JP4812016B2 - 遊技機用ドラム式表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は遊技機用ドラム式表示装置に関し、特に1列に複数のドラムが重ねられて配置された遊技機用ドラム式表示装置に関する。
パチンコ遊技機において、抽選結果を表示する手段として液晶表示装置やドラム式表示装置が採用されている。また、ドラム式表示装置として、1列に複数のドラムを重ねたものも知られている。
例えば、1列に2つのドラムを重複して設置した場合、透明な素材で作られた外側のドラムに図柄シートを貼り付け、内側のドラムに背景を描いたシートを貼り付けて、図柄と背景の組み合せによって抽選結果を表示するもの(例えば、特許文献1参照)や、同じく透明な素材で作られた外側のドラムに図柄の一部を貼り付け、内側のドラムにも図柄の一部を貼り付け、2つの図柄を合成して抽選結果を表示するもの(例えば、特許文献2参照)などがある。
これらの特許文献1および2に記載の技術では、外側のドラムの図柄はその外側のドラムの外側に配置されているため、外側のドラムの図柄と内側のドラムの図柄や背景との間にはそれなりの距離があり、遊技者が角度を変えて覗き込めば外側のドラムの図柄と内側のドラムの図柄や背景とが離れていることが認識できるが、特許文献1および2に記載の技術の遊技性から外側のドラムの図柄と内側のドラムの図柄や背景とが離れていることが問題になることはなかった。
特開2004−337513号公報 特開平4−49988号公報
しかし、外側のドラムに配置された複数の図柄と内側のドラムに配置された複数の図柄や背景との組み合わせで抽選結果を表示しようとした場合、特許文献1および2に記載の技術のように、外側のドラムの外側に図柄シートを貼り付けるとともに、内側のドラムの外側に図柄や背景のシートを貼り付けると、外側のドラムの図柄と内側のドラムの図柄や背景との間が結構離れてしまい、外側のドラムの図柄シートと内側のドラムの図柄や背景のシートとが繋ぎ合わされる境界部(繋ぎ目)では大きな段差が発生してしまうため、2つのドラムを同期回転すると、遊技者から見てその段差がかなり気になってしまうという問題があった。仮に外側のドラムの内径と内側のドラムの外径とを極力近づけて設計したとしても、外側のドラムの外周部の厚み分だけはどうしても段差が発生してしまうため、この問題は解消することができない。
また、特許文献1および2に記載の技術のように、外側のドラムの外側に図柄シートを貼り付けるとともに、内側のドラムの外側に図柄や背景のシートを貼り付けると、遊技者は、外側のドラムの外側に貼り付けられた図柄シートを遊技機の前面ガラスだけを通して目視する一方、内側のドラムの外側に貼り付けられた図柄や背景のシートを遊技機の前面ガラスおよび透明素材で形成された外側のドラムの外周部を通して目視することになり、遊技者から図柄や背景までの間をさえぎる透明部材の数が異なるので、外側のドラムの図柄の鮮明度と内側のドラムの図柄や背景の鮮明度とが異なってくることになり、遊技者から見てその鮮明度の差がかなり気になってしまうという問題があった。
本発明の目的は、このような事情に鑑み、外側のドラムの図柄をその内面側に、内側のドラムの図柄や背景をその外面側に配置することで、外側のドラムの図柄と内側のドラムの図柄や背景との距離をより近くして図柄間や図柄と背景間の段差を抑制するとともに、遊技者から図柄や背景までの間をさえぎる透明部材の数を等しくして、図柄列のより自然な表示を行うことができるようにした遊技機用ドラム式表示装置を提供することにある。
課題を解決するための手段及び発明の効果
上記課題を解決するために、請求項1記載の遊技機用ドラム式表示装置は、第1ドラムと、その第1ドラムの内側に重なるように配置された第2ドラムと、所定条件の成立に伴って抽選処理が行われ、その抽選結果に基づいて前記第1ドラムおよび前記第2ドラムを回転始動し、回転停止する回転制御手段とを備え、前記第1ドラムを透明素材で形成し、当該第1ドラムの内面側に複数の図柄を描くとともに、前記第2ドラムの外面側に複数の図柄や背景を描くことで、前記第1ドラムの図柄が描かれている面と前記第2ドラムの図柄や背景が描かれている面との距離が小さくなるように構成したことを特徴とする。請求項1記載の遊技機用ドラム式表示装置によれば、1列に2つのドラムを重ね、第1ドラムに配置された図柄と第2ドラムに配置された図柄や背景との組み合わせで抽選結果を表示する場合に、透明素材で作られた第1ドラムの内面側に外側用の図柄を配置し、第2ドラムの外面側に内側用の図柄や背景を配置することで、第1ドラムの図柄と第2ドラムの図柄や背景との距離を縮めて図柄間や図柄と背景間の段差をより小さくするとともに、遊技者から図柄や背景までの間をさえぎる透明部材の数を等しくして、第1ドラムの図柄と第2ドラムの図柄や背景との組み合わせで表示される抽選結果を見やすくすることができる。
