JP4816592B2 - 搬送ローラ - Google Patents

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本発明は、搬送体を搬送する搬送ローラに関する。
従来、ウェブ(紙・プラスチックフィルム・金属箔・ゴムシート・織物等の長尺シート状部材)の搬送技術(所謂、ウェブハンドリング技術)は公知となっており、種々の産業分野において、印刷機・塗工装置等のウェブ搬送装置が広く活用されている。
また、搬送ローラを用いてウェブのようなフレキシブルな素材を搬送する技術は、搬送方法や搬送装置が種々工夫され開発されている。そのなかの技術課題の一つとして処理工程上に配置される搬送ローラの振れ調整を、どのようにして行うかが上げられる。
また、ウェブを搬送しながら複数の処理工程を経由して加工処理する設備においては、ウェブに皺が発生したり、搬送ローラとウェブがスリップしてウェブの表面に傷が付いたりすると製品の品質低下につながるため、各搬送ローラ間のウェブの張力を一定に保つ張力制御装置が設けられている。(特許文献1参照)
特開平5−116824号公報
例えば、上述した処理工程上に配置されるウェブの搬送に用いられる搬送ローラにおいては、一旦、搬送経路上に設置してしまうと、搬送ローラの振れ調整が容易でないという問題点があった。さらには、超精密な両支持大型ローラなどでは搬送経路に組付けた後でローラの振れをミクロン単位で調整することは従来不可能であった。
そこで、本発明は以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ミクロン単位で振れを調整することが可能である搬送ローラを提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ローラ本体と、該ローラ本体を装着した回転軸部と、該回転軸部の両端部を回転自在に軸支する軸受部とを備えた搬送体を搬送する搬送ローラであって、前記回転軸部の軸端面に締結される側面板と、前記回転軸部の両端部に嵌合されるカラーとを備え、前記回転軸部の軸端面には前記側面板を締結するための複数の締結孔が形成され、前記側面板は、その回転軸部側面に段差部と外周縁部とを有し、該段差部と該外周縁部のそれぞれには前記締結孔に対応する貫通孔が形成され、前記側面板は、該側面板の段差部を前記回転軸部の軸端面に当接させ、かつ前記側面板の外周縁部を直接もしくは前記カラーを介して前記軸受部の内輪端部に当接させて、前記回転軸部の軸端面と前記側面板の外周縁部との間に隙間を形成した状態で、締結部材を前記段差部及び前記外周縁部のそれぞれの貫通孔を介して前記締結孔に締結することで、前記回転軸部の軸端面に締結され、前記側面板の外周縁部に締結した前記締結部材を締め込むことにより前記軸受部の内輪端部を回転軸方向に押圧して、前記搬送ローラの振れを調整するものである。
請求項2においては、前記締結孔及び前記貫通孔を前記回転軸部の軸心に対して放射状または同心円状に配置するものである。
請求項3においては、前記搬送体が、シート状部材であるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、側面板の外周縁部を締結する締結部材の締め付け量を調整することにより回転軸を変形させることが可能となり、ミクロン単位でローラ本体の径方向の振れ調整を行うことができる。また、既存のローラにおいても簡単な治具を取り付けることにより、ローラの振れ調整機構を付加することが可能となる。
請求項2においては、所望位置において締結部材の締め付け量が調整可能となり、ローラ本体の径方向の振れ調整において微調整を容易に行うことができる。
請求項3においては、シートを搬送する場合には、蛇行や横ズレを低減することができる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明に係る搬送ローラを示す一部断面概略図、図2は搬送ローラの振れ調整時を示す一部断面概略図、図3は側面板を示す斜視図、図4は別実施例である搬送ローラの一端を示す断面図、図5は別実施例である側面板を示す側面図、図6は別実施例である側面板を示す正面図、図7は図6のX部の拡大図である。
