JP4814683B2 - 無線システム、通信端末およびその制御方法 - Google Patents

無線システム、通信端末およびその制御方法 Download PDF

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本発明は、携帯電話システムを利用した無線システムおよびその通信端末(移動局)に関するものである。
従来、移動局と基地局とからなる無線システムにおいて、移動局同士が近接している場合に移動局同士の間で直接通信を行い、その直接通信時間をタイマで制限することにより、基地局経由で通信を行う際のチャネル使用効率の向上を図るとともに基地局での電力ロスを防止するものが提案されている(特許文献1)。
また、基地局を介さない端末同士の間で通信を行うシステム(無線アドホック通信システム)において、端末毎に中継・非中継の設定を可能とし、非中継モードを示す端末を避けた通信経路の設定を行う技術が提案されている(特許文献2)。このようなシステムにおいて、中継を行う端末において、その中継したデータ量または中継した通信時間を通信事業者が管理し、中継リソース対価に応じたキャッシュバックを行う技術も提案されている(特許文献3)。
さらに、多数の呼が生起して輻輳状態になったとき基地局が発呼規制情報を一斉同報して発呼規制を行うとともに、災害地などの特定地域内にある端末の発呼要求および当該端末への発呼要求に対しては呼設定処理を優先的に行う移動通信システムが提案されている(特許文献4)。
特開平6−90480号公報 特開2004−282268号公報 特開2003−87245号公報 特開2001−169360号公報
ところで、花火大会などの催し物、その他の場合に、特定の場所に多数の端末ユーザが密集した状況で、同地域内にいる仲間等と電話連絡をとりあう場合が間々ある。このような場合、特にその地域での通信の輻輳が発生し、上述した発呼規制のような通信規制が行われる可能性がある。通信規制が行われると、同地域内にある端末の電話は極端にかかりにくくなる。このような場合に、特許文献1等に記載のように端末同士の間での直接通信を可能とすればチャネル使用効率が改善が期待されるが、当該直接通信にも携帯電話システムの無線資源の一部が利用されることに変わりないので、通信規制が行われるような場面で特許文献1等に記載の技術を採用することは現実的でない。
他方、携帯電話システムで使用する周波数帯とは異なる周波数帯での無線通信により端末同士の間で直接通信を行うことが考えられる。このような直接通信は、技術的には携帯電話の通信規制とは無関係に実行することができる。しかしながら、携帯電話機にこのような機能を具備すると携帯電話システムの既存の課金モデルが壊れてしまうことになる。したがって、無条件にこのような端末間直接通信を許容することは困難である。
本発明はこのような背景においてなされたものであり、その目的は、携帯電話システムの既存の課金モデルへの影響を最小限に抑えつつ、所定の条件下で端末間直接通信を可能とする無線システム、通信端末およびその制御方法を提供することにある。
本発明による無線システムは、複数の移動局としての通信端末が基地局を介して無線通信を行う無線システムにおいて、通信端末は、基地局を介して他の通信端末との間で通信を行う第1の通信手段と、通信端末同士の間で直接通信(端末間直接通信)を行う第2の通信手段と、前記第1および第2の通信手段を制御する制御手段とを備え、基地局は、所定の条件下で通信端末による基地局を介した通信を規制し、この通信規制時に前記第2の通信手段による端末間直接通信を許可し、通信規制時以外は前記第2の通信手段の前記端末間直接通信を禁止し、前記通信端末の制御手段は、前記基地局の制御下で、前記通信規制時以外は前記第2の通信手段による端末間直接通信を抑止し、前記通信規制時に前記第2の通信手段による端末間直接通信を可能とする。
この無線システムでは、基地局により第1の通信手段が利用可能な通常の状態では第2の通信手段による端末間直接通信が抑止される。端末が第1の通信手段を利用できない通信規制時には、基地局は端末が第2の通信手段による端末間通信の抑止を解除することを許容する。これにより、通信規制時に基地局の無線資源を利用することなく、通信端末同士の間での直接通信が可能となる。端末間直接通信の抑止の解除は、通信規制のような限られた条件下で許容されるので、既存の課金モデルへの影響は小さい。
第1および第2の通信端末の間での前記第2の通信手段による直接通信は、少なくとも第3の通信端末を中継局とした通信を含んでもよい。これにより、第2の通信手段による通信可能距離が短い場合にもその距離を延長することができる。
前記第2の通信手段による通信の利用に対して課金を行う課金手段を備えてもよい。これにより、実質的に既存の課金システムを維持することができる。
さらに前記中継局に対して当該中継の量に応じた価値の還元を行う還元手段を備えてもよい。この還元は、中継局として利用された端末の消費された資源(例えば電池電力や時間)について当該端末ユーザへの補償として機能し、これによりユーザに対して自己の端末が中継端末として利用されることのインセンティブを与えることができる。