請求項2記載の遊技機用ドラム式表示装置は、請求項1に記載の遊技機用ドラム式表示装置において、前記第1ドラム用の図柄が描かれた第1図柄シートを当該第1ドラムの内面側に貼付することで当該第1ドラムの内面側に図柄を配置し、前記第2ドラム用の図柄や背景が描かれた第2図柄シートを当該第2ドラムの外面側に貼付することで、当該第2ドラムの外面側に図柄を配置したことを特徴とする。請求項2記載の遊技機用ドラム式表示装置によれば、図柄が描かれた第1図柄シートを外側の第1ドラムの内面側に、図柄や背景が描かれた第2図柄シートを内側の第2ドラムの外面側に貼付したことにより、内外のドラムの図柄シート間の距離がより近くなり、図柄間や図柄と背景間の段差を緩和することができるので、第1ドラムに配置された図柄と第2ドラムに配置された図柄や背景との組み合わせで抽選結果を表示する場合に抽選結果をより自然に見せることができるようになる。
請求項3記載の遊技機用ドラム式表示装置は、請求項2に記載の遊技機用ドラム式表示装置において、前記第1ドラムは、その内面側に不透明素材で形成された前記第1図柄シートが貼付された不透明部分と、前記第1図柄シートが貼付されていない透明部分とを備え、前記第1ドラムに配置された図柄と、前記透明部分を通して見える前記第2ドラムに配置された図柄とを組み合わせて1つの図柄列を構成しており、前記回転制御手段は、前記第1ドラムの図柄と前記第2ドラムの図柄との位置関係を所定の図柄数分ずらすことで、前記図柄列の構成を変更することが可能なことを特徴とする。請求項3記載の遊技機用ドラム式表示装置によれば、不透明素材で形成された第1図柄シートが貼付された第1ドラムの不透明部分に配置された図柄と、第1図柄シートが貼付されていない第1ドラムの透明部分を通して見える第2ドラムに配置された図柄とを組み合わせて1つの図柄列を構成するようにしたので、第1ドラムの図柄と第2ドラムの図柄との位置関係を所定の図柄数分ずらすだけで容易に図柄列の構成を変更することができる。
第1ドラムに配置された図柄と第2ドラムに配置された図柄や背景との組み合わせで抽選結果を表示する場合に、抽選結果をより自然に表示するという目的を、透明素材で作られた第1ドラムの内面側に外側用の図柄を配置し、第2ドラムの外面側に内側用の図柄や背景を配置することで達成した。
以下、本発明の遊技機用ドラム式表示装置の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置10を配設する遊技機1を示す正面模式図である。この遊技機1は、所定条件の成立に応じて実施された内部抽選の抽選結果に基づいて遊技機用ドラム式表示装置10のドラムを回転・停止制御して図柄を変動・停止表示し、停止表示された図柄配列に応じて遊技者に特典を付与する遊技機、具体的にはパチンコ遊技機であり、台枠に取り付けられた透明ガラス板でなる前面扉2と、台枠の内側に配置されて前面扉2によって覆われる遊技盤3と、遊技盤3の左右の斜め下方に配設された左右一対のスピーカ4a,4bと、遊技盤3の下方に設けられた玉供給皿5と、玉供給皿5の右方(図1で見て)に設けられた、玉の発射装置110(図7参照)を操作する発射ハンドル6とを含んで構成されている。なお、図1中、符号103は、装飾ランプ類(図7参照)を示す。
遊技盤3は、遊技盤3のほぼ中央位置に配設された遊技機用ドラム式表示装置10と、遊技機用ドラム式表示装置10の左方(図1で見て)に設けられた通過ゲート11と、遊技機用ドラム式表示装置10の下方に設けられた、いわゆる電動チューリップ(以下、電チューと略記する)である始動入賞装置13と、始動入賞装置13の下方に設けられた大入賞装置14と、大入賞装置14の下方に設けられた玉排出口15とを含んで構成されている。なお、図1中、符号12は、遊技盤3に植設された釘の一部を示す。
遊技機用ドラム式表示装置10は、各列に配置された複数の図柄の組み合わせによって2行3列の図柄表示が可能となっており、図柄を使ったリーチ演出などを行い、特図(特別図柄)の抽選結果により決定された3桁のアラビア数字等のキャラクタでなる特図を停止表示する。遊技機用ドラム式表示装置10の左図柄,中図柄および右図柄のそれぞれの図柄が図柄変動開始と同時に縦にスクロールし、所定時間経過後に停止表示する。有効ラインは、上行および下行の2ラインである。いずれかのライン上の3つの図柄が同じキャラクタで停止したならば、大当たりとなる。
図2は、本実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置10を示す斜視図である。遊技機用ドラム式表示装置10は、左図柄を表示する第1ドラムユニット20Lと、中図柄を表示する第2ドラムユニット20Cと、右図柄を表示する第3ドラムユニット20Rとが、ドラムステー21のステー板部21L,21C,21Rにより回転軸方向に連設されて構成されている。これにより、第1ドラムユニット20L,第2ドラムユニット20Cおよび第3ドラムユニット20Rは、互いに独立して回転できるように配置されている。なお、図2中の破線は、遊技機用ドラム式表示装置10の表示窓10aを示す。
図3は、第1列,第2列,第3列の各ドラムユニット20L,20C,20R(以下、適宜、符号20で代表する)の正面断面図である。各ドラムユニット20は、中心軸を共通とする2つの径の異なる外ドラム40L,40C,40R(以下、本発明の第1ドラムに相当。適宜、符号40で代表する)と、内ドラム50L,50C,50R(本発明の第2ドラムに相当。以下、適宜、符号50で代表する)とが同軸的に外周部を重ねられた状態で配置されて構成されている。すなわち、ドラムユニット20は、図4に示す外ドラム40と、図5に示す内ドラム50とが、図6に示すように同軸的に組み合わされて構成されている。外ドラム40および内ドラム50が組み合わせられたドラムユニット20は、ドラムステー21に固着されたギアボックス22L,22C,22R(以下、適宜、符号22で代表する)を介して、外ドラム用ステッピングモータ(以下、外ドラム用モータという)31L,31C,31R(以下、適宜、符号31で代表する),内ドラム用ステッピングモータ(以下、内ドラム用モータという)32L,32C,32R(以下、適宜、符号32で代表する)に連結されており、外ドラム40および内ドラム50が互いに独立して回転できるように配置されている。
