JP4821418B2 - 通信装置、データ伝送方法、プログラムおよび通信システム - Google Patents

通信装置、データ伝送方法、プログラムおよび通信システム Download PDF

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Description

この発明は、他の複数の通信装置との間で通信を行う通信装置、データ伝送方法、プログラムおよび通信システムに関する。詳しくは、この発明は、複数の他の通信装置へのデータ伝送に使用可能な帯域がフレキシブルに可変されるものにあって、使用可能な帯域を、複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配し、複数の他の通信装置へのデータ伝送をそれぞれ帯域分配により割り当てられた帯域で行うことによって、複数の他の通信装置に対するデータ転送時間をデータ転送レートに応じた時間とできるようにした通信装置等に係るものである。
従来のTDMA(TimeDivision Multiple Access)による有線または無線通信システムでは、伝送するパケットの種類によって、帯域割り当ての優先度を変える、ということが行われていた。すなわち、音声や動画といったリアルタイム性のあるアプリケーションのために、全体の通信帯域の一部を予め優先的にそれらのアプリケーションに割り当てる、というものである。
例えばUSB(UniversalSerial Bus)2.0では、前述のリアルタイム性のあるアプリケーションを想定して周期的な転送を行うIsochronous転送やInterrupt転送は優先度が高く、全体の帯域のある割合を優先的に確保できるようになっている。続いて主に制御信号のやりとりに使用されるControl転送、そしてBulk転送という順に優先度が設定されている。
特に記録メディア用の伝送など大容量のデータ転送に使用されるのがBulk転送である。このBulk転送は優先順位が低いので、他の優先度が高い転送が行われている場合、帯域が全く割り当てられなくなる。一方で、帯域が空いている場合、それを全て使用することができるという、いわゆるベストエフォートの通信である。複数のBulk転送の要求があった場合、それぞれに均等な転送機会を与えることになっている。
USB2.0では、480MbpsのHighSpeedモードだけでなく、12MbpsのFullSpeed、2MbpsのLowSpeedもサポートされている。ハブ(Hub)を使用してこれらの異なる転送レートのデバイスを接続する場合、ホストとハブの間は全て480Mbpsのパケットとして送受信され、ハブとデバイスの間の転送は対象デバイスのサポートする転送速度に合わせて伝送される。このUSB2.0に規定されるSplit Transactionという手法を用いることによって、LowSpeedのデバイス向けの転送がバスを占有してしまうのを防いでいた。
このため、複数のデバイス向けのBulk転送を行う場合、USB2.0のホストはデバイスのサポートする転送レートを考慮せずに単に順番に転送機会を割り当てる、いわゆるラウンドロビン方式を採用することができた。すなわち、転送機会を順に割り当てることで、それぞれのBulk転送にほぼ同じ通信帯域を割り当てることができていた。
USB2.0を無線化するWUSB(WirelessUSB)においても、図6に示すように、USB2.0で定義されている4つの転送モードは踏襲されており、転送モードに従ってUSB2.0と同様の優先順位付けが行われ、Bulk転送はベストエフォート通信となっている。WUSBが採用しているWiMediaのPHY層にも、図7に示すように、53.3Mbps〜480Mbpsまで8つの転送速度が定義されている。
なお、このWUSBのネットワークにおける無線通信はスーパーフレーム構成で行われている。図8は、スーパーフレームの構成例を示している。図示のように、スーパーフレーム周期は、256個のメディアアクセススロット(MAS)に細分化されている。また、スーパーフレーム内には、管理領域としてのビーコン期間(Beacon Period)と、データ伝送領域が配置されている。また、ビーコン期間は9個のビーコンスロット(Beacon Slot)からなっている。
ホストとデバイスとの間のデータ伝送は、ホストによってDRP(Distributed Reservation Protocol)予約されたMASを利用して行われる。図9は、DRP MASの中でのアクセス制御例を示している。ここでは、DRP予約された領域の最初に、WUSBのホストから、コマンドであるMMC(Micro-scheduled Management Command)が送信される。
このMMCには、ホストを識別するための情報や、そのMMC区間内におけるホストからあるデバイスへの下りデータの開始時間、デバイスからホストへの上りデータの開始時間、および次のMMC送信時間が記載されている。すなわち、MMC51を受信すると、以降の下りデータ52、上りデータ53、上りACK54、次回のMMC55のタイミングを設定することができる。同様に、次のMMC55を受信すると、以降の下りデータ56、上りデータ57、上りACK58、次回のMMC(図示せず)のタイミングが判断できる構成になっている。
WUSBでは、USB2.0と異なり、伝送メディアは全デバイスで共有するため、Bulk転送の帯域割り当てにラウンドロビン方式を採用してしまうと、伝送速度が遅いデバイスが帯域を占有してしまうことになる。