前記通信端末が、価値データを記憶する手段をさらに備える場合には、前記課金手段による課金および前記還元手段による価値の還元は、通信端末内の前記価値データを変化させることにより行うことができる。これに対して、前記課金手段による課金および前記還元手段による価値の還元は、基地局側で行うようにすることも可能である。
本発明による通信端末は、基地局を介して他の通信端末と無線通信を行う移動局を構成する通信端末であって、基地局を介して他の通信端末との間で通信を行う第1の通信手段と、通信端末同士の間で直接通信(端末間直接通信)を行う第2の通信手段と、前記第1および第2の通信手段を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、基地局からの制御下で、通信規制時以外は前記第2の通信手段による端末間直接通信動作を抑止し、通信規制時に前記第2の通信手段による端末間直接通信を可能とする。
通常状態において前記第2の制御手段による通信が抑止されており、前記制御手段は、前記基地局からの許可情報を受信して前記抑止状態を解除することができる。この際、前記制御手段は、前記許可情報の受信時に端末間直接通信を行うことが許可された旨を表示または音声によりユーザに通知することが好ましい。
前記抑止状態の解除は端末ユーザの意思表示に基づいて行うようにすることにより、通信規制時に、第2の通信手段による端末間直接通信を利用したいユーザのみが利用できるようにユーザの意思を尊重することができる。また、その意思表示は、端末が中継局として利用される可能性があることの了承としても機能しうる。
通信端末は、さらに、価値データを記憶する手段と、前記第2の通信手段による通信の利用に対して課金を行う課金手段とを備えてもよい。これにより、第2の通信手段による通信の利用について、端末内で課金精算を行うことができるようになる。
また、他の通信端末同士の間の直接通信を中継した際に、当該中継の量に見合った価値の還元を受ける手段を備えてもよい。
本発明による通信端末の制御方法は、基地局を介して他の通信端末との間で通信を行う第1の通信手段と、通信端末同士の間で直接通信(端末間直接通信)を行う第2の通信手段とを備え、基地局を介して他の通信端末と無線通信を行う移動局を構成する通信端末の制御方法であって、前記第1の通信手段が利用可能な状態において前記第2の通信手段による端末間直接通信動作を抑止するステップと、基地局からの指示に従って、前記第1の通信手段の利用が規制されたとき前記第2の通信手段による端末間直接通信の抑止を解除するステップとを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、基地局を介した通信を行う第1の通信手段の他に、基地局を介さずに端末間直接通信を行う第2の通信手段を備える端末であっても、第1の通信手段が利用可能な通常状態では第2の通信手段の機能を抑止し、通信規制のように第1の通信手段による通信が利用できないという特殊な状況で第2の通信手段による端末間直接通信を許容することにより、通信規制が行われても、当該規制エリア内で必要な端末間の相互の通信が可能となる。
また、この限られた状況で第2の通信手段による端末間直接通信を許容しても、既存の課金システムへ与える影響は少ない。さらに、第2の通信手段による端末間直接通信に対する新たな課金を行えば、既存の課金システムを維持することが可能となる。
以下、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1に本実施の形態における無線通信システムの概略の全体構成を示す。このシステムは、携帯電話機のような複数の通信端末(移動局)100と、上位局としての基地局200とにより構成される。
基地局200は自己の周囲の所定のエリア(セル)内の通信端末(以下、単に端末ともいう)100の位置登録を行い、エリア内の個々の端末100の通信を管理する。すなわち、エリア内の端末100は基地局200を介して通信相手との通信(通話およびデータ送受信)を行う。また、本実施の形態では、基地局200は、アドホック通信端末管理データベース(DB)210を備え、通信規制のような所定の条件下でのエリア内の端末100について端末間直接通信であるアドホック通信を許可する。各端末100は携帯電話システムで利用する周波数帯とは異なる周波数帯での近距離無線通信を行う通信手段を備えているが、通常はこの通信手段を端末同士の間での直接通信に用いることは抑止されている。
図1に示すように、本実施の形態において、基地局200による通信規制エリア150内の端末100に対する通信規制時に、各端末100に対してアドホック通信が可能であることを通知する。この通知を受けた端末100は、アドホック通信の利用の可否をユーザに選択させるためのメッセージを表示および/または音声により出力する。これに対してユーザが利用の意思表示の操作を行えば、その旨が基地局200へ返信される。これに応じて基地局200は、この返信を行った端末100へ、アドホック通信を許可する(すなわち、禁止を解除する)鍵データを送信する。端末100はこのアドホック通信禁止解除鍵を基に、アドホック通信を実行可能な状態へ移行する。なお、本明細書において、アドホック通信の禁止とは、アドホック通信部107の全機能の抑止に限るものではなく、一部の機能、例えば特定のアプリケーション(通話、電子メール等)を抑止するものも含みうる。