図4を参照すると、外ドラム40は、内面側の半分が図柄シート(本発明の第1図柄シートに相当。以下、適宜、外図柄シートという)44で覆われており、外図柄シート44には4個の図柄が配置されている。詳しくは、外ドラム40は、ボス41と、ボス41から放射方向に延出された複数本(図示は4本)のアーム42と、アーム42の先端部をつなぐようにリング状に形成されたリム43と、リム43の内面側の半分に貼着された外図柄シート44とから構成されている。外ドラム40は、無色透明素材により成形されており、リム43の内面側の半分に白地に4個の図柄が配置された外図柄シート44が貼り付けられている。外図柄シート44の白地部分は背面(内側)から表示用バックライト70の光を通す。外ドラム40の図柄のない部分は外図柄シート44もなく透明部分45となっており、外ドラム40の透明部分45を通して内ドラム50の図柄が見えるようになっている。なお、本実施例1では、リム43と外図柄シート44とを別体のものとしたが、両者を予め一体的に形成するようにしてもよい。
図5を参照すると、内ドラム50は、外面側の約5/8部分が図柄シート(本発明の第2図柄シートに相当。以下、適宜、内図柄シートという)54で覆われており、内図柄シート54には5個の図柄が配置されている。内ドラム50の外径は、外ドラム40の内径よりも小さくなるように設定されており、内ドラム50は、外ドラム40の内側に同軸的に配置可能になっている(図3参照)。詳しくは、内ドラム50は、ボス51と、ボス51から放射方向に延出された複数本(図示は4本)のアーム52と、アーム52の先端部をつなぐようにリング状に形成されたリム53と、リム53の外面側の約5/8部分に貼着された内図柄シート54とから構成されている。内ドラム50は、無色透明素材により成形されており、リム53の外面側の約5/8部分に白地に5個の図柄が配置された内図柄シート54が貼り付けられている。内図柄シート54の白地部分は背面(内側)から表示用バックライト70の光を通す。内ドラム50の図柄のない部分は内図柄シート54もなく透明部分55となっており、内ドラム50の透明部分55を通して内側の表示用バックライト70が見えるようになっている。なお、本実施例1では、リム53と内図柄シート54とを別体のものとしたが、両者を予め一体的に形成するようにしてもよい。
外ドラム40Lおよび40Cの外図柄シート44に配置された図柄は、上から順に「8123」の4図柄であり、外ドラム40Rの外図柄シート44に配置された図柄は、上から順に「3218」の4図柄である。すなわち、第1ドラムユニット20Lおよび第2ドラムユニット20Cと第3ドラムユニット20Rとでは、外図柄シート44に配置された図柄の順序が逆になっている。
また、内ドラム50Lおよび50Cの内図柄シート54に配置された図柄は、上から順に「45677」の5図柄であり、内ドラム50Rの内図柄シート54に配置された図柄は、上から順に「77654」の5図柄である。すなわち、第1ドラムユニット20Lおよび第2ドラムユニット20Cと第3ドラムユニット20Rとでは、内図柄シート54に配置された図柄の順序が逆になっている。
通常、第1ドラムユニット20Lおよび第2ドラムユニット20Cでは、外ドラム40L,40Cの外図柄シート44の図柄「8123」と、外ドラム40L,40Cの透明部分45を通して透けて見える内ドラム50L,50Cの内図柄シート54の図柄「4567」とを合わせて「12345678」という図柄列を構成している。一方、第3ドラムユニット20Rでは、外ドラム40Rの外図柄シート44の図柄「3218」と、外ドラム40Rの透明部分45を通して透けて見える内ドラム50Rの内図柄シート54の図柄「7654」とを合わせて「87654321」という図柄列を構成している。しかし、特別演出の表示が選択されていると、外ドラム40L,40C,40Rと内ドラム50L,50C,50Rとの相対的な位置関係をずらして図柄列を変えることができる。
外ドラム40および内ドラム50の図柄は、白地(有色)の外図柄シート44および内図柄シート54上に配置されており、内ドラム50の内側に配置された表示用バックライト70からの光の照射により遊技者側から各図柄をはっきりと見ることができるようになっている。上記のように各列に外ドラム40と内ドラム50とが重なって配置されており、外ドラム40と内ドラム50とには白地の外図柄シート44および内図柄シート54と、透明部分45,55とがある。透明部分45,55は表示用バックライト70からの光をほとんど遮ることなく前面に伝えることができるが、白地の外図柄シート44および内図柄シート54に照射された光は所定の割合で光を遮ることになる。
