JP4820280B2 - 電子チケット発券システム及び電子チケット発券方法 - Google Patents

電子チケット発券システム及び電子チケット発券方法 Download PDF

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Description

本発明は、電車等の電子チケット販売の技術に関する。
現在、発券無しで列車に乗車出来る方法として、近距離普通列車で用いられるICカード乗車券がある。これは、改札機にICカード乗車券をかざしたり、タッチさせることでICカード乗車券のみで乗車・降車が可能となっており、出札時点で改札機が利用区間の運賃を計算し、ICカードデータ部内に蓄積されたSF(Stored Fare)から運賃分を減算するプリペイド方式を取っている。なお、本明細書において「発券無し」とは、従来のように改札機を通る前に切符を購入せずに、改札機にて乗客の持つICカードに電子チケットの発券を受けることをいう。しかし、例えば、中長距離列車(急行、特急、新幹線等)の場合は、営業キロ程から運賃を算出する乗車券以外に速度、設備に応じて加算される料金券が発生するため乗車する列車や車両・座席を予め特定する必要がある、さらに指定席等の在庫型列車の場合は予め座席を割り当る必要があるという理由から、近距離列車で用いられているICカード乗車券方式は適用が難しく、従来どおり、乗車前に列車、利用区間、座席種別(自由席/指定席)、車両種別(普通車/グリーン車)及び座席位置を決定して券を購入・発券する方法が依然として取られている。
しかしながら、このような現状では、例え目的の列車が発車する数10分前に発車駅に到着したとしても、窓口や端末の混雑等で各種手続きに時間がかかり、乗り遅れてしまうことが往々にあるという状況にある。
そこで、発券無しで中長距離列車に乗車できる方法として、ICカードとインターネット予約・決済とを組み合せた特開2003−281240号公報により開示されるように、座席予約システムがある。これは、予め利用者がPC(Personal Computer)から利用区間、時間帯、日付を入力して座席を仮予約しておくと、仮予約した利用者IDと列車毎に確保されている不確定座席枠のリストが駅管理装置と改札機に配信され、利用者が改札機を通過するタイミングで改札機がICカードの利用者IDと予め配布されているIDが一致するか否かを判断し、一致する場合はそのまま乗車できるという方式である。これにより、予めPCで仮予約さえしておけば、当日駅で発券する手間無く、仮予約した時間帯内で空いている最も早い列車に乗ることができるようになる。
特開2003−281240号公報
しかしながら、前記特許文献1には、以下の問題があった。
第1に、特許文献1の方式は、仮予約利用者向けの不確定座席枠を実際の座席の運用状況や列車運行状況から統計手法を用いて推測し、それに基づいて所定の座席枠を列車毎に動的に確保する不確定座席枠確保手段を有するが、この推測が難解である。また、実際に列車を利用した仮予約者の人数以上の不確定座席枠数を設定してしまった場合に一般利用者用として発売できるはずであった席数を減らしてしまうこととなり、結果的に乗車効率を下げ、旅客会社の減収につながりかねない。
第2に、特許文献1の方式は、駅に配布した不確定座席枠で売れ乗った座席をいったん座席予約システムセンタに戻した後に、座席予約システムセンタで不確定座席枠確定処理を行い、次の停車駅の駅管理装置に不確定座席枠を配信するが、複数システム間を跨いだ処理ステップ数が多いため、停車駅間隔が短い場合等は列車が次の駅に停車するまでに不確定座席枠配信が間に合わない場合も容易に想定される。
そこで、本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑み、座席や電車を乗車前に予め確定する必要がある場合であって、改札機でチケットを得られる場合での乗車駅で管理する不確定座席枠を少なくし、乗車効率を上げることを目的とする。
上記の課題を解決するには、座席予約システムセンタと、座席予約システムセンタにネットワークで通信可能とされる各停車駅に配置される駅サーバとを含み、駅サーバには、発券無し乗車が可能な列車一覧を記憶する各駅用列車ファイルと、指定席の販売未済情報を座席単位に記憶する各駅用指定席在庫ファイルと、を記憶装置に有する。そして、座席予約システムセンタは、発券無し乗車が可能な列車情報を停車駅の駅サーバに送信し、前記列車と前記停車駅とに基づき、前記停車駅と次停車駅間の未発売の座席情報を前記停車駅の駅サーバに送信する。駅サーバは、座席予約システムセンタから送信される発券無し乗車が可能な列車情報及び座席情報を受信し、前記駅サーバより前の停車駅の駅サーバから送信される座席情報を受信し、受信された列車情報を各駅用列車ファイルに追加し、受信された座席情報を用いて各駅用指定席在庫ファイルを更新し、後続停車駅の未発売の座席情報を各駅用指定席在庫ファイルから抽出し、座席情報毎に座席が未発売となる最初の後続停車駅の駅サーバに送信することを特徴とする。
本発明によれば、余剰の列車のチケットを効率的に利用できる。具体的には、乗車駅で管理する不確定座席枠を少なくし、乗車効率を上げることができる。
以下に、本発明の実施の形態に係る電子チケット発券システム100について、図面を参照しながら説明する。