また、図2に示すように、基地局200はアドホック通信端末管理DB210により、当該通信規制エリア内に存在する端末のうち、すくなくともアドホック通信を希望した端末を認識するためのデータ(例えば電話番号)を管理する。図の例では、基地局200の通信規制エリア内に登録されているすべての端末の電話番号に対応して、アドホック通信が可能か否かを示すステイタス情報(図の例では“OK”または“NO”)を記憶している。この例とは異なり、アドホック通信を希望しなかった端末のデータは保持しないようにしてもよい。ステイタス情報は“OK”または“NO”に限らず、任意の情報を利用することができる。
アドホック通信が許可されると、通信規制エリア内で端末100は他の端末100との間で基地局を介さずに通信を行うことができる。本実施の形態では、端末にアドホック通信の中継機能を有し、アドホック通信の利用を希望したユーザは自身の端末がアドホック通信を利用する場合でなく、他のユーザによりアドホック通信の中継用に利用されることも承認したこととなる。中継機能を利用することにより、近距離無線通信であっても、中継がない場合に比べてより遠く離れた端末同士の間での通信が可能となる。
図1の例では、基地局200のエリア内の端末A〜Dのうち、端末A,B,Cがアドホック通信を行うことを希望し、端末Aと端末Cとが、端末Bを中継してアドホック通信を行っている様子を示している。
本実施の形態では、アドホック通信を利用するユーザについては、通信事業者側からその利用に見合った課金がユーザに対してなされる。この例では、端末100に電子マネー処理機能が備えられている。アドホック通信の発信者と受信者の一方または双方で電子マネーを利用した所定の課金処理がなされる。課金先は通信の利用形態(通話やメール等)によって異なってもよい。また、課金額は利用時間やパケット数等に依存した従量制の場合や固定制の場合がありうる。
また、中継に利用された端末100(図1では端末B)については、自分自身が利用しないのに他者に利用され、その分、バッテリを消耗することになる。そこで、中継端末のユーザに対してはその中継の量に見合った額のキャッシュバックが行われる。本実施の形態におけるキャッシュバックは電子マネーで行われる。但し、後述するようにキャッシュバックの形態はこれに限るものではない。
図3に、端末100の概略のハードウェア構成例を示す。
端末100は、CPU101、ROM102、RAM103、入力部104、表示部105、通信部106、アンテナ106a、アドホック通信部107、アンテナ107a、電子マネー記憶部108、近接通信部109、アンテナ109a、ストレージ部110、音声処理部111、マイク111a、スピーカ111bおよび電源112を備えて構成される。
CPU101は上記各部と接続され、ROM102に格納されたプログラムを実行することにより端末100の動作を制御する。ROM102にはプログラムの他、フォント等の固定的なデータを不揮発的に格納している。RAM103は、通常揮発性のメモリであり、CPU101により作業領域、データの一時記憶領域として利用される。ストレージ部110は、アドレス帳データ、メールデータ、画像データ等の各種のデータを再書き込み可能に記憶する不揮発性の記憶装置であり、例えばフラッシュROM、小型ハードディスク装置等により構成される。
入力部104は、ユーザが端末100に対して、各種の指示やデータを入力するためのユーザインタフェースであり、通常、電源キー、通話キー、テンキー、カーソル操作キー等の各種キーを含む。表示部105は、端末100がユーザに対して表示情報を提供するためのユーザインタフェースであり、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の表示デバイスを含む。
通信部106は、アンテナ106aを介して携帯電話システムにおける基地局との間での無線通信を行い、基地局を介して通信相手との間で通話やデータ通信を行うための無線通信部(第1の通信手段)である。アドホック通信部107は、本実施の形態において、アンテナ107aを介して基地局を介することなく端末同士の間で直接的に無線通信を行うための無線通信部(第2の通信手段)であって、フラッシュROM等に格納されたアドホック通信用のモジュール(ソフトウェア)の実行により、近距離無線通信を用いて実現される。アドホック通信部107が利用する近距離無線通信としては、例えば無線LANやBluetooth(登録商標)を利用することができ、その利用周波数帯は通信部106のそれとは異なり、互いに緩衝しない。なお、第1の通信手段による通信は通信事業者による直接的な課金管理下にあり、前記第2の通信手段は通信事業者による直接的な課金管理下にない。そこで、第2の通信手段の利用時には、端末間通信の利用情報を基地局200に通知することにより間接的な課金管理が行われる。
電子マネー記憶部108は、通貨等に相当する価値情報を増減可能に記憶し、端末100において利用可能とするものである。この電子マネー記憶部108は、近接通信部109によりアンテナ109aを介して外部のリーダライタ(図示せず)と非接触状態で無線通信を行うことにより、電子マネーの利用や補充が行えるようになっている。但し、本実施の形態においてアンテナ109aを介して外部のリーダライタと非接触通信を行うことは必須ではない。
