JP4811695B2 - 流量測定装置 - Google Patents

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    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6842Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱式流量センサを用いた流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車用エンジンが吸入する空気流量を測定する流量測定装置に熱式流量センサを用いることが知られている。流量測定装置は、熱式流量センサの発熱抵抗体が加熱する部分から空気流れが奪う熱量の変化または加熱された部分の近傍の温度変化を検出し、空気流量を検出する。
【0003】
熱式流量センサの熱容量は小さく、空気流れに乱れがあると測定誤差を生じやすい。そこで、米国特許5631417号明細書に記載されている流量測定装置では、熱式流量センサを設置する流路を滑らかな内壁で絞り、熱式流量センサに向かう空気流れの乱れを低減しようとしている。また、特開平10−293052号公報に開示されている流量測定装置では、流体流路に検出管を設置し、熱式流量センサを組み込んだ支持部を検出管内に設置している。空気流れ方向の端部から熱式流量センサの組み込み位置に向かう支持部の幅を徐々に広くすることにより、熱式流量センサに向かう空気流れの乱れを低減しようとしている。
【0004】
一般に熱式流量センサは、流量と、発熱抵抗体が加熱する部分から空気流れが奪う熱、または加熱された部分の近傍の温度との特性が線形ではなく、かつ流量変化に対し発熱抵抗体が加熱する部分から空気流れが奪う熱量の変化、または加熱された部分の近傍の温度変化に応答遅れがある。したがって、例えばエンジンの高負荷運転等により空気流れに脈動が生じると、測定流量平均値が実際の空気流量平均値から小さい方にずれることがある。ただし、自動車用エンジンの吸気装置としてエアクリーナ等に熱式流量センサを取り付けた場合、空気流れに脈動が生じた場合の測定流量平均値のずれ量は、流路形状、流量測定装置の設置位置等により変化し、実際の空気流量平均値より大きい方または小さい方にずれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このような測定流量平均値のずれを補正するため、流体流路である空気流路にバイパス流路を設け、バイパス流路に設置した熱式流量センサによりバイパス流路を流れる空気流量を測定し、バイパス流路を流れる空気流量から空気流路を流れる空気流量を測定する流量測定装置が知られている。
【0006】
バイパス流路を設けることにより、(バイパス流路長/流体流路長)で表される流路長の比、または(流体流路損失/バイパス流路損失)で表される流路損失比を大きくしたり小さくしたりして、空気が脈動しているときの測定流量平均値のずれを補正することができる。
【0007】
しかしながら、流路長の比または流路損失比を変えるということは、バイパス流路長またはバイパス流路の流路面積を変えることである。流路形状、流量測定装置の設置位置等に合わせて測定流量を補正するためにバイパス流路長またはバイパス流路の流路面積を変えると、流量測定装置の大きさまたは形状が変わる。すると、流路形状、流量測定装置の設置位置等が異なる装置毎に変更箇所が多くなり、部品種類が増加する。したがって、流量測定装置の製造が煩雑になり、製造コストが上昇する。
【0008】
また、前述した米国特許5631417号明細書に記載されている流量測定装置では、熱式流量センサを設置する流路を絞っているので、流路抵抗が増加する。したがって、空気流れに脈動が発生すると、測定流量平均値が実際の流量平均値よりも小さくなる傾向がある。また、特開平10−293052号公報に開示されている流量測定装置では、熱式流量センサを組み込んだ支持部を検出管内に設置しているので、流路抵抗が増加する。したがって、空気流れに脈動が発生すると、測定流量平均値が実際の流量平均値よりも小さくなる傾向がある。
本発明の目的は、流体流れに脈動が生じたときも装置全体の大きさおよび形状を変えず、高精度に流体流量を測定する流量測定装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1記載の流量測定装置によると、仕切部材の仕切壁が仕切って形成した二つの支流路の一方または両方の流路内壁に流路抵抗差発生部材を設けることにより、仕切が仕切って形成した二つの支流路の流路損失は異なっている。支流路の長さまたは流路面積を変えず、支流路の流路内壁に設ける流路抵抗差発生部材の大きさまたは形状を変更することにより仕切が仕切って形成している二つの支流路の流路損失比を変更し、空気流れに脈動が生じたときの測定流量平均値を大きくなる方、または小さくなる方のいずれかに補正できる。装置全体の大きさおよび形状を変えることなく、脈動が発生しても実際の流量を高精度に測定できるので、部品種類が減少し、流量測定装置の製造が容易になる。
