JP4818398B2 - 紙葉類処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば帳票などの紙葉類を搬送処理する紙葉類処理装置に関する。
帳票等の紙葉類を搬送する搬送路上に光学読み取り部を配置し、この光学読み取り部を介して紙葉類に記された文字や図形等をイメージとして読み取る紙葉類移動型の光学的文字読取装置が一般に知られている(例えば特許文献1参照)。
この種の光学的文字読取装置は、搬送路上の各部に、紙詰まり検出用のセンサを配置し、搬送中の帳票がいずれかのセンサによって一定時間以上継続して検出された場合に、紙詰まり(jam)と判定し、搬送手段による帳票の搬送を停止するようにしている。
特開平06−208648号公報
ところで、搬送路で帳票のjamが発生すると、搬送手段による帳票の搬送動作がすべて停止されることから、搬送路を搬送中の、jamが発生していない帳票も装置内に取り残されることになる。
例えば多段スタッカを備え帳票の連続処理を行うような大型の装置でjamが発生した場合、搬送路の内には多くの帳票が滞留することになり、搬送路から全ての帳票を手作業で取り除くためには多くの時間を費やすことになり装置の稼働率が低下するという問題があった。
本発明はこのような課題を解決するためになされたもので、搬送路において発生した紙詰まりの復旧にかかる時間を短縮し、装置の稼動率を向上することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明の紙葉類処理装置は、搬送路を、第1の搬送区間とこの第1の搬送区間から分岐する第2の搬送区間と第3の搬送区間とに区分し、収容場所が指定された前記帳票を、前記第1の搬送区間から前記第2の搬送区間または前記第3の搬送区間を通じてそれぞれの区間の先の収容場所へ搬送する紙葉類処理装置において、各搬送区間毎に、前記帳票に搬送力を付与する搬送力付与手段と、前記各搬送区間における前記帳票の紙詰まりを検出する検出手段と、前記第2の搬送区間または前記第3の搬送区間において前記検出手段により前記帳票の紙詰まりが検出された場合、前記帳票とその後に続く後続帳票の収容場所が、紙詰まり区間の先か否かを判定する判定部と、前記判定部により判定された前記帳票の収容場所が、前記紙詰まり区間の先の場合、前記紙詰まり区間の帳票搬送力を無くするよう前記搬送力付与手段を制御すると共に、前記後続帳票の収容場所が、前記紙詰まり区間の先ではない場合、前記第1の搬送区間および分岐した他方の側の搬送区間における帳票搬送力の付与を維持する一方、前記帳票と前記後続帳票の収容場所が、共に前記紙詰まり区間の先の場合、前記第1の搬送区間および前記紙詰まり区間の帳票搬送力を無くするよう前記搬送力付与手段を制御する制御手段とを具備することを特徴とする。
本発明によれば、搬送路において発生した紙詰まりの復旧にかかる時間を短縮し、装置の稼動率を向上することができる。
本発明の第1実施形態の光学的文字読取装置の構成を示す側面透視図である。 光学的文字読取装置の制御系の構成を示す図である。 図1の分岐部分Aの拡大図である。 光学的文字読取装置の動作を示すフローチャートである。 第2区間でjamが発生したケースを示す図である。 第1区間でjamが発生したケースを示す図である。 第3区間でjamが発生したケースを示す図である。 第2実施形態の構成を示す側面透視図である。
以下、図面を参照して、本発明の紙葉類処理装置の一つの実施の形態の光学的文字読取装置を詳細に説明する。
図1乃至図3に示すように、この実施形態の光学的文字読取装置は、帳票Pを積載するホッパテーブル2(以下「ホッパ2」と称す)と、帳票Pの取込部としてのピックアップローラ3と、帳票取込口付近に設けられた分離部(フィードローラ4およびセパレートローラ6)と、操作部35と、搬送モータ70、搬送路5上に所定間隔で設けられた回転自在なローラとしてのピンチローラ77、78、79と、搬送モータ70によりベルト72,75を介して駆動される駆動用のローラとしてのドライブローラ73、74、76と、読取部15と、帳票Pの収容場所であるポケット部40と、帳票Pをポケット部40に振分けるフラッパ80〜84と、搬送路5の所定位置に配置されたセンサ51〜65等)と、各部をコントロールするコントローラ30とを備えている。
