JP4821184B2 - 害虫防除装置 - Google Patents

害虫防除装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4821184B2
JP4821184B2 JP2005186638A JP2005186638A JP4821184B2 JP 4821184 B2 JP4821184 B2 JP 4821184B2 JP 2005186638 A JP2005186638 A JP 2005186638A JP 2005186638 A JP2005186638 A JP 2005186638A JP 4821184 B2 JP4821184 B2 JP 4821184B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pest control
control apparatus
light
pest
pests
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2005186638A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007000112A (ja
Inventor
真 山田
修 倉光
慎一 青木
達清 内田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Corp
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Corp
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Corp, Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Panasonic Corp
Priority to JP2005186638A priority Critical patent/JP4821184B2/ja
Publication of JP2007000112A publication Critical patent/JP2007000112A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4821184B2 publication Critical patent/JP4821184B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

本発明は、内側に照明光源を備えた建物等の区画空間の外光取入れ用開口部(窓)に設けて使用され、建物内の光により誘引される飛翔害虫を忌避又は排除する害虫防除装置に関する。
従来のこの種の害虫防除のための構成としては、(1)600nm以下の光をカットするフィルムを貼ったり、(2)窓に殺虫剤を振付けることが行われていた。さらにまた、異極電極間に高電圧を印加して電撃により殺虫する殺虫機が知られているが(例えば、特許文献1参照)、この殺虫機は、建物等の区画空間の窓に適用されるものではない。
特開平11−046659号公報
しかしながら、上記従来の(1)は、室内が外光からの光で、内部が赤っぽい空間となり、また、(2)は、効果の持続が短く、また、昆虫種では効果がない、といった問題があった。また、いずれも、必要のない時期(冬など)・時間帯(日中)であっても、常時設置され、稼動状態となり、不要な時間帯に、区画空間内に入る外光の光色が変わって雰囲気が悪くなったり、効果を発揮する寿命が短くなったり(フィルムは太陽光で劣化し、殺虫剤は持続期間が短い)、昆虫種により効果が有ったり無かったりする。
本発明は、上記問題を解消するものであり、区画空間の外光取り入れ用の開口部に、区画空間内の照明光により誘引される飛翔害虫を、区画空間内の雰囲気を損なうことなく、かつ、効率よく開口部から忌避又は排除することができる害虫防除装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、内側に照明光源を備えた建物の外光取入れ用のに設けられた透明又は半透明の光透過部材の外側面に害虫が定置するのを排除する害虫防除装置であって、前記光透過部材の外側面に定置しようとする害虫を強制排除する排除手段を備え、この排除手段は、その稼働の時期・時間帯を任意に選択自在であり、かつ、前記光透過部材の外側面に、互いに小間隔をおいて設けた櫛歯状の異極電極であり、これら電極間に電圧を印加して前記外側面に害虫が定置したとき短絡電流が流れるようにしたものである。
記電極間の小間隔は、0.5〜2mm程度であることが望ましい。
本発明によれば、必要な時期・時間帯だけに排除手段を稼働させて、建物室内への外光取入れ用の窓の光透過部材の外側面に、室内照明光により誘引される飛翔害虫を強制排除することができる。従って、室内の雰囲気を損なうことなく、かつ効率よく開口部から害虫を忌避又は排除することが可能で、開口部に定置する飛翔害虫を大幅に減らすことができる。また、排除手段は長寿命であり、しかも昆虫種によらずに効果を奏する。
以下、本発明の実施形態による害虫防除装置について図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
図1は第1実施形態による害虫防除装置の断面構成を、図2はその正面構成を示す。この害虫防除装置は、建物1(区画空間を形成)の外光取入れ用の窓等の開口部1aに設けられたガラス等の透明又は半透明の光透過部材2の外側面に害虫6が定置するのを排除するものであって、建物内部A(内側)に備えられた照明光源3の光が建物外部Bを飛翔する害虫6を開口部1aに誘引する誘引光となる場合に適用される。害虫防除装置は、光透過部材2の外側面に定置しようとする害虫を強制排除する、稼働の時期・時間帯を任意に選択自在な排除手段を備える。
