JP4814140B2 - プリンタ - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、タクシーメータとともに使用されるプリンタなど、印字ヘッドによりロール状の記録紙に画像記録を形成するためのプリンタに関するものである。
図7は、タクシーメータとともに使用される従来のプリンタを示す断面図である。同図に示すプリンタ101は、乗員と相対する前面に開口部124が形成された箱状のケース102と、このケース102の開口部124を開閉するカバー103と、ケース102の奥側に配された印字ヘッド130と、この印字ヘッド130との間にロール紙132を挟み、軸心139を中心に回転することによりロール紙132を移動させるプラテンローラ135と、を有している。また、前記ロール紙132は、開口部124からケース102の前面側に装填される。また、図7中の133はロール紙132を巻き付けるコアであり、103aはカバー103を貫通形成されたロール紙排出口である。
上記プリンタ101にロール紙132をセットするには、カバー103を開状態にし、ロール紙132の始端部分138を印字ヘッド130とプラテンローラ135との間に通し、ロール紙132のコア133をケース102に係合させてカバー103を閉じる。そして、図示しない紙送りボタンを押してプラテンローラ135を回転させることにより始端部分138をロール紙排出口103aからケース102外に排出させる。こうしてプリンタ101にロール紙132をセットする。
また、上記プリンタ101は、乗務員等が図示しない印字ボタンを押圧することにより、印字ヘッド130がロール紙132に日付や料金等の画像記録を印字し、プラテンローラ135がロール紙132を送り出して、前記画像記録が印字された部分をロール紙排出口103aからケース102外に排出する。
しかしながら、上記従来のプリンタ101は、印字ヘッド130及びプラテンローラ135がケース102の奥側に配されていることから、ロール紙132の始端部分138を印字ヘッド130とプラテンローラ135との間の狭い隙間に通す作業が困難であった。そこで、図8に示すように、ロール紙132の始端部分138を印字ヘッド130とプラテンローラ135との間に容易に通せるようにしたプリンタが考案されている(例えば特許文献1を参照。)。
図8は、タクシーメータとともに使用される従来の他のプリンタを示す断面図である。同図に示すプリンタ201は、乗員と相対する前面203に開口部224が形成された箱状のケース本体202と、開口部224を通されてこのケース本体202に出し入れ自在に形成された引き出し型ケース228と、引き出し型ケース228内に設けられたロール紙取り付け部231と、プラテンローラ235と、このプラテンローラ235を回転させる回転機構236と、ケース本体202に取り付けられ、引き出し型ケース228がケース本体202に収容された状態でプラテンローラ235と相対する印字ヘッド230と、を有している。また、引き出し型ケース228は、図8中上側に位置する上面が開口した箱状に形成されている。また、図8中の233はロール紙232を巻き付けるコアであり、237は、回転機構236を構成するモータであり、239はプラテンローラ235を構成する軸心であり、229は印字ヘッド230を構成する発熱体である。
上記プリンタ201にロール紙232をセットするには、ケース本体202から引き出し型ケース228を引き出し、引き出し型ケース228の上面側からロール紙取り付け部231にロール紙232を装填する。そして、ロール紙232の始端部分238を手前側(乗員室側)に引き出して、引き出し型ケース228をケース本体202の奥側に収容する。この状態で、ロール紙232の始端部分238は、開口部224の縁部と引き出し型ケース228との間に形成される隙間からケース本体202外に位置付けられている。こうしてプリンタ201にロール紙232をセットする。
特開2001−229422号公報
しかしながら上述したプリンタ201は、引き出し型ケース228やこの引き出し型ケース228を支持するレール(不図示)などを設ける分、部品点数が増加し、コスト高になるという問題があった。また、引き出し型ケース228がケース本体202から引き出された状態で上下からの衝撃が加わると破損しやすいという問題があった。
