JP2005044633A - 電子筐体におけるコネクタカバー装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のコネクタのうちの少なくとも一つのコネクタを覆っているカバー部のみを開動作させ、当面使用しない他のコネクタの嵌合部をカバー部で覆った状態にして、塵埃の侵入を防ぐ。
【解決手段】 筐体1のコネクタ装着部1bに設けられた第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の、相手コネクタ11が嵌合される嵌合部2Aをコネクタカバー5で覆うようにした場合、コネクタカバー5は、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6を覆うそれぞれが独立した第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を連結部7に片持ち状に連ねて構成してあり、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6のうちの第2のコネクタ2−2に相手コネクタ11を結合する場合、この第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aを覆っているカバー部6−2のみを開動作させるようにした。
【選択図】 図2
【解決手段】 筐体1のコネクタ装着部1bに設けられた第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の、相手コネクタ11が嵌合される嵌合部2Aをコネクタカバー5で覆うようにした場合、コネクタカバー5は、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6を覆うそれぞれが独立した第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を連結部7に片持ち状に連ねて構成してあり、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6のうちの第2のコネクタ2−2に相手コネクタ11を結合する場合、この第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aを覆っているカバー部6−2のみを開動作させるようにした。
【選択図】 図2
Description
本発明は、電話システム等を構築する電気機器の筐体に設けられた複数個のコネクタの相手コネクタ嵌合部を覆う電子筐体におけるコネクタカバー装置に関するものである。
電話システム等を構築する電気機器の筐体には、例えば、モジュラージャックのようなコネクタが複数個装着してあり、これらコネクタは、その相手コネクタ嵌合部をコネクタカバーなどで覆われることなく大気に開放されているのが現状である。
また、コネクタカバー装置を有する電子機器として図7に示す携帯型電子機器がある。この携帯型電子機器はボトムケース20を有しており、このボトムケース20の右側面を構成する周壁には、第1のコネク夕導出口21と第2のコネクタ導出口22とが開口しており、第1のコネクタ導出口21は、第1のインタフェースコネクタ23の相手コネクタ嵌合部24や端子25を露出させるためのものである。第2のコネクタ導出口22は、第2および第3のインタフェースコネクタ26、27を露出させるためのもので、第1のコネクタ導出口21に並んで配置されている。
そして、従来のコネクタカバー装置は、第1及び第2のコネクタ導出口21、22を開閉するコネクタカバー28を備えており、このコネクタカバー28は、第1のコネクタ導出口21の開口形状に合致するような長方形の板状をなしている。このコネクタカバー28は、ボトムケース20の周壁の内面に沿っており、第1のコネクタ導出口21を閉じる第1の位置と、第1のコネクタ導出口21を開く第2の位置との間に亘って図7において左右方向にスライドされるようになっている。
そして、コネクタカバー28が第1の位置にスライドされた状態においては、このコネクタカバー28が第2のコネクタ導出口22の内側から離脱し、この第2のコネクタ導出口22が開かれる。逆に、コネクタカバー28が第2の位置にスライドされると、このコネクタカバー28は第2のコネクタ導出口22の内側に進出し、この第2のコネクタ導出口22を閉じるようになっている。
したがって、コネクタカバー28は、第1及び第2のコネクタ導出口21、22のいずれかー方を選択的に開閉する(特許文献1参照)。
特開平7−28559号公報
電話システム等を構築する電気機器の筐体に複数個装着されたモジュラージャックのようなコネクタは、その相手コネクタ嵌合部をコネクタカバーなどで覆われることなく外部に開放されているために、コネクタに塵埃が侵入するという問題点があった。
