JP4821741B2 - 映像記録再生システム及び映像データの読み出し方法 - Google Patents

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Description

本発明は、テレビジョン放送局のニュース制作システムなどに適用される映像記録再生システムに関する。
〔従来のニュース制作システムの構成とデータフロー〕
テレビジョン放送局では、ニュース番組を制作する際に、取材現場やサテライト局などからリアルタイムに送られてくる映像データ(素材)を大容量のストレージに記録し、このストレージ内の映像データを編集機で読み出して編集している。
図1は、そうしたニュース制作システムの従来の構成及びデータフローを示す図である。このニュース制作システムは、映像書き込み装置50と、HDD(ハードディスクドライブ)を用いた映像ファイル共有ストレージ60(以下単に共有ストレージ60と呼ぶ)と、映像読み出し装置(編集機)70と、映像データ送受信用の高速なネットワーク80とで構成されている。図には映像書き込み装置50,映像読み出し装置70を1台ずつ示しているが、映像書き込み装置50が複数台設けられたり、映像読み出し装置70が複数台設けられている場合もある。
図では、映像書き込み装置50・共有ストレージ60・映像読み出し装置70間のデータフローを、便宜上、それらの装置を結ぶ矢印で示しているが、それらの装置の間でのデータの授受は、全てネットワーク80経由で行われる。
映像書き込み装置50は、取材現場やサテライト局などから伝送される映像データを入力するためのインターフェースを持つ。取材現場やサテライト局などからは、ネットワーク経由で映像データが伝送される場合や、SDI(Serial Digital Interface)規格に従って映像データが伝送される場合などがあるが、図1の例ではSDI規格の映像データが入力される場合を示している。
映像書き込み装置50は、入力された映像データを共有ストレージ60に書き込む。このとき、映像書き込み装置50は、入力された映像データがインデックスデータを含んでいる場合は、映像データと共にそのインデックスデータを映像ファイル共有ストレージ60に書き込む。他方、入力された映像データがインデックスデータを含んでいない場合には、映像データからインデックスデータを作成し、映像データと共にこれを共有ストレージ60に書き込む。
映像読み出し装置70は、編集作業用の映像読み出しソフトウェアコンポーネントを搭載したパーソナルコンピュータまたはワークステーションであり、映像ファイルの任意の位置のフレームに素早くアクセスするために、共有ストレージ60に記録されたインデックスデータをローカルメモリに読み出す。
映像読み出し装置70は、操作者によって任意の位置のフレームの読み出し操作が行われると、そのフレームの映像データを共有ストレージ60から読み出し(具体的には共有ストレージ60に対して、ローカルメモリに読み出したインデックスデータが示すそのフレームの映像データのアドレスを指定して読み出し要求を行い)、読み出された映像データをディスプレイ(図示略)に表示する。
共有ストレージ60は、ネットワーク80によって、映像書き込み装置50及び映像読み出し装置70と接続される。映像書き込み装置50及び映像読み出し装置70と共有ストレージ60とは、それらがSAN(Storage Area Network)を構成している場合と、共有ストレージ60がNAS(Network Attached Storage)を構成している場合とがある。
映像書き込み装置50の詳細は、次の(1)〜(7)のとおりである。
(1)映像入力部51は、SDI規格の映像データの入力インターフェースを有しており、映像データの入力を開始する。
(2)入力された映像データは映像書き込み部52に送られ、映像書き込み部52は共有ストレージ60に映像データを時系列に書き込む。
(3)また、映像入力部51は、各フレームの映像データ毎に、映像データのサイズの情報と、映像データが格納されるファイル内のアドレス(後述するオフセット)の情報とを随時インデックス作成部53に渡す。
(4)インデックス作成部53は、これらの情報を用いてインデックスデータを作成し、インデックス作成キャッシュメモリ54(以下単にキャッシュメモリ54と呼ぶ)上にこのインデックスデータを保持する。
(5)インデックス書き込み指示部55は、キャッシュメモリ54上のインデックスデータを監視し、現在更新されている書き込み間隔を満たす量のインデックスデータがキャッシュメモリ54に保持された場合、インデックス書き込み部56にインデックスデータの共有ストレージ60への書き込みを要求する。
(6)インデックス書き込み部56は、この書き込み要求があると、キャッシュメモリ54上のインデックスデータを共有ストレージ60に書き込む。
(7)その後、インデックス書き込み指示部55は、インデックスデータの書き込み間隔を更新する。
〔共有ストレージ上のファイルストリームの構造〕
図2は、図1の共有ストレージ60上のファイルストリームの構造を示す図である。図2(a)のように、インデックステーブルが映像データとは独立したファイルとして作成される場合(インデックス/映像データ分離型)と、図2(b)のように、インデックステーブルが映像ファイルに含まれる場合(インデックス/映像データ一体型)とが存在する。
インデックステーブルには、インデックス総数(インデックスデータの総数の情報)と、インデックスサイズ(インデックス領域のサイズの情報)と、映像ファイルに含まれるすべてのフレーム(フレーム番号♯1〜♯N)の映像データについてのオフセット及び映像サイズの情報とが含まれている。