したがって、本発明は、ロール紙を容易にセットすることができる簡素な構成のプリンタを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載された発明は、前面に開口部が形成され、前記前面側に、前記開口部から装填されたロール紙を収容する収容空間が形成された箱状のケースと、前記ケースの前記収容空間よりも奥側に配された印字ヘッドと、前記収容空間と前記印字ヘッドとの間に移動自在に配され、前記印字ヘッドとの間に前記ロール紙の始端部分を挟むとともに軸心周りに回転することにより前記始端部分を移動させるプラテンローラと、前記プラテンローラを前記印字ヘッドから離れた前記収容空間寄りの離間位置と、前記離間位置よりも上方でかつ前記印字ヘッドと近接した近接位置とに亘って移動させる移動機構と、を有していることを特徴とするプリンタである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記移動機構が、一端部が前記ケースの上方に取り付けられかつ他端部に前記プラテンローラを回転自在に取り付け、前記一端部を中心に回動する支持部材と、前記プラテンローラの軸心に引っ掛かることにより前記プラテンローラを前記近接位置に位置付けるとともに前記軸心から外れることにより前記プラテンローラをその自重により前記近接位置から前記離間位置に移動させる掛け爪を有し、該掛け爪が前記軸心に引っ掛かる維持位置と、該掛け爪が前記軸心から外れる離脱位置と、に亘って向きが変更自在に設けられた維持部材と、前記維持部材を前記維持位置に位置付けられるように付勢する付勢手段と、前記維持部材を前記前面から前記ケースの奥側に向かって押圧することにより、前記維持部材を前記離脱位置に位置付ける押圧部材と、を有していることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1または請求項2に記載された発明において、前記前面の面方向に沿ってスライド自在に設けられた前記ケースの開口部を開閉するカバーをさらに有していることを特徴とするものである。
請求項1に記載された発明によれば、前面に開口部が形成され、前記前面側に、前記開口部から装填されたロール紙を収容する収容空間が形成された箱状のケースと、前記ケースの前記収容空間よりも奥側に配された印字ヘッドと、前記収容空間と前記印字ヘッドとの間に移動自在に配され、前記印字ヘッドとの間に前記ロール紙の始端部分を挟むとともに軸心周りに回転することにより前記始端部分を移動させるプラテンローラと、前記プラテンローラを前記印字ヘッドから離れた前記収容空間寄りの離間位置と、前記離間位置よりも上方でかつ前記印字ヘッドと近接した近接位置とに亘って移動させる移動機構と、を有していることから、ロール紙をセットする際には、プラテンローラを離間位置に位置付けてプラテンローラと印字ヘッドとの間隔を広くすることにより、ロール紙の始端部分をケースの奥側に向かって挿入する操作のみで容易にロール紙をプラテンローラと印字ヘッドとの間に通すことができる。よって、ロール紙を容易にセットすることができる簡素な構成のプリンタを提供することができる。また、このプリンタの構成部品をケース外に引き出すことなくロール紙のセットを行うことができるので、破損し難いプリンタを提供することができる。
請求項2に記載された発明によれば、前記移動機構が、一端部が前記ケースの上方に取り付けられかつ他端部に前記プラテンローラを回転自在に取り付け、前記一端部を中心に回動する支持部材と、前記プラテンローラの軸心に引っ掛かることにより前記プラテンローラを前記近接位置に位置付けるとともに前記軸心から外れることにより前記プラテンローラをその自重により前記近接位置から前記離間位置に移動させる掛け爪を有し、該掛け爪が前記軸心に引っ掛かる維持位置と、該掛け爪が前記軸心から外れる離脱位置と、に亘って向きが変更自在に設けられた維持部材と、前記維持部材を前記維持位置に位置付けられるように付勢する付勢手段と、前記維持部材を前記前面から前記ケースの奥側に向かって押圧することにより、前記維持部材を前記離脱位置に位置付ける押圧部材と、を有していることから、押圧部材を押圧する操作のみでプラテンローラを離間位置に位置付けることができるとともに、押圧部材を押圧しながらプラテンローラをケース奥側の印字ヘッドに向かって押し付ける操作のみでプラテンローラを近接位置に位置付けることができる。このように移動機構が部品点数が少なく単純な構成であるので、組付性が良く低コストなプリンタを提供することができる。