また、上記した従来のコネクタカバー装置にあっては、コネクタカバー28は、第1および第2のコネクタ導出口21、22のいずれかー方を選択的に開閉するようになっているために、第2のコネクタ導出口22をコネクタカバー28で閉じた場合には、第2および第3のインタフェースコネクタ26、27がコネクタカバー28で覆われ、第2および第3のインタフェースコネクタ26、27のいずれか一方に相手コネクタを結合することができないという問題点があった。
本発明は、上記の問題点に着目して成されたものであって、その目的とするところは、複数のコネクタのうちの少なくとも一つのコネクタを覆っているカバー部のみを開動作させ、当面使用しない他のコネクタの嵌合部をカバー部で覆った状態にして、これら他のコネクタへの塵埃の侵入を防ぐことができるコネクタカバー装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明に係る電子筐体におけるコネクタカバー装置は、筐体のコネクタ装着部に複数個のコネクタを設けると共に、これらコネクタにおける相手コネクタが嵌合する嵌合部をコネクタ装着部に設けて、嵌合部をコネクタカバーで覆うようにした電子筐体におけるコネクタカバー装置であって、コネクタカバーが、嵌合部をそれぞれ独立して覆う複数個のカバー部を有し、これらカバー部を一の連結部に連ねて、連結部をコネクタ装着部に取付けることによって筐体に装着するように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、複数のコネクタの少なくともいずれか一のコネクタに相手コネクタを結合する場合、この一のコネクタの嵌合部を覆っているカバー部のみを開動作させ、他のコネクタの嵌合部をカバー部で覆った状態にして、これら他のコネクタへの塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、それぞれが独立したカバー部は連結部に連ねてあるために、連結部をコネクタ装着部に取付けることにより、コネクタカバー全体をコネクタ装着部に取付けることができて、コネクタカバーのコネクタ装着部への取付けが容易になる。
また、本発明に係る筐体におけるコネクタカバー装置は、上記した本発明に係るコネクタカバー装置において、カバー部が連結部に片持ち状に連なっていて、これらのカバー部と連結部との連結箇所は、カバー部を回動可能とする薄肉状のヒンジ部にて構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、カバー部を開動作させる場合に、カバー部をヒンジ部で回動させることが可能になり、カバー部の開動作を容易に行うことができる。
また、本発明に係るコネクタカバー装置は、上記した本発明に係るコネクタカバー装置において、コネクタ装着部に、コネクタのそれぞれに対応する係止孔を設け、カバー部の裏面部に係止用突起部を突設し、係止用突起部を係止孔に係脱可能に係止することでカバー部を固定するように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、カバー部でコネクタの嵌合部を覆う場合、カバー部の裏面部に突設した係止用突起部を係止孔に係脱可能に係止することで、より確実にカバー部でコネクタの嵌合部を覆うことができて、コネクタへの塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、本発明に係るコネクタカバー装置は、上記した本発明に係るコネクタカバー装置において、係止孔が、カバー部の回動に従って移動する係止用突起部の移動軌跡に対応して延在する楕円形等の長孔形状とし、係止孔の短軸側両辺縁部に係止用突起部を弾接させることにより係止用突起部を係脱可能に係止するように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、カバー部の閉動動作に従って、係止用突起部が弾性変形しながら係止孔の長軸方向に移動できることになり、カバー部がコネクタの装着部に当接した時点で別に係止用突起部における係止孔への押し込み動作を改めて行うことなく、係止用突起部を係止孔に係脱可能に係止することができて、カバー部の閉動操作を簡単にすると共に、確実にカバー部がコネクタの嵌合部を覆うことができる。
また、本発明に係るコネクタカバー装置は、上記した本発明に係るコネクタカバー装置において、連結部を複数本で構成し、互いに並置された状態で連ねられており、且つ、これらの連結部のそれぞれに、複数のカバー部を片持ち状に連ねるように構成したことを特徴とするものである。
かかる構成により、複数のコネクタを配した列が複数段に亘っている場合でも、各コネクタの嵌合部を、それぞれが独立したカバー部で覆うことができて、各コネクタへの塵埃の侵入を防ぐことができる。