例えば、480MbpsモードのBulk転送と53.3MbpsモードのBulk転送では、同じサイズのデータを転送するのにかかる時間が数倍異なるため、これらのBulk転送に交互に転送機会を与えたとすると、図10に示すように、転送帯域のほとんどは53.3MbpsモードのBulk転送が占有してしまう。こうなると、480MbpsモードのBulk転送の伝送遅延は大きく増大し、実効的な伝送レートは大きく低下する。
すなわち、ラウンドロビンによる帯域割り当てでは、無線レイヤーより上位のレイヤーで見たときに均等な転送機会を与えているが、無線レイヤーでみると適用される伝送レートによっては全くの不平等な帯域割り当てとなってしまうのである。
ユーザ視点から見た場合、伝送距離が遠いために通信状態が悪く伝送時間がかかる、というのはある程度納得のいくことである。例えば、第3世代の携帯電話システムであるW-CDMAで提供されているHSDPA(HighSpeed Downlink Packet Access)では、基地局との距離に応じて伝送レートが変化し、距離が短ければ最大14Mbpsの高速伝送が可能である。ところが、ごく近距離で通信させているのに伝送時間がかかる、というのではユーザの納得がいかないものである。
図11は、WUSBを使ったネットワークの一例を示している。このネットワークは、ホスト側の通信装置(WUSBホスト)を構成するPC(Personal Computer)201と、デバイス側の通信装置(WUSBデバイス)を構成するHDDストレージ202およびデジタルカメラ203とで構成されている。このネットワークで、PC201と遠くにあるHDDストレージ202との間の通信(転送1)は、例えば53.3Mbpsのデータ転送レートで行われ、PC201と近くにあるデジタルカメラ203との間の通信(転送2)は、例えば480Mbpsのデータ転送レートで行われる。
このようなWUSBのネットワークに、従来のベストエフォート通信を適用すると、伝送路状態が良いデジタルスチルカメラ203の伝送時間もHDDストレージ202への伝送に引きずられてしまい、ユーザにとっては決して快適とはいえない使い勝手になってしまう。
USBあるいはWUSBを使う場合、いわゆるマスストレージクラスと呼ばれる大容量のストレージやメモリがアプリケーションの大半を占めている。これらのアプリケーションは基本的にベストエフォートであるBulk転送を使用する。従って、従来のようなラウンドロビン方式を使って転送機会を均等にする、という帯域割り当てをそのままWUSBのような無線通信に適用すると、ユーザにとって使いづらいものとなってしまう、という問題があった。
図12は、ラウンドロビン方式による帯域割り当てを行う、WUSBのホストとしての通信装置230の構成例を示している。この通信装置230は、スーパーフレームタイマモジュール(SFタイマモジュール)240と、帯域管理モジュール241と、ベストエフォート用イネーブル発生部242と、送信キュー生成モジュール(送信Queモジュール)243と、バッファ244-1,244-2と、送信管理モジュール245と、キュー選択部(Que選択部)246と、送信制御モジュール247と、送信データメモリ248と、送信符号化モジュール249とを有している。
SFタイマモジュール240は、スーパーフレーム内での時間位置情報(スロット位置情報)をベストエフォート用イネーブル発生部242に提供する。帯域管理モジュール241は、予約している帯域のうちベストエフォート通信に使用可能なスロットの情報(予約済み空きスロット情報)を管理している。ベストエフォート用イネーブル発生部242は、帯域管理モジュール241からの空きスロット情報に基づき、空きスロットがあるときは、送信キューの読み出しを許可するキューイネーブル(Que_enable)を発生する。
送信キュー生成モジュール243は、2種類のベストエフォート通信1,2のデータの入力を受けて、それぞれのデータを、パケットサイズ(例えば1024バイト)毎に分割して送信データ(パケットデータ)を生成し、それぞれの送信データに対して送信キューQue1,Que2を生成する。バッファ244-1,244-2は、それぞれ、送信キュー生成モジュール243で生成された送信キューQue1,Que2を保持する。
また、送信キュー生成モジュール243は、上述したように生成される、ベストエフォート通信1,2に係る各送信データに対応した書き込みアドレスを生成する。送信データメモリ248は、送信キュー生成モジュール243で生成されたベストエフォート通信1,2に係る各送信データを、それぞれ、当該送信キューモジュール243で生成された書き込みアドレスで示されるアドレスに蓄積する。
キュー選択部246は、ベストエフォート用イネーブル発生部242からキューイネーブル(Que_enable)が発生されているとき、バッファ244-1,244-2から送信キューQue1,Que2を交互に取り出す。送信管理モジュール245は、ベストエフォート通信1,2のそれぞれで使用すべきPHYモードを管理する。送信制御モジュール247は、送信管理モジュール245から与えられる各ベストエフォート通信のPHYモードを送信符号化モジュール249に設定する。
また、送信制御モジュール247は、キュー選択部246が取り出した送信キューに基づいて、送信データメモリ248に読み出しアドレスを供給して、当該送信データメモリ248から送信すべきデータ(パケットデータ)を読み出す。なお、この読み出しアドレスは、上述した送信キュー生成モジュール243にも供給される。送信キュー生成モジュール243は、この読み出しアドレスを参照して、書き込みアドレスを生成する。
送信符号化モジュール249は、送信データメモリ248から読み出された送信データに対して、設定されたPHYモードに従って、エラー訂正符号の付加処理、さらには変調処理を行って送信信号を生成する。
