JP4813891B2 - 保護カバー並びにこれを備えた接続部品及び装置 - Google Patents

保護カバー並びにこれを備えた接続部品及び装置 Download PDF

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Description

本発明は、接続部を覆う外殻部と、外殻部に形成され接続部を露出させるための開口と、を有する接続部品に取り付けられる保護カバー並びにこれを備えた接続部品及び装置に関する。
従来、モジュラージャック等の接続部品の接続部を保護する保護カバーとして、接続部品の外殻部の内側へ挿入される摺接部と、外殻部の開口を閉塞する平板状の閉塞部と、を有するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。閉塞部はモジュラージャック側の壁面と当接するため、一旦モジュラージャック側に取り付けられると、指の爪やマイナスドライバーを壁面と閉塞部との間に差し入れないと、保護カバーをモジュラージャックから離隔することができず、取り外しの作業性が悪いという問題点がある。
この問題点を解決すべく、閉塞部に摘み部を設けた保護カバーが知られている(例えば、特許文献2参照)。この保護カバーによれば、作業者は、摘み部を指で摘んでモジュラージャックから引き抜くことができる。
意匠第845743号公報 実開平4−115770号公報
しかしながら、特許文献2に記載の保護カバーでは、摘み部が閉塞部から突出しているため、接続部側への押し込み時に摘み部の先端を押圧することとなる。このとき、摘み部の先端の押圧面積が比較的小さい場合は、押し込み時に十分な押圧面積が確保されず、押し込み時の作業性が悪くなる。一方、摘み部の先端の押圧面積が比較的大きい場合は、押し込み時に有利であるものの、引っ張り時に摘み部を指2本で摘む際に、周囲にケーブル、コネクタ、壁面等の周囲の障害物が存在すると、摘み部が大きい分だけ指が周囲の障害物と干渉しやすくなる。このように、押し込み時の作業性と引っ張り時の作業性はトレードオフの関係にあり、押し込み時と引っ張り時の両方の作業性を同時に改善することが望まれている。
本発明は、前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、接続部側への押し込み時の作業性と、接続部と反対側への引っ張り時の作業性を、ともに良好とすることのできる保護カバー及びこれを備えた接続部品を提供することにある。
本発明によれば、
接続部を覆う外殻部と、前記外殻部に形成され前記接続部を露出させるための開口と、を有する接続部品に取り付けられる保護カバーであって、
前記外殻部と係脱自在のカバー本体と、
摘み部と、
前記摘み部の基端側に配され、前記カバー本体と前記摘み部とを揺動自在に接続するヒンジ部と、
を備え、
前記カバー本体と前記外殻部との係脱により前記保護カバーの全体が前記外殻部と係脱し、
前記摘み部は、前記カバー本体の前側に重なるように折り返されて前記カバー本体の前側に位置し、
前記カバー本体が前記外殻部と係合した状態で、前記カバー本体と前記摘み部の少なくとも一方により前記開口を閉塞し、
前記カバー本体は、前記摘み部の前記接続部側への押し込みにより前記外殻部と係合し、前記摘み部の前記接続部と反対側への引っ張りにより前記外殻部から離脱し、
前記摘み部の引っ張り時には前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が開く方向に当該保護カバーが弾性変形することにより、前記摘み部の押し込み時よりも前記摘み部の先端が前記接続部と反対側へ移動し、
前記摘み部の押し込み時には前記摘み部の先端側が前記カバー本体の前面に当接し、
前記摘み部は、前記押し込み時と前記引っ張り時とで異なる形態をなし、
前記摘み部は、前記摘み部に力を加えない状態で、前記カバー本体に沿っていることを特徴とする保護カバーが提供される。
この保護カバーによれば、カバー本体が外殻部と係合すると、カバー本体と摘み部の少なくとも一方により外殻部の開口が閉塞される。これにより、接続部品の接続部が他の部品と未接続である場合に、外部から接続部側への開口を通じた塵埃の侵入が阻止され、接続部を的確に保護することができる。
カバー本体の外殻部への係合は、接続部品と離隔した位置からカバー本体を外殻部に接近させ、摘み部を接続部側へ押し込むことにより実現される。このとき、摘み部の先端は後述する引っ張り時に比して接続部寄りとなっており、摘み部がカバー本体から突出して押し込み難いということはなく、押し込み時の作業性が良好である。
また、カバー本体の外殻部からの離脱は、摘み部を接続部と反対側へ引っ張ることにより実現される。このとき、摘み部の先端は押し込み時に比して接続部と反対側に位置している。これにより、摘み部は接続部と反対側へ延びた状態となることから、引っ張り時には摘み部を摘むことができ、引っ張り時の作業性も良好である。すなわち、押し込み時及び引っ張り時の作業性をともに良好とすることができる。
また、この保護カバーによれば、摘み部は、ヒンジ部を中心として揺動することにより、先端側が移動して押し込み時と引っ張り時で異なる形態となる。
また、上記保護カバーにおいて、前記カバー本体の縁部に前記カバー本体と連続的に設けられ、前記押し込み時に前記外殻部と当接し、前記ヒンジ部を揺動軸として前記摘み部を押し込み時の形態から引っ張り時の形態とするとき前記外殻部との当接部を支点として回動して前記カバー本体を前記接続部と反対側へ移動させるキック部を備えた構成が好ましい。
この保護カバーによれば、カバー本体の引っ張り作業に際し、作業者が摘み部を引っ張り時の形態へ移行させると、キック部によりカバー本体が接続部と反対側へ所定量だけ予め移動する。カバー本体が接続部と反対側へ移動する際には初期位置での抵抗が最も大きいことから、抵抗が小さくなった状態で引っ張り力を加えることになり、作業者は小さな力でカバー本体を引き抜くことができる。
また、上記保護カバーにおいて、前記摘み部と前記カバー本体との間に介在し、前記カバー本体が前記外殻部と係合する際に前記外殻部との接触により変位し、前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が閉じる方向に前記摘み部を移動させて前記摘み部を前記押し込み時の形態へ誘導する誘導部を備えた構成が好ましい。
この保護カバーによれば、カバー本体が外殻部と係合する際に、誘導部により摘み部が押し込み時の形態へ自動的に誘導されるので、押し込み操作が極めて簡単である。また、カバー本体が外殻部に係合した状態では、誘導部により摘み部が押し込み時の形態に誘導されたままであるので、摘み部が押し込み時の形態を維持することとなる。
この保護カバーによれば、摘み部が弾性変形するようにしたので、摘み部を移動させるための移動機構等を設けることなく、押し込み時または引っ張り時に摘み部に加えられる力を利用して、摘み部を異なる形態へと変形させることができる。
また、上記保護カバーにおいて、
前記摘み部は、
外部から力が作用しない状態で前記押し込み時の形態をなし、
前記押し込み時の形態にて最先端部分が前記カバー本体と離隔している構成が好ましい。
この保護カバーによれば、押し込み時の形態で、摘み部の最先端部分がカバー本体と当接していないので、摘み部とカバー本体との間に隙間が形成される。これにより、作業者は、この隙間に指を差し入れ、指を摘み部の先端に引っ掛けて摘み部を引っ張り時の形態へと移動させることができる。
また、上記保護カバーにおいて、
前記摘み部の先端側には、前記押し込み時の形態にて前記カバー本体と反対側へ突出する突出部が形成される構成が好ましい。
この保護カバーによれば、押し込み時の形態で、作業者は、突出部に指を突出部に引っ掛けて摘み部を引っ張り時の形態へと移動させることができる。
また、上記保護カバーにおいて、
前記摘み部は、基端と先端の間に少なくとも1つの補助ヒンジ部を有する構成が好ましい。
この保護カバーによれば、摘み部は基端側部分と先端側部分とが補助ヒンジにより揺動自在となる。このように、前述のヒンジ部に加えて補助ヒンジを設けたので、押し込み時と引っ張り時とで、摘み部の先端の移動量を大きく確保することができ、引っ張り時に摘み部を接続部と反対側へ大きく突出させることができる。