ポケット部40は、複数のポケット(エラーポケット41、第1ポケット42、第2ポケット43、第3ポケット44、第4ポケット45、第5ポケット46)を段状に設けたものである。エラーポケット41は、搬送路5の初めの分岐部分A(図1では最上段)に一つ設けられている。
エラーポケット41は、読み取り処理の際にエラーが発生したり、また指定ポケットに排出できない、読み取りができなかった帳票(リジェクト帳票)をストックするためのポケットである。
その他のポケット(第1ポケット42、第2ポケット43、第3ポケット44、第4ポケット45、第5ポケット46)は、正常に読み取り処理がなされた帳票Pが、帳票Pの文字読取結果に基づいて分類された結果として所定のポケットに収容される。この分類とは、例えば同時に複数種類の帳票を読み取りする場合には、種類毎に収容するポケットを指定することが考えられる。
図3に示すように、搬送路5は、ポケット部40への分岐部分Aにおいて、第1の搬送区間としての第1区間21、第2の搬送区間としての第2区間22、第3の搬送区間としての第3区間23に区分されている。読取部15で読み取られた後の帳票Pは、第1区間21から第2の区間22または第1区間21から第3区間23を通じてそれぞれの先の収容場所であるポケット部40へ搬送される。
第1区間21は、分岐手前の区間である。第2区間22は、第1区間21の先に設けられており、正常処理された帳票Pを該当ポケットに搬送するための区間である。第3区間23は、第1区間21の先で第2区間22とは異なる方向に分岐して設けられており、エラーとなった帳票Pをエラーポケット41に収容するための区間である。
フラッパ80〜84は、コントローラ30により駆動部46が制御されて、各ポケットに搬送されるように帳票Pを振り分ける。例えば分岐部分Aに設置されたフラッパ80は、帳票Pを第2区間22または第3区間23のいずれかへ振り分ける。
ホッパ2は、モータ(図示せず)によって上下に移動可能であり、帳票の処理を開始するときに、積載した帳票Pをピックアップローラ3に当接する位置まで上昇させる。
ピックアップローラ3は、モータ(図示せず)により回転駆動され、ホッパ2に積載された帳票Pのうち、ローラ表面に当接した最上部の帳票Pを回転によるローラ表面の摩擦力で引き込む。
フィードローラ4は、ピックアップローラ3に同期してピックアップローラ3と同じ方向に回転する。セパレートローラ6は、フィードローラ4と対向して設けられており、フィードローラ4の回動速度に対して遅延させたり、逆の方向に回転または停止させることで、重送される帳票Pを一枚ずつに分離する。
読取部15は、例えばCCDラインセンサーなどにより構成されるものであり、帳票Pから画像を読み取り、その画像を図示しないホストコンピュータへ送る。これにより、画像から文字などが認識され、認識処理の結果がコントローラ30に戻される。
コントローラ30は、戻された処理結果にエラーがあった場合、その帳票Pの収容場所をエラーポケット41に決定し、搬送制御する。
ピンチローラ77、78、79は、ドライブローラ73、74、76に対向して設けられており、対向するもの同士で帳票Pを挟んで搬送する。
ドライブローラ73、74、76は、電磁クラッチ(以下「クラッチ73a,74a,76a」と称す)を内蔵したローラである。各ローラに内蔵されるクラッチ73a,74a,76aは、コントローラ30が個々にOn・Off制御可能である。
ここで、クラッチ73a,74a,76aをOnするとは、搬送モータ70の回転軸71の回転に伴うベルト72,75を介した駆動力をローラに伝達しないことをいい、図の説明では「回転フリー」と記す。また、クラッチ73a,74a,76aをOffするとは、搬送モータ70の回転軸71の回転に伴うベルト72,75を介した駆動力をローラに伝達することをいい、図の説明では「回転」と記す。
