JP4811975B2 - 着火薬組成物、及びその着火薬組成物を用いた点火具 - Google Patents

着火薬組成物、及びその着火薬組成物を用いた点火具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、点火具などに用いられる着火薬組成物およびそれを用いた点火具に関し、特に自動車用エアバッグ装置やシートベルトプリテンショナーに用いられるガス発生器に好適な点火具及びそれに用いられる点火薬組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動車用のエアバッグ装置やシートベルトプリテンショナーに用いられるガス発生器に取付けられる点火具は、電気通電式のものが採用されている。この種の点火具は電橋線で電気エネルギーを熱エネルギーに変え、電橋線近傍の発火性の組成物からなる着火薬で形成された点火玉を発火させ、その火炎によって、伝火剤、ガス発生剤を燃焼させている。この電気通電式点火具に用いられる点火玉などには高感度で発火するトリニトロレゾルシン鉛のような鉛成分を含む着火薬が使用されている。
近年、自動車産業界では、環境上及び製造上の安全性向上のために、鉛又は鉛成分を使用しない部品が要望されている。このため、点火玉などに用いられる着火薬にも鉛を含有しないものが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、鉛成分の含有しない着火薬組成物成分からなる点火玉などの着火薬を用いた点火具の場合、決められた電流を通電した時、点火玉が決められた時間より発火が遅れ、最悪の場合不発火となるなど、伝火剤を確実に着火させる点火能力が低下するという問題がある。このため、この種の点火具を自動車のエアバッグ装置やシートベルトプリテンショナーのガス発生器に用いた場合、膨張、展開が遅れるおそれがあった。
本発明は、点火時間の遅れ及び点火能力の低下しない鉛成分を含有しない着火薬組成物およびそれを用いた点火具を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
そこで本発明者らは上記課題を解決すべく鋭意検討した結果、5−ニトロアミノテトラゾール及び5−ニトロアミノテトラゾールの金属塩よりなる群から選ばれる1種または2種以上を主剤成分として用いることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
【0005】
即ち、本発明は、
(1)鉛成分を実質的に含有しない主剤、燃焼助燃剤及び添加物を含有する着火薬組成物であって、該主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾール及び5−ニトロアミノテトラゾールの金属塩よりなる群から選ばれる1種または2種以上を含有し、前記燃焼助燃剤成分が金属粉末及びグラファイトよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有し、前記主剤成分を45〜97重量%、前記燃焼助燃剤を1〜50重量%、前記添加剤を2〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物、
(2)前記主剤成分の平均粒子径が30μm以下であることを特徴とする(1)に記載の着火薬組成物、
(3)前記燃焼助燃剤成分が金属粉末及びグラファイトよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする(1)又は(2)に記載の着火薬組成物、
(4)前記金属粉末がジルコニウム、アルミニウム、マグネシウム、マグナリウム、鉄、タングステン及びボロンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする(3)に記載の着火薬組成物、
(5)前記添加物がバインダーである(1)から(4)のいずれか一項に記載の着火薬組成物、
(6)主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩を48重量%〜97重量%、燃焼助燃剤成分としてジルコニウムを1重量%〜50重量%、バインダー成分を2重量%〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物である、
(7)主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩を50重量%〜97重量%、燃焼助燃剤成分としてマグナリウムを1重量%〜45重量%、バインダー成分を2重量%〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物。