また、上記保護カバーにおいて、
前記摘み部を前記押し込み時の形態でロックするロック部を備えた構成が好ましい。
この保護カバーによれば、ロック部により摘み部が押し込み時の形態でロックされるので、摘み部を先端側が接続部側へ寄せられた状態で静止させることができる。そして、カバー本体が外殻部と係合した状態のときに、摘み部を押し込み時の形態でロックすることにより、接続部品側から摘み部を大きく突出させないで接続部の保護を図ることができる。ここで、カバー本体を外殻部から離脱する際には、ロック部のロックを解除することにより、摘み部を引っ張り時の形態とすることが可能である。
また、本発明によれば、
接続部が凹部内に配され前記接続部を露出させるための開口を有する壁部に取り付けられる保護カバーであって、
前記壁部と係脱自在のカバー本体と、
摘み部と、
前記摘み部の基端側に配され、前記カバー本体と前記摘み部とを揺動自在に接続するヒンジ部と、
を備え、
前記カバー本体と前記壁部との係脱により前記保護カバーの全体が前記壁部と係脱し、
前記摘み部は、前記カバー本体の前側に重なるように折り返されて前記カバー本体の前側に位置し、
前記カバー本体が前記壁部と係合した状態で、前記カバー本体と前記摘み部の少なくとも一方により前記開口を閉塞し、
前記カバー本体は、前記摘み部の前記接続部側への押し込みにより前記壁部と係合し、前記摘み部の前記接続部と反対側への引っ張りにより前記壁部から離脱し、
前記摘み部の引っ張り時には前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が開く方向に当該保護カバーが弾性変形することにより、前記摘み部の押し込み時よりも前記摘み部の先端が前記接続部と反対側へ移動し、
前記摘み部の押し込み時には前記摘み部の先端側が前記カバー本体の前面に当接し、
前記摘み部は、前記押し込み時と前記引っ張り時とで異なる形態をなし、
前記摘み部は、前記摘み部に力を加えない状態で、前記カバー本体に沿っていることを特徴とする保護カバーが提供される。
さらに、本発明によれば、
接続部を覆う外殻部と、
前記外殻部に形成され前記接続部を露出させるための開口と、を有し、
上記保護カバーを備えることを特徴とする接続部品が提供される。
さらにまた、本発明によれば、
接続部を覆う外殻部と、
前記外殻部に形成され前記接続部を露出させるための開口と、を有する接続部品と、
上記保護カバーと、を備えることを特徴とする装置が提供される。
本発明によれば、押し込み時と引っ張り時の作業性をともに良好とすることができ、例えば、周囲がケーブル等に囲まれたような狭い場所であっても、作業者は的確に押し込み及び引っ張りの作業を行うことができる。
図面を参照しつつ、本発明の保護カバーの好適な実施形態について詳細に説明する。尚、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1から図9は本発明の第1の実施形態を示すものであって、図1はモジュラージャックに保護カバー及びLANケーブルが接続されたネットワークターミナルの外観斜視図、図2はモジュラージャックから保護カバーを引き抜いている状態を示すネットワークターミナルの外観斜視図、図3はモジュラージャックに保護カバーを押し込んでいる状態を示すネットワークターミナルの外観斜視図、図4は保護カバーの外観斜視図、図5は保護カバーの背面図、図6は保護カバーの側面図、図7は保護カバーの正面図、図8は保護カバーの底面図、図9は保護カバーの上面図である。
図1に示すように、ネットワークターミナルNTにはLANケーブルCAのモジュラージャックMJが複数備えられる。図1には、モジュラージャックMJが、壁部に2行4列に配置されているものを示す。図2に示すように、接続部品としてのモジュラージャックMJは、接続部の側方を覆う外殻部OCと、外殻部OCに形成され接続部を露出させるための開口OPと、を有している。図1に示すように、LANケーブルCAの先端には、モジュラージャックMJと接続されるコネクタCCが設けられる。図1では、複数のモジュラージャックMJにコネクタCCが接続され、他のモジュラージャックMJには保護カバー100が取り付けられている状態を示す。
図3に示すように、保護カバー100は、合成樹脂からなり、モジュラージャックMJの外殻部OCと係脱自在のカバー本体110と、カバー本体110から所定方向へ延びる摘み部120と、を備え、カバー本体110が外殻部OCと係合した状態で、カバー本体110により開口OPを閉塞する。カバー本体110は、図3に示すように摘み部120の接続部側への押し込みにより外殻部OCと係合し、図2に示すように摘み部120の接続部と反対側への引っ張りにより外殻部OCから離脱する。図2及び図3に示すように、摘み部120は、引っ張り時に押し込み時よりも先端が接続部と反対側へ位置し、押し込み時と引っ張り時とで異なる形態をなす。具体的に、摘み部120は、押し込み時に先端側がカバー本体110と当接し、引っ張り時に先端側がカバー本体110から離隔する。本実施形態においては、摘み部120は、外部から力が作用しない状態で押し込み時の形態をなし、引っ張り時に弾性変形するようになっている。
本実施形態においては、カバー本体110は、外殻部OCの内壁と摺接する摺接部130と、摺接部130の前端に形成され開口OPを閉塞する閉塞部140と、を有する。以下、接続部側を後側、接続部と反対側を前側として説明していく。
図5に示すように、摺接部130は、左側壁132と、上壁134と、右側壁136と、を有し、背面視で略コ字状を呈している。図4に示すように、上壁134の左右中央上部には、前後へわたって延びる第1突出部134aが形成される。この第1突出部134aの左右中央上部には、前後へわたって延びる第2突出部134bが形成される。第1突出部134aは前後へわたって同じ高さに形成され、第2突出部134bは後下がり傾斜する傾斜部134cを有している。
図5に示すように、閉塞部140は、板面を前後に向けた略四角形の平板状に形成される。閉塞部140は、摺接部130と連続的に形成され、左端が左側壁132と略面一であり、右端が右側壁136と略面一となっている。また、第2突出部134bの前端側上部は平坦に形成されており、閉塞部140の上部は第2突出部134bの前端側上部と略面一となっている。さらに、図6に示すように、閉塞部140は、摺接部130より下方へ突出するよう形成される。尚、閉塞部140を、摺接部130より下方へ突出しないよう形成してもよい。
摘み部120は、閉塞部140の下端と連続的に形成されており、板面を前後に向けた略四角形の平板状に形成される。すなわち、図7に示すように、摘み部120は、外部から力が作用しない状態で押し込み時の形態をなし、閉塞部140の前面と重なった状態となっている。また、図8に示すように、摘み部120の左右両端は、閉塞部140の左右両端と略面一となっている。本実施形態においては、図6に示すように、摘み部120の上端は、閉塞部140の上端よりも上方へ突出する。さらに、摘み部120の上端側には、上端へ向かって幅広で手前側に湾曲する湾曲部122が形成されている。この湾曲部122の形成部分においては、摘み部120と閉塞部140との間に間隙124が形成されることとなる。すなわち、摘み部120は、押し込み時の形態にて、最先端部分がカバー本体110と離隔している。
また、保護カバー100は、摘み部120の基端側に配され、カバー本体110と摘み部120とを揺動自在に接続するヒンジ部150を備えている。本実施形態においては、摘み部120と閉塞部140との連結部分が、閉塞部140に対して摘み部120を揺動させるヒンジ部150をなしている。図6に示すように、ヒンジ部150は、摘み部120の下端からなる前側上下延在部152と、閉塞部140の下端からなる後側上下延在部154と、前後に延び各上下延在部152,154を連結する連結部156と、を有している。そして、上端側を前方へ移動させて摘み部120を弾性変形させ、各上下延在部152,154及び連結部156により形成される間隙158を拡開させることにより、摘み部120の先端側が閉塞部140から離隔する。間隙158は湾曲して形成され、本実施形態においては側面視にて下側が略半円形を呈している。これにより、摘み部120の回動による応力集中が回避されるようになっている。