ドライブローラ73、74、76とピンチローラ77、78、79との組は、各区間に一つずつ設けられている。ドライブローラ73とピンチローラ77との組は第1区間21に設けられている。ドライブローラ76とピンチローラ79との組は第2区間22に設けられている。ドライブローラ74とピンチローラ78との組は第3区間23に設けられている。
電磁クラッチ付きのドライブローラ73、74、76、ピンチローラ77、78、79、ベルト72,75および搬送モータ70を総称して搬送力付与手段という。搬送力付与手段は各区間毎に、帳票Pに対して搬送力を付与する。
センサ51〜65は、搬送路5の各位置および区間に所定間隔で配置されている。所定間隔では、この装置で処理可能な最低サイズ(例えばA5サイズなど)の帳票Pの搬送方向の長さである。
センサ51〜65は、発光部と受光部とを搬送路5を隔てて対向配置したフォトセンサーなどの遮光センサであり、搬送路5上を搬送される帳票Pにより発光部から発光された光が受光部により受光されなくなった、つまり遮光されたときに「暗」信号をコントローラ30へ送出し、それ以外のときは「明」信号をコントローラ30へ送出する。
すなわち、センサ51〜65は、搬送路5の各位置および各区間を通る帳票Pを検出し、コントローラ30へ通知する。
通常、搬送路5を搬送される帳票Pが正常にセンサ51〜65の位置を通過すると、「暗」信号は、一瞬(数msec)だけ出力される。これを一定時間と定める。コントローラ30は、各位置のセンサ51〜65から「暗」信号が一定時間以上継続して受信された場合、紙詰まり(jam)と判定する。
換言すると、コントローラ30は、各位置のセンサ51〜65により帳票Pが一定時間以上継続して検出された場合(帳票Pの滞留検知)、jamと判定し、jamが発生した区間に存在する帳票Pの搬送を停止し、それ以外の区間に存在する帳票Pについては、排出するように搬送制御を行う。センサ51〜65とコントローラ30を総称して帳票Pの紙詰まりを検出する検出手段という。
図2に示すように、コントローラ30は、主にCPU31、メモリ32およびインターフェース33を有している。
メモリ32には、センサ51〜65やクラッチ73a,74a,76aおよびフラッパ80〜84がどの区間、どの位置に配置されているか(属するか)といったセンサやクラッチと区間との対応を示す情報が記憶されている。
またメモリ32には、本装置の制御プログラムが記憶されており、本装置の起動時(電源投入時)にCPU31が制御プログラムを読み出して本プログラムを実行する。
これにより、コントローラ30は、例えば図5に示すように、センサ56の滞留検知により第2区間22での帳票P2のjamを検出した場合、第2区間22で帳票搬送力を無くし、かつjamが未検出の側の第3区間23における帳票搬送力の付与を維持するよう搬送力付与手段を制御する。
また、コントローラ30は、例えば図6に示すように、センサ54の滞留検知により第1区間21での帳票P1のjamを検出した場合、第1区間21の帳票搬送力を無くし、かつ第2区間22の帳票搬送力の付与を維持するよう搬送力付与手段を制御する。
さらに、コントローラ30は、例えば図7に示すように、センサ55の滞留検知により第3区間23での帳票P3のjamを検出した場合、第3区間23で帳票搬送力を無くし、かつjamが未検出の側の第2区間22における帳票搬送力の付与を維持するよう搬送力付与手段を制御する。
すなわち、コントローラ30は、センサ55またはセンサ56の滞留検知により第2区間22または第3区間23における帳票P2,P3いずれかの紙詰まりを検出した場合、jamが検出された側の区間の帳票搬送力を無くし、かつjamが未検出の側の区間における帳票搬送力の付与を維持するよう搬送力付与手段を制御する。
なお、図7において、帳票Pの収容場所の指定を加味する場合、コントローラ30は、第2区間22または第3区間23に配置されたセンサ55またはセンサ56により帳票P2または帳票P3のjamが検出された場合、第1区間21に存在する帳票P1とその後に続く後続帳票Pnの収容場所が、紙詰まり区間(第3区間23)の先(エラーポケット41)か否かを判定し、この判定結果に応じて搬送制御を変える。