図6は、外ドラム40と内ドラム50とを同軸的に組み合わせて構成したドラムユニット20を示す斜視図である。通常は、外ドラム40の外図柄シート44に配置された図柄と、外ドラム40の透明部分45を通して透けて見える内ドラム50の内図柄シート54に配置された図柄とで1周分の図柄列を構成し、外ドラム40の透明部分45からは、内ドラム50の内図柄シート54に配置された図柄が見えるようになっている。
図3に示すように、外ドラム40は、ボス41がギアボックス22から同軸的に延出された内回転軸31aに軸着され、ギアボックス22を介して、ユニットステー21に固定された外ドラム用モータ31の出力軸に連結されている。内ドラム50は、ボス51がギアボックス22から同軸的に延出された外回転軸32aに軸着され、ギアボックス22を介して、ユニットステー21に固定された内ドラム用モータ32の出力軸に連結されている。
図1に戻って、通過ゲート11は、賞球がないゲートであり、通過ゲート11に玉を通過させると、例えば127/128の確率で普通図柄(普図)の抽選が行われ、当選したならば、電チューである始動入賞装置13が可動羽根の開閉動作を行う。
始動入賞装置13は、開口部に一対の可動羽根を有する、いわゆる電チューと呼ばれる可変入賞装置でなる。始動入賞装置13は、通過ゲート11ヘの玉の通過が検知されて、例えば127/128の確率で普図の抽選が行われ、当選したならば、可動羽根を開放する。可動羽根の1回の開放時間は、通常時は、例えば0.5秒間、確変時および時短時は、例えば1.8秒×3回である。なお、図1中に図示した釘12の位置からも分かるように、可動羽根の開閉の如何にかかわらず、始動入賞装置13への玉の入賞が可能になっている。
大入賞装置14は、いわゆるアタッカーと呼ばれる可変入賞装置であり、開口部と蓋部材とから構成され、蓋部材が移動することにより開口部の閉鎖状態と開放状態とを呈する。
図7(a),(b)を参照すると、遊技機1は、主制御基板100と、スピーカ4a,4bを含むアンプ/スピーカ102,装飾ランプ類103およびドラム制御基板104を制御する副制御基板101と、ドラム用モータ31(31L,31C,31R),32(32L,32C,32R),基準位置検出センサ34(34L,34C,34R),35(35L,35C,35R)および表示用バックライト70(70L,70C,70R)を駆動制御するドラム制御基板104と、払出装置108を制御する払出制御基板107と、発射装置110を制御する発射制御基板109と、通過ゲート11に併設されたゲート通過検出器111と、始動入賞装置13に併設された始動入賞検出器113と、大入賞装置14に併設された大入賞検出器114と、電チューである始動入賞装置13の可動羽根を開閉する電チューソレノイド115と、大入賞装置14を開閉する大入賞ソレノイド116と、各基板に所定電圧を供給する電源回路部117とを含んで構成されている。
主制御基板100は、主回路120を搭載しており、主回路120は、CPU(Central Processing Unit)121,プログラム格納用のROM(Read Only Memory)122,ワークエリアや各種カウンタ等が割り当てられるRAM(Random Access Memory)123,入出力インタフェースであるI/O(Input/Output)124等を備える。
なお、その他の各基板も、個別にCPUやメモリを備える構成が一般的であるが、図7では省略している。
副制御基板101は、主回路120より入力される音声制御信号に応じてスピーカ4a,4bを含むアンプ/スピーカ104より音声を出力させる。また、副制御基板101は、主回路120より入力されるランプ制御信号に応じて装飾ランプ類103の点灯/消灯を制御する。さらに、副制御基板101は、主回路120より入力される図柄変動信号をドラム制御基板104に出力する。
図7(b)を参照すると、ドラム制御基板104は、主回路120より入力される図柄変動信号に応じて、遊技機用ドラム式表示装置10の第1ドラムユニット20L,第2ドラムユニット20C,第3ドラムユニット20Rを制御するための処理を実行する(ドラム制御基板104は本発明の回転制御手段に相当)。詳しくは、ドラム制御基板104は、遊技機用ドラム式表示装置10の第1外ドラム用モータ31L,第1内ドラム用モータ32L,第2外ドラム用モータ31C,第2内ドラム用モータ32C,第3外ドラム用モータ31R,第3内ドラム用モータ32Rを駆動制御する。
第1外ドラム用モータ31Lには、第1外ドラム40Lの回転基準位置を検出してドラム制御基板104に送信する第1外ドラム基準位置検出センサ34L(図7(b)参照)が内蔵されている。また、第1内ドラム用モータ32Lには、第1内ドラム50Lの回転基準位置を検出してドラム制御基板104に送信する第1内ドラム基準位置検出センサ35L(図7(b)参照)が内蔵されている。
第2外ドラム用モータ31Cには、第2外ドラム40Cの回転基準位置を検出してドラム制御基板104に送信する第2外ドラム基準位置検出センサ34C(図7(b)参照)が内蔵されている。また、第2内ドラム用モータ32Cには、第2内ドラム50Cの回転基準位置を検出してドラム制御基板104に送信する第2内ドラム基準位置検出センサ35C(図7(b)参照)が内蔵されている。
