により形成され、判断手段において、光源装置から基板ケースに向けて照射された励起光に応じた蛍光が光検出器において検出されるか否かが判断され、蛍光が検出されないと判断されたときに警報手段により警報作動が行われる。ここで、本明細書における「警報作動」とは、遊技機に設けられた電飾装置や画像表示装置を点滅させたり警告!の文字または図形を点滅表示させる等の視覚上の警報作動、遊技機のスピーカから警報音を発生させる聴覚上の警報作動のほか、遊技機を構成する各部(例えばパチンコ機における遊技球発射装置や球払出装置等、スロットマシンにおけるリールユニットやメダル払出装置等)の作動を規制する規制作動を含み、さらに外部出力端子に出力する警報信号に基づく遊技島における視覚・聴覚上の警報作動や、遊技施設の管理室における同様の警報作動を含む概念である。
すなわち、光検出器において蛍光が検出されるのは、規定の蛍光色素が添加された基板ケースが取り付けられている場合に限られ、蛍光色素を含まない基板ケースでは蛍光による発光を生じないため異常と判断されて警報作動が行われる。従って、本発明によれば、外観上正規品と差異が無く、または巧妙な偽装により日常の目視点検では検知することが困難な不正改造品に対しても、かかる不正行為を確実に検知することができる。
本発明において、判断手段が、遊技機の起動時に上記異常判断を行うような構成によれば、不正行為者により基板ケースに収容された制御基板(基板アッセンブリ)が正規品から不正改造品に交換されて以降、遊技機を起動したときに警報作動がなされるため、不正改造された制御基板による不公正な遊技が開始される以前に防止され、不正行為に基づく損害の発生を未然に防止することができる。
また本発明において、判断手段が、開閉検出器において扉状部材の閉鎖が検出されたときに異常判断を行うように構成によれば、不正行為者により基板アッセンブリが正規品から不正改造品に交換され扉状部材が閉鎖されたときに警報作動がなされる。このため、例えば、遊技施設の係員が扉状部材を開放した状態で呼び出し等により席を外した隙に不正改造品に交換されたような場合であっても、扉状部材の閉鎖時に警報作動がなされ、不正行為に基づく損害の発生を未然に防止することができる。
なお、光検出器は、基板ケースに添加された蛍光色素の蛍光による発光波長の光を選択的に検出するような構成によれば、基板ケースにおける蛍光以外の光による誤作動を防止することができ、不正行為の検出精度を向上させることができる。
なお、光源装置が基板ケースに添加された蛍光色素の吸収スペクトル帯域の波長の光を選択的に出射するような構成によれば、蛍光色素を効率的に励起することができるとともに、吸収スペクトル帯域以外の光の出射を抑制することにより、基板ケースや周辺の部品からの反射光及び拡散光による誤検出の発生を抑制して不正行為の検出精度を向上させることができる。また、蛍光色素の吸収スペクトル帯域の波長の光を透過し発光スペクトル帯域の波長の光を遮断するバンドパスフィルタを設けた構成によれば、白色光源や可視光領域を含む近紫外領域のランプなどの比較的安価な光源を用いた簡明な構成で上記同様に不正行為の検出精度を向上させることができる。
従って、本発明によれば、制御基板が基板ケースごと不正改造品に交換されたような場合に、この不正行為を確実に検知することができる不正行為防止装置を提供することができ、更に不正行為に基づく損害の発生を未然に防止し得る遊技機の不正行為防止装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の好ましい実施形態について説明する。本発明を適用した遊技機の一例としてパチンコ機PMの正面図及び背面図をそれぞれ図2及び図3に示しており、以下、この図を参照してパチンコ機PMの全体構成について概要説明する。
