JP4821720B2 - メモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法、画像読取装置、画像読取装置の制御方法及び制御プログラム - Google Patents

メモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法、画像読取装置、画像読取装置の制御方法及び制御プログラム Download PDF

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Description

本発明は、メモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法、画像読取装置、画像読取装置の制御方法及び制御プログラムに係り、特にスキャナなどで読み込んだデータを記憶する際に行われるメモリアクセスを制御するためのメモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法及びこれらを用いた画像読取装置、画像読取装置の制御方法及び制御プログラムに関する。
従来メモリバンク切替方式のメモリユニットが知られている。
このようなメモリバンク切替方式のメモリユニットに対応するメモリアクセス制御装置においては、高速アクセスを実現するために同一のメモリバンクの同一ロウアドレスを有する領域に連続アクセスを行うように構成されているものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
このような構成において、連続して同一メモリバンクにアクセスしようとすると、同一ロウアドレスに対応する記憶領域への記憶処理が完了した時点で他のロウアドレスに変更する必要がある。
特開2004−62868号公報
ところで、ロウアドレスを変更する場合には、メモリバンクを構成するメモリセルアレイに対し、プリチャージを行う必要があり、アクセスが一旦停止してしまうという問題点があった。
さらにこのような制御を行うためには、アクセス先のアドレスを管理し、メモリのロウサイズや、前回アクセスしたアドレスと比較する手段が必要となり、量産型FPGAなどのような比較的小規模な回路では、ゲートサイズが不足して実現できないという問題点があった。
そこで、本発明の目的は、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができるメモリアクセス制御装置、メモリアクセス制御方法、画像読取装置、画像読取制御方法及び制御プログラムを提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の第1の形態は、n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御装置において、前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を、前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納することを特徴としている。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、前回のバンク切替から今回のバンク切替までにロウアドレスを変更することなく処理を行えるようにでき、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。ここで、所定の順番で割り振るとは、本願では、画像データのように、同一の処理を繰り返し行うことを前提としているので、処理対象のデータ(処理単位のデータ)に処理を行う毎に、予め定めた順番で順次異なるメモリバンクにアクセスできるようにメモリバンク、ひいては、データの格納領域を予め定めた手順通りに割り振ることをいう。
また、本発明の第2の形態は、第1の形態において、前記演算対象データ格納バンクは、補正対象となる元データと、他の演算対象データ格納バンクに格納されている他の前記元データを前記演算により補正するための補正データと、を格納していることを特徴としている。
上記構成によれば、補正対象となる元データと、当該元データを補正するための補正データは別の演算対象データ格納バンクに格納されるので、特定のメモリバンクにアクセスが偏ることがなく、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第3の形態は、第2の形態において、前記メモリバンクは、それぞれ前記元データを格納する元データ格納領域と、他のメモリバンクに格納された前記元データを補正するための前記補正データを格納する補正データ格納領域と、さらに他のメモリバンクに格納された元データが前記演算により補正された後の演算結果データを格納する演算結果格納領域と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、異なるメモリバンクに、一の演算に対応する元データ、補正データあるいは演算結果データが配置されるので、特定のメモリバンクへのアクセスが集中することがなく、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第4の形態は、第1の形態乃至第3の形態のいずれかに記載の形態において、複数ピクセルで構成された所定のブロック単位で前記演算対象データ格納バンクから前記元データを読み出し、前記ブロック単位で前記演算を行って前記演算結果格納領域に前記演算結果を格納することを特徴としている。
上記構成によれば、演算は、ブロック単位で行われるため、処理負荷の低減を図ることができるとともに、演算中にロウアドレスの変更を伴わないようにでき、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第5の形態は、第2の形態ないし第4の形態のいずれかに記載の形態において、前記元データは、外部のイメージセンサにより読み取った読取画像データであることを特徴としている。
上記構成によれば、読取画像データの処理に際し、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第6の形態は、第5の形態において、前記イメージセンサは、CISであり、前記補正データは、明出力値補正データ及び暗出力値補正データを含むことを特徴としている。