図12に示す通信装置230の動作を簡単に説明する。ベストエフォート通信1,2のデータは送信キュー生成モジュール243に入力される。この送信キュー生成モジュール243では、ベストエフォート通信1,2のデータがそれぞれパケットサイズ毎に分割されて送信データ(パケットデータ)が生成されると共に、それぞれの送信データに対応した送信キューQue1,Que2が生成される。送信キューQue1,Que2はそれぞれバッファ244-1,244-2に保持される。また、ベストエフォート通信1,2に係る送信データは、送信キュー生成モジュール243で生成される書き込みアドレス(送信キューに関連付けされている)に基づいて、送信データメモリ248に蓄積される。
また、帯域管理モジュール241からベストエフォート用イネーブル発生部242に、ベストエフォート通信に使用可能な、予約済み空きスロットの情報が供給される。発生部242からは、空きスロットで、送信キューの読み出しを許可するキューイネーブル(Que_enable)が発生される。このキューイネーブルはキュー選択部246に供給される。このキュー選択部246により、キューイネーブルの発生状態で、バッファ244-1,244-2から送信キューQue1,Que2が交互に取り出される。
このようにキュー選択部246で取り出された送信キューは送信制御モジュール247に供給される。この送信制御モジュール247から送信データメモリ248に、送信キューに基づいて、読み出しアドレスが供給され、当該送信データメモリ248から、送信すべき送信データ(パケットデータ)が読み出される。
この送信データは送信符号化モジュール249に供給され、またこの送信符号化モジュール249には送信制御モジュール247から当該送信データに適用すべきPHYモードが設定される。送信符号化モジュール249では、送信データに対して、設定されたPHYモードに従って、エラー訂正符号の付加処理、さらには変調処理が行われて、送信信号が生成される。
複数のベストエフォート通信に対するラウンドロビン以外の帯域割り当ての方法としては、例えば特許文献1に記載されているように、パケットのヘッダ情報を使ってパケットを選別し、ベストエフォート通信の間で優先順位付けをする、というものがある。
特開2001−320410号公報
WUSBに、上述の特許文献1に記載されるような優先順位付けの方法を適用した場合、480MbpsモードのBulk転送を優先させた場合はよいが、53.3MbpsモードのBulk転送を優先キューに割り当ててしまうと、他方のBulk転送がほとんど全く行われなくなってしまうという問題を生じる。
この発明の目的は、複数の他の通信装置に対するデータ転送時間をデータ転送レートに応じた時間とできる通信装置等を提供することにある。
この発明の概念は、
数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを保持する送信キュー保持部と、
使用可能な帯域を、上記複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配する帯域分配部と、
上記帯域分配部で分配されて上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記送信キュー保持部から、上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを順に取り出して実行する送信キュー実行部とを有し、
上記送信キュー実行部は、
データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブルを備え、
上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域と、該複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ設定されたデータ転送レートとに基づき、上記転送パケット数計算テーブルから、上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数を取得し、
上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記複数の他の通信装置に対応してそれぞれ取得された転送可能なパケット数だけ、上記送信キュー保持部から上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを取り出して実行する
信装置にある。
この発明において、複数の他の通信装置との間で通信が行われる。この場合、複数の他の通信装置へのデータ伝送に使用可能な帯域がフレキシブルに可変される。例えば、帯域が空いている場合にはそれを全て使用することができる、いわゆるベストエフォート通信が行われる。
使用可能な帯域が、複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配され、複数の他の通信装置へのデータ伝送がそれぞれ帯域分配により割り当てられた帯域で行われる。例えば、使用可能な帯域は、複数の他の通信装置との間の通信に対してそれぞれ等しくなるように分配される。
例えば、複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューが送信キュー保持部に保持される。そして、この送信キュー保持部から、複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域に応じて、当該複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューが順に取り出されて実行される。