音声処理部111は、マイク111aおよびスピーカ111bと接続され、通話等のための音声処理およびその入出力処理を行う。
図4により、端末100のROM102に格納されるプログラム(端末で実現される機能に対応)やデータについて説明する。
ブラウザ102aは、所定のマークアップ言語で記述されたウェブデータを表示するためのプログラムであり、本実施の形態では、通信規制を通知するメッセージ、アドホック通信に関する注意・説明用データ、課金処理結果通知データ等の表示に利用する。
通信規制通知&アドホック通信に関する注意・説明用データ102bは、基地局からの表示命令に基づいて、ブラウザ102aにより表示部105に表示される予めROM102内に格納された表示データであり、具体的には次のものを含む。なお、これらの表示データはその都度、基地局側から送信されるようにしてもよい。
(1)通信規制状態になったことの通知(図11(a)参照)
(2)通信規制状態になった代わりにアドホック通信が許可されることの通知(図11(a)参照)
(3)アドホック通信により電池が著しく減少する可能性の通知(図11(b)参照)
(4)中継した分だけキャッシュバックが行われることの通知(アドホック通信利用に関する費用についての通知)(図11(b)参照)
(5)アドホック通信の利用をユーザが希望した場合のユーザへの指示(図11(b)参照)
アドホック通信許可・禁止管理機能102cは、ユーザがアドホック通信を行うとの返信を行った場合に、予め基地局から送信された鍵データ(RAM103内)を用いて、端末のアドホック通信の禁止を解除し、その旨をユーザに通知するためのプログラムである。同様に、基地局より通信規制解除の通知を受信すると、それに従って端末は自身のアドホック通信を抑止するアドホック通信禁止処理を実行する。
アドホック通信許可・禁止通知用データ102dは、アドホック通信の禁止が解除された際にその旨をユーザに通知するための表示データ(および/または音声データ)である(図12(a)参照)。アドホック通信許可・禁止通知用データ102dは、また、基地局より通信規制解除によりアドホック通信が禁止となった場合に、それを通知するための表示データ(および/または音声データ)である(図12(b)参照)。
アドホック通信機能102eは、アドホック通信を実行するためのアプリケーションプログラムである。この機能には、アドホック通信のための経路の探索、データ送受信および中継処理を含む。このアドホック通信機能102eは通常時は起動禁止状態(抑止状態)になっており、通信規制時に基地局より鍵データが送信されることで起動可能になる。通信規制が解かれると、再度起動禁止状態になる。なお、起動可能となっても直ちに抑止状態を解除するのではなく、端末ユーザの意思表示に基づいて抑止状態の解除行う。これにより、通信規制時に端末間直接通信を利用したいユーザのみが利用できる。逆に、利用したくないユーザは利用を拒否することができる。
アドホック通信量&時間課金管理機能102fは、端末のアドホック通信機能が起動されると同時に起動され、アドホック通信時のアドホック通信や中継を行った際の通信量や通信時間およびそれに対応する課金額やキャッシュバック額を計算して管理するためのプログラムである。具体的には、精算額を算出し、電子マネーの残高を変化させる(図13(a)(b)(c)参照)。この際の、計算したり管理したデータはRAM103に格納される。
アドホック通信量&時間課金通信&通知機能102gは、アドホック通信量&時間課金管理機能102fにより計算された各種データ(RAMに格納されている)を、所定の基地局側等に通信するとともに、ユーザに通知するためのプログラムである。あるいは、後述するように、アドホック通信量&時間課金管理機能102fにより計算された各種データ(RAMに格納されている)を基地局側に通知するとともに、基地局側で精算処理された結果データをユーザに通知するためのプログラムである。
なお、図4に示したROM102における機能はさらに細分化されたり、まとまったりしてもよい。
図5は、RAM103に格納される命令や各種のデータを示している。
通信規制通知&アドホック通信に関する通知の表示命令103aは、通信規制時に基地局より位置登録されている端末に対して送信される命令である。この命令に基づいて、端末側に予め記憶されている表示データ(通信用アプリ)が起動され、ユーザに情報を通知するための表示(および/または音声出力)がなされる。
アドホック通信アプリ禁止解除用鍵データ103bは、通信規制通知に関する表示命令とともに基地局から送信されてくるデータである。ユーザがアドホック通信利用の意思表示を基地局へ返すことで、当該鍵データが用いられて、アドホック通信の禁止が解除され、上述したアドホック通信用のモジュールとしてのアドホック通信アプリが起動する。なお、鍵データ103bは通信規制通知命令とともに送信される構成の代わりに、アドホック通信利用の意思表示(OK)を返信したユーザに対して基地局が送信する構成としてもよい。
アドホック通信経路データ103cは、アドホック通信を行う際の通信経路(中継端末を含みうる)に関するデータである。
アドホック通信の中継量・中継時間に関するデータ(中継通信データ)103dは、アドホック通信時の当該端末の中継時間・中継データ量に関するデータである。このデータは中継端末へのキャッシュバックの対象となるデータとして用いられる。