(8)主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩を50重量%〜97重量%、燃焼助燃剤成分としてボロンを1重量%〜45重量%、バインダー成分を2重量%〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物である
【0006】
また、本発明は、
(9)前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の着火薬組成物を用いることを特徴とする点火具、
(10)前記(1)〜(8)のいずれか1項に記載の着火薬組成物を点火玉に用いることを特徴とする点火具である。
【0007】
【発明の実施の形態】
本発明の着火薬組成物は、鉛成分を実質的に含有しない主剤、燃焼助燃剤及び添加物を含有し、主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾール及び5−ニトロアミノテトラゾールの金属塩よりなる群から選ばれる1種または2種以上を含有するものである。
【0008】
主剤成分として用いられることができる5−ニトロアミノテトラゾールの金属塩としては、安定に存在しうる金属塩であれば特に限定はなく、例えば、5−ニトロアミノテトラゾール、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩、5−ニトロアミノテトラゾールナトリウム塩、5−ニトロアミノテトラゾールストロンチウム塩などが挙げられる。
また、主剤成分の粒径は、点火具の点火時間に影響を及ぼすことから50%平均粒子径は30μm以下のものが好ましく、10μm以下がより好ましい。
また、主剤成分は、着火薬組成物中、通常30〜98重量%、好ましくは45〜97重量%用いるが、もちろんこれに限定されるものではなく、採用する燃焼助燃剤や添加物によって適宜変更することもできる。
【0009】
また、燃焼助燃剤成分としては、主剤が燃焼する際に酸素を得て容易に燃焼し、炎と高熱を発生することにより伝火薬などの被着火薬組成物への着火力の向上させれるものであれば特に限定はないが、グラファイト及び金属粉末からなる群より選ばれる1主又は2種以上が好ましく、用いられる金属粉末の具体例としてはジルコニウム、アルミニウム、マグネシウム、マグナリウム、鉄、タングステン、ボロンが挙げられる。燃焼助燃剤は点火時間及び伝火薬への点火能力に影響を及ぼすことがら、このうち、ジルコニウム、マグナリウム、又はボロンが好ましい。
燃焼助燃剤は、着火薬組成物中、通常0.5〜65重量%、好ましくは1〜50重量%用いるが、もちろんこれに限定されるものではなく、採用する主剤成分や添加物によって適宜変更することもできる。
【0010】
本発明の着火薬組成物における添加物としては、着火薬分野において用いられる添加物であれば、特に限定なく用いることができるが、特にバインダーを用いるのが好ましい。バインダーとしては、ニトロセルロース、カルボキシルメチルセルロース、バイトンゴム、GAP(Glysidyl Azide Polymer)等が挙げられるが、ニトロセルロースが好ましい。
バインダーは、着火薬組成物中、通常1〜20重量%、好ましくは2〜15重量%用いるが、もちろんこれに限定されるものではなく、採用する主剤成分や燃焼助燃剤によって適宜変更することもできる。
【0011】
本発明の着火薬組成物の好ましい組み合わせとしては、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩、ジルコニウム、バインダーを用いることが好ましく、好ましい配合としては、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩が、48〜97重量%、好ましくは80〜95重量%、ジルコニウムが1〜50重量%、好ましくは5〜15重量%、バインダーが2〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
【0012】
さらに、別の好ましい組み合わせとして、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩、マグナリウム、バインダーを用いることが好ましく、好ましい配合としては、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩が、50〜97重量%、好ましくは80〜95重量%、マグナリウムが1〜45重量%、好ましくは3〜15重量%、バインダーが2〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
【0013】