このように、使用可能な帯域を、複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配し、複数の他の通信装置へのデータ伝送をそれぞれ帯域分配により割り当てられた帯域で行うことにより、複数の他の通信装置に対するデータ転送時間をデータ転送レートに応じた時間とすることが可能となる。
例えば、この送信キューの実行部には、データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブルが備えられる。複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域と、この複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ設定されたデータ転送レートとに基づき、転送パケット数計算テーブルから、複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数が取得される。
そして、複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で、複数の他の通信装置に対応してそれぞれ取得された転送可能なパケット数だけ、送信キュー保持部から複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューが取り出されて実行される。このように転送パケット数計算テーブルを用いて複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数を取得する構成とすることで、送信キューの取り出し実行の制御が容易となる。
この発明によれば、複数の他の通信装置へのデータ伝送に使用可能な帯域がフレキシブルに可変されるものにあって、使用可能な帯域を、複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配し、複数の他の通信装置へのデータ伝送をそれぞれ帯域分配により割り当てられた帯域で行うものであり、複数の他の通信装置に対するデータ転送時間をデータ転送レートに応じた時間とできる。
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態としての、WUSBのホストとして使用される通信装置100の構成を示している。
この通信装置100は、スーパーフレームタイマモジュール(SFタイマモジュール)110と、帯域管理モジュール111と、ベストエフォート用帯域分配モジュール112と、送信キュー生成モジュール(送信Queモジュール)113と、バッファ114-1,114-2と、送信管理モジュール115と、キュー選択モジュール(Que選択モジュール)116と、送信制御モジュール117と、送信データメモリ118と、送信符号化モジュール119とを有している。
SFタイマモジュール110は、スーパーフレーム内での時間位置情報(スロット位置情報)をベストエフォート用帯域分配モジュール112に提供する。帯域管理モジュール111は、予約している帯域のうちベストエフォート通信に使用可能なスロットの情報(予約済み空きスロット情報)を管理している。
帯域分配モジュール112は、帯域管理モジュール111からの空きスロット情報に基づき、空きスロットの帯域(時間領域)を2種類のベストエフォート通信1,2に、所定単位毎に交互に分配する。この場合、ベストエフォート通信1,2に対する比率が所定値、本実施の形態においては1:1となるように分配する。また、分配単位は、スロット(MAS)毎、あるいは数スロット毎、さらにはスロットよりも小さな時間単位で分配してもよい。
この帯域分配モジュール112は、空きスロットの帯域で、ベストエフォート通信1に割り当てられた帯域に関してその開始時点でスタート信号ST1および時間情報TM1を出力し、同様にベストエフォート通信2に割り当てられた帯域に関してその開始時点でスタート信号ST2および時間情報TM2を出力する。この帯域分配モジュール112は、帯域分配部を構成している。
送信キュー生成モジュール113は、ベストエフォート通信1,2のデータの入力を受けて、それぞれのデータを、パケットサイズ(例えば1024バイト)毎に分割して送信データ(パケットデータ)を生成し、それぞれの送信データに対して送信キューQue1,Que2を生成する。バッファ114-1,114-2は、それぞれ、送信キュー生成モジュール113で生成された送信キューQue1,Que2を保持する。これらバッファ114-1,114-2は、送信キュー保持部を構成している。
また、送信キュー生成モジュール113は、上述したように生成される、ベストエフォート通信1,2に係る各送信データに対応した書き込みアドレスを生成する。送信データメモリ118は、送信キュー生成モジュール113で生成されたベストエフォート通信1,2に係る各送信データを、それぞれ、当該送信キューモジュール113で生成された書き込みアドレスで示されるアドレスに蓄積する。
キュー選択モジュール116は、帯域分配モジュール112から出力されるスタート信号ST1,ST2および時間情報TM1,TM2に基づいて、バッファ114-1,114-2から送信キューQue1,Que2を取り出す。この場合、ベストエフォート通信1に割り当てられた帯域では、その帯域で転送可能なパケット数だけ、バッファ114-1から送信キューQue1を順次取り出す。同様に、ベストエフォート通信2に割り当てられた帯域では、その帯域で転送可能なパケット数だけ、バッファ114-2から送信キューQue2を順次取り出す。
ここで、キュー選択モジュール116は、データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブル116Tを備えており、このテーブル116Tを用いて転送可能パケット数を得るようにしている。
