JP4820272B2 - 撮像装置及び撮像方法 - Google Patents
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Description
また、把持センサや輝度センサの結果に基づいて、短時間のセルフモードを設定することにより、低輝度時自動的に撮影を所定時間遅延させる撮影を行う撮像装置及び撮像方法が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
通常、事前にセルフタイマーをセットしてからから撮影を実行することで所定時間だけ遅延撮影が行われる。この使用方法でのセルフタイマー撮影では 連続して遅延撮影が行われることはまれであり、撮影後にセルフタイマー設定が残ると次の撮影時に予期せず遅延撮影となってしまい重要なシャッターチャンスを逃すことになる。そのため上級者向けのカメラや、撮影モード解除方法の選択が可能な特殊な高級カメラを除いては1回の撮影終了にて、セルフタイマー設定が解除される構成となっている。
この使用方法場合は、通常のセルフモードによる遅延時間だけでなく、より短時間の遅延時間が選択できる構成となっていることが多い。
そのため、低輝度にて連続して撮影を行う場合は、毎回セルフタイマー設定を行う必要があり操作が非常に煩雑となっていた。
いずれも、セルフタイマーの設定無しにセルフタイマー撮影(または同一効果を奏する)となるように、制御されるものであり、本発明の趣旨(手動設定したモードが自動解除されることを禁止する)とは異なる。また、自動的に遅延秒時を変更する部分は、多少類似するが異なる秒時を設定した状態で変更され、その旨表示し、撮影後、そのモードを解除しないことにより、異なる効果(撮影状況を判断し連続撮影時の使い勝手を向上させる)を奏する点が異なる。
図1は、本発明に係る撮像方法を適用した撮像装置の一実施の形態を示すブロック図である。
光学ユニットは、レンズ101と、絞り・シャッタ102と、光学ローパスフィルタ103と、CCD104とで構成されている。
画像処理部107では、AE(Automatic Exposure:自動露出)処理、ホワイトバランス処理等が行われる。
記録画像はBUSライン110、圧縮・伸張処理部109と、画像記録I/F部111とを介して最終的には画像バッファ用メモリ等の第1記録媒体としての画像バッファ用メモリ113にJPEG画像として保存される。また、同様なI/F部111を介して、メモリカード等の着脱式の第2記録媒体112にも保存可能な構成となっている。
画像処理部107では、モニタリング時はCCD104からの入力信号をモニタリング用加工し、画像再生時は記録媒体112、113からの読み出しデータを、圧縮・伸張処理部109を介して伸張し、再生用に加工し表示部LCDパネル108に出力して表示させる。
操作部115は、レリーズSW、セルフタイマー設定SWなどを示しており、押し釦タイプ、レバータイプ、LCDパネルを利用したメニュー表示、選択及び決定釦による選択タイプ等何れかのタイプからなり、入力結果を、制御・演算部114に入力することで、制御・演算部114に所定の動作を行わせる為のトリガとなる。
尚、図2は、図1に示した撮像装置における短時間セルフタイマー、ストロボモード設定の説明図である(撮影モードに設定し、電源を入れた状態の画面)。
図4に実施例1のフローチャートを示す。
レリーズSWの1段目が押されると(半押し:ステップS1)、その電気信号により、撮影準備処理がスタートし、その処理の一部として、被写体輝度の測定(測光:ステップS2)が行われる。
その後所定の合焦処理が行われ(レンズスキャン、AF評価値サンプリング、合焦位置決定処理)、レンズが合焦位置にセットされる。このとき、被写体輝度に応じた露出演算が行われ、適正なシャッタ速度と、絞り値が決定される(ステップS3)。
尚、図3は、図1に示した撮像装置における設定解除、自動設定の一例を示す表示例である。
図5に実施例2のフローチャートを示す。
レリーズ処理がなされると(半押し、1段目ON:ステップS21)、その電気信号により、撮影準備処理がスタートし、その処理の一部として、被写体輝度の測定が行われる(測光:ステップS22)。
その後所定の合焦処理が行われ(ステップS23)、レンズが合焦位置にセットされる。このとき、被写体輝度に応じた露出演算が行われ、適正なシャッタ速度と、絞り値が決定される(ステップS24)。
低輝度かつストロボ発光禁止か否かを判断し(ステップS25)、低輝度かつストロボ発光禁止であると判断した場合(ステップS25/Yes)、セルフモード遅延時間を例えば10秒から2秒に変更した後(ステップS26)、ステップS27に進み、低輝度かつストロボ発光禁止ではないと判断した場合(ステップS25/No)、ステップS27に進む。