オフセットは、♯1フレームの映像データのアドレスをゼロ番地として、映像ファイル内での各フレームの映像データのアドレスを相対的に示すものである。映像書き込み装置50内の映像入力部51(図1)は、直前のフレームの映像データのオフセットの値に現在のフレームの映像データのサイズを加算することにより、現在のフレームの映像データのオフセットの値を求める。
映像ファイルには、フレーム毎に、映像データと、映像サイズの情報と、映像ヘッダとが含まれている。また、映像ファイルには映像ファイルヘッダも含まれている。
映像ヘッダには、現在の映像位置や撮影した時刻を示すタイムコードが書き込まれるが、最初の♯1フレームの映像ヘッダだけにタイムコードを書き込む(♯2フレーム以降のタイムコードは、フレーム♯1のタイムコードからカウントすることによって求める)方法と、すべてのフレームの映像ヘッダにタイムコードを書き込む方法とが存在する。
〔記録中におけるインデックス及び映像データの時間的変化〕
図3は、図1の共有ストレージ60への記録中におけるインデックスデータ及び映像データの時間的変化を、図2(b)のファイルストリームの構造を例にとって示す図である。
映像データは、インデックスデータの記録とは無関係に、共有ストレージ60上の映像ファイルに随時書き込まれていく。この間インデックスデータは、図1のキャッシュメモリ54に蓄えられる。
インデックスデータの記録更新時には、キャッシュメモリ54からインデックスデータが読み出されて、共有ストレージ60へのインデックスデータの記録更新(初回の記録更新時には記録、2回目以降の記録更新時には、前回までの記録内容の追加的な更新)が行われると共に、映像ファイルヘッダの記録内容が更新される。
このように共有ストレージ60へのインデックスデータの記録更新が行われた時点で、図1の映像読み出し装置70は、共有ストレージ60からそのインデックスデータを読み出し、そのインデックスデータ中の任意のフレームの映像データについてのオフセット(図2)を指定して共有ストレージ60に読み出し要求を行うことにより、共有ストレージ60から映像データを読み出すことが可能になる。
例えば、先頭から10秒分の映像データが映像ファイルに書き込まれた時点で初回のインデックスデータの記録更新が行われたとすると、この時点で、映像読み出し装置70は、先頭から10秒分の映像データの読み出しアクセスが可能になる。
その後、次の10秒分の映像データが映像ファイルに書き込まれた時点で2回目のインデックスデータの記録更新が行われたとすると、この時点で、映像読み出し装置70は、先頭から20秒分の映像データの読み出しアクセスが可能になる。
実際に映像ファイルに映像データが書き込み済みであっても、その映像データに対応するインデックスデータの記録更新が行われていないと、映像読み出し装置60はその映像データの読み出しアクセスをすることはできない。
〔書き込みから読み出しまでのタイミングチャート〕
図4は、共通ストレージ60に対する映像データ及びインデックスデータの記録/再生タイミングを示す図である。図4(a)のように、すべてのフレームの映像データの共有ストレージ60への書き込みが完了した時点で共有ストレージ60へのインデックスデータの記録更新を行う場合と、図4(b)のように、一定の間隔で共有ストレージ60へのインデックスデータの記録更新を行う場合とが存在する。
ニュース制作システムに対する市場の要求としては、近年、取材現場やサテライト局などからリアルタイムに送られてくる映像データを即座に編集に使用したり、取材現場やサテライト局などから正しい映像データが送られているか(間違って別の映像データが送られていないか)を即座に確認したいという要求が強くなっている。そのため、共通ストレージ60への映像データの書き込み中であっても、書き込み済みの箇所の映像データを映像読み出し装置70によって共通ストレージ60から即座に読み出し可能にする必要がある。
図4(a)の場合には、例えば、20分の長さの映像データを記録する際には、映像データの共有ストレージ60への書き込みが完了した20分後の時点で、1度だけインデックスデータの記録更新を行うことになる。この方法では、再生可能タイミングが映像データ長(素材の長さ)に依存して遅くなる。(通常、1つの映像ファイルの長さは10数秒以上であるため、ほとんどの場合において最低でも10数秒以上待つ必要がある。)
図4(a)には、♯001フレームから♯Nフレームまでの映像データを記録することを示している。♯Nフレーム目までの映像データを共通ストレージ60に映像ファイルとして記録完了すると、次に、映像書き込み装置50内のキャッシュメモリ54から読み出した♯001フレームから♯Nフレームまでの映像データについてのインデックスデータを共通ストレージ60にインデックスファイルとして記録する。
共有ストレージ60からこの♯001フレームから♯Nフレームまでの映像データについてのインデックスデータを読み出すことにより、♯001フレームから♯Nフレームまでの映像データを共有ストレージ60から読み出すことができる(実際には、映像読み出し装置70での読み出し操作の対象となったフレームの映像データのみを読み出すので、必ずしも全てのフレームの映像データを先頭から読み出すわけではない)。従って、再生可能タイミングは♯Nフレームまでの映像データの記録が完了した以降となり、それ以前のタイミングで再生コマンド(読み出し要求)を受けても、再生することはできない。