図2は、転送パケット数計算テーブル116Tの一例を示している。例えば、帯域が256μsで、データ転送レートが480Mbpsであるときは、転送可能パケット数が7個である。この場合、最大バーストサイズは8であり、例えば「8+2」は、10個のパケットデータが、8バーストおよび4バーストに分けられて転送されることを意味している。その他の箇所についても同様である。
図3は、キュー選択モジュール116における、ベストエフォート通信1,2に係る送信キューの取り出し処理を示している。
まず、ステップST1で、処理を開始し、ステップST2で、対象ベストエフォート通信に割り当てられた帯域(時間)と、その通信に適用されるPHYモードのデータ転送レートを設定する。
次に、ステップST3で、ステップST2で設定された帯域およびデータ転送レートに基づいて、テーブル116Tを参照して、対象ベストエフォート通信における、割り当てられた帯域での転送可能パケット数Pを決定する。そして、ステップST4で、転送可能パケットの残り数QcntをPに設定する。
次に、ステップST5で、対象ベストエフォート通信の送信キューをバッファから取り出し、ステップST6で、転送可能パケットの残り数Qcntを1だけ少なくする。そして、ステップST7で、転送可能パケットの残り数Qcntが0であるか否かを判定する。Qcnt=0であるときは、ステップST8で、処理を終了する。一方、Qcnt=0でないときは、ステップST5に戻って、バッファから次の送信キューを取り出し、以下は上述したと同様の処理をする。
このように転送パケット数計算テーブル116Tを用いて、対象ベストエフォート通信における、割り当てられた帯域での転送可能パケット数Pを取得する構成とすることで、送信キューの取り出し実行の制御が容易となる。
送信管理モジュール115は、ベストエフォート通信1,2のそれぞれで使用すべきPHYモードを管理する。送信制御モジュール117は、送信管理モジュール115から与えられる各ベストエフォート通信のPHYモードを送信符号化モジュール119に設定する。なお、送信管理モジュール115から上述したキュー選択モジュール116にも、送信管理モジュール115から各ベストエフォート通信のPHYモードが与えられる。
また、送信制御モジュール117は、キュー選択モジュール116が取り出した送信キューに基づいて、送信データメモリ118に読み出しアドレスを供給して、当該送信データメモリ118から送信すべきデータ(パケットデータ)を読み出す。なお、詳細は省略してあるが、図示されてない、他の通信装置からのパケット受信情報(ACK)から生成されるキュー実行結果が送信キュー生成モジュール113に入力されており、送信が成功したキューの削除および対応する送信データが格納されていた送信データメモリ118の対応メモリ領域の開放が行われる。
送信符号化モジュール119は、送信データメモリ118から読み出された送信データに対して、設定されたPHYモードに従って、エラー訂正符号の付加処理、さらには変調処理を行って送信信号を生成する。
上述したキュー選択モジュール116、送信制御モジュール117および送信符号化モジュール119は、送信キュー実行部を構成している。
図1に示す通信装置100の動作を簡単に説明する。ベストエフォート通信1,2のデータは送信キュー生成モジュール113に入力される。この送信キュー生成モジュール113では、ベストエフォート通信1,2のデータがそれぞれパケットサイズ毎に分割されて送信データ(パケットデータ)が生成されると共に、それぞれの送信データに対応した送信キューQue1,Que2が生成される。送信キューQue1,Que2はそれぞれバッファ114-1,114-2に保持される。また、ベストエフォート通信1,2に係る送信データは、送信キュー生成モジュール113で生成される書き込みアドレス(送信キューに関連付けされている)に基づいて、送信データメモリ118に蓄積される。
また、帯域管理モジュール111からベストエフォート用帯域分配モジュール112に、ベストエフォート通信に使用可能な、予約済み空きスロットの情報が供給される。この帯域分配モジュール112では、空きスロット情報に基づき、空きスロットがあるときは、その空きスロットの帯域(時間領域)が2種類のベストエフォート通信1,2に分配される。そして、この帯域分配モジュール112からは、ベストエフォート通信1に割り当てられた帯域に関してその開始時点でスタート信号ST1および時間情報TM1が出力され、ベストエフォート通信2に割り当てられた帯域に関してその開始時点でスタート信号ST2および時間情報TM2が出力される。
これらスタート信号ST1,ST2および時間情報TM1,TM2はキュー選択モジュール116に供給される。また、キュー選択モジュール116には、送信管理モジュール115からベストエフォート通信1,2のそれぞれで適用されるPHYモードの情報(データ転送レートの情報を持つ)が与えられている。
キュー選択モジュール116では、スタート信号ST1,ST2および時間情報TM1,TM2に基づいて、バッファ114-1,114-2から送信キューQue1,Que2を取り出す処理が行われる。
この場合、ベストエフォート通信1に割り当てられた帯域では、その帯域およびベストエフォート通信1でのデータ転送レートに基づき、転送パケット数計算テーブル116T(図2参照)から転送可能パケット数が取得され、転送可能なパケット数だけバッファ114-1から送信キューQue1が順次取り出される。ベストエフォート通信2に割り当てられた帯域でも同様にして、転送可能なパケット数だけバッファ114-2から送信キューQue2が順次取り出される。