本発明に係るコネクタカバー装置によれば、複数のコネクタの少なくともいずれか一のコネクタに相手コネクタを結合する場合、この一のコネクタの嵌合部を覆っているカバー部のみを開動作させ、他のコネクタの嵌合部をカバー部で覆った状態にして、これら他のコネクタへの塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、それぞれが独立したカバー部は連結部に連ねてあるために、連結部をコネクタ装着部に取付けることにより、コネクタカバー全体をコネクタ装着部に取付けることができて、コネクタカバーのコネクタ装着部への取付けが容易になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(第1の実施の形態)
本発明に係るコネクタカバー装置における第1の実施の形態を図1乃至図4に示す。
本発明に係るコネクタカバー装置における第1の実施の形態を図1乃至図4に示す。
図において、電話システム等を構築する電気機器の筐体1は、その前面部1aにはコネクタ装着部1bが設けてあり、このコネクタ装着部1bには、図2に示すように第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6が、その相手コネクタ11を嵌合する相手コネクタ嵌合部(以下、単に、嵌合部という)2Aを開口した状態で所定の間隔で筐体1の横方向(図2において左右方向)に並べて設けてある。
また、コネクタ装着部1bには、図2において第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の下方に位置させてそれぞれ係止孔3が設けてあり、これらの係止孔3は、筐体1の縦方向(図2において上下方向)に長軸を有し筐体1の横方向に短軸を有する楕円形等の長孔形状を呈している。
また、コネクタ装着部1bには、図2において第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の上方に位置させて4個のピン係止孔4が、筐体1の横方向に所定の間隔をおいて設けてある。
コネクタ装着部1bには、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6のそれぞれの嵌合部2Aを覆うコネクタカバー5が設けてある。このコネクタカバー5は、図3及び図4に示すように6個の互いに独立した第1〜第6のカバー部6−1〜6−6と、これら第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を連結する連結部7とで大略構成してあり、その素材は合成ゴムもしくは合成樹脂等を使用している。
第1〜第6のカバー部6−1〜6−6は舌片形状であり、これら第1〜第6のカバー部6−1〜6−6は、それぞれの基端部で片持ち状に一の連結部7に連ねてある。これら第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の連結部7との連結箇所は、その表面部が抉られて薄肉状にしてあり、これらの薄肉状部が、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を、その表方向に回動させるヒンジ部8にしてある。そして、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の表面には左から右に1、2、3、4、5、6のコネクタ番号が付けてある。
また、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の裏面部には、図4に明確に示すように、それぞれの先側に位置させて係止用突起部9が突設してある。
これらの係止用突起部9は、その中央の柱状突起部9aの両側に、この柱状突起部9aより小型の柱状突起部9bを一体に形成して構成してあって、係止孔3の短軸方向に長い形状をなしており、その長さ寸法は係止孔3の短軸側の両辺縁部3a間の開口寸法より大きくしてある。
また、連結部7の裏面部には図4において左右方向(横方向)に所定の間隔をおいて4本の係止ピン部10が突設してある。
上記のように構成されたコネクタカバー5は、その係止ピン部10をコネクタ装着部1bのピン係止孔4に挿入係止することで、このコネクタ装着部1bに取付けてある。
この場合、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の係止用突起部9が係止孔3に係脱可能に係止していて、第1のカバー部6−1が第1のコネクタ2−1の嵌合部2Aを覆い、第2のカバー部6−2が第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aを覆い、第3のカバー部6−3が第3のコネクタ2−3の嵌合部2Aを覆い、第4のカバー部6−4が第4のコネクタ2−4の嵌合部2Aを覆い、第5のカバー部6−5が第5のコネクタ2−5の嵌合部2Aを覆い、第6のカバー部6−6が第6のコネクタ2−6の嵌合部2Aを覆っている。