アドホック通信の通信量・通信時間に関するデータ(アドホック通信データ)103eは、アドホック通信時のエンドノード(通信経路の両端の端末)としての通信時間・データ量に関するデータであり、当該端末への課金対象となるデータとして用いられる。
次に、図6および図7により本実施の形態におけるアドホック通信に関するシステムの動作例を説明する。
まず、基地局において通信規制が行われる際、基地局が、通信規制状態の通知の表示命令、アドホック通信中継についての注意事項の表示命令、およびアドホック通信禁止解除鍵データを、所定エリア内の端末(この例では当該基地局に対して位置登録されているすべての端末)宛に送信する(S1)。端末はこれらの情報を受信し(S11)、鍵データをRAM内に格納する(S12)。ついで、例えば図11(a)(b)に示したように、端末はユーザに対して通信規制通知(表示および/または音声)を行うとともに、アドホック通信に関連する情報を通知する(S13)。
これに対してユーザがアドホック通信を利用する意思表示(例えば図11(b)の画面内の「OK」ボタンの指示)を行った場合(S14,Yes)、「アドホック通信OK返信」が端末に対して行われる(S15)。この返信には当該端末を識別するための情報が含まれている。端末から「アドホック通信OK返信」を受信した基地局は、図2で説明したように、アドホック通信端末管理DB210にアドホック通信OK端末情報を記録する(S2)。
「アドホック通信OK返信」を行った端末は、アドホック通信機能禁止を解除し(S16)、アドホック通信機能を起動する(S17)。また、アドホック通信課金管理機能を起動する(S18)。このステップS17とS18の実行順序は逆であってもよい。その後、例えば図12(a)に示した画面例のように、アドホック通信可になったことを表示(および/または音声)によりユーザに通知する(S19)。
その後、ユーザの端末操作によりアドホック通信通話要求があれば(S20,Yes)、アドホック通信処理を実行し(S21)、上記のようなアドホック通信データを記録する(S22)。
他の端末から自端末に対してアドホック通信通話要求の受信があれば(S23,Yes)、アドホック通信処理を実行する(S24)。
他の端末からアドホック通信中継要求があれば(S25,Yes)、中継通信処理を実行し(S26)、上記のような中継通信データを記録する(S27)。
これらのステップS20〜S27の処理は、アドホック通信が有効となっている間は、繰り返して実行される。
その後、通信規制の必要性がなくなった時点で、基地局から、少なくともアドホック通信OKと登録されている各端末へ通信規制解除通知が発せられる(S3)。この通知には、通信規制解除の通知の表示命令、および、アドホック通信機能禁止命令が含まれる。これに伴って、基地局はアドホック通信端末管理DB210において、すべての端末のステイタスを“NO”に変更するようにアドホック通信端末管理データを更新する(S4)。
なお、端末のアドホック通信の停止は、端末が通信規制エリア150外に出た場合や、ユーザが明示の指示操作を行った場合にも行われる。
一方、端末は、基地局から通信規制解除通知を受信すると(S28)、例えば図12(b)に示したように、通信規制解除(警告)通知およびアドホック通信禁止通知(警告)を表示する(S29)。通話中に通信規制解除となった場合には音等による警告が発生するようにしてもよい。所定の時間経過後に、アドホック通信機能を禁止(例えば上記鍵データを削除)し(S30)、アドホック通信課金管理精算およびユーザへの通知を行う(S31)。ユーザへの通知は、例えば図13(a)(b)に示したような表示(および/または音声)により行うことができる。このステップS30とS31の実行順序は逆であってもよい。アドホック通信課金管理精算により現在の電子マネー額の増減があった場合(S32,Yes)、電子マネー額を更新し(S33)、例えば図13(c)に示したように、ユーザに対してその完了通知を行う(S34)。このステップS33,S34の実行順序は逆であってもよい。
次に図8および図9により、本実施の形態における端末のより具体的な処理について説明する。この処理は図6、図7に示した端末の処理と基本的には同じであり、一部において、より詳細な処理ステップを示している。
ステップS41は、図6のステップS1で基地局から送信される通信規制状態の通知の表示命令、アドホック通信中継についての注意事項の表示命令、およびアドホック通信禁止解除鍵データ、を受信したか否かを判定するステップである。続くステップS42〜S49は、図6のステップS12〜S19に対応し、通信規制中に、ユーザの意思表示に従って、アドホック通信機能が有効とされる処理である。
続くステップS50〜S57は、前記ステップS20〜27と同じく、当該端末のユーザ主導によるアドホック通信、相手ユーザ主導によるアドホック通信、および中継通信の処理である。
続くステップS58はアドホック通信をユーザが終了させる要求を行ったか否かの判定処理である。ステップS59は、アドホック通信の通信規制アリア外にユーザが移動したか否かの判定処理である。ステップS60は、基地局から通信規制解除通知を受領したか否かの判定処理である。これらの判定処理結果のいずれかがYesであれば、ステップS61で、通信規制解除(警告)の通知をユーザに対して行うとともに、アドホック通信禁止通知(警告)の表示を行う。