上記構成によれば、イメージセンサとしてCISを有し、明出力値補正及び暗出力値補正を行う場合でも、いずれかのメモリバンクにアクセスが集中することはなく、ロウアドレスの変更の発生頻度が低下し、ひいては、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージの頻度を低減させることができ、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第7の形態は、n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御方法において、前記n個のメモリバンクは、演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り可能であり、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行う演算過程と、前記演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納する演算結果格納過程と、前記バンク切替えを行うバンク切替え過程と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第8の形態は、n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納し、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行って当該補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するメモリアクセス制御部と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第9の形態は、n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、を備えた画像読取装置の制御方法において、前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振るバンク割当過程と、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納するデータ格納過程と、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行う補正演算過程と、前記補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するメモリアクセス制御過程と、を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、画像読取装置は、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第10の形態は、n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記n個のメモリバンクを、演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振らせ、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行わせ、前記演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納させる、ことを特徴としている。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
また、本発明の第11の形態は、n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、を備えた画像読取装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振らせ、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納させ、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行わせ、前記補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納する、ことを特徴としている。
上記構成によれば、読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域を指定するためのロウアドレスを一定としたまま、バンク切替えを行うので、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
上記構成によれば、演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するに際し、演算対象データ格納バンクの読み出し領域及び演算結果格納バンクの格納領域の切替に際しては、バンク切替えにより所定の順番で行うので、アクセス先のアドレスの管理や、メモリのロウサイズ、前回アクセスしたアドレスと比較する手段等が不要となり、簡単な制御でメモリアクセスが行え、ひいては、回路規模を大きくすることなく、高速アクセスを図ることができる。
本発明によれば、制御手順を簡易とすることができ、回路規模を大きくすることなく、また、ロウアドレスの変更回数を抑制するので、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージ時間を低減することができ、実効的に高速アクセスを図ることが可能となる。
次に本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、実施形態の画像読取印刷システムの概要構成ブロック図である。
画像読取印刷システム10は、大別すると、小切手などの画像の読み取り及び各種印刷を行う画像読取装置として機能するスキャナ一体型プリンタ11と、スキャナ一体型プリンタ11に接続され、各種制御及びデータの処理を行うパーソナルコンピュータ12と、を備えている。
図2は、スキャナ一体型プリンタの外観斜視図である。
図3は、スキャナ一体型プリンタの要部断面図である。
スキャナ一体型プリンタ11は、筐体21a内部に連続紙としてのロール紙を収納するとともにこのロール紙への印字を行う印字機構等を備える背面側筐体部21と、背面側筐体部21の正面側に設けられ、背面側筐体部21との間にカット紙Sが搬送されるカット紙搬送路22を形成する正面側筐体部23と、背面側筐体部21の上面側を覆うように取り付けられた上面蓋体部24と、が一体に形成されている。