本実施形態で説明する搬送ローラは、例えば、金属箔、紙又はフィルム等を搬送する際に使用される超精密ローラを取り上げて本発明の理解に供するが、特に限定するものではなく、本発明は搬送体を搬送する搬送ローラに広く適用できるものである。
図1に示すように、搬送ローラ1は、その両端部を支持される両支持大型ローラであり、円筒状のローラ本体2と、該ローラ本体2を外周に装着する回転軸部3と、該回転軸部3の両端部を回転自在に軸支する軸受部4と、前記回転軸部3の軸端面3aに締結される側面板5及び前記回転軸部3の両端部に嵌合されるカラー部6とから構成されている。
前記軸受部4は、2つの内輪4a・4a、2つの外輪4b・4b及び複数のボール4cとを有し、内輪4a・4aは、回転軸部3の両端部の外周に固定され、内輪4a・4aと外輪4b・4bの間には複数のボール4cが回転軸部3の軸心に対して円周方向に配列されている。こうして、回転軸部3は、軸受部4に軸支されて回転自在となっている。
ローラ本体2は、中空円筒状又は中実円筒状であり、回転軸部3の外周に装着されている。また、ローラ本体2の材質としては、金属、樹脂などを用いることができ、搬送体の種類に応じて、傷防止や低摩擦性等を考慮して適宜材質を選択してかまわない。また、前記ローラ本体2は、搬送体の一方の面に当接しており、搬送体の搬送に従って、回転軸部3と一体となって搬送体の搬送方向に対して従動的に回転するものであり、本実施例で示す搬送ローラ1は従動ローラとして構成されている。
また、回転軸部3の材質としては、機械的強度が優れ、かつ防錆性等にも優れることからステンレス(SUS)などを用いることができる。
なお、本実施例で示す搬送ローラ1は、従動ローラであるが、特に限定するものではなく、モータ等の駆動源と接続されて、それ自身で駆動可能である駆動ローラ等であってもかまわない。
前記回転軸部3は、該回転軸部3の両方の軸端面3a・3aに、前記側面板5を当接して、締結部材であるボルト9(9a・9b)により締結するための複数の締結孔3b・3b・・・が形成されている。
前記側面板5は、図3に示すように、円盤状であり、前記側面板5の回転軸部3側面の中央部近傍には僅かな段差h(図3の矢印参照。本実施例では0.05mm)を有した側面視円形状の段差部5aが形成されている。また、側面板5には、複数の貫通孔7・7・・・(本実施例においては16箇所)が形成されている。前記貫通孔7・7・・・は、前記段差部5aの外周部と、前記段差部5aの周囲部分となる側面板5の外周縁部5bのそれぞれに8箇所づつ形成されており、回転軸部3の軸心に対して同心円状かつ放射状に設けられている。
また、前記側面板5に設けた貫通孔7・7・・・は、前記回転軸部3の軸端面3aに設けた各締結孔3b・3b・・・に対応しており、前記貫通孔7・7・・・を介して締結孔3b・3b・・・にボルト締結が可能となっている。
なお、本発明において、ボルト9を締結する締結孔3b及び貫通孔7の配置構成や配置数を特に限定するものではなく搬送ローラ1の振れ調整時の作業スピードや調整精度に応じて適宜選択することができる。
前記カラー6は、円筒状であり、その内径は回転軸部3の端部の軸径と略同一である。また、前記カラー6は、回転軸部3の両端部にそれぞれ嵌合されており、カラー6の一端が前記軸受部4・4の内輪4aの軸方向外側端部に当接して、他端が回転軸部3の軸端面3aよりも僅かに軸方向外側に突出している。また、カラー6は、回転軸部3の端部から脱着可能である。カラー6の材質は、容易に切削及び研磨可能な金属で構成されており、カラー6の取り付け状況に応じてカラー6端部の切削及び研磨等の加工を行うことができる。すなわち、カラー6は回転軸部3から随時取り外して、カラー6の軸方向に対する長さの微調整が可能になっている。