例えば判定した帳票P1の収容場所が、エラーポケット41の場合、第3区間23の帳票搬送力を無くするよう搬送力付与手段を制御すると共に、後続帳票Pnの収容場所が、エラーポケット41ではない場合、第1区間21および分岐した他方の側の搬送区間である第2区間22における帳票搬送力の付与を維持する。
一方、帳票P1と後続帳票Pnの収容場所が、共にエラーポケット41の場合、第1区間21および第3区間23の帳票搬送力を無くするよう搬送力付与手段を制御する。
また、帳票P1と後続帳票Pnの収容場所が、共にエラーポケット41ではない場合、第3区間23の帳票搬送力を無くするよう搬送力付与手段を制御する。
インターフェース33には、この装置内の各部からの内部配線(バス)が接続されている。各部とは、操作部35、搬送モータ70、センサ51〜65、読取部15、駆動部46、クラッチ73a,74a,76aなどである。
帳票Pがjamを起こす位置としては、図3に示すように、第1区間21、第2区間22、第3区間23のそれぞれの位置が考えられ、jamが発生した区間によって帳票Pの搬送制御動作が異なる。
以下、図4乃至図7を参照してそれぞれの区間でjamが発生した場合の搬送制御動作を説明する。まず、図4及び図5を参照して第2区間22の帳票P2がjamを起こしたケースについて説明する。
操作部35から、帳票処理に関する各種指定(帳票Pのサイズ、処理枚数、収容ポケットなどの指定)が行われると、コントローラ30は、指定された情報をメモリ32に記憶し、図4に示すように、各区間のクラッチをOffにし、読み取り処理を実行する(ステップS101)。
ホッパ2から装置内に帳票Pが順に取り込まれて、読取部15で帳票Pの画像が読み取られた後、分岐部分Aに達する。
このとき、分岐部分Aには、図3に示したように、第1区間21に帳票P1が存在し、第2区間22に帳票P2が存在し、第3区間23に帳票P3が存在したものとする。
コントローラ30は、常に、センサ51〜65からの検知信号を監視しており、jamが検知されると(ステップS102のYes)、jamがどの区間で起こったかを、滞留検知したセンサ51〜65の位置から判定する。
なおセンサ51〜65やクラッチ73a,74a,76aおよびフラッパ80〜84がどの区間、どの位置に配置されているか(属するか)といった情報は予めメモリ32に記憶されているものとする。
例えばセンサ56の滞留検知により、図5に示すように、第2区間22で帳票P2がjamを起こしたことを検知すると(ステップS103のYes)、コントローラ30は、第2区間22に配置されているローラ76のクラッチ76aをOn(回転フリー)に切り替え(ステップS104)、搬送モータ70の駆動力がローラ76に伝達されないようにする。これと同時に、コントローラ30は、駆動部46を駆動してフラッパ80を回動して、帳票Pの搬送方向を第3区間23の側に振り分ける。
これにより、帳票P1、帳票P3および、帳票P1に続く後続帳票Pnは、第3区間23に分岐して搬送されてエラーポケット41に排出される。
帳票P1、帳票P3および、帳票P1に続く後続帳票Pnが排出された後、ユーザによる復旧作業で、搬送路5に残った帳票P2が取り除かれて(ステップS105のYes)、センサ56の滞留検知が無くなると、コントローラ30は、最初のステップS101の処理に戻り、全クラッチをOff(回転)に切り替え、読み取り処理を実行する。
すなわち、jam復旧のためにユーザが装置内から取り除く必要がある帳票は、jamが発生した第2区間22の帳票P2だけになる。
また、例えばセンサ54の滞留検知により、図6に示すように、第1区間21で帳票P1がjamを起こしたことを検知すると(ステップS106のYes)、コントローラ30は、第1区間21に配置されているローラ73のクラッチ73aをOn(回転フリー)に切り替え(ステップS107)、搬送モータ70の駆動力がローラ73に伝達されないようにする。
これ以外の各クラッチ74a,76aの状態についてはOff状態が維持されるため、帳票P1の存在する第1区間21の先の区間、つまり第2区間22と第3区間23に存在する帳票P2,P3は、指定されたポケットに搬送される。
この結果、jam復旧のためにユーザが装置内から取り除く必要がある帳票は、jamが発生した第1区間21の帳票P1とこれに続く後続帳票Pnになる。