パチンコ機PMは、外郭方形の所定枠サイズに構成されて縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成された開閉搭載用の前枠2が互いの正面左側上下に配設された枠ヒンジ機構3a,3bにより前方に横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側に設けられた施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉止状態に保持される。
前枠2の前面側では、前側面域に合わせた方形状のガラス扉5および球皿ユニット6が正面左側部に設けられたヒンジ機構7a,7b,7cを利用して横開き開閉および着脱が可能に組付けられ、常には施錠装置4を利用して閉鎖状態に保持される。球皿ユニット6の右側下部には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル8が設けられている。前枠2の上部には、遊技盤10を前方から着脱可能に収容保持する収容枠が前枠2に一体成型されており、この収容枠に所定のゲージ設定で構成された遊技盤10が着脱可能にセット保持される。遊技盤10の前面には内外の案内レールに囲まれて遊技球が転動可能な遊技領域PAが形成され、ここに多数本の遊技釘が打設されるとともに、画像表示装置12、各種の入賞装置13などが設けられて、常には閉鎖保持されるガラス扉5を通して遊技者に臨ませるようになっている。ガラス扉5及び遊技盤10の各部には、遊技展開を視覚的に演出するLEDやランプ等の電飾装置15が設けられ、球皿ユニット6の奥部には効果音を発生するスピーカ16が設けられている。
前枠2の裏面側には、裏セット盤と称される機構セット盤20が取り付けられており、ここに、球貯留タンク21や球払出装置22などの賞球の払出機構、遊技球を発射する遊技球発射装置、遊技盤10から排出されたセーフ球やアウト球等の遊技済み球を遊技施設の回収装置に導く遊技済み球排出機構などの各種球処理機構が設けられている。また、遊技盤10及び裏セット盤20の後面側の各部には、パチンコ機PMの作動を統括的に制御する主制御基板30、主制御基板30における遊技展開状況に応じて遊技盤10に設けられた画像表示装置の作動を制御する画像制御基板35、主制御基板30からの指令信号に基づいて球払出装置の作動を制御する払出制御基板40、発射ハンドル8からの操作信号に応じて遊技球発射装置の作動を制御する発射制御基板45、主電源スイッチを有しパチンコ機内の各部に電源を供給する電源基板46、パチンコ機PMの種々の情報を基体外部に出力するターミナル基板47などが取り付けられ、これらがコネクタケーブルで接続されてパチンコ機PMが作動可能に構成される。なお、前枠2には、外枠1に対する前枠2の開閉状態を検出する開閉検出器9(図2及び図3において不図示、図1を参照)が設けられており、その検出信号が後述するコントロールユニット150に入力されている。
このように概要構成されるパチンコ機PMにあって、主制御基板30、画像制御基板35、払出制御基板40、発射制御基板45等の各制御基板は、制御基板に対する不正な改造を抑制するとともに、不正改造が行われた場合でも外部からその状態を目視検査できるように透明な樹脂材料で成型された基板ケースに収容された状態でパチンコ機に取り付けられている。また主制御基板30や払出制御基板40の基板ケースには基板ケースの一部を破断しなければケースを開けることができない構造の複数のロック機構からなる不正開放防止機構50が視認容易な部位に設けられている。
ここで、これらの制御基板30,40を収容保持する基板ケースの形態、及び基板ケースに設けられた不正開放防止機構50の構成については、本出願人による特許文献1,2等に詳細に開示されており既に公知である。そこで、本明細書においてはこれらの詳細説明を省略するが、以降の説明の理解容易のため、主制御基板30を例として基板ケース31及び不正開放防止機構50について簡潔に説明する。