次に、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6のうちの第2のコネクタ2−2と相手コネクタ11との結合及びこの結合の解除を説明する。
図2に示すように、第2のコネクタ2−2に相手コネクタ11を結合する場合には、第2のカバー部6−2の先端部に指を引っ掛けて、この第2のカバー部6−2を引き起こすことにより、係止用突起部9を係止孔3より抜き出して、この第2のカバー部6−2を、ヒンジ部8を支点にして折曲げて第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aを開ける。
この状態で、第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aに相手コネクタ11を嵌合して両者を結合する。そして、第2のカバー部6−2の先端部から指を離すと、第2のカバー部6−2は自重によりヒンジ部8を支点にして相手コネクタ11側に回動して、この相手コネクタ11に添う状態になる。
このように、第2のコネクタ2−2に相手コネクタ11を結合する場合には、コネクタカバー5の第2のカバー部6−2のみを開動作させるのである。
この場合、他の第1、第3〜第6のカバー部6−1、6−3〜6−6は開動作せず、第3〜第6のカバー部6−3〜6−6は第3〜第6のコネクタ2−3〜2−6の嵌合部2Aを覆っており、これら第3〜第6のコネクタ2−3〜2−6への塵埃の侵入を防いでいる。
なお、第1のコネクタ2−1の嵌合部2Aには、すでに相手コネクタ11が差込まれている。
また、第2のコネクタ2−2から相手コネクタ11を引き抜いて両者の結合を解除した場合には、第2のカバー部6−2は自重によりヒンジ部8を支点にして閉動して第2のコネクタ2−2の前方に位置する。
この場合、第2のカバー部6−2の先端部を指で押すことにより、係止用突起部9の両側の柱状突起部9bが、長孔形状の係止孔3の短軸側の両辺縁部3aに当たり、この状態で、強制的に押込まれるために弾性変形して挿入される。
この状態より、カバー部6−2を押しながら閉動させると、係止用突起部9が長孔形状の係止孔3内を移動することができる。
従って、係止用突起部9の移動軌跡に係止孔3の形状が対応していることになって、カバー部6−2がコネクタ装着部1bに当接した時点で別に係止用突起部9における係止孔3への押し込み動作を改めて行うことなく、係止用突起部を係止孔に係脱可能に係止されており、カバー部6−2がコネクタの嵌合部2Aを覆うことができる。
上記した本発明の第1の実施の形態によれば、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6のうちの第2のコネクタ2−2に相手コネクタ11を結合する場合、この第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aを覆っているカバー部6−2のみを開動作させ、他の第1、第3〜第6のカバー部6−1、6−3〜6−6は開動作させることがない。このために、第1、第3〜第6のカバー部6−1、6−3〜6−6への塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、それぞれが独立した第1〜第6のカバー部6−1〜6−6は、それぞれの基端部で片持ち状に連結部7に連ねてあり、連結部7をコネクタ装着部1bに取付けることにより、コネクタカバー5全体をコネクタ装着部1bに取付けることができて、コネクタカバー5のコネクタ装着部1bへの取付けが容易になる。
また、これら第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の連結部7との連結箇所は、その表面部が抉られて薄肉状にしてあり、これらの薄肉状部は、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を、その表方向に回動させるヒンジ部8にしてあるために、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を開動作させた場合に、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6をヒンジ部8で回動させることが可能になり、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の開動作を容易に行うことができる。