さらに、例えばセンサ55の滞留検知により、図7に示すように、第3区間23で帳票P3がjamを起こしたことを検知すると(ステップS106のNo)、コントローラ30は、第3区間23に配置されているローラ74のクラッチ74aをOn(回転フリー)に切り替え(ステップS108)、搬送モータ70の駆動力がローラ74に伝達されないようにする。
ここで、コントローラ30は、第3区間23の手前の第1区間21に存在する帳票P1とその後続帳票Pnがどのポケットに収容されるものかをメモリ32の指定情報を読み出して確認する(ステップS109、S111)。
この確認の結果、帳票P1の収容場所が、エラーポケット41に指定されている場合(ステップS109のYes)、コントローラ30は、第1区間21に配置されているローラ73のクラッチ73aを共にOn(回転フリー)に切り替え(ステップS110)、搬送モータ70の駆動力がローラ73に伝達されないようにする。これにより、帳票P1の搬送が第1区間21で停止される。
また、上記ステップS109、S111の確認結果、帳票P1と後続帳票Pnの収容場所が、共にエラーポケット41に指定されていない場合(ステップS109のNo、S111のNo)、コントローラ30は、第1区間21と第2区間22の搬送動作(搬送力付与)を維持すると共に、フラッパ80を第2区間22の側に切り替え、第1区間21の帳票P1とその後続帳票Pnを第2区間22へ振り分ける。
これにより、第2区間22に既に存在していた帳票P2や、その後の帳票P1およびその後続帳票Pnは第2区間22を通じて指定ポケットに排出される。この結果、jam復旧のためにユーザが装置内から取り除く必要がある帳票は、jamが発生した第3区間23の帳票P3だけになる。
一方、上記ステップS109、S111の確認結果、帳票P1の収容場所がエラーポケット41に指定されておらず、また後続帳票Pnの収容場所が、エラーポケット41に指定されている場合(ステップS111のYes)、コントローラ30は、第1区間21の搬送動作(搬送力付与)を維持したまま、帳票P1が第1区間21を通過したと同時に、第1区間21に配置されているローラ73のクラッチ73aをOn(回転フリー)に切り替え(ステップS112)、搬送モータ70の駆動力がローラ73に伝達されないようにする。
これにより、帳票P1と帳票P2は指定ポケットに排出され、帳票Pnは第1区間21で止まり、指定先以外のポケットに誤って排出されなくなる。
また、上記ステップS109、S111の確認の結果、帳票P1とその後続帳票Pnの収容場所が、共にエラーポケット41に指定されていた場合(ステップS109のYes)、コントローラ30は、第3区間23に配置されているローラ74のクラッチ74aと第1区間21に配置されているローラ73のクラッチ73aとを共にOn(回転フリー)に切り替え(ステップS1)、搬送モータ70の駆動力がローラ74とローラ73に伝達されないようにする。
これにより、第3区間23で帳票P3がjamを起こしていても第2区間22に既に存在していた帳票P2は、指定ポケットに排出される。
このようにこの第1実施形態の光学的文字読取装置によれば、搬送路を複数の区間に分けて搬送制御することで、搬送路内でjamが発生したとき、jamが発生した区間の帳票搬送力を付与しない(ローラが回転フリーの状態)にする一方、jamが未発生の区間の帳票搬送力を維持することで、jamが未発生の区間の帳票の搬送を継続して指定されたポケットに収容することで、搬送路内に滞留する帳票数を最小限にし、jam処理にかかる作業時間を短縮し、装置の稼動率を向上することができる。
なお、図1、図3では、設明を分かりやすくするために、エラーポケット41への分岐部分Aについてのみ構成を示したが、他のポケットへの分岐部分についても、分岐部分Aと同様のセンサ、ベルト、ドライブローラ、プラテンローラ等といった構成は存在する。
続いて、図8を参照して第2実施形態を説明する。
この第2実施形態は、上記第1実施形態の光学的文字読取装置を本体ユニット50とし、この本体ユニット50に2台のソータ90、100を連設し、大量の帳票の処理を連続的に行うものである。本体ユニット50のコントローラ30は、ソータ90、100の搬送モータ91,101、各ローラのクラッチおよびセンサ97,107などと制御線で接続されているものとする。
