JP4821720B2 - メモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法、画像読取装置、画像読取装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents
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Description
このようなメモリバンク切替方式のメモリユニットに対応するメモリアクセス制御装置においては、高速アクセスを実現するために同一のメモリバンクの同一ロウアドレスを有する領域に連続アクセスを行うように構成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成において、連続して同一メモリバンクにアクセスしようとすると、同一ロウアドレスに対応する記憶領域への記憶処理が完了した時点で他のロウアドレスに変更する必要がある。
さらにこのような制御を行うためには、アクセス先のアドレスを管理し、メモリのロウサイズや、前回アクセスしたアドレスと比較する手段が必要となり、量産型FPGAなどのような比較的小規模な回路では、ゲートサイズが不足して実現できないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができるメモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法、画像読取装置、画像読取制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、前回のバンク切替から今回のバンク切替までにロウアドレスを変更することなく処理を行えるようにでき、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。ここで、所定の順番で割り振るとは、本願では、画像データのように、同一の処理を繰り返し行うことを前提としているので、処理対象のデータ(処理単位のデータ)に処理を行う毎に、予め定めた順番で順次異なるメモリバンクにアクセスできるようにメモリバンク、ひいては、データの格納領域を予め定めた手順通りに割り振ることをいう。
上記構成によれば、補正対象となる元データと、当該元データを補正するための補正データは別の演算対象データ格納バンクに格納されるので、特定のメモリバンクにアクセスが偏ることがなく、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、異なるメモリバンクに、一の演算に対応する元データ、補正データあるいは演算結果データが配置されるので、特定のメモリバンクへのアクセスが集中することがなく、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、演算は、ブロック単位で行われるため、処理負荷の低減を図ることができるとともに、演算中にロウアドレスの変更を伴わないようにでき、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、読取画像データの処理に際し、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第6の形態は、第5の形態において、前記イメージセンサは、CISであり、前記補正データは、明出力値補正データ及び暗出力値補正データを含むことを特徴としている。
上記構成によれば、イメージセンサとしてCISを有し、明出力値補正及び暗出力値補正を行う場合でも、いずれかのメモリバンクにアクセスが集中することはなく、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、画像読取装置は、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域を指定するためのロウアドレスを一定としたまま、バンク切替えを行うので、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
図1は、実施形態の画像読取印刷システムの概要構成ブロック図である。
画像読取印刷システム10は、大別すると、小切手などの画像の読み取り及び各種印刷を行う画像読取装置として機能するスキャナ一体型プリンタ11と、スキャナ一体型プリンタ11に接続され、各種制御及びデータの処理を行うパーソナルコンピュータ12と、を備えている。
図3は、スキャナ一体型プリンタの要部断面図である。
スキャナ一体型プリンタ11は、筐体21a内部に連続紙としてのロール紙を収納するとともにこのロール紙への印字を行う印字機構等を備える背面側筐体部21と、背面側筐体部21の正面側に設けられ、背面側筐体部21との間にカット紙Sが搬送されるカット紙搬送路22を形成する正面側筐体部23と、背面側筐体部21の上面側を覆うように取り付けられた上面蓋体部24と、が一体に形成されている。
また、上面蓋体部24には、カードCの挿入口となるカード挿入口41aが形成されている。
スキャナ一体型プリンタ11は、上述した第1画像読取センサ33からの第1アナログ読取信号SA1をアナログ/ディジタル変換して第1ディジタル読取データD1として出力する第1AFE51と、上述した第2画像読取センサ34からの第2アナログ読取信号SA2をアナログ/ディジタル変換して第2ディジタル読取データD2として出力する第2AFE52と、当該スキャナ一体型プリンタ11全体を制御するためのCPU53と、第1ディジタル読取データD1及び第2ディジタル読取データD2を含む各種データを記憶するメモリバンク形式のメモリセルアレイを有するメモリユニット54と、第1AFE51、第2AFE52、CPU53、メモリユニット54あるいはパーソナルコンピュータ12との間のインタフェース動作を制御するFPGA(Field Programmable Gate Array)55と、を備えている。
図5は、メモリユニットの概要構成ブロック図である。
メモリユニット54は、アクセス対象あるいはリフレッシュ対象のメモリセルを特定するためのアドレスデータ及びアクセス対象のメモリバンクを特定するためのバンクデータを格納するアドレスバッファ61と、リフレッシュタイミングを制御するためのリフレッシュカウンタ62と、メモリバンク番号=0に相当する第1メモリセルアレイ63と、メモリバンク番号=1に相当する第2メモリセルアレイ64と、メモリバンク番号=2に相当する第3メモリセルアレイ65と、メモリバンク番号=3に相当する第4メモリセルアレイ66と、を備えている。
さらにメモリユニット54は、外部とのデータ入出力時のインタフェース動作を行うI/Oバッファ79を備えている。
図6は、メモリセルアレイのデータ格納状態の説明図である。
第1メモリセルアレイ63〜第4メモリセルアレイ66は、同一構成をしており、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34からのデータを一時的に格納するワークエリア81(=元データ格納領域)と、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34からのデータに対し、明出力値補正を行うための明出力値補正データあるいは暗出力値補正を行うための暗出力値補正データを一時的に格納する補正データエリア82(=補正データ格納領域)と、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34からのデータに明出力値補正データあるいは暗出力値補正データで補正を行った後のデータを格納するデータエリア83(=演算結果格納領域)と、を備えている。
また、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81には、第1画像読取センサ33の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群A1が格納され、補正データエリア82には、第2画像読取センサ34による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群B1に対応する明出力値補正データCB1が格納され、データエリア83には第1画像読取センサ33の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群A2を当該データ群A2に対応する暗出力値補正データCA2で補正した後のデータ群DA2が格納されることとなる。