このようにキュー選択モジュール116で取り出された送信キューは送信制御モジュール117に供給される。この送信制御モジュール117から送信データメモリ118に、送信キューに基づいて、読み出しアドレスが供給され、当該送信データメモリ118から、送信すべき送信データ(パケットデータ)が読み出される。
この送信データは送信符号化モジュール119に供給され、またこの送信符号化モジュール119には送信制御モジュール117から当該送信データに適用すべきPHYモードが設定される。送信符号化モジュール119では、送信データに対して、設定されたPHYモードに従って、エラー訂正符号の付加処理、さらには変調処理が行われて、送信信号が生成される。
なお、詳細説明は省略するが、この送信符号化モジュール119では、ベストエフォート通信1,2のデータ送信を行う場合、その送信信号の上述した生成と共に、MMC(図9参照)に係る送信信号も生成される。
上述したように図1に示す通信装置100によれば、ベストエフォート通信に使用可能な帯域が、ベストエフォート通信1,2のそれぞれに対して、所定比率、例えば1:1の比率で分配され、それぞれに割り当てられた帯域で、ベストエフォート通信1,2に係る送信キューQue1,Que2が転送可能パケット数だけバッファ114-1,114-2から取り出されて実行される。
そのため、データ転送レートが高い通信ではデータ転送時間が早くなり、逆にデータ転送レートが低い通信ではデータ転送時間が遅くなる。したがって、これらベストエフォート通信1,2に係るデータ転送時間をそれぞれデータ転送レートに応じた時間とすることができる。図4は、ベストエフォート通信1(データ転送レートが480Mbps)と、ベストエフォート通信2(データ転送レートが53.3Mbps)で、ベストエフォート通信に使用可能な帯域が1:1の比率で分配された場合の帯域割り当てを、模式的に示している。
図11に示すようなネットワークでは、PC201からデジタルカメラ203へのデータ送信は伝送路状態がよく例えば480Mbpsのデータ転送レートで行われ、PC201から遠くにあるHDDストレージ202へのデータ送信は伝送路状態が悪く例えば53.3Mbpsのデータ転送レートで行われが、PC201からデジタルカメラ203へのデータの転送時間は早く、PC201からHDDストレージ202へのデータの転送時間は遅くなり、ユーザにとって自然なものとなる。
また、図1に示す通信装置100によれば、ベストエフォート通信1,2に割り当てられる帯域(時間)は帯域分配により決まるので、あるベストエフォート通信で適応変調のためにPHYモード(データ転送レート)が変わったとしても、そのベストエフォート通信に係るデータ転送時間が変化するだけで、他のベストエフォート通信のデータ転送時間には影響を与えない。
なお、図5は、ベストエフォート通信1,2に対して、ベストエフォート通信に使用可能な帯域が2:1の比率で分配された場合の帯域割り当てを、模式的に示している。例えば、図11に示すネットワークで、PC201からHDDストレージ202へのデータ送信でパケットエラーが所定の比率を超えていた場合、このPC201からHDDストレージ202へのデータ送信に係るベストエフォート通信2(データ転送レートが53.3Mbps)の帯域割り当てと、PC201からデジタルカメラ203へのデータ送信に係るベストエフォート通信1(データ転送レートが480Mbps)の帯域割り当ての比率を1:2とする。
ここで、従来のラウンドロビンによる帯域割り当て方法と、本発明による方法とで、実際のWUSBにおけるBulk転送においてどのような違いが出るかを以下に説明する。
(1)比較の前提
・1024byte単位のデータを1024個(計1Mbyte)伝送するBulk転送2つ
・一方は53.3Mbpsで、他方は480Mbpsで同時に伝送を開始する
・WUSB Hostはスーパーフレーム上の256個のMASのうち、2MAS単位で8個(計16MAS)予約
(2)基礎数字
・ロングプリアンブル+ヘッダ:42OFDMsymbol= 13μs
・MIFS+ショートプリアンブル+ヘッダ:36 OFDMsymbol = 12μs
・MMCヘッダ+WCTA IE:12 OFDM Symbol = 4μs
・53.3Mbpsモードで1024byte転送(転送1) = 492 OFDM Symbol = 154μs
・480Mbpsモードで1024byte転送(転送2) = 60 OFDM Symbol= 19μs
・パケット間隔+バス切り替え 11μs
(3)従来の方法
・2MAS=512μsの間に転送1と転送2をそれぞれバーストサイズ2で送信
・MMC部:13+4+11 = 28μs
・転送1×2個:13+154+12+154+11 = 344μs
・転送2×2個:13+ 19+12+ 19+11 = 74μs
スーパーフレームでは転送1、2とも16個ずつ行われる。再送がないと仮定して、64スーパーフレーム(=4.16s)でどちらも転送終了する。
(4)本発明による方法1
・2MASを転送1と転送2に1MAS=256μsずつ分配する。(仮に3MASであれば、1.5MASずつの分配)
・MMC部:13+4+11 = 28μs
・転送1はバーストサイズ1: 13+154+11 = 174μs
・転送2はバーストサイズ7: 13+(19+12)*6 +19+11 = 229μs
1スーパーフレームでは転送1は8個、転送2は56個ずつ行われる。再送がないと仮定して、転送2は19スーパーフレーム(=1.24s)で転送終了する。転送2の終了後は、全MASを転送1に振り分けるものとすると、20スーパーフレーム以降は、1スーパーフレーム当たり16個転送1ができる。ゆえに残りは60スーパーフレームで伝送できる。従って、転送1は79スーパーフレーム(=5.14s)で伝送終了する。