ステップS27ではレリーズ押し込まれているか(2段目ON)否かを判断する。
次回の撮影においても同様の処理となり、同環境であればセルフモードは毎回短時間(2秒間)となり解除されない。
図6に実施例3のフローチャートを示す。
レリーズ処理がなされると(半押し、1段目ON:ステップS41)、その電気信号により、撮影準備処理がスタートし、その処理の一部として、被写体輝度の測定が行われる(測光:ステップS42)。
このとき、被写体輝度に応じた露出演算が行われ、適正なシャッタ速度と、絞り値が決定される。シャッタ速度が焦点距離値などに応じた所定値(手ぶれ限界速度)より遅い場合は、通常ストロボ発光がセットされそれ以上シャッタ速度が遅くならない様な制御が行われる。本実施例では、ストロボ発光禁止モード、かつ短時間セルフタイマーがセットされているため、ストロボ発光はセットされず、遅いシャッタ速度での撮影がセットされる(AE処理:ステップS44)。
いずれの構成においても、低輝度でストロボを発光せずにセルフタイマーを使用する場合は、集合写真や自分を含めた撮影でなく、シャッタ速度が遅いことによる手ぶれの可能性を少しでも低減するためのセルフタイマー撮影と判断し、連続的な撮影への便宜を図ることで、連続低輝度撮影時に、撮影毎にセルフモードを設定(特に短時間セルフモードは通常セルフモードより設定が煩雑なことが多い)する煩雑さを回避し使い勝手のよい、操作性とすることができ、実際の撮影結果も通常のレリーズ釦を用いた撮影より手ぶれの可能性が低くなる。また特別な部品、操作部材、撮影モードを追加することなく制御マイコンの処理ソフトのみで実施できるため、コスト等に影響することなく、容易に実施が可能である。
102 絞り・シャッタ
103 光学ローパスフィルタ
104 CCD
105 光学系ドライバ
106 CCD
107 画像処理部
108 表示部LCDパネル
109 圧縮・伸張処理部
110 BUSライン
111 画像記録I/F部
112 第2記憶媒体
113 画像バッファ用メモリ
114 制御・演算部
115 操作部
Claims (8)
- 被写体の輝度を測定するための測光手段と、
撮像指示から撮像までの時間を所定時間遅延させるためのセルフタイマーモードと、
前記セルフタイマーモードを撮像前に設定するためのセルフタイマーモード設定手段と、
フラッシュを発光した撮像を行うフラッシュ撮像手段と、
フラッシュ発光を禁止するためのフラッシュモード設定手段とを有し、
前記セルフタイマーモードにおける撮像指示後、測光手段による測光結果が前記フラッシュの必要な低輝度で、かつ、フラッシュモードが発光禁止モードである場合には、通常時撮像後に解除するセルフタイマーモードを継続するようにしたことを特徴とする撮像装置。 - 被写体の輝度に応じて、自動的にフラッシュ発光での撮像を行う自動フラッシュ撮影手段をさらに有し、
前記低輝度判定基準として、自動フラッシュ撮像となる被写体の輝度若しくはシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下になる場合に設定したことを特徴とする請求項1記載の撮像装置。 - 撮像時に当初設定されているセルフタイマーの遅延時間が、自動的に短縮設定されるようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
- 複数の遅延時間を有するセルフタイマーモードを有し、最短時間のセルフセルフタイマーモードが設定されているときのみ、通常撮像毎に解除されるセルフタイマーモードを継続するようにしたことを特徴とする請求項1または2記載の撮像装置。
- フラッシュ発光を禁止するためのフラッシュモード設定手段とを有し、
セルフタイマーモードにおける撮像指示後、測光結果がフラッシュの必要な低輝度で、かつ、フラッシュモードが発光禁止モードである場合には、通常時撮像後に解除するセルフタイマーモードを継続することを特徴とする撮像方法。 - 自動的にフラッシュ発光での撮像を行う自動フラッシュ撮像となる被写体の輝度若しくはシャッタ速度が手ぶれ限界速度以下になる場合を含むことを特徴とする請求項5記載の撮像方法。
- 撮像時に当初設定されているセルフタイマーの遅延時間を自動的に短縮設定することを特徴とする請求項5または6記載の撮像方法。
- 複数の遅延時間を有するセルフタイマーモードを有し、最短時間のセルフセルフタイマーモードが設定されているときのみ、通常撮像毎に解除されるセルフタイマーモードを継続することを特徴とする請求項5または6記載の撮像方法。
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