さらに、別の好ましい組み合わせとして、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩、ボロン、バインダーを用いることが好ましく、好ましい配合としては、5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩が、50〜97重量%、好ましくは80〜95重量%、ボロンが1〜45重量%、好ましくは3〜15重量%、バインダーが2〜15重量%、好ましくは3〜10重量%である。
【0014】
そして、本発明の着火薬組成物は、以上のような主剤、燃焼助燃剤及び添加物を混合することにより、得ることができる。
本発明の着火薬組成物は以上のとおりであり、点火玉を採用する点火具などに用いることができる。
【0015】
本発明の着火薬組成物を用いて点火具を製造する場合は、例えば、まず着火薬組成物をスラリー状にし、着火薬が所定の厚みになるように電橋線をこのスラリーに所定回数ディッピングし、乾燥、固化せしめるて点火玉を構成し、これを伝火薬の入ったカップに嵌入することにより点火具とすることができる。
着火薬組成物をスラリー状にするときは、溶剤を用いることが好ましく、溶剤としては、酢酸エチル、アセトン、酢酸イソアミル等が例示できる。また、その使用量は、ディッピングに好適なスラリー状になるように適宜選択すればよいが、着火薬組成物100重量部に対して、通常50〜150重量部、好ましくは80〜120重量部である。
【0016】
また、ガラスからなる塞栓上に電橋線を配設したガラスハーメチック型点火具においても、本発明の着火薬組成物を使用することができ、この場合、ガラス塞栓上の電橋線に、着火薬組成物のスラリーを塗り重ねていくことにより、 点火玉を構成することができる。また、実願平10−8167の図3に記載された点火具などにも用いることが出来る
【0017】
以下、本発明の実施形態における点火具について、図面を参照しつつ説明する。
図1に本発明に係る点火具S の一実施形態例を示す。図1において、二点鎖線は自動車のシートベルトプリテンショナーやエアバッグ装置等を作動させるためのガス発生器に備えられるガス発生剤収納ケース(以下第1 カップ8という)を示している。符号17は、前記第1 カップ8 の塞栓として機能つつ、点火具S を前記第1 カップ内の所定の位置に支持するホルダーを示している。符号10はガス発生剤P を前記第1カップ8 の中に閉じ込め、点火具S から遮断するセパレーターを示している。
【0018】
点火具S は図中二点鎖線で示す第1 カップ8の内側に配置されて、エアバッグ装置等、好ましくは自動車のシートベルトプリテンショナーに用いられる。
ガス発生剤を充填するための第1カップ8 は、大径の円筒部8a、中径の円筒部8b、図示されない小径の円筒部とを有し、底側から2段階に拡径する有底円筒形状をしている。前記大中小の円筒部の境界部分の内周側に段部9が形成されている。
【0019】
点火具S は、伝火薬15を収納するための第2 カップ14と、前記第2 カップ14の開口部を閉塞するための塞栓16と、一対の電極ピン22と、前記一対の電極ピン22を通電させるための伝橋線5と、前記一対の電極ピン22の通電により着火して前記伝火薬15を発火させる点火玉1とを有する。
前記ホルダー17には第2 カップ用塞栓部16と反対側に開口するプラグ用の装着穴19が形成されている。第2 カップ用塞栓部16の先端部に溝状の係合部21, 第2 カップ14の開口部には突起状の係合20が設けられており、前記溝に突起が嵌め込まれることにより、第2 カップ用塞栓部16の先端部及び第2 カップ14の開口部は互いに係合している。
【0020】
図1に示すガス発生器において、前記ホルダー17と点火具S の第2 カップ用塞栓部分16は一体成形され一つの塞栓体7を構成している。
この塞栓体7の材料としては、例えばポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6、ナイロン66、ポリフェニレンスルフィド、ポリフェニレンオキシド等に樹脂にガラス繊維等を含有させたものが挙げられる。 更に、前記塞栓体7は、各電極ピン22及び補強材26を一体的に備えている。前記塞栓体7は図示されていないモールドを使用して射出成形されるが、モールド内へ樹脂等の材料を射出するとき、予め各電極ピン22及び補強材26をモールド内に挿入しておくことで塞栓体7と各電極ピン22及び補強材26とが一体化する。
【0021】