また、第3メモリセルアレイ65のワークエリア81には、第2画像読取センサ34の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群B1が格納され、補正データエリア82には、第1画像読取センサ33による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群A1に対応する明出力値補正データCA1が格納され、データエリア83には第2画像読取センサ34の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群B2を当該データ群B2に対応する暗出力値補正データCB2で補正した後のデータ群DB2が格納されることとなる。
図7は、スキャナ一体型プリンタの動作状態遷移図である。
初期状態においては、待機状態S0にあるものとする。
スキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、第1メモリセルアレイ63〜第4メモリセルアレイ66のリフレッシュタイミングに至った場合には、リフレッシュ処理S10の優先度P1は最も高いので、直ちにリフレッシュ処理S10に移行する。
また、スキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、第1画像読取センサ33からの第1アナログ読取信号SA1に起因する第1ディジタル読取データD1あるいは第2画像読取センサ34からの第2アナログ読取信号SA2に起因する第2ディジタル読取データD2の入力があった場合には、センサデータ書込処理S11の優先度P2は、リフレッシュ処理S10の優先度P1に次いで高いので(P1>P2)、リフレッシュ処理S10が行われていない限り、センサデータ書込処理S11に移行する。
さらにスキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、明出力値補正データ読込処理タイミングに至った場合には、明出力値(明値)補正データ読込処理S1の優先度P4は、最も低いので(P1>P2>P3>P4)、リフレッシュ処理S10、センサデータ書込処理S11あるいはデータリード処理S12が行われていない場合に限り、FPGA55は、明出力値補正データ読込処理S1に移行することとなる。
この明出力値補正データ読込処理S1は、ワークエリア81における8×8ピクセルのブロック単位のデータの読込に際し、それらのデータの補正を行うために1度だけ行われる。
続いてFPGA55は、ワークエリア81からデータ群(A1、A2、B1又はB2)に対応する8×1ピクセル分のデータを読み出すワークエリア読込処理S3を行い、当該8×1ピクセル分のデータに明出力値補正データ(CA1又はCB1)及び暗出力値補正データ(CA2又はCB2)を適用する補正処理を行い、得られたデータ群(DA1、DA2、DB1又はDB2)をデータエリア83に書き込む補正データ書込処理S4を行い、次の8×1ピクセル分のデータを読み出すワークエリア読込処理S5を行い、当該8×1ピクセル分のデータに明出力値補正データ(CA1又はCB1)及び暗出力値補正データ(CA2又はCB2)を適用する補正処理を行い、得られたデータ群(DA1、DA2、DB1又はDB2)をデータエリア83に書き込む補正データ書込処理S6を行う。
同様にして、8×8ピクセル分のデータに対応するワークエリア読込処理S7、S9、…、S17及び補正データ書込処理S8、S10、…、S18を行って、待機状態S0に再び移行する。
図8は、処理フローチャートである。
図9は、図8の処理フローチャートに対応する動作説明図である。
まず、FPGA55は、図9の例の場合、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA11とし、第2メモリセルアレイ64のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA12とし、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA13とし、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA14とする。
これにより、処理ステップST1においては、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA11に対応する領域からデータ群A1を読み出し(ステップS22)、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA13に対応する領域から明出力値補正データCA1を読み出し(ステップS23)、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA14に対応する領域から暗出力値補正データCA2を読み出す(ステップS24)。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この場合においては、まだ全データの処理は完了していないので(ステップS27;No)、FPGA55は、続いて全メモリバンク(0〜3)に格納されたデータ群の処理がなされたか否かを判別する(ステップS28)。
これにより、処理ステップST2に移行し、処理ステップST2においては、第2メモリセルアレイ64のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA22に対応する領域からデータ群A2を読み出し(ステップS22)、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA23に対応する領域から明出力値補正データCA1を読み出し(ステップS23)、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA24に対応する領域から暗出力値補正データCA2を読み出す(ステップS24)。この図9の処理ステップST2においては、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64、メモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65及びメモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63が演算結果格納バンクとして機能している。
そして、データ群A2に対して、明出力値補正データCA1及び暗出力値補正データCA2を用いて補正演算を行い(ステップS25)、得られたデータ群DA2を補正後データとして、第1メモリセルアレイ63のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA21に対応する領域に書き込む(ステップS26)。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1及びメモリバンク1の第2メモリセルアレイ64におけるワークエリア81の処理が終わった段階であるので、FPGA55は、バンクデータを変更し、今度は、メモリバンク2の第3メモリセルアレイ65におけるワークエリア81に格納されたデータ群B1の処理がなされるようにバンク切替を行い(ステップS29)、処理を再びステップS22に移行する。 そして、FPGA55は、再び、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA31とし、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA32とし、第3メモリセルアレイ65のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA33とし、第4メモリセルアレイ66のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA34とする。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1、メモリバンク1の第2メモリセルアレイ64におけるワークエリア81の処理及びメモリバンク2の第3メモリセルアレイ65におけるワークエリア81の処理が終わった段階であるので(ステップS28;No)、FPGA55は、バンクデータを変更し、今度は、メモリバンク3の第4メモリセルアレイ66のワークエリア81に格納されたデータ群B2の処理がなされるようにバンク切替を行い(ステップS29)、処理を再びステップS22に移行する。