ここで、正面側筐体部23は、カット紙搬送路22を介して背面側筐体部21から隔てられた正面側カバー23aと、正面側カバー23aを片支持状態で保持する正面側側部23bと、を備えている。カット紙Sは、図2に示すように、スキャナ一体型プリンタ11の正面側であって、かつ背面側筐体部21の筐体21aと正面側筐体部23の正面側カバー23aとの間に開口したカット紙挿入口25からカット紙搬送路22内に挿入可能とされている。
また、背面側筐体部21と上面蓋体部24との間には、ロール紙排出口27が形成されている。このロール紙排出口27は、背面側筐体部21内部に設けられた図示しないロール紙収納部に収納されているロール紙(不図示)が排出される開口である。
また、上面蓋体部24には、カードCの挿入口となるカード挿入口41aが形成されている。
図3に示すように、カット紙挿入口25からカット紙搬送路22内に挿入されたカット紙Sは、カット紙搬送路22に沿って配置された裏面印字部31及び表面印字部32によって印字可能に構成されている。また、カット紙搬送路22のカット紙排出口26近傍には、カット紙Sの表面の画像を読み取る第1画像読取センサ33と、カット紙Sの裏面の画像を読み取る第2画像読取センサ34と、が設けられている。これらの第1画像読取センサ33及び第2画像読取センサ34は、CIS型の画像読取センサである。
また、カード挿入口41aからカード搬送路41内に搬送されたカードCは、カードCの表面の画像を読み取るカード画像読取センサ42が設けられている。カード画像読取センサ42も、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34と同様にCIS型の画像読取センサである。
また、このスキャナ一体型プリンタ11では、第1画像読取センサ33及び第2画像読取センサ34により、カット紙Sとして構成されている小切手の表面及び裏面の画像情報を読み取るとともに、カード画像読取センサ42にて、この小切手の発行人が所持する免許証又は認証カード等を読み取ることができる。このように、スキャナ一体型プリンタ11を用いて、小切手を読み取り、さらにこの小切手の発行人を確認するための関連するデータを有する免許証又は認証カードを読み取ることにより、小切手の本人確認データを容易に生成保存することが可能となっている。
図4は、スキャナ一体型プリンタの要部の概要構成ブロック図である。
スキャナ一体型プリンタ11は、上述した第1画像読取センサ33からの第1アナログ読取信号SA1をアナログ/ディジタル変換して第1ディジタル読取データD1として出力する第1AFE51と、上述した第2画像読取センサ34からの第2アナログ読取信号SA2をアナログ/ディジタル変換して第2ディジタル読取データD2として出力する第2AFE52と、当該スキャナ一体型プリンタ11全体を制御するためのCPU53と、第1ディジタル読取データD1及び第2ディジタル読取データD2を含む各種データを記憶するメモリバンク形式のメモリセルアレイを有するメモリユニット54と、第1AFE51、第2AFE52、CPU53、メモリユニット54あるいはパーソナルコンピュータ12との間のインタフェース動作を制御するFPGA(Field Programmable Gate Array)55と、を備えている。
ここで、メモリユニット54の構成について説明する。
図5は、メモリユニットの概要構成ブロック図である。
メモリユニット54は、アクセス対象あるいはリフレッシュ対象のメモリセルを特定するためのアドレスデータ及びアクセス対象のメモリバンクを特定するためのバンクデータを格納するアドレスバッファ61と、リフレッシュタイミングを制御するためのリフレッシュカウンタ62と、メモリバンク番号=0に相当する第1メモリセルアレイ63と、メモリバンク番号=1に相当する第2メモリセルアレイ64と、メモリバンク番号=2に相当する第3メモリセルアレイ65と、メモリバンク番号=3に相当する第4メモリセルアレイ66と、を備えている。
また、メモリユニット54は、第1メモリセルアレイ63に対応するロウアドレスをデコードするロウデコーダ67と、第1メモリセルアレイ63に対応するカラムアドレスをデコードするカラムデコーダ68と、第1メモリセルアレイ63からデータを読み出すためのセンスアンプ69と、第2メモリセルアレイ64に対応するロウアドレスをデコードするロウデコーダ70と、第2メモリセルアレイ64に対応するカラムアドレスをデコードするカラムデコーダ71と、第2メモリセルアレイ64からデータを読み出すためのセンスアンプ72と、第3メモリセルアレイ65に対応するロウアドレスをデコードするロウデコーダ73と、第3メモリセルアレイ65に対応するカラムアドレスをデコードするカラムデコーダ74と、第3メモリセルアレイ65からデータを読み出すためのセンスアンプ75と、第4メモリセルアレイ66に対応するロウアドレスをデコードするロウデコーダ76と、第4メモリセルアレイ66に対応するカラムアドレスをデコードするカラムデコーダ77と、第4メモリセルアレイ66からデータを読み出すためのセンスアンプ78と、を備えている。
さらにメモリユニット54は、外部とのデータ入出力時のインタフェース動作を行うI/Oバッファ79を備えている。
次に第1メモリセルアレイ63〜第4メモリセルアレイ66に格納されるデータについて説明する。
図6は、メモリセルアレイのデータ格納状態の説明図である。
第1メモリセルアレイ63〜第4メモリセルアレイ66は、同一構成をしており、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34からのデータを一時的に格納するワークエリア81(=元データ格納領域)と、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34からのデータに対し、明出力値補正を行うための明出力値補正データあるいは暗出力値補正を行うための暗出力値補正データを一時的に格納する補正データエリア82(=補正データ格納領域)と、第1画像読取センサ33あるいは第2画像読取センサ34からのデータに明出力値補正データあるいは暗出力値補正データで補正を行った後のデータを格納するデータエリア83(=演算結果格納領域)と、を備えている。