本実施形態の排除手段は、光透過部材2の外側面に、互いに小間隔をおいて設けた異極電極4であり、これら異極電極4間に電源5によりリード線51,52を介して電圧を印加して該外側面に害虫6が定置したとき短絡電流が流れるようにしたものである。これにより、害虫6が該外側面に定置しようとすると、害虫に電撃が与えられるので、逃げていく。異極電極4は、導電性膜(金属ハーフミラー膜、透明導電膜等)及び金属線、箔等を用いればよい。異極電極4間の小間隔は、略0.5〜2mm程度が望ましい。各電極4の幅は略1〜3mm程度が望ましい。この異極電極4は横向き櫛歯状に形成されている。
図3、図4、及び図5は、異極電極4の他の構成例をそれぞれ示している。図3のものは、櫛歯状の異極電極4が波打形状とされ、図4のものは、異極電極4が縦向き櫛歯状に形成され、図5のものは、害虫が上方に向かう性質を考慮して、横向きで中心部が上に山形状に形成されている。
本実施形態の害虫防除装置について、下記の条件にて試験を行った。異極電極4には、採光を妨げないような透明性の高い透明導電膜(ITO)を用い、光透過部材2であるガラスに膜を塗布した。異極電極4の形状は、昆虫(害虫)が上方へ向う性質を考慮した図5のものとし、異極電極4間の小間隔は、約1mm程度とし、電極4の幅は約2mm程度とした。電気特性としては、短絡電流20mA、印加電圧500V(交流)とした。以上の電極構成を光透過部材2の外側面(飛翔昆虫側)に施し、建物内側Aから照明光源3で光透過部材2に光照射して昆虫の誘引定着数を評価した(評価は、3時間の稼働経過後)。その結果、次の通り、外光取入れ用開口部1aに誘引、定置する飛翔昆虫を大幅に減らすことができた。
誘引定着昆虫数
通常の窓 1129匹
UVカット窓 581匹
本実施形態 2匹
(第2実施形態)
図6は第2実施形態による害虫防除装置の断面構成を、図7はその正面構成を示す。この害虫防除装置は、排除手段として、光透過部材2の外側表面に、通電により発熱する導電膜又は発熱線41を設けた。その他の構成は、第1実施形態と同等である。導電膜又は発熱線41は、蛇行状に設けている。導電膜としては、高抵抗透明導電膜(ITO)や金属膜を用い、光透過部材2の外側表面に塗布する。この構成により、光透過部材2の外側表面を加熱できるようにしており、光透過部材2の表面温度が略50〜80℃となるようにした。また、建物内部への熱伝導を緩和するために、透明部材2の内方面に、空気層等の透明断熱体21を設けることが望ましい。
本実施形態による害虫防除装置において、光透過部材2の表面温度の平均が約60℃になるようにして、上記と同様の評価試験を行った。その結果、次の通り、外光取入れ用開口部に誘引、定置する飛翔昆虫を大幅に減らすことができた。
誘引定着昆虫数
通常の窓 1129匹
UVカット窓 581匹
本実施形態 3匹
(第3実施形態)
図8は第3実施形態による害虫防除装置の断面構成を、図9はその正面構成を示す。この害虫防除装置は、排除手段として、光透過部材2の外側表面に、水等の透明な液体43を流す構成とした。その他の構成は、第1実施形態と同等である。ここに、液体43の流速が、1cm/sec以上となるようにした。液体43を流す構成として、光透過部材2の上方に液体を流すための貯液タンク71を、下方に、流下する液体43を貯める容器72を設けた。容器72は、昆虫を捕獲するための箱でもある。
図10、図11は、本実施形態による害虫防除装置において、一度、流した液体43をポンプ74で循環できるようにした構成例を示す。図10の構成例においては、容器72から貯液タンク71に向けて循環パイプ75が設けられ、その途中にフィルタ73及びポンプ74が配置されている。この構成では、害虫6は、容器72の中に捕獲される。
図11の構成例においては、前記フィルタ73に替えて、光透過部材2の下方で容器72内に網(メッシュ)網76を配置し、害虫を捕獲するようにている。これにより、光透過部材2の表面に流れる液体43と一緒に流れ落ちた害虫は、容器72内に網(メッシュ)にて液体と分離されるので、害虫を廃棄し易くなる。
本実施形態の害虫防除装置において、光透過部材2の外側表面を流れる水の流速を約5cm/secとして、上記と同様の評価試験を行った。その結果、次の通り、外光取入れ用開口部に誘引、定置する飛翔昆虫を大幅に減らすことができた。また、本実施形態の場合、冷房効率の向上と、洗浄及び癒し効果が得られる。
誘引定着昆虫数
通常の窓 1129匹
UVカット窓 581匹
本実施形態 0匹
なお、本発明は、上記実施形態の構成に限られず、発明の趣旨を変形しない範囲で種々の変形が可能である。
本発明の第1実施形態による害虫防除装置の断面図。 同上装置の正面図。 同上装置の異極電極の他の構成例を示す正面図。 同上装置の異極電極のさらに他の構成例を示す正面図。 同上装置の異極電極のさらに他の構成例を示す正面図。 本発明の第2実施形態による害虫防除装置の断面図。 同上装置の正面図。 本発明の第3実施形態による害虫防除装置の断面図。 同上装置の正面図。 同上装置において液体循環を可能とした構成例の正面図。 同上装置において液体循環を可能とした構成例の正面図。
符号の説明
1 建物(区画空間を形成)
1a 外光取入れ用の開口部
2 光透過部材
3 照明光源
4 異極電極
41 導電膜又は発熱線
43 液体
5 電源
6 害虫
71 貯液タンク
72 容器