ここで、以下、発券が指定席有りのタイプを在庫型といい、自由席のみのタイプを非在庫型というものとする。例えば、「在庫型券」とは指定席型の券、「非在庫型券」とは自由席型の券をいうものとする、また、「在庫型列車」とは指定席有りの列車、「非在庫型列車」とは全席自由席の列車をいうものとする。さらに、「発券無し乗車」とは、発券機やインターネットでの事前の乗車券等の発券はせずに、改札機にて電子チケットの発券を受けて、乗車することをいう。
<実施の形態の構成>
図1は、本実施の形態における電子チケット発券システムの構成を示すブロック図である。この図1に示すように、本実施の形態の電子チケット発券システム100は、座席予約システムセンタ1と、電子チケット発券システム100を運用するそれぞれの停車駅に設置する駅サーバ2とから構成され、それぞれの停車駅の駅サーバ2は、さらに、駅管理装置3の各機器と接続する。図1では、駅サーバ2を1つしか示していないが、駅サーバ2はそれぞれの停車駅に設置されているものとする。ここで、座席予約システムセンタ1と駅サーバ2との間の接続、及び駅サーバ2と駅管理装置3との間の接続は、例えば、専用線を使用して接続されている。
座席予約システムセンタ1は、列車の座席予約を集中管理するサーバであり、当日発車する列車の列車情報(停車駅、時刻)を記憶する列車ファイル16、指定席等の在庫型券の販売未済情報を座席単位に記憶する指定席在庫ファイル17、運賃料金算出のための基礎情報を記憶する運賃料金ファイル18、各会員の個人情報と基本列車パターンとを記憶する会員ファイル19及び駅サーバ2から受信する売上情報を一件明細情報として記憶する会員発売実績ファイル20が記憶装置(図示せず)に記憶される。また、座席予約システムセンタ1には、在庫管理部11、運賃料金計算部12、会員管理部13、クレジット接続部14及びメール送信部15の処理プログラムがメモリ上に記憶され、CPU(Central Processing Unit)(図示せず)によって実現される。
ここで、基本列車パターンとは、「駅要件(乗降駅)」「座席要件(自由席のみ、指定席のみ、自由席優先、指定席優先)」「車両要件(普通車のみ、優待席のみ、普通車優先、優待席優先)」の3要件の組み合わせであるものとする。なお、優待席とは、例えば普通車よりも値段が高く、座席の質が良いもの(例えば、グリーン車)をいう。
在庫管理部11は、列車ファイル16と、指定席在庫ファイル17とを管理し、これらの情報の更新・参照をする。また、在庫管理部11は、列車ファイル16中、発車の所定時間(N分)前の対象となる列車情報を駅サーバ2へ送信する。指定席等の在庫型券の場合は、さらに、当該対象列車の発車前N分前の未発売座席を指定席在庫ファイル17から抽出して駅サーバ2へ送信すると同時に、未発売座席については指定席在庫ファイル17のステータスを発売済みに更新する。未発売座席分のうち駅サーバ2へ送信する座席の割合も設定できる。すなわち、全ての未発売座席を駅サーバ2へ送信することもできるし、一定割合の未発売座席を駅サーバ2へ送信することもできる。発車の所定時間(N分)前になった列車情報を駅サーバ2へ送信するタイミングについては発車時刻N分前という形で自由に設定できる。
運賃料金計算部12は、運賃料金ファイル18を管理し、会員管理部13から受信する乗車列車情報(乗車駅/降車駅、席種(自由席/指定席)、車種(普通車/優待席))から運賃・料金を計算し、その結果を会員管理部13へ回答する。
会員管理部13は、会員ファイル19と会員発売実績ファイル20とを管理する。また、会員管理部13は、利用者が会員登録時又は会員情報変更時に後記する会員用端末6や携帯用会員アプリケーション51から登録された基本列車パターン情報を運賃料金ファイル18に記憶する。さらに、駅サーバ2から受信された売上履歴(会員番号、発売情報)を受信し、会員発売実績ファイル20に利用者の売上1件明細情報として記憶する。そして、会員発売実績ファイル20から運賃算出に必要な乗車列車情報(列車名、座席)を抽出して運賃料金計算部12へ送った結果、返却される運賃料金情報に基づいて会員発売実績ファイル20を更新し、当該利用者のメールアドレスと発売列車内容(列車名、座席、運賃料金)をメール送信部15へ送信し、受信した会員番号をキーに会員ファイル19から利用者のクレジット番号を検索して当該利用者が利用した列車の運賃料金と併せてクレジット接続部14へ送信する。
クレジット接続部14は、決済代行会社8と接続され、会員管理部13から受信する利用者のクレジット番号と運賃料金を決済代行会社8へ送信する。ここで、クレジット接続部14と決済代行会社8との間の接続は、例えば、インターネットを使用することができる。
メール送信部15は、会員管理部13から受信する会員のメールアドレス、発売列車内容(列車名、座席、運賃料金)をメール送信用のデータフォーマットに組み立てた後、SMTPコマンドを用いてSMTPサーバへ送信する。
駅サーバ2は、各停車駅に設置されるサーバであり、各駅発車N分前に発券無し乗車が可能な列車一覧を記憶する各駅用列車ファイル24及び発券無し乗車可能な列車が指定席等の在庫型列車の場合、指定席の販売未済情報を座席単位に記憶する各駅用指定席在庫ファイル25が記憶装置(図示せず)に記憶される。以降、例えば、ある1つの停車駅であるA駅の駅サーバ2内の各駅用列車ファイル24、各駅用指定席在庫ファイル25をそれぞれ、A駅用列車ファイル、A駅用指定席在庫ファイルと定義する。また、駅サーバ2には、在庫割当部21、送受信部26及び画面編集部23がメモリ上に記憶され、CPU(図示せず)によって実現される。
また、駅サーバ2は、駅管理装置3と接続し、駅管理装置3は、表示モニタ31と改札機32とから構成される。