ソータ90,100の搬送路5は、第1区間111から第5区間115に区分されている。例えばソータ100の第2区間112には、搬送モータ101、ベルト102で連動するように接続されたドライブローラ103〜106、センサ107、ポケット部108などが備えられている。ポケット部108の最下段には、エラーポケット109が設けられている。
また、ソータ90の第4区間114には、搬送モータ91、ベルト92で連動するように接続されたドライブローラ93〜96、センサ97、ポケット部98などが備えられている。ポケット部98の最下段には、エラーポケット99が設けられている。ドライブローラ93〜96は、上記第1実施形態で説明したものと同じ電磁クラッチが設けられている。また図8では、設明を分かりやすくするために、第2区間112と第4区間114についてのみ構成を詳述したが、他の区間についてもセンサ、搬送モータ、ベルト、ドライブローラ、プラテンローラ等といった構成は存在する。
この第2実施形態の場合、大量の帳票P11〜P31が搬送路5上を搬送されて連続的に処理される中で、例えば第4区間114に配置されたセンサ97により、帳票P23のjamが検出されると、コントローラ30は、ローラ107のクラッチ107aをOn(回転フリー)に切り替える。
これにより、搬送モータ101の駆動力がローラ107に伝達されなくなり、jamを起こした帳票P23はこの位置に残る。コントローラ30は、この他のローラ103〜106のクラッチおよびソータ90側のローラ103〜106のクラッチには切り替え制御をしないことから、第1区間111および第2区間112を搬送中の帳票P11〜P16は、指定収容場所がソータ100内のポケット部108であれば、指定ポケットへ搬送(排出)される。
なお、帳票P11〜P16のうち、収容場所としてソータ90側のポケット部98が指定されていた帳票については、コントローラ30は、収容場所をソータ100内のエラーポケット109に変更し、第3区間113へ搬送し、ソータ100内のエラーポケット109に排出する。
また、帳票P23がjamを起こした時点で、既に第3区間113まで搬送されていた帳票P17〜P21についても、搬送動作が継続されるので、指定ポケットへ搬送(排出)される。
さらに、帳票P23がjamを起こした時点で、ローラ107の位置を通過していた帳票P24と、ソータ90側の第5区間115まで搬送されていた帳票P25〜P31についても搬送動作が継続されることから、それぞれの指定ポケットへ搬送(排出)される。
したがって、jam復旧のためにユーザが装置内から取り除く必要がある帳票は、jamが発生した第4区間114の帳票P23だけになる。
このようにこの第2実施形態によれば、複数のソータ90,100を本体ユニット50に連結し、本体ユニット50で処理した帳票P11〜P31を連続的に搬送して各ソータ90,100に振り分けてそれぞれの指定ポケットに収容するようなケースにおいて、例えば第1区間111〜第5区間115のうち、連結部付近の第4区間114で帳票P23がjamを起こしたときには、帳票P23以外の帳票はすべてポケット部98,108へ排出されるので、復旧作業の際には、帳票P23だけを取り除くだけでjamから復旧でき、作業時間を短縮すると共に、装置の稼働率を向上することができる。
なお、本願発明は、上記実施形態のみに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形してもよい。
上記実施形態では、一つの駆動部(搬送モータ)で、ベルトを利用して複数のクラッチ付きドライブローラを回転させて帳票Pを搬送する例において、ドライブローラの電磁クラッチのOn/Offを個々に行うことにより、区間毎の帳票Pの搬送動作を個々に制御したが、この他、例えば区間毎に駆動部(搬送モータ)を設置して、個々のクラッチなしのローラの回転を直接制御してもよい。すなわち、各搬送区間毎に、帳票Pに対して搬送力を付与する搬送力付与手段であれば、いかなる構成も本発明の範囲に含まれる。