図4(b)の場合には、こうした図4(a)の場合の欠点を改善するため、一定の間隔でインデックスデータを記録更新する仕組みを取り入れている。ただし、更新間隔をあまり短くすると共有ストレージ60のCPUの負荷が増えてしまうので、更新間隔を10数秒程度の長さにしており、従って再生可能になるまでに10数秒程度(他のシステム遅延を含めると15秒程度)待たなくてはならない。
図4(b)には、PAL(625/50)方式の映像データについて250フレーム毎(=10秒毎)にインデックスデータの記録更新を行う例を示している。♯001フレームから♯250フレームまでの映像データを記録した後初回のインデックスデータの記録更新(♯001フレームから♯250フレームまでの映像データについてのインデックスデータの記録)を行うので、そのインデックスデータを再生した後、♯001フレームから♯250フレームまでの映像データが再生可能になる。これらを順次繰り返すことにより連続再生(通常再生=1倍速)が可能となる。
尚、インデックスデータの更新間隔は、記録する映像データの圧縮方式に依存して設定している。例えば、MPEG2のフレーム内(イントラフレーム)圧縮の場合はフレームの整数倍(例えば図4(b)のようにPAL(625/50)方式の映像データについて250フレーム)に設定している。また、MPEG2のフレーム間(インターフレーム)圧縮の場合はGOPの整数倍(例えば1つのGOPが15フレームで構成される場合は15フレームの整数倍)に設定している。
このように、従来のニュース制作システムでは、共有ストレージ60へのインデックスデータの記録更新を図4(a),図4(b)のいずれのタイミングで行っても、共有ストレージ60に記録された映像データを即座に読み出すことはできず、10数秒程度待たなくてはならなかった。そして、こうした待ち時間の長さは、前述のような、映像データを即座に編集に使用したいという要求や、正しい映像データが送られているかを即座に確認したいという要求を満たすことができなくなってきている。
この待ち時間を短縮する1つの方法として、取材現場やサテライト局などから送られてくる映像データのビットレートを1/10程度に下げたプロキシファイルを作成してそのファイルを一旦映像読み出し装置70にコピーし、インデックス付けを映像読み出し装置70で行い、低解像度の映像データでプレビューや編集を行うという方法も従来から存在している。
しかしながら、低解像度とはいえ、「一旦ファイルをコピーする時間」+「インデックスを付ける時間」がかかるという問題があった。また、映像読み出し装置70のほうでは低解像度の映像データに基づいてEDL(編集リスト)を作成し、その裏で共有ストレージ60のほうでは高解像度の映像データを記録再生するので、両者の動作を連携させる仕組みが必要になり、システムが複雑になってしまうという問題があった。また、取材現場やサテライト局などから送られたのと同じ高解像度の映像データでプレビューや編集作業を行うことができないという問題もあった。
尚、文献上、映像の記録再生の分野では、入力された映像データと同じ高ビットレートの符号化データと、入力された映像データよりも低ビットレートの符号化データとを時分割でほぼ同時に1つの記録媒体に記録し、それらの記録と同時に、記録した低ビットレートの符号化データを読み出すことにより、記録中にベリファイや追っかけ再生を可能にした技術も提案されている(特許文献1)。しかし、この技術でも、やはり、入力されたのと同じ高ビットレートの符号化データを記録と同時に読み出すことはできない。
特開2004−312245号公報
本発明は、上述の点に鑑み、図1に示したニュース制作システムのように、映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置(図1では共有ストレージ60に相当)と、システムに入力された映像データをこの映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置(図1では映像書き込み装置50に相当)と、この映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置(図1では映像読み出し装置70に相当)とを有する映像記録再生システムにおいて、映像読み出し装置が、システムに入力されたのと同じ高解像度の映像データを、映像記録再生装置への記録中に即座に読み出せるようにすることを課題とする。
この課題を解決するため、本発明に係る映像記録再生システムは、
映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置と、
入力した映像データを前記映像記録再生装置に書き込むと共に、前記映像データのアドレスを示すインデックスデータをキャッシュメモリに保持し、該キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置と、
前記映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置と
を有し、
前記映像書き込み装置は、
前記映像読み出し装置から前記インデックスデータの読み出し要求が送られた場合、前記キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像読み出し装置に送る制御手段
を備え、
前記映像読み出し装置は、
前記映像記録再生装置に前記インデックスデータが記録されていない映像データを前記映像記録再生装置から読み出す場合、前記映像書き込み装置に前記インデックスデータの読み出し要求を送り、前記映像書き込み装置から送られた前記インデックスデータが示すアドレスを指定して前記映像記録再生装置から映像データを読み出す制御手段
を備えたことを特徴とする。