以下の説明においては、ワークエリア81には、最大8ライン分のデータを格納することができ、補正データエリア82にはワークエリア81の8ライン分のデータに対応する明出力値補正データあるいは暗出力値補正データを格納できるものとして説明する。また、補正処理については、8×8ピクセルのブロック単位で処理を行うものとする。
また、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81には、第1画像読取センサ33の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群A1が格納され、補正データエリア82には、第2画像読取センサ34による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群B1に対応する明出力値補正データCB1が格納され、データエリア83には第1画像読取センサ33の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群A2を当該データ群A2に対応する暗出力値補正データCA2で補正した後のデータ群DA2が格納されることとなる。
同様に、第2メモリセルアレイ64のワークエリア81には、第1画像読取センサ33の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群A2が格納され、補正データエリア82には、第2画像読取センサ34による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群B2に対応する暗出力値補正データCB2が格納され、データエリア83には第1画像読取センサ33の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群A1を当該データ群A1に対応する明出力値補正データCA1で補正した後のデータ群DA1が格納されることとなる。
また、第3メモリセルアレイ65のワークエリア81には、第2画像読取センサ34の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群B1が格納され、補正データエリア82には、第1画像読取センサ33による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群A1に対応する明出力値補正データCA1が格納され、データエリア83には第2画像読取センサ34の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群B2を当該データ群B2に対応する暗出力値補正データCB2で補正した後のデータ群DB2が格納されることとなる。
また、第4メモリセルアレイ66のワークエリア81には、第2画像読取センサ34の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群B2が格納され、補正データエリア82には、第1画像読取センサ33による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群A2に対応する暗出力値補正データCA2が格納され、データエリア83には第2画像読取センサ34の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群B1を当該データ群B1に対応する明出力値補正データCB1で補正した後のデータ群DB1が格納されることとなる。
次に動作について説明する。
図7は、スキャナ一体型プリンタの動作状態遷移図である。
初期状態においては、待機状態S0にあるものとする。
スキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、第1メモリセルアレイ63〜第4メモリセルアレイ66のリフレッシュタイミングに至った場合には、リフレッシュ処理S10の優先度P1は最も高いので、直ちにリフレッシュ処理S10に移行する。
また、スキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、第1画像読取センサ33からの第1アナログ読取信号SA1に起因する第1ディジタル読取データD1あるいは第2画像読取センサ34からの第2アナログ読取信号SA2に起因する第2ディジタル読取データD2の入力があった場合には、センサデータ書込処理S11の優先度P2は、リフレッシュ処理S10の優先度P1に次いで高いので(P1>P2)、リフレッシュ処理S10が行われていない限り、センサデータ書込処理S11に移行する。
具体的には、第1ディジタル読取データD1の入力があった場合、当該第1ディジタル読取データD1が第1画像読取センサ33の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群A1に対応するものである場合には、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納される。また、第1画像読取センサ33の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群A2に対応するものである場合には、第2メモリセルアレイ64のワークエリア81に格納される。これと並行して、明出力値補正データCA1は、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82に格納され、暗出力値補正データCA2は、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82に格納される。
同様に、第2ディジタル読取データD2の入力があった場合、当該第2ディジタル読取データD2が第2画像読取センサ34の読取による偶数番目の8ライン分のデータであるデータ群B1に対応するものである場合には、第3メモリセルアレイ65のワークエリア81に格納される。また、第2画像読取センサ34の読取による奇数番目の8ライン分のデータであるデータ群B2に対応するものである場合には、第4メモリセルアレイ66のワークエリア81に格納される。これと並行して、明出力値補正データCB1は、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82に格納され、暗出力値補正データCB2は、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82に格納される。