第3外ドラム用モータ31Rには、第3外ドラム40Rの回転基準位置を検出してドラム制御基板104に送信する第3外ドラム基準位置検出センサ34R(図7(b)参照)が内蔵されている。また、第3内ドラム用モータ32Rには、第3内ドラム50Rの回転基準位置を検出してドラム制御基板104に送信する第3内ドラム基準位置検出センサ35R(図7(b)参照)が内蔵されている。
本実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置10では、3列の2重ドラム、すなわち全部で6つのドラム40L,40C,40R,50L,50C,50Rを回転動作させるために、ステッピングモータ(例えば特開2001−58026号公報や特開2004−254974号公報に開示されているステッピングモータ)でなる6つのドラム用モータ31L,31C,31R,32L,32C,32Rが備えられており、各ドラム40L,40C,40R,50L,50C,50Rは各ドラム用モータ31L,31C,31R,32L,32C,32Rと1対1で接続され制御される。各ドラム40L,40C,40R,50L,50C,50Rには回転基準位置が設けられており、各ドラム40L,40C,40R,50L,50C,50Rが1回転するうちに対応する基準位置検出センサ34L,34C,34R,35L,35C,35Rがこの回転基準位置を検出し、検出信号をドラム制御基板104に送信している。このため、ドラム制御基板104は、その検出信号を受信してから回転したステップ数に基づいて現在の各ドラム40L,40C,40R,50L,50C,50Rの回転位置を特定している。また、ドラム制御基板104は、各ドラム40L,40C,40R,50L,50C,50Rの回転位置と回転基準位置からのステップ数との関係を全て把握しているので、主回路120から入力される図柄変動信号に応じて各ドラム用モータ31L,31C,31R,32L,32C,32Rを駆動制御し、所望の変動表示、停止表示を行うことができるようになっている。
また、ドラム制御基板104は、外ドラム40Lおよび内ドラム50Lを介して表示窓10aと対応する位置に配置されている第1バックライト70Lと、外ドラム40Cおよび内ドラム50Cを介して表示窓10aと対応する位置に配置されている第2バックライト70Cと、外ドラム40Rおよび内ドラム50Rを介して表示窓10aと対応する位置に配置されている第3バックライト70Rとを制御する。なお、これら表示用バックライト70は、LED(Light Emitting Diode)等を内蔵するものである。
払出制御基板107は、主回路120より入力される賞球払出信号に応じて払出装置108を制御する。これにより、遊技者に対して所定数の賞球が払い出される。また、払出制御基板107は、主回路120より入力される発射制御信号を発射制御基板109に出力する。
発射制御基板109は、遊技者が発射ハンドル6を操作することに応じて主回路120から払出制御基板107を介して入力される発射制御信号に基づいて、発射装置110を作動させる。発射ハンドル6の操作量に応じて、玉の打出し強さ(玉の飛距離)を調節することが可能となっている。
図8は、第1ドラムユニット20L,第2ドラムユニット20C,第3ドラムユニット20Rのドラム回転処理を示すフローチャートである。なお、各ドラムユニット20L,20C,20Rのドラム回転処理は、各ドラムユニット20L,20C,20R毎に独立して行われる。
次に、このように構成された実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置10の動作を、遊技機1の動作とともに、図1ないし図8を参照しながら説明する。
遊技機1への電源投入後、玉供給皿5に準備された玉は、発射ハンドル6を含んで構成される発射装置110によって遊技盤3に向けて発射される。遊技盤3に達した玉は、遊技盤3の盤面上を流下する。
遊技盤3の盤面上を流下する玉が通過ゲート11を通過すると、これをゲート通過検出器111が検出して、通過検出信号が主回路120に送信される。
主回路120は、ゲート通過検出器111からの通過検出信号に基づいて通過ゲート11の玉の通過を検知しており、通過ゲート11を玉が通過したことが検知されると、普図用乱数カウンタ(図示せず)から値を抽出し、RAM123上の普図用保留記憶領域(図示せず)に普図の抽選結果を記憶して保留する。次に、主回路120は、RAM123上の普図用保留記憶領域に普図の抽選結果の保留があるかどうかを判定し、普図用保留記憶領域に普図の抽選結果の保留があれば、電チューである始動入賞装置13が開放中であるかどうかを判定する。電チューである始動入賞装置13が開放中でなければ、主回路120は、RAM123上の普図用保留記憶領域に保留されている最古の普図の抽選結果を読み出す。続いて、主回路120は、読み出した普図の抽選結果を所定の普図用判定値と照合して当たり/ハズレの判定を行う。なお、普図の当たり確率は、例えば127/128である。判定結果が当たりであれば、主回路120は、電チューソレノイド115を励磁することにより、電チューである始動入賞装置13を開放する。普図当選時の始動入賞装置13の開放時間は、通常時には、例えば0.5秒、確変時および時短時には、例えば1.8秒×3回である。次に、主回路120は、確変中または時短中であるかどうかを判定し、確変中または時短中であれば、例えば1.8秒経過するのを待機した後、電チューソレノイド115を非励磁とすることにより、電チューである始動入賞装置13を閉鎖し、この開閉動作をさらに2回繰り返す。一方、確変中または時短中でなければ、主回路120は、例えば0.5秒が経過するのを待機した後、電チューである始動入賞装置13を閉鎖する。