この映像記録再生システムでは、映像記録再生装置にまだインデックスデータが記録されていない映像データを映像記録再生装置から読み出す場合、映像読み出し装置内の制御手段が、映像書き込み装置にインデックスデータの読み出し要求を送る。
映像書き込み装置内の制御手段は、映像読み出し装置からこの読み出し要求が送られた場合、キャッシュメモリ上のインデックスデータを映像読み出し装置に送る。
映像記録再生装置に記録された映像データに関するインデックスデータのうち、映像記録再生装置にまだ記録されていないインデックスデータは映像書き込み装置内のキャッシュメモリに保持されているので、映像書き込み装置から送られたインデックスデータには、読み出し対象の映像データに関するアドレスが含まれている。映像読み出し装置内の制御手段は、映像書き込み装置から送られたインデックスデータに含まれている読み出し対象の映像データのアドレスを指定して、映像記録再生装置から映像データを読み出す。
このように、キャッシュメモリ上のインデックスデータを用いることにより、そのインデックスデータが映像記録再生装置に記録されるのを待つことなく映像記録再生装置から映像データを読み出すことができる。これにより、システムに入力されたのと同じ高解像度の映像データを、映像記録再生装置への記録中に即座に読み出すことができる。
次に、本発明に係る映像データの読み出し方法は、
映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置と、
入力した映像データを前記映像記録再生装置に書き込むと共に、前記映像データのアドレスを示すインデックスデータをキャッシュメモリに保持し、該キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置と、
前記映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置と
を有する映像記録再生システムにおける映像データの読み出し方法において、
前記映像読み出し装置に備えられた制御手段が、前記映像記録再生装置に前記インデックスデータが記録されていない映像データを前記映像記録再生装置から読み出す場合、前記映像書き込み装置に前記インデックスデータの読み出し要求を送る第1のステップと、
前記映像書き込み装置に備えられた制御手段が、前記映像読み出し装置から前記インデックスデータの読み出し要求が送られた場合、前記キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像読み出し装置に送る第2のステップと、
前記映像読み出し装置に備えられた前記制御手段が、前記映像書き込み装置から送られた前記インデックスデータが示すアドレスを指定して前記映像記録再生装置から映像データを読み出す第3のステップと
を有することを特徴とする。
この映像データの読み出し方法では、映像記録再生装置にまだインデックスデータが記録されていない映像データを映像記録再生装置から読み出す場合、映像読み出し装置内の制御手段が、映像書き込み装置にインデックスデータの読み出し要求を送る。
映像書き込み装置内の制御手段は、映像読み出し装置からこの読み出し要求が送られた場合、キャッシュメモリ上のインデックスデータを映像読み出し装置に送る。
映像記録再生装置に記録された映像データに関するインデックスデータのうち、映像記録再生装置にまだ記録されていないインデックスデータは映像書き込み装置内のキャッシュメモリに保持されているので、映像書き込み装置から送られたインデックスデータには、読み出し対象の映像データに関するアドレスが含まれている。映像読み出し装置内の制御手段は、映像書き込み装置から送られたインデックスデータに含まれている読み出し対象の映像データのアドレスを指定して、映像記録再生装置から映像データを読み出す。
このように、キャッシュメモリ上のインデックスデータを用いることにより、そのインデックスデータが映像記録再生装置に記録されるのを待つことなく映像記録再生装置から映像データを読み出すことができる。これにより、システムに入力されたのと同じ高解像度の映像データを、映像記録再生装置への記録中に即座に読み出すことができる。
本発明によれば、映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置と、システムに入力された映像データをこの映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置と、この映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置とを有する映像記録再生システムにおいて、映像読み出し装置が、システムに入力されたのと同じ高解像度の映像データを、映像記録再生装置への記録中に即座に読み出すことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を説明する。尚、ここでは、テレビジョン放送局のニュース制作システムに本発明を適用した例を、図2〜図4と共通する部分についてはこれらの図を援用しつつ説明する。
〔ニュース制作システムの構成とデータフロー〕
図5は、本発明を適用したニュース制作システムの構成及びデータフローを示す図である。このニュース制作システムは、映像書き込み装置1と、HDDを用いた映像ファイル共有ストレージ10(以下単に共有ストレージ10と呼ぶ)と、映像読み出し装置(編集機)20と、映像データ送受信用の高速なネットワーク30とで構成されている。図には映像書き込み装置1,映像読み出し装置20を1台ずつ示しているが、映像書き込み装置1を複数台設けたり、映像読み出し装置20を複数台設けてもよい。