ここで特に本発明の請求項1記載の流量測定装置では、熱式流量センサが設置されている側の支流路よりも熱式流量センサが設置されていない側の支流路の損失を大きくしているので、空気流れに脈動が生じたときの測定流量平均値を大きくなる方に補正する。測定流量平均値のずれが実際の流量平均値よりも小さくなるときに、流量測定装置全体の大きさおよび形状を変えず、空気流れに脈動が生じたときの測定流量平均値を大きくし実際の流量平均値に近づけることができる。
【0010】
本発明の請求項または記載の流量測定装置によると、仕切壁が仕切って形成している二つの支流路は、一方または両方の流路内壁に形成した流路抵抗差発生部材により流路損失が異なっている。バイパス流路において、仕切壁が仕切って形成している二つの支流路の流路損失が異なるということは、流体流路損失とバイパス流路損失とが異なることに対応する。ここで、熱式流量センサが設置されている側の支流路がバイパス流路に対応する。脈動が生じると、流路形状、流量測定装置の設置位置等により、測定流量平均値は実際の流量平均値よりも小さくなる方、または大きくなる方にずれる。バイパス流路の長さまたは流路面積を変えず、支流路の流路内壁に形成する流路抵抗差発生部材の大きさまたは形状を変更することにより仕切壁が仕切って形成している二つの支流路の流路損失比を変更し測定流量平均値を大きくなる方、または小さくなる方のいずれかに補正できる。
【0011】
本発明の請求項記載の流量測定装置によると、バイパス流路が流体流路を流れる流体流れと直交する方向に延びる逆U字状に形成されているため、流体流路長に該当する流体流路の流体流れ方向に占めるバイパス流路の幅に対しバイパス流路が長くなる。(バイパス流路長/流体流路長)で表される流路長さの比が大きくなり、脈動が生じたときに測定流量を大きくなる方に補正する補正量が増加する。
【0013】
本発明の請求項または記載の流量測定装置によると、流路抵抗差発生部材は流路内壁と別部材であるから、流路内壁に流路抵抗差発生部材を設ける位置の選択自由度が高い。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を示す複数の実施例を図に基づいて説明する。
(第1実施例)
本発明の流量測定装置をエンジンの空気流量測定装置として用いた第1実施例を図1に示す。
図1に示すように、空気流量測定装置1は、吸気管10およびセンサ部20を有している。流路部材としての吸気管10は流体流路である空気流路11を形成している。センサ部20は、回路モジュール21、バイパス流路部材30および熱式流量センサ40を有する。仕切部材としてのバイパス流路部材30は吸気管10に設けた取付孔10aに挿入され、空気流路11内に配設されている。
【0015】
回路モジュール21の制御回路は、バイパス流路部材30内に設置されている熱式流量センサ40と電気的に接続している。制御回路は、空気流量に応じて出力される熱式流量センサ40の信号を空気流量に応じた流量信号に変換し、変換した信号をワイヤハーネスを介し図示しないエンジン制御装置(ECU)に送信する。
【0016】
バイパス流路部材30は、外管31、隔壁32および仕切壁33を有している。隔壁32は外管31の底部から回路モジュール21に向かって延びている。空気流路11の支流路としてのバイパス流路34は、外管31の内壁および隔壁32で画成され、空気流路11の空気流れと直交する逆U字状に形成されている。バイパス流路34の流入口34aおよび流出口34bは空気流路11に位置している。流入口34aは空気流路の上流側、流出口34bは空気流路11の下流側に向け開口している。
バイパス流路34は、流入口34aから流入した空気が空気流路11の一方の径方向に流れる上流流路35と、上流流路35の下流側に上流流路35と平行に設けられ上流流路35と反対の径方向に空気が流れる下流流路36とを有している。
【0017】
図2に示すように、仕切壁33は、空気流路11の空気流れおよび上流流路35の空気流れに沿って延び、流路内壁である外管31の内壁と隔壁32とに反対側に位置する二辺を支持されている。仕切壁33は上流流路35を二つの支流路35a、35bに仕切っている。仕切壁33の支流路35a側に熱式流量センサ40が取り付けられている。