電チュー(可動羽根)の開閉の如何にかかわらず、始動入賞装置13に玉が入賞すると、始動入賞検出器113が、これを検出して、入賞検出信号を主回路120に送信する。
主回路120は、始動入賞検出器113からの入賞検出信号に基づいて始動入賞装置13での玉の通過を検知しており、始動入賞装置13での玉の通過が検知されると、特図用乱数カウンタ(図示せず)より値を抽出して特図の内部抽選を行い、RAM123上の特図用保留記憶領域(図示せず)に特図の抽選結果を記憶して保留する。なお、特図の当たり確率は、通常時には例えば1/400、確変中には例えば1/40とすることができる。次に、主回路120は、払出制御基板107を介して払出装置108に所定数の賞球の払出を指示する。続いて、主回路120は、RAM123上の特図用保留記憶領域に特図の抽選結果の保留があるかどうかを判定し、特図用保留記憶領域に特図の抽選結果の保留があれば、遊技機用ドラム式表示装置10において先の特図の変動表示中であるかどうかを判定する。先の特図の変動表示中でなければ、主回路120は、大当たりフラグがONであるかどうかに基づいて大当たり中であるかどうかを判定する。大当たり中でなければ、主回路120は、RAM123上の特図用保留記憶領域から最古の特図の抽選結果を読み出す。次に、主回路120は、読み出された特図の抽選結果を、通常時(時短状態も含む)であるか確変時であるかに応じて所定の通常時用判定値または確変時用判定値と照合して当たり/ハズレの判定を行い、当たり/ハズレの判定結果に基づいて特図の変動時間,演出パターン,停止図柄等を決定する。特図の変動時間は、特図の保留数が多いほど短い時間を選択し、確変中および時短中は、通常よりもさらに短い時間を選択することができる。次に、主回路120は、遊技機用ドラム式表示装置10における特図の図柄変動,ならびに特図の変動タイマ(図示せず)のカウントを開始する図柄変動信号を副制御基板101を介してドラム制御基板104に送信する。
ドラム制御基板104は、副制御基板101を介して主回路120からの図柄変動信号を受信すると、ドラム回転処理を開始する。
ドラム回転処理では、ドラム制御基板104は、図柄変動信号による回転開始指示があるかどうかを判定しており(図8のS101)、回転開始指示があれば(図8のS101:YES)、ドラム用モータ31L,31C,31R,32L,32C,32Rを回転駆動することにより、各列のドラムユニット20L,20C,20Rの回転を開始する(図8のS102)。このとき、外ドラム40L,40C,40Rと内ドラム50L,50C,50Rとの位置関係がずれないように制御しながら同時に同じ角速度で回転を開始する。ここでは、既述したように、第1ドラムユニット20Lおよび第2ドラムユニット20Cでは、外ドラム40L,40Cの外図柄シート44の図柄「8123」と、外ドラム40L,40Cの透明部分45を通して透けて見える内ドラム50L,50Cの内図柄シート54の図柄「4567」とを合わせて「12345678」という図柄列を構成している。一方、第3ドラムユニット20Rでは、外ドラム40Rの外図柄シート44の図柄「3218」と、外ドラム40Rの透明部分45を通して透けて見える内ドラム50Rの内図柄シート54の図柄「7654」とを合わせて「87654321」という図柄列を構成している。リーチ演出などの特別演出が発生しない通常時には、ドラム制御基板104は、各列のドラムユニット20L,20C,20Rが停止表示するまで外ドラム40L,40C,40Rと内ドラム50L,50C,50Rとの位置関係がずれないように制御する(当然停止するタイミングも同時)。
次に、ドラム制御基板104は、特別演出があるかどうかを判定し(図8のS103)、特別演出があれば(図8のS103:YES)、ドラム用モータ31L,31C,31R,32L,32C,32Rを回転制御することにより、外ドラム40L,40C,40Rおよび内ドラム50L,50C,50Rを1図柄分ずらす(図8のS104)。詳しくは、特別なリーチ演出などの特別演出が選択されたとき、内ドラム50L,50C,50Rと外ドラム40L,40C,40Rとの位置関係を1図柄分ずらして図柄列を変更する。具体的には、第1ドラムユニット20Lおよび第2ドラムユニット20Cでは、外ドラム40L,40Cの透明部分45を通して内ドラム50L,50Cの図柄「5677」が透けて見えるように外ドラム40L,40Cの位置をずらして、外ドラム40L,40Cの図柄「8123」と合わせて「12356778」という図柄列を構成する。この図柄列「12356778」になったときだけ、第1ドラムユニット20Lに「77」、第2ドラムユニット20Cに「77」という図柄で停止することが可能であり、大当たりになる期待度が高いリーチ演出を行うことができる。また、第3ドラムユニット20Rでは、外ドラム40Rの透明部分45を通して内ドラム50Rの「7765」図柄が見えるように外ドラム40Rの位置をずらして、外ドラム40Rの図柄「8123」と合わせて「87765321」という図柄列を構成する。