図では、映像書き込み装置1・共有ストレージ10・映像読み出し装置20間のデータフローを、便宜上、それらの装置を結ぶ矢印で示しているが、それらの装置の間でのデータの授受は、全てネットワーク30経由で行われる。
映像書き込み装置1は、取材現場やサテライト局などから伝送される映像データを入力するためのインターフェースを持つ。取材現場やサテライト局などからは、ネットワーク経由で映像データが伝送される場合や、SDI規格に従って映像データが伝送される場合などがあるが、図1の例ではSDI規格の映像データが入力される場合を示している。
映像書き込み装置1は、入力された映像データを共有ストレージ10に書き込む。このとき、映像書き込み装置1は、入力された映像データがインデックスデータを含んでいる場合は、映像データと共にそのインデックスデータを映像ファイル共有ストレージ10に書き込む。他方、入力された映像データがインデックスデータを含んでいない場合には、映像データからインデックスデータを作成し、映像データと共にこれを共有ストレージ10に書き込む。
映像読み出し装置20は、編集作業用の映像読み出しソフトウェアコンポーネントを搭載したコンピュータである。
共有ストレージ10は、ネットワーク30によって、映像書き込み装置1及び映像読み出し装置20と接続される。映像書き込み装置1及び映像読み出し装置20と共有ストレージ10とは、それらがSANを構成している場合と、共有ストレージ10がNASを構成している場合とがある。
映像書き込み装置1の記録処理に関する詳細は、次の(1)〜(5)のとおりである。
(1)映像入力部2は、SDI規格の映像データの入力インターフェースを有しており、映像データの入力を開始する。
(2)入力された映像データは映像書き込み部3に送られる。CPU4は、映像書き込み部3を制御すると共に共有ストレージ10に記録コマンドを送って、共有ストレージ10に映像データを時系列に書き込ませる。
(3)また、映像入力部2は、各フレームの映像データ毎に、映像データのサイズの情報と、映像データが格納されるファイル内のアドレス(図2に示したようなオフセット)の情報とを随時インデックス作成部5に渡す。
(4)CPU4は、インデックス作成部5を制御することにより、これらの情報を用いてインデックスデータ(図3に示したようなデータ)を作成させ、インデックス作成キャッシュメモリ6(以下単にキャッシュメモリ6と呼ぶ)上にこのインデックスデータを保持させる。
(5)CPU4は、キャッシュメモリ6上のインデックスデータを監視し、図4(a)または図4(b)に示したタイミングで、インデックス書き込み部7を制御すると共に共有ストレージ10に記録コマンドを送って、共有ストレージ10に図2(a)または図2(b)のようなファイルストリーム構造でインデックスデータを書き込ませる。
映像読み出し装置20は、編集作業用の映像読み出しソフトウェアコンポーネントを搭載したパーソナルコンピュータまたはワークステーションであり、映像ファイルの任意の位置のフレームに素早くアクセスするために、共有ストレージ10に記録されたインデックスデータをローカルメモリに読み出す。
映像読み出し装置20では、共有ストレージ10から任意の映像ファイルの任意のフレーム(全てのフレームや、連続した複数のフレームや、飛び飛びの複数のフレームや、あるいは単一のフレーム)の映像データを読み出す操作が行われる。図6は、そうした読み出し操作が行われたことに基づき、映像読み出し装置20内のCPU21が実行する映像読み出し処理を示すフローチャートである。
この処理では、最初に、現在ローカルメモリに読み出している(すなわち現在共有ストレージ10に記録されている)インデックスデータに、読み出し操作の対象となった映像データに関するインデックスデータが含まれているか否かを判断する(ステップS1)。
ノーであれば(すなわち、読み出し操作の対象となった映像データに関するインデックスデータがまだ共有ストレージ10に記録されていなければ)、映像書き込み装置1に対してインデックスデータの読み出し要求を行う(ステップS2)。
図7は、図6の処理に対応して映像書き込み装置1内のCPU4が実行する処理を示すフローチャートである。この処理では、映像読み出し装置20からインデックスデータの読み出し要求を受信する(ステップS11)と、インデックス読み出し部8を制御して、キャッシュメモリ6(図5)に現在保持されているインデックスデータを映像読み出し装置20に送らせる(ステップS12)。そして処理を終了する。
共有ストレージ10に記録された映像データに関するインデックスデータのうち、共有ストレージ10にまだ記録されていないインデックスデータは映像書き込み装置1内のキャッシュメモリ6に保持されているので、この図7の処理によって映像書き込み装置1から送られたインデックスデータには、読み出し対象の映像データに関するアドレスが含まれている。
図6に示すように、映像読み出し装置20内のCPU21は、映像書き込み装置1からインデックスデータを受信する(ステップS3)と、読み出し対象の映像データが含まれている映像ファイルのファイル名と、映像書き込み装置1から送られたインデックスデータに含まれている読み出し対象の映像データのオフセット(図2)を指定して、共有ストレージ10に映像データの読み出し要求を送る(ステップS4)。そして、共有ストレージ10から映像データを受信する(ステップS5)と、その映像データを映像読み出し装置20のディスプレイ(図示略)に表示する(ステップS6)。
続いて、読み出し操作の対象となった全ての映像データの共有ストレージ10からの受信を完了したか否かを判断する(ステップS7)。ノーであれば、ステップS2に戻ってステップS2〜S7を繰り返す。ステップS7でイエスになると、処理を終了する。