また、前述のように、閉塞部140が摺接部130より下方へ突出するよう形成されていることから、ヒンジ部150の後側上下延在部154の後側が、外殻部OCの前面と当接している。後側上下延在部154の後側下端と、連結部156の下側後端の会合部分は、図6に示すように側面視にて略直角となっている。本実施形態においては、この会合部分が、カバー本体110と連続的に設けられ、押し込み時に外殻部OCと当接し、摘み部120を引っ張り時の形態とするとき外殻部OCとの当接部を支点として回動してカバー本体110を接続部と反対側へ移動させるキック部KIをなす。すなわち、カバー本体110の引っ張り作業に際し、作業者が摘み部120を引っ張り時の形態へ移行させると、キック部KIによりカバー本体110が接続部と反対側へ所定量だけ予め移動するようになっている。
以上のように構成された保護カバー100では、図3に示すようにカバー本体110が外殻部OCと係合すると、カバー本体110により外殻部OCの開口OPが閉塞される。これにより、モジュラージャックMJの接続部がLANケーブルCAと未接続である場合に、外部から接続部側への開口OPを通じた塵埃の侵入が阻止され、接続部を的確に保護することができる。
カバー本体110の外殻部OCへの係合は、モジュラージャックMJと離隔した位置からカバー本体110を外殻部OCに接近させ、摺接部130を開口OPに差し入れた状態で、摘み部120を接続部側へ押し込むことにより実現される。このとき、摘み部120の先端は引っ張り時に比して接続部寄りとなっており、摘み部120がカバー本体110から突出して押し込み難いということはなく、押し込み時の作業性が良好である。本実施形態においては、平坦な摘み部120の前面を指で押圧することによりカバー本体110を押し込むことができる。そして、閉塞部140の上部と下部が外殻部OCの前面と当接すると、閉塞部140がストッパーとして機能し、モジュラージャックMJに対してカバー本体110が位置決めされる。
また、カバー本体110の外殻部OCからの離脱は、摘み部120を接続部と反対側へ引っ張ることにより実現される。本実施形態においては、摘み部120の上端が閉塞部140より突出していることから、摘み部120の上端に指を掛けて摘み部120を手前側に回動させることができる。また、摘み部120と閉塞部140の間に間隙124が形成されているので、この間隙124に指先を差し入れ摘み部120に指を掛けて操作することができ極めて操作性がよい。
そして、摘み部120の先端側を回動させると、摘み部120が弾性変形してヒンジ部150の間隙158が拡開する。このとき、キック部KIを支点としてヒンジ部150自体も回動するので、後側上下延在部154が外殻部OCに対して浮き上がった状態となる。これにより、カバー本体110がヒンジ部150に引きずられるようにして僅かに前方へ移動する。従って、摘み部120を回動させると、自動的にカバー本体110が接続部と反対側へ移動する。
このようにして摘み部120を回動させると、摘み部120の先端は押し込み時に比して接続部と反対側に位置し、摘み部120が接続部と反対側へ延びた状態となる。これにより、引っ張り時には摘み部120を摘むことができ、引っ張り時の作業性も良好である。すなわち、押し込み時及び引っ張り時の作業性をともに良好とすることができる。
このとき、カバー本体110が接続部と反対側へ移動する際には初期位置での抵抗が最も大きいことから、キック部KIによりカバー本体110が予め移動されて、抵抗が小さくなった状態で引っ張り力を加えることになり、作業者は小さな力でカバー本体を引き抜くことができる。
また、この保護カバー100によれば、摘み部120に力を加えない状態で、摘み部120が閉塞部140に沿っていることから、モジュラージャックMJに固定された際の摘み部120の突出量を極力小さくすることができる。これにより、摘み部120が隣接する他のLANケーブルCAと干渉してLANケーブルCAに過大な負荷が加わったり、他のLANケーブルCAが挿抜時に摘み部120に引っ掛かってカバー本体110がモジュラージャックMJから離脱するおそれはない。さらに、ネットワークターミナルNTの見栄えもよくなる。
また、この保護カバー100によれば、図1に示すように、周囲するモジュラージャックMJにLANケーブルCAのコネクタCCが接続され、保護すべきモジュラージャックMJの周辺が手狭となっている場合であっても、指先でカバー本体110の押し込み及び引っ張りを行うことができ、外殻部OCに対する挿抜操作が簡単容易である。
また、本実施形態の保護カバー100によれば、摘み部120が弾性変形するようにしたので、摘み部120を移動させるための移動機構等を設けることなく、押し込み時または引っ張り時に摘み部120に加えられる力を利用して、摘み部120を異なる形態へと変形させることができる。また、摘み部120の先端側が押し込み時にカバー本体110と当接することから、摘み部120をカバー本体110側へ畳んだ状態でカバー本体110を移動させることができる。
尚、第1の実施形態においては、摘み部120の上端が閉塞部140よりも上方へ突出させたものを示したが、図10に示すように、摘み部120と閉塞部140の上端が略面一に形成されていてもよい。
また、第1の実施形態においては、摘み部120の上端側に前方へ湾曲する湾曲部122を形成することにより、摘み部120と閉塞部140の間に間隙124を画成したものを示したが、例えば、図11に示すように、閉塞部140の上端面を前下がりに傾斜させて閉塞部140の上端前部に切欠部を形成して、間隙124を画成するようにしてもよい。これによっても、作業者は、指先を間隙124に差し入れて摘み部120に指を掛けて操作することができる。要は、押し込み時の形態にて、摘み部120の最先端部分がカバー本体110と離隔していればよい。
また、第1の実施形態においては、ヒンジ部150の間隙158を湾曲させたものを示したが、例えば、図12に示すように、ヒンジ部150の間隙158を側面視にて直線状に形成したものであってもよい。この保護カバー100は、摘み部120及び閉塞部140を前後の隙間なく連続的に成形しておき、摘み部120と閉塞部140の間に上方から下方へ向かって直線的に切り込みを入れることにより製造される。この場合、ヒンジ部150の断面係数が増大して変形し難くなることから、摘み部120の先端側が前方へ回動した際に、摘み部120の先端側を後方へ復帰させる力が大きくなる。これにより、押し込み時に摘み部120を閉塞部140へ密着させやすいし、モジュラージャックMJへの装着時に摘み部120を確実に閉塞部140に沿わせることができる。
また、第1の実施形態においては、摘み部120及び閉塞部140が閉じた状態で成形されるものを示したが、例えば、図13に示すように、摘み部120が閉塞部140に対して開いた状態で成形しておき、摘み部120に曲げ加工を施したものであってもよい。図13には、閉塞部140と摘み部120とを垂直に成形しておき、後工程で摘み部120の基端側を湾曲させたものを示している。図13においては、前記実施形態のように摘み部120が閉塞部140の下端に接続されておらず、上下中央側にて接続されている。この保護カバー100では、摘み部120の基端側を曲げた分だけ摘み部120が前方へオフセットし、摘み部120と閉塞部140の間に上下に延びる間隙124が形成され、指先を引っ掛けやすい。また、摘み部120の引っ張り時に摘み部120がストレート形状となるので、引っ張り時におけるヒンジ部150の負荷を低減することができる。
図14にも、後工程で摘み部120の基端側を湾曲させたものを示す。図14では、前記実施形態と同様に摘み部120が閉塞部140の下端に接続されている。摘み部120は、閉塞部140よりも左右に短く形成され、ロック部160により押し込み時の形態でロックされている。ロック部160は、閉塞部140の前面上端に左右一対に形成された延出部162と、この延出部162と係脱し摘み部120の左右側面にそれぞれ形成された突出部としての爪部164と、を有している。各延出部162は、閉塞部140の前面左右両端から前方へ突出する前後延在部162aと、前後延在部162aの前端から左右内側へ延びる内側延在部162bと、を含んでいる。そして、閉塞部140の前面と、前後延在部162aと、内側延在部162bと、により凹部166が画成されている。また、各爪部164は、摘み部120の左右両端から左右外側へ突出し、摘み部120の先端側が閉塞部140側へ移動すると凹部166に受容されて延出部162と係合する。