また、スキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、CPU53からデータリード要求が有った場合には、データリード処理S12の優先度P3は、センサデータ書込処理S11の優先度P2に次いで高いので(P1>P2>P3)、リフレッシュ処理S10あるいはセンサデータ書込処理S11が行われていない限り、データリード処理S12に移行する。
さらにスキャナ一体型プリンタ11が待機状態S0にある場合において、明出力値補正データ読込処理タイミングに至った場合には、明出力値(明値)補正データ読込処理S1の優先度P4は、最も低いので(P1>P2>P3>P4)、リフレッシュ処理S10、センサデータ書込処理S11あるいはデータリード処理S12が行われていない場合に限り、FPGA55は、明出力値補正データ読込処理S1に移行することとなる。
この明出力値補正データ読込処理S1は、ワークエリア81における8×8ピクセルのブロック単位のデータの読込に際し、それらのデータの補正を行うために1度だけ行われる。
明出力値補正データ読込処理S1が完了すると、FPGA55により、暗出力値補正データ読込処理S2が行われる。この暗出力値補正データ読込処理S2は、ワークエリア81の8×8ピクセルで構成されるブロック単位のデータの読込に際し、それらのデータの補正を行うために1度だけ行われる。
続いてFPGA55は、ワークエリア81からデータ群(A1、A2、B1又はB2)に対応する8×1ピクセル分のデータを読み出すワークエリア読込処理S3を行い、当該8×1ピクセル分のデータに明出力値補正データ(CA1又はCB1)及び暗出力値補正データ(CA2又はCB2)を適用する補正処理を行い、得られたデータ群(DA1、DA2、DB1又はDB2)をデータエリア83に書き込む補正データ書込処理S4を行い、次の8×1ピクセル分のデータを読み出すワークエリア読込処理S5を行い、当該8×1ピクセル分のデータに明出力値補正データ(CA1又はCB1)及び暗出力値補正データ(CA2又はCB2)を適用する補正処理を行い、得られたデータ群(DA1、DA2、DB1又はDB2)をデータエリア83に書き込む補正データ書込処理S6を行う。
同様にして、8×8ピクセル分のデータに対応するワークエリア読込処理S7、S9、…、S17及び補正データ書込処理S8、S10、…、S18を行って、待機状態S0に再び移行する。
この場合において、一連として行われるワークエリア読込処理S3、S5、…、S17及び補正データ書込処理S4、S6、…、S18の処理期間中は、ロウデコーダ67、70、73、76に入力されているロウアドレスデータRA(図5参照)は、一定とされ、変更がなされることはない。これは、ロウアドレスを変更すると、メモリセルアレイにアクセスするためには、プリチャージが必要となるので、これを避けることにより、処理の高速化を図るためである。このロウアドレスデータRAの保持は、全てのメモリバンクのワークエリア81に格納されたデータの処理が完了するまでなされ、全体としてより処理の高速化が図られている。
ここで、ワークエリア読込処理及び補正データ書込処理についてより具体的に説明する。
図8は、処理フローチャートである。
図9は、図8の処理フローチャートに対応する動作説明図である。
まず、FPGA55は、図9の例の場合、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA11とし、第2メモリセルアレイ64のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA12とし、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA13とし、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA14とする。
ここで、図9の処理ステップST1においては、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63、メモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65及びメモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64が演算結果格納バンクとして機能している。
これにより、処理ステップST1においては、第1メモリセルアレイ63のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA11に対応する領域からデータ群A1を読み出し(ステップS22)、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA13に対応する領域から明出力値補正データCA1を読み出し(ステップS23)、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA14に対応する領域から暗出力値補正データCA2を読み出す(ステップS24)。
そして、データ群A1に対して、明出力値補正データCA1及び暗出力値補正データCA2を用いて補正演算を行い(ステップS25)、得られたデータ群DA1を補正後データとして、第2メモリセルアレイ64のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA12に対応する領域に書き込む(ステップS26)。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この場合においては、まだ全データの処理は完了していないので(ステップS27;No)、FPGA55は、続いて全メモリバンク(0〜3)に格納されたデータ群の処理がなされたか否かを判別する(ステップS28)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1のみの処理が終わった段階であるので、FPGA55は、バンクデータを変更し、今度は、メモリバンク1の第2メモリセルアレイ64のワークエリア81に格納されたデータ群A2の処理がなされるようにバンク切替を行い(ステップS29)、処理を再びステップS22に移行する。 そして、FPGA55は、再び、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA21とし、第2メモリセルアレイ64のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA22とし、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA23とし、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA24とする。