このように、キャッシュメモリ6上のインデックスデータを用いることにより、そのインデックスデータが共有ストレージ10に記録されるのを待つことなく共有ストレージ10から映像データを読み出すことができる。これにより、システムに入力されたのと同じ高解像度の映像データを、共有ストレージ10への記録中に即座に(記録された次のフレームのタイミングから)読み出すことができる。
なお、ステップS1でイエスになった場合(すなわち、読み出し操作の対象となった映像データに関するインデックスデータが、既に共有ストレージ10に記録され、ローカルメモリに読み出されている場合)には、そのインデックスデータを用いて共有ストレージ10に映像データの読み出し要求を送る(ステップS8)。そして、共有ストレージ10から映像データを受信する(ステップS9)と、その映像データを映像読み出し装置20のディスプレイ(図示略)に表示して(ステップS10)、処理を終了する。この場合の処理は、図1に示した従来のニュース制作システムの映像読み出し装置70の処理と同じである。
〔書き込みから読み出しまでのタイミングチャート〕
図8は、図5のニュース制作システムにおける共通ストレージ10からの映像データの再生タイミングを、図1に示した従来のニュース制作システムにおける共通ストレージ60からの映像データの再生タイミングと対比させて例示する図であり、図8(a)が従来のニュース制作システムにおける再生タイミング(図4(a)に示したのと同じもの)、図8(b)が図5のニュース制作システムにおける再生タイミングである。
図8(b)において、丸付き数字1で示すタイミングでは、♯001フレームから♯025フレームまでの映像データが共通ストレージ10に書き込まれ、この♯001フレームから♯025フレームまでの映像データに関するインデックスデータが映像書き込み装置1内のキャッシュメモリ6に保持されている。
このタイミングで、映像読み出し装置20から映像書き込み装置1にインデックスデータ読み出し要求を送る(図6のステップS2)と、♯001フレームから♯025フレームまでの映像データに関するインデックスデータが映像書き込み装置1から映像読み出し装置20に送られる(図7のステップS11及びS12、図6のステップS2)。
これにより、丸付き数字2で示すタイミングで、♯001フレームから♯025フレームまでの映像データを共通ストレージ10から読み出すことができる(図6のステップS4及びS5)。
その後、丸付き数字3で示すタイミングでは、♯025フレームから♯050フレームまでの映像データが共通ストレージ10に書き込まれ、この♯025フレームから♯050フレームまでの映像データに関するインデックスデータも映像書き込み装置1内のキャッシュメモリ6に保持されている。
このタイミングで、映像読み出し装置20から映像書き込み装置1にインデックスデータ読み出し要求を送る(図6のステップS2)と、♯025フレームから♯050フレームまでの映像データに関するインデックスデータも映像書き込み装置1から映像読み出し装置20に送られる(図7のステップS11及びS12、図6のステップS2)。
これにより、丸付き数字4で示すタイミングで、♯025フレームから♯050フレームまでの映像データを共通ストレージ10から読み出すことができる(図6のステップS4及びS5)。
以下、同様にして25フレーム目毎に同じ処理を繰り返す(すなわち、図6のステップS2〜S7の処理を25フレーム周期で繰り返す)ことにより、丸付き数字2で示したタイミング以降、♯001フレームから♯Nフレームまでの映像データを共有ストレージ60から25フレーム単位で連続して読み出すことができる(実際には、映像読み出し装置20での読み出し操作の対象となったフレームの映像データのみを読み出すので、必ずしも全てのフレームの映像データを先頭から読み出すわけではない)。
尚、仮に、先頭の♯001フレームの映像データが共通ストレージ10に書き込まれたタイミングでインデックスデータ読み出し要求を送って♯001フレームの映像データを共通ストレージ10から読み出し、次に♯002フレームの映像データが共通ストレージ10に書き込まれたタイミングでインデックスデータ読み出し要求を送って♯002フレームの映像データを共通ストレージ10から読み出し、…という処理を繰り返す(すなわち図6のステップS2〜S7の処理を1フレーム周期で繰り返す)ようにすれば、先頭の♯001フレームの映像データが共通ストレージ10に書き込まれた直後に、♯001フレームから♯Nフレームまでの映像データを共有ストレージ60から1フレーム単位で連続して読み出すことができる。
このように、図5のニュース制作システムでは、共通ストレージ10からの映像データの読み出しについて、共通ストレージ10へのインデックスデータの記録更新タイミングによる制約がなくなるので、インデックスデータの記録更新タイミングとは独立して、共通ストレージ10からの映像データの読み出しタイミングを設定することが可能となる。
図9は、図5のニュース制作システム全体での映像データの記録・読み出しの処理フローのうち、図1に示した従来のニュース制作システムと相違する部分を示す図であり、図9(a)が従来のニュース制作システムでの処理フロー、図9(b)が図5のニュース制作システムでの処理フローである。
図1に示した従来のニュース制作システムと異なり、図5のニュース制作システムでは、共通ストレージ10へのインデックスデータの記録更新タイミングよりも前に、映像書き込み装置1内のキャッシュメモリ6上のインデックスデータを用いて、共通ストレージ10に記録された映像データを読み出す。