請求項3に記載された発明によれば、前記前面の面方向に沿ってスライド自在に設けられた前記ケースの開口部を開閉するカバーをさらに有していることから、ケース内に埃などの異物が侵入することを防止できるとともに、ケースの前方にスペースが取れない箇所にも取り付け可能なプリンタを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態にかかるプリンタを図1ないし図6を参照しながら説明する。
図1は、本発明の一実施の形態にかかるプリンタを有したプリンタ一体型タクシーメータを示す平面図である。図2は、図1に示されたプリンタ一体型タクシーメータのカバーをスライドさせた状態を示す平面図である。図3は、図1中のA―A線に沿う断面図である。図4は、図2中のB―B線に沿う断面図である。図5は、図4に示されたプリンタの移動機構を示す斜視図である。図6は、図5に示された移動機構のプラテンローラが近接位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。
本実施形態のプリンタ2は、タクシーのインストルメントパネルに取り付けられるプリンタ一体型タクシーメータ1を構成する。このプリンタ一体型タクシーメータ1は、図1に示すように、矩形状に形成されたケース6によりその外郭が形成されており、ケース6の左側に設けられたプリンタ2と、このプリンタ2に隣接してケース6の右側に設けられたメータ部9と、を有している。このメータ部9は、ケース6の前面3に配された運賃を表示する表示部91、各操作ボタン92,93,94、等を有している。
上記プリンタ2は、上記表示部91に表示された運賃や日付等の画像記録をケース6内に装填されたロール紙8(図3を参照。)に印字するためのものである。なお、前記画像記録が印字されたロール紙8は、後述のカバー7に設けられた排出口7aからケース6外に排出され、排出口7aに設けられたカッター刃7bにより切り取られて領収書として使用される。
上記プリンタ2は、図3などに示すように、上記ケース6、上記カバー7、プリンタ本体20、プラテンローラ70、移動機構15、などを有している。
上記ケース6は、上述したように矩形状に形成されており、このうち乗員室側から見た左半分がプリンタ2を構成している。このケース6の乗員と相対する前面3の右側には、上述したようにメータ部9の表示部91等が配されており、左側には、図2などに示すようにロール紙8を着脱するための開口部4が形成されている。この開口部4は前面3を貫通形成されている。また、図2は、ロール紙8が装填されていない状態を示している。さらに、前面3の開口部4の左側には、後述の押圧部材11の操作部が配されている。
また、本明細書において、「右」「左」「前」「奥」とは、乗員室側から見た方向を意味している。さらに、「上」「下」とは、鉛直方向の上側下側を意味している。
また、上記ケース6は、図4などに示すように、前面3側に形成されたロール紙収容空間5(特許請求の範囲に記載した収容空間に相当する。)と、このロール紙収容空間5よりも奥側に形成されたプリンタ本体収容空間12と、を有している。また、ロール紙収容空間5とプリンタ本体収容空間12とは連通している。
上記ロール紙収容空間5は、開口部4から装填されたロール紙8を収容するための空間であり、開口部4と連通している。また、ロール紙収容空間5を構成する左右方向に互いに相対する側壁(ケース6の一部をなす。)には、それぞれ、ロール紙8のコア80(図3を参照。)を回転自在に支持するコア取り付け部10が設けられている。また、ロール紙収容空間5の下側には、このロール紙収容空間5に装填されるロール紙8の外形に沿う形状に形成されたロール紙載置部51が設けられている。このロール紙載置部51とロール紙収容空間5を構成する底壁62(ケース6の一部をなす。)との間には、ロール紙8をケース6外に排出するための隙間52が形成されている。