この保護カバー100によれば、ロック部160により摘み部120が押し込み時の形態でロックされるので、摘み部120を先端側が接続部側へ寄せられた状態で静止させることができる。そして、カバー本体110が外殻部OCと係合した状態のときに、摘み部120を押し込み時の形態でロックすることにより、モジュラージャックMJ側から摘み部120を大きく突出させないで接続部の保護を図ることができる。ここで、カバー本体110を外殻部OCから離脱する際には、ロック部160のロックを解除することにより、摘み部120を引っ張り時の形態とすることが可能である。
ここで、各延出部162の内側延在部162bの前面は左右内側に向かって後方へ傾斜している。これにより、摘み部120の先端側が閉塞部140側へ移動すると、内側延在部162bは各爪部164と摺接しつつ後方へ弾性変形しやすくなっている。また、各爪部164の後側が上面視にて円弧状に仕上げられていることからも、各爪部164と各延出部162の摺接により大きな抵抗を受けることはない。各延出部162は、各爪部164が凹部166へ入り込んだところで弾性変形した状態から元の状態に復帰し、各爪部164の前面が各内側延在部162bの後面と接触し、摘み部120の前方への回動が規制されるようになっている。
摘み部120は、図14に示すように後工程にて基端側が湾曲されているので閉塞部140に沿った押し込み状態が自由な状態で、図15に示すような引っ張り時に弾性変形するようになっている。このように摘み部120を後工程で加工することなく、摘み部120が真っ直ぐ前方へ延びる引っ張り状態が自由な状態で、押し込み時に弾性変形するようにしてもよい。要は、摘み部120は、押し込み時と引っ張り時の少なくとも一方で弾性変形すればよい。この場合、押し込み時の状態でロック部160により摘み部120が保持されるので、カバー本体110をモジュラージャックMJ側に押し込んで指を離しても摘み部120が復元することはない。
また、図15には、摘み部120と閉塞部140の接続部分の端面が、上方及び下方において側面視にて略直角であるものを示しているが、例えば、図16から図19に例示するようにしてもよい。
図16には、上方において略直角で、下方において鈍角に形成されたものを示し、下方の角部については滑らかに湾曲するよう形成されている。この場合、下方については剛性が増すこととなる。
図17には、上方において鋭角で、下方において鈍角に形成されたものを示し、上方及び下方の角部について滑らかに湾曲するよう形成されている。図17には、上方及び下方の角部については滑らかに湾曲するよう形成されている。この場合、上方については剛性が減じて下方については剛性が増すことになる。
図18には、閉塞部140における摘み部120との接続部分を凹状として、凹状部にて摘み部120と接続したものを示す。この場合、接続部分全体で剛性が下がるので、摘み部120を曲げやすくなる。
図19には、摘み部120の基端側を細く形成するとともに閉塞部140に向かって下方へ傾斜させたものを示す。この場合、細くなったことで摘み部120の基端側で剛性が下がるとともに、傾斜したことで摘み部120の先端を上方へ回動させやすくなり、摘み部120を極めて曲げやすくなる。
また、ロック部160として、例えば、図20に示すように、閉塞部140の前面上端に形成された突出部としての爪部172を有し、爪部172が摘み部120の上端と係脱するよう構成されたものであってもよい。図21に示すように、摘み部120は、正面視にて閉塞部140とほぼ同じ大きさに形成され、ロック部160により押し込み時の形態でロックされる。摘み部120の上端には、ロック時に爪部172が受容される凹部174が形成されている。
具体的に、爪部172は、閉塞部140の前面左右中央側から前方へ突出する前後延在部172aと、前後延在部172aの前端から下方へ延びる上下延在部172bと、を含んで形成される。摘み部120の先端側が閉塞部140側へ移動すると、爪部172が凹部174に進入し、上下延在部172bが摘み部120の前面と係合する。図20においては、摘み部120は、押し込み時の位置と引っ張り時の位置の中間で自由状態となっている。すなわち、摘み部120は、押し込み時の形態であっても、引っ張り時の形態であっても、弾性変形することとなる。
図22にも、摘み部120が押し込み時の位置と引っ張り時の位置の中間にて自由状態であるものを示す。この保護カバー100は、摘み部120の先端側に、押し込み時の形態にてカバー本体110と反対側へ突出する突出部126が形成されている。図22には、摘み部120の上端に前方へ突出する舌状の突出部126を形成したものを示している。また、図22においては、閉塞部140が摺接部130と正面視にて同形状となっており、押し込み時に閉塞部140が外殻部OCと当接しないようになっている。これにより、閉塞部140がストッパとして機能せず、カバー本体110をモジュラージャックMJに深く差し入れることができる。このようにカバー本体110がモジュラージャックMJに深く入り込んだとしても、摘み部120が自由状態で斜め前方へ突出し、さらに摘み部120の上端に前方へ突出する突出部126が形成されていることから、作業者は、手前側から摘み部120を用いて引っ張り操作を行うことができ、操作に支障をきたすようなことはない。
図23にも、摘み部120が押し込み時の位置と引っ張り時の位置の中間であるものを示す。図23では、摘み部120は、基端と先端の間に補助ヒンジ部120cを有している。具体的に、摘み部120は、閉塞部140と下端と連続的に形成され斜め上側前方へ延びる平板状の第1摘み部120aと、第1摘み部120aの先端から斜め下側前方へ延びる平板状の第2摘み部120bと、を有する。そして、押し込み時には、第1摘み部120a及び第2摘み部120bが上下に延在する状態となり、閉塞部140、第1摘み部120a及び第2摘み部120bが前後に積層されるように重なり合う。また、引っ張り時には、第1摘み部120a及び第2摘み部120bが前後に延在する状態となり、第1摘み部120a及び第2摘み部120bが真っ直ぐ延びた状態となる。
このように、閉塞部140と第1摘み部120aの接続部分がヒンジ部150をなすとともに、第1摘み部120aと第2摘み部120bの接続部分も補助ヒンジ部120cをなすようにしたので、摘み部120の押し込み形態と引っ張り形態のストロークを大きく確保することができ、引っ張り時に摘み部120を前方へ大きく突出させることができる。図23においては、摘み部120は閉塞部140に比して左右に小さく形成されており、モジュラージャックMJの周囲が他のLANケーブルCA等により塞がれていたとしても、摘み部120の展開を簡単容易に行うことができる。ここで、摘み部120が2以上の補助ヒンジ部120cを有するようにしてもよく、要は少なくとも1つの補助ヒンジ部120cを有していればよい。
また、第1の実施形態においては、閉塞部140と連続的に摘み部120を形成したものを示したが、例えば、図24に示すように、閉塞部140の前面に前方へ突出する延長部170を形成し、この延長部170の前面と連続的に摘み部120を形成してもよい。これにより、延長部170の寸法の分だけ摘み部120が前方へオフセットされ、押し込み及び引っ張りの操作をモジュラージャックMJの手前側で行うことができる。