以上に説明したように、図5のニュース制作システムでは、映像書き込み装置1内のキャッシュメモリ6上のインデックスデータを用いることにより、そのインデックスデータ共通ストレージ10に記録されるのを待つことなく共通ストレージ10から映像データを読み出すことができる。
これにより、映像読み出し装置20、システムに入力されたのと同じ高解像度の映像データを、共通ストレージ10への記録中に即座に読み出して、プレビューや編集を行うことができる。
また、背景技術欄に記載したように、低解像度の映像データでプレビューや編集を行う場合には、映像読み出し装置のほうでは低解像度の映像データに基づいてEDLを作成し、その裏で共有ストレージのほうでは高解像度の映像データを記録再生するので、両者の動作を連携させる仕組みが必要になり、システムが複雑になってしまうという問題があるのに対し、高解像度の映像データでプレビューや編集を行うことにより、そうした連携の仕組みが不要になるので、システムをシンプルに構成することができる。
〔その他〕
最後に、図5のニュース制作システムの別の運用例として、共通ストレージ10に記録中の映像データを、映像読み出し装置20内のHDD22に同時に(リアルタイムに並列的に)記録する例について説明する。
図10は、この同時記録のために映像読み出し装置20内のCPU21が実行する処理を示すフローチャートであり、図6に示した映像読み出し処理と同一内容のステップには同一のステップ番号を付している。
この処理では、最初に、HDD22に、インデックスデータを記録する領域であるインデックス枠と、映像データを記録する領域であるデータ枠とを確保する(ステップS21)。
続いて、映像書き込み装置1に対してインデックスデータの読み出し要求を行う(ステップS2)。尚、映像書き込み装置1内のCPU4は、この図10の処理でのインデックスデータの読み出し要求に対しても、図7に示した処理を実行する。
図10に示すように、ステップS2に続き、映像書き込み装置1からインデックスデータを受信する(ステップS3)と、読み出し対象の映像データが含まれている映像ファイルのファイル名と、映像書き込み装置1から送られたインデックスデータに含まれている最新フレームの映像データのオフセット(図2)を指定して、共有ストレージ10に映像データの読み出し要求を送る(ステップS22)。
そして、共有ストレージ10から映像データを受信する(ステップS5)と、その映像データを、ステップS21で確保したHDD22のデータ枠に記録する(ステップS23)。
続いて、共有ストレージ10へのインデックスデータの記録更新タイミングが到来したか否かを判断する(ステップS24)。
ノーであれば、共有ストレージ10に記録された最終フレームの映像データまで、ステップS23でのHDD22への記録が完了したか否かを判断する(ステップS25)。
ノーであれば、ステップS2に戻り、1フレーム周期でステップS2以下の処理を繰り返す。
ステップS25でイエスになると、HDD22に記録済の映像データに関するインデックスデータを、ステップS21で確保したHDD22のインデックス枠に記録する(ステップS26)。そして処理を終了する。
また、ステップS25でイエスになる前にステップS24でイエスになった場合(図4(b)のように一定の間隔でインデックスデータを記録更新する場合)は、HDD22に記録済の映像データに関するインデックスデータをHDD22のインデックス枠に記録して(ステップS27)、ステップS25に進む。
図11は、この図10の処理による同時記録中におけるインデックスデータ及び映像データの時間的変化の例として、♯3フレームの映像データから映像読み出し装置20への同時記録を開始した例を示す図である。
共有ストレージ10への♯Nフレームまでの映像データの記録が完了したタイミングで、共有ストレージ10へのインデックスデータの記録更新が行われるとともに、HDD22のインデックス枠に、♯3フレームから♯Nフレームまでの映像データに関するインデックスデータが記録されている(♯1フレームから♯2フレームまでの映像データはHDD22に記録されていないので、それらの映像データに関するインデックスデータはインデックス枠に記録されない)。
尚、1フレームから♯2フレームについては、必要に応じて、例えば同時記録の終了後あるいは同時記録の途中のインデックスデータの記録更新時に、共有ストレージ10からインデックスデータ,映像データを順次読み出して、HDD22のインデックス枠,データ枠にそれぞれ記録するようにしてもよい。
このように、映像書き込み装置1内のキャッシュメモリ6上のインデックスデータを用いることにより、共通ストレージ10に記録中の映像データを、映像読み出し装置20に同時に(1フレーム遅れで)記録することもできる。
以上の実施の形態では、映像データのアドレス情報として、映像ファイル内での映像データのアドレスを相対的に示す情報であるオフセットをインデックスデータに含めるようにしたニュース制作システムに本発明を適用している。しかし、本発明は、これに限らず、映像データのアドレス情報として、共通ストレージ内の物理アドレスを示す情報をインデックスデータに含めるようにしたニュース制作システムにも適用してよい。
また、以上の実施の形態ではニュース制作システムに本発明を適用している。しかし、本発明は、これに限らず、映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置と、システムに入力された映像データをこの映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置と、この映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置とを有するあらゆる映像記録再生システムに適用してよい。