【0018】
熱式流量センサ40が面していない支流路35bを形成する外管31の内壁に、凸曲面を有し仕切壁33に向けて突出した流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部50が形成されている。熱式流量センサ40が面していない支流路35bの最小流路面積S2は、熱式流量センサ40が面している支流路35aの最小流路面積S1より小さい。つまり、支流路35bの流路損失は支流路35aの流路損失よりも大きい。
【0019】
図3に示す熱式流量センサ40の半導体基板41はシリコン等で形成されている。吸気温度検出抵抗体42、43、流量検出抵抗体44、発熱抵抗体45は吸気流れの順方向に対し、上流側からこの順で絶縁膜46上に形成されている。吸気温度検出抵抗体42は吸気温を検出する抵抗体であり、発熱抵抗体45の熱が温度検出に影響を及ぼさないように発熱抵抗体45から十分離れた位置に配設されている。吸気温度検出抵抗体43は、流量検出抵抗体44が検出する温度に含まれる吸気温および吸気流量の情報から吸気温の情報を取り除くために設けたものである。流量検出抵抗体44は、吸気流れの順方向に対し発熱抵抗体45の上流側に配設されている。発熱抵抗体45は吸気温度検出抵抗体42より一定温度高い基準温度に制御されている。流量検出抵抗体44および発熱抵抗体45と対応する半導体基板41の位置に空洞41aが形成されており、空洞41aを含む半導体基板41上を絶縁膜46が覆っている。
【0020】
流量検出抵抗体44は吸気流れの順方向において発熱抵抗体45の吸気流れ上流部近傍に配置されているので、流量検出抵抗体44の検出温度は吸気流れが順方向のとき発熱抵抗体45の基準温度よりも低くなり、逆方向のとき発熱抵抗体45の基準温度よりも高くなる。熱式流量センサ40は、回路モジュール21から供給される電流により発熱抵抗体45が加熱する流量検出抵抗体44の温度変化を回路モジュール21の制御回路により検出し、空気流量および空気流れ方向を検出する。
【0021】
次に、空気流量測定装置1の作動について説明する。
熱式流量センサ40において、流量と、発熱抵抗体45が加熱する流量検出抵抗体44から空気流れが奪う熱、または加熱された流量検出抵抗体44近傍の温度との特性が線形ではなく、かつ流量変化に対し発熱抵抗体45が加熱する流量検出抵抗体44から空気流れが奪う熱量に応答遅れがある。このような熱式流量センサ40の特性と、流路形状およびセンサ部20の設置位置等により、本実施例では、空気流路11の空気流れに脈動が生じると測定流量平均値が実際の流量平均値よりも小さい方にずれる。
【0022】
バイパス流路35の流入口34aから流出口34bに至る流路長は、流体流路長に該当する空気流路11の空気流れ方向に占めるバイパス流路35の幅よりも長いので、(バイパス流路長/流体流路長)で表される流路長比は大きくなっている。したがって、空気流れに脈動が生じるときの測定流量平均値は大きくなる方に補正される。第1実施例では、バイパス流路35の補正だけでは脈動が生じるときに測定流量平均値を大きくする補正量が不足する。
【0023】
ここで、(流体流路損失/バイパス流路損失)で表される流路損失比を大きくすると、測定流量平均値は大きくなる方に補正される。熱式流量センサ40が設置されていない支流路35bは流体流路に該当し、熱式流量センサ40が設置されている支流路35aはバイパス流路に該当する。前述したように、支流路35bの最小流路面積S2は支流路35aの最小流路面積S1よりも小さく、(支流路35bの損失/支流路35aの損失)が大きくなっているので、空気流れに脈動が生じるときの測定流量平均値を大きくなる方に補正できる。このように、支流路35a、35bの損失を調整することにより、空気流れに脈動が生じても測定流量平均値を実際の流量平均値に近づけることができるとともに、高精度に測定できる。
【0024】
(第2実施例、第3実施例、第4実施例)
本発明の第2実施例、第3実施例、第4実施例をそれぞれ図4、図5、図6に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
第2実施例では、支流路35bに加え、支流路35aを形成している外管31の内壁に流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部51を形成している。凸部51は凸部50よりも小さく、支流路35aの最小流路面積S1は支流路35bの最小流路面積S2よりも大きい。凸部50、51の大きさや形状を変えることにより、支流路35aに対する支流路35bの損失比を調整し、空気流れに脈動が生じるときの測定流量平均値を大きくなる方に補正できる。