そうして、上述したように回転軸部3の両端部にカラー6を嵌合した状態で、前記側面板5の回転軸部3側面にある段差部5aを前記回転軸部3の軸端面3a・3aに当接させ、かつ側面板5の外周縁部5bをカラー6の突出部6a軸方向外側端部に当接させる。すなわち、側面板5の外周縁部5bを前記カラー6を介して前記軸受部4の内輪4aに当接させる。この場合、側面板5の回転軸部3側面に所定高さhの段差部5a及び回転軸部3の軸端面3aから僅かに突出した突出部6aを設けたことにより、図1に示すように回転軸部3の軸端面3aと側面板5の外周縁部5bとの間に隙間8が形成される。
次に、側面板5の段差部5aは、ボルト9aを前記段差部5aに形成された貫通孔7・7・・・を介して、回転軸部3の両方の軸端面3a・3aにある締結孔3b・3b・・・に規定トルクでボルト締結を行い、前記回転軸部3の軸端面3aに締結固定される。
続いて、側面板5の外周縁部5bは、ボルト9bを、前記外周縁部5bに形成された貫通孔7・7・・・及び前記隙間8を介して、回転軸部3の両方の軸端面3a・3aにある締結孔3b・3b・・・に規定トルクでボルト締結を行い、前記回転軸部3の軸端面3aに仮固定する。
なお、本実施例においてはカラー6を介して前記軸受部4の内輪4aの軸方向外側端部に側面板5の外周縁部5bを当接させるように構成しているが、特に限定するものではなく、例えば前記軸受部4の内輪4aの軸方向外側端部を回転軸部3の軸端面3aよりも僅かに軸方向外側に突出させて、カラー6を介さないで直接側面板5の外周縁部5bを当接させるように構成してもかまわない。
また、上述した側面板5の詳細なボルト締結方法としては、まず、前記段差部5aをボルト9aによりボルト締結する場合、段差部5a及び軸端面3aにそれぞれ同心円状に設けられた各貫通孔7・7・・・及びそれに対応する各締結孔3b・3b・・・に対して、トルクレンチ等を用いて、低トルクでボルト9aの仮締めを行い、その後、規定された均一なトルクで固く締め込み、完全に段差部5aを軸端面3aに締結固定する。次に、前記外周縁部5bをボルト9bによりボルト締結する場合は、外周縁部5b及び軸端面3aにそれぞれ同心円状に設けられた各貫通孔7・7・・・及びそれに対応する各締結孔3b・3b・・・に対して、低トルクでボルト9bの仮締めを行った状態にしておく。つまり、外周縁部5bを締結するボルト9bの締め込み量の強弱を調整可能な状態にしておく。
このような構成とすることにより、複数の搬送ローラ1・1・・・を搬送経路上に適宜配置して搬送体の一例であるウェブ等を搬送させる場合、搬送ローラ1の振れの発生(回転軸部3の径方向の振れの発生)により搬送しているウェブが搬送方向に対して横ずれ(ウェブの幅方向の変位)や蛇行を生じたりして、ウェブの搬送性を悪化させる要因となる。そこで、搬送ローラ1の振れが発生しないように、もしくは振れが発生した場合に、図1に示すように、搬送ローラ1においてウェブが当接する部分となるローラ本体2の両端(図1で示すA位置及びB位置)の振れ量(ローラを一回転させたときの振れ量)を接触式センサ等を使用して測定する。
具体的には、A位置の振れの測定を行い、振れ量が正の方向に最も大きくなる(この場合、前記搬送ローラ1が前記センサに近づく方向を正の方向とする。以下も同様)回転方向における位置に対応する側面板5の外周縁部5bに締結しているボルト9b(図1のC位置にあるボルト9b)を所定トルクで締め込むと、図2に示すように、回転軸部3が振れをキャンセルする方向(つまり、前記搬送ローラ1が前記センサから離れる方向)に曲がり、搬送ローラ1の振れが改善される。B位置についてもA位置の場合と同様に調整して、B位置の振れの測定を行い、振れ量が正の方向に最も大きくなる回転方向における位置に対応する側面板5の外周縁部5bに締結しているボルト9b(図1のD位置にあるボルト9b)を所定トルクで締め込み。搬送ローラ1全体の調整を終了する。
上述した振れをキャンセルする作用を詳しく説明すると、側面板5の外周縁部5bがカラー6の軸方向外側端部に当接した状態から、図1に示すC位置及びD位置の(図1において側面板5の上端部に位置する)ボルト9b・9bをそれぞれ所定トルクで締め込んだ場合に、図2に示すように隙間8内において、側面板5の外周縁部5bと回転軸部3の軸端面3aとが近接し、特に回転軸部3の軸端部3aの径方向の最外周近傍が隙間8を埋めるように軸方向外側に引っ張られる。このとき、引っ張る力の反力として、側面板5の外周縁部5bによりカラー6を介して軸受部4の内輪4aの軸方向外側端部を軸方向内側に押圧する。この押圧力が、内輪4aを介して曲げ荷重として回転軸部3に作用し、左右の軸受部4の間にある回転軸部3の中途部が下方へ曲がり、図2に示すようにローラ本体2が下方(つまり、前記C位置及びD位置から略180°位相が異なる方向)に曲がるのである。