従来の方法と比べると、転送1は約23%転送時間が増加し、転送2は約70%転送時間が短縮している。
単位時間あたりのデータ伝送速度(平均伝送レート)でみると、
転送2については従来方法では約2Mbit/s、本発明方法では6.7Mbit/s
転送1については従来方法では約2Mbit/s、本発明方法では1.6Mbit/s
となる。
(5)本発明による方法2
本発明による方法1とほとんど同じになるが、転送1と転送2に2MAS(=512μs)ずつ交互に割り当てる。
・転送1はバーストサイズ3:13+(154+12)*2 +154 +11 = 510μs
・転送2はバーストサイズ16: 13+(19+12)*15 +19 +11 = 508μs
1スーパーフレームでは転送1は12個、転送2は64個ずつ行われる。再送がないと仮定して、転送2は16スーパーフレーム(=1.04s)で転送終了する。転送2の終了後は、全MASを転送1に振り分けるものとすると、17スーパーフレーム以降は、1スーパーフレーム当たり24個転送1ができる。ゆえに残りは35スーパーフレームで伝送できる。従って、転送1は51スーパーフレーム(=3.31s)で伝送終了する。
従来の方法と比べると、転送1は約20%転送時間が短縮し、転送2は約75%転送時間が短縮している。
単位時間あたりのデータ伝送速度(平均伝送レート)でみると、
転送2については従来方法では約2Mbit/s、本方法では7.9Mbit/s
転送1については従来方法では約2Mbit/s、本方法では2.5Mbit/s
となる。
なお、上述実施の形態においては、2つのベストエフォート通信1,2のデータ送信に適用したものであるが、3つ以上のベストエフォート通信にあっても、同様にしてベストエフォート通信に使用可能な帯域をそれぞれのベストエフォート通信に所定の比率で分配して、それぞれのベストエフォート通信によるデータ送信をそれぞれに割り当てられた帯域で行われるようにすることで、同様の効果を得ることができる。
また、上述実施の形態においては、この発明をWUSBの通信システムに適用したものであるが、この発明は、ホスト側通信装置と複数のデバイス側通信装置とからなり、上記ホスト側通信装置から複数のデバイス側通信装置へのデータ伝送に使用可能な帯域をフレキシブルに可変できるその他の通信システムに適用できることは勿論である。
この発明は、複数の他の通信装置に対するデータ転送時間をデータ転送レートに応じた時間とできるものであり、WUSBの通信システム等に適用できる。
実施の形態としてのWUSBのホストとして使用される通信装置の構成を示すブロック図である。 転送パケット数計算テーブルの一例を示す図である。 キュー選択モジュールの送信キュー取り出し処理を示すフローチャートである。 ベストエフォート通信1,2で1:1の帯域割り当てを行った場合の模式図である。 ベストエフォート通信1,2で2:1の帯域割り当てを行った場合の模式図である。 WUSBにおける転送モードを示す図である。 MB−OFDM方式のPHYモードを示す図である。 スーパーフレームの構成例を示す図である。 DRP MASの中でのアクセス制御例を説明するための図である。 WUSBでラウンドロビンによる帯域割り当てを行った場合の帯域割り当てを示す図である。 WUSBのネットワークの例を示す図である。 従来のWUSBのホストとして使用される通信装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100・・・通信装置、110・・・スーパーフレーム(SF)タイマモジュール、111・・・帯域管理モジュール、112・・・ベストエフォート用帯域分配モジュール、、113・・・送信キュー(Que)生成モジュール、114-1,114-2・・・バッファ、115・・・送信管理モジュール、116・・・キュー(Que)選択モジュール、117・・・送信制御モジュール、118・・・送信データメモリ、119・・・送信符号化モジュール

Claims (5)

  1. 数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを保持する送信キュー保持部と、
    使用可能な帯域を、上記複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配する帯域分配部と、
    上記帯域分配部で分配されて上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記送信キュー保持部から、上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを順に取り出して実行する送信キュー実行部とを有し、
    上記送信キュー実行部は、
    データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブルを備え、
    上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域と、該複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ設定されたデータ転送レートとに基づき、上記転送パケット数計算テーブルから、上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数を取得し、
    上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記複数の他の通信装置に対応してそれぞれ取得された転送可能なパケット数だけ、上記送信キュー保持部から上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを取り出して実行する