送受信部26は、座席予約システムセンタ1の在庫管理部11から駅発車N分前になった列車情報を受信し、A駅用列車ファイル24に記憶する。また、送受信部26は、在庫型列車の場合、座席予約システムセンタ1の在庫管理部11から当該駅発車N分前になった未発売座席情報を受信し、A駅用指定席在庫ファイル25に記憶する。また、在庫型列車の場合、列車が直前の停車駅を発車した後、その駅の駅サーバ2内送受信部26から、未発売座席情報を受信し、A駅用指定席在庫ファイル25に記憶する。
さらに、送受信部26は列車がA駅を発車すると、A駅用指定席在庫ファイル25から所定条件で未発売座席を抽出し、次の停車駅であるB駅のB駅サーバの送受信部26へ送信する。
画面編集部23は、一定間隔でA駅用列車ファイル24をチェックし、自由席券等の非在庫型券についてはA駅用列車ファイル24に記憶されている列車情報を表示モニタ31に表示させるために駅管理装置3へ送信する。一方、指定席券等の在庫型券については、さらに、A駅用指定席在庫ファイル25をチェックし、未発売座席がある場合に表示モニタ31に表示させるために駅管理装置3へ送信する。
在庫割当部21は、ともに駅管理装置3の改札機32から受信した情報をもとに会員利用者の乗車可否を判定する。
在庫割当部21は、改札機32から受信した会員利用者の基本列車パターンが非在庫型券の場合、会員利用者の基本列車パターンに基づいて、A駅用列車ファイル24を検索し、該当列車が有る場合は乗車OKの回答を改札機32へ送信すると同時に、座席予約システムセンタ1の会員管理部13へ売上履歴(発売情報、会員番号)を送信する。また、検索結果が、該当列車が無い場合は乗車NGの回答を改札機32へ送信する。
改札機32から受信した会員利用者の基本列車パターンが在庫型券の場合は、まず会員利用者の基本列車パターンに基づいて、A駅用列車ファイル24を検索し該当列車が有るか否かを判定後、さらにA駅用指定席在庫ファイル25を検索し未発売座席が有る場合は、乗車OKの回答を改札機32へ送信すると同時に、当該座席のステータスを発売済みに更新し、座席予約システムセンタ1の会員管理部13へ売上履歴(発売情報、会員番号)を送信する。基本列車パターンに該当する列車が無いか、又は、未発売座席が無い場合は乗車NGの回答を改札機32へ送信する。
また、在庫割当部21は、所定時間サイクルでA駅用列車ファイル24をチェックし、当駅の発車時刻が過ぎた列車がある場合は、当該列車のレコードをA駅用列車ファイル24から削除すると同時に、A駅用指定席在庫ファイル25から後続駅区間で未発売状態の座席があるレコードを抽出し、抽出したレコードについて未発売状態が始まる駅サーバ2へ当該座席レコードを送信する。
会員利用者が、改札機32を通過する際、ICカード4又は携帯電話5を使用する。
ICカード4は、表示装置41と記憶領域42とから構成される。記憶領域42は、会員番号と、基本列車パターンと、発売座席情報(列車名、座席番号)とを記憶する領域を有する。ICカード4は、後記する会員用端末6から入力される会員番号と基本列車パターンとを記憶領域42へ記憶し、改札機32から発売座席情報を受信して記憶領域42へ記憶する。
携帯電話5は、携帯用会員アプリケーション51と記憶領域52から構成される。記憶領域52は、会員番号と、基本列車パターンと、発売座席情報(列車名、座席番号)とを記憶する領域を有する。携帯電話5は、携帯用会員アプリケーション51から入力される会員番号と基本列車パターンとを記憶領域52へ記憶し、改札機32から発売座席情報を受信して記憶領域52へ記憶し、発売座席情報を携帯用会員アプリケーション51へ引き渡し、携帯電話のモニタに表示する。
駅管理装置3の表示モニタ31は、駅サーバ2の画面編集部23から、現時点の発券無し乗車が可能な列車名と発車情報(例えば、発車時刻、停車駅)を受信し、表示する。
駅管理装置3の改札機32は、利用者が改札通過時にICカード4の記憶領域の読み取り部に接触したとき、ICカード4の記憶領域42に記憶されている基本列車パターンを読み取り、駅サーバ2の在庫割当部21へ送信する。
そして、改札機32は、駅サーバ2の在庫割当部21から乗車OKの回答を受信したときは、ラッチを開け、発売座席情報(列車名、座席番号)をICカード4に送信する。一方、駅サーバ2から乗車NGの回答を受信したときは、ラッチを開けずに、通過不可メッセージを改札機32に付随した画面に表示する。
なお、携帯電話5の場合も同様であるため、説明は省略する。
会員用端末6は、会員向けアプリケーション(図示しない)が搭載されたICカード4のための専用装置である。会員用端末6では、会員の個人情報の変更又は基本列車パターンの登録・変更を会員の入力によって行い、登録・変更された基本列車パターンをICカード4の記憶領域42へ記憶する。会員用端末6は、図示しない、入力用ユーザインタフェースと、ICカード4の読み取り装置と、画面と、から構成される。会員用端末6のICカード4の読み取り装置にICカード4が挿入されると、会員向けアプリケーションが起動される。
表示装置7は、画面とICカード4の読み取り装置とを有し、読み取り装置に接近したICカード4の記憶領域42内の発売座席情報を読み取り、読み取った発売座席情報を画面に表示する。
<実施の形態の運用>
ここで、図1に沿って、本実施の形態の運用について説明する。
まず、本実施の形態の利用者は、電子チケット発券システム100の会員登録されていることが前提となり、登録済み会員は専用のICカード4又は携帯用会員アプリケーション51をダウンロードした携帯電話5を利用する。