上記プリンタ本体収容空間12は、後述するプリンタ本体20を配置するための空間であり、ケース6の上方から下方に向かうにしたがって前面3からケース6の奥側に向かって延びた空間である。即ちプリンタ本体収容空間12は、鉛直方向に対して傾斜している。また、図示は省略するが、プリンタ本体収容空間12は、プリンタ本体20とメータ部9の機器とを接続する配線部材を通すため、底部がメータ部9側と連通している。
上記ロール紙8は、円筒状に形成されたコア80に帯状の紙部82が巻き付けられたものである。また、この紙部82のコア80から離れた側の端部を始端部分と呼び、符合81を付す。また、紙部82は、加熱された部分が発色する周知の感熱紙である。このロール紙8は、コア80の長手方向がケースの左右方向と平行になる向きで開口部4から上記ロール紙収容空間5に装填され、コア80の両端部が上記コア取り付け部10に取り付けられることによりケース6に取り付けられる。また、始端部分81は、プラテンローラ70とプリンタ本体20との間を通され、上記隙間52を通され、カバー7の排出口7aを通されてケース6の外部に排出される。そして、プラテンローラ70が回転することによりコア80がその軸を中心として回転し、紙部82がプラテンローラ70側に引き出されるとともに排出口7a側に送り出される。
上記カバー7は、開口部4を覆うことが可能な大きさの板状に形成されている。このカバー7は、図1及び図2に示すように、開口部4を覆う位置と、開口部4を乗員室側に露出させる位置、即ち上記表示部91等を覆う位置、とに亘って前面3の面方向に沿ってスライド自在にケース6に取り付けられている。また、このカバー7は、開口部4を覆う位置に位置付けられた状態で上記隙間52と相対する位置に設けられた上記排出口7aと、この排出口7aの縁部に設けられた紙部82を切り取るためのカッター刃7bと、乗員室側の面に設けられた摘み部7cと、を有している。このカバー7は、開口部4を覆うことにより、ロール紙収容空間5内に埃等の異物が侵入することを防止するとともに、紙部82が太陽光線等により変色することを防止する。
上記プリンタ本体20は、ケース23と、このケース23に収容された印字ヘッド22(図3を参照。)と、ケース23に収容されたプラテンローラ70を回転させるためのモータと、このモータに連結したギアと、このギアに噛み合って回転するとともにプラテンローラ70の後述のギア74に回転力を伝えるギア、等を有している。このプリンタ本体20は、下部から上部に向かうにしたがってロール紙収容空間5に近づく方向に傾けられた状態で上記プリンタ本体収容空間12に配されている。
上記印字ヘッド22は、微小発熱体21(図3、図5を参照。)を整列配置し、画像データに対応した通電により発熱体21を過熱する周知のサーマル印字方式の印字ヘッド22である。この発熱体21は、プラテンローラ70の後述のローラ部73と相対する位置に帯状に配され、ケース23から露出されている。また、この発熱体21が上記ロール紙8の紙部82に接触することにより上記画像記録が紙部82に印字される。
上記プラテンローラ70は、軸心71と、この軸心71の外周に設けられゴム等で形成された円筒状のローラ部73と、軸心71の一端部に取り付けられたギア74と、軸心71を後述の支持部材30に回転自在に取り付ける軸受け72と、を有している。また、ギア74には、上述した複数のギアを介して上記プリンタ本体20に設けられたモータの回転力が伝えられる。そして、このモータの回転力が伝えられることにより、軸心71とローラ部73とが回転する。
このようなプラテンローラ70は、後述の移動機構15により上記印字ヘッド22の発熱体21から離れた離間位置と、発熱体21と近接した近接位置とに亘って移動自在に配されている。そして、前記近接位置においてローラ部73と発熱体21との間に上記ロール紙8の紙部82を挟むことによりこの紙部82に発熱体21を接触させ、前記近接位置においてギア74が上記複数のギアと噛み合ってローラ部73が軸心71回りに回転することにより紙部82を上記隙間52側に移動させる。