    信装置。
  2. 上記帯域分配部は、
    上記使用可能な帯域を、上記複数の他の通信装置との間の通信に対してそれぞれ等しくなるように分配する
    求項1に記載の通信装置。
  3. 数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを送信キュー保持部に保持する送信キュー保持ステップと、
    使用可能な帯域を、上記複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配する帯域分配ステップと、
    上記帯域分配ステップで分配されて上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記送信キュー保持部から、上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを順に取り出して実行する送信キュー実行ステップとを有し、
    上記送信キュー実行ステップでは、
    上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域と、該複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ設定されたデータ転送レートとに基づき、データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブルから、上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数を取得し、
    上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記複数の他の通信装置に対応してそれぞれ取得された転送可能なパケット数だけ、上記送信キュー保持部から上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを取り出して実行する
    信装置におけるデータ伝送方法。
  4. 数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを送信キュー保持部に保持する送信キュー保持ステップと、
    使用可能な帯域を、上記複数の他の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配する帯域分配ステップと、
    上記帯域分配ステップで分配されて上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記送信キュー保持部から、上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを順に取り出して実行する送信キュー実行ステップとを有し、
    上記送信キュー実行ステップでは、
    上記複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域と、該複数の他の通信装置との間の通信にそれぞれ設定されたデータ転送レートとに基づき、データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブルから、上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数を取得し、
    上記複数の他の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記複数の他の通信装置に対応してそれぞれ取得された転送可能なパケット数だけ、上記送信キュー保持部から上記複数の他の通信装置のそれぞれに対する送信キューを取り出して実行する
    データ伝送方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  5. ホスト側の第1の通信装置とデバイス側の複数の第2の通信装置とからなり、上記第1の通信装置から上記複数の第2の通信装置へのデータ伝送に使用可能な帯域をフレキシブルに可変できる通信システムであって、
    上記第1の通信装置は、
    上記複数の第2の通信装置のそれぞれに対する送信キューを保持する送信キュー保持部と、
    上記使用可能な帯域を、上記複数の第2の通信装置との間の通信に対する比率が所定値となるように分配する帯域分配部と、
    上記帯域分配部で分配されて上記複数の第2の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記送信キュー保持部から、上記複数の第2の通信装置のそれぞれに対する送信キューを順に取り出して実行する送信キュー実行部とを有し、
    上記送信キュー実行部は、
    データ転送レートおよび帯域の各値と転送可能なパケット数との関係を記憶した転送パケット数計算テーブルを備え、
    上記複数の第2の通信装置との間の通信にそれぞれ割り当てられた帯域と、該複数の第2の通信装置との間の通信にそれぞれ設定されたデータ転送レートとに基づき、上記転送パケット数計算テーブルから、上記複数の第2の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で転送可能なパケット数を取得し、
    上記複数の第2の通信装置にそれぞれ割り当てられた帯域で、上記複数の第2の通信装置に対応してそれぞれ取得された転送可能なパケット数だけ、上記送信キュー保持部から上記複数の第2の通信装置のそれぞれに対する送信キューを取り出して実行する
    信システム。
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