Claims (2)

  1. 内側に照明光源を備えた建物の外光取入れ用のに設けられた透明又は半透明の光透過部材の外側面に害虫が定置するのを排除する害虫防除装置であって、
    前記光透過部材の外側面に定置しようとする害虫を強制排除する排除手段を備え、
    この排除手段は、その稼働の時期・時間帯を任意に選択自在であり、かつ、前記光透過部材の外側面に、互いに小間隔をおいて設けた櫛歯状の異極電極であり、これら電極間に電圧を印加して前記外側面に害虫が定置したとき短絡電流が流れるようにしたことを特徴とする害虫防除装置。
  2. 前記電極間の小間隔は、0.5〜2mm程度であることを特徴とする請求項1記載の害虫防除装置。
JP2005186638A 2005-06-27 2005-06-27 害虫防除装置 Active JP4821184B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005186638A JP4821184B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 害虫防除装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005186638A JP4821184B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 害虫防除装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007000112A JP2007000112A (ja) 2007-01-11
JP4821184B2 true JP4821184B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=37686270

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005186638A Active JP4821184B2 (ja) 2005-06-27 2005-06-27 害虫防除装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4821184B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5112158B2 (ja) * 2008-04-24 2013-01-09 パナソニック株式会社 捕虫器

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6170937A (ja) * 1984-09-13 1986-04-11 松下電工株式会社 ごきぶり防除装置
JPS63178469U (ja) * 1987-05-11 1988-11-18
JPH0719264Y2 (ja) * 1988-10-26 1995-05-10 京セラ株式会社 電撃殺虫器
JPH0537078U (ja) * 1991-10-28 1993-05-21 株式会社平野鉄工 害虫駆除装置
JP2993808B2 (ja) * 1992-11-24 1999-12-27 松下電器産業株式会社 捕虫器
JPH10225255A (ja) * 1997-02-13 1998-08-25 Mitsubishi Electric Corp 防虫装置及び防虫方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007000112A (ja) 2007-01-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR102558267B1 (ko) 포충기
KR102482311B1 (ko) 점착형 포충기
KR102666950B1 (ko) 포충기
PT93777B (pt) Armadilha electronica para insectos voadores
KR20170131148A (ko) 포충기
JP4821184B2 (ja) 害虫防除装置
EP2514306B1 (en) A trap for the collection of honey bee venom
WO2012086253A1 (ja) 蚊誘引機
KR20190000020A (ko) Uv led를 사용한 슬림형 포충기
CN208402978U (zh) 一种室内杀虫灯罩
CN113163743A (zh) 昆虫诱捕器
CN213074148U (zh) 一种茶树虫害的绿色防控装置
CN209788254U (zh) 捕虫器
CN111838098A (zh) 一种测报灯
US1879495A (en) Insect electrocutor
US1486307A (en) Flytrap
WO2019099181A1 (en) Fanless mosquito monitoring and control trap using pesticide-impregnated cloth
US2001414A (en) Insect exterminator
US1473029A (en) Clear-vision device
JP2015196114A (ja) 微小飛翔物除去装置および除去部材
CN213127712U (zh) 一种高空测报灯
CN212937524U (zh) 一种林业有害生物诱杀设备
CN211241399U (zh) 一种农业用诱捕捕杀害虫器
KR102706061B1 (ko) 전기 방충망 구조체 및 이의 제조방법
CN214897967U (zh) 一种用于电压互感器并具有防虫功能的通风散热装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080507

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100412

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100713

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100903

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101130

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110111

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110809

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110822

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4821184

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3