また、前記実施形態においては、キック部KI付近の形状が側面視にて略直角であるものを示したが、例えば図25に示すように、鋭角に形成されたものであってもよい。この保護カバー100では、図26から図30に示すように、カバー本体110及び摘み部120の角部が丸くなるよう加工されている。そして、図27に示すように、キック部KIがその上側に比してカバー本体110側へ突出している。これにより、キック部KIが鉛直に形成されている外殻部OCの前面と当接すると、キック部KIに外殻部OCから反力が作用するので、キック部KIにより摘み部120を押し込み形態とする付勢力が作用する。従って、カバー本体110が外殻部OC内に押し込まれた際に、仮に摘み部120に外力が作用したとしても、外力が付勢力を上回らない限りは摘み部120が展開されることはない。また、この保護カバー100では、図27に示すように、閉塞部140の前面下側が下方へ向かって後方へ傾斜しているので、間隙158が下方へ向かって拡開し間隙158に指を差し入れ易いものとなっており、摘み部120の操作性が良好である。
また、前記実施形態においては、ヒンジ部150において、摘み部120の下端が閉塞部140の下端と連続的に形成されたものを示したが、例えば、図31に示すように、摺接部130と連続的に形成されるようにしてもよい。ヒンジ部180は、摺接部130の下端前部から前方へ延びる前後延在部182と、摘み部120の下端からなる後側上下延在部184と、を有している。前後延在部182は、摘み部120とカバー本体110との間に介在し、カバー本体110が係合する際に外殻部OCとの接触により変位し、摘み部120を押し込み時の形態へ誘導する誘導部をなしている。前後延在部182は、図31に示すように外部から力が作用しない自然な状態では前下がりに延び、図32に示すようにカバー本体110が外殻部OCと係合した状態で外殻部OCの下側の内壁と当接している。この保護カバー100では、図32に示すように、前後延在部182は、外殻部OCの表面よりも後方の位置にて、上方へ湾曲して摺接部130の本体と接続される。前後延在部182の下部には下方へ突出するキック部KIが形成され、キック部KIは、カバー本体110が外殻部OCと係合した状態で、外殻部OCの前面と当接している。
この保護カバー100では、図33に示すように、押し込み形態から摘み部120の先端を回動すると、キック部KIを支点として前後延在部182が前方へ移動することは前記実施形態と同様である。これに加え、この保護カバー100では、図34に示すように、前後延在部182が変形することにより、前後延在部182がキック部KIに追従して前方へ移動することが可能であり、摺接部130を前方へ大きく引き出すことができる。従って、初期状態に必要な引っ張り力をさらに減じることができ、カバー本体110を外殻部OCから引き出す際の操作性がさらに良好となるので、実用に際して極めて便利である。
一方、カバー本体110を外殻部OC内に押し込むと、図34に示すように自由な状態で前下がりに傾斜していた前後延在部182が、図32に示すように外殻部OCの内壁と接触して略水平となるよう変位することから、摘み部120が前後延在部182の動きに追従して押し込み形態に誘導される。このように、カバー本体110が外殻部OCと係合する際に、誘導部としての前後延在部182により摘み部120が押し込み時の形態へ自動的に誘導されるので、押し込み操作が極めて簡単である。
そして、カバー本体110を完全に押し込むと、摘み部120と閉塞部140が閉じた状態となる。カバー本体110が外殻部OCに係合した状態では、前後延在部182により摘み部120が押し込み時の形態に誘導されたままであるので、摘み部120が押し込み時の形態を維持することとなる。このように、前後延在部182を、押し込み時に外殻部OCと当接し、引っ張り時に正面視にて外殻部OCの表面からはみ出すよう構成することにより、他の形状であっても誘導機能を果たさせることができる。図31に示すように、誘導部とキック部KIの両方を備えていると摘み部120の誘導に効果的であるが、いずれか一方を備えているものであれば摘み部120を誘導させることができる。誘導部の形状は任意であるが、外殻部OCとの当接区間が長いほど大きな誘導作用を得ることができる。例えば、図32に示す前後延在部182を後方へ延長し、誘導部がカバー本体110下部の前後にわたって形成されるようにして、外殻部OCとの当接区間を長くすると、極めて大きな誘導作用を得ることができる。
また、前記実施形態においては、摘み部120の厚さを基端側から先端側まで略一定としたものを示したが、例えば、図35に示すように、基端から先端に向かって厚みが増すようにしてもよい。この場合、引っ張り時の姿勢で手前側に厚みが増すことから、作業者が2本の指で摘み部120を挟んで引っ張った際に、各指の間から摘み部120が抜けにくくなる。図35では、閉塞部140を前面が上方へ向かって後方へ傾斜して上方へ向かって厚みが減るようにし、摘み部120を後面が上方へ向かって後方へ傾斜して上方へ向かって厚みが増すようにしている。閉塞部140と摘み部120との間隙は、下方へ向かって僅かに広がるよう形成されている。
また、図36に示すように、摘み部120の基端から先端に向かって厚みが減るようにしてもよい。この場合、摘み部120の先端側が基端側に比して断面係数が小さくなることから、先端側で弾性変形しやすくなり、先端側を指先で引っ掛けて変形させやすいという利点がある。図36では、閉塞部140の前面が鉛直であり、摘み部120の後面が上方へ向かって後方へ傾斜している。この保護カバー100では、摘み部120の前面も上方へ向かって後方へ傾斜しており、摘み部120全体として後方へ傾斜している。これにより、摘み部120を略水平の引っ張り時の形態としたときに、摘み部120の捻り角度が増して大きな復帰力を得ることができる。ここで、閉塞部140と摘み部120の間隙は、下方へ向かって広がるようになっている。
また、図37に示すように、閉塞部140を、その前面が上方へ向かって後方へ傾斜して上方へ向かって厚みが減るようにし、基端から先端までの厚みが一定の摘み部120を上方へ向かって後方へ傾斜させたものであってもよい。この場合、閉塞部140と摘み部120との間隙は、下方へ向かって僅かに広がるよう形成されている。これによっても、摘み部120を略水平の引っ張り時の形態としたときに、摘み部120の捻り角度が増して大きな復帰力を得ることができる。
さらに、図38に示すように、閉塞部140及び摘み部120の厚さを上下にわたって形成しておき、摘み部120を上方へ向かって後方へ傾斜させたものであってもよい。この場合、閉塞部140と摘み部120の間隙は、下方へ向かって広がるようになっている。これによっても、摘み部120を略水平の引っ張り時の形態としたときに、摘み部120の捻り角度が増して大きな復帰力を得ることができる。
また、前記実施形態においては、摘み部120が平坦な板状であるものを示したが、摘み部120に上下方向について剛性が変化する剛性変化部を形成してもよい。剛性変化部としては、例えば、摘み部120の表面に凹部128を形成したり、摘み部120を屈曲または湾曲させることが考えられる。
図39及び図40には、摘み部120の表面にヒンジ部150の軸方向と平行に延びる溝状の凹部128を形成したものを示し、図39は後面の基端側に一の凹部128が形成され、図40は後面の基端側から先端側に向かって複数の凹部128が並んだものを示している。これにより、摘み部120の先端側を回動すると、凹部128を起点として摘み部120が弾性変形するので、摘み部120の先端側を閉塞部140に対して開きやすくなる。尚、図39及び図40には、摘み部120の後面に凹部128を形成したものを示したが、摘み部120の前面に凹部128を形成してもよい。
また、図41及び図42には、基端側から先端側まで一定の厚さの摘み部120を屈曲または湾曲させたものを示し、図41は摘み部120の基端側にて上方へ向かって前方へ屈曲され、図42は摘み部120の基端側にて前方へ凸となるよう湾曲されたものを示している。これにより、摘み部120の先端側を回動すると、屈曲部分または湾曲部分を起点として摘み部120が弾性変形するので、摘み部120の先端側を閉塞部140に対して開きやすくなる。
また、図43には、摘み部120の基端側が先端側に比して細く形成されるとともに、摘み部120基端側にて下方へ向かって前方へ屈曲されたものを示す。さらに、図44には、閉塞部140と摘み部120の連結部分が細く形成されるとともに下方へ湾曲して突出しているものを示す。