図4に閉鎖された状態の基板ケース(a)と、閉鎖されたケースの一部(連結部)を切断して開封した状態の基板ケース(b)とを示すように、基板ケース31は、大別的にはケース本体部材31Bとケース蓋部材31Cとからなり、互いの左端側に設けられたヒンジ部において揺動開閉可能に枢結され、ケース蓋部材31Cにネジ固定された主制御基板30が閉鎖姿勢においてケース内部に収容保持される。不正開放防止機構50は複数(図において4箇所)のロック機構からなり、各ロック機構はケース本体部材31B及びケース蓋部材31Cの互いの右側端部に設けられた本体側係合部51b及び蓋側係合部51cと、これらの間にロック方向またはアンロック方向に装着される接続部材52などから構成される。
そして、一箇所の本体側係合部51b(工場出荷時には一番下側の本体側係合部)に接続部材52をロック方向に装着して基板ケースを閉じたときに、接続部材52のロック爪が本体側係合部51b及び蓋側係合部51cの内部で拡開嵌合してケース本体部材31Bとケース蓋部材31Cとを連結固定し、基板ケース31が閉鎖状態に保持される。この閉鎖状態ではケース蓋部材と蓋側係合部51cとを繋ぐ薄片状の連結部53をニッパ等により切断しなければ基板ケースを開放することができず、一旦開放すると切断痕が残るようになっている。なお、接続部材52をアンロック方向に装着した場合には、接続部材52のロック爪は本体側係合部51b及び蓋側係合部51cの内部で嵌合することなく弾性的に保持される。
パチンコ機PMでは、上記不正開放防止機構50に加えて、蛍光色素の蛍光を利用した不正行為防止装置が設けられている。不正行為防止装置100のブロック図を図1に示し、この不正行為防止装置100における光源装置及び光検出器の基本構成を図5に示す。不正行為防止装置100は、所定の蛍光色素を添加した透明樹脂材料により基板ケース31を形成するとともに、蛍光色素を励起する励起光を基板ケース31(ケース本体部材31B)に照射する光源装置110と、基板ケース31における蛍光を検出する光検出器120と、光源装置110に励起光を出射させ光検出器120から入力される検出信号に基づいた制御を行うコントロールユニット150などから構成される。
ここで、「蛍光」について簡単に説明すると、この現象は、励起光の照射により光エネルギーを吸収して電子的に励起状態(励起一重項状態(S1))にされた分子が、無放射減衰により励起状態における最も低いエネルギー順位に落ちた後、さらに電子基底状態(S0)に遷移する過程でエネルギー差を光として放出する現象であり、励起一重項状態(S1)から電子スピンの偏向により励起三重項状態(T1)を経て電子基底状態(S0)に遷移する過程で放射される燐光と区別される。蛍光を発生する分子は種々知られており、例えば、ローダミンBやピラニン、フルオレセイン、キニーネなどの蛍光色素が、蛍光分光分析や病理学的な免疫染色などに広く用いられている。
不正行為防止装置100では、これらの公知の蛍光色素のうち、少なくともいずれかを透明な樹脂材料、例えばABSやポリカーボネート(PC)等の樹脂材料に添加して、射出成型等の成形手段により基板ケース31(ケース本体部材31B)を一体形成したものであり、外観視における性状は、これらの色素を添加していない従来の基板ケースと同一である。
光源装置110は、励起光を基板ケース31に照射してドープされた蛍光色素を励起するための励起源である。上記蛍光の発光メカニズムから理解されるように、蛍光色素は一定の波長範囲に励起効率が高い吸収スペクトル帯域を有しており、例えば、赤色(橙色)の蛍光を発生するローダミンBでは500〜570nm、緑色の蛍光を発生するフルオレセインでは450〜500nm、青色の蛍光を発生するペリレンでは390〜440nm程度の各波長帯域に吸収スペクトル帯域を有している。
そして、励起光が上記吸収スペクトル帯域の波長を含むものであれば蛍光色素を励起することができ、蛍光を生じさせることができる。このため、励起源としての光源装置110は、蛍光色素の吸収スペクトル帯域を含む光を照射可能なものであればよく、可視光領域から紫外領域までを含む広帯域の光源、例えばメタルハライドランプや冷陰極管等、あるいは可視光領域のランプと紫外領域のランプとを併設して構成することができる。