前記補強材26は円筒体25とその一端側から連続するリング状板体24とからなり、塞栓体7のホルダー部17を覆おうようにしてホルダー部17から突出するフランジを構成している。前記補強材26の材料としては、ステンレス、SPCC (Steel Plate Cold Commercial)等の金属材や、熱硬化性樹脂等からなる強化プラスッチク等が挙げられる。前記リング状板体24は、各電極ピン22と直交する方向に配置され、リング状板体24の内周孔27を各電極ピン22が貫通している。
【0022】
セパレーター10は、ステンレス、アルミニウム等の金属材により点火具S を覆うようにカップ状に形成されてホルダー7 上に配設されている。点火具S の第2カップ14及び第2カップ用塞栓16の形状に沿うように開口側に大径部10a と底側に小径部10b を有して前記大径部10a と小径部10b との連結部に段部29を有している。
また、セパレーター10の外周面の一部、具体的には、開口側は第1カップ8 の中径の円筒部8bの内周面に接するような直径、若しくは、それよりも僅かに小さい直径に定められている。前記セパレーター10は、ガス発生剤を充填する第1カップ8 の塞栓として機能し、前記第1カップ8 内で点火具S とガス発生剤P とを遮断している。更に、前記セパレーター10の開口端には前記第1カップの大径の円筒部8aの内周面にまで突出するフランジ部位13が形成されている。前記フランジ部位13が前記第1カップ8 の開口側段部9 に当接することによって第1カップ8 内でのセパレーター10の位置が定められる。
【0023】
前記第1カップ8 の段部9 にセパレーター10のフランジ部位13を当接させ、前記フランジ部位13に前記補強材26のリング状板体24をOリング28を介して当接させる。その状態で、前記第1カップ8 の開口端部を補強材26の円筒体25の他端上に折り曲げることによって、セパレーター10のフランジ部位13と補強材26と第1カップ8 とを一体となるようにかしめる。
このとき、第1カップ8 の段部9 およびセパレーター10のフランジ部位13は、補強材26側に押しつけられ、Oリング28が変形して相互間が密閉される。また、セパレーター10のガス発生剤P 側には、スコア12が設けられている。
前記ガス発生器は、上記のような構造により、第1カップ8 内の空間からリークされるリーク量を、1.9x10-3[Pa ・m3/sec] 以下としている。これは、耐環境性能に優れたガス発生器である。
【0024】
各電極ピン22は、塞栓体7の軸心に並列配置され、塞栓体7を貫通して塞栓体7の装着穴19から第2カップ14内へ突出している。
又、各電極ピン22は、第2カップ用塞栓部16内で湾曲する形状となっている。これら各電極ピン22としては、ステンレス、鉄・ニッケル合金等の導電性材で形成され、塞栓体7の樹脂により電気的に絶縁されている。更に、第2カップ14内において電橋線5が溶接等により各電極ピン22の先端のスチール部6に溶着されている。
【0025】
点火玉1は、図2に示すように、例えばニクロム線からなる電橋線5の表面を覆う着火薬層2、3と、更に、この着火薬層2、3の表面を被覆層する被覆層4 とを有する。
前記着火薬層2、3は、鉛成分を含まない主剤、燃焼助燃剤及び添加物からなる組成物に溶剤を加え、スラリー状にした着火薬を所定の厚みになるように所定回数ディッピングして、電橋線5の表面に塗布し、乾燥、固化せしめることによって得られる。なお、図1及び図2において着火薬層は2層用いたものを示しているが、1層のみでもよく、必要に応じて3層以上でもよい。
【0026】
また、溶剤は、酢酸エチル、アセトン、酢酸イソアミル等が使用され、また使用し得るバインダーとしては、ニトロセルロース、カルボキシルメチルセルロース、バイトンゴム、GAP等が挙げられるが、ニトロセルロースの使用が好ましい。
この着火薬層2、3が乾燥、固化した後、その表面に酢酸ビニル系樹脂等を溶剤を用いて塗布し、被覆層4を形成する。この被覆層4は電橋線5表面からの着火薬層2、3の剥離を防止する。このように、上記着火薬組成物を点火玉1とすることで、鉛成分を含む着火薬を用いた点火玉と同等の性能を得ることができる。
【0027】
この様に構成されるガス発生器は、例えば、以下の手順にて製造される。
塞栓体7の成形モールド内に予め各電極ピン22及び補強材26を所定の位置に挿入しておく、そして、樹脂等の材料を成形モールドに流し込む。各電極ピン22及び補強材26を一体的に備えた塞栓体7を得る。
続いて、塞栓体7の各電極ピン22の先端のスチール部6間に電橋線5を溶着する。この電橋線5の表面に前述した着火薬3 及び被覆材をそれぞれディッピングによって被覆、乾燥、固化して着火薬層2,3 及び被覆層4を形成し、点火玉1を造る。
点火玉1が形成された塞栓体7の第2 カップ用塞栓部16を伝火薬15が収納sれた第2 カップ14に嵌め込み、点火具Sを形成する。
【0028】