これにより、処理ステップST2に移行し、処理ステップST2においては、第2メモリセルアレイ64のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA22に対応する領域からデータ群A2を読み出し(ステップS22)、第3メモリセルアレイ65の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA23に対応する領域から明出力値補正データCA1を読み出し(ステップS23)、第4メモリセルアレイ66の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA24に対応する領域から暗出力値補正データCA2を読み出す(ステップS24)。この図9の処理ステップST2においては、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64、メモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65及びメモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63が演算結果格納バンクとして機能している。
そして、データ群A2に対して、明出力値補正データCA1及び暗出力値補正データCA2を用いて補正演算を行い(ステップS25)、得られたデータ群DA2を補正後データとして、第1メモリセルアレイ63のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA21に対応する領域に書き込む(ステップS26)。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この場合においては、まだ全データの処理は完了していないので(ステップS27;No)、FPGA55は、続いて全メモリバンク(0〜3)に格納されたデータ群の処理がなされたか否かを判別する(ステップS28)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1及びメモリバンク1の第2メモリセルアレイ64におけるワークエリア81の処理が終わった段階であるので、FPGA55は、バンクデータを変更し、今度は、メモリバンク2の第3メモリセルアレイ65におけるワークエリア81に格納されたデータ群B1の処理がなされるようにバンク切替を行い(ステップS29)、処理を再びステップS22に移行する。 そして、FPGA55は、再び、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA31とし、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA32とし、第3メモリセルアレイ65のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA33とし、第4メモリセルアレイ66のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA34とする。
これにより、処理ステップST3に移行し、処理ステップST3においては、第3メモリセルアレイ65のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA33に対応する領域からデータ群B1を読み出し(ステップS22)、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA31に対応する領域から明出力値補正データCB1を読み出し(ステップS23)、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA32に対応する領域から暗出力値補正データCB2を読み出す(ステップS24)。この図9の処理ステップST3においては、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64およびメモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算結果格納バンクとして機能している。 そして、データ群B1に対して、明出力値補正データCB1及び暗出力値補正データCB2を用いて補正演算を行い(ステップS25)、得られたデータ群DB1を補正後データとして、第4メモリセルアレイ66のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA34に対応する領域に書き込む(ステップS26)。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この場合においては、まだ全データの処理は完了していないので(ステップS27;No)、FPGA55は、続いて全メモリバンク(0〜3)に格納されたデータ群の処理がなされたか否かを判別する(ステップS28)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1、メモリバンク1の第2メモリセルアレイ64におけるワークエリア81の処理及びメモリバンク2の第3メモリセルアレイ65におけるワークエリア81の処理が終わった段階であるので(ステップS28;No)、FPGA55は、バンクデータを変更し、今度は、メモリバンク3の第4メモリセルアレイ66のワークエリア81に格納されたデータ群B2の処理がなされるようにバンク切替を行い(ステップS29)、処理を再びステップS22に移行する。
そして、FPGA55は、再び、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA41とし、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA42とし、第3メモリセルアレイ65のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA43とし、第4メモリセルアレイ66のワークエリア83のロウアドレスデータRA=RA44とする。