上記移動機構15は、上記プラテンローラ70を上記近接位置と上記離間位置とに亘って移動させるためのものであり、上記支持部材30と、維持部材40と、付勢部材としての巻きバネ25と、上記押圧部材11と、を有している。
上記支持部材30は、図5及び図6などに示す支持軸31(特許請求の範囲に記載した一端部に相当する。)と、この支持軸31が通され、支持軸31を中心に回動するスイング板32と、上記プラテンローラ70の軸受け72を保持する保持部材33(特許請求の範囲に記載した他端部に相当する。)と、この保持部材33とスイング板32とを連結した連結部材34と、を有している。
上記支持軸31は、円柱状に形成された棒であり、図3及び図4に示すように、ケース6の上面を構成する天井壁61のロール紙収容空間5とプリンタ本体収容空間12との中間部に形成された支持軸通し部63に取り付けられている。この支持軸通し部63は、ケース6の左右方向に沿って延びた穴を有している。支持軸31はこの穴に通されることにより、ケース6の上方に取り付けられている。
上記スイング板32は、上記支持軸31が通される穴を有し、互いに間隔をあけて相対する位置に配された一対の板32aと、この一対の板32aの前記穴から離れた側の端部同士を連結した連結板32bと、を有している。
上記保持部材33は、上記プラテンローラ70のローラ部73の長手方向に沿って直線状に延びた直線部と、この直線部の両端それぞれから立設し、互いの間にローラ部73を位置付ける一対の立設板と、を有したコ字型に形成されている。そして、この立設板に設けられた貫通穴に上記軸受け72が通されて固定されている。また、上記連結部材34は、ネジ等によりこの保持部材33の直線部と上記スイング板32の連結板32bとを連結している。
このような構成の支持部材30は、スイング板32が支持軸31を中心に回動することにより、上記プラテンローラ70を上記近接位置と上記離間位置とに亘って移動させる。また、支持部材30は、保持部材33により、上記プラテンローラ70を回転自在に保持する。
また、本発明において離間位置とは、上記プラテンローラ70の移動範囲において、最も鉛直方向下方であり、最もロール紙収容空間5に近い位置を言う。また、本実施形態においては図4に示すプラテンローラ70の位置が離間位置であり、プラテンローラ70が上記支持軸通し部63のほぼ真下に位置付けられた位置を言う。
また、本発明において近接位置とは、上記プラテンローラ70の移動範囲において、最も鉛直方向上方であり、最も発熱体21に近い位置を言う。また、最も発熱体21に近い位置とは、ローラ部73がロール紙8の紙部82を発熱体21に弾性的に押し付けることが可能な位置を言う。また、本発明においては、近接位置は、上記離間位置よりも鉛直方向上方である。
上記維持部材40は、図4ないし図6に示すように、近接位置に位置付けられたプラテンローラ70の軸受け72が通されるスリット44を有した一対の掛け爪43A,43Bと、これら一対の掛け爪43A,43B同士を連結した連結軸41と、一方の掛け爪43Aに固定された被押圧板42と、を有している。
上記一対の掛け爪43A,43Bは、上記プリンタ本体20のケース23内を通された上記連結軸41のケース23の外部に露出した両端部にそれぞれ取り付けられている。このため、一対の掛け爪43A,43Bは、一方の掛け爪43Aの移動動作に連動して他方の掛け爪43Bが移動する。また、一対の掛け爪43A,43Bは、連結軸41を中心として、上記軸受け72に引っ掛かる、即ちスリット44内に軸受け72が位置付けられる、維持位置と、軸受け72から外れる、即ちプラテンローラ70の自重により軸受け72がスリット44から外れる、離脱位置と、に亘ってケース23に対して回動自在に設けられている。