また、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6で第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の嵌合部2Aを覆う場合、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の裏面部に突設した係止用突起部9を係止孔3に係脱可能に係止することで、より確実に第1〜第6のカバー部6−1〜6−6で第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の嵌合部2Aを覆うことができて、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6への塵埃の侵入を防ぐことができる。
また、開口した嵌合部2Aを覆うために、カバー部6−1〜6−6を閉動させて、係止用突起部9を係止孔3に押込んで、さらにカバー部6−1〜6−6を閉動させると、係止用突起9が長孔形状の係止孔3内を移動して、係止用突起部9の移動軌跡に係止孔3の形状が対応することになって、カバー部6−1〜6−6がコネクタ装着部1bに当接して時点で別に係止用突起9における係止穴3への押し込み動作を改めて行うことなく、係止用突起部9を係止孔3に係脱可能に係合しており、カバー部6−1〜6−6が嵌合部2Aを覆うことができる。
(第2の実施の形態)
本発明に係るコネクタカバー装置の第2の実施の形態におけるコネクタカバー5−1を図5に示す。
本発明に係るコネクタカバー装置の第2の実施の形態におけるコネクタカバー5−1を図5に示す。
このコネクタカバー5−1は、互いに独立した第1〜第12のカバー部6−1〜6−12と、これら第1〜第6のカバー部6−1〜6−6を連結する連結部7−1と、第7〜第12のカバー部6−7〜6−12を連結する連結部7−2とで大略構成してある。
連結部7−1、7−2は、図5において上下2段に亘り配してあり、連結部7−1と連結部7−2とは、それぞれの両端部において繋ぎ部12により互いに連結してあって、四角形状の枠構成にしてある。
第1〜第12のカバー部6−1〜6−12は舌片形状であり、これらのうち第1〜第6のカバー部6−1〜6−6は、それぞれの基端部で片持ち状に連結部7−1に連ねられていて、連結部7−1、7−2と繋ぎ部12とが成す枠体13内に位置している。また、第7〜第12のカバー部6−7〜6−12は、それぞれの基端部で片持ち状に連結部7−2に連ねられている。
そして、これら第1〜第12のカバー部6−1〜6−12の連結部7−1,7−2への連結箇所は、その表面部が抉られて薄肉状にしてあり、これらの薄肉状部は、第1〜第12のカバー部6−1〜6−12を、その表方向に回動させるヒンジ部8にしてある。
そして、第1〜第6のカバー部6−1〜6−6の表面には左から右に1、2、3、4、5、6の番号が付けてあり、第7〜第12のカバー部6−7〜6−12の表面には左から右に7、8、9、10、11、12のコネクタ番号が付けてある。
また、第1〜第12のカバー部6−1〜6−12の裏面部には、その先側に位置させて、上記した本発明の第1に実施の形態における係止用突起部9と同様な係止用突起部(図示せず)が突設してある。
また、連結部7−1、7−2には、それぞれに横方向に所定の間隔をおいて、上記した本発明の第1に実施の形態における係止ピン部10と同様な係止ピン部(図示せず)が突設してある。
上記のように構成されたコネクタカバー5−1は、筐体1のコネクタ装着部1bに取付けられて、このコネクタ装着部1bに装着された第1〜第12のコネクタ2−1〜2−12の嵌合部2Aを覆う。
すなわち、コネクタ装着部1bには、一列6個のコネクタ(第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6及びに第7〜第12のコネクタ2−7〜2−12)が、図6において上下に配置してあり、また、コネクタ装着部1bには、図6において第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の下方及びに第7〜第12のコネクタ2−7〜2−12の下方にそれぞれ係止孔3が設けてあるし、また、コネクタ装着部1bには、図6において第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の上方、及び第7〜第12のコネクタ2−7〜2−12の上方にそれぞれ位置させて4個のピン係止孔4が横方向に所定の間隔をおいて設けてある。
そして、コネクタカバー5−1は、その係止ピン部をコネクタ装着部1bのピン係止孔4に挿入係止することで、このコネクタ装着部1bに取付けてある。
この場合、第1〜第12のカバー部6−1〜6−12の裏面部の係止用突起部がそれぞれに係止孔3に係脱可能に係止していて、第1〜第12のカバー部6−1〜6−12が第1〜第12のコネクタ2−1〜2−12の嵌合部2Aを覆っている。
そして、第2のコネクタ2−2に相手コネクタ(図示せず)を結合する場合には、上記した本発明の第1の実施の形態の場合と同様にして行われ、また、第2のコネクタ2−2から相手コネクタを引き抜いて両者の結合を解除した場合も、上記した本発明の第1の実施の形態の場合と同様にして係止用突起部が係止孔3に係脱可能に係止されて、第2のカバー部6−2は第2のコネクタ2−2の嵌合部2Aを覆うことになる。