つまり、前記側面板5、締結部材であるボルト9b・9b・・・及びカラー6とで、搬送ローラ1の振れ調整機構を構成し、搬送ローラ1を搬送経路上に軸受部4により支持した状態ままで、ボルト9b・9b・・・の締め付け量の強弱を調整することによりミクロン単位でローラ本体2の径方向の振れを容易に調整することができるのである。
図1に示す本実施例の搬送ローラ1であって、軸径φ100mm、ベアリングスパン800mm、振れ3μmの軸受を組み合わせた搬送ローラの構成において、本実施例に示すように、搬送ローラ1の振れ調整を行ったところ、振れ0.9μmを達成した。
次に、本発明の別実施例について、図4乃至図7を用いて説明する。
なお、上述した実施例1と実質的に同一の部材には同一の符号を付してその説明を省略する。
図4に示すように、搬送ローラ10は、円筒状のローラ本体2と、該ローラ本体2を外周に装着する回転軸部3と、該回転軸部3の両端を回転自在に支持する軸受部4と、前記回転軸部3の軸端面3aに締結される側面板5及び前記回転軸部3の両端部に嵌合されるカラー6から構成されている。実施例1とは回転軸部3の端部、側面板5の形状及びその周辺の構成が若干変更されたものであり、変更箇所のみ説明を行う。
前記回転軸部3は、該回転軸部3の中途部に前記ローラ本体2を外周に装着し、前記回転軸部3中途部より小径である前記回転軸部3の端部を軸方向外側に突出している。また、該回転軸部3の両方の軸端面3a・3aには、軸心部分に凸部3cが軸方向外側に突出しており、該凸部3cの周囲に前記側面板5を当接してボルト9(9a・9b)により締結するための複数の締結孔3b・3b・・・が形成されている。
前記側面板5は、図5及び図6に示すように、円盤状であり、前記側面板5の回転軸部3側面の中央部近傍には凹部5cを有し、凹部5cの外側周囲部分に僅かな段差h(図6及び図7の矢印参照。本実施例では0.05mm)を有した側面視ドーナツ状の段差部5aが形成されている。また、側面板5には、複数の貫通孔7・7・・・(本実施例においては段差部5aに6箇所、外周縁部5bに12箇所。合計18箇所)が,回転軸部3の軸心に対して同心円状に形成されている。
また、前記側面板5に設けた貫通孔7・7・・・は、前記回転軸部3の端部に設けた各締結孔3b・3b・・・に対応しており、貫通孔7・7・・・を介して締結孔3b・3b・・・にボルト締結が可能となっている。
そうして、実施例1と同様に回転軸部3の両端部にカラー6を嵌合した状態で、前記側面板5の回転軸部3側面にある段差部5aを前記回転軸部3の軸端面3aに当接させ、かつ側面板5の外周縁部5bをカラー6の突出部6a軸方向外側端部に当接させる。すなわち、側面板5の外周縁部5bを前記カラー6を介して前記軸受部4の内輪4aに当接させる。このとき、前記側面板5の凹部5cと前記回転軸部3の軸端面3aにある凸部3cとが嵌合するが、対向する凹部5cの底面と凸部3cの端面とは当接せず、所定の隙間を有している。つまり、段差部5aのみが回転軸部3の軸端面3aに当接した状態となり、実施例1と同様に隙間8が形成されることになる。
本実施例で示した搬送ローラ10は、実施例1とは回転軸部3の端部、側面板5の形状及びその周辺の構成が若干変更されたものであり、実施例1と同様にして、前記側面板5、締結部材であるボルト9b・9b・・・及びカラー6とで、搬送ローラ1の振れ調整機構を構成し、搬送ローラ1を搬送経路上に軸受部4により支持した状態のままで、ボルト9b・9b・・・の締め付け量の強弱を調整することによりローラ本体2の径方向の振れを容易に調整することができるのである。