これにより、処理ステップST4に移行し、処理ステップST4においては、第4メモリセルアレイ66のワークエリア81のロウアドレスデータRA=RA44に対応する領域からデータ群B2を読み出し(ステップS22)、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA41に対応する領域から明出力値補正データCB1を読み出し(ステップS23)、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA42に対応する領域から暗出力値補正データCB2を読み出す(ステップS24)。この図9の処理ステップST4においては、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64及びメモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65が演算結果格納バンクとして機能している。
そして、データ群B2に対して、明出力値補正データCB1及び暗出力値補正データCB2を用いて補正演算を行い(ステップS25)、得られたデータ群DB2を補正後データとして、第3メモリセルアレイ66のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA43に対応する領域に書き込む(ステップS26)。
続いてFPGA55は、全データの処理が済んだか否かを判別する(ステップS27)。
この場合においては、まだ全データの処理は完了していないので(ステップS27;No)、FPGA55は、続いて全メモリバンク(0〜3)に格納されたデータ群の処理がなされたか否かを判別する(ステップS28)。
この段階では、メモリバンク0の第1メモリセルアレイ63のワークエリア81に格納されたデータ群A1、メモリバンク1の第2メモリセルアレイ64のワークエリア81に格納されたデータ群A2、メモリバンク2の第3メモリセルアレイ65のワークエリア81に格納されたデータ群B1の処理及びメモリバンク3の第4メモリセルアレイ66のワークエリア81に格納されたデータ群B2の処理が全て終わった段階であるので(ステップS28;Yes)、FPGA55は、バンク切替は行わずに、ロウアドレス切替を行うべく、所定のバンクデータ、所定のカラムアドレスCLA及びロウアドレスデータRAを各メモリバンク毎に設定し、メモリユニット54のアドレスバッファ61に設定する(ステップS21)。具体的には、第1メモリセルアレイ63の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA51とし、第2メモリセルアレイ64の補正データエリア82のロウアドレスデータRA=RA52とし、第3メモリセルアレイ65のデータエリア83のロウアドレスデータRA=RA53とし、第4メモリセルアレイ66のワークエリア83のロウアドレスデータRA=RA54とし、処理ステップST5に移行させ、以下、同様の処理を行うこととなる。
なお、図9の処理ステップST5においては、メモリバンク番号=0の第1メモリセルアレイ63、メモリバンク番号=2の第3メモリセルアレイ65およびメモリバンク番号=3の第4メモリセルアレイ66が演算対象データ格納バンクとして機能しており、メモリバンク番号=1の第2メモリセルアレイ64が演算結果格納バンクとして機能している。
以上の説明のように本実施形態によれば、読取画像データを明出力補正データ及び暗出力補正データにより補正し、メモリに格納するに際し、バンク切替により処理対象のデータを切り替えているので、ロウアドレスの変更に伴うプリチャージ時間の増加に伴う、実効的な処理速度の低下を抑制し、高速に処理を行うことができる。
以上の説明においては、第1メモリセルアレイ63〜第4メモリセルアレイ66に設定するロウアドレスデータRAを異なるものとしていたが、必ずしも異なる値を設定する必要はなく、全て同一としたり、一部同一とすることも可能である。
以上の説明においては、メモリバンク数が4個(=メモリバンク0〜3)の場合について説明したが、2個以上の場合であれば、同様に適用が可能である。
実施形態の画像読取印刷システムの概要構成ブロック図である。 スキャナ一体型プリンタの外観斜視図である。 スキャナ一体型プリンタの要部断面図である。 スキャナ一体型プリンタの要部の概要構成ブロック図である。 メモリユニットの概要構成ブロック図である。 メモリセルアレイのデータ格納状態の説明図である。 スキャナ一体型プリンタの動作状態遷移図である。 処理フローチャートである。 図8の処理フローチャートに対応する動作説明図である。
符号の説明
10…画像読取印刷システム、11…スキャナ一体型プリンタ、12…パーソナルコンピュータ、33…第1画像読取センサ、34…第2画像読取センサ、53…CPU、54…メモリユニット、55…FPGA、61…アドレスバッファ、62…リフレッシュカウンタ、63…第1メモリセルアレイ、64…第2メモリセルアレイ、65…第3メモリセルアレイ、66…第4メモリセルアレイ、67…ロウデコーダ、68…カラムデコーダ、69…センスアンプ、70…ロウデコーダ、71…カラムデコーダ、72…センスアンプ、73…ロウデコーダ、74…カラムデコーダ、75…センスアンプ、76…ロウデコーダ、77…カラムデコーダ、78…センスアンプ、79…I/Oバッファ、81…ワークエリア、82…補正データエリア、83…データエリア、C…カード、CLA…カラムアドレス、RA…ロウアドレスデータ、S…カット紙、CA1…明出力値補正データ、CA2…暗出力値補正データ、CB1…明出力値補正データ、CB2…暗出力値補正データ、D1…第1ディジタル読取データ、D2…第2ディジタル読取データ、DA1…データ群、DA2…データ群、DB1…データ群、DB2…データ群、S0…待機状態、S1…明出力値補正データ読込処理、S2…暗出力値補正データ読込処理、S3…ワークエリア読込処理、S4…補正データ書込処理、S5…ワークエリア読込処理、S6…補正データ書込処理、S7…ワークエリア読込処理、S8…補正データ書込処理、SA1…第1アナログ読取信号、SA2…第2アナログ読取信号。

Claims (11)

  1. n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御装置において、