以降のステップS62〜S66は、図7のステップS30〜S34と同じく、アドホック通信に関連した課金やキャッシュバックの処理である。
図10は、図6、図7に示した基地局の処理と基本的には同じであり、一部において、より詳細な処理ステップを示している。
基地局は、通信規制が必要となったとき(S71,Yes)、通信規制エリア内の端末に対して、上述した通信規制通知およびアドホック通信禁止を解除するための鍵データ等を送信する(S72)。
その後、アドホック通信OKの意思表示の返信が端末からあれば(S73,Yes)、そのアドホック通信OK端末情報をアドホック通信端末管理DB210に記録する(S74)。
その後、通信規制の解除が必要となったら(S75,Yes)、上記ステップS3、S4と同様、端末宛に通信規制解除通知を行うとともに(S76)、アドホック通信端末管理DB210のアドホック通信データの更新を行う(S77)。
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。図14は、第2の実施の形態における無線通信システムの概略の全体構成を示す。第1の実施の形態と同様の要素には同じ参照番号を付してある。
第1の実施の形態ではアドホック通信の課金管理を各端末100側で行ったが、第2の実施の形態では課金管理を基地局200側で行うものである。そのために、基地局200側には、アドホック通信端末管理DB210に加えて、アドホック通信を利用する端末における通信情報(アドホック通信量・時間、および、中継通信量・時間課金)を記録管理するキャッシュバックデータ管理DB220を備えている。端末は、アドホック通信の利用後にその利用に関する通信情報を基地局へ送信する。
図15に示すように、基地局200側に備えられるアドホック通信端末管理DB210には、図2に示した端末IDおよびステイタスに加えて、アドホック(Ad)通信量(パケット数)および中継量(パケット数)のデータを記録している。ここでは通信量の他に通信時間での管理もありうる。
また、課金・キャッシュバックデータ管理DB220は、端末ID毎にその利用履歴情報、課金額、電子マネー残高を記録している。利用履歴情報は、この例では、利用日、通信種別(アドホック通信か中継か)、パケット数を含む。図の課金額の“+”は端末ユーザへの課金、“−”は端末ユーザへのキャッシュバックを示している。
第2の実施の形態における端末の構成は実質的には第1の実施の形態と同様の構成とすることができる。
図16および図17により第2の実施の形態におけるアドホック通信に関するシステムの動作例を説明する。図16、図17の基地局の処理S111〜S115および端末の処理S121〜S140は、第1の実施の形態の図6、図7の基地局の処理S1〜S4および端末の処理S11〜S30と同じであり、重複した説明は省略する。
図17のステップS140で、端末はアドホック通信機能を禁止(抑止)した後、ステップS141ではアドホック通信課金管理およびユーザへの通知を行う。但し、実際の精算は基地局側で行うので、続くステップS142でアドホック通信課金精算用データ(アドホック通信データおよび中継データ)を基地局へ送信する。これを受信した基地局は、ステップS115においてアドホック通信課金精算を行うとともに、課金・キャッシュバックデータ管理DB220に必要情報の記録を行う。そこで、当該端末について電子マネー額の増減が必要であれば(S116,Yes)、増減の指示データを当該端末へ送信する(S117)。この指示を受けた端末は、電子マネーの増減処理を行い(S143)、その結果を表示する(S144)。
図17の例では電子マネーの記憶は端末側で行い、アドホック通信課金の精算処理については基地局側で行って、その結果を端末へ反映させるものであった。これに対して、各端末ユーザの電子マネーの記憶を端末側で行わずに基地局側で行うことも可能である。図18にそのような処理例を示す。なお、この例では、端末100の構成として、図3に示した電子マネー記憶部108、近接通信部109およびアンテナ109aは必ずしも必要ではない。
図18の基地局のステップS213、S214および端末のステップS235〜S240は、図17の基地局のステップS113、S114および端末のステップS135〜S140と同じである。また、アドホック通信の終了の契機は、図9のステップS58,S59,S60に示したように、基地局からの通信規制解除通知のみでなく、ユーザによる終了要求および通信規制エリア外へのユーザ移動も含む。
端末はステップS240に続くステップS241で、アドホック通信データを基地局へ送信する。これに応じて、基地局は、アドホック通信課金管理生産処理を行い(S215)、その結果を精算データ情報として課金・キャッシュバックデータ管理DB220に記録する(S216)。ついで、基地局は、アドホック通信課金精算結果通知データを当該端末へ送信する(S217)。これを受けた端末はその精算結果を表示する(S242)。この画面は図13(a)(b)に示したものと同様である。一方、基地局は上記ステップS217に続いて、当該端末ユーザの電子マネー額の増減が必要であれば(S218,Yes)、電子マネー額の増減処理を行い(S219)、その完了通知を当該端末へ送信する(S220)。端末はこの通知データを受けて、電子マネー額増減完了のお知らせを表示する(S243)。この画面は図13(c)に示したものと同様である。