こうして、ローラ本体2と、該ローラ本体2を装着した回転軸部3と、該回転軸部3の両端部を回転自在に軸支する軸受部4とを備えた搬送体を搬送する搬送ローラ1であって、前記回転軸部3の軸端面3aに締結される側面板5と、前記回転軸部3の両端部に嵌合されるカラー6とを備え、前記回転軸部3の軸端面には前記側面板5を締結するための複数の締結孔3b・3b・・・が形成され、前記側面板5は、その回転軸部3側面に段差部5aと外周縁部5bとを有し、該段差部5aと該外周縁部5bのそれぞれには前記締結孔3b・3b・・・に対応する貫通孔7・7・・・が形成され、前記側面板5は、該側面板5の段差部5aを前記回転軸部3の軸端面3aに当接させ、かつ前記側面板5の外周縁部5bを直接もしくは前記カラー6を介して前記軸受部4の内輪4a端部に当接させて、前記回転軸部3の軸端面3aと前記側面板5の外周縁部5bとの間に隙間8を形成した状態で、締結部材であるボルト9を前記段差部5a及び前記外周縁部5bのそれぞれの貫通孔7・7・・・を介して前記締結孔3b・3b・・・に締結することで、前記回転軸部3の軸端面3aに締結され、前記側面板5の外周縁部5bに締結した前記ボルト9bを締め込むことにより前記軸受部4の内輪4a端部を回転軸方向に押圧して、前記搬送ローラ1の振れを調整するので、側面板5の外周縁部5bを締結するボルト9bの締め付け量を調整することにより回転軸部3を変形させることが可能となり、ミクロン単位でローラ本体2の径方向の振れ調整を行うことができる。また、既存のローラにおいても簡単な治具を取り付けることにより、ローラの振れ調整機構を付加することが可能となる。
また、前記締結孔3b・3b・・・及び前記貫通孔7・7・・・を前記回転軸部3の軸心に対して放射状または同心円状に配置することにより、回転軸部3の所望位置において締結部材の締め付け量が調整可能となり、ローラ本体2の径方向の振れ調整において微調整を容易に行うことができる。
また、前記搬送体が、シート状部材である場合、搬送ローラ1の振れ調整により蛇行や横ズレを低減することができる。
本発明に係る搬送ローラを示す一部断面概略図。 搬送ローラの振れ調整時を示す一部断面概略図。 側面板を示す斜視図。 別実施例である搬送ローラの一端を示す断面図。 別実施例である側面板を示す側面図。 別実施例である側面板を示す正面図。 図6のX部の拡大図。
符号の説明
1 搬送ローラ
2 ローラ本体
3 回転軸部
3a 軸端面
3b 締結孔
4 軸受部
4a 内輪
5 側面板
5a 段差部
5b 外周縁部
6 カラー
7 貫通孔
8 隙間
9 ボルト

Claims (3)

  1. ローラ本体と、
    該ローラ本体を装着した回転軸部と、
    該回転軸部の両端部を回転自在に軸支する軸受部とを備えた搬送体を搬送する搬送ローラであって、
    前記回転軸部の軸端面に締結される側面板と、
    前記回転軸部の両端部に嵌合されるカラーとを備え、
    前記回転軸部の軸端面には前記側面板を締結するための複数の締結孔が形成され、
    前記側面板は、その回転軸部側面に段差部と外周縁部とを有し、該段差部と該外周縁部のそれぞれには前記締結孔に対応する貫通孔が形成され、
    前記側面板は、該側面板の段差部を前記回転軸部の軸端面に当接させ、かつ前記側面板の外周縁部を直接もしくは前記カラーを介して前記軸受部の内輪端部に当接させて、前記回転軸部の軸端面と前記側面板の外周縁部との間に隙間を形成した状態で、
    締結部材を前記段差部及び前記外周縁部のそれぞれの貫通孔を介して前記締結孔に締結することで、前記回転軸部の軸端面に締結され、
    前記側面板の外周縁部に締結した前記締結部材を締め込むことにより前記軸受部の内輪端部を回転軸方向に押圧して、前記搬送ローラの振れを調整する、
    ことを特徴とする搬送ローラ。
  2. 前記締結孔及び前記貫通孔を前記回転軸部の軸心に対して放射状または同心円状に配置することを特徴とする請求項1に記載の搬送ローラ。
  3. 前記搬送体が、シート状部材であることを特徴とする請求項1に記載の搬送ローラ。
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