続いて、ドラム制御基板104は、図柄変動信号による減速指示があるかどうかを判定し(図8のS105)、減速指示がなければ(図8のS105:NO)、減速指示があるまで待機する。減速指示があれば(図8のS105:YES)、ドラム制御基板104は、ドラム用モータ31L,31C,31R,32L,32C,32Rを回転制御することにより、外ドラム40L,40C,40Rおよび内ドラム50L,50C,50Rを同時にゆっくり回転する(図8のS102)。
次に、ドラム制御基板104は、図柄変動信号による停止指示があるかどうかを判定し(図8のS107)、停止指示がなければ(図8のS107:NO)、停止指示があるまで待機する。停止指示があれば(図8のS107:YES)、ドラム制御基板104は、ドラム用モータ31Lと32L,31Cと32C,31Rと32Rを停止制御することにより、外ドラム40L,40C,40Rと、対応する内ドラム50L,50C,50Rとをドラムユニット毎に同時に停止して(図8のS108)、ドラム回転処理を終了する。各列のドラムユニット20L,20C,20Rは、第1ドラムユニット20L、第3ドラムユニット20R、第2ドラムユニット20Cの順に停止する。
そして、ドラム制御基板104は、第1ドラムユニット20L,第2ドラムユニット20C,第3ドラムユニット20Rにおいて外ドラム40L,40C,40Rの図柄と、外ドラム40L,40C,40Rの透明部分45を通して透けて見える内ドラム50L,50C,50Rの図柄とで1つの図柄列を構成し、停止したときの図柄の組み合わせで特図の抽選結果を表示する。このとき、外ドラム40のリム43の内周面に外図柄シート44が貼り付けられ、内ドラム50のリム53の外周面に内図柄シート54を貼り付けられているので、外図柄シート44の図柄と内図柄シート54の図柄との繋ぎ目の段差が小さくなり、1つの図柄列として見やすくなる。また、遊技者から外図柄シート44および内図柄シート54までの間をさえぎる透明部材(前面扉2,リム43)の数が等しくなるので、1つの図柄列として見やすくなる。
ドラム制御基板104によるドラム回転処理が終了すると、主回路120は、大当たり図柄での停止であるかどうかを判定する。大当たり図柄での停止であれば、主回路120は、大当たりフラグをONにし、確変図柄での停止であるかどうかを判定する。確変図柄での停止であれば、主回路120は、確変フラグをONにする。
次に、主回路120は、大当たりフラグがONであるかどうかを判定し、大当たりフラグがONであれば、1回の大当たりで大入賞装置14を最大ラウンド数15まで開放させるために、ラウンド数が最大ラウンド数15でないかどうかを判定する。ラウンド数が最大ラウンド数15でなければ、主回路120は、ラウンド数に1を加算し、大入賞ソレノイド116を励磁することにより大入賞装置14の開放を指示する。これにより、大入賞装置14が開放して、玉の入賞が可能になる。なお、1入賞あたりの賞球の払出は、15個である。大入賞装置14へ1ラウンドの入賞可能玉数10の玉が入賞するか、大入賞装置14が開放してから1ラウンドの最大開放時間25秒が経過するかのいずれかが満たされると、主回路120は、大入賞ソレノイド116を非励磁とすることにより、大入賞装置14の閉鎖を指示する。これにより、大入賞装置14が閉鎖して、玉の入賞ができなくなる。この後、大当たりフラグがまだONであるため、主回路120は、大入賞装置14の開閉を繰り返す。そして、ラウンド数が最大ラウンド数15になると、主回路120は、ラウンド数を初期値0にリセットして、大当たりフラグをOFFにする。
大当たり処理の終了後、確変図柄での大当たりであったときは、その大当たりの終了後は確変状態(通常よりも大当たりの当選確率が高い状態)になり、この確変状態は次の大当たりに当選するまで継続する。また、非確変図柄の大当たりであったときは、その大当たりの終了後は時短状態(普図の変動時間が短くなり、電チューである始動入賞装置13の開放時間が長くなる状態)になり、特図の図柄変動が100回終了するまで継続する。(100回以内に内部抽選で当選したときは、その時点で終了する。)
実施例1によれば、外ドラム40と内ドラム50との夫々の配置された図柄を組み合わせて1つの図柄列を構成する場合に、透明素材で作られた外ドラム40の内面側に外図柄シート44を貼り付け、内ドラム50の外面側に内図柄シート54を貼り付けることで、外図柄シート44を外ドラム40の外面側に貼り付けた場合に比べて、外ドラム40のリム43の厚み分だけ外図柄シート44と内図柄シート54との距離を縮めて繋ぎ目に見える段差をより小さくするとともに、遊技者から外図柄シート44および内図柄シート54までの間をさえぎる透明部材の数を等しくして外図柄シート44の図柄と内図柄シート54の図柄とを1つの図柄列として見やすくすることができる。
なお、実施例1では、外ドラム40の図柄を4つ、内ドラム50の図柄を5つにしたが、外ドラム40の外図柄シート44と内ドラム50の内図柄シート54との長さを変えて配置される図柄の数を変更してもよい。
ところで、上記実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置10に関しては、以下のような変形例を考えることができる。