【0025】
第3実施例では、支流路35bを形成している外管31の内壁に形成する流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部52の形状を変えている。凸部52の形状が変わってもS1>S2であるから、空気流れに脈動が生じるときの測定流量平均値を大きくなる方に補正できる。
第4実施例では、第2実施例の凸部50および第3実施例の凸部52に変え、仕切壁33の支流路35bに面する側に流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部53を形成しS1>S2を実現している。
【0026】
参考例)
図7に示す参考例は、第1実施例から第4実施例と異なり、空気流れに脈動が生じるときの測定流量平均値を小さくなる方に補正している。
第1実施例から第4実施例と同じ流路長および流路面積のバイパス流路34では、脈動が生じたときに、測定流量平均値が大きくなる方に補正され過ぎることがある。また、流路形状およびセンサ部の設置位置等により、脈動が生じたときに、測定流量平均値が実際の流量平均値よりも大きい方にずれることがある。本参考例では、熱式流量センサ40が面する支流路35aに形成されている流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部54を、熱式流量センサ40が面していない支流路35bに形成されている流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部55よりも大きくし、支流路35aの最小流路面積S1は支流路35bの最小流路面積S2よりも小さくなっている。支流路35aの損失は支流路35bの損失よりも大きいので、空気流れに脈動が生じるときの測定流量平均値は小さくなる方に補正される。
【0027】
(第実施例)
本発明の第実施例を図8に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分には同一符号を付す。
上流流路35は、第1の仕切壁56および第2の仕切壁57により支流路35a、35b、35c、35dに仕切られている。第1の仕切壁56の上流端は第2の仕切壁57の上流端よりも上流側に位置している。上流側からみて、まず第1の仕切壁56が上流流路35を支流路35aと支流路35bとに仕切り、第1の仕切壁56が仕切って形成した支流路の一方である支流路35aを第2の仕切壁57が支流路35cと支流路35dとに仕切っている。各仕切壁が仕切って形成する二つの支流路のうち熱式流量センサ40が設置されていない側の支流路35b、35dの流路内壁に流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部58、59をそれぞれ形成している。これにより、支流路35bの流路損失は支流路35aよりも大きく、支流路35dの流路損失は支流路35cよりも大きくなっている。
脈動が発生したときの測定流量平均値の補正を二段階で行っているので、一段階で行う場合に比べ補正量を大きくすることができる。
【0028】
以上説明した第2実施例から第実施例では、熱式流量センサ40が面する支流路35aに形成された凸部が凸曲面を有し、支流路35aの上流側から熱式流量センサ40の位置する下流側に向け支流路35aが滑らかに絞られている。したがって、支流路35aの上流側から熱式流量センサ40の位置する下流側に向かう空気流れに乱れが生じていても、熱式流量センサ40に向かうにしたがい整流される。したがって、一定流量に対し熱式流量センサ40が出力する検出信号がほぼ一定値に安定する。
【0029】
(第実施例)
本発明の第実施例を図9に示す。第1実施例と実質的に同一構成部分に同一符号を付す。
実施例では、熱式流量センサ40を組み付け、バイパス流路34の上流流路35を仕切る仕切壁60の一辺を外管31が支持している。
【0030】
以上説明した本発明の上記複数の実施例では、仕切壁で仕切って形成した二つの支流路の一方または両方の流路内壁に流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部を形成し、熱式流量センサの設置されている側の支流路の流路損失と、熱式流量センサの設置されていない側の支流路の流路損失を調整している。これにより、空気流路11に脈動が発生したときの測定流量平均値を大きくなる方または小さくなる方に補正し、高精度に空気流量を測定できる。また、バイパス流路の形状、流路長および流路面積を変更せず、流路内壁に形成した凸部で支流路の流路損失を調整することにより、脈動が発生するときの測定流量平均値を補正できる。したがって、流体流路の形状またはセンサ部の設置場所により脈動が発生したときに実際の流量に対し測定流量が大きい方または小さい方のいずれにずれても、またずれ量が変化しても、センサ部全体の形状および大きさを変える必要がない。測定流量平均値の補正量が異なっていても、流量測定装置を構成する部品の変更箇所が少なくなり共通化できるので、製造が容易になり製造コストが低下する。