上記した本発明の第2の実施の形態によれば、複数のコネクタを配した列が複数段に亘っている場合でも、すなわち、第1〜第6のコネクタ2−1〜2−6の列と、第7〜第12のコネクタ2−7〜2−12の列とが2段に亘っている場合でも、第1〜第12のコネクタ2−1〜2−12の嵌合部2Aを、それぞれが独立した第1〜第12のカバー部6−1〜6−12で覆うことができて、第1〜第12のコネクタ2−1〜2−12への塵埃の侵入を防ぐことができる。
本発明に係る電子筐体におけるコネクタカバー装置は、複数個のコネクタの少なくともいずれか一のコネクタに相手コネクタを結合する場合、この一のコネクタを覆っているカバー部のみを開動作させ、他のコネクタの嵌合部をカバー部で覆った状態にして、これら他のコネクタへの塵埃の侵入を防ぐことができるという効果を有し、電話システム等を構築する電気機器等として好適に使用でき、有用である。
1 筐体
1b コネクタ装着部
2−1〜2−6 第1〜第6のコネクタ
2−7〜2−12 第7〜第12のコネクタ
2A 相手コネクタ嵌合部(嵌合部)
3 係止孔
4 ピン係止孔
5 コネクタカバー
5−1 コネクタカバー
6−1〜6−6 第1〜第6のカバー部
6−7〜6−12 第7〜第12のカバー部
7 連結部
7−1 連結部
7−2 連結部
8 ヒンジ部
9 係止用突起部
10 係止ピン部
11 相手コネクタ
1b コネクタ装着部
2−1〜2−6 第1〜第6のコネクタ
2−7〜2−12 第7〜第12のコネクタ
2A 相手コネクタ嵌合部(嵌合部)
3 係止孔
4 ピン係止孔
5 コネクタカバー
5−1 コネクタカバー
6−1〜6−6 第1〜第6のカバー部
6−7〜6−12 第7〜第12のカバー部
7 連結部
7−1 連結部
7−2 連結部
8 ヒンジ部
9 係止用突起部
10 係止ピン部
11 相手コネクタ
Claims (5)
- 筐体のコネクタ装着部に複数個のコネクタを設けると共に、これらコネクタにおける相手コネクタが嵌合する嵌合部を前記コネクタ装着部に設けて、前記嵌合部をコネクタカバーで覆うようにした電子筐体におけるコネクタカバー装置であって、
前記コネクタカバーは、前記嵌合部をそれぞれ独立して覆う複数個のカバー部を有し、これらカバー部を一の連結部に連ねて、前記連結部を前記コネクタ装着部に取付けることによって前記筐体に装着するように構成したことを特徴とする電子筐体におけるコネクタカバー装置。 - 前記カバー部は前記連結部に片持ち状に連なっていて、これらのカバー部と前記連結部との連結箇所は、前記カバー部を回動可能とする薄肉状のヒンジ部にて構成したことを特徴とする請求項1に記載のコネクタカバー装置。
- 前記コネクタ装着部に、前記コネクタのそれぞれに対応する係止孔を設け、前記カバー部の裏面部に係止用突起部を突設し、これらの係止用突起部を前記係止孔に係脱可能に係止することで前記カバー部を固定するように構成したことを特徴とする請求項2に記載のコネクタカバー装置。
- 前記係止孔は、前記カバー部の回動に従って移動する前記係止用突起部の移動軌跡に対応して延在する楕円形等の長孔形状とし、前記係止孔の短軸側両辺縁部に前記係止用突起部を弾接させることにより前記係止用突起部を係脱可能に係止するように構成したことを特徴とする請求項3に記載のコネクタカバー装置。
- 前記連結部は、複数本で構成し、互いに並置された状態で連ねられており、且つ、これらの連結部のそれぞれに、複数の前記カバー部を片持ち状に連ねるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一に記載のコネクタカバー装置。
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007165203A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Hellermann Tyton Co Ltd | 保護カバー並びにこれを備えた接続部品及び装置 |
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2003
- 2003-07-22 JP JP2003277761A patent/JP2005044633A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007165203A (ja) * | 2005-12-15 | 2007-06-28 | Hellermann Tyton Co Ltd | 保護カバー並びにこれを備えた接続部品及び装置 |
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