光検出器120は、光源装置110により励起光が照射された基板ケース31における蛍光を検出する。蛍光のメカニズムから、蛍光の発光スペクトルは励起光の波長よりも長波長となり、上記したように各蛍光色素とも可視光領域である。従って、光検出器は蛍光色素の発光スペクトル帯域を含む可視光領域の光を検出可能であれば良く、例えば、フォトダイオードやフォトトランジスタ、CCD等を用いて構成することができる。
ここで、上記のように共にスペクトル帯域が広い広帯域の光源装置110及び光検出器120を用いた場合に、光検出器120を励起光の反射光軸上に配置すると、基板ケース31からの反射光の影響を受け得る。一方、蛍光は分子の励起状態の遷移により発生することから蛍光による発光は基板ケース背面からの拡散光となる。そこで図5に示す不正行為防止装置では、光源装置110から基板ケース31に入射する励起光の入射角αと、基板ケース31の法線Bに対する光検出器120の検出光軸のなす角度βとを異なる角度とし(反射光の光軸から光検出器の光軸を外して光検出器120を配設し)基板ケース31からの反射光が直接光検出器120に入射しないように構成している。これにより基板ケース31からの反射光による誤検出を抑制して蛍光の有無を検出することができる。
コントロールユニット150は、光源装置110に励起光を出射させ光検出器120から入力される検出信号に基づいた制御を行う制御装置である。このコントロールユニット150は、図1に示すように、光源制御部151、記憶部152、判断部154、警報出力部155などを備えて構成される。コントロールユニット150には、光検出器120から検出信号が入力されている。
光源制御部151は、光源装置110の作動を制御する制御部であり、所定の検査タイミングにおいて光源装置110に作動信号を出力して光源装置110から励起光を出射させる。記憶部152には、パチンコ機PMに適正な基板ケース31が取り付けられた状態で光源装置110から励起光が照射され、基板ケース31の被照射部において蛍光が発生したときに、光検出器120において検出されるべき光強度の検出信号の値(基準信号値)が、蛍光色素の添加率の変動や光源装置110の光強度のばらつき、光強度の安定度等を考慮した所定の幅を有して予め記憶されている。
判断部154は、光源制御部151から光源装置110に作動信号が出力された状態において、光検出器120から入力される検出信号の値と記憶部152に予め設定記憶された基準信号値とを比較する。そして、検出信号値が基準信号値の範囲内にある場合には、適正な基板ケースが装着されており正常であると判断する。一方、検出信号値が基準信号値の範囲外である場合には、適正な基板ケースが装着されておらず異常があると判断する。警報出力部155は、判断部154において正常であると判断されたときには警報信号を出力せず、パチンコ機PMを通常どおり作動させる。一方、判断部154において異常があると判断されたときには警報信号を出力して警報作動させる。
警報作動には、種々の作動形態があるが、例えばパチンコ機PMの電飾装置15を点滅させたり、遊技盤10の中央部に設けられた画像表示装置12に警告!の文字または図形等を反転表示させるなど、視覚的に異常を報知する警報作動、パチンコ機PMに設けられた効果音発生用のスピーカ16から警報音を発生させるような聴覚的に異常を報知する警報作動、パチンコ機PMの遊技球発射装置や球払出装置22等の作動を規制することで遊技の実行を阻止し異常を報知する警報作動などのうち、少なくともいずれかの警報作動が行われる。また警報出力部155は、ターミナル基板47の外部出力端子に警報信号を出力する。遊技施設では、この警報信号を利用して遊技島に設けられたランプやスピーカに視覚・聴覚上の警報作動を行わせ、遊技施設の管理室に設けられたランプやスピーカ、ホールコンピュータ等に同様の警報作動を行わせることができる。