続いて、補強材26の円筒体25の外周側にシールリング28配置させ、塞栓体7の点火具S 側をセパレータ10内に嵌めこむ。このとき、第2カップ14の底がセパレータ10のスコア12部分に当接するまで嵌挿し、セパレータ10のスコア12を閉鎖する。すると、セパレータ10の段部29に第2カップ用塞栓部16が当接した状態となり、セパレータ10のフランジ13はリング状板体24及びシールリング28に当接した状態となる。
これで、セパレータ10が塞栓体7に組付けられる。
【0029】
続いて、セパレータ10が組付けられた塞栓体7の点火具S 側を第1カップ8内に嵌め込み、セパレータ10のフランジ13が第1カップ8の段部9に当接するまで塞栓体7を嵌挿する。これで、セパレータ10と第1カップ8とでガス発生剤P 燃焼室を画成する。
また、セパレータ10のフランジ13は、第1カップ8の段部9とリング状板体24との間に配置される状態となる。即ち、第1カップの段部9、セパレータ10のフランジ13、及びリング状板体24が相互間に当接するものとなる。
【0030】
この状態で、第1カップ8の開口側端を塞栓体7側に向けて折り曲げ、この折り曲げ部位30と段部9とを補強材26の円筒体25に向けてカシメる。これで、段部9及びセパレータ10のフランジ13とがカシメ力によってリング状板体24に押し付けられ、シールリング28も変形されて、第1カップ8、セパレータ10及びリング状板体24の相互間とで密封する。即ち、塞栓体7は、リング状板体24により第1カップ8及びセパレータ10の相互間とで密封される。このとき、カシメによる力が、セパレータ10のフランジ13から塞栓体7 に作用しても、補強材26のリング状板体24により、塞栓体7が変形することが規制される。
【0031】
このガス発生器は、点火具Sの各電極ピン22へ通電することで、電橋線5の発熱により着火薬層2、3が順に着火し、これによって、伝火薬15を発火させる。点火具Sの発火による火炎が第1カップ8内に噴出され、この火炎によりガス発生剤Pを着火燃焼せしめ、多量のガスを発生させる。そして、多量のガスが、シートベルトプリテンショナーやエアバッグに導入される。シートベルトプリテンショナーの場合は、その高圧ガスによって作動し、シートベルトを締め付ける。
【0032】
なお、本発明に係る点火具は、前述のシートベルトプリテンショナーに用いられるガス発生器に限らず、他の自動車のエアバッグ装置に用いられるガス発生器等、電気式の点火具が用いられる分野に使用することができる。また図1では塞栓が樹脂にて形成されたもので説明したが、ガラスにより塞栓を封止する点火具の他、点火玉を採用できる点火具であれば、本発明の着火薬組成物を採用して本発明の点火具となすことができる。
【0033】
【実施例】
以下、実施例により本発明を更に具体的に説明する。
(実施例1)
5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩95質量部と、ジルコニウム5質量部、溶剤100質量部に溶解されたニトロセルロース5質量部を混合し、本発明の着火薬組成物を得た。この混合物を、電橋線表面に塗布し、乾燥、固化し、着火薬層を形成し、この表面に酢酸ビニル系樹脂(イーストマンケミカル社製)を塗布して被覆層を形成して点火玉を作製し、伝火薬の入ったカップに塞栓を嵌入し点火具とした。
【0034】
(実施例2)
5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩90質量部と、ジルコニウム10質量部、溶剤100質量部に溶解されたニトロセルロース5質量部を混合し、本発明の着火薬組成物を得た。この混合物を、電橋線表面に塗布し、乾燥、固化し、着火薬層を形成し、この表面に酢酸ビニル系樹脂(イーストマンケミカル社製)を塗布して被覆層を形成して点火玉を作製し、伝火薬の入ったカップに塞栓を嵌入し点火具とした。
【0035】
(実施例3)
5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩95質量部と、マグナリウム5質量部、溶剤100質量部に溶解されたニトロセルロース5質量部を混合し、本発明の着火薬組成物を得た。この混合物を、電橋線表面に塗布し、乾燥、固化し、着火薬層を形成し、この表面に酢酸ビニル系樹脂(イーストマンケミカル社製)を塗布して被覆層を形成して点火玉を作製し、伝火薬の入ったコップに塞栓を嵌入し点火具とした。
【0036】
(実施例4)
5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩95質量部と、ボロン5質量部、溶剤100質量部に溶解されたニトロセルロース5質量部を混合し、本発明の着火薬組成物を得た。この混合物を、電橋線表面に塗布し、乾燥、固化し、着火薬層を形成し、この表面に酢酸ビニル系樹脂(イーストマンケミカル社製)を塗布して被覆層を形成して点火玉を作製し、伝火薬の入ったコップに塞栓を嵌入し点火具とした。