また、前記実施形態においては、閉塞部140と摘み部120とが連続的に一体に成形されたものを示したが、閉塞部140と摘み部120とを別体としてもよいことは勿論である。図45には、摘み部120に左右方向へ延びるヒンジ軸190を形成するとともに、閉塞部140にこのヒンジ軸190のヒンジ受け192を形成したものを示している。この場合、ヒンジ軸190の表面に突出部を形成して、所定角度だけ回動した状態でヒンジ受け192の内面に形成された凹部に嵌り込むようにすれば、押し込み状態または引っ張り状態で摘み部120をロックすることができる。さらには、ヒンジ軸190を、閉塞部140及び摘み部120と別体としてもよい。
また、前記実施形態においては、摘み部120が閉塞部140の前方に配される表面部の全部をなすものを示したが、例えば、図46から図56に示すように、摘み部120が表面部の一部をなすものであってもよい。
図46の保護カバー100は、摘み部120が表面部の左右中央側をなし、摘み部120の左右外側が不動部194となっている。図47に示すように、この保護カバー100では、摘み部120の前面が各不動部194と面一となっている。これにより、モジュラージャックMJとの係合時の見栄えが良好となっている。また、図48に示すように、摘み部120の前面を各不動部194より凹ませ、摘み部120に他のLANケーブルCA等が引っ掛かり難くしてもよい。また、この逆に、図49に示すように、摘み部120の前面を各不動部194より突出させ、摘み部120の先端側を摘みやすくしてもよい。
さらには、図50に示すように、摘み部120が表面部の左右中央側の上側領域をなすようにし、摘み部120の左右外側並びに下側が不動部194となるようにしてもよい。この保護カバー100においても、図51に示すように摘み部120の前面が不動部194と面一にするようにしてもよいし、図52に示すように摘み部120の前面が不動部194より凹んでいたり、或いは突出していたりしてもよい。
さらに、図53に示すように、摘み部120を上側に向かって斜め前方へ傾斜させ、摘み部120の上端に前側下方へ突出する舌状の突出部126を形成したものであってもよい。これにより、作業者は、突出部126を摘んで摘み部120の先端側を回動させることができる。この保護カバー100では、摘み部120が突出部126の前方から押圧されると、摘み部120の本体が閉塞部140側へ移動することに加え、突出部126が摘み部120の前面側に移動して折りたたまれて、図54に示すように、突出部126の前面が不動部194と略面一となる。これにより、押し込み時に押圧しやすくなっている。
さらにまた、図55に示すように、摘み部120が表面部の左右中央側の下側領域をなすようにし、摘み部120の左右外側並びに上側が不動部194となるようにしてもよい。この保護カバー100においては、摘み部120の上端に上方へ突出する突出部が形成され、不動部194の左右中央下面には突出部を受容可能な凹部166が形成されている。この突出部及び凹部166がロック部160をなし、図56に示すように摘み部120が押し込み時の形態でロックされるようになっている。さらに、例えば、ロック部160をカバー本体110と摘み部120の一方に形成された棒状部と他方に形成されこの棒状部が圧入される穴部とから構成してもよく、ロック部160の構成は適宜変更することが可能である。
また、前記実施形態においては、摘み部120が正面視にて四角形状に形成されたものを示したが、摘み部120の形状は任意である。例えば、図57及び図59に示すように摘み部120をリング状とし、摘み部120の内側に指を挿入して引っ張り可能に構成されたものであってもよい。図57にはリング状の摘み部120が基端側で左右方向に延びるヒンジ部150で閉塞部140側に接続されているものを示し、図59にはリング状の摘み部120が点状に閉塞部140側に接続されているものを示す。
また、例えば、図58に示すように、摘み部120を上下に延びる棒状部120aと棒状部120aの先端に形成された円形部120bとから構成したものであってもよい。ここで、円形部120bは棒状部120aの幅に比して大きな径で形成されており、円形部120bを摘みやすくする工夫がなされている。
また、例えば、図60に示すように、摘み部120を先端側へ向かって左右寸法が拡がるように形成してもよい。この場合、摘み部120の基端側で弾性変形しやすくしつつも、先端側は比較的広い面積が確保されることから、摘み時の作業性に支障をきたすことはない。さらに、例えば、図61に示すように、摘み部120が基端側から先端側に向かって左右寸法が一旦縮んでから左右寸法が拡がるようにしてもよい。また、例えば、図62に示すように、摘み部120を正面視で略円形に形成してもよい。
図63及び図64は本発明の第2の実施形態を示すものであり、図63は保護カバーの正面図、図64は保護カバーの側面図である。
この保護カバー200は、同軸ケーブルのコネクタの接続部を保護するものである。ここで、同軸ケーブルのコネクタは、接続部の側方を覆う略円筒状の外殻部と、外殻部の端部に形成され接続部を露出させるための略円形の開口と、を有している。図57に示すように、保護カバー200は、同軸ケーブルの外殻部と係脱自在のカバー本体210と、カバー本体210から所定方向へ延びる摘み部220と、を備え、カバー本体210が外殻部と係合した状態で、カバー本体210により開口を閉塞する。
本実施形態においては、カバー本体210は、外殻部の外周面と摺接する摺接部230と、摺接部230の前端に形成され開口の一部を閉塞する閉塞部240と、を有する。以下、接続部側を後側、接続部と反対側を前側として説明していく。
図64に示すように、摺接部230は前後に延びる略円筒状に形成され、閉塞部240は摺接部230の前端に連続的に形成される。本実施形態においては、図63に示すように、閉塞部240の左右中央側が切り欠かれ、上下に延びる摘み部220が押し込み時に閉塞部240の切り欠かれた部分を閉塞する。すなわち、閉塞部240と摘み部220の両方で同軸ケーブルの開口を閉塞する。
第1の実施形態と同様に、摘み部220は基端側で閉塞部240と接続される。摘み部220の上端には前方へ突出する突出部226が形成されており、指先が引っかけやすいものとなっている。摘み部220は押し込み時に閉塞部240と係合して同軸ケーブルとともに開口を覆って接続部を保護する。引っ張り時の動作については第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
図65及び図66は本発明の第3の実施形態を示すものであり、図65は保護カバーの正面図、図66は保護カバーの側面図である。
この保護カバー300は、壁部に設けられる家庭用の電気コンセントの被挿入側のコネクタを保護するものである。保護カバー300は、接続部が凹部内に配され接続部を露出させるための開口を有する壁部に取り付けられる。図65に示すように、保護カバー300は、壁部と係脱自在のカバー本体310と、カバー本体310から所定方向へ延びる摘み部320と、を備え、カバー本体310が壁部と係合した状態で、カバー本体310により開口を閉塞する。カバー本体310は、摘み部320の接続部側への押し込みにより壁部と係合し、摘み部320の接続部と反対側への引っ張りにより壁部から離脱する。また、摘み部320は、摘み部320の引っ張り時に押し込み時よりも先端が接続部と反対側へ位置し、押し込み時と引っ張り時とで異なる形態をなす。
具体的には、図66に示すように、カバー本体310は一対の開口に挿入される一対の板状の挿入部330と、挿入部330と連続的に形成され壁部の前面と当接する閉塞部340と、を有する。すなわち、家庭用のコンセントプラグと同様に、一対の挿入部330を開口に差し込むようになっている。閉塞部340は、中央側が切り欠かれており、上下に延びる摘み部320が押し込み時に閉塞部340の切り欠かれた部分を閉塞する。摘み部320は基端側で閉塞部340と接続される。引っ張り時の動作については第1の実施形態と同様であるので、ここでは説明を省略する。