【0031】
上記複数の実施例では、流体の流れ方向に対して対称形または非対称形の滑らかな凸部で流路抵抗差発生部材である凸状部材を実現したが、支流路の流路損失を大きくするのであれば、どのような形状の凸部を形成してもよい。また上記複数の実施例では、流路内壁と一体に流路抵抗差発生部材である凸状部材としての凸部を形成したが、流路内壁と別体に別部材で形成してもよい。例えば金属製の突部を流路内壁に設置してもよい。
【0032】
上記複数の実施例では、仕切部材としてのバイパス流路部材により流体流路である空気流路11に空気流路11の支流路であるバイパス流路を形成し、仕切壁によりバイパス流路にさらに支流路に形成した。これに対し、空気流路にバイパス流路を設けず、空気流路を仕切部材としての仕切壁で複数の支流路に仕切ってもよい。
本発明は、エンジンの空気流量を測定する装置に限定されず、種々の流路を流れる流体流量を測定する装置として利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の第1実施例による流量測定装置を示す部分横断面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図2】 第1実施例の熱式流量センサの周囲を示す模式的断面図である。
【図3】 (A)は第1実施例の熱式流量センサの周囲を示す平面図であり、(B)は(A)のB−B線断面図である。
【図4】 第2実施例の熱式流量センサの周囲を示す模式的断面図である。
【図5】 第3実施例の熱式流量センサの周囲を示す模式的断面図である。
【図6】 第4実施例の熱式流量センサの周囲を示す模式的断面図である。
【図7】 参考例の熱式流量センサの周囲を示す模式的断面図である。
【図8】 第実施例の熱式流量センサの周囲を示す模式的断面図である。
【図9】 第実施例による流量測定装置を示す部分縦断面図である。
【符号の説明】
1 空気流量測定装置
10 吸気管(流路部材)
11 空気流路(流体流路)
20 センサ部
21 回路モジュール
30 バイパス流路部材(仕切部材)
33、56、57、60 仕切壁(仕切部材)
34 バイパス流路(支流路)
34a 流入口
34b 流出口
35 上流流路(バイパス流路)
35a、35b、35c、35d 支流路
36 下流流路(バイパス流路)
40 熱式流量センサ
50、51、52、53、54、55、58、59 凸部(流路抵抗差発生部材、凸状部材)

Claims (6)

  1. 流体流路を流れる流体流量を測定する流量測定装置であって、
    前記流体流路を形成している流路部材と、
    前記流体流路をバイパス流路に仕切る少なくとも一つの仕切部材と、
    当該仕切部材に設けられ、前記バイパス流路を二つの支流路に仕切る仕切壁と、
    前記支流路の一つに設置されている熱式流量センサと、
    前記仕切が仕切って形成した二つの支流路の一方または両方の流路内壁に設けられ、前記支流路を流れる流体の抵抗となる流路抵抗差発生部材とを備え、
    当該流路抵抗差発生部材は、前記仕切壁が仕切って形成している二つの支流路のうち、前記熱式流量センサが設置されている側の支流路よりも前記熱式流量センサが設置されていない側の支流路の損失を大きくするように設けられていることを特徴とする流量測定装置。
  2. 前記仕切壁は一辺で前記流路内壁に支持されていることを特徴とする請求項記載の流量測定装置。
  3. 前記仕切壁は反対側に位置する二辺で前記流路内壁に支持されていることを特徴とする請求項記載の流量測定装置。
  4. 前記バイパス流路は前記流体流路の流体流れと直交する逆U字状であることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の流量測定装置。
  5. 前記流路抵抗差発生部材は、前記流路内壁と別部材であることを特徴とする請求項1からのいずれか一項記載の流量測定装置。
  6. 前記流路抵抗差発生部材は金属製であることを特徴とする請求項記載の流量測定装置。
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