このような構成の不正行為防止装置100では、光源制御部151が所定の検査タイミングで光源装置110に作動信号を出力して光源装置110から励起光を出射させ、判断部154が光検出器120から入力される検出信号の値と記憶部152に設定記憶された基準信号の値とを比較して検出信号の値が基準信号の値の範囲内にあるか否かを判断する。そして判断部154において検出信号値が基準信号値の範囲内にあると判断された場合、すなわち基板ケース31において所定強度の蛍光が検出された場合には、警報出力部155は警報信号を出力することなくパチンコ機PMを通常どおり作動させる。一方、検出信号値が基準信号値の範囲外である場合、すなわちに所定強度の蛍光が検出されなかった場合には、適正な基板ケースが装着されていない(異常がある)と判断して警報出力部155が警報信号を出力して上述したような警報作動を行わせる。
このため、遊技施設の係員は警報作動の有無によって適正な主制御基板が装着されているか否かを判断することができ、たとえ外観上正規の主制御基板のアッセンブリと差異が無い不正改造品に対しても、かかる不正行為を確実に検知することができる。
なお、上記「所定の検査タイミング」については種々の設定が可能であるが、例えば、電源基板46において主電源スイッチがONとされ、電源基板46から起動信号が入力されたとき(一定の遅延時間設定を含む)を検査タイミングとして設定することができる。主制御基板30の交換は、この基板に接続されたコネクタケーブルの着脱によるショートや主制御基板に実装された半導体素子の損傷を防止するため、主電源スイッチを一旦OFFにしてコネクタの端子間に電位差が無くなった状態で行わなければならない。検査タイミングをパチンコ機の起動時とした設定によれば、不正行為者により主制御基板30が基板ケース31ごと不正改造品に交換されて以降、パチンコ機PMを起動したときに警報作動がなされる。このため、不正改造が遊技施設の営業時間中に行われた場合はもとより、遊技施設の係員が不在の深夜に行われたような場合であっても、パチンコ機を起動した直後、すなわちパチンコ機が未だ不正改造された主制御基板での遊技に供される以前に、異常があることを検知することができ、不正行為に基づく損害の発生を未然に防止することができる。
また上記所定の検査タイミングを、パチンコ機の前枠2に設けた開閉検出器9の検出信号から、前枠2が外枠1に閉鎖されたときに設定することもできる。主制御基板30を交換するためには、遊技島に固定された外枠1に対して前枠2を開放しなければならず、遊技は前枠2を外枠1に閉鎖施錠した状態で行われる。検査タイミングを前枠2の閉鎖時とした設定によれば、不正行為者により主制御基板30を基板ケース31ごと不正改造品に交換したのち、前枠2が閉鎖されたときに警報作動がなされる。このため、例えば、遊技施設の係員が前枠2を開放した状態で呼び出し等により席を外した隙に不正改造品に交換されたような場合や、不正行為者が密かに前枠2を開放して不正改造品に交換したような場合であっても、前枠2を閉鎖したときに警報作動がなされる。従って、遊技施設の係員は、前枠2の閉鎖直後、すなわち不正改造された主制御基板30での遊技に供される以前に、異常があることを検知することができ、不正行為に基づく損害の発生を未然に防止することができる。
さて、以上では、光源装置110及び光検出器120について、共にスペクトルが広帯域の光源及び光検出器をそのまま用いた構成例を示したが、以降では、検出精度を向上させた光源装置及び光検出器の構成について説明する。図6に他の実施形態の光源装置110′の構成を示しており、この光源装置110′は励起光を出射する光源111と、光源から出射された励起光を集光するレンズ112とから構成される。
本構成の光源装置110′では、光源111から出射された励起光がレンズ112により集光されて基板ケース31に照射される。基板ケース31に対する蛍光色素の添加率が一定の場合、蛍光の発光強度は、飽和強度に至るまでは励起光の光強度に比例する。従って励起光をレンズ112により一定のスポット径に集光し、基板ケース31に照射される励起光のパワー密度を増加させることにより、蛍光の発光強度(輝度)を増大させることができる。従って、このような構成によれば、光検出器120において検出される蛍光の発光強度を増加させることでS/N比を向上させることができ、不正行為防止装置100の検出精度を向上させることができる。