上記被押圧板42は、板状に形成されており、後述する押圧部材11と接触することが可能な位置に配されている。また、被押圧板42は、上述したように、一方の掛け爪43Aに固定されていることから、連結軸41を中心として回動自在に設けられている。また、被押圧板42の移動動作に連動して上記一対の掛け爪43A,43Bが移動する。そして、この被押圧板42が、図4に示すように、押圧部材11に押圧されてケース6の奥行き方向Fに沿って前面3側からケース6の奥側に移動されることにより、上記一対の掛け爪43A,43Bが、上述した離脱位置に位置付けられる。また、一対の掛け爪43A,43Bが離脱位置に位置付けられることにより、プラテンローラ70は、軸受け72が一対の掛け爪43A,43Bから外れて、その自重により上記近接位置から上記離間位置に移動する。
上記付勢部材としての巻きバネ25は、伸縮方向に沿った一端部が上記他方の掛け爪43Bに取り付けられ、かつ、他端部が上記ケース23に取り付けられており、この掛け爪43Bが上記維持位置に位置付けられるように該掛け爪43Bを付勢している。また、一方の掛け爪43Aは他方の掛け爪43Bの移動動作に連動して移動するので、他方の掛け爪43Bが巻きバネ25に付勢されることで、一方の掛け爪43Aもこの巻きバネ25に付勢されることになる。また、この巻きバネ25は、一方の掛け爪43A側に取り付けても良く、一方の掛け爪43A側と他方の掛け爪43B側との双方に取り付けても良い。また、この巻きバネ25の付勢力よりも大きな力で上記被押圧板42が押圧部材11に押圧されることにより、一対の掛け爪43A,43Bが上記離脱位置に位置付けられる。
上記押圧部材11は、角柱状に形成されており、ケース6の奥行き方向Fに沿って移動自在にケース6に保持されている。また、押圧部材11は、上述したように、前面3側に配された操作部、即ち一端部、がケース6の奥行き方向Fに沿って前面3から奥側に向かって押圧されることにより、上記被押圧板42と相対した他端部がこの被押圧板42をケース6の奥側に向かって移動させる。
上記構成のプリンタ一体型タクシーメータ1のプリンタ2にロール紙8をセットするには、カバー7を開き、押圧部材11の操作部を押圧することにより一対の掛け爪43A,43Bを離脱位置に位置付けかつプラテンローラ70を離間位置に位置付けてプラテンローラ70とプリンタ本体20との間隔を広く空け、ロール紙8の始端部分81をケース6の奥側即ちプリンタ本体収容空間12側に向かって挿入する。
すると、ケース6の奥側に向かって挿入された始端部分81は、スイング板32の一対の板32a間を通され、下部から上部に向かうにしたがってロール紙収容空間5に近づく方向に傾けられて配されたプリンタ本体20に当接することによりケース6の下方に向きを変え、プリンタ本体20とプラテンローラ70との間を通される。
そして、さらにロール紙8の紙部82をケース6の奥側に向かって挿入することにより、始端部分81は底壁62に当接して前面3側に向きを変え、隙間52を通される。
ここで、押圧部材11の操作部を押圧しながら軸受け72が一対の掛け爪43A,43Bのスリット44内に通されるまでプラテンローラ70をプリンタ本体20側に向かって(図4中の矢印Gに示す方向)押し上げて、押圧部材11の操作部を離す。すると、巻きバネ25の付勢力(弾性力)により一対の掛け爪43A,43Bが維持位置に位置付けられて、プラテンローラ70が近接位置に位置付けられる。
そして、ロール紙8のコア80を上述したようにコア取り付け部10に取り付け、カバー7を閉じる。そして、紙送りを行う操作ボタン92を押してプラテンローラ70を回転させることにより、始端部分81を排出口7aからケース6外に排出させるとともに紙部82のたるみを吸収する。こうしてプリンタ2にロール紙8をセットする。また、図4などに示す二点鎖線Eは、上述した紙部82の移動軌跡を表している。
また、上記プリンタ一体型タクシーメータ1は、乗務員等が領収書発行を行う操作ボタン93を押圧することにより、印字ヘッド22がロール紙8の紙部82に日付や料金等の画像記録を印字し、プラテンローラ70が紙部82を送り出して、前記画像記録が印字された部分を排出口7aからケース6外に排出する。
本実施形態によれば、ロール紙8をセットする際には、プラテンローラ70を離間位置に位置付けてプラテンローラ70とプリンタ本体20との間隔を広くすることにより、ロール紙8の始端部分81をケース6の奥側に向かって挿入する操作のみで容易にロール紙8をプラテンローラ70とプリンタ本体20との間に通すことができる。よって、ロール紙8を容易にセットすることができる簡素な構成のプリンタ2を有したプリンタ一体型タクシーメータ1を提供することができる。また、このプリンタ2の構成部品をケース6外に引き出すことなくロール紙8のセットを行うことができるので、プリンタ2が破損しにくい。