利用者の会員登録時には、会員氏名、住所・電話番号及び決済するクレジット番号を含む基本的な個人情報を登録する。専用ICカード4を利用する会員は、登録時の初期設定又は会員自身が会員用端末6を用いて基本列車パターンを設定する。携帯電話5を利用する会員は、携帯用会員アプリケーション51を起動し基本列車パターンを設定する。
なお、基本列車パターンで設定する情報は「駅要件(乗降駅)情報」「座席要件(自由席のみ、指定席のみ、自由席優先、指定席優先)情報」「車両要件(普通車のみ、優待席のみ、普通車優先、優待席優先)情報」の3要件である。
駅構内の改札機32上には表示モニタ31を設置する。表示モニタ31には乗車券や特急券等を発券しないで、改札機32を通過しただけで乗車できる列車(以下、発券無し乗車可能列車)が表示される。利用者が、現在表示モニタ31に表示されている列車で、基本列車パターンに設定されている駅要件、座席要件及び車両要件に合致する列車が有る場合は、専用ICカード4又は携帯電話5を用いて改札機32を通過するだけでその列車に乗車することができる。割当てられた列車データ(列車名、発車時刻)及び割当てられた座席データ(指定席の場合は座席位置含む)は、専用ICカード4上の表示装置41、携帯電話5のモニタ、又は専用ICカード4をかざすだけで表示することができる表示装置7により表示することができる。
また、利用者が利用した列車の運賃料金は予め会員登録時に指定したクレジット番号を介して引き落とされる。
これによって、利用者は、新幹線、特急列車等に、駅で乗車券の発券をすることなく、乗りたい列車にすぐ飛び乗ることができる。特に、通勤や同じ場所への定期的な出張等で乗降駅がある程度固定されている利用者にとって有益である。
なお、運賃料金の支払いについて、クレジット口座引き落としのポストペイ方式ではなく、改札入場時に予め携帯用会員アプリケーション51やICカード4に入金しておいた額から運賃料金分を引き落とすプリペイド方式をとっても良い。
座席予約システムセンタ1は、発券無し乗車可能な列車ファイル16と指定席在庫ファイル17から、乗車可能列車及び未発売座席を抽出して、発車N分前の列車の停車駅の駅サーバ2へ送信する。駅サーバ2へは指定席在庫ファイル17に残っている座席を全て抽出して送るのではなく、送信先の駅サーバ2を含む駅区間で売れ残っている座席を抽出する。つまり、A駅サーバ2へ送信するために指定席在庫ファイル17から抽出する未発売座席は、A〜B駅区間が未発売の座席とし、A〜B駅区間について発売済みだがB〜C駅区間は未発売状態である座席は抽出対象外とする。
これにより、乗車可能列車及び未発売座席の有無の判定についての性能向上を図ることができる。
また、A駅サーバ2は、列車がA駅発車後に、売れ残った座席在庫を、座席毎に未発売状態が開始する駅の駅サーバ2へ送信する。例えば、B〜C駅区間が未発売の座席についてはB駅の駅サーバ2へ、C〜D駅区間が未発売の座席についてはC駅の駅サーバ2へ送信する。
このように、未発売座席を座席予約システムセンタ1から各駅サーバ2へ送信する方法と平行して、駅サーバ2で売れ残った未発売座席を発売可能なそれ以降の後続停車駅の駅サーバ2へ順次移動させることで、無駄なデータ処理を極力減らして効率の良い発売を可能とする。
図2は、座席予約システムセンタの記憶装置に記憶されている列車ファイルの一例を示すファイル構成図である。列車ファイル16は、当日発車する列車の列車情報(停車駅、時刻)を記憶し、列車番号を示す列車#210、列車名220、停車時刻と停車駅を対にした停車駅230、全号車数240及び号車毎の座席(自由席又は指定席)/車両(普通車又はグリーン車)を保持する号車/種別250を記憶する。なお、列車ファイル16は、列車管理期間分当該ファイルにて管理し、例えば、図2では、2006/08/08と2006/08/09の列車情報が記憶されている。
図3は、各駅サーバの記憶装置に記憶されている各駅用列車ファイルの一例を示すファイル構成図である。各駅用列車ファイル24は、例えば、A駅サーバ2の記憶装置に記憶されている場合は、A駅発車N分前に座席予約システムセンタ1にある列車ファイル16のレコードをA駅サーバ2に送信されたものをA駅サーバ2が記憶する。
なお、フォーマットは、座席予約システムセンタ1の列車ファイル16と同様であるため、説明は省略する。なお、各駅用列車ファイル24は、列車管理期間分当該ファイルにて管理する。
図4は、座席予約システムセンタの記憶装置に記憶されている指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。指定席在庫ファイル17は、指定席等の在庫型券の場合に使用し、列車番号毎の座席番号を示す座席#410及び座席単位に各駅区間毎の販売未済情報420を記憶する。
なお、販売未済情報は、「0」は未発売状態であり、「1」は発売済み状態を示す。後記する図5、図9及び図10も同様とする。
図5は、各駅サーバの記憶装置に記憶されている各駅用指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。各駅用指定席在庫ファイル25は、座席予約システムセンタ1にある指定席在庫ファイル17のレコードのうち、停車駅発車N分前に停車駅と次停車駅間の未発売の座席を含むレコードを抽出し、N分後に発車する駅サーバ2に送信されたものを記憶する。例えば、図5は、A駅用指定席在庫ファイルを示している。
なお、フォーマットは、座席予約システムセンタ1の指定席在庫ファイル17と同様であるため、説明は省略する。
<実施の形態の動作>