実施例1では、左,中,右の各列のドラムユニット20L,20C,20Rを二重ドラムの構造としたが、一部の列のドラムユニットだけを二重ドラムの構造にしてもよい。一部の列のドラムユニットの図柄列が変更されるだけでも、十分に遊技者に興趣を与えることができる。
また、一部或いは全ての列のドラムユニットを三重ドラムの構造にしても、同様に効果の高い演出を行うことができる。この場合、外側の2つのドラムに透明部分を設け、その透明部分が重なったときだけ内側のドラムの図柄が遊技者側から見えるようになる。
実施例1では、外ドラムに配置される図柄と、外ドラムの透明部分から見える内ドラムに配置される図柄とを組み合わせて1つの図柄列を構成するようにしたが、本発明は、特許文献1や特許文献2に記載されているような二重ドラムにおいても有効である。つまり、外ドラム(本発明の第1ドラムに相当)の図柄と内ドラム(本発明の第2ドラムに相当)の図柄や背景とを組み合わせて抽選結果を表示するようにした場合であっても、外ドラムの図柄を内面側に描き、内ドラムの図柄や背景を外面側に描くことで、外ドラムの図柄が描かれている面と内ドラムの図柄や背景が描かれている面との距離を極めて小さくすることができる。具体的には、透明素材で形成された図柄シートを外ドラムの内面側に貼り付けることで、外ドラムの図柄と内ドラムの図柄や背景とを組み合わせて構成される図柄を1つの図柄としてより自然に見せることができる。
また、実施例1では、外ドラムと内ドラムの中心軸を共通としたが、必ずしも共通である必要はない。遊技機用ドラム式表示装置の表示窓側で外ドラムと内ドラムとが一番近くなるようにそれぞれの中心軸を設定すれば、遊技者からは違和感なく表示される図柄を見ることができる。
以上、本発明の各実施例を説明したが、これらはあくまでも例示にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲の趣旨を逸脱しない限りにおいて、当業者の知識に基づく種々の変更が可能である。
例えば、実施例1では、遊技機1をパチンコ遊技機としたが、本発明の遊技機用ドラム式表示装置10は、スロットマシンのドラムとして使用してもよい。
本発明の実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置を配設する遊技機の正面模式図。 実施例1に係る遊技機用ドラム式表示装置の斜視図。 ドラムユニットの正面断面図。 ドラムユニットの外ドラムの斜視図。 ドラムユニットの内ドラムの斜視図。 図4および図5のドラムを組み合わせたドラムユニットを示す斜視図。 遊技機の回路ブロック図。 遊技機用ドラム式表示装置のドラム回転処理を示すフローチャート。
符号の説明
1 遊技機
10 遊技機用ドラム式表示装置
11 通過ゲート
13 始動入賞装置
14 大入賞装置
20(20L,20C,20R) ドラムユニット
31(31L,31C,31R) 外ドラム用モータ
32(32L,32C,32R) 内ドラム用モータ
34(34L,34C,34R),35(35L,35C,35R) 基準位置検出センサ(位置検出手段)
40(40L,40C,40R) 外ドラム(第1ドラム)
44(44L,44C,44R) 外図柄シート(不透明部分)
45(45L,45C,45R) 透明部分
50(50L,50C,50R) 内ドラム(第2ドラム)
54(54L,54C,54R) 内図柄シート(不透明部分)
55(55L,55C,55R) 透明部分
70(70L,70C,70R) 表示用バックライト
100 主制御基板
104 ドラム制御基板(回転制御手段)

Claims (3)

  1. 第1ドラムと、
    その第1ドラムの内側に重なるように配置された第2ドラムと、
    所定条件の成立に伴って抽選処理が行われ、その抽選結果に基づいて前記第1ドラムおよび前記第2ドラムを回転始動し、回転停止する回転制御手段とを備え、
    前記第1ドラムを透明素材で形成し、当該第1ドラムの内面側に複数の図柄を描くとともに、前記第2ドラムの外面側に複数の図柄や背景を描くことで、前記第1ドラムの図柄が描かれている面と前記第2ドラムの図柄や背景が描かれている面との距離が小さくなるように構成したことを特徴とする遊技機用ドラム式表示装置。
  2. 前記第1ドラム用の図柄が描かれた第1図柄シートを当該第1ドラムの内面側に貼付することで当該第1ドラムの内面側に図柄を配置し、前記第2ドラム用の図柄や背景が描かれた第2図柄シートを当該第2ドラムの外面側に貼付することで、当該第2ドラムの外面側に図柄を配置した請求項1記載の遊技機用ドラム式表示装置。
  3. 前記第1ドラムは、その内面側に不透明素材で形成された前記第1図柄シートが貼付された不透明部分と、前記第1図柄シートが貼付されていない透明部分とを備え、前記第1ドラムに配置された図柄と、前記透明部分を通して見える前記第2ドラムに配置された図柄とを組み合わせて1つの図柄列を構成しており、前記回転制御手段は、前記第1ドラムの図柄と前記第2ドラムの図柄との位置関係を所定の図柄数分ずらすことで、前記図柄列の構成を変更することが可能な請求項2記載の遊技機用ドラム式表示装置。
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