また、図67及び図68に示すように、閉塞部340を切り欠くことなく、摘み部320を閉塞部340の下端から下方へ延びるよう形成してもよい。このように、カバー本体310の挿抜線の外側に摘み部320を配してもよい(図68参照)。この場合も、摘み部320の先端は引っ張り時に押し込み時に比して接続部と反対側へ移動するので、押し込み時と引っ張り時の両方の作業性が良好となる。また、図67に示すように、摘み部320が下方へ突出している分だけ正面視における投影面積が増し、作業者は保護カバー300の存在を認識しやすい。
また、この摘み部320を挿抜線の外部に設けた場合も、図69及び図70に示すように、摘み部320に凹部328を形成してもよい。尚、図69及び図70には、第1の実施形態と同様のモジュラージャックMJ用のカバー本体110を有するものを示している。図69には摘み部320の後面に凹部328を形成した保護カバー300を示し、図70には摘み部320の前面に凹部328を形成した保護カバー300を示す。さらに、図71には、自由の状態で摘み部320の先端が押し込み時と引っ張り時の中間にあるものを示す。
さらに、第3の実施形態の保護カバー300に、第1の実施形態のようなキック部KIや誘導部を設けてもよい。
図72は本発明の第4の実施形態を示すものであり、図72は保護カバーが装着された携帯電話機PHの説明図、図73は保護カバーの上面図である。
図72に示すように、この保護カバー400は、装置としての携帯電話機PHに備えられ、携帯電話機PHのコネクタの接続部を保護するものである。ここで、接続部品としてのコネクタは、接続部の側方を覆う外殻部OCと、外殻部OCの端部に形成され接続部を露出させるための開口と、を有している。すなわち、携帯電話機PHのコネクタは、保護カバー400を備えているということができる。図73に示すように、保護カバー400は、携帯電話機PHの外殻部OCと係脱自在のカバー本体410と、カバー本体410から所定方向へ延びる摘み部420と、を備え、カバー本体410が外殻部と係合した状態で、カバー本体410により開口を閉塞する。
本実施形態においては、カバー本体410は、外殻部OCの一側壁と係合する第1爪432と、外殻部OCの他側壁と係合する第2爪434と、各爪432,434と連続的に形成され開口を閉塞する閉塞部440と、を有する。以下、接続部側を後側、接続部と反対側を前側として説明していく。
第1爪432は固定的に外殻部OCに取り付けられており、コネクタの開閉は、第2爪434を係脱して、カバー本体410を接続部側へ押し込んだり、接続部と反対側へ引っ張ることにより行われる。閉塞部440は各爪432,434の前端に連続的に形成される。
本実施形態においては、前記各実施形態と同様に、摘み部420は閉塞部440の下端と接続される。摘み部420は上方へ延びるよう成形され、摘み部420の先端を前方へ回動させることにより、カバー本体410をコネクタから引き抜くことができる。この保護カバー400は各爪432,434により閉塞部440が比較的強固に固定されており、摘み部420を略水平に変形させて引っ張ることにより簡単容易にコネクタを開放できるので、実用に際して極めて有利である。
尚、第4の実施形態においては、摘み部420が上方へ向かって延びるものを示したが、例えば、図74から図76に示すように、摘み部420が左右一端側から閉塞部440に沿って多端側へ延びるものであってもよい。図74及び図75については、摘み部420が左右一端側に形成されて左右他端側には引っ掛かり防止部として機能する閉塞部440が形成されている。また、図76については、摘み部420が左右にわたって形成されている。
また、図74から図76に示すように、外殻部OCと摺接する摺接部430を設けてもよい。図74の保護カバー400では、第1の実施形態と同様にキック部KIを備え、ヒンジ部480の前後延在部482が摺接部430と接続されている。カバー本体410を抜脱させる初期に大きな力が必要な場合は、この構成は有利である。また、図75及び図76の保護カバー400では、キック部KIは設けられていないものの、摘み部420の基端が携帯電話機PHの外殻部OCと当接していることから、摘み部420の先端を手前側に移動させると、カバー本体410が抜き出し方向へ付勢される。
また、前記各実施形態においては、1つの接続部を保護するものを示したが、例えば、図77に示すように、複数の接続部を保護するものであってもよい。図77の保護カバー500は、一対のフェルールを備える光コネクタを保護するものであり、カバー本体510の摺接部530を左右に並べて2つ備え、閉塞部540及び摘み部520を左右に延長して2つの接続部で共用としている。
また、前記各実施形態においては、接続部品としてモジュラージャックMJ、同軸ケーブル、電気コンセント、携帯電話機PHのコネクタ等の具体例を示したが、接続部品であれば他のコネクタ、アダプタ、レセプタクル、ジャック、プラグ等に適用可能である。また、接続部の側方を覆う外殻部を有していれば、雄型であろうと雌型であろうと適用可能であるし、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
本発明の第1の実施形態を示すものであり、モジュラージャックに保護カバー及びLANケーブルが接続されたネットワークターミナルの外観斜視図である。 モジュラージャックから保護カバーを引き抜いている状態を示すネットワークターミナルの外観斜視図である。 モジュラージャックに保護カバーを押し込んでいる状態を示すネットワークターミナルの外観斜視図である。 保護カバーの外観斜視図である。 保護カバーの背面図である。 保護カバーの側面図である。 保護カバーの正面図である。 保護カバーの底面図である。 保護カバーの上面図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの上面図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す保護カバーの背面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの正面図である。 変形例を示す保護カバーの底面図である。 変形例を示す保護カバーの上面図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。 変形例を示す押し込み状態の保護カバーの側面図である。 変形例を示す押し込み状態から引っ張り状態へ移動する途中の保護カバーの側面図である。 変形例を示す引っ張り状態の保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの正面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの正面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの正面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示すものであって、(a)は押し込み時の保護カバーの正面図、(b)は引っ張り時の保護カバーの上面図である。 変形例を示すものであって、(a)は押し込み時の保護カバーの正面図、(b)は引っ張り時の保護カバーの上面図である。 変形例を示すものであって、(a)は押し込み時の保護カバーの正面図、(b)は引っ張り時の保護カバーの上面図である。 変形例を示すものであって、(a)は押し込み時の保護カバーの正面図、(b)は引っ張り時の保護カバーの上面図である。 変形例を示すものであって、(a)は押し込み時の保護カバーの正面図、(b)は引っ張り時の保護カバーの上面図である。 変形例を示すものであって、(a)は押し込み時の保護カバーの正面図、(b)は引っ張り時の保護カバーの上面図である。 本発明の第2の実施形態を示す保護カバーの正面図である。 保護カバーの側面図である。 本発明の第3の実施形態を示す保護カバーの正面図である。 保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの正面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 本発明の第4の実施形態を示す保護カバーが装着された携帯電話機の説明図である。 保護カバーの上面図である。 変形例を示す保護カバーの上面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの側面図である。 変形例を示す保護カバーの外観斜視図である。