従来のニュース制作システムの構成及びデータフローを示す図である。 図1の共有ストレージ上のファイルストリームの構造を示す図である。 図1の共有ストレージへの記録中におけるインデックス及び映像データの時間的変化を示す図である。 図1の共通ストレージに対する映像データ及びインデックスデータの記録/再生タイミングを示す図である。 本発明を適用したニュース制作システムの構成及びデータフローを示す図である。 図5の映像読み出し装置内のCPUが実行する映像読み出し処理を示すフローチャートである。 図5の映像書き込み装置内のCPUが図6の処理に対応して実行する処理を示すフローチャートである。 図5のニュース制作システムにおける共通ストレージからの映像データの再生タイミングを示す図である。 図5のニュース制作システム全体での映像データの記録・読み出しの処理フローを示す図である。 図5の映像読み出し装置内のCPUが実行する同時記録処理を示すフローチャートである。 図10の処理による同時記録中におけるインデックスデータ及び映像データの時間的変化の例を示す図である。
符号の説明
1 映像書き込み装置、 2 映像入力部、 3 映像書き込み部、 4 CPU、 5 インデックス作成部、 6 キャッシュメモリ、 7 インデックス書き込み部、 8 インデックス読み出し部、 10 共通ストレージ、 20 映像読み出し装置、 21 CPU、 22 HDD

Claims (3)

  1. 映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置と、
    入力した映像データを前記映像記録再生装置に書き込むと共に、前記映像データのアドレスを示すインデックスデータをキャッシュメモリに保持し、該キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置と、
    前記映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置と
    を有し、
    前記映像書き込み装置は、
    前記映像読み出し装置から前記インデックスデータの読み出し要求が送られた場合、前記キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像読み出し装置に送る制御手段
    を備え、
    前記映像読み出し装置は、
    前記映像記録再生装置に前記インデックスデータが記録されていない映像データを前記映像記録再生装置から読み出す場合、前記映像書き込み装置に前記インデックスデータの読み出し要求を送り、前記映像書き込み装置から送られた前記インデックスデータが示すアドレスを指定して前記映像記録再生装置から映像データを読み出す制御手段
    を備えたことを特徴とする映像記録再生システム。
  2. 請求項1に記載の映像記録再生システムにおいて、
    前記映像読み出し装置は、
    映像データを記録する記録手段
    を備え、
    前記映像読み出し装置の前記制御手段は、前記映像記録再生装置に前記インデックスデータが記録されていない映像データを前記映像記録再生装置から読み出す場合、
    前記インデックスデータを記録する領域であるインデックス枠と、映像データを記録する領域であるデータ枠とを前記記録手段に確保する処理と、
    前記映像書き込み装置に前記インデックスデータの読み出し要求を送る処理と、
    前記映像書き込み装置から送られた前記インデックスデータが示すアドレスを指定して前記映像記録再生装置から映像データを読み出し、読み出された映像データを前記記録手段の前記データ枠に記録する処理と、
    前記データ枠に記録した映像データに関する前記インデックスデータを、前記記録手段の前記インデックス枠に記録する処理と
    を行うことを特徴とする映像記録再生システム。
  3. 映像データの記録同時再生が可能な映像記録再生装置と、
    入力した映像データを前記映像記録再生装置に書き込むと共に、前記映像データのアドレスを示すインデックスデータをキャッシュメモリに保持し、該キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像記録再生装置に書き込む映像書き込み装置と、
    前記映像記録再生装置に記録された映像データを読み出す映像読み出し装置と
    を有する映像記録再生システムにおける映像データの読み出し方法において、
    前記映像読み出し装置に備えられた制御手段が、前記映像記録再生装置に前記インデックスデータが記録されていない映像データを前記映像記録再生装置から読み出す場合、前記映像書き込み装置に前記インデックスデータの読み出し要求を送る第1のステップと、
    前記映像書き込み装置に備えられた制御手段が、前記映像読み出し装置から前記インデックスデータの読み出し要求が送られた場合、前記キャッシュメモリ上の前記インデックスデータを前記映像読み出し装置に送る第2のステップと、
    前記映像読み出し装置に備えられた前記制御手段が、前記映像書き込み装置から送られた前記インデックスデータが示すアドレスを指定して前記映像記録再生装置から映像データを読み出す第3のステップと
    を有することを特徴とする映像データの読み出し方法。
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