図6乃至図8のフローチャートに沿って、本実施の形態の全体の動作概要について説明する。
図6は、本実施の形態における電子チケット発券システムの発券無し乗車利用時の処理のフローチャートである。
まず、最初に、会員登録された利用者は、専用のICカード4又は携帯用会員アプリケーション51をダウンロードした携帯電話5を使用する。
専用ICカード4を利用する会員は、登録時の初期設定で、又は、会員自身が会員用端末6を用いて基本列車パターンを入力すると、会員用端末6は、ICカード4の記憶領域42に入力した基本列車パターン情報を記憶する(ステップS101)。
携帯電話5を利用する会員は、携帯用会員アプリケーション51を起動し基本列車パターンを入力すると、携帯用会員アプリケーション51は、携帯電話5の記憶領域52に入力した基本列車パターン情報を記憶する(ステップS101)。
なお、基本列車パターンは、前記したとおり、駅要件情報、座席要件情報及び車両要件情報の3要件である。
乗車する日付及び時間帯を指定する仮予約ではなく、前記基本列車パターンを事前に登録することにより、利用者は仮予約された日付及び時間帯以外での利用はできないというスケジュールに柔軟に対応し難いという問題から解消される。
次に、利用者がA駅の改札機32上に設置されている表示モニタ31に表示されている列車に乗ろうとしてICカード4又は携帯電話5を改札機32の読み取り部に接触させると、改札機32は、ICカード4又は携帯電話5の記憶領域42(携帯電話5の場合は、記憶領域52)から利用者毎に一意に決定された会員IDと基本列車パターンとを読み取り、駅サーバ2の在庫割当部21へ送信する(ステップS102)。
在庫割当部21は、会員IDと基本列車パターンとを受信する(ステップS103)。
在庫割当部21は、受信した基本列車パターンと合致する列車がA駅用列車ファイル24(図3参照)に有るか否かを判定する(ステップ104)。すなわち、基本列車パターンの駅要件(乗降駅)の乗車駅及び降車駅と、A駅用列車ファイル24の停車駅330とを照合して合致する列車が有るか否かを判定する。
基本列車パターンの座席要件が指定席等の在庫型券の場合は、A駅用指定席在庫ファイル25(図5参照)に未発売座席が有るか否かを併せて判定する(ステップS104)。すなわち、A駅用指定席在庫ファイル25の列車番号に対するレコードのうち、基本列車パターンの駅要件の乗車駅から降車駅までの座席が未発売状態(ステータス=0)のものが有るか否かで判定する。
該当する割当列車が無い場合は(S104の割当列車無し)、改札機32へNO回答を送信する。
該当する割当列車が有る場合は(S104の割当列車有り)、割当列車データ及び割当座席データを含むYES回答を編集し、改札機32へ送信する(ステップS105)。
ここで、割当列車データとは、チケット番号、列車番号、列車名、発車駅、降車駅、発車時刻及び降車時刻を示し、割当座席データとは、チケット番号、座席番号、号車、座席要件(自由席又は指定席)と車両要件(普通車又は優待席)を含む種別を示す。
さらに、在庫割当部21は、割当列車データ、割当座席データ及び会員IDを含む発売ジャーナルを編集し、座席予約システムセンタ1へ送信する(ステップS106)。
次に、改札機32は、在庫割当部21からのYES回答又はNO回答に基づき、改札ラッチの開閉判定を行なう(ステップS107)。
YES回答の場合は(ステップS107のYES回答)、割当列車データ及び割当座席データをICカード4又は携帯電話5へ送信し、改札ラッチを開ける。
NO回答の場合は(ステップS107のNO回答)、改札ラッチを閉じる。
図7は、本実施の形態における電子チケット発券システムの発券無し乗車利用後の処理のフローチャートである。
駅サーバ2は、在庫割当部21が座席を割当てた場合、座席予約システムセンタ1の会員管理部13へ割当列車データ、割当座席データ及び会員IDを含む発売ジャーナルを送信する(図6ステップS106参照)。
会員管理部13は、発売ジャーナルを会員発売実績ファイル20に記憶後(ステップS201)、発売された割当列車データ及び割当座席データを運賃料金計算部12へ送信する(ステップS202)。
運賃料金計算部12は、受信した割当列車データ及び割当座席データに基づいて運賃料金を計算する(ステップS203)。運賃料金の計算は、例えば、運賃料金ファイル18には、自由席と指定席との区別をする座席要件、普通車と優待席との区別をする車両要件、乗車距離及び運賃料金から構成され、受信した割当列車データの発車駅と降車駅とから乗車距離を計算し、受信した割当座席データの座席要件と車両要件に基づいて、運賃料金ファイル18から運賃料金データを抽出するものとしても良い。
運賃料金計算部12は、計算した運賃料金データの回答電文を編集し、会員管理部13へ送信する(ステップS204)。回答を受信した会員管理部13は、回答に係る運賃料金データを会員発売実績ファイル20に記憶する(ステップS205)。
会員管理部13は、会員クレジット番号及び運賃料金データを含むクレジット決済用データをクレジット接続部14へ送信する(ステップS206)。ここで、会員クレジット番号は、会員IDに基づいて、会員ファイル19から取得する。
クレジット接続部14は、受信したクレジット決済用データを編集し、クレジット決済代行会社へ送信する(ステップS207)。
会員管理部13は、会員メールアドレス、割当列車データ、割当座席データ及び運賃料金データを含むメール送信用データをメール送信部15へ送信する(ステップS208)。ここで、会員メールアドレスは、会員IDに基づいて、会員ファイル19から取得する。メール送信用データを受信したメール送信部15は、メール送信電文を編集し、会員利用者へメールを送信する(ステップS209)。