また、押圧部材11を押圧する操作のみでプラテンローラ70を離間位置に位置付けることができるとともに、押圧部材11を押圧しながらプラテンローラ70をケース6の奥側の印字ヘッド22に向かって押し付ける操作のみでプラテンローラ70を近接位置に位置付けることができる。このように移動機構15が部品点数が少なく単純な構成であるので、組付性が良く低コストなプリンタ2を有したプリンタ一体型タクシーメータ1を提供することができる。
また、前面3の面方向に沿ってスライド自在に設けられたケース6の開口部4を開閉するカバー7を有していることから、ケース6内に埃などの異物が侵入することを防止できるとともに、ケース6の前方にスペースが取れない狭い箇所にも取り付け可能なプリンタ一体型タクシーメータ1を提供することができる。
なお、前述した実施形態は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
本発明の一実施の形態にかかるプリンタを有したプリンタ一体型タクシーメータを示す平面図である。 図1に示されたプリンタ一体型タクシーメータのカバーをスライドさせた状態を示す平面図である。 図1中のA―A線に沿う断面図である。 図2中のB―B線に沿う断面図である。 図4に示されたプリンタの移動機構を示す斜視図である。 図5に示された移動機構のプラテンローラが近接位置に位置付けられた状態を示す斜視図である。 従来のプリンタを示す断面図である。 従来の他のプリンタを示す断面図である。
符号の説明
1 プリンタ一体型タクシーメータ
2 プリンタ
3 前面
4 開口部
5 ロール紙収容空間(収容空間)
6 ケース
7 カバー
8 ロール紙
11 押圧部材
15 移動機構
22 印字ヘッド
25 巻きバネ(付勢手段)
30 支持部材
40 維持部材
43A,43B 掛け爪
70 プラテンローラ
71 軸心
81 始端部分

Claims (3)

  1. 前面に開口部が形成され、前記前面側に、前記開口部から装填されたロール紙を収容する収容空間が形成された箱状のケースと、
    前記ケースの前記収容空間よりも奥側に配された印字ヘッドと、
    前記収容空間と前記印字ヘッドとの間に移動自在に配され、前記印字ヘッドとの間に前記ロール紙の始端部分を挟むとともに軸心周りに回転することにより前記始端部分を移動させるプラテンローラと、
    前記プラテンローラを前記印字ヘッドから離れた前記収容空間寄りの離間位置と、前記離間位置よりも上方でかつ前記印字ヘッドと近接した近接位置とに亘って移動させる移動機構と、
    を有していることを特徴とするプリンタ。
  2. 前記移動機構が、
    一端部が前記ケースの上方に取り付けられかつ他端部に前記プラテンローラを回転自在に取り付け、前記一端部を中心に回動する支持部材と、
    前記プラテンローラの軸心に引っ掛かることにより前記プラテンローラを前記近接位置に位置付けるとともに前記軸心から外れることにより前記プラテンローラをその自重により前記近接位置から前記離間位置に移動させる掛け爪を有し、該掛け爪が前記軸心に引っ掛かる維持位置と、該掛け爪が前記軸心から外れる離脱位置と、に亘って向きが変更自在に設けられた維持部材と、
    前記維持部材を前記維持位置に位置付けられるように付勢する付勢手段と、
    前記維持部材を前記前面から前記ケースの奥側に向かって押圧することにより、前記維持部材を前記離脱位置に位置付ける押圧部材と、
    を有していることを特徴とする請求項1に記載のプリンタ。
  3. 前記前面の面方向に沿ってスライド自在に設けられた前記ケースの開口部を開閉するカバーをさらに有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリンタ。
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