【0037】
(比較例1)
トリニトロレゾルシン鉛50質量部と、過塩素酸カリウム50質量部、溶剤100質量部に溶解されたバイトンゴム10質量部を混合した。この混合物を電橋線表面に塗布し、乾燥、固化し、着火薬層を形成し、この表面に酢酸ビニル系樹脂(イーストマンケミカル社製)を塗布して被覆層を形成して点火玉を作製し、伝火薬の入ったコップに塞栓を嵌入し点火具とした。
【0038】
実施例1〜4及び比較例1に記載の点火具をそれぞれ自動車用のシートベルトプリテンショナーに用いられるガス発生器の点火器にセットし、0.8Aの電流を通電し、通電後の点火に要する時間(着火時間)を測定し、点火能力を比較した。その結果を表1に示す。
【0039】
Figure 0004811975
【0040】
表1から明らかなように、実施例1〜4は、従来の鉛成分(トリニトロレゾルシン鉛)を用いた比較例1と同等の点火能力を示すことがわかった。
【0041】
【発明の効果】
本発明は主剤に5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩、燃焼助燃剤にジルコニウム、マグナリウム、ボロンを用いた着火薬組成物を使用することで点火能力を維持しつつ、着火薬層中の鉛成分の含有量をなくした点火玉とすることができる。また、このように鉛成分を含まない点火玉を使用した自動車用のエアバッグ装置あるいはシートベルトプリテンショナーに用いる点火具を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る点火具を用いたガス発生器の要部断面を示す図である。
【図2】本発明に係る点火具の点火玉構造の一実施形態例を示す図である。
【符号の説明】
1 点火玉
2 第1着火薬層
3 第2着火薬層
4 被覆層
5 電橋線
6 スチール部
7 塞栓
10 管体
15 伝火薬

Claims (9)

  1. 鉛成分を実質的に含有しない主剤、燃焼助燃剤及び添加物を含有する着火薬組成物であって、該主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾール及び5−ニトロアミノテトラゾールの金属塩よりなる群から選ばれる1種または2種以上を含有し、前記燃焼助燃剤成分が金属粉末及びグラファイトよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有し、前記主剤成分を45〜97重量%、前記燃焼助燃剤を1〜50重量%、前記添加剤を2〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物。
  2. 前記主剤成分の平均粒子径が30μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の着火薬組成物。
  3. 前記金属粉末がジルコニウム、アルミニウム、マグネシウム、マグナリウム、鉄、タングステン及びボロンよりなる群から選ばれる1種又は2種以上を含有することを特徴とする請求項1又は2に記載の着火薬組成物。
  4. 前記添加物がバインダーである請求項1からのいずれか一項に記載の着火薬組成物。
  5. 主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩を48重量%〜97重量%、燃焼助燃剤成分としてジルコニウムを1重量%〜50重量%、バインダー成分を2重量%〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物。
  6. 主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩を50重量%〜97重量%、燃焼助燃剤成分としてマグナリウムを1重量%〜45重量%、バインダー成分を2重量%〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物。
  7. 主剤成分として5−ニトロアミノテトラゾールカリウム塩を50重量%〜97重量%、燃焼助燃剤成分としてボロンを1重量%〜45重量%、バインダー成分を2重量%〜15重量%含有することを特徴とする着火薬組成物。
  8. 請求項1〜のいずれか1項に記載の着火薬組成物を用いることを特徴とする点火具。
  9. 請求項1〜のいずれか1項に記載の着火薬組成物を点火玉に用いることを特徴とする点火具。
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