図19および図20は、本発明の第1および第2の実施の形態の変形例に係る無線通信システムの構成例を示している。これらの無線通信システムは、それぞれ図1および図14のシステムに類似するが、上位局として、基地局200に代えて無線LANの親局であるアクセスポイント(AP)300を用いている点で異なっている。図19,図20のシステムにおける端末の構成は図3に示したものと同様であるが、そのアドホック通信部107は無線LANアダプタのような近距離無線通信手段により構成され、アクセスポイント300を介した各端末間の通信は、このアドホック通信部107の一動作モードによって実現される。これらの無線システムの動作は実質的に上述したとおりである。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、上記で言及した以外にも種々の変形、変更を行うことが可能である。
例えば、「電子マネー」は通貨に直接換算できるものである必要はなく、何らかの価値情報であれば足りる。例えば、商品やサービスなどと交換できるポイントのようなものであってもよい。上述した基地局の処理の一部は、基地局に直接または間接的に接続されたネットワーク上のサーバで行ってもよい。
基地局のセルと通信規制エリアとが同じ例を示したが、通信規制エリア150内の端末が把握できれば、必ずしも両者は同じでなくてもよい。
端末間直接通信において無線LANなどを利用する場合、アクセスポイントを介するか否かは問わない。アクセスポイントを介した端末間通信も、携帯電話システムの基地局を介さない(または、通信事業者による直接的な課金管理が行われない)という意味で、本発明における端末間直接通信に含まれるものとする。
また、第1の通信手段(上位局を介した通信または直接的な課金管理下にある通信を行う手段)と、第2の通信手段(上位局を介さない通信または直接的な課金管理下にない通信を行う手段)とは別個のハードウェア構成を有する例について説明したが、両通信手段が単一のハードウェア構成(例えば近距離無線通信手段)により構成されることを排除するものではない。
本発明の実施の形態における無線通信システムの概略の全体構成を示す図である。 図1に示した基地局のアドホック通信端末管理DBを示す図である。 図1に示した端末の概略のハードウェア構成例を示す図である。 図3に示した端末内のROMの記憶内容を示す図である。 図3に示した端末内のRAMの記憶内容を示す図である。 本発明の実施の形態におけるアドホック通信に関するシステムの動作例を示すフローチャートである。 図6に続く動作例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における端末のより具体的な処理を示すフローチャートである。 図8の処理に続く処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における基地局のより具体的な処理を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態における基地局の画面例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局の他の画面例を示す図である。 本発明の実施の形態における基地局のさらに他の画面例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における無線通信システムの概略の全体構成を示す図である。 図14に示した基地局のアドホック通信端末管理DBおよび課金・キャッシュバックデータ管理DBを示す図である。 本発明の第2の実施の形態におけるアドホック通信に関するシステムの動作例を示すフローチャートである。 図16に続く動作例を示すフローチャートである。 図16に続く他の動作例を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の変形例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態の変形例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。
符号の説明
100…端末
102a…ブラウザ
102b…注意・説明用データ
102c…アドホック通信許可・禁止管理機能
102d…アドホック通信許可・禁止通知用データ
102f…時間課金管理機能
102g…アドホック通信量&時間課金通信&通知機能
103a…表示命令
103b…アドホック通信アプリ禁止解除用鍵データ
103c…アドホック通信経路データ
103d…アドホック通信の中継量・中継時間に関するデータ
104…入力部
105…表示部
106…通信部
106a…アンテナ
107…アドホック通信部
107a…アンテナ
108…電子マネー記憶部
109…近接通信部
109a…アンテナ
110…ストレージ部
111…音声処理部
111a…マイク
111b…スピーカ