図8は、本実施の形態における電子チケット発券システムの列車在庫処理を示すフローチャートである。図2、図4、図5、図9及び図10を参照しつつ、図8に沿って、本実施の形態の列車在庫処理について、時間軸とともに座席予約システムセンタ1から未発売の座席在庫が駅サーバ2へ、及び、駅サーバ2から後続の駅サーバ2へ移動するフローを説明する。本実施の形態では、例えば、在庫型列車の停車駅を、始発駅をA駅として、A、B、C、D、E、F及びGの7駅とする。
通常、全ての座席情報は座席予約システムセンタ1の指定席在庫ファイル17(図4参照)に管理されている。しかし、本実施の形態における発券無し乗車を実現し、改札ラッチ開閉判断を素早くできるよう乗車する列車の座席の有無の判定性能向上を図り、各駅発車前のN分前に座席予約システムセンタ1にある在庫を駅に分散させる。ここで、座席予約システムセンタ1の全ての在庫を駅へ分散させたのでは、本システムに接続されている既存端末や既存チャネルからは在庫型券の購入ができなくなる。
そこで、座席予約システムセンタ1の在庫管理部11は、始発A駅発車N分前の列車に該当するレコードを列車ファイル16(図2参照)から抽出し、当該列車に基づく座席に関してA〜B駅区間が未発売状態(ステータス=0)である座席在庫を、指定席在庫ファイル17から抽出し、A駅サーバ2aへ送信する(ステップS301)。
座席予約システムセンタ1の指定席在庫ファイル17のレコードのうちA〜B駅区間が発売済みのレコードは抽出せず座席予約システムセンタ1へ残すことにより、無駄なデータ処理を省くことができ、抽出時間の短縮化を図ることができる。また、A駅発車N分前に制限することにより、A駅発車N分前までは、座席予約システムセンタ1は、既存端末や既存チャネルからの依頼を受けて、継続して発売をすることができる。
座席予約システムセンタ1の在庫管理部11は、A駅サーバ2aへ送信したA〜B駅区間が未発売状態である座席を、指定席在庫ファイル17(図4参照)を発売済み状態(ステータス=1)に更新する(ステップS302)。
例えば、A駅発車N分前時点での座席予約システムセンタ1の指定席在庫ファイル17はステップS302実行後、図4から図9に遷移する。A駅発車N分前時点で、図4の指定席在庫ファイル17のA〜B駅区間は、座席「1B」、「1D」、「1E」及び「2C」が未発売状態(ステータス=0)であるが、ステップS301では、座席「1B」「1D」「1E」「2C」のレコードを抽出し、A駅サーバ2aへ送信する。このとき、図9で示すように、A駅サーバ2aへ送信した当該座席の駅区間が全て発売済み状態に変更される。
A駅サーバ2aの送受信部26により受信した列車レコードを、在庫割当部21は、A駅用列車ファイル24(図3参照)に追加し、受信した座席在庫を用いてA駅用指定席在庫ファイル25(図5参照)を更新する(ステップS303)。追加及び更新した後のA駅発車N分前のA駅サーバ2aのA駅用指定席在庫ファイル25は図5のようになる。
列車がA駅を発車すると、A駅サーバ2aの在庫割当部21は、A駅用列車ファイル24から発車済み列車のレコードを削除し(ステップS304)、A駅用指定席在庫ファイル25から後区間に未発売状態(ステータス=0)の座席があるレコードを抽出する(ステップS305)。例えば、図10のA駅用指定席在庫ファイル25では、B駅〜G駅までの駅区間で1つでも未発売状態(ステータス=0)の座席があるレコード「1B」「1D」「1E」のレコードが抽出される。
在庫割当部21は、抽出した座席レコードを、未発売状態が開始する区間でソートする(ステップS306)。例えば、図10のA駅用指定席在庫ファイル25では、座席「1B」「1D」で未発売状態が始まる区間はE〜F駅区間、座席「1E」で未発売状態が始まるのはC〜D駅区間である。
A駅サーバ2aの在庫割当部21は、ソートした区間に対応する駅サーバへ未発売座席を送信する(ステップS307)。B〜C駅区間で未発売状態が始まる座席をB駅サーバへ送信する。C〜D駅区間で未発売状態が始まる座席をC駅サーバへ送信する。D〜E駅区間で未発売状態が始まる座席をD駅サーバへ送信する。例えば、図10のA駅用指定席在庫ファイル25では、座席レコード「1B」「1D」はE駅サーバ2eへ、座席レコード「1E」はC駅サーバ2cへ送信する。
前記したA駅発車後のA駅サーバ2aの処理(ステップS304〜ステップS307)を処理シーケンス1と定義する。
発車済みのA駅サーバ2aから未発売座席を送信されたB駅サーバ2bは、B駅用指定席在庫ファイル25を更新する(ステップS308)。発車済みのA駅サーバ2aから未発売座席を送信されたC駅サーバ2cは、C駅用指定席在庫ファイル25を更新する(ステップS309)。発車済みのA駅サーバ2aから未発売座席を送信されたD駅サーバ2dは、D駅用指定席在庫ファイル25を更新する(ステップS310)。
次に、列車がB駅に近づき、B駅発車N分前になると、座席予約システムセンタ1の在庫管理部11は、B駅発車N分前の列車に該当するレコードを列車ファイル16から抽出し、当該列車に基づく座席に関してB〜C駅区間が未発売状態(ステータス=0)である座席在庫を、指定席在庫ファイル17から抽出し、B駅サーバ2bへ送信する(ステップS311)。