なお、上記光源装置110′において、光源111は、前述した光源装置110と同様の広帯域のランプ等を用いることができるが、基板ケース31に添加した蛍光色素の吸収スペクトル帯域の光を選択的に出射する光源を用いて構成することができる。具体的には、蛍光色素としてローダミンBを選択した場合には510〜560nmの波長帯域に発光分布を有する黄緑色の波長選択型LEDや波長選択型の蛍光管を用い、蛍光色素としてフルオレセインを選択した場合には、490nmを中心として470〜500nmに発光分布を有する青色の波長選択型LEDや近紫外のUVランプを用い、蛍光色素としてペリレンを添加した場合には390〜410nmに発光分布を有する紫外領域のUVランプ(紫外線ランプ)を用いて構成する。このような蛍光色素の吸収スペクトルに対応した発光波長の光源を用いれば、基板ケース31に添加された蛍光色素の励起効率を高めることができ、不正行為防止装置100による検出精度をより向上させることができる。
次に、図7にさらに他の光源装置110″及び光検出器120′の構成例を示す。この光源装置110は、上述したと同様の光源111及びレンズ112に加えて、光源装置の出口部に、蛍光色素の吸収スペクトル帯域の光を透過し、蛍光色素の発光スペクトル帯域の光を遮断するバンドパスフィルタ113を設けて構成している。このような構成によれば、基板ケース31に照射される励起光から蛍光色素の発光スペクトル帯域の成分光が除去されて蛍光色素の吸収スペクトル帯域の光が選択的に出射される。従って基板ケース31や周辺の部品(主制御基板30の基板面や実装部品等)からの反射光及び拡散光による誤検出の発生を抑制することができ、これにより不正行為の検出精度を高めることができる。またバンドパルフィルタ113を用いることにより特定波長の光源のみならず、広帯域の白色光源や可視光領域を含む近紫外領域のランプなど比較的安価な光源を用いて構成することができる。また、蛍光色素に応じた波長帯域のバンドパスフィルタ113を選択使用することで、蛍光色素に対応した不正行為防止装置を簡単に構成することできるため、例えば基板ケースに添加する蛍光色素を変更した場合でも、これに応じてバンドパスフィルタ113を変更すれば良く、光源111の共通化を図ることができる。
光検出器120′は、光検出素子121とレンズ122、バンドパスフィルタ123を備えて構成される。光検出素子121は、バンドパスフィルタ123を透過した波長帯域の光を検出可能な検出素子を用いることができ、例えば前述したフォトディテクタやフォトトランジスタ、CCD等の可視光領域の一般的なディテクタを用いることができる。レンズ122は、基板ケース31からこの光検出器に入射する光を光検出素子121に集光する集光レンズであり、これにより光検出素子121に入射される光を小径化すると共にパワー密度を増加させることができ、これにより小型の検出素子で高速高精度に蛍光を検出することができる。そして、この光検出器120′では、入射部に蛍光による発光波長の帯域の光のみを選択的に透過するバンドパスフィルタが設けられており、蛍光以外のスペクトル帯域の光が遮断される。すなわち、光検出器120′においては、蛍光色素の蛍光による発光波長の光が選択的に検出される。
このような構成によれば、基板ケース31や周辺の部品(主制御基板30の基板面や実装部品等)からの反射光及び拡散光が光検出器120′に入射したとしても、この検出器の入口に設けられたバンドパスフィルタ123により蛍光以外の成分光が遮断され、蛍光色素の発光スペクトル成分の光のみがレンズ122により光検出素子121に集光されて検出される。従って、正規の基板ケース31において発生する蛍光を高速高精度に検出することができるとともに、光検出器周の外来光の影響や、改造基板ケースに励起光を反射または拡散させるシールを貼付して光検出器に検出させ、異常が無いように偽装する不正行為をも確実に防止して不正行為の検出精度を更に高めた高精度の不正行為防止装置を得ることができる。また、蛍光色素に応じた波長帯域のバンドパスフィルタ123を選択使用することで、蛍光色素に対応した不正行為防止装置を簡単に構成することができるため、基板ケースに添加する蛍光色素を変更した場合でも、これに応じてバンドパスフィルタ123を変更すれば良く、光検出素子121の共通化を図ることができる。