    前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行って当該演算の演算結果を、前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納することを特徴とするメモリアクセス制御装置。
  2. 請求項1記載のメモリアクセス制御装置において、
    前記演算対象データ格納バンクは、補正対象となる元データと、他の演算対象データ格納バンクに格納されている他の前記元データを前記演算により補正するための補正データと、を格納していることを特徴とするメモリアクセス制御装置。
  3. 請求項2記載のメモリアクセス制御装置において、
    前記メモリバンクは、それぞれ前記元データを格納する元データ格納領域と、他のメモリバンクに格納された前記元データを補正するための前記補正データを格納する補正データ格納領域と、さらに他のメモリバンクに格納された元データが前記演算により補正された後の演算結果を格納する演算結果格納領域と、を備えたことを特徴とするメモリアクセス制御装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のメモリアクセス制御装置において、
    複数ピクセルで構成された所定のブロック単位で前記演算対象データ格納バンクから前記元データを読み出し、前記ブロック単位で前記演算を行って前記演算結果格納領域に前記演算結果を格納することを特徴とするメモリアクセス制御装置。
  5. 請求項2ないし請求項4記載のメモリアクセス制御装置において、
    前記元データは、外部のイメージセンサにより読み取った読取画像データであることを特徴とするメモリアクセス制御装置。
  6. 請求項5記載のメモリアクセス制御装置において、
    前記イメージセンサは、CISであり、
    前記補正データは、明出力値補正データ及び暗出力値補正データを含むことを特徴とするメモリアクセス制御装置。
  7. n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御方法において、
    前記n個のメモリバンクは、演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り可能であり、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行う演算過程と、
    前記演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納する演算結果格納過程と、
    前記バンク切替えを行うバンク切替え過程と、
    を備えたことを特徴とするメモリアクセス制御方法。
  8. n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、
    画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、
    前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振り、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納し、前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行って当該補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するメモリアクセス制御部と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置。
  9. n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、を備えた画像読取装置の制御方法において、
    前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振るバンク割当過程と、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納するデータ格納過程と、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行う補正演算過程と、
    前記補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納するメモリアクセス制御過程と、
    を備えたことを特徴とする画像読取装置の制御方法。
  10. n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットのアクセス制御を行うメモリアクセス制御装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記n個のメモリバンクを、演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振らせ、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した演算対象データを用いて演算を行わせ、
    前記演算の演算結果を演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納させる、
    ことを特徴とする制御プログラム。
  11. n個(nは2以上の整数)のメモリバンクを有するメモリユニットと、画像読取を行い読取画像データ及び前記読取画像データを補正するための補正データを出力する画像読取センサユニットと、を備えた画像読取装置をコンピュータにより制御するための制御プログラムにおいて、
    前記n個のメモリバンクを演算対象データ格納バンクと演算結果格納バンクとにバンク切替え毎に所定の順番で割り振らせ、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクに前記読取画像データ及び前記補正データを格納させ、
    前記演算対象データ格納バンクとして割り振られたメモリバンクから読み出した前記読取画像データ及び前記補正データを用いて補正演算を行わせ、
    前記補正演算の演算結果を前記演算結果格納バンクとして割り振られたメモリバンクに格納する、
    ことを特徴とする制御プログラム。
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