座席予約システムセンタ1の指定席在庫ファイル17のレコードのうちB〜C駅区間が発売済みのレコードは抽出せず座席予約システムセンタ1へ残すことにより、無駄なデータ処理を省くことができ、抽出時間の短縮化を図ることができる。また、B駅発車N分前に制限することにより、B駅発車N分前までは、座席予約システムセンタ1は、既存端末や既存チャネルからの依頼を受けて、継続して発売をすることができる。
座席予約システムセンタ1の在庫管理部11は、B駅サーバ2bへ送信したB〜C駅区間が未発売状態である座席を、座席予約システムセンタ1の指定席在庫ファイル17に発売済み状態(ステータス=1)に更新する(ステップS312)。
B駅サーバ2bは、受信した列車レコードをB駅用列車ファイル24(図3参照)に追加し、受信した座席在庫を用いてB駅用指定席在庫ファイル25(図5参照)を更新する(ステップS313)。
列車がB駅を発車すると、B駅サーバ2bでは前記と同様、処理シーケンス1を行い、後続の各駅サーバ、すなわち、座席が未発売となる最初の後続停車駅の駅サーバへ未発売座席を送信する。未発売座席を受信した後続駅であるC駅ではステップS309、D駅ではステップS310の操作を繰り返す。
以降の停車駅では、列車の到着時間及び発車時間のタイミングに応じて未発売の座席在庫を移動させ、未発売座席を必要とする駅サーバ2に移動させることにより乗車効率を上げることができる。
また、ある停車駅で売れ乗った未発売座席を一旦座席予約システムセンタ1に戻した後、駅サーバ2へ未発売座席を配信していないため、停車駅間隔が短い場合等は列車が次の駅に停車するまでに配信が間に合わないということはない。
図9は、A駅発車N分前に未発売座席をA駅サーバに送信した後の座席予約システムセンタの記憶装置に記憶されている指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。指定席在庫ファイル17のファイルフォーマットは、図4と同様であるため、説明は省略する。
図10は、A駅発車後のA駅サーバの記憶装置に記憶されているA駅用指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。A駅用指定席在庫ファイル25のファイルフォーマットは、図5と同様であるため、説明は省略する。
図11は、初期状態のICカード内の記憶領域及び携帯電話内の記憶領域に記憶されているデータの一例を示す構成図である。記憶領域42、52(図1参照)に記憶されているデータは、利用者に一意の会員番号1101、乗車駅1102、降車駅1103、座席要件1104及び列車要件1105から構成され、利用者の基本列車パターンが記憶されている。
図12は、発券無し利用後のICカード内の記憶領域及び携帯電話内の記憶領域に記憶されているデータの一例を示す構成図である。記憶領域42、52(図1参照)に記憶されているデータは、会員番号、乗車駅、降車駅、座席要件及び列車要件からなる利用者の基本列車パターン1201と、チケット情報1202(乗車日、列車名、発車時刻、停車時刻、号車、座席、列車要件と座席要件とを記憶した種別及びチケット番号)と、から構成される。ICカード4は、チケット情報1202を、改札機32を通過した際に受信し、記憶領域42に記憶する。また、携帯電話5は、チケット情報1202を、改札機32を通過した際に受信し、記憶領域52に記憶する。
図13は、携帯電話における携帯用会員アプリケーションが制御する基本列車パターン設定画面の一例を示す図である。基本列車パターン設定画面は、携帯電話5(図1参照)で基本列車パターン(乗車駅、降車駅、座席種別、車両種別)を登録する際に利用される。利用者が携帯電話5から基本列車パターン設定画面を用いて基本列車パターンを設定すると、携帯電話5の記憶領域52に、設定された基本列車パターンが記憶される。
図14は、発券無し利用後の携帯電話における携帯用会員アプリケーションのチケット情報表示画面の一例を示す図である。チケット情報表示画面は、携帯電話5(図1参照)を用いて改札機32を通過する際に、記憶領域52に記憶された基本列車パターンに基づいて発券無し乗車が可能な場合のデジタルチケット情報が携帯電話5の表示画面に表示される。
図15は、発券無し利用後のICカードのチケット情報表示画面の一例を示す図である。チケット情報表示画面は、ICカード4(図1参照)を用いて改札機32を通過する際に、記憶領域42に記憶された基本列車パターンに基づいて発券無し乗車が可能な場合のデジタルチケット情報がICカード4の表示装置41に表示される。
本実施の形態における電子チケット発券システムの構成を示すブロック図である。 座席予約システムセンタの記憶装置に記憶されている列車ファイルの一例を示すファイル構成図である。 各駅サーバの記憶装置に記憶されている各駅用列車ファイルの一例を示すファイル構成図である。 座席予約システムセンタの記憶装置に記憶されている指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。 各駅サーバの記憶装置に記憶されている各駅用指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。 本実施の形態における電子チケット発券システムの発券無し乗車利用時の処理のフローチャートである。 本実施の形態における電子チケット発券システムの発券無し乗車利用後の処理のフローチャートである。 本実施の形態における電子チケット発券システムの列車在庫処理を示すフローチャートである。 A駅発車N分前に未発売座席をA駅に送信した後の座席予約システムセンタの記憶装置に記憶されている指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。 A駅発車後の各駅サーバの記憶装置に記憶されている各駅用指定席在庫ファイルの一例を示すファイル構成図である。 初期状態のICカード内の記憶領域及び携帯電話内の記憶領域に記憶されているデータの一例を示す構成図である。 発券無し利用後のICカード内の記憶装置及び携帯電話内の記憶装置に記憶されているデータの一例を示す構成図である。 携帯用会員アプリケーションの基本列車パターン設定画面の一例を示す図である。 発券無し利用後の携帯用会員アプリケーションのチケット情報表示画面の一例を示す図である。 発券無し利用後のICカードのチケット情報表示画面の一例を示す図である。