112…電源
150…通信規制エリア
200…基地局
210…アドホック通信端末管理DB
220…課金・キャッシュバックデータ管理DB
300…アクセスポイント(AP)

Claims (16)

  1. 複数の移動局としての通信端末が上位局を介して無線通信を行う無線システムにおいて、
    通信端末は、
    上位局を介して他の通信端末との間で通信を行う第1の通信手段と、
    通信端末同士の間で直接通信(端末間直接通信)を行う第2の通信手段と、
    前記第1および第2の通信手段を制御する制御手段とを備え、
    上位局は、
    所定の条件下で通信端末による上位局を介した通信を規制し、この通信規制時に前記第2の通信手段による端末間直接通信を許可し、通信規制時以外は前記第2の通信手段の前記端末間直接通信を禁止し、
    前記通信端末の制御手段は、前記上位局の制御下で、前記通信規制時以外は前記第2の通信手段による端末間直接通信を抑止し、前記通信規制時に前記第2の通信手段による端末間直接通信を可能とし、前記上位局により端末間直接通信を行うことが許可された旨を表示または音声によりユーザに通知する
    ことを特徴とする無線システム。
  2. 第1および第2の通信端末の間での前記第2の通信手段による直接通信は、少なくとも第3の通信端末を中継局とした通信を含むことを特徴とする請求項1記載の無線システム。
  3. 前記第2の通信手段による通信の利用に対して課金を行う課金手段を備えたことを特徴とする請求項1または2記載の無線システム。
  4. 中継局に対して当該中継の量に応じた価値の還元を行う還元手段を備えたことを特徴とする請求項2または3記載の無線システム。
  5. 前記通信端末は、価値データを記憶する手段をさらに備え、
    前記課金手段による課金および前記還元手段による価値の還元は、通信端末内の前記価値データを変化させることにより行うことを特徴とする請求項4記載の無線システム。
  6. 前記課金手段による課金および前記還元手段による価値の還元は、上位局側で行うことを特徴とする請求項4記載の無線システム。
  7. 前記上位局は、通信規制時に前記第2の通信手段による端末間直接通信を許可する際、通信端末に対して端末間直接通信を利用するか否かを問い合わせ、利用する旨の返信があった通信端末に対して端末間直接通信を許可することを特徴とする請求項1記載の無線システム。
  8. 前記第2の通信手段は、近距離無線通信手段により構成される請求項1記載の無線システム。
  9. 前記第1の通信手段による通信は通信事業者による直接的な課金管理下にあり、前記第2の通信手段は通信事業者による直接的な課金管理下にない請求項1記載の無線システム。
  10. 上位局を介して他の通信端末と無線通信を行う移動局を構成する通信端末であって、
    上位局を介して他の通信端末との間で通信を行う第1の通信手段と、
    通信端末同士の間で直接通信(端末間直接通信)を行う第2の通信手段と、
    前記第1および第2の通信手段を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、上位局からの制御下で、通信規制時以外の通常状態は前記第2の通信手段による端末間直接通信動作を抑止し、通信規制時に前記上位局からの許可情報を受信して前記抑止状態を解除することで前記第2の通信手段による端末間直接通信を可能とし、前記許可情報の受信時に端末間直接通信を行うことが許可された旨を表示または音声によりユーザに通知する
    ことを特徴とする通信端末。
  11. 前記抑止状態の解除は端末ユーザの意思表示に基づいて行うことを特徴とする請求項10記載の通信端末。
  12. 価値データを記憶する手段と、
    前記第2の通信手段による通信の利用に対して課金を行う課金手段と
    を備えたことを特徴とする請求項10または11記載の通信端末。
  13. 他の通信端末同士の間の直接通信を中継した際に、当該中継の量に見合った価値の還元を受ける手段を備えたことを特徴とする請求項10または12記載の通信端末。
  14. 前記第2の通信手段による端末間直接通信動作を抑止は、前記第2の通信手段の全機能の抑止である請求項10記載の通信端末。
  15. 前記第2の通信手段による端末間直接通信動作を抑止は、前記第2の通信手段を利用した特定のアプリケーションの抑止である請求項10記載の通信端末。
  16. 上位局を介して他の通信端末との間で通信を行う第1の通信手段と、通信端末同士の間で直接通信(端末間直接通信)を行う第2の通信手段とを備え、上位局を介して他の通信端末と無線通信を行う移動局を構成する通信端末の制御方法であって、
    前記第1の通信手段が利用可能な状態において前記第2の通信手段による端末間直接通信動作を抑止するステップと、
    上位局からの指示に従って、前記第1の通信手段の利用が規制されたとき前記第2の通信手段による端末間直接通信の抑止を解除するステップと、
    前記端末間直接通信の抑止が解除された旨を表示または音声によりユーザに通知するステップと
    を備えたことを特徴とする通信端末の制御方法。
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