なお、基板ケース31に添加する蛍光色素は、適宜な区切りで変更することが不正行為防止を推進するうえで好ましい。例えば、外見上の形態が同一の基板ケース31について、パチンコ機PMの機種、バージョン、生産ロット、あるいは生産月などの適宜な区切りで基板ケース31に添加する蛍光色素を変更し、光源装置や光検出器にバンドパスフィルタ113,123を設けた構成の場合には、蛍光色素の変更に合わせてこれらのバンドパスフィルタ113,123を変更して不正行為防止装置100を構成する。このような構成によれば、蛍光色素が添加されていない不正改造品のみならず、たとえ不正行為者が蛍光色素を添加した基板ケースを入手したとしても異なる蛍光色素の基板ケースに対して異常判断されることとなり、不正行為の検出精度を保持することができる。またこのような構成を適用することにより、たとえ蛍光色素を添加した基板ケースを複製できたとしても不正事実の発覚する確率が高くなるため、不正行為防止装置100による抑止効果を相乗的に高めることができる。
なお、以上説明した実施形態では、本発明に係る不正行為防止装置を、パチンコ機PMの主制御基板30に適用した事例について説明したが、本発明は、画像制御基板35や払出制御基板40等の他の制御基板、種別の異なる他の遊技機、例えばアレンジボール機や雀球遊技機、スロットマシン等に取り付けられた制御基板についても同様に適用し同様の効果を得ることができる。
本発明に係る不正行為防止装置の構成を示すブロック図である。 本発明を適用した遊技機の一例として示すパチンコ機の正面図である。 上記パチンコ機の背面図である。 本発明が適用される制御基板の基板ケースについて閉鎖された状態の基板ケース(a)と、開封した状態の基板ケース(b)とを例示する斜視図である。 本発明に係る不正行為防止装置における光源装置及び光検出器の基本構成を示す説明図である。 上記光源装置の他の構成例を示す説明図である。 上記光源装置及び光検出器の更に他の構成例を示す説明図である。
符号の説明
PM パチンコ機(遊技機)
2 前枠(扉状部材)
9 開閉検出器
12 画像表示装置(警報手段)
15 電飾装置(警報手段)
16 スピーカ(警報手段)
30 主制御基板
31 基板ケース
100 不正行為防止装置
110,110′,110″ 光源装置
111 光源
112 レンズ
113 バンドパスフィルタ
120,120′ 光検出器
121 光検出素子
122 レンズ
123 バンドパスフィルタ
150 コントロールユニット
151 光源制御部
152 記憶部
154 判断部(判断手段)
155 警報出力部(警報手段)

Claims (1)

  1. 遊技機の作動を制御する制御基板と、透明な樹脂材料により形成され前記制御基板を収容保持して前記遊技機に取り付けられる基板ケースとを備えた遊技機の不正行為防止装置であって、
    蛍光色素を添加した透明樹脂材料により前記基板ケースを形成するとともに、
    前記遊技機に設けられて、前記蛍光色素を励起する励起光を前記基板ケースに照射する光源装置と、
    前記遊技機に設けられて、前記励起光が照射された前記基板ケースにおける蛍光を検出する光検出器と、
    前記光源装置から前記基板ケースに向けて前記励起光を照射させ、当該照射に応じた蛍光が前記光検出器において検出されるか否かを判断する判断手段と、
    前記判断手段において前記照射に応じた蛍光が検出されないと判断されたときに警報作動する警報手段とを備え
    前記光検出器は、前記光源装置により照射されて前記基板ケースにおいて反射される前記励起光の光軸上から外れて前記励起光が検出される領域の外側に配置されたことを特徴とする遊技機の不正行為防止装置。
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