符号の説明
1 座席予約システムセンタ
2 駅サーバ
11 在庫管理部
16 列車ファイル
17 指定席在庫ファイル
21 在庫割当部
24 A駅用列車ファイル
25 A駅用指定席在庫ファイル
26 送受信部
100 電子チケット発券システム

Claims (5)

  1. 座席予約サーバと、前記座席予約サーバにネットワークで通信可能とされる各停車駅に配置される駅サーバと、を含んでなる電子チケット発券システムであって、
    前記座席予約サーバは、
    当日発車する発券無し乗車が可能な列車の列車情報を記憶する列車ファイルと、指定席の販売未済情報を座席単位に記憶する指定席在庫ファイルと、を備えた記憶装置と、
    発券無し乗車が可能な列車の列車レコードを列車ファイルから抽出し、前記停車駅の駅サーバに送信し、前記列車と前記停車駅とに基づき、前記停車駅と次停車駅間の未発売の座席レコードを前記指定席在庫ファイルから抽出し、前記停車駅の駅サーバに送信する在庫管理部と、を有し、
    前記駅サーバは、
    発券無し乗車が可能な列車一覧を記憶する駅列車ファイルと、指定席の販売未済情報を座席単位に記憶する駅指定席在庫ファイルと、を備えた記憶装置と、
    前記座席予約サーバから送信される列車レコードと座席レコードの受信、及び前記駅サーバより前の停車駅の駅サーバから送信される座席レコードを受信する送受信部と、
    前記送受信部により受信された列車レコードを駅列車ファイルに追加し、前記送受信部により受信された座席レコードを用いて前記駅指定席在庫ファイルを更新し、発券無し乗車が可能な列車が発車後、前記駅列車ファイルから発車済み列車レコードを削除し、後続停車駅の未発売の座席レコードを前記駅指定席在庫ファイルから抽出し、抽出した座席レコード毎に座席が未発売となる最初の後続停車駅の駅サーバに送信する在庫割当部と、を有することを特徴とする
    電子チケット発券システム。
  2. 請求項1に記載の電子チケット発券システムであって、
    前記駅サーバと通信可能とする改札機を有し、
    会員識別子と発券無し乗車要件である基本列車パターンとを記憶する記憶領域を有した媒体を用いて、利用者が前記改札機を通過する際、
    前記在庫割当部は、
    前記改札機から受信した前記媒体の前記記憶領域に記憶された会員識別子と基本列車パターンに基づき、前記駅列車ファイルと前記駅指定席在庫ファイルとから該当列車が有るか否かを判定し、該当列車が有る場合には、前記改札機に該当列車及び座席情報を含む該当列車有りの回答を送信することを特徴とする
    電子チケット発券システム。
  3. 請求項2に記載の電子チケット発券システムであって、
    前記媒体の記憶領域に記憶された基本列車パターンの登録又は変更する会員用端末を有することを特徴とする
    電子チケット発券システム。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の電子チケット発券システムであって、
    前記媒体の記憶領域を表示する表示装置を有することを特徴とする
    電子チケット発券システム。
  5. 当日発車する発券無し乗車が可能な列車の列車情報を記憶する列車ファイルと、指定席の販売未済情報を座席単位に記憶する指定席在庫ファイルと、を記憶する記憶領域を有する座席予約サーバと、
    発券無し乗車が可能な列車一覧を記憶する駅列車ファイルと、指定席の販売未済情報を座席単位に記憶する駅指定席在庫ファイルと、を記憶する記憶領域を有し、前記座席予約サーバにネットワークで通信可能とされる各停車駅に配置される駅サーバと、を含んでなる電子チケット発券システムにおける電子チケット発券方法であって、
    前記座席予約サーバは、
    発券無し乗車が可能な列車の列車レコードを前記列車ファイルから抽出し、前記停車駅の駅サーバに送信し、前記列車と前記停車駅とに基づき、前記停車駅と次停車駅間の未発売の座席レコードを前記指定席在庫ファイルから抽出し、前記停車駅の駅サーバに送信し、
    前記駅サーバは、
    前記駅サーバより前の停車駅の駅サーバから送信される座席レコードを受信し、
    前記座席予約サーバから送信される列車レコード及び座席レコードを受信し、
    前記受信された列車レコードを駅列車ファイルに追加し、前記受信された座席レコードを用いて前記駅指定席在庫ファイルを更新し、発券無し乗車が可能な列車が発車後、前記駅列車ファイルから発車済み列車レコードを削除し、後続停車駅の未発売の座席レコードを前記駅指定席在庫ファイルから抽出し、抽出した座席レコード毎に座席が未発売となる最初の後続停車駅の駅サーバに送信することを特徴とする
    電子チケット発券方法。
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