また、第1実施形態では、搬送路を、第1区間21とこの第1区間21から分岐する第2区間22と第3区間23とに区分し、帳票Pを、第1区間21から第2区間22または第3区間23を通じてそれぞれの区間の先の収容場所(エラーポケット41または第1ポケット〜第5ポケット)へ搬送する例について説明したが、本発明の効果を得るための最低限の構成としては、搬送路を2つの区間(第1区間と第2区間)に区分し、帳票を第1区間から第2区間を通じてその先へ搬送する形態とすればよい。つまり、搬送路は、最低限、2つの区間に区分されていれば、3つ又に分岐していなくてもよく、直線の搬送路であってもよい。
この場合、コントローラなどの制御部は、第1区間での帳票の紙詰まりが検出された場合に、第1区間の帳票搬送力を無くし、かつ第2区間の帳票搬送力の付与を維持するよう搬送力付与手段を制御する。これにより、第1区間で紙詰まりが発生したときに第2区間に存在する帳票を搬送路の先へ排出することができる。
また、上述した実施形態の各構成要素を、コンピュータのハードディスク装置などのストレージにインストールしたプログラムで実現してもよく、また上記プログラムを、コンピュータ読取可能な電子媒体:electronic mediaに記憶しておき、プログラムを電子媒体からコンピュータに読み取らせることで本発明の機能をコンピュータが実現するようにしてもよい。
電子媒体としては、例えばCD−ROM等の記録媒体やフラッシュメモリ、リムーバブルメディア:Removable media等が含まれる。さらに、ネットワークを介して接続した異なるコンピュータに構成要素を分散して記憶し、各構成要素を機能させたコンピュータ間で通信することで実現してもよい。
P1,P2,P3,Pn、P11-P31…帳票、51-65…センサ、80-84…フラッパ、103-106…ドライブローラ、2…ホッパテーブル(ホッパ)、3…ピックアップローラ、4…フィードローラ、5…搬送路、6…セパレートローラ、15…読取部、21…第1区間、22…第2区間、23…第3区間、30…コントローラ、32…メモリ、33…インターフェース、35…操作部、40…ポケット部、41…エラーポケット、42…第1ポケット、43…第2ポケット、44…第3ポケット、45…第4ポケット、46…第5ポケット、46…駆動部、50…本体ユニット、70…搬送モータ、71…回転軸、72,75…ベルト、73a,74a,76a…電磁クラッチ(クラッチ)、77,78,79…ピンチローラ、90,100…ソータ、91,101…搬送モータ、92…ベルト、93-96…ドライブローラ、97,107…センサ、98,108…ポケット部、99,109…エラーポケット。

Claims (1)

  1. 搬送路を、第1の搬送区間とこの第1の搬送区間から分岐する第2の搬送区間と第3の搬送区間とに区分し、収容場所が指定された前記帳票を、前記第1の搬送区間から前記第2の搬送区間または前記第3の搬送区間を通じてそれぞれの区間の先の収容場所へ搬送する紙葉類処理装置において、
    各搬送区間毎に、前記帳票に搬送力を付与する搬送力付与手段と、
    前記各搬送区間における前記帳票の紙詰まりを検出する検出手段と、
    前記第2の搬送区間または前記第3の搬送区間において前記検出手段により前記帳票の紙詰まりが検出された場合、前記帳票とその後に続く後続帳票の収容場所が、紙詰まり区間の先か否かを判定する判定部と、
    前記判定部により判定された前記帳票の収容場所が、前記紙詰まり区間の先の場合、前記紙詰まり区間の帳票搬送力を無くするよう前記搬送力付与手段を制御すると共に、前記後続帳票の収容場所が、前記紙詰まり区間の先ではない場合、前記第1の搬送区間および分岐した他方の側の搬送区間における帳票搬送力の付与を維持する一方、前記帳票と前記後続帳票の収容場所が、共に前記紙詰まり区間の先の場合、前記第1の搬送区間および前記紙詰まり区間の帳票搬送力を無くするよう前記搬送力付与手段を制御する制御手段と
    を具備することを特徴とする紙葉類処理装置。
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