そして、FPGA55は、再び、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA41とし、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA42とし、第3メモリセルアレイ65のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA43とし、第4メモリセルアレイ66のワークエリア83のロウアドレスデータRA=RA44とする。
そして、データ群B2に対して、明出力値補正データCB1及び暗出力値補正データCB2を用いて補正演算を行い(ステップS25)、得られたデータ群DB2を補正後データとして、第3メモリセルアレイ66のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA43に対応する領域に書き込む(ステップS26)。
この場合においては、まだ全データの処理は完了していないので(ステップS27;No)、FPGA55は、続いて全メモリバンク(0〜3)に格納されたデータ群の処理がなされたか否かを判別する(ステップS28)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1、メモリバンク1の第2メモリセルアレイ64のワークエリア81に格納されたデータ群A2、メモリバンク2の第3メモリセルアレイ65のワークエリア81に格納されたデータ群B1の処理及びメモリバンク3の第4メモリセルアレイ66のワークエリア81に格納されたデータ群B2の処理が全て終わった段階であるので(ステップS28;Yes)、FPGA55は、バンク切替は行わずに、ロウアドレス切替を行うべく、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA51とし、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA52とし、第3メモリセルアレイ65のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA53とし、第4メモリセルアレイ66のワークエリア83のロウアドレスデータRA=RA54とし、処理ステップST5に移行させ、以下、同様の処理を行うこととなる。
なお、図9の処理ステップST5においては、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63、メモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65およびメモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64が演算結果格納バンクとして機能している。
Claims (11)
- n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御装置において、
前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を、前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納することを特徴とするメモリアクセス制御装置。 - 請求項1記載のメモリアクセス制御装置において、
前記演算対象データ格納バンクは、補正対象となる元データと、他の演算対象データ格納バンクに格納されている他の前記元データを前記演算により補正するための補正データと、を格納していることを特徴とするメモリアクセス制御装置。 - 請求項2記載のメモリアクセス制御装置において、
前記メモリバンクは、それぞれ前記元データを格納する元データ格納領域と、他のメモリバンクに格納された前記元データを補正するための前記補正データを格納する補正データ格納領域と、さらに他のメモリバンクに格納された元データが前記演算により補正された後の演算結果を格納する演算結果格納領域と、を備えたことを特徴とするメモリアクセス制御装置。 - 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のメモリアクセス制御装置において、
複数ピクセルで構成された所定のブロック単位で前記演算対象データ格納バンクから前記元データを読み出し、前記ブロック単位で前記演算を行って前記演算結果格納領域に前記演算結果を格納することを特徴とするメモリアクセス制御装置。 - 請求項2ないし請求項4記載のメモリアクセス制御装置において、
前記元データは、外部のイメージセンサにより読み取った読取画像データであることを特徴とするメモリアクセス制御装置。 - 請求項5記載のメモリアクセス制御装置において、
前記イメージセンサは、CISであり、
前記補正データは、明出力値補正データ及び暗出力値補正データを含むことを特徴とするメモリアクセス制御装置。 - n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御方法において、
前記n個のメモリバンクは、演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り可能であり、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行う演算過程と、
前記演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納する演算結果格納過程と、
前記バンク切替えを行うバンク切替え過程と、
を備えたことを特徴とするメモリアクセス制御方法。 - n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、
画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、
前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納し、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行って当該補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するメモリアクセス制御部と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置。 - n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、を備えた画像読取装置の制御方法において、
前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振るバンク割当過程と、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納するデータ格納過程と、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行う補正演算過程と、
前記補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するメモリアクセス制御過程と、
を備えたことを特徴とする画像読取装置の制御方法。 - n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記n個のメモリバンクを、演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振らせ、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行わせ、
前記演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納させる、
ことを特徴とする制御プログラム。 - n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、を備えた画像読取装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振らせ、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納させ、
前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行わせ、
前記補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納する、
ことを特徴とする制御プログラム。
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