符号の説明
100 保護カバー
110 カバー本体
120 摘み部
120a 棒状部
120b 円形部
120c 補助ヒンジ部
122 湾曲部
124 間隙
126 突出部
128 凹部
130 摺接部
132 左側壁
134 上壁
134a 第1突出部
134b 第2突出部
134c 傾斜部
136 右側壁
140 閉塞部
150 ヒンジ部
150 ヒンジ部
152 前側上下延在部
154 後側上下延在部
156 連結部
158 間隙
160 ロック部
162 延出部
162a 前後延在部
162b 内側延在部
164 爪部
166 凹部
170 延長部
172 爪部
172a 前後延在部
172b 上下延在部
174 凹部
180 ヒンジ部
182 前後延在部
184 後側上下延在部
190 ヒンジ軸
192 ヒンジ受け
194 各不動部
194 不動部
200 保護カバー
210 カバー本体
220 摘み部
226 突出部
230 摺接部
240 閉塞部
300 保護カバー
310 カバー本体
320 摘み部
328 凹部
330 挿入部
340 閉塞部
400 保護カバー
410 カバー本体
420 摘み部
430 摺接部
432 第1爪
434 第2爪
440 閉塞部
480 ヒンジ部
482 前後延在部
500 保護カバー
510 カバー本体
520 摘み部
530 摺接部
540 閉塞部
CA ケーブル
CC コネクタ
KI キック部
MJ モジュラージャック
NT ネットワークターミナル
OC 外殻部
OP 開口
PH 携帯電話機

Claims (13)

  1. 接続部を覆う外殻部と、前記外殻部に形成され前記接続部を露出させるための開口と、を有する接続部品に取り付けられる保護カバーであって、
    前記外殻部と係脱自在のカバー本体と、
    摘み部と、
    前記摘み部の基端側に配され、前記カバー本体と前記摘み部とを揺動自在に接続するヒンジ部と、
    を備え、
    前記カバー本体と前記外殻部との係脱により前記保護カバーの全体が前記外殻部と係脱し、
    前記摘み部は、前記カバー本体の前側に重なるように折り返されて前記カバー本体の前側に位置し、
    前記カバー本体が前記外殻部と係合した状態で、前記カバー本体と前記摘み部の少なくとも一方により前記開口を閉塞し、
    前記カバー本体は、前記摘み部の前記接続部側への押し込みにより前記外殻部と係合し、前記摘み部の前記接続部と反対側への引っ張りにより前記外殻部から離脱し、
    前記摘み部の引っ張り時には前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が開く方向に当該保護カバーが弾性変形することにより、前記摘み部の押し込み時よりも前記摘み部の先端が前記接続部と反対側へ移動し、
    前記摘み部の押し込み時には前記摘み部の先端側が前記カバー本体の前面に当接し、
    前記摘み部は、前記押し込み時と前記引っ張り時とで異なる形態をなし、
    前記摘み部は、前記摘み部に力を加えない状態で、前記カバー本体に沿っていることを特徴とする保護カバー。
  2. 前記カバー本体の縁部に前記カバー本体と連続的に設けられ、前記押し込み時に前記外殻部と当接し、前記ヒンジ部を揺動軸として前記摘み部を押し込み時の形態から引っ張り時の形態とするとき前記外殻部との当接部を支点として回動して前記カバー本体を前記接続部と反対側へ移動させるキック部を備えたことを特徴とする請求項1に記載の保護カバー。
  3. 前記摘み部と前記カバー本体との間に介在し、前記カバー本体が前記外殻部と係合する際に前記外殻部との接触により変位し、前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が閉じる方向に前記摘み部を移動させて前記摘み部を前記押し込み時の形態へ誘導する誘導部を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の保護カバー。
  4. 接続部が凹部内に配され前記接続部を露出させるための開口を有する壁部に取り付けられる保護カバーであって、
    前記壁部と係脱自在のカバー本体と、
    摘み部と、
    前記摘み部の基端側に配され、前記カバー本体と前記摘み部とを揺動自在に接続するヒンジ部と、
    を備え、
    前記カバー本体と前記壁部との係脱により前記保護カバーの全体が前記壁部と係脱し、
    前記摘み部は、前記カバー本体の前側に重なるように折り返されて前記カバー本体の前側に位置し、
    前記カバー本体が前記壁部と係合した状態で、前記カバー本体と前記摘み部の少なくとも一方により前記開口を閉塞し、
    前記カバー本体は、前記摘み部の前記接続部側への押し込みにより前記壁部と係合し、前記摘み部の前記接続部と反対側への引っ張りにより前記壁部から離脱し、
    前記摘み部の引っ張り時には前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が開く方向に当該保護カバーが弾性変形することにより、前記摘み部の押し込み時よりも前記摘み部の先端が前記接続部と反対側へ移動し、
    前記摘み部の押し込み時には前記摘み部の先端側が前記カバー本体の前面に当接し、
    前記摘み部は、前記押し込み時と前記引っ張り時とで異なる形態をなし、
    前記摘み部は、前記摘み部に力を加えない状態で、前記カバー本体に沿っていることを特徴とする保護カバー。
  5. 前記カバー本体の縁部に前記カバー本体と連続的に設けられ、前記押し込み時に前記壁部と当接し、前記ヒンジ部を揺動軸として前記摘み部を押し込み時の形態から引っ張り時の形態とするとき前記壁部との当接部を支点として回動して前記カバー本体を前記接続部と反対側へ移動させるキック部を備えたことを特徴とする請求項4に記載の保護カバー。
  6. 前記摘み部と前記カバー本体との間に介在し、前記カバー本体が前記壁部と係合する際に前記壁部との接触により変位し、前記カバー本体と前記摘み部とのなす角度が閉じる方向に前記摘み部を移動させて前記摘み部を前記押し込み時の形態へ誘導する誘導部を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の保護カバー。
  7. 前記摘み部は、前記押し込み時と前記引っ張り時の少なくとも一方で弾性変形することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の保護カバー。
  8. 前記摘み部は、
    外部から力が作用しない状態で前記押し込み時の形態をなし、
    前記押し込み時の形態にて最先端部分が前記カバー本体と離隔していることを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の保護カバー。
  9. 前記摘み部の先端側には、前記押し込み時の形態にて前記カバー本体と反対側へ突出する突出部が形成されることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の保護カバー。
  10. 前記摘み部は、基端と先端の間に少なくとも1つの補助ヒンジ部を有することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載の保護カバー。
  11. 前記摘み部を前記押し込み時の形態でロックするロック部を備えたことを特徴とする請求項1から10のいずれか一項に記載の保護カバー。
  12. 接続部を覆う外殻部と、
    前記外殻部に形成され前記接続部を露出させるための開口と、を有し、
    請求項1から11のいずれか一項の保護カバーを備えることを特徴とする接続部品。
  13. 接続部を覆う外殻部と、
    前記外殻部に形成され前記接続部を露出させるための開口と、を有する接続部品と、
    請求項1から11のいずれか一項の保護カバーと、を備えることを特徴とする装置。
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